ラノベの感想) フルメタル・パニック!終わるデイ・バイ・デイ(下) (新装版) (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2001/4/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:4-8291-1349-9
宗介はアーバレストを使いM9に搭乗しているクルーゾー中尉と戦う事になりました。
クルーゾーは終始、宗介に本気を出せと命じてきましたが、宗介はアーバレストの性能を引き出せませんでした。
ラムダドライバーが稼働しませんでした。
クルーゾーの操縦技能は恐ろしく高いものでした。
宗介のアーバレストはラムダドライバーを搭載しているのではないかと思われるような不思議な技で倒されてしました。
クルーゾーは自分の搭乗しいてるM9にはラムダドライバーなど搭載されていないと言ってます。
ラムダドライバーなど無くてもこれくらいの動きはできると言っていました。
宗介の戦い方を酷く醜いものだと批判していました。
宗介はアームスレイブの操縦に関して自信を持っていたので鼻っ柱を折られた感じです。
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クルーゾーの挑発行為には裏がありました。
ラムダドライバーの性能を引き出す為に宗介を追い込む必要があったそうです。
宗介は負けてしまい気絶しました。
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医務室で目覚めた宗介はクルツからクルーゾーとの私闘がアーバレストの性能を引き出す為の実験だったと知らされます。
同じく医務室で診察を終えたクルーゾーから駄目出しをされる事になりました。
クルーゾーは宗介がアーバレストを嫌悪しているのが問題だと言っていました。
医務室にテッサが宗介を見舞いに来ましたが声を掛けられないでいました、大喧嘩をした後だからね、無理もない。
テッサは直ぐに司令センターに呼び戻されてしまい宗介に声を掛ける事が出来ませんでした。
クルツは宗介が心配だったとのテッサの心情を察していますが、当の宗介は全く気がついていませんでした。
あーあー、テッサ可哀想に。
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クルーゾーは与えられた将校用の居住区にやって来ました。
彼の入居する部屋はマッカラン大尉が使っていた部屋のようです。
クルーゾーはマッカラン大尉の私物が残っていない調べていましたが何も残っていませんでした。
そこにマオがやって来ました。
マオとクルーゾーは知り合いだったようです、マオはクルーゾーの事をベンと呼んでいました。
クルーゾーはマオにマッカランが苦しんで死んだのかと問いました。
しかし残念ながらマッカラン大尉が殺された場面を目撃した人物は居ないので分からないと返答されました。
クルーゾーはマッカラン大尉の後輩で親しい間柄だったようです。
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クルーゾーが嫌みな態度をとっていたのはマッカラン大尉の友人だと知られて部下に遠慮されるのを嫌ったからでした。
マオの友達のようなので根は良い奴のようです。
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トゥアハー・デ・ダナンに任務が与えられました。
香港でアームスレイブが暴れているので、それを解決しろとの事でした。
香港は政治的に難しい地域のようです、北と南に別れて分割統治されています。
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宗介は格納庫に置いてあるアーバレストに乗り込みAIのアルと会話を始めます。
宗介はアーバレストの開発者について質問しました。
バニ・モラウタとの返答を得ましたが、登録が抹消されているとアルは返答しました。
宗介は彼の死因を聞きますが不明との返答が返ってきました。
その後画面がブラックアウトしてアルが数秒沈黙しました。
再起動後アルの様子が変わっていました。
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アルは自分が未完成の兵器だと認める発言をしました。
アーバレストは宗介を含めた一個のシステムなので宗介の協力がないと完成しないと言ってます。
宗介は問題など抱えていないと言いますがアルはそうは思えませんと返答しました。
理由を聞くと直感だと答えました。
とてもAIだとは思えませんね。
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アルがバニの伝言をお伝えします、ご傾注を、と言ってきました。
