ラノベの感想) ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 第1巻 スクワッド・ジャム (電撃文庫)
小比類巻香蓮(こひるいまき かれん)は身長に悩みを抱えていました。
彼女は183cmという高い身長を嫌っていました。
もう少し身長の低い可愛い(自分でそう思える)女の子になりたかったようです。
第三者目線で見ると物凄くカッコイイと思うのですが本人はデカ女と悪口を言われているように感じています。
その為に内向的な性格になってしまったそうです。
しかし全体的に見れば彼女は凄く恵まれた環境にいるようです。
北海道で事業に成功した両親は凄い金持ちです。
年の離れた心優しい兄や姉に囲まれて育ったそうです。
大学に進学する時にダメもとで東京にある有名なお嬢様女子大を受けて合格してしまったそうです。
両親は大喜びで香蓮を東京に送り出す事になったそうです。
リッチな両親は香蓮の年の離れた姉夫婦が住んでいる高層マンションを借りて彼女に与えます。
アルバイトを禁止して使いきれないぐらいの仕送りをしてくれているそうです。
凄く羨ましい環境にいるよね。
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レーベル:電撃文庫
発行日:2014/12/10
著者:時雨沢恵一
イラスト:黒星紅白
ISBN:978-4-04-869094-2
雰囲気:アバター選び、PK、対人チーム戦参加、強敵との出会い、ファン獲得
大学はエスカレーター式なので同期の学生たちは下から上がってきた女の子が多いそうです。
内気な香蓮は自分から輪の中に入って行き友達を作る事が出来なかったそうです。
サークル活動や部活動にも参加しなかったので授業が終わるとマンションに帰ってくる生活を送っていたそうです。
勿体ないですね。
夏休みに帰省した時に香蓮はテレビで特集されていたVRゲームを目にする事になりました。
フルダイブ機能により現実の自分とは違った自分に成れると知った香蓮は詳しい友人に連絡を取りました。
高校時代の友達なのかな?美優ちゃんにアドバイスを受けながらVRゲームを始める事になりました。
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名前 | よみ | 性別 | アバター | 特徴 |
小比類巻香蓮 | こひるいまき かれん | 女 | レン | ピンクのチビ、殺し方がエグイ |
女 | ピトフーイ | エロコスのガンマニア | ||
男 | エム | 巨漢のチキンスナイパー | ||
新渡戸咲 | にとべ さき | 女 | エヴァ | 大柄な女隊長、指揮が上手 |
最初に手を出したのは美優がするめるALOというゲームでした。
アバターの名前は本名をモジって『LLENN』(レン)としました。
自分の分身となるアバターはランダムで作られます。
香蓮はドキドキしながら自分のアバターが出来上がるのを待っていたのですが失望する事になりました。
作り出されたのは長身のお姉様キャラでした!!
セクシー度は抜群のようですけど香蓮の求める姿ではありませんでした。
香蓮の目的はVRゲームの世界で小柄な自分になりたいって事のようです。
打ちひしがれている香蓮に美優が良いアドバイスをしてくれました。
VRゲームは《ザ・シード》と呼ばれる基本システムで作られているので一度作ったアバターをコンバートする事で別のゲームに転籍できるそうです。
香蓮は気に入った小柄なアバターが精製されるまでコンバートを繰り返す事になりました。
凄い執念を感じますね香蓮が気に入ったアバターを引き当てるまで数日を要したようです。
そして香蓮は150cmにも満たない自分の理想とするアバターを見つけ出しました!!
