ラノベの感想) 英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~ 9 (HJ文庫)


概略:
ユミルに帰省したイングリスとラフィニアに沢山のお見合いが予定が舞い込みます。 ラフィニアは乗り気なのですがイングリスは嫌がっています。 断りたい彼女は自分よりも強い相手としたお見合いしないと言い出しました。 ユミルで引き取った上級印保持者のアリーナと再会します。 アリーナが使う上級な魔印武具が無くて困っていると聞いてイングリスが魔印武具の改造を請け負います。 改造中の魔印武具を壊してしまいイングリスとラフィニアが白煙に包まれます。 白煙が晴れると二人の姿が5、6歳の幼女になっていました。 イングリスの噂を聞きつけた天上領三大公の一人が対戦を申し込んできました。 イングリスは快諾し出会って10秒足らずで激闘が始まります。

レーベル:HJ文庫
発行日:2023/3/1
著者:ハヤケン
イラスト:Nagu(なぐ)
ISBN:978-4-7986-3016-8
雰囲気:帰郷、お見合い、幼女化、理想の花婿候補、激闘、破損、ゾンビ、新騎士団、天上領へ

イングリスとラフィニアは故郷ユミルに帰ってきています。
虹の王を討伐したイングリスとラフィニアにお見合いの申し込みが殺到しています。
イングリスの母セレーナとラフィニアの母イリーナとラフィニアは大喜びしています。
イリーナとラフィニアは楽しそうにお見合い写真を見ています。
セレーナはイングリスがお見合いする事に大賛成でした。
イングリスは自分だけが乗り気でないので反対する方法を探しています。
セレーナの事を母として慕っているので無下に断る事ができません。
苦し紛れにイングリスは自分を倒せる相手としかお見合いはしないと言い出します。
イングリスの意見を聞いてイリーナが噴き出しました。
妹のセリーナもかつてイングリスと同じことを言っていたそうです。
当時のセリーナは短髪で自分の事をオレと呼んでいたそうですよ。
騎士団に所属していて自分に勝てる相手としか交際しないと宣言していたそうです。
イングリスの父親が何度負けても挑み最後に勝利して結婚したそうです。
今のセリーナは女性らしい所作を取るのでイングリスは驚いています。
イングリスは母親もやっていた事だからと主張を押し通す事にします。
虹の王を倒したのだから適う相手は居ないでしょと注意されますが言い包めます。
自分に戦闘能力が無いなら強者を雇えばいいので。
それによって経済力や政治力が測れると主張しました。
意外とありかもと納得させられています。

イングリスはラフィニアのお見合いを潰す為に行動に出ます。
ラフィニアを嫁に出したく無いと考えている彼女の父親ビルフォード侯爵に手紙を出す事にしました。
ビルフィード公爵は事後処理の為にまだ王都に留まっています。
セオドア特使に頼る案も浮かびましたがラフィニアとの関係が進展しまっては困るので父親に頼る事にします。
王国の今後の方針が固まっていない時期に勲功のあったラフィニアがお見合いをするのは政治的に不味いと訴えます。
政敵となりうる貴族がラフィニアとの婚姻を結んだ場合ビルフォード侯爵が困る事になりますと訴えます。
最後に正直な気持ちも書き記しました。
ラフィニアが結婚するのはイヤと添えます。

ラフィニアもイングリスの婚約を阻む行動を起こします。
彼女はラファエルにイングリスが提示した婚約の条件を伝える手紙を出しました。
自分を倒せた相手と婚約するとイングリスが言っていたと記します。
二人の手紙は同じ機甲鳥で王都に届けられる事になります。
お互いに自分しか手紙を出していないと考えていました。

