ラノベの感想) ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫)


オブジェクト同士を戦わせる事が戦争になっている時代。
戦地派遣留学生のクウェンサーと貴族の嫡子で勲功をたてる為に従軍しているヘイヴィアは滑走路の雪掻きをしていました。
この時代の戦闘機はオブジェクト相手では全く役に立ちません。
無駄な作業をさせられている二人は夕食にバーベキューをしようと考えます。
ヘイヴィアは支給されているライフルを片手に鹿狩りに出かけていきます。
クウェンサーは魚釣りに向かいました。
クウェンサーの元にオブジェクト操縦士のエリートがやって来ます。
お姫様と呼ばれている女の子です。
彼女はクウェンサーに何をしているのかを問いました。

クウェンサーはお姫様に話しかけられてビビっています。
オブジェクト同士の戦闘結果が国の浮沈を決める世界なのでお姫様は超重要人物です。
クウェンサーが気軽に話せる立場の人では無いんだよね。
お姫様は退屈だったので基地の周りを散歩していると言ってます。
基地までヘイヴィアの撃っている銃声が聞こえていると教えれくれました。
これは不味いですね、恐らく二人の上官にもバレてますよね。
お姫様は、今回の戦闘に勝てないかも知れないよと言ってました。
クウェンサーはお姫様の、この弱音を真剣に受け取りませんでした。
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クウェンサーとヘイヴィアは上官のフローレイティアに呼び出されます。
滑走路の雪掻きをサボっていた事がバレてしまい説教されています。
フローレイティアはクウェンサーやヘイヴィアよりも少し年上の爆乳お姉様です。
そしてドSです、これ、とても重要な事です。
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ヘイヴィアには一人で滑走路の除雪作業が言い渡されます。
クウェンサーは派遣留学生の本分を果たせとの事でした、彼はオブジェクトの整備場に向かいます。
クウェンサーの指導を行ったのは婆さんと呼ばれている主任さんです。
彼女の傍で、オブジェクトの脱出装置の整備を行う事になりました。
お姫様が操縦席に座っていたんだよね。
そこでクウェンサーがおかしな箇所を弄ったので、お姫様がシートに押さえつけられて呼吸困難な状況になってしまいます。
シートベルトを斬るしか無くなり、婆さんがナイフを取りに行きます。
その間、クウェンサーにはお姫様を圧迫するシートベルトを何とかするようにとの命が下ります。
クウェンサーはシートベルトに絞められ強調されたお姫様のおっぱいに目が釘付けになっています。
意外とある、との失礼な発言がありました。
お姫様を助けるにはシートベルトとおっぱいの間に指を突っ込んで隙間を作る必要がありました。
クウェンサーはお姫様の可憐なおっぱいに触れてしまう事を恐れ指を突っ込む事を躊躇います。
大ピンチのお姫様は脱出装置の作動スイッチを押しました。
お姫様は空中に放り出されてパラシュートで降下する事になりました。
お姫様は脱出装置を初めて使ったな、と言っていました、何となく不吉です。
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フローレイティアは二人の狩の成果を認め、三人でバーベキューをする事になります。
通常の軍の食事はレーションと呼ばれる、不味い消しゴムのような物体です。
フローレイティアはレーションに飽きたといってます。
美味しいバーベキューが出来るので、二人の事を許してくれたようです。
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お姫様がクウェンサーに吐いた弱気が現実のものとなりました。
敵のオブジェクトの攻撃を受けてお姫様のオブジェクト、ベイビーマグナムは負けてしまいます。
自軍のオブジェクトが負けた場合、白旗をあげれば、敵はそれ以上の追撃をしなくなります。
これは慣例であり、国際法で決められている訳ではありません。
相手の気分次第では追われる事になるんだよね。
フローレイティアは白旗をあげましたが敵のオブジェクトは攻撃を止めませんでした。
オブジェクトが無ければ死ぬしか無いと理解している兵員たちは恐慌状態に陥ります。
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お姫様はフローレイティアたちが逃げる時間を稼ぐ為に破壊されたオブジェクトから脱出します。
その時に救難信号を発信してワザと敵軍に発見されるように仕向けました。
フローレイティアはお姫様の意図を読み取り撤退行動を始めようとしますがクウェンサーが反発しました。
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クウェンサーは一人で囮になろうとしているお姫様を助けに行くと言い出します。
他の兵員はクウェンサーの視線を避けるような仕草をしていました。
