ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 第25巻 エスケープ編<下> (電撃文庫)


レーベル:電撃文庫
発行日:2018/4/10
著者:佐島勤
イラスト:石田加奈
ISBN:978-4-04-893792-4
雰囲気:水波の負傷、光宣の決意、光宣と対決、克人と和解、リーナ脱出、撃退、リーナ来日

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トゥマーン・ボンバを防いだ水波は魔法演算領域の過負荷で倒れてしまいます。
深雪は水波に且つて救えなかった穂波の姿を重ねて青くなっています。
ピクシーが水波が衰弱している事を告げてきます。
達也はCADを使わずに水波に『再成』を掛けています。
これは誓約を解除した事で達也の魔法技能が向上した事による副産物でした。
トゥマーン・ボンバを迎撃する為に使用したミスト・ディスパージョンが装填されていたのでCADが使えなかった結果です。
達也は水波を健常な状態に戻す事はできませんでした。
応急処置を施すのが限界だったようです。
達也は四葉家にトゥマーン・ボンバによる攻撃を受けて水波が負傷した事を伝えました。

達也たちが滞在している別荘を津久葉家の夕歌が護衛していました。
別荘に近づく者が居ないか精神干渉系魔法で監視していたのですがその魔法に風間中佐たちが引っかかってしまいました。
風間中佐たちは新ソ連が四葉家の別荘を攻撃するとの情報を掴みどんな魔法が使われるのか観測しようとしていました。
観測結果を新ソ連との政治交渉に使おうとしていたようです。
四葉家の分家である津久葉家の相手をするのは風間中佐でも疲れる行為だったそうです。
撤収する段階で夕歌に発見されてしまいました。
夕歌に弁明する為に隠れるのをやめたので達也にも存在がバレてしまいました。
達也は夕歌と風間が口論しているところにやって来て風間がトゥマーン・ボンバを観測しようとしていた事を知ってしまいます。
達也は風間に交換条件を提示してどこから襲撃の情報を得たのか聞き出す事にします。
達也は風間に新ソ連のベゾブラゾフが鉄道を使った移動式の巨大CADを使い攻撃してきた事を教えます。
ベゾブラゾフ本人は捉える事ができなかったが、術式に繋がっていたのは二人の女性だった事を伝えます。
風間は有効な情報を得られた事を喜んでいましたが達也への説明が残ります。
国防軍の情報収集能力を明かす事になるので答えに窮してしまいます。
達也は自分の予測を告げる事になります。
佐伯閣下がベゾブラゾフの動向に関する情報を入手して、そこから達也を襲撃すると予想したのではないか?と述べます。
風間が答えられないのを見て達也は予測が合っている事を確信しました。
達也は風間に不信感を持ってしまったようです。
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達也は深雪が調整体であることが許せないようです。
生まれる前とはいえ深雪が誰かの手で弄繰り回された事実を許容できないようです。
調整体には生命力の安定性欠如という問題があります。
原因は魔法発動に関するリミッターの欠如にあるそうです。
魔夜さんは深雪はその問題を解決した調整体だと言っていました。
しかし誓約を解除した今の達也にもそれを確認する手段はありません。
達也は深雪に突然死が訪れた場合、その先の未来が思い描けないそうです。
自分は生きていないだろう、その時、自分だけで済ませる自信が無いそうです。
要するに深雪が死んじゃったら、悲嘆に暮れた達也は世界を滅ぼしちゃうかもしれないって事だよね。
やば過ぎだね・・・深雪への執着心が強すぎますよ。
魔夜さんが嘘を吐いていない事を祈りましょう。
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達也がトゥマーン・ボンバで攻撃された事はUSNA軍も観測していました。
リーナにもそれが伝わり大きな衝撃を受けていました。
USNAはこの件に関しては不干渉のスタンスを取るとの結論が告げられ会議は終わります。
リーナたちが退出するのですがアークトゥルスが呼び止められます。
彼はウォーカー大佐から日本の工作員を燻り出す極秘作戦の実行が決った事を告げられます。
関係する人員を少なくしたいのでスターズの第六隊が作戦に従事し第三隊が護衛に付く事になりました。
