ラノベの感想) 鬼物語 (講談社BOX)


レーベル:講談社BOX
発行日:2011/9/28
著者:西尾維新
イラスト:VOFAN
ISBN:978-4-06-283781-1
雰囲気:襲われる真宵、忍の昔話、斧乃木ちゃん登場、臥煙の介入、真宵との別れ、怪しい扇

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第忍話 しのぶタイム
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001
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暦はキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードがその名を捨てて忍野忍になった事に感謝しています。
忍が400年前にこの国で何をしたのかって話だそうです。
それは現在に繋がっている部分もあるそうです。
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002
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暦は真宵を連れて自宅に向かっていました。
久々に真宵と話せてうれしいようですが真宵は暦の事を嫌っているプレイをしているようです。
暦がどんな話を振っても嫌いですとか、阿良々木さんと一緒は嫌ですとか返答してくれます。
お腹が空いた暦は真宵にランチを奢ろうとします。
ここで暦が面白い事を考えています。
真宵の存在は普通の人には見えないので真宵が食べた物はどのように扱われるのか?との疑問を持ちます。
空中に食べ物だけが浮いているのか?と考えています。
本当にそのように見えるとしたら結構怖いですね。
暦は自転車の二人乗りを要求していますが真宵は断っていますね。
暦は、真宵が後ろに乗るのを待っている時に『それ』を目撃したそうです。
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003
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暦と真宵は自転車の二人乗りで『それ』から逃げる事になります。
暦は重心を一つにする為に真宵に自分に抱き着けと指示します。
緊急事態だと理解している真宵は素直に従ってくれます。
暦は背中で真宵のおっぱいの感触を楽しみながら自転車を漕いで逃げる事になります。
真宵が後方を確認して『それ』からの距離を測っています。
近くも無く遠くも無い位置を付いてきていると言っています。
二人が脅威を感じた『それ』を認識する事ができませんでした。
『くらやみ』であると理解します。
暦は体を密着させてきている真宵に回転しろと命じておっぱいの柔らかさを存分に堪能していました。
目で見る事で悪い事が降りかかる怪異の可能性を考慮した暦は真宵に自分の背中にキスしろと命じます。
緊急事態なので真宵は素直に従ってくれて暦の背中をチューチュー吸う事になりました。
これは唾液が背中に付くだけであまり気持ちよくなかったそうです。
爆走する暦の視線先に信号機が映ります。
赤信号なので曲がったのですが暦は間違いを犯してしまいました。
彼らは車道を走っていたので右折も左折も禁止でした。
二人に天罰が落ちたそうです。
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004
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『くらやみ』に突っ込みかけていた暦と真宵は斧乃木ちゃんに助けられる事になりました。
斧乃木ちゃんが『例外のほうが多い規則』を使って二人をぶん殴って軌道を逸らしてくれたようです。
暦は斧乃木ちゃんが『くらやみ』について知っていて説明してくれるものだと思っていました。
しかし彼女も相手が何者なのか理解していないそうです。
戦うか逃げるかの選択を迫られた暦は逃げるを選びます。
斧乃木ちゃんも賛成してくれました。
暦は未だに自分に抱き着いた姿勢で気絶している真宵を引き離します。
そしてパンツの中身を確認してからお姫様抱っこで真宵を抱えます。
斧乃木ちゃんは要らない動作が入っていたと突っ込みますが暦はスカートの中に怪異がいたらどうすると言い訳してました。
『例外のほうが多い規則』離脱版を使い逃げ出す事になりました。
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005
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暦は斧乃木ちゃんは攻撃的な怪異だと思っていましたがそれだけでは無い事が証明されました。
斧乃木ちゃんは上方向に大きくジャンプする事で『くらやみ』から逃げる事に成功しました。
暦は気絶している真宵を寝かせ布団代わりに自分のシャツを掛けてあげます。
穿いていたジーンズを丸めて枕代わりにしています。
暦はトランクス一丁になってしまいました。
斧乃木ちゃんが暦の筋肉に興味深々です。
暦の筋肉を誉めながら触って来ますよ。
斧乃木ちゃんは『くらやみ』について何も知らないと言っています。
暦は夜に成れば忍が目覚めるので彼女に教えてもらうので心配ないと主張します。
忍の事を褒めたので斧乃木ちゃんは気分を害したようです。
後期高齢者の知識なんて信用ならないと主張しています。
主人である暦が死にそうになっているのに呑気に寝ているなんて性悪女と罵っています。
暦の影の中に忍が入っていると知っているの斧乃木ちゃんは影をグリグリ踏んずけています。
暦は怪異を食べる忍に『くらやみ』を食べさせて現状の打破をはかろうと考えていました。
羽川に聞いてみるのも良いかもと考えますが学校をサボったので羽川に罵倒される可能性が高そうです。
『教えてあげるし、好きなだけ胸を触っていいから、もう話しかけないでくれるかな』
羽川が言いそうもない台詞ですよね、好きなだけ胸を触っていい、とは絶対言わないと思うんだけど。
暦の妄想は留まるところを知らないよね。
助けてくれたお礼をいつか必ずすると暦が言うと斧乃木ちゃんは即座にお礼をして欲しいと言ってきます。
いつ消滅してもおかしくない怪異の自分がお礼は即返しが基本だと言っています。
斧乃木ちゃんが暦に近づいてきてキスしてきました。
暦は自分が被害者になったと感じています。
斧乃木ちゃんは「あーあ。浮気した浮気したー。駄目な男だなあ、鬼のお兄ちゃんは」と言っています。
斧乃木ちゃんは忍への当てつけとしてキスしてきたようです。
「じゃ、まあ頑張って生き残ってよね。ルールのわからない、このゲームを」と言い残して仕事に戻って行きました。
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006
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斧乃木ちゃんが仕事に行ってしまったので暦は真宵と二人きりになりました。
ここは学習塾跡の廃墟です。
真宵はまだ眠ったままです。
暦は真宵が眠っているって事は、何をしても良いんだよな、と暴走を始めようとしていました。
そこに「吸血鬼ぱんち!」と叫んで忍が登場しました。
暦は忍から折檻を受ける事になりました。
暦は斧乃木ちゃんとのキスを忍に見られていたのか確かめる為に遠回しに聞いてみる事にします。
その前に忍の方から斧乃木ちゃんとのキスを見ていたと教えられてしまいました。
暦とリンクしている忍は斧乃木ちゃんにキスされて暦の心臓がドキドキ煩く鼓動したので起きてしまったそうです。
忍は言い訳を聞きたいそうですよ。
暦が素直に謝ると、そんな事はどうでもいいんじゃと出鼻をくじかれてしまいました。
暦は一刻も早く忍に『くらやみ』について質問したいのですが忍が無駄話を続けます。
忍を黙らせ話を聞かせる為に暦はキスで忍の口を塞ぎました!!
