ラノベの感想) フルメタル・パニック!どうにもならない五里霧中? (富士見ファンタジア文庫)


レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2001/10/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:4-8291-1389-8

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純で不純なグラップラー
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かなめと恭子は買い物に行ったときにナンパされました。
ナンパ男を追い払う為にかなめが過激な方法を取ってしまいました。
ジュースをぶっかけて真空飛び膝蹴りを入れたそうです。
ナンパ男たちは激怒して追いかけてきました、まあ、そうなるよね。
中華料理屋の裏口で追い詰められました。
そこに格闘技をしていると思われる男子がやってきて、かなめ達を助けてくれました。
彼はとても強かったです。
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しかし、彼の態度は頂けませんでした。
かなめを女呼ばわりして、さっさと帰れと追い払おうとしました。
かなめは彼の物言いに腹が立ってましたが、助けてもらった恩義があるので我慢してます。
そして少しばかりの仕返しをしていました。
助けてくれた彼は拳を怪我していました。
かなめは絆創膏を貼ってあげます、そして、もっと愛想よくしていたら、キスをあげたのにと言って立ち去りました。
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翌日、かなめは生徒会の仕事で、取り壊しが決まっている柔道場を無断占拠している空手同好会に立ち退きを勧告しに行きました。
宗介も同行しました。
柔道場には大柄な空手同好会の男子生徒が三人いました。
かなめが立ち退きをお願いすると、当然のように断られてしまいます。
力ずくで奪いに来いと言ってきます。
これに宗介が反応しました、実力排除させてもらうのが一番手っ取り早いと言い出します。
宗介の発言を聞いた空手同好会の面々は激高します。
そして、宗介と一対一で戦う事になりました。
彼らは実戦を想定した戦いの修行をしていると言って「実践」を強調していました。
当然のように宗介はショットガンを使って対抗しました。
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空手同好会の言ってる実戦と宗介の想定している実戦にズレが生じていました。
勝負は宗介の勝なのですが武器を使うとは卑怯だと言い出しました。
銃は禁止されます。
次の相手と戦う事になりますが、今度は宗介は催涙ガスを使いました。
またも卑怯者と言われてしまいます。
ガスは禁止になりました。
最後の一人と戦う事になり、宗介は手榴弾を使いました。
相手が手榴弾をお手玉している間に素手の連打を加えて倒しました。
確かに素手で倒しましたが、かなめに止められてしまいました。
かなめはこれでは納得して貰えないと言います。
そこに空手同好会の部長が現れました。
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空手同好会の部長は椿一成(つばき いっせい)と言います。
彼はなんと、ナンパ男からかなめと恭子を助けてくれた彼でした。
かなめは直ぐに思い出しましたが、一成はかなめに会った事は無いと言ってます。
一成の拳にはかなめが貼ってあげた絆創膏が貼ってあります。
一成は女神に会ったといってますね、これは、かなめの事のようなんですけど変ですね。
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一成と宗介が戦う事になりました。
一成の拳が宗介をとらえました。
宗介は立ち上がりますね、一成は極度の近視でした。
メガネをかけていなかったので拳を当てる位置がズレたと言い出し、メガネを掛けました。
視界が良くなった一成はかなめの存在に初めて気がつきました。
宗介との戦闘中なのにかなめの存在が気になって仕方ない様子です。
照れてますね、かなめの存在に驚いて宗介の存在を忘れたようでした。
宗介は一成の隙をついて勝ちました。
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一成は負けを認め、柔道場は取り壊されました。
一成は宗介に負けた事に納得がいかない様子です、まあ、不意打ちだしな。
宗介に勝って同好会のマネージャーとしてかなめを迎え入れると言ってきました。
宗介もいつでも挑戦を受けると言ってます。
かなめは「あのね、あんたたち!あたしの意思は、どこ行ったのよっ!?」と言ってますが聞いてくれません。