バニの伝言は自分は既に死んでいるか廃人になっているだろう。
アルはラムダ・ドライバーと共生する一個の存在だと言ってます。
パートナーとし信頼して欲しいと言ってますね。
心のままに自分を表現したまえと言っていました。
なるほどなるほど、ラムダドライバーは操縦者の心が反応するシステムのように思えますね。
この時の宗介はアルを認める事が出来ませんでした。
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宗介が去った東京に残されたかなめは不安な日々を過ごしていました。
かなめの家に無言電話が掛かってきました、ニューヨークに居る妹に電話して確認すると彼女は電話していないと言っていました。
かなめは宗介のマンションに行ってみる事にしました。
合鍵は宗介から渡されていました。
彼の部屋に行ってみると、そこには何もありませんでした。
引っ越した後だったね、部屋の中央にかなめが貸したCDが置かれていました。
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学校でかなめは神楽坂恵理教諭に呼び出されました。
恵理は学校あてに宗介の退学届けが届いている、何か知らないかとかなめに問いました。
かなめは何もしらないので知りませんと答えていました。
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かなめは動き出す事にしました。
情報を入手する為に彼女を護衛していると言われているレイスを誘い出す事にしました。
渋谷に出て自分を尾行している人間が居ないか確認していました。
何の成果も上がらないので、もう止めようかと思い始めたかなめに声を掛けてくるおじさんがいました。
ここでかなめは突拍子もない作戦を思い付きました。
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かなめはおじさんをホテルに誘いました。
おじさんは美少女のかなめに誘われてウキウキしながら付いてきました。
二人でホテルに入ります、そしてかなめは持っていたスタンガンでおじさんを気絶させました。
おじさんを風呂場に手錠で繋いでレイスに会うための準備を始めます。
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かなめは自分の所有物には発信機が付けられているだろうと疑います。
大胆です、かなめはブラまで外しますよ、パンツ一枚にホテルに備え付けられていたバスローブを纏い、ホテルの窓から隣のビルに飛び移りました。
行動力が半端なく高いですね。
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隣のビルは周囲を見渡せる高いものでした。
かなめはそこから周囲を見回してレイスを探しました。
かなめの作戦は大当たりです、レイスを発見しました。
かなめはレイスの背後に回り、交渉を始めます。
かなめがレイスに銃を捨てろと命令していると何者かが襲撃してきました。
レイスを撃ってしまいます。
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かなめが泉川商店街で目撃した不審人物はこの襲撃者だったようです。
「ネイハオ、お嬢さん。そしてさようなら」と言って撃ってきましたよ。
かなめは片膝が折れて銃弾を避ける事ができました。
かなめは隙を付いて逃げ出します。
しかし逃げ場は殆ど無いんだよね。
ここでかなめは工夫をしました。
隠れていると見える位置に着ていたバスローブを置いておきます。
襲撃者はかなめだと思い近づいて来ました。
襲撃者はかなめが居ない事に驚きます、そのときかなめは背後の貯水タンクの上に居ました。
パンツ一枚のあられもない姿ですね。
かなめは宗介の口癖を思い出し躊躇する事なくスタンガンの引き金を引きました。
襲撃者は気絶したようです。
かなめは自分一人でプロの殺し屋を仕留められたのかと半信半疑でした。
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そこに更なる登場人物が現れました。
彼はテッサの兄のレナード・テスタロッサでした。
レナードはかなめを襲撃しようとしていた人物を止めに来たようです。
かなめ一人で撃退した事を誉めていました。
フェイホンと云う襲撃者とレナードは同じ組織に属しているようです。
フェイホンのお兄さんが組織の命令を無視して勝手な行動を取り始めたようですね。
レナードはそれを止めに来たようです。
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フェイホンはレナードの連れていた小型のアームスレイブに殺されました。
レナードが作ったようですが凄い性能ですよ。
大柄な人間サイズにまで小型化されていました、アームスレイブがですよ!!
