ラノベの感想) へヴィーオブジェクト 人が人を滅ぼす日(上) (電撃文庫)


概略:
軍旗違反で営倉に入れらているマリーディが正統王国のミサイル攻撃を受けました。基地は破壊されてしまいます。基地司令が最後の命令として戦闘の許可をだしてくれました。マリーディは反撃する事にします。情報同盟に所属している天才少女を守る為にクウェンサー達がツングースカ地方に派遣されます。情報同盟の使用する秘密兵器への対策として重罪犯を連れて行く事になります。信心組織の本国ローマを壊滅させようとしてバッドガレージという集団が活動しています。クウェンサー達はそれを阻止する為に潜入しました。バッドガレージの破壊工作は防いだと思ったのですが最悪の結果を招く事になります。正統王国は彼らの真の狙いに最後まで気が付けませんでした・・・

レーベル:電撃文庫
発行日:2021/9/10
著者:鎌池和馬
イラスト:凪良
ISBN:978-4-04-913997-6
雰囲気:爆撃、空戦、雪中行軍、迷惑な助っ人、天才美少女、襲撃、真犯人、信心組織の中央、地下都市、爆弾解除、大地震で噴火、大戦勃発
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序章
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フローレイティアがオブジェクトが自然界に与える影響の大きさ検証したレポートを提出しました。
総重量二十万トンのオブジェクトを高速運用することでプレートに負荷が掛かり過ぎて地震が発生すると訴えました。
発生するまで予測が出来ないので住民を非難させられないと記しています。
高温を発生させるプラズマ砲やレーザービームは気圧差を生み出し手中豪雨を発生させる。
オブジェクトの建造に必要な鉱石も枯渇し始めている。
オブジェクトを運用し続けると地球を破壊してしまうと訴えました。
正当王国の上層部が賢明な判断をしてくれる事を願っています。
正当王国、資本企業、情報同盟、信心組織の本国は総意としてこのレポートの完全削除を決めました。
場合によってはフローレイティア達の抹殺も視野に入れているみたいです。
本国はオブジェクトの存在に疑問を持つ者を許さない考えです。
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第一章 白き魔女の舞う天空で>>北欧禁猟区境界線海上攻撃戦
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マリーディ=ホワイトウィッチはロワイヤルエルフォルスIncの営倉に入れられていました。
無断で北欧禁猟区を飛び出し所属不明機を撃墜したのが原因です。
隣の営倉に入れられていた酔っぱらいのパイロットが声を掛けてきました。
ロワイヤルエルフォルスIncに所属するクラハイト=ルビィハンターという男性です。
彼は飛行中に飲酒している事がバレて懲罰として営倉に入れられていました。
暇なようでマリーディとお話したいようですね・・・
マリーディの元に彼女が所属するスカイブルーIncの事故調査員サマンサ=ビーズキッスというセクシーなお姉さんがやって来ました。
彼女はマリーディから事情を聞く役目を担っているようなのですが一方的に話を終わらせようとしています。
マリーディが安全国のワルシャワに向けて撃ち込まれたミサイルを撃墜して平和を守ったと主張しましたが聞いてくれません。
サマンサは潜行式巡行ミサイルの存在を認めたくないようです。
マリーディが核兵器を搭載した巡行ミサイルの存在を訴えようとするとヒステリックに叫んでいます。
彼女はオブジェクトを使った安全でクリーンな戦争を信じたいみたいですね。
軍人なのに自分が戦火に晒される事になるとは思っていないようです。
マリーディの言い分は無視され彼女の罪状が決定しようとしていました。
軍から支給された通信機で話しているサマンサが通信状態の悪さに苛立ちを示します。
それを見たマリーディは危機を察しました。
サマンサに伏せろと告げて自分も部屋の隅に移動して伏せました。
マリーディが囚われていたロワイヤルエルフォルスIncヨツンヘイム空軍基地に104発の巡行ミサイルが一斉に着弾しました。