大胆な行動ですね、忍は凄く照れているようですね。
暦は忍が寝ている間にあった出来事を語ります。
語るうちに事象を整理できるかと期待したのですが無理でした。
忍は『くらやみ』について知っていると言っています。
しかし『くらやみ』は怪異ではないそうです。
忍は400年前にこの国に来た時に『くらやみ』を見たことがあるそうです。
その時代の忍は『くらやみ』の中に呑み込まれてしまったそうです。
このまま放置すると町が消えてしまうと言っています。
真宵はまだ目覚めていません、結構呑気な幽霊です、暦はメンタルが弱過ぎると言っています。
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007
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忍が400年前に体験した事を思い出しながら話してくれます。
最初の眷属を作る話になるので暦にきちんと嫉妬するようにとの注意を促しています。
当時の忍は旅行者だったそうです。
オーロラが見たいと思った忍は南極に行ってみたそうです。
オーロラは綺麗だったそうです、人生で一度は見るべきだと力説しています。
南極には人間が居ませんでした。
人間が居ないと怪異について話題にならないので存在力が弱まってしまったそうです。
このままでは存在が消えてしまう窮地に陥った忍は思いっきりジャンプして南極を離れたそうです。
地表の7割は海なので海に落ちるだろうとの想定で太平洋側を目指して飛んだそうです。
しかし着地点に陸があり湖に着地する事になってしまったそうです。
何て言うのかどうしょうもなく間抜けな理由で日本にやって来たようです。
湖を消してしまった事から、ろくでもない鬼の物語が始まったそうです。
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008
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忍が着水した事で湖の水が跳ね上げられたそうです。
その地域は日照り続きで困っていたそうです。
そんな状況下で忍の行為により雨が降る事になりました。
忍は着水した瞬間を目撃されてしまったそうです。
人間に目撃される事が目的だったので大成功だったと言っています。
雨を降らせる事ができた存在は人間であれ怪異であれ神にされてしまうそうです。
忍は神にされてしまいました。
人間を助けようとの意図は全く無かったので忍は困ってしまったようです。
適当に南極から大ジャンプして着地点に湖があったってだけですからね。
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009
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暦は当時の日本人は金髪金眼の外国人は珍しく長身の人間も少なかったので神々しく見えただろうと褒めます。
忍は煽てに弱いので物凄く喜んでいます、ポールダンスをしてくれると言ってるね。
当時の忍は日本語を理解できなかったそうです。
神として崇め奉られている間に日本語を覚えてタドタドシい日本語を話せるようになったそうです。
現在の忍はリンクされている暦から現代の日本語を学習しているそうです。
萌え、ツンデレ、三つ編み巨乳委員長、とかの語彙を習得したそうです。
暦は最初の眷属について興味を持っています。
忍は話は繋がるから安心しろと言ってますね・・・
暦は忍の性格上、いつまでも神様をしていられなかっただろうと考えます。
忍は長続きしなかった一年ほどだったと言っています。
何かがあったようです。
忍は自分が神様向きじゃなかったと述懐しています。
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010
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アホな連中が神様に祭り上げたので忍は神様生活を堪能してたそうです。
誰にも認識されない南極で疲弊したのでバカンス気分で回復を図ろうとしたそうです。
忍は自分を神と崇める人々の期待に応えて時折雨を降らせていたそうです。
海上から雨雲を持ってきていたそうです。
忍は村人に自分の名前を教えませんでした。
名前を教えると存在が固定されてしまう可能性があったそうです。
忍の側も村人たちを個別に認識してはいませんでした、全員で人間たちと認識していました。
忍に誤算があったのは人間たちが彼女の事を怪異として認識しないで神として認識していた事です。
その為いつまで待っても回復する事は無かったそうです。
忍は自分が消してしまった湖に神殿を建てて神域としたそうです。
物資具現化能力で立派な神殿を建てたそうです。
呑気に神様稼業をしてバカンスを楽しんでいたのが間違いだったそうです。
吸血鬼の伝説が無いと知った時点で立ち去るべきだったと後悔しています。
一人目の眷属になる男に回復しない理由を教えられたようですね。
その時代は幕藩体制の時代で、とても平和な時代だったそうです。
平和な時代なのにその男は武士であり戦士でした。
彼は怪異と戦っていたそうです。
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怪異と戦っていたと聞いた暦は忍野メメ、貝木泥舟、影縫余弦を思い浮かべます。
しかし彼らは専門家であって戦士ではないよなと違和感を持ちます。
ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターなどの存在に近いのかな?と考えます。
忍もそれに近いと肯定しています。
忍は一人目の眷属について詳しい素性を忘れています。
彼女は彼の名前も知りませんでした。
妖怪退治を生業とする由緒正しき一族の末裔だ、とか言っていたと曖昧です。
彼が妖刀心渡りを所持していたそうです。
怪異退治に使っていたそうですから神刀と言った方が良いそうです。
暦に嫉妬するように言っていましたが、あまりにも情報が無いので嫉妬心を抱く事はできませんでした。
余りの扱いの酷さに暦は同情心を抱いています。
同情心から彼に『初代怪異殺し』との仮名を付ける事にしました。
忍にとって暦の存在は特別なんだそうです。
500年以上の人生において唯一の命の恩人だそうです。
暦は思った以上に適当に生きている忍に驚いています、それでよく今まで生きて来れたなとの感想を抱いています。
暦は初代怪異殺しは忍を退治しに来たのか?と疑問を持ちました。
しかし当時の忍は神様扱いされているので退治する対象にはなりえなかったそうです。
一度はバトルになったそうですが、そこで生き残ったと考えると初代怪異殺しは凄腕なのかも知れないね。
最終的に彼を眷属にしたので忍が吸血鬼だと言う事がバレました。
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やってきた専門家は忍を退治しにきた訳では無かったそうです。
神が顕現したと聞いて由緒正しき身として様子を見に来たそうです。
初代怪異殺しは50人程のお供を連れていたそうです。
彼の持っていた二本の刀の気配を察知した忍は社を破壊して登場したそうです。
相手に対するパフォーマンスと歩いて出て行くのが面倒だったので社を壊して外に出たそうです。
パフォーマンスの効果は絶大で初代怪異殺しと側近の4人を除いて腰を抜かしてしまったそうです。
忍が戦意を失うほどの醜態を見せていたそうです。
忍の力が彼らがこれまで相手にしていた怪異よりも段違いに大きいと理解した彼らは戦う事はしませんでした。
彼らは忍に『お前は本当に神なのか』と聞いてきたそうです。
忍は『好きに考えるがよい。ただし儂の名を呼ぶな』と答えたそうです。
これが不味かったようです神を自称しなかった事が説得力を与えてしまいました。
彼らは忍の他にも神を相手にしていたようで、忍の存在を神と認識すると事務的な対応に変化したそうです。
最終的に『あんまりやり過ぎるなよ』と言ってきただけでした。
忍は専門家を脅威と認識していません、人間と大差無いと考えていました。
彼女の興味は心渡と夢渡だけだったので運命に任せるべきと考えその地に留まったようです。
初代怪異殺しの持っていた刀に関してですが、一本は心渡りで、もう一本は強すぎる心渡りを抑える為のモノだそうです。
『夢渡』という名前で怪異を生かす事ができるそうです。
専門家の来訪を機会に立ち去れば良かったと後悔しているよ。
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暦が夢渡について質問する事になりました。
今話を聞いておかないと忍が忘れてしまうと考えたからです。
忍は大抵の事を忘れているようなのでその危惧は正しかったと思います。
夢渡は心渡で殺された怪異を生き返らせる事ができるそうです。
あくまでも心渡で殺された怪異だけだそうです。
忍は自分には必要ないモノと言っていましたが暦は納得しました。
彼女と暦は物凄い回復能力を持っているので確かに必要ありませんね。
忍にとって怪異は食べ物でしかないので殺した相手を生き返らせる必要はありません。
彼女は刀を二本も持ち歩くのは重いから、と夢渡を複製しなかった理由を述べています。
これは気分の問題なんだそうです。
初代怪異殺しとバトルをしたと聞いていたので暦は勝敗の行方を気にしています。
暦は負けて生き返らされたのかと思ったようですが忍に殴られてしまいました。
負けた可能性を考えるだけでも駄目なんだそうです。
バトルは酒の席での余興として行ったそうです。
忍は軽くあやしてやったと言っているので勝負にならなかったようです。
初代怪異殺しは集団戦のリーダーとして強かったそうです。
だからタイマンで負けるのは当たり前な事なんだそうです。
暦は初代怪異殺しは大した人物では無かったのか?と問うと忍の配慮がそう思わせたんだと返答されます。
専門家として見た場合、初代怪異殺しの実力は暦よりも12枚は上だそうです。
暦は忍が現地住民に上手く溶け込んでいたと察して神様を続けてれば良かったじゃないか?と問いました。
忍は吸血衝動の他にもう一つ問題があったそうです。
それが原因で1年間で神様家業は終わったようですよ。
それは暦も知っている筈なんだそうです。
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忍が抱える問題とは彼女の大きすぎる力が『よくないもの』を呼び寄せるって事でした。
この時の忍はうっかりしていたそうです。
よくないものが中々やって来ないなと思っていたそうです。
やって来ないので、まだ大丈夫と思い1年間も同じ場所に留まってしまったそうです。
忍は元来、よくないものが集まる前に居場所を変えていたそうです。
現れたよくないものは忍が一人で対処可能だったそうですが周囲に迷惑を掛けるつもりも無かったそうです。
その為に短期間で居場所を変えていたそうです。
