ラノベの感想) フルメタル・パニック!揺れるイントゥ・ザ・ブルー(新装版) (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2000/2/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:4-8291-2953-0
宗介がかなめを南の島に二人で出かけないかと誘ってきました。
かなめは宗介の突然の誘いに困惑していました。
嬉しかったみたいですね、宗介と二人っきりって事に浮かれていました。
宗介はかなめをセスナ機の止めてある飛行場まで連れて行きました。
宗介ってお金持ちなのとかなめは上機嫌でしたが、宗介が目的地と誘った目的を告げると途端に不機嫌になりました。
宗介はかなめをメリダ島に連れて行くと言いました。
そこでテッサに会って貰うと告げます。
かなめは拍子抜けしてしまったようですね、なんだ彼女に頼まれただけなのねと思ったようです。
当初は直接メリダ島に向かう予定でしたが、トゥアハー・デ・ダナンに緊急任務が入りました。
宗介も搭乗する必要があり予定が変更になりました。
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セスナから海上にダイブする事になります。
不機嫌なかなめに救命胴衣を着させ飛び降りる事になりました。
降下までの時間が短かったので宗介がかなめに救命胴衣を装着していました。
ここでかなめの身体を色々と触ってますね役得ですけど、宗介に余裕は無かったので感触は残らなかったようですね。
全くテレがありませんでした。
突然の出来事にかなめが呆気に取られている間に宗介に抱えられて降下しました。
大空に宗介と二人だけの状況に現実を忘れています。
着水してからが大変でした。
怒りだしたかなめが暴れていました、宗介は宥めようとしていましたが、溺れかけていました。
マイクで二人の声を拾ったテッサは呆れていました。
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トゥアハー・デ・ダナンでテッサがかなめを迎えてくれました。
サプライズが待っていました。
かなめは格納庫に連れて行かれます、そこには整列した乗組員が待っていました。
全員でかなめに向かって敬礼して、これまでの協力に感謝の意を示してくれます。
かなめは照れていましたね。
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その後トゥアハー・デ・ダナンの誕生日会が始まりパーティーとなりました。
かなめはステージで歌う事になりました。
ノリノリでした。
そんなかなめの姿を宗介が遠巻きに見ていました。
ビンゴ大会が開催されます。
クルツは司会をしていました。
優勝賞品はなんとテッサのキスでした。
宗介はリーチになりました。
テッサはドキドキし始めます、このまま宗介がビンゴになれば宗介とキスできます。
しかしビンゴを取ったのはマッカラン大尉でした。
テッサは照れながらマッカラン大尉の頬にチューしました。
大尉すごく嬉しそうですよ。
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かなめはテッサの私室に招かれます。
そこでテッサからウィスパードの説明を受けていました。
ウィスパード同士の意識を共有する共振についての説明がなされました。
便利な能力のように思えましたが、とても危険な行為だとの事です。
互いの意識が混じり合い、自我が失われてしまうようです。
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いよいよ作戦海域が近付いて来ました。
作戦前の緊張した雰囲気が艦内に溢れています。
かなめは居場所に困る事になりました。
宗介はレミング少尉からアーバレストのレクチャーを受けているのでかなめの存在に気がつきませんでした。
作戦前のブリーフィングで敵の中にラムダドライバーを搭載したアームスレイブ(ヴェノム)が存在している事を知らされます。
対抗できるのはアーバレストだけなので宗介は重責を担う事になりました。
宗介は緊張しているようです。
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作戦は仕掛けられている爆弾を解体する班、長距離からの狙撃を行う班、近距離戦闘を行う班に別れました。
クルツは狙撃、マオは解体、宗介は近距離戦を担当する班になりました。
島に上陸してマオの班が爆弾の解体作業を始めます。
ヴェノムの捜索を行いましたが居ませんね。
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マオがヴェノムを発見して戦闘が始まりました。
宗介はアーバレストで急行してヴェノムの相手をする事になりました。
操縦者は死んだと思われていたガウルンでした。
宗介はラムダドライバーを発動しようとしていましたが、発動しませんでした。
マオがガウルンにラムダドライバーを使った攻撃を受けてしまいました。
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アーバレストのラムダドライバーが発動しないようです、大ピンチでした。
これを救ったのが長距離からの射撃を担当していたクルツでした。
クルツはヴェノムをビルの近くに誘導するようにと宗介に言ってきました。
宗介がヴェノムを誘導してくるとクルツが長距離からの狙撃でビルを崩しました。
凄い腕前ですね。