事態を把握できなかったサマンサは壁に潰されて死にました。
初期対応が良かったのでマリーディは生き残りました。
クラハイトもしぶとく生き残っています。
二人は壁の隙間を抜けて営倉から外に出ました。
そこには破壊された基地の光景が広がっていました。
基地司令官から最後の命令が届きます。
パイロットは飛行機に乗って空に上げれと言っています。
以降の迎撃行動の責任は自分が取るので生き残れと言ってくれます。
マリーディとクラハイトは空に上がる事にします。
マリーディは戦闘機に向かいます。
クラハイトは助けられる地上勤務の兵士を乗せると言って輸送機に向かいました。
マリーディが戦闘機を離陸させる前にクラハイトが爆撃に飲まれたように見えました。
マリーディが戦闘機を発進させ空に飛び出します。
そこにクラハイトの操縦する輸送機が並んできました。
爆発に巻き込まれたと思われたのですが無事だったようです。
彼は85名の内勤兵士を回収していました。
敵の戦闘機と戦う事になります。
クラハイトの乗り込んだ輸送機の呼称を決める事になります。
クラハイトがオーバーサイズと言うとマリーディが文句を言っています。
お前がデカチンってツラかよ、って言ってます。
イヤー、マリーディがデカチンって言ってるー、やめて、そういう事言うの。
マリーディ(12歳)
数的不利だったのでマリーディは隣の戦域に居るであろう仲間を呼ぶ事にします。
この段階で基地を襲ってきたのが正統王国と判明していました。
正統王国はミサイルを安価に作りたかったのは目標を外しても途中で爆発四散する機構を搭載していません。
マリーディはそれを利用しました。
わざと撃たれてミサイルを避けます。
当たらなかったミサイルは隣の戦域まで飛んで行ってアイス飛行隊に迎撃行動を取る理由を与えました。
アイス飛行隊が合流して作戦行動に幅が出ます。
優位に立てたと思ったのですが敵も辛辣でした。
無人戦闘機を飛ばしてきて数ですり潰そうとしてきました。
マリーディが経済力の高さを見せつける事になります。
無人機の製造メーカーを特定してその会社を買収して筆頭株主になりました。
会社を買収できちゃう12歳凄すぎます・・・ちょっとおごってくれ。
筆頭株主になったマリーディは無人機のデータを覗く権利を得ました。
助け出した85名の内勤兵士にハッキングさせて無人機を無力化しました。
無人機を一方的に葬ります。
残った敵の戦闘機との戦いになりますが相手はパイロットを使っていませんでした。
地上からのリモート操作だったので苦も無く片付けます。
基地を攻撃してきたのが悪名高い正統王国のチェーンカッター部隊だと判明します。
彼らは北欧禁猟区出身で仕事ぶりが好評だったので世界デビューしています。
彼らのやり口は兵站を寸断する事です。
民間人でも自分達の作戦に不利益を齎すと分かると殺します。
正統王国の狙いが判明しました。
巡航ミサイルの脅威に怯えた資本企業が民間機を装い輸送機を飛ばしています。
基地の破壊とワルシャワへのミサイル砲撃はこの輸送機を飛ばさせる事が目的でした。
マリーディは一方的に資本企業の輸送機を攻撃できる状況を作り出した正統王国に反感を抱きます。
輸送機が目的地である北欧禁猟区内にある資本企業のスノッリ空軍基地に到着できるように支援する事を決めました。
チェーンカッタ―部隊の首脳部が占拠している海上プラントを攻撃する事にします。
マリーディがドジってしまい撃墜されそうになります。
それをクラハイトが操る輸送機が庇ってくれました。
被弾してしまったクラハイトは輸送機で海上プラントに突撃する事にします。
クライハイトは輸送機に乗り込む前に被弾していて負傷していました。
助けた85名の内勤兵も特攻に同意していると言っています。
マリーディに遺言を残して飛び込んでいきました。
海上プラントの上に居た敵兵を吹き飛ばしながら滑って行きました。
海上プラントからチェーンカッタ部隊の首脳部が逃げ出そうとしています。
マリーディの位置からでは撃墜できなさそうでした。
海上プラントから対空レーザービームが放たれ逃げようとしていた機体を蒸発させました。
撃ったのは生きていたクライハイトでしたよ。
彼はカッコよく散るつもりだったのに生き残ってしまい照れています。