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風間が持ち帰ったトゥマーン・ボンバの観測データの整理が終わった藤林響子の元に九島光宣から連絡が入ります。
軍務中の自分に光宣が連絡してきた事に驚いています。
光宣は達也が遠距離魔法で攻撃されたのではないか?と尋ねてきます。
響子は光宣に甘いので失言してしまいます・・・「何故それを・・・?」と言ってしまいました。
光宣が東の方で衝突しあう強い魔法の波動を感じた、と達也のエレメンタル・サイトのような能力を持っていると思わせる発言をします。
これを聞いた響子は動揺してしまったようですね。
桜井水波が魔法の使い過ぎで精神にダメージを受けて入院した事を教えてしまいました。
響子は光宣が凄いレベルアップを果たしたと直感しますが、それを自分の妄想だと思い込んでしまいます。
光宣の能力について追及しなかったのは不味かったですね。
光宣は自分の目で確認しようと考え水波のお見舞いに行く事を決めます。
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水波は病院で目覚めますが倦怠感から起き上がる事ができませんでした。
深雪がお見舞いに訪ねてきました。
水波を心配する深雪の顔を見て水波はこの世のものとは思えない程に美しいとトリップ状態になっています。
達也がやって来た事で水波のトリップは終了する事になりました。
二人が無事だった事を知り水波は安堵しています。
水波はガーディアンとしての務めを果たせなかったと謝罪してきました。
二人を守る事は出来たが途中で倒れてしまった事を悔いているようです。
達也が水波のお陰で助かったと彼女の功績を認めると水波は嬉しくなっています。
達也は水波に無理をしないで欲しいとお願いしています。
自分には信用できる味方が少ないので美雪の付き人として側にいて欲しいとお願いしています。
できるならば水波が結婚相手を見つけるまでは深雪の傍に居て欲しいそうです。
達也に結婚相手の心配をされ水波は顔を真っ赤にしています。
達也は四葉家との関係は好転したのですがいつ掌を返されるか分からないと言っています。
うーん、達也はまだ魔夜さんの事を信用していないようです。
八雲と風間とは将来敵対する可能性を否定できないと言っています。
レオ、エリカ、美月、幹比古、ほのか、雫、一高の同級生は信用できるが俺達の事情に巻き込みたくないと言っています。
友達だと言わないのが達也らしいですね。
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達也は水波をガーディアンの任務から外して平和な暮らしをさせたいと考えていました。
水波がダメージを受けたのが魔法演算領域なので回復させる手立てがありません。
激しい戦闘に参加させるのは無理だと達也は判断しました。
深雪は水波が納得してくれるのか心配になっています。
深雪は達也にも平和な生活を送って欲しいと言おうとして言えませんでした。
達也にも深雪が言えなかった理由は分かっていました。
戦略級魔法を使える達也の事を敵も味方も放っておかないでしょう。
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達也は水波のお見舞いに来ていました。
水波から触覚が麻痺していると教えられて心配そうな顔を向けています。
水波は達也にどうして自分の事をそんなに心配してくれるのか?と失礼な問いを発しています。
達也は水波の事を深雪への想いを通して心配している事を教えました。
達也は深雪に関わること以外に本物の感情を持てません。
深雪は水波の事を姉妹同然に思っているので自分にとっても他人ではないんだと告げました。
水波は深雪が自分の事を姉妹と思っている事に関して「恐縮」と言い、達也が自分を心配している事に関して「光栄」と返答しました。
この事実から行くと水波は達也の事を崇拝しているんだね。
達也は水波の返答に対して「意味がよく分からないが」と返しています。
水波は上手く説明できないので、気にしないで下さいと誤魔化す事にしました。
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水波の病室に九島光宣がお見舞いにやって来ました!!
