ラノベの感想) ヘヴィーオブジェクト 亡霊達の警察 (電撃文庫)


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第一章 馬鹿二人は銃で殺し合う オセアニア模擬戦
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クウェンサーとヘイヴィアは模擬戦に励んでいました。
味方の中に裏切り者が出てお姫様を暗殺しようとするって設定です。
ヘイヴィアがお姫様を暗殺しようとする敵役をやっています。
彼はミョンリと数名を率いてお姫様の元に向かいます。
しかし迂闊にも通信機を使ってしまいました。
クウェンサーはお姫様を警護する側になっています。
クウェンサーはヘイヴィアが仲間とのやり取りに使っている通信機を傍受しています。
ちょっとズルい感じがしますね。

訓練を本気でやらせる為にフローレィティアは特殊なペイント弾を使用する事を認めます。
命中すると白くてネバネバする塗料が付着するペイント弾が使われる事になりました。
敵側の女性兵士を撃つと白濁液でドロドロに出来るとヘイヴィアは喜んでいます。
他にもご褒美が設定されていてお姫様を仕留めたら一週間味気ないレーションを食べずに済む事になっています。
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ヘイヴィアは整備基地を構成している整備車両の下を通ってお姫様の元に向かいます。
整備車両は凄く大きな車両なので車の下の隙間は2メートル程あります。
走って移動することも可能なので良い手だと思います。
ヘイヴィアは整備車両の床に穴を開けて侵入を果たしました。
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彼はレーダー分析官の筈なのですが戦闘能力が異様に高いですね。
味方に的確な指示を出して車両内を制圧して行きました。
しかしお姫様は逃げ出した後でした。
お姫様がベイビーマグナムに乗り込んだので模擬戦は防衛側の勝利で終わりました。
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模擬戦を指令室で監視していたフローレィティアに私信が入ります。
彼女が出ると予想外の事を言われてしまいます。
「お前の娘は預かった」
おー、こ、これはー。
周りには他の兵士も居たのでフローレィティアって子持ちだったのかーってヒソヒソ会話が交わされる事になりました。
フローレィティアはプルプルと震えだしています、これは怒っていらっしゃる?
彼女は噛み潰すような声で答えました。
「私は処女だ」
うっひょー!!!
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彼女の発言は火に油を注ぐことになってしまいます。
指令室に詰めていた男性兵士たちは、テンションが上がっていました。
男子フケツと、やたらドスの利いた女性陣の声も聞こえてきますね。
通話相手は間違い電話をかけてしまった事に気が付きました、あーあー。
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フローレィティアは怒り心頭ですよ。
相手を脅しています。
「軍の回線相手に脅迫電話とは良い度胸だ。我が『正統王国』は売られたケンカを全力で買う主義だというのはもちろん分かっているんだろうな!?」
脅迫犯は慌てて電話を切りましたが、遅すぎです。
既に逆探知が完了していて襲撃が可能な状況でした。
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『処女だって』
『カピストラーノ少佐処女だって!』
『「貴族」のご令嬢で高級軍人だろ?チョー狙い目じぇね!?』
『男子フケツ!!』
ヒソヒソ声は留まるところを知りません。
フローレィティアは怒り心頭です、誘拐犯を襲撃する事になりました。
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襲撃部隊にクウェンサーとヘイヴィアが組み込まれる事になりました。
二人は指令室でのフローレィティアの処女発言を聞いていません。
聞いてたらもっと張り切ったかもしれないですが、嫌々ながらも作戦を遂行しました。
今回は一般人が相手なので負ける可能性は皆無です。
比較的安全な任務だと気楽に構えていました。
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二人と同じ襲撃班にミョンリとシーワックスが居ました。
シーワックスはカメラを持って戦場の実情を撮ろうとしています。
彼は心を入れ替えて真実ってやつを追っています。
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誘拐犯のアジトに攻め入りあっという間に制圧してしまいます。
誘拐されていた少女は目隠し耳栓、口にはテープを貼られています。
彼女に殺した誘拐犯の死体を見せないようにしています。
飛び散った敵の血を拭き取ってから少女の拘束を解きました。