誰もお姫様を救出に向かわないと理解したクウェンサーは一人で彼女の救出に向かいます。
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クウェンサーは敵兵に囚われているお姫様を見つけました。
敵兵は捕まえたお姫様に対して非人道的な行為を行おうとしています。
はっきり言えば、拷問計画を相談していました。
クウェンサーは敵軍とは言え人間を撃ち殺す事に躊躇いを覚えていましたが、拷問計画を聞いて、あれは人間じゃないよなと覚悟が決まります。
クウェンサーは敵兵を撃ち殺してお姫様を助けようとしました。
お姫様も隠し持っていた武器で敵兵を刺してクウェンサーの攻撃を支援しています。
敵兵が投げた爆弾がクウェンサーの方に飛んできました。
クウェンサーは爆発に巻き込まれてしまい自分は死んだんだと思い込んでいましたが、彼を助けた人物が居ました。
ヘイヴィアがクウェンサーの援護にやってきてくれました。
口では文句を言ってますが彼は良い人のようです。
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合流したクウェンサー、ヘイヴィア、お姫様は敵のオブジェクトから逃げます。
洞窟に逃げ込みオブジェクトの追撃から逃れました。
しかし生き残る為には敵のオブジェクトを破壊する必要があります。
オブジェクトは本体が50メートル級の巨体で移動速度も速く、センサー類も高性能です。
徒歩ではとても逃げ切れるわけが無いのです。
しかもここは足場の悪い雪山です。
三人は其々の技能を持ちより、敵のオブジェクトを破壊する事にします。
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クウェンサーはオブジェクトの設計士を目指す学生です。
オブジェクトの構造に詳しいんですよ。
ヘイヴィアはレーダー分析官です。
敵のオブジェクトを観察してその弱点を分析するのが主な仕事です。
お姫様はオブジェクトの操縦士ですので敵のオブジェクトから隠れる術を心得ていました。
集まったメンバーの技能が上手く噛み合ったようです。
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彼らは敵のオブジェクトの整備基地に侵入して次のメンテナンスで使うパーツに仕掛けを施す事にしました。
この時代の戦争はオブジェクトが主力なので敵の基地には戦闘を主任務とする歩兵は居ませんでした。
基地の警備もオブジェクトが担っているようです。
これは侵入を狙っていたクウェンサーとヘイヴィアには朗報でした。
二人は簡単に敵の整備基地に侵入し、交換に使われるオブジェクトのパーツに細工を施す事に成功しました。
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二人が基地に侵入している間、お姫様は基地の外で監視任務を行っていました。
敵のオブジェクトが帰ってきたら二人に知らせる役割を担っていました。
敵のオブジェクトが帰ってきたので無線で知らせようとしたのですが、通信を傍受される可能性が出てきました。
お姫様はクウェンサーとヘイヴィアが逃げる時間を稼ぐ為にあえて敵に発見される道を選びました。
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お姫様は整備基地の仲間をバカにしていました。
オブジェクトを動かせない一般人は自分が守ってあげなければならない存在だと思っていたそうです。
まあ確かに現状の正しい認識だとは思うんだよ。
整備基地の兵士たちも戦争はオブジェクトに任せておけば問題無いんだと考えていたからね。
そんなお姫様を助けに来てくれたクウェンサーとヘイヴィアにお姫様は感謝しているようです。
ですので彼らを守ろうとしたようなんだよね。
クウェンサーはお姫様だけは逃げられるようにと彼女を基地の外に残したのですが・・・
お互いを想い合っているようです。
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三人仲良く敵に捕まる事になりました。
敵に囲まれて処刑されそうになっている時にクウェンサーが仕掛けた爆弾を起爆しました。
整備を終えた敵オブジェクト、ウォーター・スライダーの脚部で爆発が起こります。
敵兵は一瞬ビビっていましたが、オブジェクトは健在の様に見えました。
ちっぽけな爆弾でオブジェクトを破壊できるものかと敵兵は得意げでしたが・・・
クウェンサーが行った細工とは、エゲツナイものでした。
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オブジェクトの動力炉は複雑に制御されています。
クウェンサーは敵オブジェクトのセンターを一部外していました。
オブジェクトは各勢力にとって最重要の機密が満載されています。
破壊されずに行動不能になると鹵獲されて研究されてしまう危険があります。
それを回避する為に機密保護の機能が搭載されています。