水波は「何故!」と心の中で絶叫します。
慌てて髪を整えて光宣を迎え入れる事になります。
光宣の顔を見て水波はトリップしてしまいます。
彼女は美し過ぎる者に弱いようですね。
水波は光宣が自分の事を桜井さんと呼ぶことを咎めます。
水波と呼んで欲しいとお願いしています・・・そうしてくれないと九島様と呼ぶことになりますと告げます。
光宣は水波から名前で呼んで欲しいと言われて狼狽しています。
彼は見た目によらず非モテ男子だそうです・・・顔が綺麗すぎて女の子が尻ごみしてしまい言い寄って来ないそうです。
可愛そうな実情を抱えていますね、オーバースペック過ぎるのも問題が多いよね。
光宣は水波に体の状態を質問してきました。
彼の必死さに感化されてしまった水波は正直に触覚が無くなっていると教えます。
光宣は水波の手を取り彼女の状態を確認しています。
確認が終わると光宣は水波の魔法演算領域が傷ついたままであることを告げます。
水波もある程度の自覚はしていたようです、それ程ガッカリした様子はありませんでした。
光宣が水波の治療方法を見つけ出すから諦めないで欲しいと言い出します。
水波は「何故?」と疑問を持ちましたが、よろしくお願いします、と自分でも予想外の返答を返しました。
水波は心の底では光宣の事を頼りにしているのかも知れないね。
自覚できていないようですが水波は光宣に惚れているようです。
光宣が水波に惚れているのは確定のようです。
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達也は伊豆の別荘を引き払う作業中でした。
そこで兵庫から光宣が水波のお見舞いに来た事を知らされます。
魔夜さんは光宣のお見舞いを認めたそうですよ。
四葉家は九島家と敵対するつもりは無いのかな?
達也は光宣の情熱的な行動にらしくないな?との違和感を得ます。
光宣に連絡を取りましたが繋がりませんでした。
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達也から連絡が入った時、光宣は吸収した周公瑾の意識体と会話していました。
水波の治療法を尋ねたのですが有効な方法は無いと言われてしまいます。
水波を魔法師に戻す為には彼女をパラサイトにするしか無いと言われてしまいます。
光宣は自分の抱えている活性化するサイオンが強すぎる問題を解決するにはパラサイトに成るしか無いと知っています。
水波をパラサイトにするなんてトンデモナイと考えますが二人でパラサイトになれば同じになれると考え心惹かれています。
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達也が深雪を連れて水波のお見舞いにやって来ます。
水波から光宣に治療法を探すと言われたと告げられて彼の来訪の目的を知る事になりました。
深雪が光宣にその手の知識があるのか?との疑問を持ちます。
達也は光宣の好意を素直に受け入れて彼が治療法を見つけ出すのに期待する事にしました。
水波を安心させる為に自分も手をこまねいているつもりは無いと伝えます。
水波は光宣に会ったら無理をしないように伝えて欲しいと言ってきました。
水波は光宣の様子が張り詰めていた事を知らせます。
水波の事を気に掛けるだけでなく、もっと深刻な悩みを隠しているように見えたと告げました。
達也は光宣は聡明な男だからは無茶はしないと思うが、と言いつつ心配なようです。
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達也は久々に一高に登校しました。
深雪と一緒に登校したので注目されています。
喜んだほのかが通学路を逆走してきて隣に並んでいます。
左に深雪、右にほのかの布陣で登校する事になったようです・・・羨ましいモテっぷりです。
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佐伯少将が風間中佐を呼び出して達也を説得できるか聞いてきました。
佐伯は外務省北米局の課長から達也をディオーネ計画に参加するように説得しろと命じられたそうです。
国防軍の背広組が同席していたそうですが彼らは達也が戦略級魔法を使える事を知らないそうです。
風間は達也を説得する事は無理だと告げました。
佐伯は外務省からの要請を断った事を達也に伝えれば彼の関心を買えるかと問いかけます。
風間はそれも無理だと返答しました。
佐伯少将は賢明ですね、達也には知らせる事なく外務省の要請を断る事にしました。
風間は冗談で達也を14人目の『使徒』として認めてはどうかと提案します。
佐伯少将が意外と乗り気になった事に驚きますが、今回は冗談で済んだようです。
風間は達也と疎遠になってしまった事を悔いているようです。