しかし忍が気付かないだけでおかしな現象は始まっていたそうです。
人間が消えていったそうです。
初代怪異殺しと一緒に調査しても証拠が出なかったそうです。
それで二人はこの事件が怪異や専門家の引き起こした事ではなく人間が起こした事件だと思い放置したそうです。
そして近隣の住民が一人も居なくなったそうです。
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暦は忍の言った近隣住民が居なくなったって話を聞き間違いかと思いました。
忍の話し方が下手糞で分かり難いと文句を言っています。
ここまで話して、現在問題となっている『くらやみ』と無関係だったら、お前の胸が倍になるまで揉んでやる、と脅します。
忍は胸を揉まれるのは奴隷からの忠義の証だ、と返答します。
暦は忍を喜ばせるだけだと気が付いて八九寺の胸が倍になるまで揉み続けると宣言します。
忍はそれくらいのリスクは負おうと言って話を再開しました。
忍が言った近隣住民が居なくなったのは本当だそうです。
忍は誰も社に来なくなったので村に行ってみたそうです。
そこで住民が誰も居ないと知ったそうです。
暦はその時の心情を聞いてみる事にします。
忍は「いや別に。うわ、いないって、びっくりしたの」と答えました。
更に、自分を置いてこっそり出かけるとはなんて連中だ、ムカついた、全員殺すと思ったそうです。
今の忍はキスショット時代とは違うと期待して今ならどう思うか聞いてみます。
忍の感想はリアクションが大きくなっただけで同じものでした。
暦は自分から人間的感情を学べよと思いましたが、忍はそれを暦から学ぶのは難しい、と返答しています。
忍は村を廻ったそうですが近くの村には誰も居ない事が分かっただけだったそうです。
忍の事を知っていた人間が居なくなったそうです。
忍は長い事同じ場所に留まり続けたのに怪奇現象が起こっていないのはおかしいと気が付いたそうです。
そこで対処をしたかというとしなかったそうです。
気持ち悪かった忍は家に帰って寝たそうです。
寝て起きても嫌な事を忘れられなかった忍は頭に手を突っ込んで脳細胞をごちゃごちゃに破壊して無理矢理忘れたそうです。
すっかり忘れて二度寝をしようとしている忍の元に初代怪異殺しが現れたそうです。
彼が現れなかったら忍はその場に留まり続けたのかも知れないね。
その点では初代怪異殺しは救世主かもしれないね。
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社の中で全裸でうつぶせに寝ていた忍の元に初代怪異殺しが一人でやって来ました。
忍の全裸を見ても初代怪異殺しは慌てていなかったそうです。
金髪爆乳美女の全裸なので相当な慌てふためきぶりを見せても良いと思われますが彼には別な懸念事項がありました。
忍は部下を沢山連れ歩くのが常の初代怪異殺しが一人だった事に驚きました。
自分の脳みそを弄りまわして記憶を消しているので忍は住民が居なくなっている事を忘れていました。
初代怪異殺しから住民が居なくなった事を聞かされ驚いたそうです。
初代怪異殺しが一人だったのは彼の部下も居なくなってしまったそうです。
彼に請われて忍は人間が居なくなる問題の調査をしたそうです。
しかし何の手掛かりも見つかりませんでした。
呑気な忍はこの問題を重要視していなかったそうですが初代怪異殺しは違うだろうと忍は考えたようです。
人間が消えていく現状下で自分だけが消えないと考える事は出来ないだろうと考えます。
しかし初代怪異殺しにはそれが出来てしまったようです。
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暦は忍もこの現象を『怪異の消滅』と捉えて不安にならなかったのか?と問いかけました。
しかし忍はその可能性を全く考慮していませんでした。
自分は例外的に強いので何も心配する必要がなかったんだと言い訳しています。
忍は暦ならば、どうするのか?と問いかけてきました。
暦は専門家でも怪物でもない自分なら逃げると返答します。
しかし消滅する境界線が忍を神として認識しているかだぞと問い返されます。
暦は脳みそを弄って記憶を消すしかないと返答しています。
忍もそうするしかなかったと同意しています。
忍と初代怪異殺しが最後の家の調査を終えた時に『くらやみ』が現れたそうです。
これで忍の話が『くらやみ』に繋がったので暦は真宵のおっぱいを揉む権利を失いました。
残念に思っているようです。
暦におっぱいを揉まれて大きくなった巨乳な真宵も見てみたかったけどね仕方ないね・・・
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目の前に『くらやみ』が出てきた時に忍と初代怪異殺しは反応できなかったそうです。
忍は経験が多いから、初代怪異殺しは知識が多いから、存在の不明性に困惑して動けなかったそうです。
そして仲良く呑まれてしまったそうですよ。
忍が凄いのはそこから逃げ出せた事でした。
体の4分の3を呑み込まれた状態から南極までジャンプして離脱したそうです。
4分の1が残っていれば失った体は再生できたそうです。
忍は『くらやみ』が追ってくると思い臨戦態勢を取ったそうですが追ってきませんでした。
忍は警戒を解いてしまったそうです。
そして日本から離脱した忍はそのまま日本を去ったそうです。
再び日本にやって来たのは暦と会った半年前だそうです。
忍は『くらやみ』を放置したようです。
適当過ぎる対応に暦は呆れているようです。
一緒に飲み込まれた初代怪異殺しは死んだのでしょうか?