内部で爆発が起こった敵のオブジェクトはセンサーが働かないで機密保護装置が動いてしまい大爆発を起こしました。
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クウェンサーは事前にフローレイティアに宛ててオブジェクトは破壊するので、爆発が見えたら支援に来て欲しいと連絡していました。
来てくれるか心配していたのですが、彼女は出来る上官のようです。
フローレイティアの部隊が救援に駆けつけてきて敵部隊を圧倒する事になりました。
クウェンサーとヘイヴィアの所属している正統王国軍は税金の無駄と言われながらも通常兵器を運用する部隊も配備されています。
圧倒的でした。
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本国に帰ったクウェンサーとヘイヴィアは表彰される事になりました。
オブジェクトを生身の人間が破壊するという偉業を成し遂げた彼らは一躍時代の寵児、ヒーローとなります。
クウェンサーはオブジェクト技術に関するデータベースへのアクセス権を得ました。
彼の目指すオブジェクトの設計士に大きく近づいています。
ヘイヴィアも軍で絶大なる功績を打ち立てたので家督を継ぐ資格を得たようですよ。
田舎に帰ってメイドを侍らせる悠々自適な貴族ライフを満喫する気でした。
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表彰式が行われたのですが、雲行きがおかしくなります。
クウェンサーとヘイヴィアは表彰式のあと軍とはオサラバするつもりでしたが、軍上層部はえらく二人が気に入ったようです。
生身でオブジェクトを破壊した二人に新たな任地が宛がわれる事になりました。
可哀想な二人は戦場に戻る事になってしまいました、悲惨すぎます!!
でも、お姫様とは一緒の部隊に配属になりました、これだけは良かったですね。
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お姫様とクウェンサーはアドレス交換を行ったようです。
お姫様は自分を助けに来てくれたクウェンサーの事を好きになったようですよ。
クウェンサーの事を本物の友達と考えています。
一緒に救出に行ったヘイヴィアの事はどう思っているんでしょうね?
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クウェンサー、ヘイヴィア、フローレイティアはジブラルタル海峡に派遣されました。
海底から原油を勝手に掘り出し、蓄えた原油を敵対勢力に配っているオブジェクトの進軍を止める任務を与えられます。
クウェンサーとヘイヴィアはお姫様が到着するまでの間に、オブジェクトの足止めをする事になりました。
自軍にはオブジェクトが無いんだよね、イヤな予感しかしないよ。
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敵のオブジェクトの攻撃を受ける事になりました。
三人は海上に建設したオブジェクトの整備場に居たのですが、海に飛び込んで逃げます。
基地は破壊されたのですが敵のオブジェクト(トライコア)は執拗に攻撃してきました。
クウェンサーとヘイヴィアは海中に潜って逃げる事になります。
ここでフローレイティアは行方不明になります。
しかし上官を探している余裕はありません、二人は必死に逃げました。
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海中に潜りトライコアに取りつく事に成功します。
クウェンサーとヘイヴィアはトライコアの表面に取りつき登って行きました。
トライコアの構造が理解できました。
トライコアは三つの動力炉を持ち、自身の中に整備基地を持っていました。
掘り出した原油を貯蔵するタンクも装備しています。
クウェンサーとヘイヴィアはタンクを破壊してトライコアを破壊しようと工作を始めますが、敵兵もトライコアに乗り込んでいました。
攻撃を受けてしまい、隠れながら抵抗を続けることになりました。
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そこにお姫様が到着してオブジェクト同士の戦闘が開始されます。
クウェンサーとヘイヴィアは戦闘の余波を受けてしまい死にそうになっていました。
クウェンサーはお姫様に連絡して武装を大人しいモノに変更して貰おうとしました。
が、通信状況が悪く正確にお姫様に伝える事が出来ませんでした。
お姫様はクウェンサーからの依頼を間違えて解釈して、対人戦闘用の武装でトライコアを攻撃します。
クウェンサーとヘイヴィアは慌てて海に飛び込んで脱出しました。
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そこには級酩酊に乗ったフローレイティアが待っていました。
彼女は救命艇を発見してチーズを食べています。
二人を回収して回収に来たヘリに乗り込みました。
ここでご褒美が待ってました。
ヘリの中でハンバーガーを食べていますよ、レーションじゃない!