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達也は欠席中未履修だった一般科目を三倍速で集中的に受講していました。
昼食を採ろうと立ち上がった時に美月と十三束から声が掛かりました。
美月に先に食堂に行くようにお願いして十三束の話を聞く事にします。
十三束は時間の掛かる話があると言っています。
達也は放課後では駄目か?と渋っていました。
そこに平川千秋から「何よ、もったいぶっちゃって。話くらい聞いてあげれば良いじゃない」とヒステリックな声が掛かります。
千秋の暴言に美月が反応しています・・・彼女、意外と気が強いよねー。
千秋と美月が場外乱闘を始めようとしているので達也が止めます。
美月に今日は十三束と話すから一緒に食事は出来ない事を伝えておいて欲しいとお願いします。
達也と十三束は屋上で話す事になりました。
十三束は達也がディオーネ計画に参加しないせいで母親が倒れたと非難してきます。
達也はそれは魔法士協会会長と外務省の問題だ俺に文句を言われても困ると正直過ぎる感想を述べます。
十三束は激高しますが、達也は年下の女の子に喧嘩を吹っかけておいて『そんな言い方』も無いもんだと辛辣な反撃をしました。
達也は十三束にディオーネ計画の真の目的が魔法師を地球から追い出す事にあると説明します。
しかし十三束は信じませんでした。
達也は十三束に自分で気が付いて欲しと思いディオーネ計画の資料を読み直せと告げて立ち去ります。
しかし十三束には達也の意図は伝わらなかったようです、達也の考えを陰謀論だと結論付けていました。
十三束の反応が一般的な反応だそうです、達也にとって不味い事にならないでしょうか?
世論次第では達也は攻撃の対象になってしまうのだろうか?
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達也は深雪を地球に置いて、宇宙に行ったりはしないと考えています。
ここで発想の転換をして、深雪と一緒に宇宙に来てね、と誘えば達也はホイホイ付いて行ってしまうのでしょうか?
ありそうで怖い話だよね。
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エドワード・クラークはベゾブラゾフと連絡を取ろうとしているのですが拒否されています。
イギリスに居るマクロードに相談していますがベゾブラゾフとコンタクトを取る事は困難だとの結論に達します。
マクロードはベゾブラゾフが達也を再攻撃するだろうと予想しています。
彼の見解ではベゾブラゾフが達也を仕留められる可能性は50%だそうです。
彼らは達也の実力を知りません、実力が予想よりも高ければ失敗すると考えているようです。
二人にはベゾブラゾフの再攻撃が成功する事を祈るしか無いようです。
エドワードがフリズスキャルヴを魔夜に渡したのは四葉家の実力を探る為でした。
しかし魔夜さんは慎重な使い方しかしなかったそうです。
四葉家や分家の実力は全く分からなかったそうです。
流石魔夜さんですね。
達也は未だに警戒していますが彼は魔夜さんに守られていると考えるべきかもしれないね。
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レイモンド・クラークが計画したパラサイトを復活させる実験が行われました。
ウォーカー大佐がアークトゥルスに命じた実験はレイモンドが計画したものでした。
パラサイトが呼び出される事になりスターズに所属する魔法師とレイモンドがパラサイトになってしまいました。
ジェイコブ・レグルスとアレクサンダー・アークトゥルスもパラサイトになってしまいました。
レイモンドは自分が計画した偽の実験で自分よりも優秀なスターズのメンバーが踊らされる場面を直接見ようと考えて実験が行われる施設に来ていました。
これが不味かったですね・・・大人しくフリズスキャルブを通して間接的に観測するだけに留めておけば良かったんだよ。
レイモンドがパラサイト化する時に達也を屈服させるという歪んだ願いが付与されました。
誰にも気付かれる事なく、レイモンドはカリフォルニアの自宅に戻り、スターズのメンバーはスターズ本部基地に戻りました。
達也に厄介な敵が出来てしまったようです。
レイモンドの憧れが形になってしまったようですが標的にされてしまった達也にとっては迷惑な話だね。
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光宣は九島家が管理していたパラサイトを解放して自分の中に取り込みます。
パラサイトに意識を乗っ取られない為に自分に冷却魔法をかけてパラサイトに抵抗しています。
光宣は水波を助けたい一心で同化しようとするパラサイトに抵抗していました。
光宣は無謀な賭けに勝利して意識を保ったままパラサイトに成る事に成功しました。
パラサイト化させて水波を助けるという光宣の思惑は成功するのでしょうか?