トラウマを植え付けないように配慮する余裕がありました。
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喋れるようになった少女は警告を発してきます。
「逃げてッ!!早く!!」
クウェンサーが確認すると少女には爆弾が装着されていました。
無線で起爆できるタイプです。
クウェンサーは少女を診察室のベッドの下に投げ込みます。
それで電波が遮断されたようです、爆弾が起爆する事はありませんでした。
正にヒーロー的な活躍ですね。
彼女から爆弾を取り外す事に成功して、誘拐事件は解決したと思われました。
少女が「他のみんなはどこにいるの?」と問いかけてきました。
事件はまだ終わっていませんでした。
少女の他にも誘拐された人間が居るようです。
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お姫様はクウェンサーとヘイヴィアが罰則で砂を掘って作ったプールで泳いでいました。
彼女の元に情報同盟のオホホから通信が入ります。
オホホは今コンサートの準備をしていると言っています。
これはクウェンサーを篭絡する為の作戦だと言っていました。
オホホからの宣戦布告のようです。
お姫様はクウェンサーとカラオケに行って写真でもとって自慢してやろうと反撃計画を練っています。
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保護された少女は整備基地に連れていかれ家族の元に返される事になります。
クウェンサー、ヘイヴィア、ミョンリ、シーワックスは街に残っていました。
そこで誘拐犯たちが誘拐ビジネスを行っているとの結論に達します。
シーワックスは報道関係の人間なので色々と知っていました。
彼の指摘により誘拐ビジネスは『死体役のエキストラ』の輸出ビジネスだと気が付きました。
誘拐グループを壊滅させたいのですが、問題がありました。
フローレィティアは脅迫電話を受けたので、その報復として少女の救出作戦を決行しました。
少女は無事に保護されたので、これ以上の軍事行動は行わないだろうと予想されます。
四人は勝手に動く事にしてしまいます、これは大きな問題なんだけど、後々窮地を救う事になります。
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誘拐した人たちを監禁している場所を突き止めて偵察を行います。
誘拐された人たちは船で運ばれるようです。
船に積み込む前に食事を取らせていました。
自主的に食事を採ってもらう必要があるようで、窓のある部屋で食事を採らされています。
そこで一人で食事をしていた老婆に接触しました。
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弓矢に通信装置を取り付けて老婆の居る部屋に矢を撃ち込みました。
矢はテーブルに置いてあるハンバーガーに直撃します。
老婆は驚いたようですが、通信機に応答してくれます。
彼女はドロシーって名前でした。
正統王国の南ブリテン方面の人間でした。
オセアニアに観光に来ていて誘拐されたそうです。
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彼女に協力を要請する事になります。
ドロシーに、二つの選択肢がある事を伝えます。
この場で襲撃を掛ければ彼女だけを救出することは可能な事。
彼女が誘拐犯と行動を共にすれば、他の誘拐された人々も助け出せる可能性があると伝えます。
勇敢なドロシーは後者を選びました。
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ドロシーの位置を追いかけて誘拐犯のアジトを突き止めます。
そこは港でした。
誘拐犯のリーダーはブルーボルトと呼ばれる人物でオセアニアで手広くビジネスをしている悪党でした。
彼は情報同盟と結託しています。
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クウェンサー、ヘイヴィア、ミョンリ、シーワックスの四人は誘拐した人間を運ぶ輸送船に乗り込みます。
輸送船は少ない人員で運用していたので警備をしている人間が疎らだったのが助かりました。
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輸送船には大量のコンテナが積み込まれていました。
コンテナは保冷仕様になっていて、冷凍庫として機能していました。
一つのコンテナに一人の人間が収められているようです。
ブルーボルトのグループは誘拐した人間を冷凍保存して輸送していました。
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ドロシーを発見してコンテナから連れ出したのですが、ここで敵に見つかってしまいます。
敵が手榴弾を持ち出します。
ヘイヴィアがナイフを投げて敵の首に刺しましたが即死させる事ができず、手榴弾が床に落ちてしまいます。
ここでヘイヴィアがスーパーな活躍を示しました。
彼は手榴弾を落とした敵兵を手榴弾の上に投げ落として手榴弾が炸裂するのを防ぎました。