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暦は初代怪異殺しが『くらやみ』に呑まれたのならば彼は忍の眷属になれないではないか?との疑問を呈します。
忍が叙述トリックを使ったのかと嬉しくなっていますが忍は成仏トリックと言っているので違うようです。
『くらやみ』に呑み込まれた時に初代怪異殺しは咄嗟の行動で右手で忍の腕をつかんだそうです。
その為忍は初代怪異殺しの右手首ごと南極大陸に離脱する事になったそうです。
忍の冷血さが良くわかる場面だったようですね・・・初代怪異殺しを助けようとしていません。
捕まれたことで自分が逃げ遅れる可能性があったと怒っているようです。
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一人になってしまった忍は取り残されたと感じたそうです。
生命の危機に瀕していたので心が弱っていたそうです。
だから忍は初代怪異殺しの右手首を使って彼を眷属にしたそうです。
完全に利己的な理由で眷属を作ってしまった事を後悔しているようです。
忍は生きた体の部位と血液があれば眷属を作る事ができるそうです。
利己的な理由で眷属を作ってしまったのは暦の場合も同じなので自分に失望しても良いと言っています。
忍が珍しくへこんでいるようですね。
忍は寂しさから神様をやめて吸血鬼に戻ったそうです。
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右手首から人間を生き返らせてしまった忍に暦は戦慄しています。
どうなるか分からなかったと忍が言っていたので暦は成功したのか?と問いました。
忍は性交したのか?と取り違えて赤くなっています。
失敗する方法を知りたいと忍は強がっていましたが結果的に失敗しました。
忍は初代怪異殺しに感謝されると考えていました。
彼に恩を着せることなく謙虚な気持ちだったそうです。
初代怪異殺しは吸血鬼として蘇らせた事を怒ったそうです。
住民が消える原因となった『くらやみ』も忍が仕出かした事だと言っていたそうです。
最初から最後まで忍とは打ち解ける事無く太陽の下に出て焼身自殺したそうです。
暦は自分も体験しているので中々死ねなかっただろうな、と初代怪異殺しの行動に戦慄しています。
初代怪異殺しは死ぬ寸前に忍の事をキスショットと呼んだそうです。
忍は初代怪異殺しを眷属にして失敗した事から二度と眷属は作らないと神に誓ったそうです。
暦は忍に同情しているようです。
忍は神としても吸血鬼としても人間とうまくやる事はできませんでした。
そう考えると現状の暦との関係は奇跡的と言えますね。
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暦は忍に『くらやみ』の正体を問いますが忍にも分からないそうです。
400年前は南極に逃げる事で回避できましたが今回は南極まで逃げられないそうです。
この町の住人が消される前に対処しようとの話になりました。
未だに眠っている真宵は逆境に弱いと分かったので置いて行く事にしました。
明日までに解決したいなとの方向で話が纏まったのですが斧乃木ちゃんが待ったを掛けました。
後期高齢者の口車に乗ってしまうと痛い目を見る事になると言って忍を挑発しています。
忍は斧乃木ちゃんの背後に回り両腕をロックしました。
「今じゃお前様!やっちまえ!」「胸、揉み放題じゃぞ!」
忍は幼女化しているので自分だけでは斧乃木ちゃんに勝てないと判断して暦とのタッグマッチを挑もうとしました。
暦はそういう行為は一対一でやらないと萌えない、と言って胸を揉む事を拒否しました。
斧乃木ちゃんは忍の前から自分が姿を消せば彼女が『くらやみ』について知っている事を話すと判断したそうです。
暦にキスしたのは忍を起こす為であって暦が好きって事ではないんだろうな、と暦は判断してへこんでいます。
暦は忍(幼女)斧乃木ちゃん(童女)真宵(少女)に囲まれている状態は桃源郷のようだと感謝しています。
忍が意地悪な発言をしてきました。
忍、斧乃木ちゃん、真宵の中で誰が一番好きなんだ?と問いかけてきます。
暦が返答できないでいると、戦場ヶ原と羽川と忍の三人の中で誰が一番好きなんだと答えられない質問をしてきました。
暦は斧乃木ちゃんに助けを求めますが彼女も誰が一番好きなのか追及する側に回ってしまいます。
困っている暦の耳に真宵の寝言が聞こえてきます。
「むにゃ。ここは・・・」真宵が目を覚ましたようです。
これで暦は救われる事になるのでしょうか?
本当のところ暦が一番好きなのは誰なんでしょうね?
暦は好きの種類をずらして鼎立していると言ってますが・・・やっぱり忍なのかな?
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究極の質問を受けて困っていた暦は真宵に向かって飛び掛かりました。
真宵を抱きしめてペロペロしていたようです。
暦としては真宵を触診して彼女に怪我が無いか確認したかったようです・・・好意的過ぎる解釈でしょうか?
真宵が噛みついて反撃してきました。
これに忍と斧乃木ちゃんが便乗して噛みついてきます。
少女、幼女、童女に噛みつかれて暦は至福の時を過ごしています。
真宵がイニシアチブを取ろうとしてきます。
今は緊急時で足並みを揃えなければ問題は解決できないと言っています。
忍と斧乃木ちゃんは何故か真宵の言に従いますが真宵が忍の事をコードネームゴールドと呼んだところで忍が正気に戻りました。
忍が「食うぞ」と脅しても真宵は「ふっ。あなたにわたしが食べられますかねえ」と強気の発言をしています。
真宵の強気な態度の理由は不明ですが暦は彼女なりの自己防衛と納得しました。
暦は斧乃木ちゃんが忍の事を後期高齢者と呼ぶことを咎めます。
鬼のお姉ちゃんと呼ばせようとしますが見た目の年齢では斧乃木ちゃんの方が年上に見えます。
忍が8歳、真宵が10歳、斧乃木ちゃんが12歳位に見えています。
斧乃木ちゃんが対策を思い付いたと言っています。
役に立てると思った彼女は尊大な態度を取って来ました。
「ちゃん?さんだろ」と言って自分の事を斧乃木さんと呼ばせるつもりのようです。
「頭を地面にこすり付けろと言っているのだ」と言われた暦は斧乃木ちゃんの事を蹴りました。
不意打ちだったので大きなダメージを受けたようです。
暦が分かった事があるならさっさと白状しろ、今は一刻の猶予もないんだ、というと停戦を呼び掛けてきます。
「わかったからもう暴力は振るわないで」
斧乃木ちゃんは普段から影縫さんから殴られているようです、暴力に対する耐久度の薄さが伺えました。
斧乃木ちゃんはまた聞きだからと断ってから『くらやみ』についての情報を持っている人物の名前を上げました。
斧乃木ちゃんが指名したのは臥煙伊豆湖でした。
「彼女は何でもー知っている」
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臥煙という名前について記憶を探る前に『くらやみ』が出現してしまいました。
学習塾跡は安全だと思い込んでいた事を悔いる事になります。
『くらやみ』は真宵の方に動き出しました?