首脳部が居なくなったのでチェーンカッタ部隊は制圧される事になりました。
海上プラントに残っていたクライハイト達も資本企業の海上警備に拾われました。
マリーディは資本企業が何を運んでいたのか気にしています。
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第二章 戦場で幽霊が見えたら>>ツングースカ方面亡霊部隊迎撃戦
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クウェンサー達37機動整備大隊はチェーンカッタ部隊の案内で北欧禁猟区に来ていました。
彼らの目的は情報同盟が使っている謎の追加兵装の破壊でした。
ワルシャワへのミサイル攻撃はブラフだったようですがチェーンカッタ部隊が勝手をして弾頭を本物に換装していました。
マリーディ達の活躍により輸送機は北欧禁猟区内に存在する情報同盟の飛行場に到着しました。
作戦は失敗に終わります。
クウェンサー達は冷たい海の上を魚雷に乗って帰還しました。
作戦が失敗してお怒りのフローレイティアがクウェンサーの顔に尻を乗せて作戦の説明をしています。
クウェンサーは喚いていますが大変名誉なご褒美を貰っていますよね・・・羨ましい限りです。
作戦失敗の懲罰で37大隊は情報同盟の作戦行動を阻害する為に動く事になりました。
情報同盟は情報同盟に所属する9歳の天才美少女を殺そうとしています。
エリナ=シルバーバレットという天才でオブジェクトの危険性を訴える論文を発表しています。
情報同盟はエリナを亡き者にする為に秘密兵器のゴーストチェンジャーを使うことにしました。
オブジェクトに追加する兵装で正体は分かっていません。
この兵器を使用したと思われる戦域で正統王国軍が同士討ちを起しました。
生き残った兵士は幽霊を見たと言ってPTSDを発症しています。
情報同盟はゴーストチェンジャーを搭載するオブジェクトに引退寸前の第一世代を選びました。
レトロガンナーと呼ばれいるオブジェクトで普段は新兵器の開発実験に利用されています。
戦力になりそうもないレトロガンナーを投入してきた事にフローレイティアは懸念を抱きます。
何かが隠されているかも知れません。
ゴーストチェンジャーの輸送計画を阻めなかったクウェンサーは基地内で居場所を失っています。
整備場の片隅で膝を抱える彼の前にお姫様が現れました。
お姫様は整備兵のばあさんにバレンタインの話を聞いてクウェンサーにチョコを贈ろうと考えています。
島国特有のイベントなのでクウェンサーはその意味を知らないようです。
お姫様が手作りのチョコレートをくれると言ったので大喜びしています。
お姫様の気持ちに気が付けていないのがなー勿体ない。
クウェンサーとヘイヴィアはエリナを救出する為に彼女の住んでいる山小屋に向かいました。
豪雪地帯に存在するので雪の中を行軍しています。
気温が低すぎて電子機器が異常な値を示しています。
正統王国の上層部は道の兵器ゴーストチェンジャー対策として思い切った手を取ります。
収監されている犯罪者を現場投入しました。
クウェンサーとヘイヴィアはついていません。
スラッダー=ハニーサックル、ルイジアナ=ハニーサックル、アズライフィア=ウィンチェルと同行する事になります。
アズライフィアは愛するヘイヴィアと一緒になれて嬉しそうにしています。
二人からウィンチェル家の家督争いが混乱している理由が語られました。
ヘイヴィアの叔父さん達が方々で中だししているので親戚が増え続けているそうですよ。
誰もが嫡男を主張するので家督争いが混迷しているそうです。
アズライフィアから女性陣も家督争いから逸れた方々が遊んでいると言っています。
婚約者一筋のヘイヴィアとはえらい違いですね。
クウェンサーは囚人たちが反乱を起こさないか心配になっています。
幽霊と呼ばれているゴーストチェンジャーの機能が不明なので恐々進軍しています。
彼らが向かっているのはエリナが住んでいる山小屋です。
そこはツングースカ地方にありました。
数十年前に大爆発が起こり数十年間も草木も生えなくなっていた曰くつきの土地です。
エリナの山小屋が見える位置までくると謎の部隊に包囲される事になりました。
赤外線照準器を照射されてしまい捕まる事になります。
