ラノベの感想) 通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 第2巻 (ファンタジア文庫)
真人が死体となって棺桶で眠る事が常態化しています。
シャワーを浴びようとしてシャワールームに入ると体を拭いている全裸の真々子が居ました。
真人はガックリと項垂れてしまいます。
違うだろ!!
真々子は項垂れている真人に理由を聞いています。
真人はラッキースケベイベントに何で母親が出てくるんだと憤りを示します。
そこにワイズが登場しました。
彼女は全裸にタオルを装備した姿をしています。
やってきたワイズに向かって真人が怒りを爆発させました。
「おいワイズ!お前何やってんだよ!」
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第一章 俺たちは、物欲という強い気持ちを胸に突き進む!・・・って、ダメだろこれ・・・。
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ワイズは着替えを忘れた真々子の服を取りに部屋に戻っていたようです。
しかも魔法で空間転移していたようです、結構凄くないですか?
ワイズはなんで真人が怒っているのか分かりませんが、真人の剣幕に圧されて謝ってしまいます。
ごめんなさい。
ワイズのおっぱいは小さく、タオルが引っかかる双丘が無いんだよねー。
だからタオルが落っこちてしまい、全裸を晒す事になってしまいました、やったぜ!!おっぱい。
真人はやったーラッキースケベイベント発生と喜びましたが、ワイズからの報復攻撃を受ける事になりました。
ワイズは戦闘では魔法を封じられてばかりですが真人を対象とした魔法は成功確率が高いようです。
真人はワイズの魔法で異次元空間に放り込まれて死にました。
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西洋風の宿屋で真々子の作ってくれた和風の朝食を食べています。
ワイズは真々子の味噌汁がお気に入りのようです、これが無いと私の魔法は弾けない!と言っています。
ポータも真々子の朝ご飯が大好きなようです。
真々子の朝食を食べるとアイテムクリエイションの成功率が上がった気がすると言っています。
真人も和風な朝食に文句は無いのですが、周囲の西洋風の雰囲気をぶち壊していると微妙な気分になっています。
これは真々子の朝食を食べ慣れているので出てくる感想だよね、ぶっちゃけ贅沢だ!
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朝食後、午前中は生活費を稼ぐ為にモンスターの討伐に向かいました。
ここでは真々子が大活躍でした。
ワイズは毎度の事ですが一番最初に行動を開始するのですが、魔法を封じられて置物と化します。
真人はモンスターに向かって突撃していきますが、攻撃が届く範囲に到達する前に真々子の全体攻撃が炸裂してしまいます。
まあ、いつもの事ですね。
モンスターは真々子が全て倒してしまい、真人とワイズは空気になっています。
二人は、戦闘で目立てない事に関して打ちひしがれていました。
二人で並んで体育座りをしています、哀愁が漂っていますねー。
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冒険者ギルドのテラスで昼食を採る事になりました。
そこは食べ物の持ち込み自由で一定額を支払うと飲み放題になるドリンクバーが存在しました。
真人たちはファミレスの様な感覚で使っています。
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真人は掲示板で今の彼にとって素晴らしい依頼書を見つけました。
ゲーム内に学園を作るので生徒として参加して欲しいとの依頼書でした。
真人は真々子を守れる位に強くなりたいと考えていたので自分だけがレベルアップできるクエストを探していました。
真人はみんなにその依頼書を見せて、やってみようと提案します。
ワイズだけは、面倒なので嫌だと言っています。
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彼女は現実世界の通学を免除されてゲームに参加しているのに、ゲーム内で学園に通ってどうするの?と指摘しました。
確かにね。
ポータがこの依頼書に含まれている問題点に気が付きました。
このクエストへの参加資格があるのは小学生から高校生までの子供だけでした。
ポータは、真々子が参加出来ないので、問題ですと言っています。
真人も真々子を仲間外れにするのは不味いと思い、参加を止めようと考えますが、真々子が参加を勧めてきます。
真々子は真人のやりたいことをやらせてあげたいと言っています。
真々子が不参加でも良いと言ってくれたので参加する方向で話がまとまりました。
最初は参加を嫌がっていたワイズは賞品に釣られて参加を強く薦めてきます!!
現金、彼女は本当に欲望に忠実です、まあ、それだけ裏表が無いって事かも知れませんが・・・
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ワイズは魔法封じを完全に防ぐプレヴェニーレってアイテムが欲しいと主張します。
これが手に入ると知ったワイズのテンションがおかしくなっています。
「プレヴェニーレエエエエエエッ!アイヲンチュウウウウウウウウッ!」
ポータはアイテムクリエイションの成功率が上がる「ぬいぐるみ」が欲しいと言ってます。
小さな手を握りしめて、その場でピョンピョン飛び跳ねていました。
とっても可愛いですねー、ポータは真人の心のオアシスとなっています。
真人は「力のステーマ」という攻撃力が上昇する紋章に釣られました。
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早速、学園のある「ハハウエ」という町に移動する事になります。
乗合馬車での移動となり、そこで一組の親子に出会いました。
メディナちゃんとメディママさんです。
二人は癒術師でした。
この二人は旅をしながら困っている人に治癒魔法をかけて回っていました。
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メディママはメディナをこの世界で一番の癒術師に育てたいようです。
真人たちは見ていませんが、困っているパーティーに乞われて支援魔法をメディナが掛けていました。
パーティーは回復魔法が欲しかったのですが、メディナは支援魔法をかけていました。
メディママはメディナの選択を今一つと評価していましたが、掛けた魔法の出来はよかったので合格点ですと言っていました。
パーティーは困った状況のままなのですが、メディママは満足したようです、意気揚々と立ち去ります。
メディナはそれについて行きました。
が、「・・・はぁ・・・しんどいわぁ・・・」とのつぶやきが聞こえました。
これはメディナが言った事なのでしょうか?
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真人はメディナの事を天使と例えています。
彼女はおっぱいも大きですね、真人はおっぱいを注視しないように気を付けています。
バレないと良いけどね。
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メディナは真々子から真人を膝枕で寝かせた事や、一緒に温泉に入った事を教えられます。
真人はメディナに白い目で見られると警戒しましたが、メディナは親子で温泉ですか素敵ですねーと返答しています。
真人はメディナを天使と認定しました。
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メディナは自分はテストプレーヤーです、と自己紹介してくれます。
その声が聞こえたようですね、彼女の母親もメディママです、と自己紹介を始めました。
そこから、メディママと真々子との母親トークが始まりました。
メディママは独自の教育論を持っているようです。
全ての参加者の中で自分たち親子が一番だとか言っています。
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メディママはゲームを勧める上でのコツを真々子に教えようとしています。
珍しいですねー、真々子が圧されていますよ、真々子はメディママの攻撃から逃げ出したいようです。
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真人はメディママとメディナがどこに向かっているのか聞く事にしました。
驚きです、二人の目的地は真人たちと同じでした。
教育熱心なメディママはメディナを学校に通わせる事にしたと言っています。
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真人は嬉しくなっています、これはチャンスではないか?!
メディナは真人と同じ年だそうです、一緒のクラスになれたら素敵ですね、と言っていました。
真人は、これもうフラグ立ってると有頂天になっています。
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学園に到着すると早速、入学の手続きをする事になりました。
それぞれの書類を書いて提出する事になります。
真々子が書類を回収して提出事になります。
真人、ワイズ、ポータ、メディナ、五人分ねと言って提出しました。
五人?