暦は自分が動くことで『くらやみ』がどう反応するか分からなかったので真宵にこっちに来いと命じます。
真宵は素直に従い暦に抱き着いてきました。
暦は真宵を抱きかかえて斧乃木ちゃんに抱き着きます。
忍は暦の意図を理解してくれたようで暦の影の中に入っています。
斧乃木ちゃんは暦の意図を理解できていませんでした。
こんな時に抱き着いてこないで、どこを触っているんだ、と文句を言っています。
『くらやみ』は真宵のいる方に方向転換していました・・・狙いは彼女なのでしょうか?
暦は斧乃木ちゃんに頭突きをかまして『例外のほうが多い規則』離脱版を実行して貰う事になりました。
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斧乃木ちゃんの『例外のほうが多い規則』離脱版は凄い衝撃を暦に与えました。
暦は気絶してしまい12時間程、気を失っていたそうです。
斧乃木ちゃんと真宵が暦の事を看病してくれたそうですが、お腹に悪戯書きをしたそうです。
斧乃木ちゃんは飛んだ先は携帯電話のアンテナが立たない山奥でした。
暦には見慣れない場所のようですから随分と遠くまで飛んだようです。
暦が真宵の胸をしっかりと掴んでいたので彼女は放り出される事なく無事に脱出できたそうです。
今は夜中なので眠くなって寝ていると教えてくれました。
暦は寝ている真宵を触診して彼女に怪我が無い事を確認しました。
『くらやみ』に対して上空へ逃げるのが有効だとの経験則を得ましたが確かな事は分かりません。
逃げ切れたのは一時的な事で突然出現する可能性も否定できませんでした。
何らかの対策を取る為には臥煙伊豆湖の情報が必要だとの話になります。
知り合いだと思われる影縫さんに連絡を取ってもらう事になるのですが、すぐに連絡を取る手段は無いそうです。
テレパシーで通じ合っている訳では無いので電話なりメールなりでアプローチする必要があるそうです。
斧乃木ちゃんは忍がいつまでも暦の影から出てこない事を指摘しました。
暦は夜なのに忍が起きていない事に不安を覚え動転します。
斧乃木ちゃんにキスを迫っています、彼女とベロチューする事でドキドキを得て忍を起こそうと考えました。
そこに真宵から待ってください、との声がかかりました。
動転している暦はキスの相手は真宵でも構わない、何を待つんだと指摘しています。
真宵が忍は影の中に居ないんですよね?と問いかけてきます・・・彼女は何かを知っているのでしょうか?
斧乃木ちゃんが暦の影を調べてくれます・・・そして忍がそこに居ない事が判明しました!!
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真宵は離脱する時に『くらやみ』が暦の影に触れたのを見たと言っています。
それで忍が『くらやみ』に呑み込まれたのではないかと予想しています。
暦は絶望感を味わったようですが斧乃木ちゃんがそれを否定してくれました。
暦は今でも真宵のことがハッキリと見えています。
怪異である真宵が見えるならば暦は怪異性を失っていない、であれば忍も消滅していないとの推論を展開します。
影に触れられた事によって暦と忍のペアリングが切られたのではないか?と言っています。
暦は忍を『くらやみ』の下に置いてきてしまったと悔やんでいます。
真宵には彼女が寝ている間に触診した事がバレていました。
虫だと思って放置して置いたそうです・・・暦は自分が虫扱いされて興奮しています。
暦は忍が居ない喪失感から『くらやみ』への敵意を滾らせる事になりました。
暦は山を下りて忍の元に向かおうと提案しますが斧乃木ちゃんに否定されます。
彼女はその前に影縫さんと連絡を取って『くらやみ』についての情報を得るべきだと主張します。
暦は自分が怒りで頭が働いていない事を自覚しました。
暦は斧乃木ちゃんの『例外のほうが多い規則』離脱版を使い山を下りようと考えていましたが斧乃木ちゃんに無理だと断られます。
斧乃木ちゃんは忍とのペアリングが切れている暦は吸血鬼として弱くなっていると指摘します。
本来の能力を持っていれば脱出の衝撃で気絶する事も無かったと言っています。
ここ二ヵ月くらいにしてきたような無茶はできないそうですよ・・・これは困りましたね。
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斧乃木ちゃんから吸血鬼性が弱くなっていると教えられたので徒歩で下山する事になりました。
暦は背の低い真宵を先に歩かせようと考えます。
彼女の歩幅は狭いので置いて行ってしまう事を心配しての発言です。
しかし真宵には下種野郎と言われ否定されてしまいました。
真宵は自分が危険を察知する為に鉱山で先行させられるカナリアの役割を押し付けられたと思ったようです。
斧乃木ちゃんが階段でも女性の後ろを歩くのが当然と言ったので暦が食いつきました。
斧乃木ちゃんと真宵は暦がスカートの中を覗き放題と考え喜んだと思ったようです。
ここで暦がマニアックな言い訳をしています。
彼はスカートが揺れる姿を見るだけで満足なんだそうです。
これを聞いて二人の警戒心が上がってしまいました。
結局暦が先頭を歩く事になったようです。
真宵は暦の変態性は吸血鬼に成ったからだと思っていたが元から変態だったんだと納得しています。
