ラノベの感想) 囮物語 (講談社BOX)
レーベル:講談社BOX
発行日:2011/6/28
著者:西尾維新
イラスト:VOFAN
ISBN:978-4-06-283776-7
雰囲気:性悪、償い、事実の発覚、妄想の追認、決戦、彼女の介入
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第乱話 なでこメドゥーサ
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001
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撫子の人物紹介です。
彼女は人見知りで目を見られるのが嫌いだそうです。
眼を隠す為に多くの帽子を集めているそうです。
多くは庇が付いたもので目深にかぶって目を隠すそうです。
成績はあまりよく無いようですね。
一年の一学期にソフトボール部に所属していましたが一ヵ月と持たずに自主退部したそうです。
理由は「疲れたから」マイペースな性格なようです。
好きなお兄ちゃんは暦お兄ちゃんで好きな人は阿良々木暦だそうですよ。
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002
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どうしてこんなことになったの?と撫子は嘆いています。
撫子はクチナワという蛇に騙されたのかな?
クチナワは撫子は神様になったと言っているようです。
クチナワは雨が降ってきたので撫子が北白蛇神社の床下に隠れたと言っていました。
膝を抱えて蹲る撫子は暦の足音を聞きつけます。
暦と忍が撫子を追って北白蛇神社にやってきたようです。
二人は撫子の事を怪異と呼び殺そうとしてきます。
撫子は暦の隣に立ちパートナー然としている忍が羨ましいようです。
恋人になるのは無理でも隣に立っていたかったパートナーになりたかったと言っています。
撫子は『暦お兄ちゃんなんて大っ嫌いだよ!』と叫んで暦の心臓を白い蛇の牙で貫きました。
撫子は泣きたいのに哄笑を上げています。
「あははははは・・・あはは、あはははははは!」
撫子は蛇の怪異になってしまったのでしょうか?
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003
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撫子は登校するのが憂鬱なんだそうです。
憂鬱な気分で歩いていた撫子は自転車に轢かれそうになりました。
相手が曲芸のような操縦で撫子の事を飛び越して避けてくれました。
撫子は凄まじい恐怖体験をしたと感じてます。
倒れてしまった自転車に乗っていた女の子を助けようとして近寄ります。
撫子が近づくと大丈夫と言って女の子は立ち上がりました。
彼女は撫子ちゃんと呼んできましたが撫子は彼女の事を知りませんでした。
なんで撫子の名前を知っているのか尋ねると、失敗した順番を間違えたと愚痴っています。
女の子は最初からやり直す事にしました・・・怪しすぎる対応を取っていますね。
彼女は自分は忍野扇、忍野メメの姪だと自己紹介します。
怪しすぎる人物なのですが彼女は暦と神原と同じ学校に通っている後輩だ。
撫子の事は暦から聞いたと言い訳してきました。
お気楽な撫子は暦と神原の後輩だと知り扇の事を信用してしまいます。
扇はメメから撫子は被害者だと聞いているそうです。
いつまで被害者で居られるかな?と問いかけてきました。
今回の物語では撫子が純然たる被害者というわけでは無い事が露になる、と言い残して去って行きました。
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004
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撫子は人の体温が自分の体温と混じり合うのが苦手だそうです。
ですので他人と接触するのが嫌いだそうです。
服の上から触られるのは嫌ではないそうですが握手などは出来ません。
扇が握手を求めたそうですが撫子には彼女の手を握り返す事は出来ませんでした。
人と触れ合う事が苦手な事を羽川に相談した事があるそうです。
羽川は撫子の事を、人に依存しない強い意志をもっているんだね、と評したそうです。
撫子は羽川が言葉を選んで気を使ってくれたと感じています。
撫子は学校に到着して下駄箱から上履きを取り出そうとします。
そこで撫子は右手に異常を感じます。
白い蛇に巻き付かれたような感覚を覚えたそうです。
吃驚した撫子は下駄箱の前に座り込んでしまいました。
通りがかった他のクラスの女子が心配して大丈夫?と声を掛けてくれました。
撫子は大丈夫と返答しました。
撫子のクラスメートは誰も撫子に声を掛けて来なかったそうです。
しかしこれは苛めでは無いそうですよ。
撫子は今の二年二組では苛めは起こりえない、『ゆううつ』な学校生活と述べています。
何が起っているんでしょうね?