ヘイヴィアは敵兵の返り血と肉片でドロドロになっていますが、仲間は助かりました。
爆発音が響いたので逃げるしかなくなり、海に飛び込みました。
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まだ、他にも誘拐された人間が輸送船に残されているのですが、クウェンサーが機転を利かせて解決に導きました。
クウェンサーは輸送船の船首に掲げられていた情報同盟の旗を外しました。
ブルーボルトたちは情報同盟の旗を掲げることで検閲を逃れていたようです。
クウェンサーが情報同盟の旗を外してしまったので、通常通りの検閲が行われる事になってしまいました。
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情報同盟の担当者は取り決めを破って情報同盟の旗を掲げていないブルーボルトに苦言を呈しています。
しかし軍の任務は記録されているようなので、規定通りに検閲をする必要がありました。
ブルーボルトは問題なく通行可能になると知っていますが下っ端の部下たちにはその情報は共有されていませんでした。
乗り込んできた情報同盟の兵士とブルーボルトの部下達、両陣営とも武装しています。
ちょっとした爆発が起こると恐怖に狩られて撃ち合いになる状態でした。
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クウェンサーは逃げる前に輸送船に爆発物を仕掛けていました。
音が鳴るだけのものだったのですが、クウェンサーはそれを爆発させました。
ブルーボルト達と情報同盟は銃撃戦を行う事になってしまいます。
ブルーボルト一味は全員射殺されてしまいました。
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攻撃を受けている情報同盟を多国籍軍の一角として正統王国が支援する名目で輸送船に乗り込みました。
そこで他の誘拐された人々を救出する事に成功しました。
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フローレィティアは頭を抱える事になります。
情報同盟側が正統王国をオセアニアから追い出そうとしてきました。
人身売買組織を壊滅する作戦にクウェンサーとヘイヴィアが介入していた事がバレてしまいます。
それを使って政治交渉をしてくる筈だとフローレィティアは言っています。
彼女と話している上官は、情報同盟は、それが無かったとして、何らかの因縁をつけて正統王国を追い出そうとしてきたはずだと言ってます。
最初フローレィティアに掛かってきた間違い電話も情報同盟が掛けてきたものではないかと予想されます。
上官はどっちらにしても戦争になっただろうから気にするなと言ってます。
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シーワックスが家族と再会を果たし抱き合っているドロシーを撮影しています。
彼は、この一枚に、世界を動かす「何か」があると感じていました。
確かに、この写真に写っている「何か」には世界を変える力がありました。
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第二章 私の仕事は絵具を運ぶ事 オセアニア情報戦
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情報同盟から冤罪を仕向けられた正統王国は戦争をする事になります。
敵はシンプルイズベストっていう第二世代のオブジェクトです。
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クウェンサーとヘイヴィアは情報同盟と取り引きしていたブルーボルトを勝手に攻撃したので戦犯と呼ばれています。
彼らが戦争の引き金になったと言われてしまっています。
クウェンサーが戦犯一号でヘイヴィアが戦犯二号と呼ばれています。
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フローレィティアは正統王国と情報同盟の戦争に漁夫の利を狙った他勢力の介入もあり得ると説明します。
最悪の場合、お姫様は二機以上のオブジェクトと戦う事になると言っています。
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情報同盟はシンプルイズベストの攻撃力を最大限に発揮させる為に砂漠に仕掛けを施してきます。
「EXウォール」と呼ばれる爆発する有刺鉄線を仕掛けていました。
これを使ってベイビーマグナムの行動範囲を狭める狙いがありました。
シンプルイズベストの攻撃は敵オブジェクトに向かって一直線に突撃して主砲で仕留めるってモノです。
敵からの攻撃は前面に装備された盾で弾く事になっています。
この盾は一定の衝撃が加わると剥離していき、敵の攻撃力を相殺します。
スピードを上げる為に本体の装鋼は薄くなっています、横に回り込まれて砲撃を受けると破壊されてしまいます。
これを防ぐ為にEXウォールを使っているようです。