情報同盟の部隊ではないようです・・・X部隊と呼ぶ事にしました。
山小屋の中に居るエリナと対面する事になります。
エリナはX部隊に囚われているわけではありませんでした。
ルイジアナを見たエリナが今回の事態の真相に気が付きます。
ルイジアナもエリアと同様にオブジェクトが地球環境を破壊すると訴えていました。
オブジェクトの存在を否定るする二人の天才を纏めて葬り去るのが今回の目的だと結論付けています。
37大隊とスラッダーとアズライフィアはそれを悟らせない為の死体役として選ばれたそうです。
真相がわかったところでオブジェクトの攻撃を受けました。
クウェンサーはエリナの手を掴み山小屋から逃げ出します。
途中でスラッダーとアズライフィアと合流する事ができました。
ヘイヴィアとルイジアナとは別れてしまいます。
エリアを確保できたので当初の作戦通りに渓谷に降りて川を下り正統王国のベースゾーンを目指す事にします。
途中で蝋化した正統王国軍の死体を発見する事になります。
恐慌状態に陥りそうなクウェンサーをアズライフィアが宥めてくれます。
他にも木の枝に吊るされた凍っていない臓物を発見しました。
マイナス15度の世界なので不思議な状況にクウェンサーの常識が揺らいでいます。
天才のスラッダーとアズライフィアとエリナは自分が持っている知識で状況の理解に努めようとしています。
クウェンサーはゴムボートを持っている正統王国の仲間を探そうとしていました。
前から情報同盟の偵察車両が走って来ました。
クウェンサー達は雪に身を伏せてやり過ごそうとしています。
偵察車両は崖の向こう岸を走って来たようです。
そこで発見した正統王国軍の兵士を殺しています。
スラッダーが間抜けからゴムボートを手に入れられると喜びを口にしました。
クウェンサーが激高し石を掴んで殴りかかろうとしますがアズライフィアに止められました。
危機的状況なのでスラッダーの発言が正しいとクウェンサーにも分かっているのですが納得できません。
エリナが慰めてくれました。
エリナは自分もスラッダーと同じ考え方をした事を教えてくれます。
仲間をやられて怒る事のできるクウェンサーが羨ましいと言ってくれました。
クウェンサーは崖を渡る必要が無い事に気が付きます。
周囲を捜索して正統王国軍が荷物運びに使っている獣型のロボットを捕獲しました。
複数を鹵獲してゴムボートを入手しました。
ここで奇妙な事が起こります。
相談がありスラッダーに声を掛けると彼の顔が溶けていました!!
驚きクウェンサーが息を呑むと相手も化け物と叫んでクウェンサーをがけ下に突き落としました。
クウェンサーは咄嗟にエリナの手を掴んだので二人で渓谷に落下する事になります。
そのまま落ちると死んでたようですがクウェンサーは咄嗟にゴムボートを展開しました。
ゴムボートがクッションになり二人は川に落下しました。
エリナを川から引き揚げ二人でゴムボートで川下りをする事になります。
寒さで震えている二人は川の下流で橋を発見しました。
川には網が敷設されていてそれ以上進めません。
クウェンサーは橋の上に向かう選択をしました。
そこは情報同盟の整備基地でしたよ。
人の気配がありませんでした。
整備基地の兵士は全員死んでいました。
クウェンサーとエリナは基地の中に入り暖を取る事にします。
クウェンサーはタオルを使ってエリカを服の上から拭いてあげています。
エリカにぴったりの軍服は無さそうなので仕方ありません。
クウェンサーはエリナにココアを作ってあげています。
エリナはストーブに近付いてパンツを乾かそうとしています。
スカートをたくしあげようとしていたのでクウェンサーが止めました。
慎みを忘れてはなりません。
クウェンサーは9歳の少女に反応する性癖は持っていないようです。
基地の中にも情報同盟軍の死体が溢れていました。
事態の不可思議さが増したのですがクウェンサーが首謀者の存在に気が付きました。
エリナも予想はしていたようだね。
今回の事態を引き起こしたのはスラッダーでしたよ。
スラッダーは刑務所の窓から情報同盟のドローンに設計図を渡してゴーストチェンジャーを作らせたようです。
ゴーストチェンジャーに恐れをなした正統王国が自分を戦場に駆り出す事になると予想して計画を建てたようですね。