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005
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撫子のクラスが『ゆううつ』な状態になったのは貝木泥舟の所為でした。
彼の流行らせたおまじないが撫子のクラスで大流行してしまいました。
事件になる事なくおまじないが終わってしまったので撫子のクラスメートはもやもやしたままで学校生活を送る事になりました。
貝木のおまじないで、個人情報の枠を超えた『みんなへの思い』みたいなものが、すべて露見してしまったそうです。
クラウメートたちは上辺だけの嘘の会話をする事になってしまったそうです。
誰も相手の事を信じられない状態に陥ったそうです。
元々根暗で人と交流しない撫子には影響が無かったそうです。
撫子は、貝木のおまじないのお陰で撫子の周囲がズレたと表現しています。
撫子は無言で教室に入り自分の席に着席します。
ここで悲鳴を上げそうになりますが堪えています。
撫子には白い蛇が見えたそうです。
クラスが蛇のようなものでがんじがらめになっているので噛みつかれでもしない限り悲鳴はあげないと言っています。
撫子の視点は被害者目線のようですね。
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006
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撫子は自分の不確かな知識で怪異に対処しようとして失敗しています。
今度は失敗しない為に暦に助けを求める事にしました。
大好きな暦に守って貰えると考えて撫子は嬉しくなっています。
暦は撫子が見た蛇について質問してきましたが撫子は的確な答えを返せませんでした。
暦は忍の知識を頼ると言って夜の10時ごろに電話すると言ってきます。
撫子は「楽しみにしている」と失言をしてしまいました。
暦は撫子が非常事態に陥っていると考えて直ぐに会いに行くと言ってくれますが撫子は断りました。
テレカの残りが無くなったと苦しい言い訳をして電話を切ってしまいました。
撫子は携帯電話を持っていないので公衆電話を使い暦に連絡を取りました。
羽川は休学届をだして世界一周の旅に出ているそうです。
卒業してから世界を見て回る旅の下見に行っているんだそうです。
撫子は羽川の事を只者では無いと再認識しています。
初対面の時に逃げ出したのは羽川から異常な熱量を感じたからだそうです。
まるで火事を見ているようだったそうです。
暦と通話が切れた受話器から声がしてきました。
声の主は撫子が被害者面している事を咎めてきました。
北白蛇神社に来い、お前が何を踏みにじって生きているかを教える、と言っています。
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007
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撫子は暦からの電話を待つ事はできませんでした。
白い蛇の言う事に従い北白蛇神社に向かってしまいました。
北白蛇神社で撫子は境内中に縫い付けられた大量の蛇を目撃する事になりました。
白い蛇から声がかかります。
撫子はバラバラに切り裂かれ磔にされている蛇を見ても悲鳴を上げませんでした。
彼女は北白蛇神社がこのような惨状になっていると知っていたように思われます。
白い蛇はこれを撫子が行ったと指摘してきます。
撫子はここまでの事はしていないと反論すると白い蛇が幻覚を消します。
しかし撫子が蛇を切り刻んで磔にしたのは事実のようです。
白い蛇は撫子に選択肢を提示しました。
一つはこのまま蛇の死骸を無視して帰る事、そして二度と北白蛇神社に近付かない事。
二つ目は撫子の行った行為に対して償いをする事です。
償いをするつもりなら目隠しをとってこちらを見ろと言ってきました。
撫子は反射的に後ろを振り返り見てしまいます。
撫子はこれまでで一番大きな悲鳴をあげました。
そこにはクチナワという巨大な蛇が蜷局を巻いていました。
クチナワはこれで撫子は俺様の同胞になったパートナーってわけだ、償ってもらうぜ、撫子ちゃん、と言っています。
撫子は見た目の雰囲気とは違いいい子では無いようです。
自分の価値を見出せない構ってちゃんだったようです。
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008
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撫子は野球部の男の子から告白されたそうです。
彼は自分が有名人だと思っているらしく名前を名乗らなかったそうです。
撫子はお付き合いとか恋人とか、そういうのは『いや』だったので断ったそうです。
男の子は人気者だったらしく彼を振った撫子は女の子から嫉妬される事になりました。
撫子は噂に疎く人間関係に興味がなさそうなので持てない女の子の嫉妬深さを理解できなかったようです。
撫子は一番仲が良かった女の子に絶交されたそうです。
その子も嫌な性格しているんだよね、その子が撫子と仲良くしていたのは野球部の男の子に近づくためだったんだそうです。
撫子は後から噂で聞いたそうです。
嫉妬した女の子は貝木のおまじないを使い撫子に呪いを掛けたと脅しました。
当時の撫子は貝木の存在を知らなかったので自力で呪いを解こうとして数十匹の蛇を切り刻んで磔にしました。
この行為自体は全く無意味な行為でした。
クチナワは死んだ同胞は無駄死にだったと撫子を攻めています。
撫子は償いとは何をすれば良いのか問いかけました。
クチナワはまずは許しを請うところだろうに『許してください』の一言もないのは大したもんだ、と嫌味を言います。
いやこれは撫子を褒めたのかな?
撫子は蛇を切り刻んだ事を悪いことだと認識していないようです。
自分勝手な撫子にクチナワは可能性を見出したようです。
高圧的に迫るのではなく、お願いする形で撫子を引き込もうとしてきました。
「助けてくれよ、撫子ちゃん」
撫子はクチナワの話に乗る事になります。
撫子はあまり物を考えないようですね、自分が助かりたいだけのように思えます。
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009
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クチナワのお願いを聞く事にした撫子は暦からの電話を受けた時に嘘を吐きました。