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真々子は自分も入学しようと考えて、自分の分の書類も提出していました。
あっさり、真人、ワイズ、ポータの三人が入学する事を認めたと思ったら、自分も入学するつもりだったのね・・・
ここで真々子は「・・・てへ☆」ぺろ、をして誤魔化そうとしていました。
実の母親の可愛いところを真正面から見せられた、真人が痛恨のダメージを受けています。
これは辛い!!あーあ、可愛そうな真人。
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真々子の書類は受理されませんでした。
ここでイベントが発生しました。
真々子、真人、ワイズ、ポータに呼び出しが掛かります。
真人たちは誰の差し金かすぐに気が付いたね。
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理事長室に向かうと棺が置いてありました。
ワイズが蘇生させると、中の人は白瀬さんでした。
蘇生した彼女は、今回の私の名前はなんでしょう?と質問してきました。
真人がシラッセさんと適当に答えると採用されてしまいます。
今回の彼女はシラッセとなりました。
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シラッセさんが死んでいたのは、バグのせいでした。
この学園は急ごしらえなのでバグが残っていたそうです。
シラッセさんは机オブジェクトにめり込んでしまい、そこから出ようとして即死しました。
ワイズは自分たちにバグ取りをさせたいのか?と質問しましたが違うと返答されます。
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真人は自分の見た依頼書に、自分たちが欲しがるだろうアイテムが手書きで書かれていた事を指摘しました。
それはシラッセが各町を回って手書きで書き込んだそうです。
全ては真人たちをこのクエストに参加させる為でした。
見事にシラッセの策略に嵌り釣り上げられてしまいました。
シラッセは真人たちのパーティーを運営の手に余る諸問題を解決する使命を帯びた方々と認識していました。
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今回の依頼内容を聞くとシラッセは教えてくれませんよー。
彼女は既に縁を手繰り寄せられていると言ってますね。
縁ねー、メディナとメディママの事だよね。
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第二章 学園はドキドキがいっぱい!・・・なんて言うと聞こえがいいが、大半は心労だ。
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真人は棺から這い出してきました。
これまでは蘇生されると視界が確保されていたのですが、今回は真っ暗です。
これはワイズが着替えを見られないように対処した結果でした。
彼女は真人に全裸を見られてからのお仕置きをするのがメンドクサクなったようです。
視界を塞げば事故を防げると考えたようですねー。
的確ですが、真人が想定外の被害に遭ってしまいました。
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目が見えなくなっている真人は手探りで部屋の中を動いていました。
真人はとても柔らかい何かを掴んでしまいます。
ワイズにはこれほどの巨大なおっぱいは装備されていなかったよな?と考えています。
真人はこれが真々子のおっぱいだと気が付いて大ダメージを受けていました。
可哀想に、起き抜けに真々子のおっぱいを鷲掴みにしてたよ。
混乱した真人は部屋の窓から階下に転落してしまいました。
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朝食をたべたら登校する事になります。
真人は真々子が学校に来ないか警戒しています、念入りに、来ないよね!と確認しています。
しかし真々子はお茶を飲んでいるだけで、明確な返答をしませんでした。
真人は不安に駆られながら登校します。
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真人たちが通う事になったのは「冒険者育成学園ジョコ・アカデミア」って学校です。
担任教師を紹介されました。
見た目がゴツイ、ゴッツイ先生です。
彼はNPCで時間の無い運営が適当な名前を付けたんだ、と自己紹介してくれました。
真人たちは特別カリキュラムに参加する事になり一週間で卒業となります。
彼らは編入生としてクラスに迎えられることになりました。
特別カリキュラムなので学年とかは無く、真人、ワイズ、ポータは同じクラスになりました。
ポータは真人と同じクラスに入れた事を喜んでいます、とっても可愛いですね。
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ゴッツイ先生からクラスメートは皆NPCでこのゲームが終了するまで生徒を続ける事になるんだと教えられます。
彼らは卒業できないって事ですね。
真人は不憫に思っていましたが、クラスメートたちは、とても明るいNPCたちでした。
手抜きで制作されたのが良く分かります、彼らの顔は全てアスキーアートでした。
しかし各キャラの設定だけはしっかりしていました。
時間が無くてテキストだけは頑張って実装したようです。
学園にバグが残っている筈ですねー。
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編入予定の生徒は四名だと判明しました。
真人は真々子が何らかの手を講じてやってくるのではないかと警戒しています。
教室に駆け込んでくる足音が聞こえてきたので扉を塞いで真々子の侵入を阻止しようとしてました。
一歩遅かったですね、扉を開けて入ってきてしまいました。
真人は母さんやめろよと言ってしまいましたが、そこに居たのはメディナでした。
最後の生徒はメディナだったようです。
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母さん呼ばわりされて驚いたようですが、自分はメディナです。
真人の母親ではありません、申し訳ありませんと、そつなく自己紹介を完了させました。
真人たちは開いている席に自由に座る事になったのですが、メディナは真人の隣に座りました。
メディナから隣の席を選んだ!これは脈があるよね、と真人は感動しています。
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授業が始まる前に保護者がやって来たと騒ぎが起こります。
真人は今度こそ真々子がやって来たと警戒しますが、やってきたのはメディママでした。
メディママは授業参観を申し出ます。
予定に無い申し出だったのでゴッツイ先生は困っています。
しかしメディママの押しの強さに負けてしまい彼女の授業参観を許可してしまいます。
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授業はゴッツイ先生の出題する問題に生徒が挙手して解答する形式で行われました。
正解するとSPと呼ばれるポイントが10ポイント貰える事になります。
真人は大盤振る舞いな設定に喜んでいます。
これで真々子との差を縮められると考えたようです。
しかし思惑通りにはいきませんでした。
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真人が解答が分かったので挙手しようとするとメディママに邪魔されました。
彼女が杖を使って真人の手を押さえつけています。
メディママは自分の娘が答えますと言ってます、彼女はメディナに解答権を与える為に他の生徒の邪魔をしていました。
メディナは正解して10ポイントを獲得していました。
その後もメディママの妨害工作が続きました。
ワイズが答えようとして立ち上がると、答える前に踊り出してしまいました。
ワイズが馬鹿に見えますねー。
これはメディママがワイズに状態異常の魔法をかけていたようです。
ワイズは状態異常に対する耐性が低いのでいちころでした。
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メディナは解答権を得て答えます、魔王のセリフを答える問題だったのですが、メディナは魔王のような口調で叫んでいたので噛んでしまいました。
メディナは真っ赤になって恥ずかしがっています、とても可愛いです、ドジっ子天使です!!
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メディママの妨害工作は続き、メディナ以外の生徒は全員眠ってしまいました。
真人は最後まで頑張ったのですが眠らされてしまいました。
どこからともなく、こんな発言が聞こえてきました。
「・・・はぁ・・・ホント勘弁してほしいなぁ・・・」
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休み時間になり真人、ワイズ、ポータはメディママの妨害工作への対策を相談しています。
ワイズは怒りのぶつけ処がなくて憤ていました。
メディママとメディナは席を外しているので怒りのぶつけ処がありません。
ワイズは真人に罵倒させなさいと無茶な要求をしてきました。
煩いワイズを黙らせる為に真人は彼女にヘッドロックを掛けています。
随分と仲良くなっていますね、真人は認めないと思いますがワイズが真人のヒロインなのかな?