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クウェンサーとヘイヴィアは情報同盟の施設に忍び込んでEXウォールを制御しているコンピュータにウィルスを仕掛ける作戦に従事する事になりました。
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彼らの他にも同じ任務に就いている部隊がありました。
多数の部隊を使って成功確率を上げようって考えでした。
成功率が低そうな作戦にヘイヴィアは嫌だと文句を言っています。
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クウェンサーとヘイヴィアは敵の指揮車両に乗り込み制圧を始めます。
この車両の中で、正統王国軍の別の部隊の兵士と遭遇しました。
ヘイヴィアと銃を向けあう事になっています。
クウェンサーよりもやや年上の金髪の女性です、うひょー。
彼女はリサ=ドービルと名乗ります。
身内のヘマに付き合ってもらって助かるよと言ってますね。
クウェンサーとヘイヴィアは彼女が先行して連絡が途絶えた諜報部隊の生き残りだと判断しました。
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ウィルスを仕掛けたので逃げる事になります。
トラックに乗り込み逃げ出す事になりました。
ヘイヴィアが運転します。
クウェンサーが助手席に乗り込むとリサが大胆な行動にでました。
彼女はクウェンサーの膝の上に乗り込んできました、うひょー、なんてラッキーなんだ。
砂漠は高低差が激しくなっていたのでトラックは揺れています。
柔らかいリサが膝の上に載っていて密着しているのでクウェンサーの股間が大きくなってしまいます。
リサが尻に何かが当たっていると苦言を呈してきますが、これはリサが悪いよな。
横でそれを聞きながらトラックを運転しているヘイヴィアが泣いています。
クウェンサーだけズルいと言いたいようです。
我慢が出来ないようで、「涙と鼻水で顔をくっしゃくしゃにして周囲をドン引きさせても良いのか!!良いのな!?」と脅してきます。
ヘイヴィアは随分とおかしな脅しを掛けてきてますね?彼にも余裕が無くなっているのかな?
そう考えるとクウェンサーが物凄く美味しい目に合っていると思われます。
リサちゃんの柔らかいお尻が膝の上に乗っている、しかも、トラックは上下動している。
最高、なんて羨ましい状況でしょうか!!
これじゃあ、股間が大きくなってしまうのも仕方ない。
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クウェンサーはウイルスの設置に成功したことを報告しようと考えます。
他の部隊が危険を犯す必要は無くなったので良い配慮ですね。
しかし自分の通信機を取るのに苦労する事になってしまいます。
見かねたリサが自分の通信機を使えと言ってくれます。
彼女の通信機を掴む為にリサの身体を弄る事になっていました。
ケシカラン、なんて羨ましい展開なんだ。
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トラックでの移動中に他の車両にウィルスを仕掛けようとしていた部隊から連絡が入りました。
彼らは襲撃した車両の中で先行していた諜報部隊の死体を発見したと報告してきます。
部隊全員の死体を確認したとも言ってました。
あら?
ヘイヴィアの動きは機敏でした、トラックのブレーキを踏みます。
トラックを止めてからリサを攻撃しようと考えたようです。
しかしリサの方が一枚上手でした。
彼女はヘイヴィアに銃を突き付けて動きを封じます。
彼女は自分の正当性を証明する為に所属を教えようとしますが、トラックの傍に砲弾が落ちてきました。
トラックは横転してしまいます。
その隙にリサは逃走を始めました、ヘイヴィアはそれを追いかけていきました。
クウェンサーは衝撃でシートベルトに絞められてしまい脱出に手間取っています。
どうやらお姫様が戦闘をはじめたようです。
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彼がやっとトラックの外に出ると、リサとヘイヴィアが全速力で戻ってきます?
なんだ?と思っていると逃げろーとの警告が発せられました。
地面が崩落していきました。
これから逃げる為にヘイヴィアとリサは戻ってきたようです。
咄嗟に動けなかったクウェンサーは崩落に巻き込まれてしまいます。
リサはクウェンサーを助けようとして一緒に崩落に巻き込まれてしまいました。
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二人が落下したのは地下にあった空洞です。
クウェンサーが気が付くと目の前にパラダイスが広がっていました!!!!
なんとリサが上着を脱いで上半身を拭いていました。
丁度腋の下を拭いている場面でクウェンサーは目を覚ましたようです。
美人の腋の下が大好きなクウェンサーは「ひやァァァあああん!?」と叫んでしまいます。
腋の下を見られてしまったリサはキョトンとしていますね。
やっぱり腋の下に魅力を感じるクウェンサーは少数派なのでしょうか?