さらにヘリの座席でフローレイティアとヘイヴィア、クワンサーは向かい合って座っていました。
フローレイティアは胡坐をかいています。
おー、こ、これは・・・
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海水で濡れ濡れな黒いストッキングと赤いパンティーのコントラストが眩しすぎます。
ヘイヴィアはフローレイティアに向かって堂々と胡坐をかくのは止めてくださいと言ってます。
全く恥じらいを感じさせないフローレイティアに向かってパンツが見えれば良いってものではない、でも嬉しーと複雑な心境を吐露していました。
ご褒美タイムは更に続く事になります。
何と、海水でべたべたして気持ち悪いと言い出したフローレイティアはヘリの中でシャワーを浴びる事になるぞ。
室内をカーテンで仕切って脱ぎ始めます。
ここでクウェンサーはカーテンの隙間を発見してフローレイティアの下着姿を拝めました。
が、可哀想なヘイヴィアは気が付くのが遅れて見逃す事になります。
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シャワーの終わったフローレイティアと三人でお姫様とトライコアの戦闘を観戦する事になりました。
クウェンサーがお姫様の動きがおかしい事に気が付きます。
フローレイティアも同意してくれて、お姫様の不調の原因を探します。
トライコアは長期戦を見越してベイビーマグナムの主砲を破壊し始めていました。
このままではお姫様は負けてしまいます、急遽トライコアの弱点を探す事になります。
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クウェンサーがトライコアの動きが不自然な事に気が付きました。
海上戦闘に特化したオブジェクトの筈なのに右旋回しかできない事に気が付きました。
クウェンサーは海中に沈んでいるトライコアのシャークアンカーに網が絡まっていた事を思い出します。
クウェンサーは海に飛び込んでトライコアの三本のシャークアンカーのうち二本に網が引っかかるように工作を行いました。
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シャークアンカーが機能しなくなってしまったトライコアは旋回できなくなり、自重が本体に掛かってしまい分裂して自壊してしまいました。
クウェンサーは生身で二機目のオブジェクトを仕留める事に成功しました。
トライコアを破壊したので大波が発生してしまいクウェンサーは呑み込まれてしまいます。
クウェンサーを助けたのはお姫様でした。
彼女はベイビーマグナムの主砲にクウェンサーを引っかけて救助してくれました。
ヘイヴィアは自分もトライコア破壊に貢献したと強調していましたが、フローレイティアは冷静に今回はクウェンサーの一人勝ちだなと言ってます。
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それを聞いたヘイヴィアは打ちひしがれていました。
彼にとってはトライコア破壊に貢献できなかった事よりも、フローレイティアの下着姿が見れなかった事が残念でしかたないようです。
クウェンサーはよく頑張りましたし、ラッキーでした。
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オブジェクト破壊のプロフェッショナルとなってしまった、クウェンサーとヘイヴィアはオセアニアに派遣されます。
ここにはオセアニア軍事国と呼ばれる国があり、武力で支配を行っています。
オセアニアは技術革新により大陸中央部の緑地化が進んでいます。
これに反対の現地人も居るんだよね。
遺伝子改良された植物が繁茂するようになるのは気に入らないと唱えています。
複雑な情勢ですが、正統王国のフライド評議員の肝いりで連合軍が組織されました。
連合軍でオセアニア軍事国のオブジェクトを破壊しようとの作戦が行われる事になりました。
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正統王国軍は情報同盟と呼ばれる勢力と共闘する事になりました。
クウェンサーとヘイヴィアは整備基地の外周部で現地人の幼女と出会います。
彼女はオブジェクトを見るのは初めての様です、不思議そうな目で見ていました。
あれは何と質問された二人は、正直に大量破壊兵器だと説明する事もできず、幼女の持っていた絵本に出てくる、岩のケモノさんだよと説明していました。
ほのぼのした空気が流れていたのですがフローレイティアがやってきて台無しになります。