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ポータとワイズはメディママ対策として真々子を呼ぼうと言ってきます。
真人はそれだけは勘弁してほしいと言っていました、これは分かる。
そこに校内放送が聞こえてきました。
『生徒の呼び出しをします。勇者真人君、勇者真人君。あなたのヒロインがあなたをお待ちです。至急、事務局までお越しください』
放送したのはシラッセさんのようです、一応、声を変える努力はしていましたが、バレバレです。
本当に運営側は人材不足のようです。
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自分のヒロインが来ていると聞かされた真人は急いで事務局に向かいました。
途中のトイレの鏡で髪型のチェックまでする気合の入れ方でした。
真人、不憫です。
待っていたのはセーラー服の後姿でした。
これはメディナのライバルになるヒロイン二号に違いないと確信しています。
真人はカッコよく彼女に声を掛けました、そして固まります。
真々子でした、セーラー服のヒロインは真々子でした。
真々子はそのばでくるりとターンしています。
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真々子の着ているセーラー服はスカートが短かったのでパンツがチラチラ見えていました。
真人は大きなダメージを受けてしまいました。
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真々子はシラッセさんからセーラー服を貰ったそうです。
昔を懐かしんで着てみたと言ってるね。
その後、お弁当にお箸を入れ忘れたことに気が付いたのでお箸を届ける為に学校にやってきたと説明しました。
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真人は真々子を怒鳴りたいようですが、自制しています、俺は大人になったんだと言ってるね。
真人は真々子が学校にやってくる口実を作る為にワザとお箸を入れなかったのか?と問いました。
真々子は明確な返答をしませんねー、これは確信犯のようです。
登校時にやけに余裕があったのは、お箸を届ける為に後から学校にやってくるつもりだったからだね。
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真人は目的を遂げた真々子を宿に返そうとしたのですが、シラッセがそれを止めました。
学校で親子問題が発生しているので、解決の為に真々子に出陣して欲しいとお願いしてきました。
シラッセは真々子の授業参観を認めてしまいます。
真々子が真人のクラスにやってきました。
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真々子は真人の隣の席に座っています。
ゴッツイ先生は真々子を生徒だと勘違いしたようです。
まあ、見た目はJKと見分けがつかないので彼の行動も頷けます。
真人はゴッツイ先生に真々子は母親だと言いますが、彼は信じてくれないぞ。
真人に向かって、同級生を母親と呼ぶのかと指摘してきました。
真々子が何故か持っていた母子手帳を見せとゴッツイ先生は真々子が真人の母親だと納得してくれました。
ゴッツイ先生は真々子の授業参観をあっさり認めてしまいます。
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これに対してメディママが文句を言っていました。
自分のことは認めなかったのに真々子を認めるのは何故だ!と問いかけています。
ゴッツイ先生、流石NPCです、人間性の差といいますか、母親としての品格の差を踏まえて・・・と正直に言ってしまったぞ。
確かにメディママは酷いよな。
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メディママは妨害工作を続けようとしていました。
しかし隣で見学している真々子に無意識に防がれていました。
真々子の装備には状態異常完全防御機能が付いています。
真々子はスキル【母のおすそ分け】を無意識に発動してメディママの魔法を無効化していました。
ここで謎の声が聞こえてきます。
「・・・ぷっ・・・毒母、ざまぁ・・・」
真人はメディナの方から聞こえてきたように感じましたが、天使のような彼女がまさかと感がています。
やっと現れたヒロインが闇落ちしていると認めたくないようです。
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メディママの妨害工作が失敗しているので、真人は答える事ができるのですが、問題の難易度が上がっています。
生徒が誰も答えられない場面で真々子が挙手してしまいます。
真々子はわかってしまったと言ってますよ。
真人は母親が授業に参加するなと言ってますが、ゴッツイ先生は真々子に解答権を与えてしまいます。
真々子は正解してしまいました。
正解したので真々子にSPが与えられる事になったのですが、30ポイントでした。
母親への優遇措置が半端ないですねー。
結局、この日の真人、ワイズ、ポータは1ポイントも稼ぐ事ができませんでした。
真々子は360ポイントも稼いでしまいました。
真々子との実力差を埋める為に学校に来ることにしたのですが差が開いてしまいました。
ヤレヤレです・・・
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帰り際に真人はメディナに帰りの挨拶をします。
メディナは快く真人との会話に応じてくれたのですが、メディママに邪魔されてしまいました。
真人がメディナと仲良くなるにはメディママを攻略しないといけないようです。
険しそうです。
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第三章 壁の落書きは思い出だが、拳や足の跡は黒歴史。早めに消すべし。
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真人は足早に宿を出て学校に向かいます。
彼には登校中にメディナと遭遇しようとの思惑がありました。
他にも真々子と一緒に登校したく無いとの思惑もありました、そうだよねー、母親と一緒に登校なんて罰ゲームだよねー。
ワイズとポータは真々子はまだ来ていないと真人を止めています。
真々子が一緒に学校に通う事は常態化したので真人はそこは諦めています。
しかし真々子が授業に参加するとなるとポイントを総取りされてしまう問題があります。
真人はワイズとポータにその事を説明しました。
二人ともこのままでは不味い、と思い至り授業を頑張る事になりました。
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真人は運よく登校中のメディナを見つけます。
しかしメディママの声が聞こえてきました。
どうして寝坊してしまったのか、メディナに向かって登校も一番乗りじゃなきゃダメですと急かしていました。
ここで暗い声が聞こえてきます。
「・・・口を開けば一番一番・・・ったくもー・・・毒母うざすぎ・・・」
真人はメディナが言ったんじゃない、と思い込もうとしています。
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メディナは真人の存在に気が付いていません。
真人はメディナの巨乳ちゃんに正面から激突するチャンス到来と期待します。
しかし、声を掛けて激突を回避する方が良いよなと悩んでいました。
そこに真々子の母の牙が襲ってきました。
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真人は牙を避けます、すると、大きな柔らかいものに激突してしまいます。
真人はメディナのおっぱいを期待しましたが、真々子のおっぱいでした!?
真人は「こっちじゃない」と叫んでいます。
真人、目前でお預け喰らってホント哀れ・・・
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メディナも真人に気が付いて挨拶を交わす事になりましたが、またもメディママの一言で邪魔をされてしまいます。
メディママに急かされたメディナは不満そうな表情を浮かべますが、駆け足で学校に向かって行きました。
真人、ワイズ、ポータはメディママに挨拶をする事になります。
三人ともメディママを敵視しています。
真々子は普通にメディママに挨拶をしていますが、メディママは真々子をライバル視していました。
今日はセラー服を始め各種制服を用意しました、真々子の独壇場にはさせませんと宣言していました。
真々子は何が起っているのか理解できていませんねー、突然ライバル視されても、そりゃ困るよなー。
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最初の授業は生産職に向けたものでした。
授業が始まりますが、内容に関して真人とワイズが抗議の声を上げます。
二人は椅子を振り上げてゴッツイ先生に抗議しようとしています、ちょっと暴力的ですね。
ゴッツイ先生は二人の機嫌を取る為に、戦闘職の二人でも問題なくアイテムを制作できると説明しています。
この二人チョロイですねー。
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授業は調理室、理科室、化学室を兼ねた調理化学室で行われる事になります。
そこにはセーラー服を着た真々子とメディママが見学に来ています。
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ポータは見事に課題を達成して茹で卵を作成しました。
ワイズが同じことをやってみると物体Xが出来上がりました。
真人は笑っていたのですが、彼が作ったのは電子レンジで温めた結果爆発した卵でした。
ゴッツイ先生は器具に補正機能が付いているので戦闘職でもアイテムを生産できると言っていたのですが、戦闘職には難しいようです。
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同じ戦闘職のメディナはどうなっているか確認すると彼女は見事な卵料理を作っていました。
しかし賞賛しているのはゴッツイ先生だけですね。
ワイズがメディママが幻惑魔法でメディナの制作物を見事な作品と誤解させていると気が付きます。
ポータが人の行いを疑うよりも自分たちが頑張ることが大切だと主張しました。
真人とワイズはポータの言葉に感動しています。
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真々子がゴッツイ先生の許しを得て料理を始めていました。
真人は慌てて止めようとしますが、真々子は許可をもらったと言ってます。
真々子は真人に味見をお願いしてきましたよ。
熱すぎだと真人が言うと冷まそうとして、フーフーしてくれます。
真人は注目されてしまい、仕方なく真々子がフーフーしたモノを飲み干しました。
これが彼を助ける事になりました。
真々子がフーフーしたのでアイテムクリエイション成功確率上昇の効果が付与されていました。
ワイズとポータも真々子がフーフーしたものを飲むことになります。
この効果で三人はアイテムクリエイションに成功して20ポイントを受け取る事になりました。
真々子の能力発動に脈絡が無さ過ぎます、本当に優遇されていますねー。
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昼食を採る事になりましたが、問題が発生してしまいます。
午前の授業で食べ物を作り過ぎてしまいました。
残したら勿体ないので四人で頑張って食べていたのですが、そこにシラーセさんがやって来ました。
真々子はシラーセにも一緒に食べることを勧めます。
シラーセは快諾しますが、食べ始める前に、目的を果たしたいと告げます。
彼女は真々子を立たせてから抱き着いてきました!!