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ヴェノムは折れたビルの下敷きになり動きを止めました。
ガウルンはヴェノムから出てきました、投降する姿勢を示しています。
ガウルンはヴェノムと共にトゥアハー・デ・ダナンに連れて行かれる事になりました。
これが間違いの始まりだったね。
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トゥアハー・デ・ダナンに戻った宗介は憔悴していました。
自分の失敗でマオが死にかけたと思っています。
最近の厄介事だらけの命令に文句を言ってますね。
宗介を心配したかなめが声を掛けたのですが、宗介は余裕が無かったのでかなめに酷い八つ当たりをしてしまいました。
宗介はかなめの護衛任務を厄介事と言ってしまいました。
あちゃーって感じですね、かなめは泣きながら走り去りました。
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宗介とかなめのやり取りを聞いていたクルツが宗介をぶん殴る事になりました。
本当は任務で失敗して落ち込んでいると思われる宗介を励まそうとしていたようですけど、宗介のかなめに対する酷い態度が腹に据えかねたようです。
「てめえはクソ野郎だ。死んで反省しろっ!」と言ってますね。
ここで宗介はかなめが泣いていた事を知りました。
クルツ良い奴だね。
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拘束したガウルンをリャン一等兵とダニガン軍曹の二人で見張る事になりました。
潜水艦の中なので逃げられる事は無いとリャンは油断していました。
ここでダニガンが油断しているリャンに注意を喚起しました。
もしも俺が裏切ったらどうなると言ってリャンに拳銃を向けました。
リャンはダニガンが撃つとは思ってなかったようですが、ダニガンはリャンを射殺しました。
ダニガンは裏切り者でした。
彼は最初から捕らえられたガウルンに協力する予定だったようです。
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ダニガンとガウルンは発令所に向かいました。
その途中でマッカラン大尉に見つかりました。
マッカラン大尉はカリーニン少佐に言われて裏切り者の存在を疑っていたようです。
ダニガンが必死に言い訳をしていますね、そこにグエンがやって来ます。
マッカランはグエンにウェーバーを呼べと命令しましたが、グエンも裏切りました。
グエンはマッカランを射殺しました。
これでガウルンの協力者が揃ったようです。
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マッカラン大尉の殺害現場にかなめがやって来てしまいました。
不運な偶然ですね、かなめはガウルンに捉えられて発令所に連れて行かれました。
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ガウルン、ダニガン、グエンは発令所に雪崩れ込みました。
発令所は三人に制圧されてしまいます。
ガウルンはディスクを取り出しデータをトゥアハー・デ・ダナンのマザーAI<ダーナ>に読み込ませました。
ガウルンの持っていたディスクを読み込んだダーナは書き換えられてしまいました。
ガウルンの事を館長として認識するようになりました。
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テッサは戦慄してますね、ガウルンの持っていたディスクの製作者に心当たりがあるようです。
「彼なのね・・・?彼を・・・知っているの?」と言ってますね。
ガウルンはAIに無茶な命令を下し始めます。
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避難訓練を始めました。
乗組員は全員トゥアハー・デ・ダナンの前方にある格納庫に移動するように命じました。
乗組員は真面目なのでこれをテッサからの命令だと信じて避難訓練を行っていました。
訓練の過程でトゥアハー・デ・ダナンの前部と後部を隔てる中央のハッチが閉じました。
発令所があるのは後部です、これで強力な戦闘力を誇るSRT要員も居なくなったと思われました。
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幸運にもSRT要員が後部に残る事になりました。
クルツは避難訓練をサボりたいから、マオは負傷して麻酔を打たれて医務室で寝てたから、宗介はかなめが心配だったから、それぞれの理由で三人は後部に残る事になりました。
宗介とクルツが合流を果たしました。
何か問題が起こっていると相談を始めてます。
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ガウルンは格納庫に集めた乗組員を窒息死させることにしました。
徐々に空気を薄くしていきました。
格納庫に集まった要員は酸欠で倒れ始めました。
ガウルンは更に、トゥアハー・デ・ダナンを限界深度を超えて潜らせる事にしました。
ガウルンは死を恐れていませんね。
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テッサはトゥアハー・デ・ダナンの制御を取り戻す為に賭けに出ました。
共振を使ってかなめにメッセージを送ります。
自分がガウルンの隙を作るから発令所から脱出してレディチャペルを目指せと指示を出して来ました。
かなめは訳が分からずテッサに向かって声を掛けてしまいました!!