ユミルに留まっているイングリスとラフィニアが引き取ったアリーナと再会します。
上級印を持っている彼女はユミルの騎士団に引き取られて訓練を開始していました。
上級印の保持者なので下級の魔印武具を簡単に使いこなせるようになっています。
現在の問題はアリーナに相応しい上級の魔印武具が無い事でした。
魔印武具は気軽に入手できるモノではないので困っています。
ミリエラとセオドアから魔印武具の構成技術を学んでいるイングリスが改造を申し出ます。
イングリスは自分用の武器を作り出す為に魔印武具の研究を始めていました。
学んだ技術を実践してみようって考えですね。
イングリスは体格の小さなアリーナに有用な機能を追加しようと考えます。
まだ子供で手足の短いアリーナはリーチが短いです。
対戦者を小型化する機能は有効に思えますね。
イングリスは自室で改造を行っていました。
朝イングリス用の新作の服を完成させたラフィニアが彼女の部屋に飛び込んできました。
ベッドで寝ていたイングリスに飛び付いてきます。
その日はイングリスの誕生日だったのね。
ラフィニアはイングリスのおっぱいが成長したと感じて揉み揉みしていますね。
ラフィニアがベッド脇の机にぶつかり改造中の魔印武具を壊してしまいます。
魔印武具から白煙が上がり部屋中に充満します。
煙が晴れるとイングリスとラフィニアは身体が幼女化していました!!
二人とも5,6歳に見えます。
お互いの姿を見てカワイイーと悲鳴をあげています。

イリーナとセリーナも二人が幼女化した事を好意的に受け取っています。
原因は謎なのですが健康状態は良好だったので戻るのを待つ事になりました。
二人とも幼女化した娘を膝に乗せて可愛がっています。
幼女の姿ではお見合いは難しいと悩んでいます。
王都からエリスが使者としてやって来まして。
幼女化したイングリスとラフィニアに驚いています。
エリスはカーラリア国王からのメッセージを運んできました。
カーラリア国王はイングリスとラフィニアのお見合いを中止にすると言ってきました。
内容はイングリスがビルフォード侯爵に宛てた手紙と同じでした。
イングリスとラフィニアが送った手紙は揃ってラファエルに渡りました。
ビルフィード侯爵が忙しかったからです。
手紙を読んだラファエルが挙動不審になったので傍にいたウェイン王子とセオドアが内容を知る事になりました。
イングリスの手紙を読んだ二人はカーリアス王に伝えたそうです。
事態を重く見たカーリアス王はお見合いの中止を決定しました。
お見合いが中止となりイングリスは安堵しています。
ラフィニアは少し残念そうにしていますね。
二人はお互いに秘密で手紙を出していた事を知りました。
余計な事をしてと責任のなすり合いをしています。
エイダが慌てた様子で駆け込んできます。
外に出て空を見て欲しいと言っています。
空を見上げると天上領がユミルの上空にやって来ていました!!

飛空戦艦がたくさん出てきて隊列を組んでいます?
ユミルが襲われるかと心配になりましたが儀礼的な並びになっていますね。
一機の飛空戦艦から機甲鳥と機甲親鳥が姿を表し降りてきました。
老紳士の天上人(ハイランダー)が出てきてイングリス・ユークス様はこちらにおられますかな?と質問してきます。
幼女になっているイングリスを見てちょっと驚いていますね。
カラルドと名乗った老紳士が用向きの説明をしてくれます。
上空に浮かんでいるのが武公様の本拠地リュストゥングだと教えてくれます。
武公様と聞いてエリスが驚愕しています。
天上領は三大公派と教主連合の二大派閥に別れています。
その三大公の一つが武公でした。
武公、技公、法公で三大公だそうです。
天上領の頂点に存在する人物が訪問してきました。
カラルドが少々揺れるのでご注意くださいと言ってきます?
天上領から一人の天上人が飛び降りて来ました!!
直接地上に激突したのですが平気な顔をしています。
見た目は二十代中頃のように見えました。
カラルドから武公ジルドグリーヴァ様ですと紹介されます。
イングリスを紹介されたジルドグリーヴァは早速戦いを所望してきましたよ。
イングリスの出したお見合いの条件を知っていましたよ。
挑まれてイングリスは快諾し会ってから十秒たらずで手合わせが始まりました。
似た者同士とラフィニア達は呆れています。