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リサはクウェンサーと敵対するつもりは無いようです。
クウェンサーは改めて彼女の正体を聞く事にします。
彼女は正統王国軍所属の少尉だと言ってます。
彼女が所属するのは少し特殊な部隊だとも言ってますね。
彼女は撤退戦を行う極秘部隊に所属していました。
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負け戦で重要なテクノロジーや、お偉い高官・操縦士エリートなどが敵軍に捉えられる事を阻止するのが仕事だそうです。
ストークキラー部隊と呼ばれているそうです。
戦場に絵具を配っていると言ってます。
これは比喩表現で、爆弾を見えなに様にカムフラージュして設置するそうです。
その後、爆弾を爆破して証拠の隠滅を図るそうです。
今回は間抜けな貴族サマが人気取りの為にオセアニアを電撃訪問したのだが、敵対勢力に捕まったそうだよ。
それを解決する為に派遣されたそうです。
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彼女の部隊の隊長は逃げるのが困難なので入り組んだ市街地を通って最寄りのオブジェクト整備基地に逃げ込もうとしたそうです。
そのときに追手をまくために市街地に爆弾を設置しようとしたそうです。
効果がまるで見込めないのでリサは反対したそうですが、隊長は聞き入れてくれなかったそうです。
二人の言い争いは一線を越えてしまい撃ち合いになったそうです。
リサが撃ち合いを制して一人だけ生き残ったそうです。
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正統王国軍の基地に出頭しようと砂漠を進んでいた彼女の前に情報同盟の部隊がやって来たそうです。
だから彼女は情報同盟の施設の中に居たんだね。
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彼女は今回の戦争が彼女を殺そうとしている正統王国の高官が仕組んだものであると教えてくれました。
クウェンサーは彼女の言い分を信じる事にします。
これにはリサが驚いています。
クウェンサーはヘイヴィアさえ見捨てた自分の事を助けようとした彼女の言い分を信じると告げます。
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三機のオブジェクトが戦場に出てきているのでリサは諦めかけています。
自分の存在をクウェンサーに伝えられたので、もう良いかと諦めていますよ。
三機のオブジェクトが戦闘状態になっているのは自分を殺す為だと分かっているのでリサはクウェンサーを救う為の行動に出ました。
彼女は発煙筒を持ってオブジェクトに向かって行きます。
オブジェクトの攻撃の余波を受けた彼女は発煙筒を握っていた右腕を失う事になってしまいます。
死のうとしているリサを助ける為にクウェンサーがオブジェクトを破壊していやると宣言します。
カッコイイですね。
リサはクウェンサーに惚れっちゃったかもしれないよ。
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クウェンサーは情報同盟のシンプルイズベストを破壊する事にします。
資本企業の送り込んできたホーネットストームはお姫様のベイビーマグナムに任せます。
クウェンサーの助けになったのはホーネットストームの攻撃方法がレーザーに偏っている事でした。
砂漠地帯の下にはタングステンが埋蔵されていました。
ホーネットストームの攻撃により砂が熱せられています。
夜の砂漠の気温が10度以下になっていました。
レーザーで熱せられた砂が急激に冷却される状況を作り出します。
砂粒がガラス化していました。
これがウオータージェットの様な効果を発揮させることになります。
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シンプルイズベストは前面に搭載している盾で自分が飛ばないように地面に押し付けていました。
クウェンサーはシンプルイズベストの走行地点にハンドアックスで砂をまき上げました。
シンプルイズベストは砂の中に飛び込むことになります。
この砂が盾にダメージを与えて破壊してしまいます。
バランスを崩したシンプルイズベストは空中に浮かび上がってしまいます。
地面に落ちた機体が巨大なボーリングのようにゴロゴロと転がってきます。
走行不能になったシンプルイズベストをベイビーマグナムが砲撃して大破させました。
漁夫の利を狙っていたホーネットストームはお姫様に中波させられます、漁夫の利を得る事が不可能になったので逃げていきました。
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リサは整備基地の医務室に担ぎ込まれます。
そこでフローレィティアと面会する事になりました。
リサの情報はフローレィティアにも見る事が出来ない程厳重に隠されていました。
フローレィティアはリサに所属と任務内容を明かすように促します。
リサはフローレィティアに全てを話す事にしたようです。
彼女は正統王国に戻り、軍法裁判に出る事になります。
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リサにオセアニアで極秘任務に就く事を命じた中佐は企みが露見してしまいます。
黒軍服を差し向けられ始末されてしまいます。
リサの部隊は高官から暗い事実を抹消する命令を多々受けていたようですので、問題のある高官が続出しそうです。
彼女が軍事裁判に出廷する事で正統王国軍が綺麗になると良いですね。
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第三章 警察は戦争を止める手段 オセアニア解放戦
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フローレィティアの部隊が戦後処理を行う事になります。