エリカはゴーストチェンジャーを出撃させる餌として利用されたようです。
クウェンサーの反撃が始まりました。
スラッダー達には逃亡防止用の拘束衣を着せてありました。
リモコンで動きを封じて追跡用の臭いを周囲に散布する事ができませす。
クウェンサーはリモコンのボタンを押しました。
エリナは巻き込まれただけなのですが責任を感じています。
最後まで同行すると言ってクウェンサーに付いてきました。
拘束衣には装着者の現在位置を発進する機能がついています。
クウェンサーはGPS情報を頼りにスラッダーに近付きます。
スラッダーはクウェンサーを渓谷に突き落としてからの30分間に手枷を外して武器を入手していました。
狙撃ライフルで撃ってきましたが彼は射撃が下手なのでクウェンサーには当たりません。
クウェンサーはハンドアックスを頭上に放り爆発させました。
周囲が明るくなりスラッダーの姿が見えました。
200メートルほど離れた位置に彼は居ましたね。
クウェンサーが銃を使えないと知っているので余裕があります。
クウェンサーはオープンチャンネルで暗号化しない通信を使いスラッダーと会話を始めます。
これがすでに必勝の一手になっているのですがスラッダーは気が付きません。
スラッダーがアズライフィアを撃ったと告げました。
一緒に逃亡する事を提案したそうですが拒否されました。
普通に戦ったら銃器に精通しているアズライフィアをスラッダーが倒す事はできません。
スラッダーは卑怯にもヘイヴィアのモバイルバッテリーを爆発させる事ができると告げてアズライフィアを動揺させました。
隙を見せた彼女を撃ったそうです。
クウェンサーには対抗手段が無いとスラッダーは考えていました。
スラッダーがヘイヴィアからの狙撃されました。
ヘイヴィアの腕は確かなのでスラッダーの足を撃ち抜きました。
スラッダーは諦め悪くライフルを構えようとしますが今度はライフルを握る手を撃ち抜かれました。
ヘイヴィアとルイジアナが一緒に行動していてスラッダーを捕まえました。
ルイジアナは兄のスラッダーの行いを恥じています。
彼女は才能は社会に還元されるべきと考えているので自分の事しか考えてないスラッダーが許せないようです。
クウェンサーはスラッダーがゴーストチェンジャーから逃れる方法を持っていると予想します。
スラッダーの身に付いていた匂い袋を取り出しました。
ゴーストチェンジャーは匂いを使って人間の精神を変調する兵器でした。
オブジェクトに使う潤滑油に細工して匂いを発生させて精神の崩壊させて同士討ちを演出していました。
ゴーストチェンジャーへの対抗策が手に入ったのでスラッダーの価値が無くなりました。
クウェンサーはアズライフィアに判断を委ねる事にします。
スラッダーに撃たれた彼女は生き残っていました・・・狙撃銃を入手した彼女がスラッダーを殺しましたよ。
エリナからX部隊の正体を教えられました。
彼らは信心組織から外れた部隊でした。
彼らはオブジェクトが地球環境を破壊することを実証したくてエリナに接触したようです。
X部隊をバッドガレージと呼称する事になります。
バッドガレージが信心組織の本国で破壊活動を計画していると予想されます。
37機動整備大隊はローマに潜入してバッドガレージの野望を阻止する事になりました。
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インターミッション
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お姫様がバレンタインデーにクウェンサーに渡すチョコレートを作ろうとしています。
クウェンサーが居る場でチョコアイスと言ってしまった事を思い出して不味いと思っています。
チョコアイスは作るのが難しそうだからね。
お姫様はクウェンサーの好みを取材しようと考え彼の元に向かいます。
タイミングが最悪でしたね。
クウェンサーはフローレイティア達とミーティング中でオブジェクト地球環境破壊論について語っていました。
お姫様初めて聞く内容に動揺しています。
彼らが自分に気を使ってそれまで自分の前では話題にしなかったんだと理解できてしまいました。
そこまで考えてその理論が正しいと思ってしまったようですね。
お姫様は自分が不要になると思っているのか?