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善意のトレスパス
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一成が宗介に果たし状を出しました。
一成は宗介の靴箱に果たし状をいれたのですが、不審物の混入を疑った宗介により靴箱が爆破されてしまい読んで貰えませんでした。
一成は宗介の事を一晩中待っていました。
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翌朝、一成がかなめと宗介のクラスにやって来ました、ボロボロの姿になってます。
ここで一成は宗介から果たし状は爆破してしまったので読めなかったと伝えられました。
一晩中、雨に打たれていた一成はクシャミをします。
心配したかなめは一成の額に手を当てて熱を計ろうとしていました。
宗介はかなめに批判されますね、そして、お詫び位言ってあげなさいと言われました。
宗介の行動が不味かったです。
「さぞ空腹だろう、椿。これでも食って、今日は帰れ」と言って変な干し肉を差し出しました。
犬扱いされたと思った一成が激高して戦闘が始まりました。
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一成の攻撃を宗介は避け続けます。
そこに用務員さんが通りかかりました。
一成の最大の技、「大動脈流・・・究極奥義っ!臨・死・堆・拳っ!!(りんしたいけん)」が炸裂しました。
哀れな用務員さんは全治一週間の怪我を負いました。
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生徒会長の林水は事実の揉み消しを行ったようです。
林水は一成のこだわる宗介に勝ってかなめを空手同好会のマネージャーにすると言う話は無効だと宣言します。
いつになくまともな林水の発言にかなめは感心していたのですが、林水は余計な一言を言いました。
かなめを支配できるのは会長の自分だけだと言いました。
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一成は林水の発言を認めてかなめをマネージャーにする件は諦めたようですが、宗介に勝ちたいと言ってます。
宗介の戦い方は一成には卑怯卑劣にみえる様です。
宗介に勝ちたいので勝負を挑み続けている一成を納得させる為に林水は提案をしました。
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怪我をした用務員の大貫善治(おおぬき ぜんじ)さんの代わりに一週間彼の仕事を手伝い、どちらが、より役に立ったかで勝敗を決する事になりました。
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宗介と一成には大貫さんの元に向かい、彼の仕事の手伝いを始めます。
しかし、二人は協力して仕事をする事はしませんでした。
互いに相手の邪魔をしています、その結果、大貫さんが修理予定だった場所は更に破壊されてしまいました。
修理は行われたのですが仕事が雑です。
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大貫さんは宗介と一成の蛮行を我慢していましたが、遂に協力して事に当たれと命じます。
宗介と一成は協力して大貫さんに夕食を作りました。
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大貫さんは喜んで食べ始めますが、変わった味の魚に、これは何かなと質問をしました。
宗介と一成は校舎裏の池から獲ってきた鯉だと教えました。
それを聞いた大貫さんが豹変しました。
その鯉は大貫さんが15年の歳月をかけて手塩にかけて育てたものでした。
ゆくゆくは農林水産大臣賞も夢ではないと考えていたようです。
名前もつけてありました、カトリーヌと言うそうです。
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大貫さんは押し入れからチェーンソーを取り出し、二人に襲い掛かってきました。
宗介と一成は一晩中、学内を逃げ回って大貫さんを無力化したそうです。
銃が効かないと宗介は言ってました。
怖かったでしょうね。
大貫さんは暴れ回った事を覚えていませんでした。
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仁義なきファンシー
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かなめが生徒会室でヤクザ映画を見ていました。
生徒会室には美樹原漣(みきはら れん)も居ました。
お漣さんの発言がおやっと思わせる発言をしていました!!