イングリスは魔法を使わずに身体能力だけで戦うジルドグリーヴァに興味津々です。
二人とも自分の武を極めたいと考えていました。
相手の力を引き出して勝つ事を目指しています。
イングリスと全く同じ思考パターンをしていますね。
互角の戦いを繰り広げています。
武公は天上領の戦力だそうですが天上領は平和なので自分を鍛える修行だけをしていたそうです。
修行の成果を試したくてイングリスの元にやってきたそうですよ。
エリスが天上領の頂点に君臨するジルドグリーヴァとイングリスが互角に戦っている事実に戦慄しています。
これまでは天上領の言いなりになるしか無かったのですが自分をイングリスに使って貰えば勝てるかもと考え始めます。
激闘を続ける二人にラフィニアが悲鳴をあげています。
このままでは町が壊れてしまうと訴えます。
二人は町の外に移動して戦闘を続ける事にします。
ジルドグリーヴァは背中から翼を生やしているのでイングリスを肩車して運んでいます。
イングリスを自分に匹敵する強者と認めたジルドグリーヴァは最大の攻撃を試す事にします。
カラルドが武器に変形しました。
彼はハイラル・メナ爺と言ってますね・・・武器化しました。
エリスが武器化してイングリスに振るって貰うことになります。
武器化したカラルドを握ったジルドグリーヴァに変化が起こります。
これまで魔術的な要素を使っていなかったのですが霊素に包まれています。
ジルドグリーヴァが切り落としてきたカラルドを双剣ん形態のエリスで受け止めました。
イングリスはジルドグリーヴァの攻撃力を知ろうとしました。
それが不味かったですね。
双剣であるエリスの正しい使い方はスピードを活かした攻撃です。
大威力の大剣を受け止めるべきではありませんでした。
エリスに罅が入ってしまいます。
エリスが折れそうだったのでイングリスは神騎士の瞬間移動能力を使いました。
ジルドグリーヴァの背後に回り込んで首筋で寸止めを狙います。
驚いたことにジルドグリーヴァはイングリスの動きに対応して翼でエリスを受け止めようとします。
その結果彼の翼を切り落とす事になってしまいました。
イングリスが謝罪すると本気の手合わせならこれくらいの傷は当然。
メシ食って寝りゃあ治ると言ってくれます。
その日の手合わせは終わりになります。

破損したエリスの治療を天上領で請け負うと言ってくれます。
技巧に話を通してくれるそうです。
セオドアが技公の息子であると教えてくれました。
イングリスはセイリーンが不測の事態にみまわれた事が問題にならなかったか?と質問します。
ジルドグリーヴァは技公はマジ切れしていたと教えてくれます。
セイリーンを執政官として地上に降ろしたのは教主連合だそうです。
イングリスがそれが大公派と教主連の対立激化の要因なのか聞いてみます。
ジルドグリーヴァはそれだけが原因ではない、枝葉に過ぎないと言っています。
二派の対立は根深いようです。
カラルドがジルドグリーヴァを喋り過ぎと咎めます。
ジルドグリーヴァは将来の妻相手なのだから大目に見てくれと答えます!!
ジルドグリーヴァはイングリスの強さに惚れこんだようですよ。
彼はイングリスの力と中身の心意気が気に入ったそうです。
男なら腹心にスカウトするが女なので嫁さんにしたいそうです。
エリスは似た者同士の夫婦ねと呆れています。
ジルドグリーヴァが独特の口説きを始めます・・・
手応えのある対戦者が居なくて困っていないか?
夫婦になれば目の前に対戦者が要る事になる。
二人の間に生まれる子供はきっと強くなるので修行相手に最適だと言ってきます。
イングリスは有かもしれない・・・と悩んでいます。
強い子供を作って修行相手にするって考えは有効なように思えました。
が子供を作る行為自体が受け入れられません・・・
身体は女ですが精神は男なので無理なんだよね。
全過程を飛ばして子供だけ生まれる神業があればなーと考えています。
ジルドグリーヴァはその前にやる事があると言い出します。
彼はイングリスが提示した条件を守るつもりのようですね。
イングリスが子供を産める年になる頃には圧勝できるくらいになるので首を洗って待っていろよなと言ってきました。
イングリスはお待ちしておしております、負けませんよと答えました。
ラフィニアがユミルの城壁が破壊されたと怒っています。
イングリスはジルドグリーヴァの攻撃で壊れたんだと教えます。
幼女ラフィニアに睨まれたジルドグリーヴァは天上領の建材を提供してくれました。