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光宣が水波の病室にやって来ました。
そこで達也と会う事になります。
達也は光宣の雰囲気が以前と違う事に気が付きます。
何に成ったんだ、と問いかけると光宣はパラサイトに成った事を明かしました。
光宣は水波を完治させるにはパラサイトに成るしか無いと宣言します。
達也には水波をパラサイトにする意思はありませんでした。
光宣は達也が水波をパラサイト化して助けるって考えに同意してくれると思っていたようです。
彼に否定されて困惑していました。
達也を納得させる事ができないと分かった光宣は実力行使に出てきました。
光宣は病室で戦うと水波を巻き込んでしまうと考え窓から外に飛び降りました。
達也は光宣が水波に執着しているのでここで彼を止めるしか無いと判断して誘いに乗る事にします。
達也と光宣の戦いは攻撃魔法の撃ち合いになりました。
達也は光宣の左手を斬り落としたのですが光宣はすかさず斬られた手をキャッチしてくっ付けてしまいました。
パラサイト化したことで絶大な治癒能力を身につけたようです。
達也の攻撃は光宣の的確な対抗魔法により無効されていました。
達也は光宣を止めるには彼を殺すしかないと判断しますが実行に移せないでいました。
達也は光宣の事を自分にとって有効な戦力と考えていました。
水波の問題で一時的に対立する事になったが関係の修復は可能ではと考え殺すのを躊躇います。
光宣の方も達也を止めるには殺すしか無いとの結論に達します。
光宣も達也と永久に敵対する意思は無いようです。
決着はつかないと判断した光宣は水波に自分の考えを伝えられたので撤退する事にします。
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自宅に戻った達也は深雪に光宣との戦いの内容を伝えます。
達也は光宣が周公瑾の知識を得ている事を知りました。
深雪は光宣が周公瑾の残した魔法の解説書を読んで知識を取り入れたと思ったようですが違いました。
達也は何らかの方法で光宣が周公瑾の亡霊のようなものを吸収したと言っています。
光宣がエレメンタル・サイトを使える事も確認しまいた。
光宣は旧第九研の魔法、大陸流の古式魔法、パラサイトの異能、を持っています。
達也は彼への対策を練る必要があると言っています。
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パラサイト化した光宣をどうするか話し合う為に十師族が集まりました。
横浜にある魔法協会関東支部に達也と克人が出向く事になります。
他の参加者はネットワークを介しての参加となりました。
克人と達也の間には一度戦った後なので微妙な距離間があるようです。
達也は光宣と交戦した証人として克人は司会者としてこの場に来ているようです。
九島家からは老師である九島烈が参加していました。
会議は光宣を捕まえるって方向で纏まります。
光宣が水波に執着しているので彼女を囮にして光宣を捕まえる事になりました。
水波の護衛を四葉家が担当します。
水波の入院している病院の外周を十文字家が固めます。
七草家が光宣を捜索して捕縛する事になりました。
光宣が実家に戻る可能性もあるので二木家が九島家の援軍を務めます。
一条家は援軍二陣として控える事になりました。
その他の家は各々警戒に当たる事になります。
会議の席で光宣がどこからパラサイトを入手したのかって話になりました。
ここで魔夜さんは一体のパラサイトを四葉家で管理している事を明かします。
達也が幹比古たちと協力して捉えたパラサイトは2体あったのですが盗まれていました。
四葉家と九島家が一体ずつ持ち去ったようですが烈はその事実を公表できませんでした。
魔夜さんは知っているようなんですが烈に恩を売るつもりなのか口外していませんね。
四葉家で保管しているパラサイトの管理に烈から提供された術式を使っていると口添えまでしています。
氏族会議の雰囲気を見ると魔夜さんが一番力を持っているように思えます。
一条剛毅は自身の治療に四葉家の力を借りたので魔夜さんに頭が上がらなくなっているようです。
魔夜さんが女王様として十師族の頂点に君臨する時が迫っているのでしょうか?