変態って単語から斧乃木ちゃんが蝶が蛹から変態するのはどんな現象なんだって話をふります。
変態の話から忍とのペアリングが切れている話に転移します。
今の吸血鬼性の薄れている状態で子供を作った場合、どうなるんだ?と暦が疑問を呈します。
斧乃木ちゃんは相手が人間の場合は生まれてくる子供は暦よりも人間に近いだろうねと予想しています。
突然、斧乃木ちゃんが謝って来ました。
彼女は幼女(忍)と子作りする場合もあるんだったと言っています。
暦は例えが悪い相手は真宵にしろと文句を言っています。
三人で会話しているのですが斧乃木ちゃんは真宵の意見を華麗にスルーして持論を展開していました。
携帯電話のアンテナが辛うじて立ったので暦は影縫さんにメールを送りました。
斧乃木ちゃんの指示でこちらの状況は伏せる事にしました。
危険だと言う事が伝わると影縫さんに見捨てられる可能性があるそうです。
不死身の怪異が関わらない時の影縫さんは常識人だそうです。
他にも羽川、戦場ヶ原、火憐、月火に「しんぱいすれな」と送ったそうです。
送った後に真宵から入力の間違いを指摘されてしまいます。
山を下りられたのは翌日の朝方の事でした。
山の中の村に辿り着きます。
携帯を確認すると影縫さんからの返信は来ていませんでした。
斧乃木ちゃんは影縫さんが生活のパターンを作っていないと言っています。
斧乃木ちゃんが臥煙伊豆湖は影縫さんが所属していたオカルト研究会の先輩だと教えてくれます。
影縫さんは性格の悪い先輩だったと言っていたそうです。
影縫さんよりも、忍野よりも、貝木よりも性格が悪いそうです。
暦はそんな人間が存在するのか?と疑問を持っています。
村の民家で電話を借りる事にしました。
暦は十代の女の子がいる家がいいな説得しやすいと説明しています。
これを聞いた斧乃木ちゃんは暦の鬼の部分が確認できたと喜んでいます。
ノックした家から「はいはーい」との返事が聞こえてきました。
出てきたのは二十代後半のインチキ臭い女性でした。
彼女は野球帽を横向きにかぶり、だるんだるんのジーンズを穿き、XXLくらいのシャツを着て、ネックレスや指輪で全身を飾っていました。
彼女は待っていたのは私の方だけどね、と言って自己紹介してくれます。
「私は臥煙伊豆湖。なんでも知ってるおねーさんだ」
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臥煙さんは暦たちを待つために村の民家にお邪魔していたそうです。
人を待っていると伝えたら食事をご馳走してくれたそうですよ。
臥煙さんは暦たちを山の麓にあるベンチに誘い、そこで話を始めました。
ベンチに暦と臥煙さんが座り、間に真宵を寝かせています。
斧乃木ちゃんは立って周囲を警戒していたのですが臥煙さんに呼ばれて彼女の膝の上に座らされる事になりました。
暦は臥煙さんの馴れ馴れしさに戸惑っています。
最初から暦くんと呼んできました。
それに成れる前に呼び名が「こよみん」に変化しました。
臥煙さんは暦が影縫さんに送ったメールの存在を知っていました。
影縫さんは何らかの仕事をしていて手が離せない状況にあるのでメールを無視したそうです。
それを何故知っているのか不明なまま臥煙さんの説明が始まります。
臥煙さんは説明好きと言ってますが著しく説明不足のようですよ。
臥煙さんは暦たちの抱える問題を解決するのに手を貸してくれると言っています。
彼女は一方的に助ける事を好みませんでした。
暦と友達に成りたいと言っています。
友達に成り暦に3つのお願いをしたいと言ってきました。
大切な忍の安全が掛かっているので暦は断りませんでした。
1つ目のお願いは神原駿河を紹介して欲しいとの事です。
彼女は駿河の叔母だそうですよ。
自分から会いに行くと駿河に悪感情を抱かれてしまうので暦に紹介して欲しいそうです。
暦は駿河が断った場合は紹介できないと返答しますが、それでいいそうです。
2つ目のお願いは斧乃木ちゃんに頼んでいた仕事が滞っているので暦に助っ人をして欲しいとの事です。
忍とペアリングしている状態の暦は頼りになると影縫さんが褒めていたそうです。
暦は意外感を憶えています。
3つ目のお願いは、助っ人として参加する仕事に駿河を参加させて欲しいとの事でした。
それも駿河の意思次第で嫌だと言われたら彼女は参加しないでも良いそうです。
暦は駿河への話しの持っていき方を工夫しなければと考えています。
彼女は暦の事を崇拝していてので断る事をしないと予想されます。
駿河に断る選択肢を持たせた話し方が必要です。
これで臥煙さんの助けを借りる事ができるようになりました。
暦は忍が狙われているので早く地元に戻りたいと考え臥煙さんを急かします。
しかし臥煙さんにこの場を動くべきではないと言われてしまいます。
臥煙さんは忍とのペアリングならばすぐに回復できると言っています。
ペアリングを回復しない事には暦に仕事を手伝って貰う事は出来ないそうです。
臥煙さんは『くらやみ』に狙われているのが忍だと考えるのは間違っていると指摘します。
400年前は忍を狙っていたそうですが今回は違うと言っています。
『くらやみ』が標的をランダムで選んでいるのかも知れない、相手は誰でも良いのかも知れないと言っています。
臥煙さんは今回『くらやみ』が狙っているのは真宵だ、と断言しました!!