お漣さんは「それに・・・ドズは良いものなのです。銃(チャカ)などに頼らず、あれを立派に使いこなしてこそ、男の貫目が上がるというものなのですよ?」と言ってました。
かなめはお漣さんの発言にちょっと引いていました。
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宗介が私財の投資に失敗しました。
旧知の武器商と軍・警察向けの新装備を開発したのですが、ほとんど買い手が付きませんでした。
ガッカリしている宗介をかなめが慰めています、「おはいお屋」のトライデント焼きを奢ってあげると言って彼を誘いました。
丁度生徒会の仕事が終わったお漣さんも一緒に帰る事になりました。
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三人でトライデント焼きを食べてたのですが、宗介の反応にかなめは「やっぱり犬なのよね・・・」と言ってます。
お漣さんまで「ですね・・・」と言ってました。
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そこに喧嘩をしているチンピラが現れます。
かなめはヤクザ同士の喧嘩だったので高みの見物をしていましたが、お漣さんが表情を険しくしています。
負けている方のチンピラとお漣さんは知り合いでした。
「柴田さん。お怪我はありませんか?」
お漣さんは自分の家は小さな会社を経営していて、彼らは社員だと紹介しました。
かなめは相手のヤクザが言っていた「ミキハラ組」って発言でおおよその見当はついたみたいです。
意外な事ですが、お漣さんの家は美樹原組というヤクザでした。
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かなめと一方的にやられていたチンピラには因縁がありました。
彼は遊園地でかなめにちょっかいを掛けてきた人ですね、そしてボン太くんに扮した宗介にぶっ飛ばされていました。
一瞬険悪ムードになり、かなめはボン太くんを呼ぶわよと強がります。
これを聞いた柴田はかなめに驚くべきお願いをしてきました。
ボン太くんに組員を鍛え直して欲しいとお願いしてきました。
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宗介の使っているボン太くんの着ぐるみこそ、彼が私財を投資して作成した強化スーツでした。
ボン太くんの声を発声するボイスチェンジャーを装備しないと電子機器が機能しないそうで、かなめが通訳をする事になりました。
お漣さんのお父さんが組長なんだけど、この寛二さんがボン太くんを紹介されて切れてしまいます。
馬鹿にするのもいい加減にしろと言ってボン太くんに飛び掛かりました。
しかしボン太くん(宗介)は簡単にあしらってしまいました。
寛二は美樹原組ももう終わりだと涙していますね、まあ見た目があれではそう思うのも仕方ないね。
ボン太くんのトレーニングが始まりました。
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ここで宗介は苦労する事になりました。
組員は宗介の指導をまるで聞いてくれませんでした。
中腰でドスを構え、大声をあげて飛びかかるスタイルに固辞し続けます。
しかも、宗介の訓練を積んだことで妙な自信だけが付いてしまいました。
訓練が上手くいっていないのですが、相手の組が動きました。
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ちょっかいを掛けてきていた龍神会がかなめとお漣さんを誘拐しました。
龍神会の組長の菅沼は変わった趣味を持ってました。
自分たちが本気だと示すために、かなめとお漣さんにコスプレをさせて、ビデオ撮影をしようとしていました。
メイドさん、巫女さん、色々と制服がありました。
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そこに宗介が美樹原組の組員を引き連れて救出にやってきました。
訓練が終わっていない組員を無策で連れてきても死ぬだけだったので宗介は考えました。
宗介は売れ残りのボン太くんの着ぐるみ「量産型ボン太くん」を供与しました。
このスーツ、凄く高性能でした、防弾性能が高く各種電子兵装が装備されています。
アームスレイブの操縦システムを応用した筋力補助機能まで付いています。
さらに宗介の保有する武器も供与しました。
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圧倒的でした、ボン太くんたちは、龍神会の銃撃を受けても無傷でした。
龍神会は壊滅させられてしまいました。
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かなめはボン太くんに助けられた事が、ヤクザ映画の殴り込みとは違うと不満そうでした。
お漣さんはかわいいから問題ないと言って満足そうでした。
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このボン太くんスーツは世界で活躍していました。
購入してくれたマイアミ市警が麻薬密売人を摘発したそうです。
インタビューに答えていましたが、「ふもっふ!」としか発言できなかったね。
この実績が認められて売れるようになると良いですね。
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放課後のピースキーパー
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宗介とかなめの元に小学生の女の子が助けを求めてやって来ました。