そのゲームは《ガンゲイル・オンライン》(GGO)という荒廃した世界で銃を撃ちあうゲームでした。
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香蓮は真面目な性格のようです。
チュートリアルをキチンと最後までこなして銃の特性や撃ち方をマスターしていきました。
当初はレンを使ってVR世界を動き回るだけで満足だったようですがモンスター狩を始めてみる事にします。
凄いのはレンはまだ誰もフレンドを作っていないところですね。
会話スキルの向上も始める目的の一つだったのですが完全に忘れているようです。
ボッチの彼女は独力で創意工夫してモンスターを狩っていきました。
手強いモンスターは攻略サイトを参考にして攻略しています。
ボッチゲーマーの鏡ですね。
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資金が溜まってきたのでレンの装備を可愛いものに交換してみようと考えます。
香蓮は現実では絶対に似合わない(本人が思い込んでいる)可愛いフリフリの服を探したのですが見つかりませんでした。
ここは荒廃した銃で撃ち合う世界なのでそんな実用性の無い服は存在していないようです。
香蓮は失望しかけるのですが装備の配色を変更できるサービスが存在しました。
香蓮は全ての装備をピンクに変更しました。
これが後で大きく彼女の遊び方を変える契機となります。
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レンは単独行動でモンスターを狩っていました。
狩の仕方も上達して罠を仕掛けてモンスターを動けなくしてから攻撃に移るという方法に進歩しています。
モンスターが罠にかかるのを待っているレンの元に三人組が近づいてきました。
香蓮はGGOではフィールドで知らないプレイヤーに遭遇したら撃ち合いになるとチュートリアルで教えられていました。
殺されると怯える事になります。
逃げ出すタイミングを逸したレンの元に三人組がやって来ました。
しかしレンの存在に気が付いていません。
そのままやり過ごせるかと思ったのですが、ここで仕掛けた罠にモンスターが掛かってしまいます。
爆発が起きて三人組は警戒態勢を取っています。
恐慌状態に陥ったレンは三人組を殺す選択をしました!!
色々悩むのですが香蓮は最終的に攻撃を選ぶ割合が多いようです。
レンのビルドは俊敏性を大きく向上させているので動きが凄く速いです。
三人組は猛スピードで急接近してくるレンを捉える事ができませんでした。
一方的にレンに撃たれて全滅してしまいました。
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初めての対人戦で大勝利を遂げた香蓮は何故そんな事が可能だったのか考えます。
この辺がスクスクと成長する所以でしょうか。
そして理由を発見しました。
保護色です・・・香蓮はレンの装備を全てピンクに変えたので砂漠地帯での保護色になると発見しました。
香蓮はこれは使えると考え以降狩の標的がモンスターからプレイヤーに変化しました。
香蓮はその後も砂漠で待ち伏せしてプレイヤーを狩っていたようです。
余りの戦果に噂が広がる事になりました。
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香蓮は慎重で計算高い性格のようです。
町ではピンクの装備を隠し違う配色の装備を身につけていました。
復讐を恐れての行動です、彼女は大胆で姑息なようです。
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レンがナンパされる事になりました。
声を掛けてきたのはピトフーイと名乗る女性プレイヤーでした。
彼女の装備は殆ど裸同然のセクシーなモノでしたよ。
雰囲気から香蓮はピトフーイが自分よりも年上だと思ったようです。
GGOには女性プレイヤーが少ないので直ぐに打ち解ける事になりました。
ピトフーイがレンに声を掛けてきたのはレンが砂漠でPKをしているプレイヤーだと見破ってのことでした。
レンはピトフーイは侮れないと警戒心を高めています。
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ピトフーイとフレンド登録する事になりました。
レンに最初の友達ができましたね。
ピトフーイはガンマニアだと言う事が判明しました。
さらに彼女は大金持ちの様です。
GGOはゲーム内で稼いだお金を現実の通貨に換金できます。
さらに現実世界のお金もゲーム内に持ち込めるそうです。
ピトフーイはリアルマネートレードでGGOのレア銃と呼ばれる貴重な銃を幾つも手に入れていました。
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レンはピトフーイに連れられてレア銃が売っている武器屋に行く事になりました。
そこでレンは愛銃となるP90と出会います。
出会った瞬間に恋に落ちたようですよ。
「何これ・・・、本当に銃なの・・・。かわいい・・・。なまらかわいい・・・」と呟いてしまいます。
ピトフーイに北海道出身だとバレました。
名前はどうすると聞かれたレンは銃に名前を付けるのか?と怪訝に思ったようですがこの世界への適応が進んでいます。
もちろん!と答えて「ピーちゃん」って名前を付けました。
ピトフーイも相当に適応が進んでいるようです。
沢山の敵の血を吸わせてあげるんだよ、殺した数だけ大きく成長する、と言っています。
レンは頑張って殺すと返答しました。
GGOは女の子が殺す、殺す言っている凄いゲームですね。
レンはピトフーイと《スコードロン》(ギルドのようなものです)を組む事になりました。
二人はモンスターを狩ったりPKをしたりして楽しんでいたようです。
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ピトフーイからスクワッド・ジャムと呼ばれる大会に出て欲しいと誘われます。
ピトフーイ自身は当日は友人の結婚式に出席する為、出られないそうですがチームを組む腕利きを紹介すると言っています。
香蓮は出場を迷っていましたがある出来事により出場する事を決めました。
香蓮は大学の敷地内で、併設されている女子高の生徒達と何度となくすれ違っていました。
六人組の生徒の一人が、「あの人背が高くて」と話している声が聞こえてきました。
香蓮は全員をぶっ殺してやりたいと感じています。
美優が当日行われる人気歌手のライブチケットの入手を目指していました。
入手できたら一緒にライブに行く事になっていたのですが入手に失敗してしまいました。
これで参加への障害は無くなってしまいます。
香蓮は『暴れてやる!』とのメッセージをピトフーイに送り参加を決めました。
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ピトフーイにスコードロンを組む相手を紹介される事になります。
やって来たのは熊のような大男でした!!