人間形態のエリスの傷は完治したのですが武器化できなくなりました。
セオドアにみて貰う為に王都に向かう事になります。
レオーネから手紙が届きました。
レオーネは故郷のアールメンに帰省していました。
彼女は騎士アカデミーに入学する時に屋敷を売り払いました。
ラファエルが気を利かせて売りに出ていた屋敷を買い取りそのまま保全してありました。
帰郷したレオーネがそれを知りお礼の手紙を出してくれました。
レオーネの手紙にセオドアがアールメンに来ていると書かれていたのでイングリス、ラフィニア、エリスはアールメンに向かいます。
レオーネの屋敷に到着すると門の前に人だかりが出来ています。
ラフィニアはレオーネを虐めに来ている人々と勘違いして憤りを示します。
彼らに集まっている目的を問いかけます。
彼らはレオーネにこれまでの無礼を謝罪したいと言っていました。
イングリスが虹の王を倒したのですが生み出された魔石獣は残っていました。
イングリスは気絶してしまったのですが魔石獣の掃討戦が続きました。
レオーネはアールメンを守るために活躍したそうです。
直接救われた人も来ていてお礼が言いたいといってます。
ラフィニアは嬉しくなり彼らをレオーネの屋敷に招き入れようとしています。
しかし彼らはレオーネの迷惑にならないか?取次ぎをお願いしたいと言っています。
レオーネの家の庭に飛空艇(スタープリンセス号)を着陸させたエリスが出てきます。
危険な状態になっていると言ってイングリスとラフィニアだけを招き入れます。
屋敷に入ると血の匂いが漂ってきました。
廊下に倒れている人を発見してラフィニアが助け起こそうと駆け寄ります。
危険を察知したイングリスが止めます。
倒れたふりをしている相手にエーテルピアスを撃ち込むと攻撃を交わして唸り声を上げます。
異様な雰囲気を漂わせています。
常人とは思えない速度とパワーで攻撃してきました。
イングリスは前世の知識から不死者であると判断します。
死んだ人間に魔術を掛けて使役しているようです。
物理的な攻撃は効果が薄かったのですがラフィニアが回復魔法をかけると劇的な変化が起こりました。
ラフィニアは苦しみを癒そうとして回復魔法を掛けたのですが不死者には劇薬でした。
身体が崩れ去り肉塊に戻りました。
レオーネの屋敷は二階と地下があるので手分けする事になります。
イングリスとラフィニアは地下に向かいエリスが二階に向かいます。
地下室の隅でレオーネが震えていました。
彼女はアールメンの騎士を斬ってしまったと泣いていました。
相手は全てゾンビだったのでラフィニアが回復魔法で葬ります。
エリスが一体のゾンビを捕獲して戻ってきました。
レオーネに彼女が斬ったのはゾンビであってアールメンの騎士ではないと教えます。
アールメンの人々が謝りに来ていると教えてあげました。
イングリスとラフィニアが幼女化しているのに驚いています。
屋敷から出てきたレオーネがアールメンの人々と対面します。
騎士達はこれまでの非礼を謝ってくれいました。
助けられた人々はお礼を伝えてきます。
レオーネは自分の行動を見てくれていた彼らに感激しています。
アールメンの町の人々に受け入れて貰えたようです。
セオドアに会いに行く事になります。
エリスの状態とイングリスとラフィニアが元の姿に戻る方法を相談しようとしたようです。
ラフィニアは自然と元の姿に戻りました。

騎士アカデミーの新学期が始まり三人は戻って来ました。
イングリスは幼女化したままなので驚かれています。
食堂で食事している時にシルバとユアに再会しました。
シルバとユアは幼女化したイングリスをカワイイと評しています。
ユアがイングリスを抱きしめて可愛がってくれます。
天井に向かって放り投げてあやしてくれます。
中身は幼女化してないのでイングリスは苦笑しています。
シルバもイングリスを抱っこする事になりました。
他にもイングリスを抱っこしたいって人が殺到したのでラフィニアが列整理を始めます。