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第三章 四方の欺瞞が砕ける日>>テベレ方面信心組織『本国』防衛介入戦
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クウェンサー、ヘイヴィア、ミョンリ、プタナ、ミリアが信心組織の本国ローマに潜入しています。
ここでバッドガレージ傘下のエレクトリックドリル部隊の工作員を捕まえる事になります。
ローマではパレードが開催されていて観光客が大挙して入国しています。
クウェンサー達は観光客に紛れてエピスキア=スウィートレディと言う男性工作員を拉致する事になりました。
ローマを警戒している信心組織の兵士を目をプタナの視線恐怖症という能力で回避しています。
彼女は自分に送られてくる視線を感じ取る異能を持っていました。
簡単にエピスキアを拉致してミリアがトレーラーの中で尋問する事になりました。
お姫様はローマに潜伏しているクウェンサー達を支援する為に海上を移動しています。
信心組織が頼んだのか隣には情報同盟のおほほが操るガトリング033が同行していました。
お姫様はおほほを挑発して怒らせます。
おほほがお姫様を撃ち抜こうとしてガトリング式の主砲を撃ってきました。
お姫様は巧みな操縦でおほほの砲撃を交わしていきます。
流れ弾が海上に敷設されていた機雷を一掃してくれました。
敵の砲撃で邪魔な機雷を排除する事にフローレイティアも同意していました。
オブジェクトが要らない世界が来る可能性を知ったお姫様はおほほを羨ましく感じています。
おほほはGカップアイドルとしても活動しているのでエリートとしての仕事が無くなっても活躍の場があるのが羨ましいみたいです。
お姫様はパイロットが要らなくなったどうするのか聞こうとして途中でやめますね。
不審に思ったおほほに追及されると「おこさま」と言って誤魔化しました。
おほほは自分の正体がバレたのでは?と不安になり口を滑らせかけています。
笑って誤魔化そうとしているのでお姫様に不審がられています。
悪口言われたのに喜んでいるの?気持ち悪いと言われていました。
ヘイヴィアとミョンリが買出しに言っている間にミリアが尋問結果をクウェンサーとプタナと共有します。
トレーラーの中は尋問の結果エピスキアのおしっこ塗れになってしまったので外で会話する事になります。
口元を隠す為に三人は額を付き合わせて話す事になります。
クウェンサーは女の子の匂いを胸一杯に嗅ぎ込んで至福の時を迎えます。
尋問の結果バッドガレージがローマにオブジェクトの動力炉を運び込んでいる事が分かりました。
トレーラーを使って移動しようとしています。
情報共有の途中で別勢力から砲撃を受ける事になりました。
クウェンサーはミリアとプタナに押し倒されるトレーラーの下に引きずり込まれました。
お姫様がおほほとの会話中にクウェンサー達がローマに潜伏している事をばらしたので攻撃されちゃったようです。
ミリアから尋問の過程でエピスキアが正統王国の暗号解読プログラムを持っていた事が伝えられます。
クウェンサーは全滅したと思っていたチェンカッター部隊の生き残りが居る事に気が付きました。
信心組織の警察に捕まるわけには行かないのでエピスキアを殺して逃げ出す事にします。
ローマに向けて200発の巡航ミサイルが飛んできました!!