レンはビビってますよ。
現実の自分はこんな感じに見えてるのかな?と変な感慨を抱いています。
小柄アバターに成った恩恵を感じていますね。
ピトフーイは男性の事をエムと紹介してくれました。
ピトフーイを交えて三人で狩にでも行って親交を深めるのかと思ったのですが二人を残してピトフーイは帰ってしまいます。
初対面の男性を相手にレンは戸惑っていますね。
思わず敬語で話しかける事になってしまいます。
エムも緊張しているようですがレムをリードして打ち合わせを始める事になりました。
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エムはレンの能力を把握しようと考えたようです。
借りると高いGGO内の訓練施設を使ってレンの能力測定と訓練を課してきました。
素直なレンは何の役に立つのだろう?と疑問に思いながら訓練をこなしています。
エムの指示で走ったり、止まったり、伏せたりしています。
エムの撃つ銃弾の音を聞いて撃ってきた方向と距離を把握する訓練などもしていました。
エムから銃についてのレクチャーも受けていました。
スクワッド・ジャムは6人までのスコードロンを組む事が出来ます。
レンとエムは二人だけで参加する事になりました。
人数的に無茶じゃないか?と思われるのですが、どうなるのでしょうね。
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当日、集合場所の酒場に集まります。
ここでレムとエムは最後の作戦会議を行う事になりました。
エムがナイフを使った近接戦闘の技術を教えてくれます。
これが実戦で役に立つ事になりました。
レンは女子大生が知る必要のない戦闘技能を身につけていく事になってしまいます。
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レンとエムは森の中に転送されゲームがスタートしました。
森を抜けて市街地を目指します、そこに陣取り敵を迎え撃つ予定でした。
森を抜けようって段階でレンは敵と遭遇する事になりました。
スクワッド・ジャムでは10分毎に衛星からのスキャンが入り参加チームの位置が地図に表示されます。
チーム戦なので全てのメンバーが表示されると画面が見難いとの理由でチームリーダーの位置だけが表示されます。
エムはこれを逆手にとりレンを囮として使う事にしました。
レンは途中でその事実に気が付いて扱いがブラック過ぎると憤りを感じます。
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レンが発見したのはマシンガンをこよなく愛する集団でした。
全員がマシンガンを装備して撃ちまくってきます。
彼らはマシンガンが撃てれば幸せなんだそうです。
後ろを警戒するとかチームで役割を分担するとかの考えはありません。
全員が発見した標的に向かってひたすら銃撃してきました。
レンは泣きながら大きな木の影に隠れています。
エムに助けを求めても動くなと指示が返ってくるだけでした。
エムは何かを待っているようです。
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調子に乗ってレンのいる場所を銃撃していたマシンガン野郎たちは背後から襲われる事になりました。
襲ってきたのは見事な役割分担と慎重で素早い行動ができる高度に訓練された一団でした。
マシンガン野郎たちは2人を残して殺されてしまいます。
銃撃が止んだのでレンとエムは合流する事ができました。
エムは見事な動きを見せているチームはプロの兵士、自衛隊か警察の特殊部隊じゃないか?と予想します。
レンはプロがゲームに出てくるのは反則だと文句を垂れていました。
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レンは反撃したいと主張しますがエムは冷静です。
マシンガン野郎たちとプロチームの戦闘を見て他のチームが集まってくると予想します。
プロチームと集まってきたチームがぶつかる事を期待して離れた場所にある住宅地に向かう事にしました。
レンとエムは高速道路を猛スピードで駆け抜けて目的地に向かいました。
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目的地の周辺には他のチームは居ませんでした。
ここで罠を張ってプロチームを迎え撃つ事になりました。
エムがゲームならではの作戦を考案しました。
小柄なレンをスーツケースの中に居れて交差点に放置して敵をおびき寄せようと考えました。
スーツケースには入れないだろうとレンは否定的でしたが試してみると入れてしまいました。
香蓮はレンの小ささに感動しています、小さいという事実がとても嬉しいようです。