彼女は勇気があるね、陣代高校にやって来て二人を探していたそうです。
校内を彷徨っていた彼女を林水とお漣さんが保護して生徒会室に連れて来てくれました。
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彼女の名前は雨宮高美(あめみや たかみ)と言います。
高美はかなめと宗介の事を知っているようですけど、かなめには記憶にありませんでした。
高美は廃病院で会った時は幽霊に扮していたと言ってます。
宗介は高美の事を覚えていたようです、身体的特徴が合致すると言ってました。
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高美は公園の使用権をめぐって自分の通う学校と他の学校が戦争をしていると訴えました。
林水が宗介とかなめに「地域全体の安全保障問題でもある。いいだろう、行きたまえ」と言ってくれたので協力する事になりました。
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争っている学校の一方のリーダーが宗介の友達である阿久津芳樹(あくつ よしき)でした。
彼ならば宗介の提案するお互いの妥協を図るってアイディアを聞き入れてくれるかと思いましたが、だめでした。
宗介は、争う二陣営の間を行ったり来たりして、妥協点を探りました。
何往復もしていました、小学生に罵倒されつつ根気強く交渉を行っていました。
しかし結局、妥協点を見いだせませんでした。
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宗介は最終手段に出ました。
問題の根源を破壊する事になります。
一方は、舗装されている公園で「ノリコン」と呼ばれるCCDカメラが搭載されているラジコンを走らせたいと主張していました。
他方は、バスケットゴールを使いバスケットボールをしたいと主張していました。
宗介は舗装されている公園を爆弾でボコボコにしました。
バスケットゴールも爆弾で破壊しました。
双方が歩み寄らなかったので争いの元を破壊するという荒業を使う事になってしまいました。
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宗介が根気強く交渉を続けていたのがかなめには不思議だったようですが、マセガキである高美が真相を言い当てていました。
宗介はかなめに良いところを見せたかったようですよ。
結局破壊行為でしか問題を解決できなかったので、かなめに蹴られていました。
宗介、頑張ったのにねー、不憫だな。
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迷子のオールド・ドッグ
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宗介とかなめは一緒に下校中でした。
宗介が後をつけてくる不審人物の存在に気付きます。
宗介は尾行者をまく為にかなめを連れて薬局に入りました。
そこで買い物をしている風を装う為に妊娠検査薬を購入してしまいます。
かなめは赤くなってますね。
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宗介はかなめが何で恥ずかしがっているのか分かりませんでした。
しつこく理由を聞こうとしてかなめに張り倒されます。
かなめは最低と罵り帰りました。
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宗介はかなめに夕食をご馳走になる約束をしていたのですが、諦めるしかなさそうです。
そこを謎の尾行者に襲われました。
かなめを泣かせた事を咎められています。
宗介が相手の名前を聞くと、小村修二郎(こむら しゅうじろう)と名乗ります。
元・帝国海軍中尉だとも言ってます。
宗介は相良宗介軍曹です所属はお話しできませんと自己紹介しました。
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身についている下士官根性が発揮されてしまい宗介は修二郎の探し物を手伝う事になりました。
修二郎は駅前で電話している間に荷物の入った鞄を盗まれたと言っていました。
宗介が鞄の中身を聞くのですが、ここで大いなる勘違いをする事になりました。
修二郎は「たぶんじゃが」と言ったのですが、宗介はこれを「タブン」と解釈しました。
神経ガスだと勘違いした宗介は必死になり捜索をする事になりました。
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途中で二人で言い争っている場面を警察官に目撃されて声を掛けられます。
宗介は警察官に神経ガスの捜索を手伝ってもらうつもりで、説明しますが、信じて貰えませんでした。
まあそうだよね。
警官が宗介を不審人物だと思い拘束しようとしてきます。
そこを修二郎が助ける事になりました、彼は消火器を噴霧して視界を遮りました。
警官が混乱している間に宗介と二人で逃げ出しました。
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宗介は修二郎の咄嗟の行動力を見て、誰かに似ていると思い始めます。
二人は警察の協力を得られないまま、捜索を続けました。
ビラ配りをしている青年から有力な情報を得て、盗人が居ると思われる寂れた喫茶店に向かいました。
そこにはガラの悪い高校生たちが居ましたね。
鞄を知らないかと問うと、ヴィトンのバッグなんて知らないよと口を滑らせました。
犯人が特定されましたね、後は宗介の戦闘力が活かされて盗人たちを退治しました。