かなめがレナードに非難めいた視線を送るとレナードは宗介程人を殺してないよと反論しました。
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かなめは宗介は人殺しをしたくてしているんじゃない、状況がそれを迫っただけだと言ってました。
レナードはかなめに向かい宗介が好きなんだ?と問いますよ。
かなめは違うと反論していますね。
かなめに隙が生じてしまったようです。
「こっちを見てごらん」っていうレナードの言葉に従ってしまいました。
レナードはかなめの唇にキスしてきました。
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かなめの平手打ちがレナードをとらえました。
レナードは無抵抗でした。
レナードはかなめが好きになったと言ってますね。
レナードはミスリルの男を担いで帰ろうとしていました。
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かなめはレナードに男を置いていけと言い出しました。
レナードはかなめの対応に驚いていますね、ミスリルの男はかなめに対して無礼な態度をとってましたから。
かなめは「そういうことは、あたしが決めるわ!」と言ってレナードを驚かせました。
レナードは「あのささやきを恐れる必要はないかもしれない」と言い残して去って行きました。
彼もウィスパードのようだね、しかもウィスパードについて色々と知っているようだぞ。
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レナードにファーストキスを奪われたかなめは泣いてますね。
かなめは最初のキスは好きな人としたかったと思っています。
宗介の散髪をしてあげたときにチャンスはあったのですが、勇気を出せずに逃してしまいました。
そしたらこれですよ。
かなめは自分を奮い立たせてます。
かなめはミスリルの男と交渉を始めました。
男だと思われていたそいつは女でした。
レイスは任務に失敗したので死んだ方がマシだと言っていましたが、それならば、もう少し悪あがきしたらどう?とかなめに言われてしまいました。
レイスはかなめと一緒に香港に向かうことになったようです。
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香港に向けて出航したトゥアハー・デ・ダナンでブリーフィングが行われます。
香港は北中国と南中国との間で分割統治されていました。
政治的に危うい場所なのですが所属不明機が暴れ回り北中国と南中国は互いに相手の仕業だと疑っていました。
両軍とも展開を始めて交戦が始まりそうな気配です。
それを止める為にミスリルが動くことになりました。
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香港に潜入して所属不明機の位置を把握してミスリルのアームスレイブを投入して無力化する作戦を執る事になりました。
所属不明機はヴェノムに似た形状をしていました。
東洋人であるマオ、ヤン、宗介が潜入任務に選ばれました。
今回の任務ではアーバレストは使わない事になりました。
宗介には覇気がありませんでした。
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香港に着いてからミスリルの情報部員がやってくるまでの待ち時間にマオが自分の過去を語ってくれます。
マオは高校卒業後に働こうとしていたそうですが、空軍に務める彼女の父親が勝手に結婚相手を探して来て結婚させられそうになったそうです。
マオは父親への当てつけから結婚式の当日、教会を抜け出して海兵隊の募兵事務所に行ったそうです。
海兵隊は最初マオを止めたそうですけど、彼女が父親が空軍だと伝えると態度が豹変してマオを受け入れてくれたそうです。
面白い話ですね。
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やって来た情報部員はギャビン・ハンターと名乗ります。
彼は有能な人物のようです、香港のあちこちにコネを持っていました。
彼の経営する清掃会社のライトバンを使い偵察任務を始める事になりました。
宗介はマオと組むことになりました。
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北中国から海底トンネルを通り南中国軍が支配する九龍半島に向かいました。
検問所で広東語の理解できるマオが応対しました。
ハンターの息が掛かっているらしく問題無く検問を通過できました。
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九龍半島に入ってから宗介が問題を起こしてしまいました。
宗介はかなめの問題やアーバレストの事で意気消沈しているので注意力が散漫になっていました。
ライトバンを運転していた宗介は信号無視をしてしまい交通事故を起こしてしまいました。
途端に警備の兵士がやって来ました。
ライトバンから引っ張り出されて兵士に尋問される事になりました。
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そこに所属不明のアームスレイブが攻撃を加えてきました。
宗介たちを見ていた南中国軍のM6が大破しました。
周囲は騒然となります。
宗介たちを尋問していた南中国軍の兵士は宗介たちが交通事故を起こした事でM6に踏みつぶされずに済んだと言って解放してくれました。
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宗介たちは移動を始めます。
宗介はマオに集中しなさいと叱られてしまいます。
宗介はもう無理だと言い残してライトバンから降りてどこかに行ってしまいました。