驚いた真人は食べていたものを吐き出してしまいます。
シラーセに、抱き合うシラーセと真々子の図を見た感想を求められています。
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真人は、脳が活動を放棄しているので、わかりません、と答えていました。
まあ、そなるよな。
シラーセが真々子に抱き着いたのは真々子のサイズを図るのが目的でした。
サイズを図るって行為に真人は危険を察知します。
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真人の危惧が的中してしまいました。
午後の授業はプールで行われる事になりました。
真人は真々子がスクール水着で現れるのではないかと心配しています。
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授業内容は「水辺の実技」でした。
戦闘職の生徒はプールの中に出現する水性モンスターを倒します。
生産職の生徒は素材を貰ってアイテムの生産を行う事になりました。
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授業の前に観覧希望の保護者が紹介される事になりました。
最初にやって来たのはゴールドのビキニを着用したメディママでした。
彼女は男子生徒からの歓声が上がる事を期待していたようですが、静かなものでした。
メディナだけが大きな拍手を送ています。
次に登場したのはスクール水着を着た真々子でした。
真々子の登場に一同は静まり返りますが、真々子がスクール水着を着ていると理解できると、主に男子生徒から大喝采が起こりました。
メディママが不服そうにしています。
ここでまたしても暗い声が聞こえてきました。
「・・・くくっ・・・毒母、ざまぁ・・・うけるー・・・」
真人は隣に居た天使メディナから声が聞こえてきたと認識しますが、認め難いようです。
メディママも真々子の若さと美しさは認めていましたが悔しそうにしています。
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授業が始まり、真人はプールの中央に良い狩場があるのを発見します。
真人は飛び込み台から飛び込もうと考えますが観覧席の前を通る必要がありました。
真々子は真人がやってきたので嬉しくなって声援を送っています。
真人はスクール水着の真々子に応援されてしまい大ダメージを受けています。
お陰でワイズとメディナに後れを取ってしまいました。
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メディナがモンスターに攻撃を行っていました。
癒術師の彼女は杖でモンスターを殴って物理攻撃を行っていました。
真人はメディナって”殴り平”だったりするのか?と驚いています。
メディナは母親の勧めで打撃強化型のヒーラーですと教えてくれました。
真人はメディママの玄人な育成に瞠目していました。
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真人はタコを倒してタコの足をゲットしました。
それをポータに渡します。
ポータはアイテムクリエイションで、たこ焼きセットを作り出しました。
このアイテムには異常状態を回復する効果が付与されます、ポータは直ぐにたこ焼きを作り始めました。
これに真々子とワイズが参加します。
プールサイドでたこ焼きパーティーが始まってしまいました。
ワイズは既に魔法を封じられてしまったようです。
可哀想なワイズに真人は涙しますが、戦闘を継続することになります。
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真人はメディナと争う事になります。
メディナは真人には負けられないと闘志を燃やしていました。
真人も勝気なメディナに好感を抱いています。
真人とメディナに母親から声援が届きました。
「マー君!無理しちゃダメよ!順位なんて別にいいわ!マー君に怪我がないことが何より大事だから!」
「メディ!わかっていますね!何が何でも一番になりなさい!一番でなければ意味がないわ!特に真人君に負けてはダメよ!」
うー随分と内容に隔たりがあるねー。
真人が真々子に愛されている事が分かり易く伝わってくるねー。
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真人は真々子の声援でヤル気マックスになりますが、メディナは減退してしまいました。
またも暗い声が聞こえてきます。
「ああもう、一番一番って・・・鬱陶しい・・・死ねばいいのに・・・」
真人は天使だと思っているメディナの発言だとは思いたくないようです。
もう無理だね、認めなよ、真人、メディナは天子じゃなかったんだ!!
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水中から巨大なイソギンチャクが現れました。
イソギンチャクは真人やメディナを攻撃する事無く真々子に向かって一直線でした。
真々子を捉えてニュルニュルっと触手で絡みつきます。
真々子のセリフが危なすぎます!!
「いやぁんっ!ヌルヌルのくねくねが体中にぃ!変な感じぃ!・・・ねえマー君!お母さん、たくさんのヌルヌル棒に責められちゃってるわ!ひぁん!」
不味い、真人は慌てて助けに向かいますが、ここでイソギンチャクの行いに不満を持った人がいました。
メディママです。
彼女は自分を無視して真々子だけに絡みついているイソギンチャクに文句を言っています。
美しい母親なら、ここにもいるでしょうと、真々子さんより私の方が良いのではないかしら!そうよね!と言ってゴールドビキニで胸を張っています。
イソギンチャクはぷいっとそっぽを向いてしまいます、メディママには興味が無いと示しています。
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ポータは真々子に大海の聖剣アルトゥーラを渡します。
「ありがとう、ポータちゃん!・・・お母さんを触手でヌルヌルにしちゃう悪いモンスターには、きつーいお仕置きよ!」
真々子がイソギンチャクを空中に打ち上げました。
空中に敵がやって来たので真人の独壇場となりました。
真人は聖剣フィルマメントでイソギンチャクを一撃で両断しました。
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この結果、真人は戦闘職で一番の成果をあげました、30ポイントを獲得します。
ポータも効果的なアイテムを作れたので生産職で一番になり30ポイントを獲得しました。
可哀想なのはワイズですね、彼女は0ポイントでした。
戦闘職の二番になったメディナは真人の事を称賛してくれます。
彼女はやっぱりいい子なのではないでしょうか?