突然、「ねえ」と言い出したかなめをガウルンが怪しみます。
ガウルンがかなめに迫ってきました、ここでテッサが隠し持っていた拳銃でガウルンを撃ちました。
残念ながらガウルンの首筋をカスただけでした。
テッサは出口で警戒していたグエンに向けて発砲します。
かなめは隙を付いて発令所から逃げ出す事に成功しました。
逃げたかなめをダニガンとグエンが追いかける事になりました。
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かなめは気密扉が閉じられた迷路のような艦内を逃げる事になりました。
クルツと宗介はテッサの撃った拳銃の発砲音を聞いて発令所で何かが起きていると判断します。
二人で発令所を目指す事になりました。
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途中で武装したグエンに遭遇しました。
クルツと宗介は拳銃を持っていなかったので隠れる事になりました。
グエンからかなめは下の階だと聞かされます。
クルツは自分がグエンの相手をするので宗介にかなめの元に行けと言ってくれます。
宗介はかなめの元に向かいました。
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テッサの取った行動に怒ったガウルンは近海を航行しているアメリカ軍の戦艦に向けて魚雷を発射しました。
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逃げるかなめは食堂でダニガンに追い詰められてしまいました。
ダニガンは東洋人が嫌いなようです。
戦場で仲間を殺されたのが原因のようです。
嫌っているかなめに敬礼をさせられた事が屈辱的だったと怒ってますよ。
かなめのピンチに宗介が駆けつけますが、宗介は武器を持っていませんでした、しかもダニガンまでの距離がありました。
ダニガンはかなめから始末する事にしたようです。
かなめは咄嗟に樹脂製のおろしがねを掴みダニガンの顔を殴りました。
それで、ダニガンの顔の皮が剥がれてしまいました。
ダニガンが痛がっていました。
ダニガンは激高してかなめに襲い掛かりました。
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宗介が飛び込んで来ました、ダニガンは宗介を撃とうとしましたが、かなめがダニガンの銃を持っている腕に飛びつきました。
ダニガンはかなめをオーブンに叩きつけました。
ダニガンに隙が出来たので宗介がダニガンに飛び掛かります。
ダニガンは冷静さを失っているようでした、拳銃を取り落としました。
そのまま持ってたナイフで宗介に切り付けてきました。
宗介はダニガンのナイフを交わして拳銃を拾いダニガンを撃ち殺しました。
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宗介とかなめは合流を果たしました。
かなめは自分は宗介のお荷物では無いと言ってます。
宗介はかなめに向かって吐いた八つ当たりの暴言について謝っていました。
「君がいるから、俺はいまここにいる。だから『ひとりでも平気』だなどと、言わないでくれ」と言ってますね。
これは宗介の本心のようだね、二人は仲直りしました。
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グエンを相手に格闘戦を展開するクルツはピンチの連続でした。
クルツよりもグエンの方がナイフを使った近距離戦は得意なようです。
グエンはクルツを仲間に誘いました。
傭兵はギャラの良い方につくのは当たり前だろとクルツを説得しようとしています。
クルツの返答がカッコいいですね。
クルツはテッサにボーナスとして水着写真を撮らせてもらってそれを艦の連中に20ドルで売ると言い出します。
100人が買えば2000ドルだと言ってます。
クルツは忠誠心が高めで仲間思いの良い奴ですね。
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クルツのピンチを救ったのはフラフラと現場にやって来たマオでした。
マオは麻酔でふらつく状態から外科手術用のメスを投げてグエンの首筋に突き立てました。
グエンの隙を付いてクルツがグエンに刺されたナイフを引き抜いてグエンに突撃しました。
クルツのナイフがグエンを捕らえてグエンは刺殺されました。
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クルツはマオの姿を見て悔しがります。