フローレイティアは不機嫌なようですね、彼女のおっかない雰囲気を敏感に察知した幼女は逃げて行きました。
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フローレイティアが不機嫌なのはマスコミが押し寄せていたからでした。
戦場を取材させろと言っているようです、フローレイティアはそれを留める任務を帯びているようです。
ご苦労様です。
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ヘイヴィアはお姫様がクウェンサーを好きになった事を察していました。
彼はお姫様の為にクウェンサーをお姫様が調律を行っている場所に連れて行きました。
クウェンサーは鈍いヒーロー気質なのでお姫様の好意に全く気が付いていません。
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お姫様のヘイヴィアへの評価が上がって行きます。
乱暴者だけど、気遣いが出来る良い奴との評価を下しています。
お姫様はフルートを吹いてオブジェクトを操縦するのに必要な体内機能の調整を行っていました。
調整を指揮していた婆さんがクウェンサーが来たので休憩にしてくれます。
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何も知らないクウェンサーはお姫様の持っているフルートに興味を惹かれたようです。
お姫様は吹いてみると言ってフルートを貸してくれます。
クウェンサーはそのまま口を付けて吹き始めてしまいます。
お姫様は間接キスの事実に顔を赤らめていますよ、とれも可愛い反応です。
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お姫様は興奮しているのか、ちょっとしたミスを犯しました。
調律に使っているフルートを渡した時にフルートと身体の連動を解除するのを忘れました。
お姫様はクウェンサーの下手糞なフルートの音に身体が反応してしまう事になりました。
お姫様は感じ始めてしまったようですよ!!
内股になり膝をすり合わせる状態になってしまいます。
顔を赤くして内股でモジモジしているお姫様を見たクウェンサーが大いなる勘違いをしてしまいます。
勇者クウェンサーは真顔で、お姫様に「だっ、大丈夫か。おトイレ我慢してるの?」と聞いてしまいました。
クウェンサーはお姫様のパンチを貰う事になりました。
お姫様、可哀想っす。
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情報同盟のオブジェクトとお姫様は並んで行軍してオセアニア軍事国のオブジェクトを討伐に向かいました。
歩兵と一緒に行軍しているのでゆっくりとした移動になります。
クウェンサーは情報同盟のオブジェクトに興味津々でした。
それを知った情報同盟のエリートは気分が良くなったようですね。
クウェンサーに色々とオブジェクトについて解説してくれていますよ。
クウェンサーが情報同盟のエリートとばかり話しているのでお姫様の機嫌が悪くなります。
ヘイヴィアは史上初の嫉妬によるオブジェクト戦が行われるのではと危惧していましたが、実現しそうな感じですね。
危いです。
クウェンサーが一番興味を持ったのは情報同盟のオブジェクトの推進装置でした。
圧縮空気とキャタピラを使うようです。
情報同盟のエリートはお姫様よりも自分に興味を示すクウェンサーが気に入ったようです。
現地までクウェンサーを乗せて行ってくれる事になりました。
益々お姫様の機嫌が悪くなります。
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オセアニア軍事国のオブジェクトへの攻撃が始まりました。
戦闘はあっさりと終わります。
しかしここはハズレのようです。
オブジェクトの高速機動で疲労の溜まったエリートは休憩をする事になります。
情報同盟のエリートがハイレグレオタード型のスーツを脱いで、ジーカップのナイスバディを冷まさなければ、と言っています。
これを聞いたクウェンサーが大興奮でした、そうか、情報同盟のエリートはジーカップなのかー。
大いに結構ですね、クウェンサーが直接対面する時が楽しみです。
お姫様の機嫌が益々悪化していきます。
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歩兵を使って現地人の村を探して避難勧告を行う事になります。
クウェンサーとヘイヴィアは村を発見しました。