エムはコンバットナイフを使ってスーツケースの一面をくり抜いてレンが立てるように改造しました。
レンは真っ暗闇の中でプロチームが近づいて来るのを待っています。
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衛星スキャンで自分たちの80メートル前方に敵が居ると判明しているのに誰も居ません。
プロチームは困惑しています。
隊長は冷静に観察しています・・・敵が居ると予想される地点にスーツケースを発見しました。
直ぐにスーツケースを撃てと命じています。
決断力が凄いですね、チームメンバーはスーツケースを撃とうとしますがレンの動き出しの方が早かったです。
いきなりスーツケースから足が生えて立ち上がります。
蓋が開いて中から小さなピンクの子供(レン)が飛び出してきました。
最初の一人は驚いて引き金を引く前にレンに撃ち殺されてしまいます。
レンは俊敏性を生かして敵兵に接近して下方からの(小柄なので下からになります)銃撃で次の一人を殺します。
大会のルールで死体は《破壊不可能オブジェクト》になるので死体を盾にして敵の銃撃を避けています。
小柄ならではの戦い方ですね・・・エゲツナイとも言えますが。
死体の影から撃たれて更に一人が殺されてしまいました。
プロチームの隊長は健在だったのですが相手の動きは人間とは思えない、これ以上の戦闘継続は無意味と判断して降参する事にしました。
プロチームを倒してしまった、とレンは大喜びしていました。
プロチームは訓練として今回の大会に参加しているようです。
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レンとエムは湖の周辺で敵を迎撃する事になってしまいました。
予想では距離があると思っていたのですが敵が移動スピードを向上させる便利アイテムを入手していました。
水上を走れるホバークラフトを入手していました。
ゲームが進んで残りチームが減ったので移動時間を短縮して遭遇を容易にしようとの運営側の配慮のようです。
ここでエムが本領を発揮する事になりました。
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エムは最初から大きなバックパックを背負っていたのですがレンは中身を知りませんでした。
エムはここでそれを使う事にします。
中身は宇宙船の装鋼板を加工して作った扇状に広がる盾でした。
エムはレンに囮として敵の前に飛び出して逃げまくれとの指示を出してきました。
敵はエムが狙撃で仕留める事になります。
またもブラックな要求なのですがレンはやってやると気合を入れています。
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盾は驚きの高性能を誇りました。
敵の弾丸を上方向に弾いています。
GGOでは銃の引き金に指をかけるとバレットサークルと呼ばれる円と、バレットラインと呼ばれる赤い線が出現します。
バレットサークルのどこかに銃弾が飛んでいく事になっています。
これが攻撃側のアシスト機能です。
バレットラインはバレットサークルの中の実際に銃弾が着弾する地点を示しています。
撃たれる側はどこを撃たれるかが分かります。
位置がわかっている場所からの狙撃ではバレットラインを参考にして避けられてしまうのではないかとの懸念があります。
ここでエムが神技を見せてくれました。
エムは撃つ瞬間まで引き金に指をかけず、バレットラインに頼らない狙撃を見せてくれました!!
敵はバレットラインが見えたらホバークラフトを旋回させて避けながら接近して仕留めようと考えていました。
哀れすぎますね、バレットラインが見えない狙撃で全滅させられてしまいました。
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この段階で残りチームが二つになりました。
いよいよ優勝が見えてきました。
二人は油断していたようです・・・レンが狙撃されてしまいました。
エムはレンを抱えて逃走を図ります。
湖に浮いていたホバークラフトにレンを投げ込み対岸に逃げました。
エムの行動が素早すぎますね。
銃器に詳しく、バレットラインを使わない狙撃もできます。
彼は何物なんでしょうね?
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何とか逃げ果せる事ができました。
エムが指定時間に読めと言われて渡されたピトフーイからだと思われる手紙を読みます。
読み終わったエムが豹変する事になりました・・・エムがレンに銃口を向けてきましたよ!!
なんで?
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エムはレンを殺そうとして撃ってきました!!
