ラノベの感想) オーバーロード 第5巻 王国の漢たち [上]


セバスはリ・エスティーゼ王国に潜入して情報を収集していました。
魔法師協会でスクロールを購入してはナザリックに送っていました。
他にも街の中を散策して現地の情勢の調査を自主的に行っていました。
自主的な散策中に商館で捨てられている少女に遭遇しました。
セバスは困っている人を助けたいという思いから彼女を助ける事にしました。
瀕死の彼女を潜伏している館に連れ帰り治療する事にしました。
このセバスの行動を彼に従っていて豪商の令嬢を演じているプレアデスのソリュシャンは快く思いませんでした。
なんで人間などを助けるのか理解できないようですね。
彼女はセバスに反逆の意思があると誤解してアインズに報告してしまいました。

助けた彼女は名前をツアレと言います。
治癒魔法で回復したのですが、心に負った傷までは直せないようで、終始おどおどしています。
ツアレは捕まっていた娼館で酷い扱いを受けていたようです。
彼女を救出しただけで途中で放り出すのは不味いと考えたセバスはツアレの行き先を苦慮していました。
彼女には頼れる知人は居ないようですね。
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ツアレをセバスが救出した事をリ・エスティーゼ王国の小役人が嗅ぎ付けました。
こいつは、ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ王女が制定した奴隷廃止令を逆手にとりセバスがツアレを買ったと難癖をつけて屋敷に臨検にやって来ました。
スタッファン・へーウィッシュと名乗っていました。
王国の犯罪組織、八指の暗殺者集団、六椀のサキュロントを連れていました。
そこで、主を偽装している、ソリュシャンに会う事になりました。
ソリュシャンは見た目は物凄い美人なので、スケベ心を出して来ましたよ。
色々と難癖を付けて、ツアレが商売出来なかった間の損失を補償してくれとか言い出しました。
そかも、ソリュシャンを娼婦として貸し出せとか言って来ました。
彼女の本性を知ったらとても言えた台詞じゃないんだけどね。
困ったセバスは散歩に出て考える事にしました。
そこで、意外な出会いがありました。
本人たちは初対面なのですが間接的に関係があるんだよね。
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散歩中にセバスは酔っ払いが少年に暴行している場面に遭遇しました。
騒ぎになっていたので人が集まり出しました。
その中に、王国最強戦士であるガゼフ・ストローノフのライバル、ブレイン・アングラウスが居ました。
ブレインはシャルティアに負けた傭兵ですね。
彼女の圧倒的な実力を目の当たりにして、これまで培った自分の剣を否定してしまい、心が折れていました。
ブレインはシャルティアが自分を追いかけてくるのではないかという恐怖に駆られ王都まで逃げて来ました。
そこでストローノフに出会い彼の家で世話になっていました。
そんな心の折れたブレインはセバスの強さを目の当たりにしてしまいセバスに興味を引かれたようですね。
セバスをこっそりと付ける事になりました。
そこには、王女ラナーに使える剣士、クライムも居ました。
クライムは剣士としての才能に恵まれず、努力だけで今の強さを手にした剣士でした。
ストローノフに稽古を付けてもらい、才能の無さを指摘されていました。
クライムは自分でも才能の無さを理解できていましたが、それでも更なる強さを欲していました。
クライムは孤児だったようで、自分を救い出してくれたラナー王女に感謝していて、忠誠を誓っていました。
さらに彼はラナー王女に惚れているようですね。
自分にとっての太陽とまで言っているので相当だよ。
彼女を守る為に更なる力を求めていたクライムも目の当たりにしたセバスの戦闘力に興味を持ちセバスを付ける事になりました。
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クライムがセバスに声を掛けました。
セバスは自分を付けている者が居ることを当然の様に知っていました。
最初は警戒していましたが、クライムに弟子入りしたい的な台詞を言われて困惑していましたね。
クライムに強さを求める動機を聞きました。
彼の答えはラナーの為に強くなりたい的なものでしたね。
クライムの答えに気分を良くしたセバスはクライムに稽古を付ける事になりました。
セバスの放つ殺気を受けられるか試したね。
クライムは見事にセバスの殺気に耐えました。
これを陰から見ていたブレインはショックを受けていましたね。