そこにオセアニア軍事国の兵士がやってきていました。
二人は事態を観察しています。
オセアニア軍事国の連中は村長と思しき人から金を受け取っていますね。
何らかの集金が行われているようでした。
虐殺行為が行われる雰囲気ではないので二人はオセアニア軍事国が引き上げるのを待つことにしました。
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しかしそこに自称正義の味方のジャーナリストの横槍が入りました。
彼はオセアニア軍事国の兵士を狙撃して殺してしまいます。
事態の急変でオセアニア軍事国の兵士達は村人を皆殺しにしようとしていました。
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クウェンサーとヘイヴィアは村人を助ける為に行動を起こします。
爆弾を投げ込んでオセアニア軍事国の兵士を混乱させて退却させようと試みます。
しかしジャーナリストが退路を封じるような狙撃を続けていたのでオセアニア軍事国は逃げられません。
困っていると情報同盟軍の兵士が協力を申し出てくれました。
村に入り込んでいるオセアニア軍事国の兵士の掃討は彼らに任せて二人はジャーナリストの確保に向かいました。
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拘束されたジャーナリストをフローレイティアが尋問する事になります。
ジャーナリストは最初、自分は良いことをした、拘束されるのは人権侵害だと主張していました。
彼の身勝手な理論にフローレイティアは切れてしまいます。
床に固定されている椅子に座らされているジャーナリストを椅子ごと持ち上げて壁に投げつけました。
フローレイティアの怒りは激しいモノでした。
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自称ジャーナリストはシーワックスさんと言います。
フローレイティアは事態を全く理解していないシーワックスの腹にパンチを加えます。
相当効いたようですよ、シーワックスはゲーゲー吐いています。
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フローレイティアはシーワックスに彼の仕出かしてしまった、行動の意味を教えています。
元々、オセアニア軍事国は各国のジャーナリストが戦地に入るのを待っていたそうです。
そこで集落を襲撃して自分たちの強さを報道させようとの意図があったそうです。
しかしシーワックスの介入で正統王国と情報同盟に負けてしまい、メンツを潰されてしまいました。
メンツを取り戻す為に現地人の大虐殺が始まると教えられます。
虐殺はオセアニア軍事国が満足するまで続けられると教えられてシーワックスは自分のしでかした事の重みを理解したようです。
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オセアニア軍事国の報復攻撃を防ぐ為に急遽オブジェクトでの一成攻撃を慣行する事になります。
敵はガスタンクにキャタピラを取り付けてオブジェクトに偽装する施設を用意しています。
本物のオブジェクトの位置を特定するのに時間がかかり、これまでオセアニア軍事国を制圧できないでいました。
候補地が二地点に絞られ、より反応の大きかった方に向かう事になりました。
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これまで慎重だったオセアニア軍事国が簡単に根拠地を特定されるのか?とクウェンサーは疑問を持ちます。
彼らは独自に敵オブジェクトの居場所を特定しようとしました。
上官たちを集めた会議でオブジェクトの候補地が上がったそうですが、クウェンサーには伝えられませんでした。
ヘイヴィアと一緒に候補地の特定を行う事になります。
二人は会議で使われた紙の資料に情報が載っている事を期待して会議室に忍び込もうとします。
そこにはフローレイティアが残っていました。
彼女に見つかると出撃命令を無視している事がバレてしまいます。
.
困っている二人に候補地の情報を提供してくれたのはシーワックスでした。
彼が拘留されている部屋は会議室の近くで、会議の内容が聞こえていたそうです。
シーワックスは情報を提供する見返りにオブジェクトとの戦闘に同行させて欲しいとお願いしてきました。
自分がやってしまった事の責任を取ろうとの考えの様です。
しかし死にたがりの様にも見えたのでヘイヴィアは連れて行く事を止めます。
.