もう白い蛇は見ない、全ては気の所為だったと嘘を吐いて誤魔化してしまいます。
暦は忍と相談をしています。
暦は撫子が心配なようです、撫子が気のせいだったと言っていたとしても介入すべきだと主張しています。
忍は撫子が気のせいだと言うのならば介入しない方が良いと主張しました。
撫子は忍の事を密かに応援しています。
暦は忍に従い撫子の事は放っておく事に決めました。
しかし何か問題があったら連絡しろと付け加えました。
撫子は自室に戻りクチナワにお願いの内容を聞きます。
撫子は蛇からエロ行為を要求されると連想したそうです。
どんなエロいことをすれば良いのか聞いています。
クチナワは違うと撫子にツッコミを入れてきました・・・結構ノリが良い怪異のようです。
クチナワは暦と神原が北白蛇神社で行った儀式を見ていました。
だから神原の事も知っていたそうです。
蛇のお願いと聞いてエロ行為を連想した撫子は暦と神原に影響され過ぎだと苦言を呈しています。
クチナワが北白蛇神社に祀られている神様だと知り撫子は焦っています。
神様相手にため口を利いて良いのか悩んでいます。
この反応からも撫子が呑気でお気楽な性格をしている事が伺えますね。
クチナワは撫子とは対等なパートナーなのでため口で構わないと言ってくれました。
クチナワのお願いは自分の死体を探して欲しいってモノでした。
嫌な予感しかしないよね。
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010
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撫子はいつも通りに登校します。
クチナワは撫子の右腕に絡みついてシュシュのような形状を取っていました。
撫子はそれがダサイと思っています。
昼間は撫子の生活を乱さない、夜はクチナワの死体を探すとの約束をしました。
しかしクチナワは撫子に話しかけてきました。
クチナワは自分が饒舌である事を忘れていたようです。
撫子は自分の右手に向かって語りかける図が自分を『かわいそうな子』に見せてしまうとの危惧を抱きます。
屋上に繋がる階段に移動してクチナワに話しかけないでとお願いしました。
クチナワは撫子が無口キャラで通しているなら話しかけない相手にどう思われようと関係ないだろと反論します。
撫子は自分の気持ちを伝えようとしますが上手く言葉にできませんでした。
撫子はクチナワを納得させる事を諦めます。
クチナワは事態の解決をしないで不都合は棚上げするのが撫子の処世術だと理解します。
撫子はクチナワに死体はどこにあるのか?形状は?とか探す為の手掛かりを質問します。
クチナワは何も分からないと返答しました。
撫子は、なんでやねん、と乗りツッコミをして途方に暮れる事になります。
クチナワは撫子に憑依している自分が居れば死体を見つける事ができると言っています。
クチナワは撫子に選択肢を提示しました。
このままではクチナワはエネルギーが尽きて消滅してしまうんだそうです。
撫子がクチナワとの共生関係を我慢すれば近いうちに消えてしまうそうです。
もう一つの方法は頑張って死体を探す事だそうです。
自分で探せないのか?と聞くとクチナワは自分は北白蛇神社から動けないから無理と返答されました。
撫子はこの事を深く検討する事を怠りました。
おまじないを解除する為に大量の蛇を殺した事への罪悪感から撫子は逃れたい一心のようです。
クチナワが蘇ったのは忍がこの町に来た事が原因だそうです。
屋上に続く階段でクチナワと話していた撫子は担任の笹薮先生に見つかります。
パニックになった撫子は混乱して「なんでもありです」と答えてしまいました。
笹薮先生は撫子に、頼んでおいたことはどうなった、と質問してきました。
撫子は口ごもってしまいます。
笹薮先生はいつもの撫子の反応だと思い追及してくる事はありませんでした。
撫子がクラス委員長だという事がクチナワにバレてしまいます。
クチナワは撫子がクラス委員長をしている事が意外だったようです。
撫子は誰もなり手が居なかったので消去法で選ばれたと教えます・・・クチナワは納得したようです。
撫子は笹薮先生からクラスの雰囲気を改善する事を頼まれていました。
丸投げだとクチナワは呆れていますが撫子は問題ないと返しました。
撫子は笹薮先生に頼まれた事に関して何もしていないので問題は無いと返答します。
撫子はクチナワのお願いの支障になる事は無いと伝えたかったようです。
それを聞いたクチナワは黙り込んでしまいました。
クチナワは自分のお願いも撫子に無視される事になるかもしれないと心配になったようです。
撫子はクチナワが黙ってしまった理由に思い至らなかったようです。
撫子は自分のしたい事しかしないようですよ、これはある意味大物かもしれません。
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夜になり撫子は約束通りにクチナワの死体探しを始めます。
クチナワは撫子が適当な事を言う嘘つきかもしれないと心配だったようです。
撫子はできないことはやらない主義だそうですよ。
死体探しは出来る事なのでやる事にしたそうです。
撫子は敵との戦いもあるかも?と恐れていましたがやる事は夜の散歩でした。
撫子の右腕に巻き付いているクチナワが、死体に近づくとブルブル震えだすそうです。
撫子は肩透かしをくらったと感じています。
撫子が歩き始めると早々にクチナワが震え始めました。
クチナワは「最初はな」と意味深な発言をしていますが、撫子は無視する事にします。
撫子は知りたくない事は知らない振り、分かりたくない事は分からない振りをするそうです。
これは駄目な子の典型ではないでしょうか?
クチナワは5時の方向に動けと指示しますが撫子は咄嗟に時計を思い浮かべる事が出来なかったようです。
理解の遅い撫子を相手にしてクチナワは苦労して彼女を誘導していたようです。
撫子はクチナワの誘導を細かくてうるさいと感じています・・・彼女は大雑把な性格なようです。
彼女は自分のように口数の少ない静かな子は善良と解釈されるが実際は違うと表現していました。
確かに心の中で相手に毒づく口調は口汚い感じがします。
撫子は公園に到着しました。
公園の砂場に死体が埋まっているようです。
撫子は砂場を掘り始めます。
クチナワとの別れが迫っているので『しんどい』気持ちになっています。
これは不思議な感じがしますよね、クチナワは撫子にとっては厄介事だと思うのですが別れるのが嫌なようです。
ひょっとして撫子は手に入れたモノは何であれ手放したくないと考える強欲な子なのだろうか?