レンは戦士としての感覚が恐ろしく向上していました。
咄嗟の事だったのですがエムの銃撃をかわして逆にエムにピーちゃんを突き付ける体勢を取れるまでに成長していました。
殺されそうになっているエムの態度が更に変化します。
殺さないで、と哀願してきました。
ゴツイ顔をしたエムが泣き出しています・・・レンはエムが年下の従弟に成ったと感じています。
これまでエムの事をタメ口が聞ける親戚の叔父さんだと思う事にしていました。
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手紙を読んで彼の態度が豹変した事がわかっているのでレンは手紙を読ませてもらう事にします。
差出人はピトフーイでした。
彼女の手紙には優勝しないと殺すと書いてありました!
レンはゲーム内での話だと考えていましたがエムは現実世界でピトフーイに殺されると恐慌状態に陥っています。
エムがピトフーイの人となりを説明してくれます。
ピトフーイは現実世界で殺人を犯せる性格をしているそうです。
彼女はデスゲームに憧れている、未だにあのゲームに囚われている、イカレてるんだ、と力説しています。
エムは手紙の中に自分がリーダーになって降参した場合についての記述が無かったのでレンを殺して自分がリーダーとなり降参しようと考えたそうです。
レンは、エムが大会で死ぬとピトフーイから殺されると言っているので彼を残して一人で最終決戦に挑む事を決めます。
隠れていてとエムに言い残して、隠れる事ができる岩場に向かい罠を張る事にしました。
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残っているチームは女性6人のロシア製の銃器を愛用するチームでした。
ロシア製の銃器は性能の割に値段が安いそうです。
もしかしたら彼女たちは学生なのかも知れないね。
チームで共通の弾丸が使えるように銃器を揃えていたり、拘りの銃器を持ち寄っていたりと、色々なチームが居ましたが、彼女たちは装備代を安く済ませたかったのかも知れません。
ロシア製の銃器の値段が安いのはライセンス料を安く設定して人気を取ろうとしているとの噂があるそうです。
しかしこのチームは連携が取れていました。
役割分担がしっかりしていて、リーダーの指示通りに行動する事ができました。
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岩場に隠れたレンは逃げ続けても勝てない事に気が付きます。
残りの弾丸数が減ってきていたので無駄撃ちも避けたいところでした。
これまでに敵を倒した状況を思い出し、自分の優位点は接近戦にあると気が付きます。
レンはスナイパーに狙われて岩の影に隠れていました。
逃げる手段が無いかと考えたレンは持っていたグレネードの爆風を利用して敵の弾道を逸らして逃げ出しました。
レンの機転に敵は驚いていました。
レンは敵への突進を始めました。
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レンたちが二人だと分かっているので敵はレンを包囲して殺そうとしてきます。
三方向から囲んで撃ち殺そうとしていたのですがレンが俊敏性を生かして空中からの乱射を慣行しました。
仲間を殺されてボスと呼ばれている敵リーダーが逆上します。
レンとの接近戦になりました。
ボスはレンの使うピーちゃんを掴んできました。
左腕に被弾しているのですが凄い執念です。
名前を聞かれてレンと答えるとボスはエヴァと名のり返してきました。
お互い残弾が無くなってしまいます。
そこに残っていた敵スナイパーが現れます。
スナイパーはボスとレンが接近し過ぎているので撃てません。
ボスがサイドアームの拳銃を取り出しレンの腹を撃ってきました。
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レンの負けだと思われたのですがボスの銃弾はピーちゃんに当たりレンにダメージが通りませんでした。
しかし激しい連射を受けたピーちゃんは破壊されてしいました。
ピーちゃんを破壊されてしまったレンは逆上します・・・コイツはぶっ殺す。
ここでレンは使う場面は無いよなと考えていたナイフを使った格闘戦を挑む事になります。
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レンはエムに教えられた通りに大柄なエヴァの股間を抜けて後ろに回り込みます。
股間を通り抜ける間に内股にある大腿動脈を切りつけました。
エヴァが大きなダメージを受けてしまいます。
エヴァはレンのナイフを弾きにきます。
レンは咄嗟にナイフを手放し左手で握りなおしてエヴァの首を切り裂きました。
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残ったスナイパーがボスの仇を取ろうとしてきましたが彼女の事はエムが狙撃してくれました。
エムとスナイパーの撃ち合いになるのですがエムが生き残りました。
最後の敵が倒されたのでレンとエムのチームが優勝する事になりました。
エムはスナイパーと撃ち合う時にバックパックを前面に背負いなおして防御を固めていました。