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マオと別行動をとっていたヤンは敵のアジトと思われていた場所で奇妙なメッセージを発見しました。
<<バジャフシャンの虎の子へ。ツィムシャツォイのハミドラーに会え>>と書いてありました。
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このメッセージをマオがトゥアハー・デ・ダナンに伝えました。
カリーニンには一部が理解できたようです。
バジャフシャンの虎の子とは宗介の事のようです。
テッサは宗介を呼び出そうとしましたが、マオはここにはいませんと返答するしかありませんでした。
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一人になった宗介は九龍島をウロツイテいました。
宗介はセブンイレブンに入り酒と新聞を購入しました。
酒を飲んでみましたが酷い味でした。
宗介は新聞を読んでみる事にしました、小さな三行広告が目に留まりました。
「バジャフシャンの虎の子へ。ツィムシャツォイのハミドラーに会え」と書いてありました。
宗介はそれが自分に宛てたメッセージであると理解しました。
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宗介はメッセージに従う事にしました。
メッセージを出した人物の元に辿り着きました。
そこで信じられない人物が待っていました。
ガウルンです、死んだと思われていたガウルンがそこに居ました。
しかしガウルンは死にかけでした、ガウルンは右の大腿部と左の上腕部が残っているだけの状態でした。
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医療器械に繋がれて何とか生きている状態です。
ガウルンは宗介に会いたかったそうです。
宗介を呼び出す為にアマルガムから勝手に持ち出したヴェノムを使い香港で騒ぎを起こしたそうです。
ガウルンは今の宗介の現状が理解できているようでした。
ミスリルの居心地が悪くなってきたんだろと問いかけます。
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ガウルンはアマルガムについても語ってくれました。
アマルガムの目的は最新兵器の研究開発と実戦テストだと言っていました。
世界には冷戦構造を望む人が多いのでアマルガムのシンパが数多く浸透していると言っていました。
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ウィスパードに関しも答えてくれました。
ウィスパードがもたらす知識は個体で違いがあるそうです。
それぞれの個体で得意とする分野が違うそうです。
新しいウィスパードが発見されるとどの分野が得意なのか調べるそうです。
かなめに関してはどの分野が得意なのか判明していないそうです。
アマルガムはかなめに関してはウィスパードであるとの確認が取れて以降は静観する構えだそうです。
アマルガムの拠点と主要構成員について質問するとヒントをくれました。
「バダム」と言っていました、何のことでしょうね?
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宗介がバダムの事を教えてくれ頼むと言うとガウルンが不機嫌になりました。
宗介の事をいかがわしいミスリルに魂を売ったのかと言ってきます。
ガウルンはミスリルとアマルガムとでやっている事に違いがあるのかと問いかけました。
ミスリルを運営するのに使っている費用を使って貧村に井戸でも掘る方が余程マシだと言ってます。
ミスリルの掲げる、地域紛争の抑止、平和の執行を冗談よしてくれと笑っていました。
ガウルンは初めて二人が出会った時の事を思い出せと言ってきました。
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宗介とガウルンが初めて出会ったのは宗介がアフガニスタンでゲリラをしているときでした。
その当時の宗介の目がガウルンには純粋な目を持った野生帽物や聖人の様に見えたそうです。
それがどうして、こうなったとガウルンが憤りを見せました。
宗介が悩みを抱えるようになってしまった事が我慢ならないようです。
ガウルンはミスリルや学校の連中に関わることで宗介が弱くなったと言ってました。
殺人聖者・カシム(宗介のことね)には似合わないと言ってます。
弱者が強者であるカシムに寄生していると言ってます。
宗介にはガウルンの言っている事が正しく聞こえていました。
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ガウルンは宗介を挑発します、弱い奴らと群れるのは楽しいか?と問います。
宗介は引き金を引いてガウルンを殺そうとしましたが出来ませんでした。
敵を殺す覇気もねえわけかとガウルンはガッカリした様子でした。
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ガウルンの元に彼に仕えているフェイジュウが別れを告げにやって来ました。
ファイジュウには香港が火の海になるまで暴れるようにと命じたそうです。
もう一人のフェイホンには宗介を弱くした最大のガンを殺しておくようにと命じたと語ります。
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ガンとはかなめの事です。
かなめを殺そうとして東京で彼女を襲ってきたのはガウルンの配下だったようです。
宗介はかなめの現状を知らないのでガウルンの語ったかなめを殺したって話を信じてしまいました。
ガウルンは宗介を挑発しました、「そうだ、俺が殺した!さあ憎めっ!!」と言いました。
宗介はガウルンに向けて発砲しました、ガウルンは死にました。
ガウルンの意図はどこにあったのでしょうかね?