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012
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砂場を掘り進んでも死体は見つかりませんでした。
撫子は砂場の底がコンクリートで出来ていた事実をしりガッカリしています。
無言になったクチナワに呼びかけると誤作動だったと言われてしまいます。
クチナワは自分のエネルギーが散らされているので誤作動が起こったと言っています。
撫子は散らされていると言われて何かを思い出しそうになりますが、思い出すまで頑張りませんでした。
クチナワは、誤作動がどういう反応なのか分かったのでもう誤作動はしないと強がっています。
撫子はこれからも徒労に終わる行為を続けていくしかないのかと暗い気持ちになっています。
撫子は無駄な努力も嫌いなんだそうです。
クチナワは探索を続けようと言ってきますが撫子はキッパリ断ります。
彼女は掘り返した砂を埋めなおすつもりでした。
砂場で遊ぶ子供が穴に落ちて怪我をしてしまうかも知れないと心配しています。
撫子は作業だと思うと疲れるので遊ぶつもりで砂場を埋めなおしていました。
途中で遊び始めてしまい思わぬ時間が掛かってしまいました。
名古屋城を作っているときに暦がやって来てしまいます。
撫子は暦と目が合ってしまいました。
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013
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撫子は暦の部屋に連行されて説教される事になりました。
暦が問題にしたのは、子供がどれくらいいかがわしい目で見られているか、って事でした。
撫子は絶句してしまいます。
撫子は暦が戦っているのは彼自身じゃないのか?と考えています。
撫子の外出がバレたのは両親に家に居ない事がバレたからでした。
心配した両親が月火に連絡をとり、たまたま部屋を通りかかった?暦に話が伝わったからだそうです。
暦は撫子を心配して夜の町を走り回り撫子を発見したそうです。
暦の説教を聞きながら撫子は口先だけの謝罪をしていました。
今度からは両親にバレないように彼らが寝静まってから行動を開始しようと考えています。
全く反省していないとは良い根性しています。
暦は撫子が反省したと判断して次の行動に移ります。
暦が部屋を出て行ったので撫子はクチナワに話しかけますが返事をしてくれませんでした。
暦が浴衣を持って戻って来ました。
暦は寝間着として使えと言っています。
撫子は暦に泊まって行けと言われていると先走り動揺しますが、その通りでした。
暦はもう遅いので泊って行けと言ってきます。
月火が咄嗟に撫子は阿良々木家に泊まっていると嘘を吐いたので辻褄を合わせる意味を含んでいました。
撫子は月火を起こしてしまったのか?と戦いています。
撫子は月火の怖さを知っていました。
暦は無断で火憐と月火の部屋に入り、彼女たちの寝顔を観察してから、勝手に箪笥を漁って持ってきた、と言っています。
撫子は不要な工程が入っていたと思ったようですが口には出せませんでした。
撫子はベッドの下で寝ると主張しますが、暦は女子中学生をベッドの下で眠らしたなんて知られたら大問題になる。
ファイヤーシスターズから恐怖の制裁を受けてしまうと戦いています。
撫子は自分がベッドを借りるんだと思っていたようですが予想が外れます。
暦は「そのベッドなら、ふたりくらい寝れるから」と主張しています。
撫子は暦との同衾の危機に晒されています・・・むしろ喜んでいるのかな?
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014
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暦の影の中から忍が飛び出して来て「吸血鬼パンチ!」を放ちます。
暦は一発でノックアウトされてしまいました。
撫子は暦の姿を見て、弱過ぎっ!と思っています。
忍は撫子に、危くうぬはその年で、子供を産む事になっておったぞと語り掛けます。
撫子はそこまでの事態だったの?と反論していました。
撫子が忍さんと呼び掛けると忍は、その名で呼ぶなと拒絶の色を見せます。
忍は撫子が10歳以下に見えたようですね、10年も生きてない小娘に気安くされる覚えはないと言っています。
忍が撫子の間直に迫ってきて彼女の事を凝視してきました。
撫子は吸血鬼に見つめられてビビっています。
忍は撫子が暦に好かれる理由が分かったと言い出します。
撫子の事を自分の次に可愛いと褒めてくれます・・・撫子は微妙な気分になっています。
忍は暦を連れて下のリビングに向かうと言って「カカ」と笑いました。
撫子は忍に嘲笑されたと思い声を掛けてしまいます。
何が面白いのか問いかけてしまいました。
忍は暦が撫子に執心する理由が分かったからだと返答します。
忍は撫子に『可愛い』は『強さ』に匹敵する武器だと主張します。
最初は撫子が計算して可愛いを演じていると思っていたようですが天然だと分かり納得したようです。
忍は撫子に可愛いだけで得している事は無いのか?と問いかけてきます。
撫子は、それが嫌なんだ、差別みたいんだと反論しますが忍は撫子の言葉を無視します。
天然で、特別な努力もしないで、その可愛さ、その仕草か、羨ましいと言っています。
忍は撫子に『天然で可愛い』うぬのような存在は日本語でなんというか知っているか?と問いかけます。
撫子は『きょうあく』?と返答しますが「魔性じゃよ」と訂正されてしまいます。
忍は撫子の事を怪異よりも妖怪じみていると評しました。
そのままでよい、そのまま生きてろ、儂の知ったことではないわ。
一生暦お兄ちゃんに心配してもらっていればいい。
最後に軽蔑するような目で撫子を見て「よかったの。たまたま可愛くて」と述べました。