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レンが最後に助けてくれた理由を聞くとエムは自分が安全だったから、と答えました。
レンとエムは大会が終わると直ぐにログアウトして帰ってしまいます。
優勝インタビューとかは受けなかったようです。
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後日、香蓮は大学の敷地内で以前から見かけていた6人組の女子高生に声を掛けられました。
黒髪ロングだった香蓮が黒髪ショートになっていたので驚いて声を掛けてしまったようです。
ショートも素敵ですと言っていますよ。
彼女たちのリーダーが特に香蓮に憧れているようです。
以前から香蓮の事を背が高くてカッコイイと思っていたそうです。
予想外の感想を聞いて香蓮は戸惑っているようです。
彼女たちは新体操部に入っているそうです。
リーダー格の女の子が部長でボスと呼ばれているそうです。
新渡戸咲というそうです。
香蓮は大学一年の小比類巻香蓮と名乗りました。
咲はもう少し身長が欲しかったそうですが、もう伸びないんです、と言って嘆いています。
低身長を気にしている咲は高身長な香蓮に憧れを抱いたようですね。
香蓮の方が小柄な咲たちの事を可愛いと言って羨んでいました。
香蓮は、ずっと背が高いのが嫌だったんだけど、一昨日起こった出来事のお陰でどうでも良くなった、と語ります。
この二人は対照的な悩みを抱えていたようです。
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見かけたら声を掛けても良いですか?と問われたので、勿論と答えて別れる事になります。
咲が握手を求めてきました。
握手しながら「優勝おめでとう。でも、次は勝つよ、チビ助」と咲が言ってきました。
香蓮は「いつでもかかってきなさい。デカ女」と返しました。
なんと咲は最後に戦ったエヴァだったようです。
と云う事は彼女たちがロシア製の銃器を使っていたチームのメンバーのようです。
彼女たちは全員小柄なんですがアバターは大女ばかりだったよね・・・彼女たちも現実とは違う自分を作りたかったのだろうか?
意外な場所で意外な人と知り合ってしまいましたね。
咲は香蓮の事をライバルとして認定したのでしょうか?
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マシンガン野郎たちの反省会は独特でした。
彼らはマシンガンの数を増やす為に筋力値を上げる事にするようです。
マシンガンを二丁持てるように成れば火力が二倍になると考えています。
彼らはマシンガンが思う存分撃てればそれで良いようです。
もう少し長い間生き残ってマシンガンを撃ち続けていたいそうですが、この強化方針で良いのでしょうか?
役割分担をしっかりする方が効果的だと思うのですがそのつもりは無いようです。
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プロと思われていたチームの正体は自衛隊の隊員でした。
菊岡という人物の勧めでゲームに参加して訓練としての効果を判定するのが目的だったようです。
参加した隊員は射撃が簡単過ぎるのが悪い点、作戦ミスで味方が死んでも実際には生きているのが良かった点、と言っていました。
作戦行動の練習用には適していると言いたいのかも知れません。
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エムと思われる人物とピトフーイと思われる人物が会話しています。
二人は同棲しているのかな?
ピトフーイはエムの事を殴りながらスクワッド・ジャムに参加出来なかった事を嘆いています。
レンはエムってアバター名は、地図を読むのが上手いからマップから採ったんでしょ、と言っていましたがマゾのMのようですね。
レンの事を”生まれつきVRゲームの才能がある”人間と言っています。
更に戦闘の才能まで開花させちゃって、やっぱり強いわあの子と絶賛しています。
リアルではどんな体をしているんだろう?と興味深々のようです。
ピトフーイは第二回のスクワッド・ジャムが開催される事を期待しています。
開催されるならば絶対に参加すると言っています。
ダーリンも参加ね!社長命令だから!と言っています。
ピトフーイが社長でエムは社員なんだろうか?
この二人の関係がどんなものなのか気になりますね。
ピトフーイは参加したら、派手に戦って死ぬ、と言っています。
死にたがりの危険人物なんでしょうかね?
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レンはピトフーイをゲーム内で倒せたらリアルで会うと約束していました。
ピトフーイの言動を見ると会わない方が良いように思えますね。
エムの言ってた通りでピトフーイは危険人物のようです。
レンとピトフーイはリアルで会う事になるのでしょうか?
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成分 | 美少女 | マッチョ | 銃器 | 戦闘 | 作戦 | 変人 |
評価 | A | AAA | AAA | AAA | B | B |
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