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真々子は真人が活躍したので大はしゃぎしています。
真人の事をむぎゅーと抱きしめていました、真人は真々子の巨乳に埋もれる事になっていました。
これは恥ずかしー。
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二番になったメディナはメディママから叱責されていました。
「一番になりなさいって、あれほど言ったのに、この結果は何なのっ!恥ずかしいと思いなさいっ!」と怒鳴りつけ、メディナの事を引っぱたきました。
メディママはメディナが一番になった真人に賞賛を送っていた事も気に入らないようです。
負けた相手を称賛するなんて何を考えているの!!と怒っています。
怒れるマディママはメディナに放課後の自主訓練を言い渡して帰ってしまいます。
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立ち尽くしていたメディナが走り出しました。
真人は追いかけようとしますが、ここで真々子も追いかけると言い出します。
真人と真々子が外にでた時にはメディナの姿はありません、二人は出遅れました。
手分けして探す事になります。
メディナを発見できなかった真人は真々子が向かった先に行ってみる事にします。
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そこでスクール水着のお尻を発見しました、真々子の臀部ですねー、真人はガッカリしています。
真々子は隠れて先の様子を伺っているようです。
やって来た真人に場所を譲ってくれます。
何だか見ない方が良いように思えますが、恐る恐る真人は見てみる事にしました。
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そこではメディナが悪態を吐いていました。
「・・・あーもー・・・腹立つ・・・このっ・・・このっ・・・」
「あーもー・・・毒母、本っ気でコロシタイ・・・」
メディナが建物の壁を踏みつけるように蹴っていました。
これは酷い、この姿を目撃してしまうと真人も認めるしかないですね、メディナは闇落ちしていると。
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真々子は真人が声を掛ける事を勧めてきます。
ここは友達同士でって配慮ですね、良く出来た母親です。
真人は、今到着しましたよー、メディナが悪態を吐いていた姿は見てませんよーって装います。
これも良い判断だと思えます、この親子、凄く出来ます。
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メディナはいつもの美少女天使モードで対応する事になっています。
真人と真々子はメディナが心配だったので追ってきたんだと告げました。
メディナには悪態を目撃したとはバレていないようです。
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メディナからメディママの行いを酷いと思うか質問されてしまいます。
真人ははっきりと、あれは酷いなんてものじゃない最悪の部類だと返答しました。
真々子はもう少しソフトに、子供に手を上げるのは感心しないけど、と返答します。
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しかしメディナは、周囲が何と言おうと構いません、母親は自分の為を思って厳しくしているのです、と返答します。
そこに間違いはありません、私は母を信じています、と言っていましたよ。
メディナは残り数日、母がお騒がせすると思いますが辛抱してください、と言い残して立ち去りました。
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うーん、これは問題の根が深いですね。
メディナは母親の行為は自分の為にしてくれている事だと確信している様子です。
陰口を叩いてストレスを発散していますが、メディママの事を慕っている様子です。
真人と真々子は、どうしようー?と頭を抱える事になりました。
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第四章 母さんの荷物の中に、食品衛生責任者手帳があった。調理師免許は見てない。
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登校三日目、登校すると真々子がアスキーアートの男子生徒から告白されました。
「真々子さん!あなたを一目見た時から決めていました!どうかお願いしますー・・・僕の彼女になってください!」
真人は驚き、げんなりしています。
真々子は、私はマー君のお母さんだから、と断っていました。
ワイズが何やらメモを残しています、これまでに告白してきた男子生徒の数をカウントしているようです。
ポータは驚きの表情で見つめていました。
これまでに真々子に告白してきた生徒は13人になるそうです。
モテモテですねー。
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メディママが真々子に対して強烈な対抗意識を抱いています。
これに対してワイズが真々子に勝てるはず無いのに無謀な事を、と告げます。
真々子がお母さんランキング一位だと言っています。
これに対して真々子は、一番は自分のお母さんよ、みんな自分のお母さんが一番大好きと諭しています。
ワイズは、まあ、そうかもねーと認めていました。
彼女は本当に母親と仲直りしたようです。
ポータは少し歯切れが悪いですが、真々子の意見を肯定していました。
彼女のお母さんの話は殆ど出てこないのですが、何か問題を抱えているのでしょうか?
真々子は、マー君は、もちろんお母さんのことが一番よね、そうよね?と同意を求めてきました。
しかし、真人は、いや全然、これっぽっちも思ってないけど、と答えてしまいました。
真々子は精神衰弱魔法を唱え始めてしまいます。
「・・・今まで聞いた言葉の中で何番目かに辛い言葉・・・」
これは、ネタですかね?
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この日は学園祭を開催する事になりました。
急な話で真人は困惑しますが、目的が運営側が提示するイベントにどれだけ積極的に参加するかを図るテストであると説明されて納得する事になりました。
イベントの成否がゲームの存続に直結するのだと言われてしまい、納得してしまいます。
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短い準備時間が与えられて、パーティー毎に準備をする事になりました。
ゴッツイ先生が最後に重要な点を付けたしました。
今日は保護者も参加可能ですと念押ししていました。
真々子も参加可能って事になりました。
真々子は嬉しそうにしていますが、真人は母親同伴とか何なんだよーと不満そうにしています。
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真人たちは模擬店をする事になりました。
メディママは真々子との勝負を挑んできました。
売り上げの高い方が勝ちって条件で勝負する事になりました。
「・・・はぁ・・・ったくもー・・・毒母やっぱ鬱陶しい・・・」
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メディナはメディママの行いを謝ってきましたが、真人は気にしないでと返答しています。
真人は意を決して、昨日見たメディナの狂戦士状態を指摘しますが、メディナは認めません。
「はい?何のことですか?ちょっとよくわかりませんけど」
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真人たちが与えられた場所は立地は良いのですが、建物はボロボロでした。
真々子が良いアイディアを思いつきました。
ワイズに頼んで建物の壁を魔法で吹き飛ばして貰いました。
表の通りから店内が見えるようになります。
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更に真々子は店のコンセプトも決めています。
真々子はお客さんに真々子が料理する後姿を見せる、定食屋を考案しました。
その名も「お母さんの背中」です。
店が開店すると大繁盛でした、真人とワイズが列制理をしています。
ポータがちょこちょこ店内を動きまわって給仕をしていました。
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メディママとメディナが与えられたのは真人たちとは向かいの建物で、とても綺麗な建物でした。
メディママは此処を高価な家具を使った、美味しいスィーツを出すお洒落な喫茶店にしました。
メディナには看板娘としてウェイトレスをさせる事にします。
メディママは勝ったと思っていました。
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一階の店舗に降りると、誰も居ませんよ!
メディママはなんでと憤りを示します。
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まさか真々子の考案した定食屋がこれほど、うけるとはねー。
お客さんは完全に子供になっていました。
真々子が「すぐに支度するから、もうちょっとだけいい子で待っていてね」と声を掛けると・・・
「うん!待ってうー」と声を揃えて返事をしていました。
盛況過ぎて給仕が追いつかなくなってしまいました。
そこで真々子が次の手を打ちます。
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席に座って待っているお客に向かって、お手伝いしてくれるいい子はいるかしら?お手伝いしてくれたら、お母さんとっても助かるわ、と告げました。
凄い、凄すぎます、客は我先に手伝うと言い出します。
ぶっちゃけ、キモイですが、定食屋は上手く回転していました。
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偵察に来ていたメディママは、このままでは勝てない、何とかしなければ、と考えます。
メディママは魔法を使い、真々子の作った料理の見た目を変えました。
物体Xのようなゲテモノに見えるようになってしまいます。
それを食べていたお客は、いい子からクレーマーへと変貌してしまいました。
真人は謝りに行きますが、彼の手には負えませんでした。
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真々子が謝りにやって来ます。
真々子は怒れるクレーマーの前で頭を下げています。
何度も何度も下げているので、彼女の巨乳ちゃんがゆっさゆっさ揺れまくりでした!!
近くに居た客が壮絶な勘違いをしてくれます。
「え、もしかして、これってそういうサービス?失敗料理に当たったら、真々子お母さんが目の前でゆっさゆさしてくれる感じの?」
「お母さんのゆっさゆさ・・・なんという新境地!俺の開拓者魂が揺さぶられる!パイなだけに!」
「業界の先駆者になるのは俺だ!失敗料理狙いで、もう一皿おかわり!」
クレーマーも、本当はそれ程怒っていない、と言い出して、いい子に戻ってしまいます。
真々子の定食屋は大繁盛です。
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妨害工作が失敗したメディママは最終手段に出る決断を下します。
彼女はメディに向かって水着に着替えてきなさいと命じました!!
メディナはどうして水着?と困惑しています。
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メディママは更なる試練を与えてきました。
お客を釣る為にメディナに水着でのM字開脚を許可しました。
「そんな許可を求めた覚えはありませんけど!?」メディは本気で嫌がっています。
残念ですが、メディママは本気のようですよ、実の娘に水着でのM字開脚をさせようとしています。
真人はメディの水着でM字開脚、見てみたいと思っていますが、彼女を助ける事を優先しました。
流石勇者です。
真人がメディママを止めに入りましたが、メディママの剣幕に圧されています。
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ワイズ、ポータが真人に言ってやれと声援を送っています。
メディナは期待の眼差しを向けてきました。
ここで言わねばならないと決意した真人は、もうやめにしませんか?と柔らかく勝負の中止を訴えます。
メディママは納得してくれませんよ、彼女は自分が勝つまで止めるつもりは無いようです。
そこにミスコンの開催を告げるアナウンスが入りました。
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勝手なメディママは店の看板娘によるミスコン勝負で決着をつけよう、と提案してきました。
真人は、何をバカな事をと受ける気はなさそうでしたが、ワイズがこれを承諾してしまいました。
ワイズは勝つ自信があるようです、相手はメディナなんですが大丈夫でしょうか?