忍は撫子の本質を見抜いたようですね流石です。
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015
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目覚めた撫子は月火に抱き枕にされていました。
驚きに叫びそうになりますが我慢しています。
目覚めた月火はオーバーリアクションで驚きを表現していました。
月火は暦のベッドに潜り込み暦だと思って撫子に抱き着いたそうですよ。
撫子はドン引きしていました。
月火は撫子が暦のベッドで寝ていた理由の追及を始めます。
撫子は何も言えなかったのですが月火が勝手に解釈して正解に近い答えをだしました。
月火は撫子を探し出した暦は撫子にベッドを譲ってリビングのソファーで寝ているんだ、暦は紳士だとの結論に達します。
暦への評価が高すぎる事に撫子はまたも驚く事になります。
月火が、暦が撫子を探したのは『心配性』で『過保護』だと発言したので撫子は余計な一言を言ってしまいます。
月火は撫子は自分の次に可愛いと主張し、何が不満なのか聞き出そうとしてきます。
答えたくない撫子は謝って話を終わらせようとしますが月火の追及は止まりませんでした。
説明をしなければ腹を殴ると言って脅してきます。
撫子はこんな乱暴な性格の月火が人気者なのは凄い、可愛い以外にも何か魅力があるのだろうと羨みます。
撫子は忍の名前を出さないで可愛いだけと言われた事を教えます。
更に撫子は自分が可愛かったから友達に成ってくれたのか?と答えにくい事を質問してしまいます。
月火が凄いところは正直に答えてしまうところだね、月火は撫子が可愛く無かったら友達になっていないと答えました。
撫子はたまたま可愛かった事を気に病んでいますが月火に言わせると、どんなモノでもたまたま持っているだけだと返答します。
自分もたまたま暦の妹だっただけだと言っています。
月火は自分の最大の長所は暦の妹だという事らしいです。
撫子は月火の自己評価に驚愕していました。
月火は人間は無い物ねだりをすると話を繋げます。
月火は暦の妹じゃなければな、と思う事もあるそうですよ。
撫子は月火が暦の妹ではなかった場合どうなってしまうのか不安になっています。
可愛いだけと思われるのが嫌で撫子が前髪を伸ばしていると分かった月火は失礼な事を言ってきました。
月火の目から見ると撫子のファッションセンスはダサイそうですよ。
月火が撫子にアドバイスを贈る事になります。
月火は、撫子の言いたい事は分かるけど、それは撫子が努力しないのが悪いんじゃないの、ばーか、と一刀両断してくれます。
月火は誰もが欠点以外を伸ばそうと努力していると諭します。
撫子は努力するのはしんどいと言って怠慢な自分を肯定しました。
月火は撫子の面倒臭がりで怠慢なところは好きなんだそうです。
それでも欠点を肯定されるのはどんな気持ち?と言っています。
月火は撫子に暦の事が好きなのか問いかけました。
撫子は隠せていると思っていたようですがバレバレだと言っていました。
月火は撫子に暦の妹だったから自分と仲良くしていたの?と反撃を加えます。
撫子は自分の事を可愛いだけだと糾弾した友達だと思っていた子と同じことをしていたと気が付きます。
月火は、撫子は相手の気持ちを考えないで相手が嫌な気分になる質問をしたんだと糾弾しました。
それでも態度を改めようとしないのが撫子ですね。
撫子は月火は怖いけど、暦の妹だから付き合っているわけじゃないと言い訳しています。
追い詰められていた撫子は月火の事を怖いと思っている事を暴露してしまいます。
月火に「え?」と疑問を持たれたので「ぬわいけど」と言い直しますが誤魔化しきれませんでした。
月火から暦の事を性的な意味で、違った男性として好きなのか、問われて撫子は認めるしかなくなります。
撫子は暦といちゃいちゃしたいそうですよ。
「そう」と言って月火が最大級の爆弾を投下してくれました。
「でもお兄ちゃん、彼女いるよ?」
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撫子は暦に彼女が居る事を知っていました。
月火は撫子の表情の変化を観察して彼女の抱える問題点を再確認したようです。
月火は撫子が暦を好きだという気持ちは手の届かない相手に恋をするようなものだと指摘します。
月火が問題にしたのは暦の彼女に成れないと分かったうえで暦の事を好きで居続けようとする撫子の精神でした。
撫子は暦に迷惑を掛けるつもりはない、好きで居続けるのが悪い事なのか反駁します。
しかし月火は認めませんでした。
好きな人に彼女が居ても好きで居続けたいと主張する撫子の事を可愛いとは思うけど認められないそうです。
月火は撫子が自分の事を撫子と言う事に関しても苦言を呈してきます。
そう言われるとそうですね、あざとさを感じてしまうよね。
月火は自分が暦を撫子に紹介したので責任をとると言ってハサミを持ち出します。
実際には馬鹿馬鹿し過ぎて放っておきたい気持ちなんだそうですが、行動に出てくれます。
月火は動けない撫子の前髪をバッサリ切ってしまいました。
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撫子の悲鳴を聞きつけて暦が飛び込んできました。
月火が撫子の前髪を切ってしまった事を理解した暦は月火をグーで殴って鉄拳制裁を加えています。
撫子は女の子がグーで殴られる場面を目撃した驚きから何も言えなくなっています。
暦は火憐を呼び撫子を任せて月火の折檻を始めるつもりでした。
月火は暦に馬乗りになられて不気味な笑みを浮かべています。
暦はこれから十代と東京都民には見せられない事を月火の身体に施すそうです。
呼び出された火憐は自分でも庇いきれない事をするなんて何やってんだよ、と言って変な汗をかいていました。