魔夜さんは女王様が似合いそうだよねー、見てみたい気もするよね。
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魔法教会から帰ろうとしている達也と克人を真由美が呼び止めました。
彼女は二人を談話室に誘い会議で何が話し合われたのか聞き出す事にします。
真由美の意図が分からない達也と克人は困惑していましたが真由美には逆らえません。
二人は未だに真由美を言い包めるようには成っていないようです。
真由美は会議で決まった水波を囮にして光宣を捕まえる作戦に呆れているようです。
光宣がやって来なかった場合はどうするのか?と問いかけてきました。
克人はその場合は別の方法を考えると返答しました。
真由美が克人と達也は手を取り合ってこの事態の解決に当たるのよね?と言った事で達也は真由美の意図を察します。
彼女は達也と克人の蟠りを解きたかったようです。
お節介な人だと思いつつも達也は真由美の善良さに感謝しているようです。
達也は四葉家と十文字家は十師族として協力関係にある一時的な対立を何時までも引きずったりしないと返答しました。
真由美は自分の思惑が叶い満足したようです。
意外と将来的に真由美が十師族を纏めていく事になるのかも知れないね。
七草家の当主になるのは兄だろうから影の支配者として君臨する事になるのかもな。
真由美と克人の仲も進展している可能性がありそうですよ、気になるね。
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リーナはスターズ総隊長である自分を無視して第三隊と第六隊が極秘任務に就いていた事を知り落ち込んでいます。
今までも総隊長の自分を無視した作戦行動は多々あったそうです。
落ち込んでいるリーナは一高で達也たちと一緒にパラサイトを撃退した時の夢を見ました。
この夢がリーナを救う事になったようです。
パラサイト化してから基地に戻ってきたアークトゥルスとレグルスはリーナとの同化をはかりました。
しかしリーナに侵入する事はできず彼女を危険人物と判断して抹殺する事に決めます。
翌朝、リーナは早起きしてしまいます。
散歩に出かけたリーナは基地内部からの狙撃を受ける事になりました。
彼女を驚愕させたのは襲って来たのがレグルスとアークトゥルスだったからでした。
リーナは二人の攻撃を躱しながら逃げています。
慌てているリーナは基地司令部に繋がる電話機に気が付きませんでした。
この段階で司令部に襲われている事を報告できれば裏切り者の嫌疑は掛けられなかったのかも知れません。
そこに更なる刺客が登場してしまいます。
レイラ・デネブとシャルロット・ベガがリーナを裏切り者呼ばわりして襲ってきました。
彼女たちは第六隊がパラサイト化した事を知っていました。
二人はリーナが達也に篭絡されて第六隊をパラサイト化する実験を計画したと言っています。
リーナは身の潔白を訴えますが信じては貰えません。
リーナは混乱していて反撃しないので追い詰められてしまいます。
リーナの元にカノープスが助けに現れます。
彼はリーナが潔白であると主張してデネブとベガを説得しようとしていますが失敗します。
リーナの元にハーディ・ミルファクが車を横付けします。
リーナは彼に連れられて基地の外に逃げる事になりました。
追いかけようとしくるデネブは車の荷台に潜んでいたラルフ・アルゴンと共に車から落ちていきます。
第十一隊のシャウラがパラサイト化している隊員が居る事に気が付いてカノープスに指示を仰いだそうです。
そのお陰で彼らはリーナを信じる事ができたようです。
ミルファクがバランス大佐からのメールを受信しました。
バランス大佐はリーナに日本に逃げて四葉家の庇護下に入れと指示します。
リーナは日本に向かう事になりました。
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日本に到着したリーナは魔夜の命令を受けた黒羽家に保護される事になりました。
リーナの逃走を助けたカノープス、アルゴン、シャウラは略式裁判の結果、魔法師用軍事刑務所に送られたそうです。
ミルファクは西海岸方面に逃走したそうです。
USNA軍内部がパラサイトに汚染されたって事でしょうか?