シンプルイズベスト、ホーネットストームとの戦闘中に発見された地下施設の調査を行う事になります。
クウェンサーとヘイヴィアは調査部隊に配属されました。
オブジェクトが居なくなったので輸送ヘリに乗って現地に向かいます。
しかし到着寸前で何者かにミサイルを撃ち込まれてしまいヘリは墜落してしまいます。
クウェンサーは一時気を失っていたようです。
彼が気付いた時にはヘイヴィアが応戦中でした。
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敵は医療系人道組織の青十字に偽装した何者かでした。
ヘイヴィアとクウェンサーたちは取り残されてしまいます。
敵はヘリを撃ち落とせるミサイルを持っているので無力化しないと迎えのヘリがやってこれません。
敵がレーダー車両を使って照準していると分かったのでまず、それを無力化することになりました。
レーダー車両を無力化すると一方的な展開となり制圧が終わります。
敵を無力化して地下施設を調べる事になります。
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そこで目的が良く分からない物資を発見しました。
サイズごとに仕分けされているネジ、光ファイバーのケーブル、白い粉を発見しました。
白い粉は、末端価格が高額ないけない薬ではないようです。
地下施設はパイプラインに繋がっていました。
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パイプラインは大陸中に繋がっているようです。
以前打倒したオセアニア軍事国もこのパイプラインを使って0.5世代のオブジェクトを作っていたようです。
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倒した敵兵士から回収した端末に怪しいデータが残っていました。
そこには資本企業の銀行口座番号が記録されていました。
正統王国の貴族であるヘイヴィアが銀行口座の番号だと気が付きました。
大貴族は資産を複数の国に分けておくそうだよ。
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クウェンサーたちは暇になってしまったので口座が誰のものか探る事にします。
偽サイトを作り、IDとパスワードを盗み出そうとしています。
口座に問題があったとの嘘情報を流して偽サイトに誘導しようとしていました。
これを思い付いたのはクウェンサーでした。
部隊の仲間たちに彼を軍の管理下から出すのは社会的に不味いと警戒される事になっています。
クウェンサーは悪知恵が働くね。
口座の持ち主が判明していきます。
いずれも情報を拡散する事が可能な有名人でした。
クウェンサーたちが勝手に資本企業の銀行を調べ始めた事がフローレィティアにバレます。
彼女は審議を正そうとしてきました。
クウェンサーたちは通信障害を偽装する為に地下施設に向かう事にしました。
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調査は順調に進んでいたのですが、爆発物が仕掛けられていました。
クウェンサーが爆発物の存在に気が付きます。
仕掛けられていたのは強酸爆弾でした。
爆発すると気体化した酸性雲を作ります。
半径が500メートルから800メートルの中に強酸のシャワーを降らせる事になります。
クウェンサーたちはパイプラインの中を走って逃げる事になりました。
パイプラインには穴が開いている箇所もあったので穴から強酸のシャワーが降ってきている場所を走り抜ける事になっていました。
必死になって走っています。
なんとか強酸シャワーの発生圏内を脱出できました。
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クウェンサーが酸性雲が発生するので逃げろと知らせたヘリは彼らが来るのを待たずに飛び立っていました。
しかし整備基地に戻るには酸性雲の位置を正確に知る必要がありました。
ヘリのパイロットはその情報を持っていなかったのでクウェンサーたちを迎えに来たようです。
置き去りにされた一行は、ヘリが戻ってきたら殴ってやろうと覚悟を決めていたのですが、ヘリで逃げた連中は、キンキンに冷えた炭酸飲料を持参していました。
これでご機嫌取りをしようと思ったようです。
摂氏50度の中を走り回った一行には効果覿面でした、一行は許す事にしました。
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帰りのヘリの中で、拾った端末のネットストレージにアクセルできるようになります。
そこには不味い情報が収納されていました。
「『正統王国』『資本企業』『情報同盟』『信心組織』これら世界的勢力の多国籍軍の支配を排し、我々が支配者として横槍を入れるために必要な事」
と書かれた作戦計画書が存在していました。
どこかの誰かがオブジェクトによるクリーンな戦争を破壊しようとしているようです。
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ヘリで整備基地に戻って来る途中で、首謀者からの通信が入ってきました。
彼らは計画を始めたと言ってるよ。
彼らはMIBと名乗ります。
他にもカンパニーとかラングレーと言っていたので、彼らの前身は「C」から始まるあの組織だと予想されますね。
しかし、残念な事に、全く関係のない偽物集団だったと後でわかります。

地上から大きな叫び声が聞こえてきました。
そこではMIBに扇動されたオセアニアの一般人が大規模なデモ活動を起こしていました。
ヘリから彼らの掲げるプラカードが見えます。
これを見たヘイヴィアはクウェンサーに見ない方が良いと警告を発します。
クウェンサーは従わないで、それを見てしまいました。
クウェンサーが打ちひしがれています。
彼は一体どんな事が書かれたプラカードをみてしまったのでしょう?