これを信心組織の秘密兵器が迎撃しました。
セプティモンティウムという本国を防衛する為だけに建造された7機のオブジェクトです。
形状は煙突のように巨大な主砲を備えたオブジェクトで線路の上を走って移動する事ができました。
敷設型のオブジェクトは世界的に禁止されているのですが信心組織はルールの抜け穴絵を利用しましたよ。
線路の上を走って移動できるので設置型ではないと言い張りたいようです。
防衛能力は高いのですがお姫様は弱点を発見しました。
セプティモンティウムのエリートを挑発して攻撃させています。
お姫様が悪辣な方法で攻撃を回避しています。
挑発するだけしたお姫様はガトリング033の陰に隠れて攻撃をやり過ごす事にします。
おほほは泣きながらセプティモンティウムの砲撃を無効化する為にガトリング式ビーム砲を乱射する事になっています。
セプティモンティウムの攻撃を凌いだので次の砲撃迄の間隙をついて二人は突撃しました。
撃たれる前に撃ってしまう作戦でした。
お姫様とおほほの攻撃が当たると思われたのですがセプティモンティウムは分離して身軽になり逃げ出しました。
主砲や装甲を捨てて丸い中枢部分だけになりローマの中心に向かって逃げて行きました。
お姫様はクウェンサー達が襲われると焦っています。
ヘイヴィアが確保した消防車で逃げていたクウェンサー達の前に身軽になったセプティモンティウムが現れます。
上から落下してきたので消防車が前後に分断されました。
クウェンサーはプタナと一緒に逃げる事になります。
プタナはセプティモンティウムの形状を見て配備理由を理解しました。
セプティモンティウムは丸い本体から尻尾のような電源ケーブルが伸びています。
溜め込んでいる巨大電流を電源ケーブから流して人を蒸発させる意図がありました。
本来は守るべき対象の本国の市民を恐怖によって支配しようととの意図を感じたプタナが激高しています。
セプティモンティウムに突撃しそうだったのでクウェンサーが落ち着かせています。
その手法が素晴らしいよ・・・クウェンサーはプタナのパンツを凝視して彼女により大きな怒りを抱かせる事で落ち着かせました。
怒ったプタナが平手打ちをしてくれたので大満足なようです。
美少女に殴られる事は彼の中ではご褒美となっています。
セプティモンティウムはクウェンサーとプタナを逃がすまいとして追いかけてきます。
機体に大きな電力を抱えているので破壊される心配は無いと考えているようですね。
ローマ市民を人質に取っているな。
走って逃げるのは困難なのでプタナがバイクを手に入れました。
走って来たバイクのライダーを殴り飛ばしてバイクを奪います。
クウェンサーは一般人だろ?と慌てますがプタナは冷静に資本企業の兵士だと指摘しました。
プタナの運転するバイクに二人乗りで逃げる事になりました。
クウェンサーはプタナの髪に顔を埋めてご満悦です。
彼女の良い匂いを存分に味わっています。
逃げ続けていると個人用自動車に乗ったヘイヴィアとミョンリが合流しました。
クウェンサーはプタナとの二人乗りを自慢しています。
良い匂いがするとかどこを触っても柔らかいとか言っていますよ。
プタナは表面的には呆れているのですが自分に弱い面を見せまくりのクウェンサーにドキドキしている様子です。
ひょっとしてクウェンサーを守ってあげたいとか思っているのだろうか?