自分はセバスの殺気の強さに腰を抜かしましたがクライムは立っていましたからね。
クライムの強さの源が何か分からなかったブレインはクライムとセバスに話しかけました。
なぜ殺気に耐える事が出来たのかと。
セバスの誰かを守るなり誰かの為だったり、他者への強い思いがあると人間は強くなれるというアドバイスによって自分の弱さの原因を悟りました。
ブレインもセバスがシャルティの仲間だと知ったら吃驚するだろうな。
クライムもセバスがストローノフが尊敬しているアインズの部下だと知ったら吃驚するだろうね。
3人で稽古を始めるかと思われましたが、元からセバスを付けていた敵が追いついて来ました。
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追いかけて来たのは八本指の襲撃者でした。
かなり弱かったですよ、簡単に倒して娼館の警備内容などを聞き出しました。
そこからは、娼館を襲撃する事になりました。
セバスは1人でいくつもりでしたが、クライムとブレインは同行すると言ってきました。
即席パーティを組んで襲撃に向かいました。
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娼館にはスタッファンが客として来ていました。
お楽しみの所をセバスに襲撃されて、あっさりと殺されました。
命乞いしていましたが、セバスには全く効果がありませんでした。
まあ、裸にした娼婦を組み敷いて、全身を殴るのが趣味の変態だったので、ざまーみろですね。
クライムは王国に巣食う犯罪組織の施設を襲撃するので、証拠と人質を残して欲しいとセバスにお願いしていました。
クライムの願いはかない、八本指の幹部を1人と六椀を1人確保する事ができました。
セバスが娼館を襲撃する理由はツアレを逃がす時間稼ぎだったので、これは良かったですね。
クライムのつてを使いラナー王女にツアレを託す事にするようですね。
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娼館を壊滅させて屋敷に戻ったセバスに辛いお知らせが待っていました。
反逆を疑ったソリュシャンがアインズに報告したら、アインズが屋敷にやって来たようですね。
セバスを待っているとの事でした。
ソリュシャンの報告を聞いたアインズはまさかと驚いていたので始末される事は無いだろうけど心配ですね。
アインズは金銭的に困っていましたから、そちら方向で金策の為にセバスを動かしそうだけどね。
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クラインが敬愛しているラナー王女は腹黒王女かも知れないね。
侍女に接するときの心の声が怪しかったよ。
ラナーはアダマンタイト級冒険者チームに八本指の殲滅を依頼しているからね、何か狙いがありそうだよね。
彼女の兄も宮廷に篭っているラナーが国政に関与できている現状が化け物じみていると言っていました。
宮廷内では根回しが必要なようなので、彼の発言も一理あると思うんだよね。
アダマンタイト級冒険者のラキュース・アルベイン・デイル。アインドラはアインズのようなプレーヤーかもしれないね。
彼女の仲間が「お前が油断したら、暗黒の根源たる闇の私が肉体を支配し、魔剣の力を解放してやる」とか言っていたのを聞いたそうです。
しかも、それを指摘したら、顔を真っ赤にして心配するなと言ったそうですよ。
これって中二病患者の症状に似てないかな?まあ気のせいかも知れないが気にはなるね。
アダマンタイト級と言ってもナザリックのメンバーよりも強いかは疑わしいよね。
実は大した事は無いのかも知れないね。
これまでに遭遇した事例から考えると、この世界はナザリックよりもかなり弱い世界なのではないかと思うんだけど。
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ナザリックの外の世界は激しく動きそうですが、セバスの処遇がどうなるかが一番の注目ポイントだよね。
粛清か?
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レーベル:エンターブレイン
発行日:2014/1/9
著者:丸山くがね
イラスト:so-bin
ISBN:978-4-04-729259-8
雰囲気:セバス
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成分美少女美女変態温情極悪
評価AABABAA
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