驚いたのは修二郎まで杖を使って見事な戦闘を行った事ですね。
修二郎の鞄を無事に取り返せました。
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修二郎はお礼を言ってきます。
これまでの宗介の協力に感謝し、彼の行動力を評価していました。
修二郎はこの街にやって来た理由を教えてくれます。
修二郎はかなめの祖父でした。
かなめの母親は駆け落ち同然で家を出たそうです。
修二郎はそれを許す事が出来ず疎遠だったそうですよ。
かなめの母親の日記を見つけたので、それを手土産にしてかなめに会いに来たと言ってました。
手土産が無いと孫に会いに行けないと言ってますね。
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宗介は修二郎をかなめのマンションに連れて行きました。
いざかなめと対面すると修二郎は途端に弱気になるね。
かなめの元には叔母から電話が来ていたので直ぐに修二郎が祖父だと納得できたようです。
修二郎はかなめに嫌われていると思っていたようですけど、かなめは母親から修二郎は良い人だと聞かされていたのね。
修二郎を快く迎え入れますね。
かなめは宗介に向かいどうなっているの?と問いますね。
宗介は下士官の務めを果たしたまでだと言ってます。
最後に気を利かせて今夜はカレーを我慢すると告げて帰って行ったようです。
宗介、カッコよかったです。
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わりとヒマな戦隊長の一日
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テッサはトゥアハー・デ・ダナンの私室で目を覚ましました。
完全に寝ぼけていますよ。
彼女は艦内放送で当直士官を呼びますが誰も返事をしませんね。
これはおかしいですね。
テッサは勘違いしていました、トゥアハー・デ・ダナンは整備中でメリダ島のドッグに入っていたんだよね。
だから艦内に誰も居なかったんだよ。
しかし寝ぼけているテッサはこの状況を夢の続きだと勘違いしました。
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やってきた宗介に抱き着いて甘え始めました。
大胆ですね、夢だと思っているので普段は絶対に言えないようなことも口走ってました。
しかし宗介の反応がおかしかったんだよね。
彼はテッサから視線を反らせていました。
テッサは宗介の反応からこれが夢ではなく現実だと認識しました。
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テッサは慌てる事になります。
自分の格好を見てみると制服のブラウスをひっかけただけで下着が見えている状態でした。
宗介は眼福でしたね。
テッサは宗介に色々と言い訳をして逃げ出しました。
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テッサは宗介に晒した醜態を愚痴りたかったのでマオの元に向かいました。
マオは格納庫でM9を使った実験を行っていました。
M9を2機使って自動で踊らせようとしていました。
実験に夢中になっているマオはテッサの話に生返事を返していました。
テッサの寝起きの悪さをボケ老人と評しています。
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昨夜の記憶が曖昧なテッサはマオに質問していました。
ここでマオから驚愕の事実が告げられます。
テッサが疲れて自室に戻るとマオが来ていて飲んでたそうです。
マオが面白がってテッサに缶チューハイを飲ませたそうです、これでテッサは酔ったようですね。
マオの見ている前で寝てしまったので、マオは帰ったと言ってました。
テッサが激怒しています。
私にアルコールを飲ませたんですか!?
テッサは宗介と同じことを言ってますね。
アルコールは脳細胞を破壊します、この仕事を長く続けたかったらーと言いますがマオが遮ってますよ。
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マオの実験は途中までは上手くいきましたが結局失敗でした。
曲の途中でM9の手が滑り倒れてしまいました。
テッサは損害報告を出すようにとマオに告げて立ち去ります。
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テッサは寝ぼけて紛失したお気に入りのヌイグルミを探しに行く事にしました。
遺失物を扱っている部署を訪れました。
そこにはヌイグルミは届けられていませんでした。
そこにクルツがやってきて、拾ったビデオを置いて行きました。
タイトルはアニメ作品でした。
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ビデオの持ち主はなんとクルーゾー中尉でした。
彼はテッサに中身を知られた事を凄く気にしていました。
テッサに向かって自分の趣向を部隊内では秘密にしてくれとお願いしてきました。
アニメ好きがバレると部隊の士気にかかわるとまで言ってます。
テッサはそれならば、見なければいいのにと言いますよ、これは冗談でしたが、クルーゾーは顔面蒼白となりますよ。
命令ならば従いますと苦しそうでした。
テッサは彼の趣味を秘密にすると言ってくれました。
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テッサは徐々に記憶を思い出していきます。
深夜にカリーニンに電話で呼び出された事を思い出しました。