イングリスはラフィニアの膝の上に乗って食事をしていました。
幼女化してもイングリスの食欲に変化はありませんでした・・・大ぐらいのままです。
好みの食べ物が似ているのでイングリスはラフィニアに先を越される事になります。
レオーネが自分の膝の上を提供してくれる事になります。
しかし彼女の巨大なおっぱいが問題となりました。
イングリスが背伸びするとレオーネのおっぱいに頭がぶつかります。
しっかり座ろうとするとレオーネの谷間に頭を埋める事になってしまいます。
中身が男性のイングリスはレオーネに申し訳ないく感じてしまいます。
レオーネのクッションを気軽に楽しめる域には達していないようです。
非常に勿体ないですがレオーネの膝の上を諦める事にします。
リーゼロッテが膝の上に座らせてくれました。
彼女のおっぱいは頭をぶつけない丁度いいサイズでした。
更にイングリスの食事を邪魔しないように配慮までしてくれます。
イングリスは最適な場所を確保しました。
リーゼロッテも幼女イングリスの頭を撫でたり抱きしめたりして楽しんでいます。
幼女ラフィニアが見られなかった事を悔しがっています。

レオーネの屋敷でゾンビに襲われた話をするとリーゼロッテが興味深い事を教えてくれます。
彼女も休暇中に似たような敵に襲われたそうです。
休暇中のリーゼロッテは父親のアールシア公爵の護衛をしていました。
二人家族なので家族水入らずです。
アールシア公爵は今後の王国の動き方を決める会議に列席していました。
リーゼロッテは護衛として会議の場に詰めていました。
そこではヴェネフィックとアルカードに対して宣戦布告するかが話し合われていました。
ヴェネフィックは王国の東部に位置しています。
虹の王による被害を被った東部に所領を持つ貴族たちは出兵を望んでいます。
その中心が現在の宰相リグリフです。
彼は兵力の損耗が軽微な状態で虹の王を倒せたのだから余力がある。
それを使ってヴェネフィックに攻め込もうと主張します。
東部に領地を持っている貴族たちは出兵をせがんできました。
リーゼロッテは人同士が争う為に虹の王を倒したわけではないと憤ります。
出兵に傾きそうな会議の雰囲気を変えたのは父親でした。
アールシア公爵は虹の王をを素通りさせた責任を取るべきなのに陛下に出兵をせがむのは筋が通らないと主張します。
ヴェネフィックの攻撃で被害を受けたのは王都だけなのでヴェネフィックに仕返しするって論理は通らないと続けます。
カーリアス王は素通りさせた貴族たちを咎めませんでした。
これからの事を話し合おうと言っています。
カーリアス王とウェイン王子は共に他国に攻め入る気はなさそうです。
ウェイン王子が自分の意見を披露します。
ヴェネフィックに攻め込みたいリグリフ達には出兵の準備をして欲しいと伝えます。
その間に自分が交渉して条約の締結を狙うと言っています。
リグリフ達は納得してくれ話を丸く収める事ができました。

会議の帰り道でリーゼロッテは騎士アカデミーでの体験を話しています。
彼女は虹の王討伐にも貢献しています。
馬車にはアールシア公爵と彼の所領シロトアの騎士団長ライーザが乗っています。
ライーザはリーゼロッテの武芸の師匠でもあります。
ライーザはリーゼロッテの活躍を喜んでくれています。
アールシア公爵は学生の身分で無茶をさせ過ぎだと心配しています。
アールシア公爵の乗った馬車が襲撃されました。
ライーザがリーゼロッテに公爵を守るようにお願いしてきます。
リーゼロッテは公爵を連れて上空に舞い上がる事にします。
攻撃はライーザと護衛部隊が担当する事になりました。
ライーザは強いので襲撃者を一掃するのは時間の問題でした。
不利を悟った襲撃者は上空に滞空しているリーゼロッテと公爵を狙ってきます。
足を止めて小型の弩で狙ってきます。
リーゼロッテはドラゴンの力で強化された魔印武具を披露します。
吹雪きで襲撃者を氷漬けにしました。
ライーザが息のある刺客を尋問する為に捕まえに行きます。
リーゼロッテの魔印武具が倒れている襲撃者に向けて吹雪を吹き付けます。
ライーザは危機を知らせるリーゼロッテの声を聞いて避ける事ができました。
吹雪を受けた襲撃は行動を続けようとして自戒しました。
残っている襲撃者も同じように人間離れした動きで襲てきます。
リーゼロッテとライーザが連携して襲撃者を掃討しました。