撫子は火憐に洗面所に連れて行かれて髪型を整えて貰う事になりました。
火憐はそれなりのセンスを持っていたようです、撫子の髪型は前髪が短いだけで多少は見られるヘアスタイルになりました。
撫子は失礼にも『がさつ』で『おおざっぱ』なキャラの火憐に気を遣われたと感謝しています。
撫子は自分で言っている通り性格が歪んだ子のようです。
撫子は登校する事になりました。
クチナワが撫子に話しかけてきます。
今夜も死体探しをして欲しいと言ってきますよ。
撫子は前髪が伸びるまで活動は休みたいと言いますが却下されてしまいます。
撫子は、撫子のお願いを聞いてあげたという満足感が得られるかもしれないよ、と言ってクチナワを説得します。
ここまで我儘な撫子にクチナワも驚いたようですね、何様なんだよお前と突っ込んできました。
クチナワは撫子は月火を怒らせたんだと教えてくれます。
撫子は月火が起こった理由が理解できないようですね。
それでもほぼ正解を言い当てます。
月火は撫子の前髪を切って失恋したと納得させようとしたようです。
しかし撫子には失恋したとの意識はなさそうですよ。
自分の一人称を撫子にしている事についても明確な理由が思い当たらないようです。
クチナワは長期的に考えていくしかないなと言っています。
前髪が短くなった事を必要以上に気にしている撫子にクチナワが提案を持ちかけます。
自分の死体を探し当ててくれれば撫子の髪が伸びるスピードを上げる事ができると言っています。
撫子は俄然ヤル気になっていました。
撫子に担任の笹薮先生が話しかけてきます。
前髪が無くなっている撫子をみて苛めか?と質問してきました。
撫子は首を振り否定しました。
笹薮先生は撫子に頼んでいるクラスの問題が解決したか確認してきます。
撫子は笹薮先生がルーチンワークをこなしているだけだと否定的に捉えていますが口にはだしません。
何時ものように無言になって先生が立ち去るのを待ちます。
しかし先生は立ち去りませんでした。
撫子は理由に気が付きます。
前髪が無くなったので自分のさして困っていない表情が見えてしまっている事に気が付きました。
撫子は必死に言い訳を考えますが口をついて出たのは想定外の言葉でした。
「うっせえんだよ!」「進展なんかあるわけねーだろ、俺様にてめえの仕事を押し付けてんじぇねーぞ、ああん!?」
撫子は他人を否定的に捉えているからね・・・本性を現したって事だろうか?
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撫子は自分の言動を制御できなくなってしまいます。
これまで抱えていた思いを全てブチマケル事になってしまいます。
まあ、シンドクて面倒くさいので何もしなかっただけなのですが行動に移ってしまいます。
笹薮先生は口汚く罵られても撫子の変貌に怒りを覚える余裕は無いようです。
撫子を宥めようとしていますが、それさえも撫子にはマニュアルに従っているように見えています。
撫子は呆然としている笹薮先生と同じ様に自分の行動を傍観しています。
名前も憶えていない去年同じクラスだった男子生徒が撫子を宥めようとしてくれますが撫子は彼にも噛みつきました。
彼の言っている事は全て上辺だけの発言だ、事実を述べるだけで相手を慮っている気分になるな、と全否定しています。
まあ撫子の言ってる事は尤もな事だとは思いますよ。
ここで撫子を止めたければ暦のように鉄拳制裁を加えるしかないでしょう。
撫子は担任を振り切り自分のクラスに向かいます。
鏡に写った撫子の表情は怒りの形相が浮かんでいます。
大胆な行動に出た撫子でしたが教室の扉の前に来ると教室の中を確認します。
撫子は火憐のようなローリングソバットを決めて扉をけ破りました。
傍観している撫子は運動神経がゼロに近いはずの自分にこれほどのエネルギーがあった事に驚いています。
教室の中を確認したのが扉の前にクラスメートが居ないか確認したんだと分かり冷静さが残っていると安心していました。
冷静な自分は暴言を吐かないだろうと期待しましたが裏切られます。
撫子は威風堂々と教室に入り教壇に立ちます。
そして教壇を叩きながらこれまで抱えていた気持ちをぶちまけたようです。
クラスメートに「有象無象」と呼びかけます。
このままだとお前らはこの世のクズだと訴えます。
可愛いだけの自分に委員長を押し付けるなんてどうしょもないぜ。
自分に仕切りはできないので誰かが率先してリーダーを引き受けるべきだとも訴えています。
撫子は、ただの被害者であり続けたい子、なんだそうです。
おまじないで一学期は酷い事になったがいつまでも根に持つな、嘘や、裏切りや、欺瞞や、偽善を許してやれる度量を持ちやがれ、と叫びます。
クラスメートは撫子の暴力的な豹変に唖然として教室の後ろに固まってしまいます。
安全だと判断した撫子のパフォーマンスが加速します、撫子は教壇を蹴り飛ばしました!!
最後に自分の気持ちを語ったようです。
「俺様はお前達なんか大嫌いだ!だけどクラスメートだぜ、こん畜生が!」
撫子が番長のように見えますね。
見た目は可愛いままなので心酔しちゃう人も出てきそうで怖いですね。
撫子は自分が可愛いと自覚しているようだね・・・って事は一人称が撫子なのも計算しているって事になるか?
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盛大にやらかした撫子は早退する事にしました。
何となく勝手に帰ってきたように思えますねーマイペースつーか自分勝手なのは本当のようです。
フラフラと車道を歩いている撫子を心配したクチナワが話しかけてきました。
学校での撫子の発言は撫子の真意であり、自分が言わせた事では無いぞ、と説明しています。
撫子もそれは理解しているようですよ。
人生と学校生活は『しゅうえん』を迎えたと言っています。
怒りモードの時は漢字だった表現が平仮名に戻ってますね・・・ダウナーな時は頭の巡りも遅くなるのでしょうか?