クウェンサーとヘイヴィアが向かったのは整備基地から最も近い位置にある候補地でした。
読み通りに、そこにオセアニア軍事国のオブジェクトが存在しましたよ。
0.5世代のオブジェクトはオブジェクトとしては半端な性能なのですが、生身で倒すのは困難です。
クウェンサーとヘイヴィアは却下された候補地で敵のオブジェクトを発見した、救援に来て欲しいと味方全員に通信を送ります。
二人からの通信で味方は混乱しましたが、クウェンサーの要請に応じてくれそうな雰囲気です。
そこに意外な人物からの通信が届きました。
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この作戦を企画したフライド評議員からの通信でクウェンサーとヘイヴィアの二人は錯乱状態にあり。
二人の情報はでたらめなので当初の目的通りの行動をする事を命じてきました。
この通信は連合軍の全てに送られていました。
これが後々不味い事になってしまいます。
もっともクウェンサーが全軍に向けて救援要請を出したので、それを止める為には仕方なかったようです。
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クウェンサーとヘイヴィアの元に専用回線を通してフライド評議員からの通信が入りました。
彼はこの作戦でクウェンサーとヘイヴィアを葬る事を画策していました。
フライドは現代の戦争はオブジェクト同士の対決で決するもので、投入するオブジェクトの数で勝敗が決まるルールになっていたと言ってます。
オブジェクトのお陰で全面戦争にならないで済んでいると主張します。
そのルールがクウェンサーとヘイヴィアが生身でオブジェクトを破壊してしまった事で壊れてしまったと主張します。
二人の行動はオブジェクトを所有していない勢力に希望を与える事になってしまった。
だからオブジェクトとの戦闘で戦死させると主張します。
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フライドの言っている事は一面では真実のようですが、オブジェクトを持つ者の一方的な考えのようにも思えます。
クウェンサーとヘイヴィアはフライドを挑発する事にします。
二人がオブジェクトを始末すれば、フライドは終わりだと挑発しました。
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クウェンサーとヘイヴィアは0.5世代を観察しています。
0.5世代は久しぶりに稼働したようで、試運転中です。
整備基地と思しき場所に接近したのですが、オセアニア軍事国の兵士が一人も居ませんでした。
なぜかと言えば、0.5世代の試運転で事故が発生してしまい、高圧電流を受けて蒸し焼きになっていました。
クウェンサーとヘイヴィアは0.5世代から伸びる電力供給ケーブルに高圧電流を流す事で動力炉を爆発させる事にします。
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ケーブルが断線してオブジェクトの外に出ているのを利用します。
オブジェクトの周囲に大量の水を撒いて電気を流しました。
0.5世代は過剰な電力を処理しきれなくなり大爆発を起こしました。
これで三機目オブジェクトを破壊した事になりました。
ここまでくると工兵による破壊工作はオブジェクトに対して有効な手段だと言わざろう得ませんね。
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後日、正統王国の本国にあるビルにフローレイティアが押し掛けます。
そこはフライドが指揮を執っているオブジェクト開発を行う施設でした。
フローレイティアはフライドに対して軍法裁判に出る事を勧告します。
フライドは自説を解きますが、フローレイティアは応じてくれませんよ。
現場指揮官に言わせれば、現実を知らない戯言のように思えたのでしょう。
彼女は決定的な問題点を指摘します。
連合軍に宛てて、誤情報を流した事に対して、抗議が来ていると教えてあげました。
評議員であるフライドを君主議会が守ってくれるかな?と言われてしまいフライドは覚悟を決めたようです。
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正統王国は王政で、所属する各文化・文明の絶対王政における王が居るようです。
その王様たちの議会が君主議会のようだよ。
フライドはその下位組織の評議会の議員のようです。
こちらは選挙で選ばれるようです。
つまり王族以外で就ける最高位のようだよ。
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諦めの悪いフライドは自分の護衛用にと隠し持っていたエリートとオブジェクトを出してきました。
エリートは12歳の女の子だそうですよ。
フローレイティアからクウェンサーとヘイヴィアに通信が入ります。
フライドが隠し持ってた12歳のエリートとオブジェクトを持ちだした、何とかしろと命じられます。
12歳の女の子を救出する為に二人はオブジェクトに向かって行きます。
勝てたのでしょうか?
12歳の女の子を助け出すって目的に二人のヤル気はマックス状態のようです。
これは勝てそうだ。
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クウェンサーとヘイヴィアはもう軍は辞めると言ってますが、ここまでの戦果を上げてしまっては逃げられないだろうね。
このまま二人がオブジェクトを破壊しまくれば、各勢力のオブジェクトに対するアプローチも変化するのでしょうか?
戦争の形態が変化するのだろうか?
次のスタンダードは「オブジェクト+工兵」になるのでしょうかね?

成分美少女オブジェクト作戦戦闘ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAAA

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