話を聞いたイングリスは敵の狙いがレオーネとリーゼロッテだったんだろうと予想します。
二人には虹の王との戦いで功績を上げたって共通点があります。
ラフィニアとイングリスにも刺客が送られたかも知れませんが二人は幼女化していました。
標的として認識できなかった可能性があります。
更にジルとイングリスが激闘を繰り広げていたので逃げたのかも知れません。
不死者の話題をアルル先生に聞かれてしまいます。
話を聞いたアルルが震えています・・・彼女には心当たりがあるそうです。
一緒に居たロシュフォールが厳しい表情で情報を提供してくれます。
彼らの他にもヴェネフィックから送り込まれた部隊が居たんだそうです。
不死者を生み出す魔印武具を使う同格のマクウェル将軍だそうです。
強敵の存在にイングリスが喜びを露わにしています。
イングリスはロシュフォールにマクウェルの人相を教えて貰う事にします。

全校生徒の前でウェイン王子とセオドア特使が訓示を行います。
ウェイン王子から驚きの新提案が成されます。
聖騎士団と近衛騎士団に続く三番目の騎士団を創設すると発表しました。
封魔騎士団という魔石獣を専門に倒す騎士団を創設する。
活動地域はカーラリア国内に留まらない。
魔石獣の被害に遭っているどの国への遠征すると言っています。
ヴェネフィックから鹵獲した飛空戦艦を使うそうです。
虹の王の封印地から解放されたアールメンを本拠地とするそうです。
現在の騎士団から兵力を削ぐわけにはいかないので騎士アカデミーの生徒を封魔騎士団の中核メンバーにするそうです。
ゆくゆくはアカデミーも本拠地をアールメンに移転するそうですよ。
アカデミーの教師になったロシュフォールとアルルは自動的に封魔騎士団に配属となりました。
これはカーリアス王のヴェネフィックへの配慮のようです。
登用したロシュフォールとアルルをヴェネフィックとの戦争に使わないって事ですね。
魔石獣に困っている世界中の人々を助けられると聞いてラフィニア、レオーネ、リゼロッテは喜色を示します。
イングリスだけは裏に隠されている意図に気付きました。
封魔騎士団が何処へでも行く事になれば各国は独自に戦力を保持する必要が無くなります。
地上は平和になりますが天上領の権力闘争では波風が立ちまくりです。
セオドア特使は三大公派なので封魔騎士団が各国に受け入れられると三大公派の勢力を拡大する事に繋がります。
それは教主連の勢力を削ぐ事と同義です。
イングリスは天上領の権力争いが激化すると予想します。
裏事情を知ってラフィニア達の心が傷つかないか心配だとロシュフォールに吐露しました。
イングリスの話を聞いたアルルはもっと強くならねばとヤル気になっています。
イングリスは放課後の訓練を二倍にしようと提案します。
封魔騎士団はアルカードに向かう事が決まっています。
アルカードは封魔騎士団の実績作りに一役買う事になりました。
カーリアス王の暗殺を企てたので協力するしかないようです。

イングリス、ラフィニア、レオーネ、リーゼロッテが校長室に呼び出されます。
そこで四人にエリスの護衛役として天上領に同行して欲しいと言われます。
天上領に行けるとイングリスはワクワクが止まりません。
セオドア特使からセイリーンを天上領の技術者に見せて欲しいとお願いされました。
その際に技公には絶対に悟られないで欲しいとも頼まれます。
セイリーンの事が知られると何をするか分からないそうです・・・怖いな。
奇想天外の技術を持っていて無茶な事をするって事かもな。
イングリスが幼女化しているのでセイリーンはレオーネのおっぱいを根城にしています。
レオーネはセイリーンを必ず元に戻してみせると意気込んでいます。
セオドアが迷惑を掛けて済みませんと謝ってきました。
ラフィニアが勝手に気にしないでくださいと答えたのでレオーネとイングリスから激しく抗議されます。
ラフィニアは二人はおっぱいを見せつけて自慢しているんだからいいじゃないと軽く返答します。
イングリスとレオーネはしてないと抗議しました。
おっぱい格差が酷いのでラフィニアの嫉妬は深そうです。
ラフィニアが巨乳化してセイリーンに弄ばれる日は来るのか?
イングリスとラフィニアは母親同士が姉妹なのであり得ると思うんだけどね。
ラフィニアのおっぱいが劇的に成長する事はあるのだろうか?
イングリス達は天上領に向かう事になりました。