宗介の手に掛かって死にたかったのかな?
ガウルンは部屋に高性能爆薬を仕掛けていました、彼が死ぬと爆発する仕掛けだったようです。
宗介は窓を突き破って脱出しました。
かなめが死んでしまったのに、何故生き残ろうとしているのか理解できない様子でした。
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脱出した宗介の元にハンターの部下がやって来ました。
彼らから仲間のM9がヴェノムと交戦中だと知らされます。
アーバレストが宗介の元に送りだされるとも知らされました。
しかし宗介はアーバレストに搭乗する事が出来ませんでした。
かなめが死んだと思っている宗介は全てがどうでもよくなってますね。
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そんな宗介の元にかなめが颯爽と登場しました。
死んだと思っていたかなめとの再会に宗介は混乱していました。
かなめは宗介に再会したら告白しようとの決意を固めたいたようですけど、いざとなると勇気が出ませんでした。
ここまで来た理由を聞かれて宗介が心配だったからと本心を言えませんでした。
彼女は学級委員だからだと告げました。
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かなめは今の宗介を見て、「相良くん」と呼んでいた頃に戻ってしまったと言います。
かなめはみなが困っているときに放っておけないのが宗介だと言いますね。
しかし宗介はかなめを置き去りにしてしまったと言ってます。
かなめは宗介の事を臆病でも強くて優しい、ダメな奴だけど、なんとかする、それが宗介だと思うと言って彼を励ましました。
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宗介はかなめの評価を聞いて自分を取り戻したようです。
しかしまだ納得ができないようで、かなめに問いかけようとしましたが、かなめはそれを認めませんでした。
かなめは行動に移れない宗介を蹴り倒して、彼に命じます。
「やかましいっ!!時間がないんでしょっ!?だいたいあんた、世界史の単位がヤバいのよっ!?明日の五時間目!まだ間に合うんだから!さっさと行ってー」「-片づけてきなさいっ!!」と命じました。
このかなめの発言で宗介は動き出す事が出来るようになりました。
かなめは宗介の女神様ですね!!
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ヴェノム相手にミスリルのM9は苦戦を強いられていました。
1機のヴェノムを倒す事に苦労している状況であらたなヴェノムが5機出現しました。
絶望的な状況です。
新たに出現したヴェノムはファイジュウの操るヴェノムを始末しに来たようです。
ファイジュウは5機のヴェノムに倒されてしまいました。
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後から現れたのはアマルガムに所属するヴェノムのようです。
彼らはファイジュウを倒しただけでは物足りないのでミスリルのM9も殲滅すると言って攻撃を始めました。
カリーリンは撤退を命じましたが逃げきれそうもありません。
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そこに宗介の乗るアーバレストが現れました。
アーバレストはラムダドライバーが作動する状態でした。
宗介の心理状態が充実しているが要因でしょうか?