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ミスコンのステージにメディナが登壇しました。
緊張しているメディナは挨拶する為に頭を下げた時にマイクに頭をぶつけてしまいます。
「あうっ・・・す、すみません!・・・ぅぅぅ・・・恥ずかしい・・・」
ナイスドジっ子!!
会場は大盛り上がりです、メディナは最高点をたたき出しました。
「かっ、可愛いいいいいいいいいいいいっ!」
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最後の参加者としてワイズが登場します。
真人はワイズは惨敗すると予想していたので、祈りを捧げています。
真人のワイズへの評価が異様に低いですねー、ちょい可哀想に思えますが概ね正しい評価なのが、悲しいです。
ワイズはメディナがドジっ子アピールに成功したと知ってるので観衆がドジっ子好きだと思っていました。
ワイズはあざといドジっ子アピールを行いました。
「あいたっ。あーすいません。あたしドジっ子で。てへ」
これは酷い、舐めてるよ。
会場は冷たい反応を示しました「・・・はぁ・・・」
健気なポータだけがワイズに大きな声援を送っていました、本当にいい子ですねー。
「わーっ!ワイズさーん!」
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最後のワイズが盛り下げてしまったので司会者は不味いと思ったようですね。
飛び入りの参加者を募りました。
そこにワイズを探していた真々子がやって来ました。
真々子はお店のガスコンロの火力が弱いのでお味噌汁をワイズの魔法で温めて貰う為に鍋を抱えてやってきました。
壇上でワイズの魔法で温めて貰っています。
真々子は帰る前に壇上からお店の宣伝を行いました、抜け目ないですねー。
「みんなー!お味噌汁できたわよー!でも熱いから、お母さんがふーふーって、してあげるからねー!みんな食べに来てねー!」
これは強烈なアピールです。
会場の観衆は真々子の事を家庭的女子と勘違いして大声援を送る事になりました。
結果・・・ミスコンのチャンピオンは真々子って事になってしまいました。
真人は真々子はミセスだろと意義を申し立てたいようですが、言えませんでした。
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学園祭でも真々子が大活躍する結果となり、無事に終了します。
負けを認められないメディママはメディナに当たっています。
「ああもう・・・ああああああもうぅ!これは一体何なのっ!ふざけないでっ!」
メディママはメディナの腕を掴んで、怒りを爆発させています。
負けてしまったのは、メディナが一番になれなかったからだ、メディナが不甲斐ないのが悪いと言っています。
メディママはメディナを引っぱたこうとしています、それを真人が止めました。
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メディママは店先でメディナを叱責していたので往来の注目を集めていました。
頭に血が上っているメディママはそれに気が付いていませんでした。
真人が注目されていますよと忠告すると、少し頭が冷えたようです。
メディママが真人とメディナに背を向けた、ところで真人の近くで物凄く物騒な気配が放たれます。
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「・・・ブッコロシテヤル・・・」
暗黒のオーラに包まれたメディナがメディママを杖で殴ろうとしていました。
真人は羽交い絞めでメディと止めています。
メディは正気に戻り驚いています。
「きゃっ!ま、真人君?」
真人はメディに、どうかしてただろと指摘しますが、メディはとぼけています。
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メディママはメディを信頼しているのかな、メディの凶行未遂には全く気が付いていませんでした。
メディママはもう手を上げたりしないと言いますが、真人は、どちらも信用できませんと答えます。
メディママは真人が何を言っているのか分からないようですね。
彼女はメディを連れて行っても良いと言っています。
真人はその方が良いと思っていましたが、メディに否定されてしまいました。
メディは、私はお母様とご一緒します、と言っています。
真人はメディがメディママと二人きりになったら攻撃するのでは?と心配していましたが、メディは「大丈夫です。お約束します」と小声で告げてきました。
メディは、メディママを殴りたいって願望がある事を自覚しているようですね・・・大丈夫だろうか?
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宿の大浴場で真人、真々子、ワイズ、ポータが混浴する事になっています。
ワイズはまだ、恥ずかしそうですが、ポータは家族で入浴と嬉しそうにしています。
真人の称号が「混浴野郎レベル2」に昇格しました。
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真々子が真人に相談があるんでしょと持ちかけます。
流石母親、よくわかっていらっしゃる。
真人はメディナとメディママの問題を解決したいと提案しました。
真人はメディナとメディママの問題が他人事に思えないそうです。
真々子は真人に協力する事を承諾してくれます、ワイズも真々子に促されて協力する事になります。
ポータの元気な返事が無いと思ったら、彼女は湯あたりしていました。
ポータを介抱する為に真々子とワイズがポータを運ぶ事になります。
真人は真々子とワイズのお尻を見ちゃっています。
ワイズは真人に二千万数えたら出てくるようにと無茶な命令を残して出て行きました。
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真人は女性陣が脱衣所から出ていくのを待っていました。
紳士ですねー、しかし、これが不味かったです。
真人が出ようとしていると、他の女性客が入ってきてしまいました。
なんと、それはメディナでした!!
彼女はタオルを湯面に叩きつけています。
「はぁ・・・ったくもー・・・夕食前に自主トレ、食後も自主トレ・・・ホント毒母ムカつくー・・・死ねばいいのに・・・」
メディナの荒んだ姿を目撃した真人は、ため息を漏らしてしまいました。
これで隠れていたのがバレてしまいます。
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メディナは叫んだりはしませんねー、これは真人を少しは信用しているって事ですかねー。
真人はメディナと遭遇してしまった経緯を説明します。
真人が入っている間に女性の入浴時間になってしまったんだと説明しました。
メディナはこれを信じてくれます。
メディナは全裸を見られた事よりも悪態を吐いていた事を見られたのか?を気にしていました。
真人が答えられないでいるとメディママが入ってきてしまいました。
メディママは真々子には負けるものの、魅力的な熟女ボディを惜しげもなく晒しながら現れました。
真人に気づくと顔面全域に強烈な青筋を浮かべています、超怖い。
メディママは直々に真人にお仕置きをする事にしました。
真人はメディママの魔法で浄化されてしまいます。
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ここで真人にとっては素晴らしい進化が起こっていたことが判明します。
何度もワイズに殺されて蘇生されていた真人は死亡形態が浮遊霊に進化していました。
棺の中に収められていないので、真人には視覚がありました。
しかし他の人間からは見えない状態のようです、この能力を使えば覗き放題じゃないですかね?
真人はメディナとメディママの全裸を拝みながら、メディママの次の作戦を聞く事になりました。
メディママはメディナに真人を「落とす」ように命じました。
メディナは驚いていますね。
しかし、あんまり照れていないようですねー、真人に惚れている感じはしないねー。
これはガッカリな展開だ、残念だったね真人・・・
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メディママはメディナの魅力を持ってすれば真人を骨抜きにするなど簡単だ。
意中のメディナに挑まれても真人はメディナを攻撃できないはずだ。
そこをメディナが攻撃すれば必ず勝てると言っています。
メディナは「そ、そんな!それは卑怯すぎると・・・!」と文句を言っていますが、聞いては貰えません。
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メディママは遂に本心を吐露してしまったようです。
「あなたは何が何でも勝たなければいけないのよ・・・あなたが勝って、一番になって・・・そして私を最高の気分にさせなさい。うふふふ」
メディママは夢未心地でうっとりしています。
これを聞いてしまったメディナが酷く困惑していました。
「・・・お母様を最高の気分に?・・・そんな言い方をされたら・・・」
メディナはメディママの厳しい行為は全て自分を立派に育てる為だと思っていたので、これは驚くよね。
そして、ちと不味いぞ。
メディママのセリフは自分の為にメディナを厳しく育てているって風にも聞こえるぞ。
ダークサイドに落ちかけているメディナは耐えられるのでしょうか?