>>
番外編
放課後実践訓練
>>
イングリスとアルルが訓練を行っています。
アルルは封魔騎士団に配属されたので天上領に向かうイングリスとは暫く会えなくなります。
その前に良い訓練を提供しようとアルルが燃えています。
ロシュフォールは用があると言って訓練には参加していません。
アルルがイングリス打倒の秘策を使います。
彼女は上着を脱いで囮とし蹴りを放ったイングリスの足を掴みます。
下着姿になったアルルがイングリスを地面に叩きつけてきます。
イングリスはエーテルシェルを纏い逆立ちして激突を回避しました。
下着姿を晒した大胆な攻撃を褒めるとアルルが照れながらイングリスに良い訓練提供したくて工夫してみたと答えます。
ロシュフォールには内緒にして欲しとお願いしてきます。
アルルのお願いは無駄になりました。
戻ってきたロシュフォールに見られていましたよ。
人前で肌を晒すなどはしたない行為だよと叱られしまします。
ロシュフォールは王都からエリスとリップルを連れてきました。
天上領に向かうエリスを迎えに行ったそうです。
リップルはエリスの見送りにきました。
アルルをエリスとリップルに紹介しました。
アルルは天恵武姫の知り合いができて嬉しそうです。
お互いに名前で呼び合う事になりました。
リップルは犬耳の獣人でアルルは猫耳の獣人です。
二人は天恵武姫になった時期が違うそうですよ。
以外なのですがアルルの方が先に天恵武姫になったようです。
天恵武姫になるには時間が掛かるそうです。
素体として選ばれ眠らされるそうです。
リップルは眠らされている子を何人も見た事があるそうです。
天恵武姫として誕生するまで眠らされているようです。
数多くの素体を集めて数を撃てば当たる方針で作られるみたいです。
天恵武姫に成れるのは素体のごく一部だそうです・・・失敗例が多いって事みたい。
リップルは天上領行きを危惧しています。
イングリスは不測の事態が起り天上領最強の防衛兵器や殺戮生物に襲われるのを期待しています。
リップルはイングリスの事は心配していないラフィニア達が心配と言っています。
エリスは同行者はイングリスだけでも良かったのにと言っています。
イングリスはラフィニアと離れ離れになるなんて考えられないと反論してきます。
ミリエラがイングリスに配慮してラフィニア達も同行させる事にしたんだろうと予想します。
イングリスが四対一での訓練を希望します。
カーリアス王から魔印武具を貰ったロシュフォールがヤル気を見せます。
彼はカーリアル王から神竜の爪(ドラゴン・クロウ)を貰いました。
封魔騎士団の戦力アップとイングリスの訓練相手の強化が目的みたい。
ロシュフォールがドラゴン・クロウを抜き放ち鎧姿になります。
イングリスはロシュフォールに何回も変身を繰り返して貰います。
ドラゴン・クロウの変型工程を観察していますね。
観察を終えたイングリスが竜理力(ドラゴン・ロア)を織り交ぜた竜魔術で体表を覆い鎧姿に変身しました。
幼女の姿なので全身を覆う事に成功したようです。
本来の身体の大きさだと難易度が格段に上がるそうですよ。
イングリスの準備が整い訓練を始めようとしているところに補習授業を終えたラフィニアがやって来ました。
頭を動かしてお腹が空いているラフィニアは食堂に言ってご飯を食べるわよと言い出します。
イングリスはラフィニア最優先なので訓練を断念します。
ラフィニアに抱き抱えられて食堂に向かいます。
残されたロシュフォール達は四人で訓練を始めました。
イングリスとジルの戦いを目撃し強くなりたいと思い始めたエリスが訓練を希望しました。
イングリスの成長速度に危機感を抱いているアルルも同意します。
リップルはイヤそうですが付き合う事になります。
ロシュフォールは生徒思いの教官だなと泣き言いいながら参加します。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
恋愛1
ユリユリ2


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