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斧乃木ちゃんが真宵が狙われている可能性については知っていたと話し始めます。
彼女は影縫さんから話を聞いていたそうです。
可能性としては自分以外の全員に狙われる可能性があったので言わなかったと平然と告げてきます。
暦は斧乃木ちゃんの態度に彼女は怪異なんだなと確信しています。
臥煙さんが斧乃木ちゃんを庇っています。
影縫さんは臥煙さんの話を聞き流していたので、それを聞いた斧乃木ちゃんも正確には理解していないと言っています。
暦は臥煙さんに全てを教えて欲しとお願いしています。
臥煙さんは後味の良い話にはならないと言って語り始めます。
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臥煙さんは『くらやみ』は嘘を正すモノだと断定します。
400年前に忍が『くらやみ』から逃げ切れたのは幸運だったと言っています。
忍が『くらやみ』の標的に成った理由は彼女が気まぐれで神様を演じたからだそうです。
神様の振りをしたのが不味かったんだそうです。
怪異は己を偽ってはならないんだそうです。
『誰にどう思われてもいい』という振る舞いは『誰だって騙してやる』と言っているのと同じなんだそうです。
結果として忍は吸血鬼なのに神と偽った事になり、標的にされたそうです。
忍の事を神と信じた人間が消されたのは偽りがあった事実を丸ごと消去する為だそうです。
忍が逃げ切れた理由は『くらやみ』に体の4分の3を呑まれても回復する不死性を発露したからでした。
これにより神という嘘が露見したので『くらやみ』は忍を狙う理由を失ったそうです。
神様の振りをしている間に吸血衝動を起こしたり怪異を食べていれば、慕ってきた住民や専門家50人は消されなかったそうです。
ルール上、偽るのは駄目だけど変わるのはいいそうです。
忍が吸血鬼性を失って力を発揮できない状態にあっても、それが嘘でない限り彼女は安全なんだそうです。
今回の標的である真宵も何らかの嘘を付いているようです。
「まずはその嘘寝をやめなさい!」
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031
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臥煙さんが真宵の嘘の説明を始めます。
真宵は成仏した筈なのに嘘を吐いてこの世界に留まっているそうです。
真宵は暦のお陰で自分の家に帰り着く事ができました。
これで迷い牛としての存在意義を失う事になります。
自分の家に付いた事で出会った人を道に迷わす事も辞めたそうです。
臥煙さんが今は大丈夫だと言った理由は、暦たちが道に迷っているからでした。
『くらやみ』はルールを捻じ曲げている存在を消去する為に現れる存在だから現れなくなったって事です。
結果的に真宵が暦たちを迷わせていると解釈されたようです。
真宵が狙われている事は真宵の意識が無かった時に『くらやみ』が現れなかった事で証明して見せました。
暦は対処方法を聞き出そうとしますが臥煙さんはもう説明済みだと言っています。
臥煙さんはルールに従うように、標的になった者が正しい行動を取るしかないと言っています。
暦は真宵が再び人を迷わせれば解決すると提案しますが真宵はそれをしたく無いそうです。
暦は打つ手が無い事を痛感する事になるのですが真宵が大丈夫ですとお姉さんのように言ってきました。
「わたしが消えればいいんですよ」
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説明を終えた臥煙さんはあっさり帰ってしまいます。
斧乃木ちゃんは一緒に迷っているので帰ってしまうと『くらやみ』が出てくるかも知れないと言って残っています。
これは彼女なりの優しさだったのかも知れないね。
暦は結論が出ているのに真宵と別れたく無いと言って対策を考えようとしていました。
このまま真宵と一緒に迷い続けていれば迷い牛としての本文を果たせるので『くらやみ』は出てこないのではないかと無茶な解決方法を提示しています。
真宵に怒鳴られてしまいました。
戦場ヶ原、羽川、火憐、月火、忍をどうするのですか?と諭されてしまいます。
真宵が最後に「噛みましたから始まる、一連の流れ」をやりましょうと言ってきます。
暦は八九寺真宵の一世一代の最後の噛みに期待する事になります。
暦は真宵に背中を向けていたので振り返って彼女の噛みを聞く体勢を取ります。
驚きです真宵が暦にキスしてきました!!
真宵は何秒間も暦の唇を味わってから離れます。
真宵ははにかんで言いました・・・「失礼。噛みました」
真宵は大粒の涙を流しながらも笑顔でした。
「大好きでしたよ、阿良々木さん」
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暦は放課後の教室で忍野扇という後輩に真宵と別れた経緯を語っていました。
真宵が成仏した事は誰にも言っていなかったようですが扇には話してしまったようです。
扇は忍野メメの姪のようです。
扇は真宵の決断を誉めていました。
『くらやみ』に消される前に成仏する事を選んだのは賢明な判断だったと言っています。
暦は忍、真宵、斧乃木ちゃんと一緒に逃げいる時に全員とキスした罪悪感に耐えられず、戦場ヶ原に裸で土下座して謝ったそうです。
罰として『戦場ヶ原と羽川とのラブシーンを見せつけられる刑』に処されたそうです。
扇はそれはご褒美なんじゃないんですかとの感想を述べます。
これは彼女の意見に同意ですね・・・羨ましいです。
仕事があると言って扇は帰って行きます。
仕事の内容を聞くと家業だと返答されました。
嘘つきを罰する仕事だそうです・・・引き伸ばしを許さない打ち切り宣言人とでも思ってください、と言っていました。
扇はこの町の状況を調べているようですね、暦にアプローチしてきたのは情報収集の意図があったようです。
彼女は、阿良々木暦、羽川翼、戦場ヶ原ひたぎ、神原駿河、千石撫子、阿良々木火憐、阿良々木月火、沼地蠟花、この町で怪異に関わった人間を把握しているようです。
八九寺真宵はもう除いていい、あのあと、ちゃんといなくなったなら、と言っています。
彼女は『くらやみ』と似た存在なのでしょうか?
千石の問題があってから暦は何にも集中できていないそうです。
扇が居なくなると忍が呼び掛けてきます。
「わかっておると思うが、あの女ーたぶん、『何か』じゃぞ」と言っています。
暦もそれには気付いていて真宵が居なくなった事を扇にだけ教えて状況の変化を観察つもりだと返答しています。
真宵がまだこの町にいてくれている振りを続けると言っています。
忍は暦が真宵が居なくなった事を認めたくないだけではないか?と指摘してきます。
そんな嘘を吐くとあっけなく『くらやみ』に呑み込まれるぞと心配しています。
暦はそんな訳はないと言ってますが、どうなるんでしょうね。
暦は真宵に言えなかった台詞を呟いています。
「さようなら」
暦は真宵と遭えて幸せだったそうです。
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