結構ヤバいですねークウェンサーは意外な程に甘え上手なので落ちそうだ。
本体を破壊して大爆発をさせる事は出来ないのでセプティモンティウムの足を破壊して行動不能にしています。
全部で7機居るので健在な機体も残っているのですが当初の目的を果たす事にします。
バッドガレージが地下にオブジェクトの動力炉を設置して人工地震を起そうとしています。
設置可能な地下施設を目指す事にします。
地下鉄の線路に飛び込んで設置場所と思しき場所に向かいました。
途中で運行中の地下鉄と遭遇します。
ギリギリで線路わきに避けてやり過ごしていました。
セプティモンティウムが追って来ない事を不審に思っていたのですが納得です。
身軽になったと言っても全長10メートルはあるので地下鉄を避ける事ができません。
クウェンサー達はバッドガレージが設置したオブジェクトの動力炉を発見しました。
そこには地下鉄が停車していましたよ。
セプティモンティウムが地下鉄を止めるように命令をだしたようです。
思わぬ人質が増えてしまいます。
列車を観察していたクウェンサーのスコープに人質になった少年の言葉が翻訳表示されました。
このスコープ凄く高性能だな・・・
少年は正義の味方は居ると言っていました。
それを聞いて一同は奮起する事になります。
クウェンサーが人質に影響を与えずにバッドガレージを無力化する方法を考えだしました。
爆発を起し衝撃によって三半規管にダメージを与えました。
30秒ほどバッドガレージの行動を麻痺させてその間にヘイヴィアとミョンリに始末してもらいました。
クウェンサーが動力炉の時限式起爆スイッチを解除しました。
人質を救出する為に列車に爆弾が仕掛けられていないか確認しています。
ドアの下に開けると爆発する仕掛が施してありました。
クウェンサーが解除して列車に乗り込みます。
助けに来たので順番に列車から降りるようにと指示をだします。
床の扉が開いて中から生き残りのバッドガレージが出てきます。
彼は五感を麻痺させる爆弾を投げてきました。
不意打ちだったので爆発させてしまいます。
クウェンサーは五感を失い動けなくなりました。
ここでバッドガレージの生き残りがプタナを視界に入れてしまいました。
プタナは視線を頼りに懐に飛び込んでナイフで刺しました。
死にかけのバッドガレージのメンバーが新世界が来たと言っています。
彼はオブジェクトの影響で滅んだ村の出身者でした。
訴え出ても取り合ってもらえなかったので四大勢力の本国で同じことを引き起こしてやろうと考えていました。
クウェンサーが起爆スイッチを解除した事を伝えても困った様子はありませんね。
彼は目的は既に達成されていると言っています。
オブジェクトの動力炉を使い人工地震を起す計画は保険でしか無いそうです。
本当の狙いはローマに四大勢力のオブジェクトを複数機呼び寄せる事だったそうです。
クウェンサーがバッドガレージの狙いに気が付きました。
四大勢力は見事にバッドガレージに踊らされる事になったね。
ローマには20機を越えるオブジェクトが集まっていました。
オブジェクトの重量に耐えかねた地盤が割れてしまいローマは溶岩に沈む事になりました。
信心組織の本国が地図から消える事になりました。
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終章
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クウェンサー達は列車に囚われていた人質を連れて地上に戻ってきました。
彼らの目の前に溶岩に沈んだローマの街が見えています。
セプティモンティウムが溶岩に呑まれています。
フローレイティアから通信が入りました。
彼女は信心組織が正統王国に宣戦布告したと言っています。
信心組織は正統王国が情報を隠していたので本国が壊滅したやり返してやると言っています。
フローレイティアが激を飛ばしています。
正統王国の本国パリを死守する為にアルプス山脈に防衛線を敷くようです。
信心組織は通常兵器を動員して攻めてきました。
オブジェクトを使ってのクリーンな戦争をする気は無いみたいです。
バッドガレージの目論見は成功しました。
信心組織が正統王国への攻撃を始めたので資本企業と情報同盟も正統王国の衛星を落し始めました。
漁夫の利で戦勝国に収まり正統王国から領土を奪い取ろうとしています。
正統王国は袋田抱きに遭ってしまうのでしょうか?
オブジェクトの運用を続けた事の代償なので八つ当たりされた正統王国は不運だった言えます。
こうなってしまっては四大勢力の総意も意味を失いました。
正統王国は信心組織との全面戦争を始める事になりました。
クウェンサーは自分に何ができる?と考え始めています。
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インターミッション
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お姫様とおほほがオブジェクトが大戦の引き金になった事に戦慄しています。
オブジェクトのコックピットからは溶岩に沈んでいくローマが詳細に観測できています。
これはきついですね・・・
おほほはまだ狼狽しているだけのようですがお姫様は大きな責任を感じているようです。
ちょっと心配ですね。
彼女達並んで待機しているみたいですがそのまま戦闘に移行するのだろうか?
クウェンサーにお姫様を気遣ってあげる余裕が残っているのか注目ですね。
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成分美少女オブジェクト作戦戦闘ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAAAAA
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