マオは下着姿でした、カメラがねーとクルツは悔しがっていました。
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宗介とかなめはレディチャペルに向かいました。
そこは狭いドーム状の空間でした。
テッサがかなめに共振を使ったようですね。
トゥアハー・デ・ダナンの制御を取り戻せるように館長をテッサに書き換えたようです。
宗介に向かい「ありがとう、サガラさん。ここは、もういいです。今度は・・・わたしを助けに来てくれますか?」と言いました。
宗介は発令所に向かいました。
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トゥアハー・デ・ダナンはガウルンのおフザケでアメリカ軍を怒らせていたので、アメリカ軍の潜水艦パサデナから魚雷を撃ち込まれてしまいました。
パサデナの魚雷が直撃する直前にダーナの制御がテッサの元に戻りました。
テッサは緊急浮上を慣行して魚雷を避ける事に成功しました。
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パサデナはもう一本魚雷を発射していましたが、安全装置を設定していました。
海上を味方の戦艦が航行しているので海上での爆発はしないように設定してありました。
トゥアハー・デ・ダナンは救われる事になりました。
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宗介は発令所に飛び込みましたガウルンが応戦します。
宗介がガウルンの額に照準を合わせたときに艦が大きく揺れました。
海面に飛び出したようです。
その隙にガウルンは発令所から逃げ出しました。
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逃げたガウルンは格納庫に向かいました。
ガウルンはヴェノムの搭乗します。
宗介はガウルンを追いかけて格納庫に到着しアーバレストに乗り込みました。
アーバレストとヴェノムは近距離の格闘戦を行う事になりました。
怒っている宗介は獰猛な唸り声を発しながら連続攻撃を加えました。
ヴェノムはアーバレストに殴られるままになり半壊してしまいます。
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ガウルンはしつこかったです。
半壊しているヴェノムでアーバレストにしがみ付いてきました。
ヴェノムを自爆させて宗介とトゥアハー・デ・ダナンを道連れにしようと試みました。
絶体絶命のピンチを救ったのはタロスに接続されているかなめでした。
彼女はダナンのフライトハッチを解放してカタパルトを準備しました。
宗介はヴェノムともどもカタパルトに乗り込みダナンから発射されそうになります。
ダナンから離陸する寸前にアンカーフックを飛行甲板に引っかけて発射されるのを防ぎました。
ダナンから発射されたヴェノムは海上で爆発しました。
今度こそガウルンは死んだはずだよな、これでも生きていたとしたら驚きですよ。
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事態が解決した後、点呼を取る事になりました。
今回の事件で死者が四名でてしまいました。
ダニガンとグエンは裏切り者だったのですが、マッカラン大尉とリャン一等兵が犠牲になりました。
テッサは点呼の時に辛そうにしていました。
落ち込んだ様子で居住区に向かうテッサを見かけたかなめは宗介に彼女を励ますように助言しました。
テッサは宗介の胸にすがりついて泣いていました。
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東京に戻るまでの短い時間を使って宗介はかなめを釣に誘いました。
宗介は初期の作戦目標だからと言ってますね。
うーん、最初からメリダ島の釣スポットに行こうと誘えばかなめが不機嫌になることは無かったのではと思ってしまいますね。
宗介はかなめが一緒に居ると何でもできそうな気分になると言ってますね。
かなめは満面の笑顔を浮かべています、宗介の発言が相当嬉しかったようです。
二人で釣を楽しみましたが、魚は釣れませんでした。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | ラッキースケベ | 技術 | 兵器 |
評価 | AAA | AA | B | C | B |
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