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第五章 言わなきゃ伝わらないが、言ったらかなりの確率でぶつかる。厄介だよ、親子。
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学校生活四日目は修学旅行に行く事になりました。
今回は流石の真々子も同行することは無いようですね、真人を見送っています。
飛空船を使って目的地に向かう事になりました。
周囲の生徒は盛り上がっていましたが、真人だけは元気がありませんでした。
真人はメディがメディママから真人を篭絡するように命じられている事を知っているので気分が落ちています。
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生徒たちの見送りには真々子とメディママとシラーセが来ていました。
生徒たちが出発するとシラーセがママ友会を開催しようと提案してきました。
真々子、メディママ、シラーセの三人でママ友会を開催する事になります。
場所はメディママが知っている喫茶店って事になりました。
メディママの転送魔法で向かう事になります。
真々子はメディママの使うアペルトの杖に嫌な雰囲気を感じていました。
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メディは大胆な行動を開始しています。
真人に引っ付いてきて彼女の巨乳ちゃんを押し付けてきました。
真人は腕に当たる巨乳ちゃんを嬉しく感じていますが、メディはメディママの言いつけを守って行動していると分かっているので複雑です。
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最初の目的地である神殿に到着しました。
神殿までの山道には凶悪なモンスターが出現します。
本来ならば倒せない位強いのですが、今回は修学旅行モードを採用しているので、学生が強化される設定が施してありました。
頂上の神殿を目指し、途中で出現するモンスターを倒して、経験値、ジェム、レア素材を獲得する事になります。
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生徒への補正効果が凄かったです。
メディに支援魔法をかけて貰った真人の攻撃力が異常に上昇しました。
真人は一撃で凶悪なモンスターを倒してしまいます。
真人は、これだ、これだよ、俺が求めていた冒険わー、と感動していました。
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ワイズは真人とメディに協力を申し出ます。
彼女もメディの状況を何とかしたいと考えているのでメディを助けようとしたようです。
しかし真人を落とさなければならないメディはワイズに酷い仕打ちをしています。
ワイズに支援魔法をかけると言って杖を使いました。
杖から発動された魔法によってワイズは眠ってしまいました。
メディは真人と二人っきりがいいのになーって思ったら、つい、と言っています。
真人は弱いねー、メディの言い訳を聞き入れてしまいました。
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メディと真人は神殿に一番乗りして、近くにあったカフェで休憩する事になりました。
真人はメディの置かれている状況は理解している、こんな事は止めようと提案します。
メディは遂にメディママに言われて真人を篭絡しようとしていた事を認めます。
そして全てはメディママのせいだとダークパワーを噴出してしまいます。
この時にメディが気になる事を言っていました。
メディはメディママの使っている杖のせいだと言っていました。
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メディがメディママへの文句を言っているとメディママがやって来ました。
メディはこの神殿に来たことがあると言っていました、当然メディママも知っていたのね。
メディママが真々子とシラーセを連れてきたのはメディが真人と入ろうとしていたカフェでした。
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メディママはメディに詰め寄っています。
今、自分に対する文句を言ってなかったかしら?
可哀想なメディは何も言えなくなってしまいました。
メディはメディママの言いつけを守りますと言ってしまったので真人とのデートを継続する事になりました。
真人はメディの苦しい状況が分かっているので、彼女に付いて行く事にします。
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修学旅行の一行は宿泊する搭にやって来ました。
ゴッツイ先生はこの搭はまだイベントが実装されていない。
イベントが実装されると破壊される予定なので、その前にここに泊まれるのは貴重な経験だと言っています。
ゴッツイ先生は真人がメディの問題を解決するのに協力してくれる事になっていたので部屋割りで気を使ってくれました。
真人、メディ、ワイズ、ポータが同室になりました。
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メディはメディママと会ってからハイテンションが継続していたのですが、相手をしている真人はデレデレしてないですね。
いたってシリアスな雰囲気でした。
ワイズがそんな真人を心配していますね。
ワイズはメディの問題を解決する為に協力する事にします。
メディに話しかけて彼女のやりたい事を聞き出します、ワイズ超優しいです。
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メディは、純粋に、普通に楽しみたいです、友達と一緒にわーっと騒いだりしたいと真意を語ります。
しかしメディは自分には友達が居ないから無理ですね、と落ち込んでしまうぞ。
真人がカッコいいところを見せました。
真人は自分が友達になると宣言します、ワイズとポータも友達になりたいと言ってきたのでメディは嬉しそうでした。
ワイズが若干のツンデレ感を出していますねー。
真人がメディに抱いている下心からメディを守るのは私と言っています。
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真人たちは翌日の自由行動の計画を建てています。
以前来たことがあると言っていたメディの案内で塔内を冒険する事になりました。
夕食までの空き時間が出来たので四人は修学旅行の定番行事を行う事にします。
枕投げです。
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真人とメディ、ワイズとポータに別れてチーム戦になっていました。
ワイズが魔法を使って枕を強化します、それを投げつけようとしています。
真人のピンチを救ったのは真々子でした!!
真々子は枕を両手に持ってワイズの枕を迎撃しようとしています。
突然の真々子の登場に真人は驚いていました。
真々子が居るって事はママ友会に参加していたメディママも当然ついてくるよねー。
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枕投げをして楽しそうに遊んでいるメディを目撃したメディママは激怒してしまいます。
メディを部屋から連れ出し壁に押し付けてメディを折檻しようとしています。
それを止めたのは真々子でした。
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メディママの視点からは真々子に毎回邪魔されているように見えてたようです。
イライラが募っていたメディママは言ってはいけない事を言ってしまいました。
「私が最高の母親になために、メディには一番の子供になってもらう必要があります!」
これを聞いてしまったメディは遂に切れてしまいました。
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「・・・はぁ・・・もういいです。もういい」
メディママに裏切られたと感じ絶望してしまったメディは闇落ちしてしまいます。
そして怒れるドラゴンに変身してしまいました。
ドラゴンに変身したメディを目撃したメディママが火に油を注ぐ発言をしてしまいます。
母親の言う事を聞かないから、こんな姿になってしまったのね、醜いわー、嫌だわー、信じられない!