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ベゾブラゾフは達也への復讐戦の準備を行っていました。
これまで魔法戦で負けた事の無かった彼は達也にトゥマーン・ボンバを防がれてプライドを傷付けられていました。
準備は着々と進んでいるようです。
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達也は一高で授業を受けていました。
今日は雨が降り無風状態です。
この天候状態はトゥマーン・ボンバを発動するのに最適でした。
達也は今日襲撃があると断定して最大限の警戒を行い襲撃を待ち構えています。
隣の席に座る美月は不審がっていましたが達也はベゾブラゾフの襲撃が予想される事を教えませんでした。
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ベゾブラゾフが一発目のトゥマーン・ボンバを発射しました。
ピクシィからの警告を受けて達也が迎撃します。
大型CADに繋がれていたイグロークが消滅した事でトゥマーン・ボンバは不発に終わります。
ベゾブラゾフは第二射の準備を行います。
彼は達也の魔法が発動に時間を要すると考えていました。
発動までにかかる時間差で二射目は当たると考えていました。
達也は一発目のトゥマーン・ボンバの軌道を辿り大型CADの位置を特定したようです。
ベゾブラゾフは達也の能力の詳細を知らないので大型CADの設置場所を伊豆の別荘を攻撃した時とは別の場所に移動させていました。
色々と対策を講じていたのですが全ては常識内の対処でした。
達也は目標を大型CADに変更してグラム・ディスパージョンとミスト・ディスパージョンを発動しました。
ベゾブラゾフは大型CADの中の入っていたので大型CADが砂になって分解されるのを体験する事になりました。
ベゾブラゾフは放心状態になってしまったようです。
達也にもベゾブラゾフは見えなかったようです。
標的をトゥマーン・ボンバを発射する大型CADにしていたのでベゾブラゾフは助かりました。
戦略級魔法の撃ち合いは達也の勝利に終わったようです。
ベゾブラゾフは存命しているので諦めずに達也を狙ってくるのでしょうか?
自信のある作戦だったようなので案外、力の差を見せつけられたので諦めるのでしょうか?
彼の動向が気になります。
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一高へのトゥマーン・ボンバによる攻撃はバッチリ観測データを取られていました。
このデータが魔法大学経由で政府に渡りました。
産業大臣がベゾブラゾフが参加を表明しているディオーネ計画の平和的性格に疑念があるとのコメントを発表しました。
このコメントにより世論がディオーネ計画不支持に回る可能性が出てきました。
達也は思いがけない副産物と喜んでいます。
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魔夜さんがESCAPES計画に提供する四葉家の施設がある巳焼島(みやきしま)の施設の見学に行くように勧めているそうです。
達也は魔夜さんが支援してくれる事をまだ疑っていました。
深雪は魔夜さんがESCAPES計画が四葉家の利益になると考えているのではと意見します。
達也はまだ信じられないようです。
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その日の夜、黒羽亜夜子がリーナを連れてやって来ました。
亜夜子から魔夜さんの指示でリーナを保護した経緯が語られます。
魔夜さんはリーナの隠れ家として巳焼島を考えているそうです。
達也にリーナを連れて巳焼島の案内をするように命じてきました。
達也はリーナと深雪を連れて巳焼島に向かう事にします。
魔夜さんへ達也の返事を持ち帰る為に亜夜子は帰って行きました。
電話で返事をしては駄目だと考えている魔夜さんは随分とリーナの件を警戒しているようです。
亜夜子が帰ったあと、達也と深雪はリーナから真相を聞き出す事にしました。
パラサイトが絡んでいると聞いているので二人は真剣になっているようです。
リーナは何と伝えるのでしょうね?
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巳焼島がどんな島なのか気になりますね。
深雪とリーナの水着姿が見られたリするのだろうか?
見れるとするならば、エリカ、美月、ほのか、雫も同行して欲しいよね。
期待が膨らみますがどうなるのでしょうね?
とても楽しみです。
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評価BCACAAAAAAAB
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