宗介はかつてない全能感を味わってました、アーバレストの事を自由に動かせる自身の身体のように感じていました。
アーバレストは5機のヴェノムをあっという間に倒しました。
最後のヴェノムを倒す時に盾にされたM6越しにラムダドライバーを使った攻撃を命中させました。
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戦闘終了後、宗介はアーバレストを放置してかなめと一緒に東京に戻ってしまいました。
宗介はアルに向かい、俺たちの問題が解決したと言い残しました。
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テッサは宗介がアーバレストを残してかなめと一緒に姿を消したとの報告を受けて「ああ、やっぱり・・・」との感想を抱きました。
宗介はマデューカスから直ぐにメリダ島に帰還しろとの命令を受けますが、土曜日の午後までは無理ですと返答しました。
漢文の授業があるとの事でした、カリーニンが失笑していますね、珍しい。
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宗介はメリダ島でミスリルの幹部と交渉する事になりました。
宗介は東京にいる間はノーギャラでいい、アーバレストにも乗ってやる、仲間の為に命を賭ける、学校にも通わせて貰うと提案しました。
これを聞いた情報部のアミット将軍はカンカンでした。
しかしマロリー卿が理解を示してくれました。
先日、アミット将軍自身がSRTの傭兵は飼いならせないと発言していました。
マロリー卿は宗介を半分のギャラで雇えるのならば感謝すべき提案だと言い出しました。
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マロリー卿はラムダドライバーの研究を行っているペインローズ博士にも意見を求めます。
博士はラムダドライバーの研究には宗介の協力が不可欠であると言いました。
これで宗介は提案を認められる事になりました。
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マデューカス中尉からは、あまり心労を増やすなと言われてしまいました。
マデューカスはそれ程怒っている感じではないですね。
カリーニンからは褒められていますね、男の顔になってきたなと言われます。
あとでなにか奢ってやる、ガウルンとの話は、そのとき聞こうと言われました。
ミスリルでの宗介の立場は概ね変化しないようです。
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テッサは宗介に謝ってきました。
香港の作戦前に大喧嘩した事ですね、宗介は喧嘩だとは思っていない様子ですが、テッサの気持ちを少し理解できたようです。
宗介は自分の方こそ申し訳ありませんでしたと言ってます。
テッサはかなめがうらやましくて、ちょっとムカッとしてしまったと言ってます。
テッサは不安そうに、わたしたち、まだ友達ですよね?と問いかけてきました。
宗介はやっぱり変わったね、彼はテッサに向かって勇気を出し彼の本心を伝える事にしました。
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「テッサ・・・いつもすまない」
「君には・・・迷惑ばかりかけている。君はすごい子だ。もし俺が君の立場だったら、ずっと前に重荷で押しつぶされてるかもしれない。だから・・・テッサ、本当に君のことは尊敬している。俺にとっては、君は上官なだけじゃない。大切な仲間だ。なにか問題があったら・・その、いつでも俺に言ってくれ。力になる」と告げました。
これは宗介の本心のようです。
テッサがぽかんとして反応しないので宗介は怖くなったようです、逃げ出しました。
背後から、不思議な喝采とだれかが飛び跳ねるパンプスの靴音が聞こえました。
あーテッサがハシャイデいるのね。
良かったねテッサ、宗介との関係に進展があったぞ。
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学校に戻った宗介は恵理から説教を喰らう事になりました。
恵里は宗介の退学届けを提出しないでキープしていました。
宗介のいい加減な行動を咎めていました。
宗介は説教中の恵理を狙うレーザー・サイトに気がつきました。
恵理を床に倒して拳銃を抜いて周囲を警戒し始めます。
押し倒された恵理が変な悲鳴を上げてました。
「ダメよ相良くん、他の人が見てますよ・・・!?」何かがズレてますね。
かなめが飛んできて宗介を張り倒しました。
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レーザー・サイトで狙っていたのはレイスでした。
レイスはかなめに弱みと借りがあるので、今後はかなめの呼び出しに無条件で応じなければなりません。
宗介に腹いせしたようです。
レイスが随分と酷い扱いになってます。
発信機はかなめの同意で持ち続けて貰っているそうです。
完全にかなめがご主人様になってますよ。
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宗介を叱っていたかなめが突然泣き出しました。
かなめは日常に戻ってこれたと安心したようです。
かなめは宗介の胸にしがみついて泣いてますね。
宗介は目立ち過ぎるの場所を変えようと提案しましたが聞いて貰えませんでした。
そこに恭子がやって来て、宗介を咎め始めます。
ギャラリーが増えてきました、ギャラリーの意見は宗介が悪いって事で一致していました。
宗介は申し訳ないと謝る事になりました。
かなめが泣き止むのにずいぶんな時間が掛かったそうです。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | ラッキースケベ | 技術 | 兵器 |
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