この発言を聞いメディは益々激高してしまい暴れ始めてしまいます。
真人は呆れていますね、手の掛かる親子だなー。
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真人と真々子は協力してメディとメディママを分断する事から始めます。
モンスター母の相手は真々子がします。
モンスター娘の相手は真人がする事になりました。
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真々子が上級母親スキル【母の御言葉】を発動してメディママを正気に戻しました。
メディママは何かよくないものの影響を受けていたようです。
怪しいのは彼女が持っていた杖ですね。
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メディドラゴンの相手をしている真人は苦戦中です。
メディの攻撃力が半端なく防御に徹していました。
真人はメディに語り掛けて、母親に苦労させられる気持ちは良くわかると説得を試みています。
真人は、真々子がセーラー服を着たり、ミスコンで優勝したり、常識外の活躍を示すので、心に重いダメージを受けているんだと謳てます。
これは息子である真人にしか分からない感覚ですね。
真人は自分の気持ちを正直に母親に伝えるんだとメディにアドバイスしていました。
しかしメディは諦めちゃっているようです。
言っても聞いてもらえないと返答しています。
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そこにメディママが登場してメディの怒りを受け止めようとします。
真人は勇者の自分でも攻撃を受け止めるのが精一杯だ、危険だと告げますがメディママの決死の覚悟は変わりませんでした。
メディママはメディの攻撃を受けて吹き飛ばされています。
しかしメディママは立ち上がってメディの前に立ちふさがりました。
真人は今のメディママは間違いなく母親に戻っていると確信します。
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真人はメディママのサポートをする為にメディドラゴンを倒す事にします。
ワイズが真人の意を組んでナイスなアシストをしてくれます。
彼女は爆風を発生させる魔法を唱えてメディドラゴンを空中に浮かばせます。
真人がフィルマメントで斬りつけようとするとアペルトの杖がメディの周囲に壁を構築して防御壁を作りました。
このままでは真人の攻撃はメディまで届きません。
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それを救ったのは真々子でした。
真々子の斬撃が壁を破壊してアペルトの杖を破壊しました。
真人の攻撃がメディドラゴンの表層を引き裂きました。
ドラゴンから人間の姿に元だったメディをメディママが受け止めました。
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メディはメディママに抱きしめられて落ち着きを取りもどします。
メディママの子育てに関する述懐が始まりました。
彼女はメディの育て方に迷っていたそうです。
そのときにある子育てに関する本を読んだそうです、この本は真々子も読んでいました。
メディママは同じ本を読んだのになんで自分は間違ってしまったのか?と後悔していました。
真人はワイズとポータにお願いしてメディママが使っていたアペルトの杖の解析をして貰っていました。
その結果、メディママはこの杖から悪影響を受けていたのではないかとの疑惑が生じます。
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最初はメディを立派に育てる為に厳しく接していたそうですが、杖の影響で、いつしか自分が賞賛される為にメディを鍛える事になってしまいました。
アペルトの杖の出何処が謎のままですが、メディママとメディの問題は解決に向かうようです。
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メディママはメディに謝っています、ごめんなさい。
メディもメディママがメディの為を思って厳しく接していたと知り許す事が出来ました。
メディは頑張って自分の意思をメディママに伝えています。
メディは自分の気持ちや意思も大事に考えてくれたら嬉しいですと伝えていました。
メディママは自分を改めると宣言しました、これからはメディの事を一番に考える母親になると言っています。
メディ良かったねー。
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エピローグ
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学園では期末テストが行われたようです。
散々ゲーム世界に関する授業をしておいて、テスト内容は現実世界の国語、数学、英語から選択して受ける事になりました。
真人とワイズは赤点を採ったようです、そして、二人で膝を抱えて体育座りをしています。
この二人、似た者同士かも知れないね、結構、似合いのカップルかも知れないな。
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理事長室で壊れたアペルトの杖を見ながらシラーセさんが考えています。
心の中にある衝動を解放させる効果を持っている、この杖をどこの誰が作ったのか?と。
恐ろしいのは、この杖はゲームの装備品として作られた記録がありません。
シラーセは、このゲームの存在を快く思っていない勢力が送り込んだ物だろうと予想しています。
この手のアイテムがゲーム内に蔓延してしまうと、ゲームの運営が不可能になってしまいます。
このゲームは問題を抱えている親子が参加するのがコンセプトなので、心の衝動を解放してしまうと、とんでも無い事になってしまうからね。
シラーセは姿の見えない敵に対して、真々子と真人の能力が向上し始めているので、この二人が受けて立ちますよ、と勝手な事を言っています。
このシラーセの発言から真々子と真人は問題のある親子枠で参加している訳では無さそうですよね。
ゲーム内の問題を解決する運営サイドの助っ人として参加しているのかも知れないね。
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真人たちが卒業する事になり、送別会が開かれています。
メディとメディママと随分と仲良くなったようです、二人は飲み物の買い出しに行ってくれました。
真人はメディママに向かって自分たちのパーティーに入りませんか?と誘いました。
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しかしメディママに断られてしまいます。
メディママが真人の誘いを断ったのはログアウトして一時的にゲームをお休みするからでした。
メディママは現実世界に戻り、自分が綴っていたブログの始末をしてくると言っています。
彼女のブログを読んで間違った親子関係を構築してしまう人が出るのを防ぐ為だと言っています。
メディママは自分は仲間になれないけど、メディは別だと言っています。
メディママは早速、変わった所を見せてくれますよ。
メディに向かって自分の望む通りにしなさいと、優しい笑顔で促しています。
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メディは快諾してくれます。
真人はメディの本性を知ってしまったので、笑顔で自分のヒロイン枠はちょっと無理だけど、普通の仲間として歓迎すると答えています。
これに対してメディは、「ちょっと真人君!その言い方と笑顔は酷いですよ!私、一生懸命頑張って真人君のヒロインになりますから!期待してください!」と言って、おっぱいを押し付けてきます。
「ね?こういうのって、どうですか?」とおっぱいを押し付けながら聞いてきちゃうメディは真人のヒロインにはなれそうもありません。
しかし念願のおっぱいを手に入れられたので、まあ、良かったんじゃないかな?ダークサイドに落ちてますが。
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メディだけでの参加は問題にならないのかな?と思っているとシラーセさんが登場して問題はありませんと言ってくれます。
彼女の裁量権は大きいようですよ。
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シラーセさんが真人たちに参加賞をくれる事になりました。
真人は忘れていたのですがワイズは覚えていました!!
念願のプレヴェニーレを貰えると喜んでいたのですが、ワイズの予想外の出来事が発生しました。
ワイズは獲得したポイントをアイテムと交換して貰えると思っていました。
確実にプレヴェニーレをゲット出来ると思い込んでいたようです。
しかしシラーセにガチャを回せる権利を与えます、と言われてしまいました!!
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絶対に望みのアイテムを入手できるとは一言も言っていないので嘘ではないようです。
ワイズは「殴っていい?」と本気で言ってますね!!
これは真人が止めていました。
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先ずはポータがガチャを回してみる事になりました。
ポータ凄いです一回で目的の「ぬいぐるみ」を入手していました。
ワイズは大当たりの後はハズレが出ると予測してメディにガチャを回させようとしています。
メディは獲得したポイントはステータスを上げる為に使うと言ってガチャを回す事はありませんでした。
堅実な判断ですねー。
真人もメディに続こうとしますが、それでは困るワイズに挑発されてしまいます。
ワイズが結構酷い事言っています。
「あーあ、堅実に生きようとする男子って、なんかつまんないなー」
真人はちょろいので、この挑発に乗ってしまい、十連ガチャに挑戦する事になってしまいます。
一回ガチャを回すのにポイントを10消費します。
ポータは170ポイントを獲得しています、彼女は学力も高いようですよ。
真人が獲得したのは103ポイントなので十連となりました。
馬鹿だ。
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真人は【HP+ドリンク】x10を入手しました。
勇者で元々HPの高い真人にとっては効果の薄いアイテムです。
シラーセが、ぶっちゃけハズレアイテムですと告げます。
真人は激しく後悔しています。
「ちっくしょおおおおおおおおおっ!やめときゃよかたああああああああああっ!」
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これでハズレが出たので自分は当たる筈と確信したワイズは七連に挑戦しました。
ワイズの獲得ポイントは72でだったので最大数の七連に挑戦です。
ワイズは【MP+ドリンク】x7を獲得しました。
賢者で元々MPの高いワイズには効果の薄いアイテムです。
シラッセが、見事な爆死ですと告げてきます。
彼女も後悔しています。
「ちっくしょおおおおおおおおおっ!やめときゃよかたああああああああああっ!」
この二人よく似ています、運が悪いところ等が・・・
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最後にシラーセは奮闘してくれた皆様に無料でもう一回お試しいただけるチャンスを進呈しますと言ってきます。
真人が誰よりも早く反応してガチャを回しました。
出てきたアイテムは【お母さん専用エプロン】でした。
これは最初から真々子へのプレゼントとしてシラーセが仕込んでいた物のようです。
真人はガッカリしていましたが、真人からのプレゼントだ、大事にするね、と嬉しそうな真々子の姿を見て悪い気はしないようです。
「・・・まあ、大事にしたらいいんじぇねーの」
真人が少し進歩しているようです。
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レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2017/4/20
著者:井中だちま
イラスト:飯田ぽち
ISBN:978-4-04-072204-7
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成分 | 美少女 | 親子関係 | 冒険 | 巨乳 | 並乳 | 貧乳 | ラッキースケベ |
評価 | AAA | A | B | B | C | C | AAA |
AmazonLink: 通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 2 (富士見ファンタジア文庫)
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