撫子は全てを終わらせようと考えます。
前髪が無くなったので前が見えてしまうので前向きに行動しようと考えたようです・・・単純で馬鹿ですね。
撫子はクチナワの死体探しを昼間から再開する事を提案しています。
クチナワとしても早く行動するのに異存は無いそうです。
撫子はクチナワが決意を固めるという意味を理解していませんでした。
撫子はクチナワとの約束を片付けてお別れするつもりになっています。
クチナワは死体の在処を知っていました。
そこは暦の部屋でした。
「すべての終わりが、そこにある」そうです。
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撫子は無人の阿良々木家に無断で侵入して泥棒を働こうとしています。
学校で本音をブチマケてしまい人生が終わったと思っているので行動がヤケッパチで大胆になっています。
暦の部屋に入り込んで家探しを始めます。
撫子の目には暦の部屋がホテルの一室のように見えたそうです。
この部屋には暦の個性を表す品がありませんでした。
いつでもこの部屋から居なくなる事ができそうです。
撫子は家探ししながら愚痴を零しています。
彼女が自分の事を撫子と言うのは自分が無いからだそうです。
自我が無い彼女は自分の事も他人事のように感じているそうです。
月火が怒ったのもその辺りに原因があるようですね。
撫子が暦の事を好きなのは彼が手の届かない存在だと思えたからでした。
恋が叶わなくても自分が傷つかないからだそうです。
6年間も会わなかった暦の事を好きで居続けるなんて普通に考えれば気持ち悪いと自嘲しています。
撫子は机の引き出しから暦のエロ本を発見しました。
撫子は暦のエロ本コレクションに驚いています。
とてもマニアックな品揃えだったようですね。
撫子はエロ本に興味津々だったようですね、結構エロい子だな。
エロ本の間にクチナワの死体があるかも知れないと言って1ページごとに丹念に見ています。
エロ本に挟んであった栞を発見しました。
撫子は栞を挟んであるんだから暦のお気に入りのページだと考えジックリ見ようと考えます。
クチナワが歓喜する事になりました。
栞だと思われたモノはクチナワの死体を保存したお札でした。
そこにはウロボロスの画が描いてありました。
本体が見つかり歓喜しているクチナワは撫子の前髪を元に戻すだけではお礼が足りない、なんでも願いを叶えると言ってきます。
撫子は願い事を考える事になります。
撫子は暦と恋人同士になれるか?と問いかけます。
「そいつは敵わないな、千石」と暦からの否定する声がかかりました。
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暦が撫子の背後から声を掛けました。
隣には当然のような顔をして忍が立っています。
撫子は不法侵入して暦のエロ本を漁っていたと思われたとパニックになっています。
撫子は暦に自分が嫌な子だと知られたくないと思っていました。
他人に変な子だと思われる事を嫌っていますが暦にも変わった子だとは思われているようです。
暦は撫子に話しかけながら、お前はいつも話しかけられると困ったような顔をするな、と言っています。
自分の本性を隠せていると思っているのは撫子だけのようです、結構漏れ出しているようですよ。
暦が真剣な顔をして手に持っているモノをおろせと言ってきます。
撫子はエロ本の事だと思ったようですが暦がお札を下ろせと言ってきたので勘違いに気が付きました。
暦は撫子の事を宥めて落ち着かせようとしているようでしたが忍がしびれを切らせます。
忍は重大事件を引き起こしている最中でも我が身が可愛いだけの撫子に呆れたようです。
撫子の身勝手な想いに応えてやる事は出来ないのでぶん殴ってお札を奪えば良いだろう。
何も分かっていない小娘など放置して可哀想で可愛い被害者で居続けさせてやればいいと言っています。
撫子は可愛いだけと言われて反論していますが、身勝手なところは変化なしです。
困った撫子はクチナワに助けを求めています。
自分の事を庇ってとお願いしていました。
忍はまだ復活もしていない神に依存しおって、そのお札を返せ、臥煙伊豆湖から託された呪いの札を返せ、と言っています。
撫子は右手に巻きついているのがタダのシュシュになっている事に気が付きます。
忍は撫子の事が嫌いなようです・・・まあ分かる。
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動転している撫子は自分でお札を食べてしまいます。
暦はまだ間に合うと叫びますが忍は「合わんわっ!」と叫んで撫子に飛び掛かりました。
撫子が反撃を加えてきました。
撫子の髪は全て蛇になっていました。
十万匹の蛇が撫子の髪に巣くっています。
蛇に命じて忍の事を物理的に押し返し、忍に噛みつかせました。
忍が苦痛の声を上げる事になります。
蛇には毒があるようです。
撫子は忍よりも強くなってしまったのでしょうか?