カリーニンは今日は休暇なので自室に居ましたよ。
テッサはカリーニンの部屋に行ってみる事にしました。
カリーニンは料理をしていましたよ。
なんでも亡き妻が作ってくれたボルシチを再現しようとしているそうです。
長年実験を重ねて遂に完成の域に達したと言ってます。
カリーニンはテッサにボルシチを振舞うことになりました。
テッサは最初楽しみにしていたんだけど、ボルシチに入れている隠し味を聞いて逃げ出したくなりました。
カリーニンは宗介を電話で誘いますが先約があると言って断られます。
宗介はどうやらカリーニンの作るボルシチが不味い事を知ってたようです。
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隠し味とは味噌とココアパウダーでした。
テッサは留守がちだったカリーニンに対する奥さんのイヤガラセだったのではと思いますが、とても言い出せませんでした。
健気なテッサはカリーニンの作ったボルシチを半皿まで食べました。
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カリーニンから電話の内容を聞きました。
早期警戒システムのテストをしたかったので連絡したそうです。
テッサも見学に行く事になったのですが、マデューカスからテッサは来られなくなったとの連絡があったと聞かされました。
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テッサは泥酔している姿を怖い怖いマデューカスに見られてしまったと思い気が重くなります。
テッサはマデューカスの元に向かう事にしました。
途中でクルツに出会います。
彼は誰かから逃げているようです。
テッサにクルツは向こうに行ったと言ってくれとお願いしてきました。
クルツを追いかけていたのはクルーゾーでした。
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クルーゾーはクルツを追っている理由を説明してくれました。
クルーゾーはアニメを鑑賞していたそうです。
盛り上がってきた場面でクルツの悪戯が発動しました、ショッキングな映像を上書きしてあったそうです。
名作を汚されたとクルーゾーは怒り心頭でした。
クルツはクルーゾーに発見されてしまい、高度な近接戦闘が始まりました。
テッサは必死に止めようとしますが聞いてくれません。
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そこに騒ぎを聞きつけたマデューカスがやって来ます。
彼は大声で怒鳴ってクルツとクルーゾーを止めました。
そして二人に長めのお説教を始めました。
二人は大人しく聞き入ってますよ、マデューカスに対して醜態を晒したとの引け目があるテッサまで彼の説教を聞いていました。
マデューカスの説教は長く、途中で話が脱線するようです。
最後には何を言っているのか分からなくなっていました。
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テッサはマデューカスに先に謝る事にしました。
いきなりテッサに謝られたマデューカスは怪訝顔でした。
早期警戒システムのテストを見ないでソナー室のテストに向かったことが、それほど問題ですかと問い返されました。
マデューカスは誰かからテッサはソナー室での相談があるので早期警戒システムの視察に向かえないと伝えられたと言っていました。
マデューカスに伝言をしてきたのは宗介でした。
テッサはやっと醜態の真相に辿り着きました。
どうやら酔ったテッサに最初に会い、適切な対応を行ったのは宗介のようです。
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宗介が東京に戻る時刻が迫っていました。
テッサは宗介を追いかけて発着場に向かいました。
離陸前に間に合いました。
テッサは勇気を振り絞り、宗介に告白する事にしました。
醜態をさらしてしまったので宗介に嫌われないようにと必死でした。
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「大好きなの。だからー嫌いにならないで」と告白しました。
宗介は盛大に勘違いしてくれます。
どうも昨夜、酔ったテッサは宗介に向かって酒が大好きだと言ってたようです。
宗介はテッサの大好き発言を酒が大好きと勘違いしたようです。
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宗介は沈痛な面持ちでテッサに返答しました。
「すみません、大佐」
「あなたが大好きなのはわかりましたが、俺は違います。どうか分かってください。嫌いなんです」
テッサは呆然としていましたが、宗介が嫌いだといったのが酒の事だと分かり多少安心してました。
テッサは憤りを見せます、「っていうか、なんなんです!?それ、マジボケ!?」
勇気を振り絞って告白したテッサが可哀想でした。
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疲れて自室に戻るとマオが来ていました。
マオがテッサにどんな一日だったか聞くと散々な一日でしたと答えてます。
しかし、こんな日々が続いたらいいなと言ってますね。
良い一日だったようで何よりです。
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成分美少女戦闘ラッキースケベ技術兵器
評価AAABABB

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