暦は忍の事を蛇の群れから引っ張り出し自分の影の中に押し込みました。
撫子の蛇は影の中までは入れないそうです。
忍の事は助けたのに自分の事は助けてくれなかったと撫子が不満を漏らします。
撫子は自分の髪を引き抜いて一本の大牙を作り出し暦を刺してきました。
「撫子だって、暦お兄ちゃんが大好きなのに!」適当過ぎな発言ですね。
暦は無抵抗で撫子の攻撃を受けています。
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神様になった撫子は暦と忍の前から逃げました。
暦と忍は懲りずに撫子を捜索して北白蛇神社で発見します。
返り討ちにあってしまい二人は虫の息でピクピクしています。
撫子がこれまでの経緯をクチナワに質問していました。
驚くべき事実が判明します。
撫子がクチナワだと思っていたシュシュは扇ちゃんに貰ったタダの布でした。
撫子が接してきたクチナワや白い蛇は全てが撫子の妄想でした。
撫子が狂ったのは暦に戦場ヶ原という彼女が居ると知った時でした。
撫子は嫉妬から戦場ヶ原を殺そうと考えたようです。
戦場ヶ原に嫉妬した理由も独特でした。
手が届かないという理由から好きになった暦に彼女が居るのは不味いと思ったからでした。
片思いの対象に恋人がいると知っても想い続けるのはおかしいと思ったようです。
撫子は忘れていますが蛇の呪いを掛けられた事件の記憶が残っていたそうです。
北白蛇神社に日参して願い事をしていたそうです。
それを見ていた扇ちゃんが北白蛇神社には神様が居ないので願い事をしても無意味と教えました。
ご神体が暦の部屋に、臥煙伊豆湖から預けられたお札として封印されている、と教えられます。
手に入れたお札をどうすれば良いか問うと、扇ちゃんはその辺の蛇にでも食べさせろと言ったそうです。
撫子が阿良々木亭の鍵を開けられたのは前日に鍵を盗み出していたからだそうです。
撫子は周到な計画を建てて犯行に及んだそうです。
夜の散歩も自分の考えた妄想の一部でした。
暦に発見させて自宅に招かれる狙いがあったそうです。
お札の物色中に暦と忍がやって来た事に関しては気にしない事にします。
考えても分からない事は無視するようです。
動けない暦を殺そうとすると復活したクチナワ(こっちは撫子がお札を呑み込んだ事により復活した神様)が止めます。
暦を殺してしまっては本末転倒ではないか?と言っています。
クチナワの指摘は至極真っ当なモノでしたが撫子の考えは違う方向を向いていました。
絶対に叶わない恋をし続けるならば暦お兄ちゃんには死んでてもらう方がずっとロマンチックだと言っています。
生かしておいても暦は、どうせまた彼女とか恋人を作るので、その度に失恋するのはシンドイそうです。
クチナワは反論するのを諦めます・・・「・・・もう、そのレベルで狂ってんだな。お前は」
撫子の中にはまだ別な人格がいるようですね、撫子の事を『私』ではないと言っています。
暦を殺す事を実行しようとしていると暦の携帯電話が鳴りました。
番号から相手が戦場ヶ原だと分かったので撫子は出てみる事にしました。
戦場ヶ原は「私の男は、まだ生きている?」と聞いてきます。
撫子は「・・・今のところは、ぎりぎり」と返答します。
戦場ヶ原は暦が生きている事を知りお礼を言ってきました。
暦を既に殺していた場合は殺人罪を犯さなくてはならなかったと主張しています。
戦場ヶ原は取引を持ち掛けてきました。
自分を殺しても良いので暦と忍の事を助けて欲しいと言ってきます。
撫子は「駄目」と否定して全員を殺すと宣言します。
戦場ヶ原は殺す順番には気をつけた方が良いとのアドバイスをしてきました。
暦を先に殺すと忍が伝説の吸血鬼に戻り撫子の事を食べてしまうと教えます。
撫子はありがたいアドバイスだと感じています。
続いて戦場ヶ原は先に自分を殺すように促してきました。
自分を先に殺さないとみんなを殺してしまうと脅しています。
撫子は怪異でもないのに何を言っているんだ?と不思議に思ったようですが、「私の八つ当たりをなめないでよね」と言われ納得します。
殺す順番が戦場ヶ原、忍、暦に決まりました。
戦場ヶ原はお礼は良いと言ってお願い事をしてきます。
怪異と言っても撫子の頭なので会話の主導権を握るのは容易いようです。
戦場ヶ原は半年ほど殺すのを待って欲しいとお願いしてきました。
半年後に卒業式があるそうです。
暦と一緒に卒業する為に羽川共々頑張ってきた、それを無駄にするのは申し訳ないと言っています。
撫子は戦場ヶ原のお願いをかなえる事にします。
緊迫した場面で日常的な事を気にしている戦場ヶ原が面白いと思ったようです。
戦場ヶ原と話してみた撫子は最初に殺そうとしなければ、願い事なんてしないで話し合っていれば、こんな事には成らなかったかもと感じます。
撫子は違う形で出会っていれば友達になれたかもしれないねと問いかけます。
戦場ヶ原は「いやそれはない」と即答で否定します。
「悪いけど私はあなたのような可愛いガキが、昔の自分より嫌いなのよ、千石撫子さん」
戦場ヶ原は撫子の本質を見抜いているような気がしませんか?
撫子は戦場ヶ原に同感だと思っています?自分が嫌いなのかな?
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卒業式を待っている間に豪雨が発生して北白蛇神社の社が全壊したそうです。
町の計画に組み込まれて北白蛇神社は再建される事になりました。
撫子は信仰が多少は復活するかもと期待しています。
撫子は卒業式の日に暦、忍、戦場ヶ原を待ち構える事になるそうです。
暦と忍は吸血鬼度を上げてくるだろうけど撫子の毒の前には無意味と考えています。
約束と違うけど三人の後ろには羽川と神原がいてくれたりすると最高だ、フルキャストだ、ラスボス冥利に尽きると考えています。
撫子は自分が負けるとは全く思っていません。
「ようこそ。暦お兄ちゃん可愛がってあげるね」との決め台詞で決闘を始めるつもりのようです。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 怪異 | ラッキースケベ | 恋愛 |
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