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MIBはクウェンサーとへヴィアが参加した誘拐された少女の救出作戦と、誘拐ビジネスを行っていたブルーボルトの輸送船を襲撃した時の映像が映っている動画を公開していました。
その動画はMIBにより上手に編集されていて、視聴者に、正統王国がオセアニアに対して裏切り行為を働いているように見えるように加工されていました。
他にもMIBは大衆を扇動する方法を駆使しています。
デモの目印になるように簡単に作れる旗を用意していました。
自分たちの独立活動をナイトスカイと名付けます。
藍色の布に星を書けば完成します。
誰でも手軽に作れるようにとの考えでした、狡猾ですね。
オセアニアの一般人がその旗を持ってデモに参加できるようにとの配慮でした。
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「トゥルースシアター」と名付けられた動画は瞬く間に世界に拡散していきます。
オセアニアの人々はこの動画を見てデモに参加してきたようです。
恐ろしい事ですが、事件が解決済みだと知らないでデモに参加している一般人も混ざっていました。
大混乱ですね。
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MIBは且つての「世界の警察」を復活させようとしていました。
北米大陸が情報同盟と資本企業の本拠地になっているので、似たような場所を探してたと言っています。
候補地として挙がったのがオセアニア大陸でした。
ここには資源もあり、周囲が海に囲まれています。
ここで独立を果たせば周辺を外敵に覆われる事が無いので都合が良いそうです。
彼らはオセアニア軍事国時代の独裁体制にも関わっていました。
オセアニア軍事国が保有していた0.5世代のオブジェクトはオホホの動かすラッシュの廉価版だそうだよ。
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世界の警察になる為に、自分たちに賛同する勢力には技術情報を提供するとも言っています。
彼らは独自に第二世代オブジェクトも開発していました。
オセアニアに張り巡らされた地下のパイプラインを使って極秘裏に必要な資材が運び込まれていました。
彼らは複数台のオブジェクトを所有しているとも言っています。
オブジェクトに装備されている特殊装甲のパワーを上げる支援設備も用意してあるとも言ってました。
彼らの資金源になったのは国連崩壊時のどさくさに持ち出した金塊だそうです。
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クウェンサーとヘイヴィアの乗ったヘリはデモ隊からの攻撃を受けて墜落してしまいました。
街の中に墜落すると大惨事になるのでゴミの集積場に墜落させました。
乗員は無事にヘリから脱出できましたが、周囲にはデモの参加者が迫ってきています。
武装しているので、戦闘も止む無しって雰囲気になってしまいます。
クウェンサーだけが正常な判断力を残していて、一般人への発砲を止めていました。
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MIBはデモ隊の中にMIBの関係者を乗り込ませてデモをコントロールしようとします。
車に乗った人物が拡声器を持ってやって来ます。
そいつは正統王国の非道を説き、彼らを追い出せと叫んでいました。
そこに、クウェンサーとヘイヴィアが救出した少女が現れます。
嘘を並べ立てる男に向かって彼女が石を投げました。
少女は真実を知っているので、公開された動画は嘘だと叫びました。
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少女を邪魔に感じた扇動者は仲間に命じて少女を排除しようとします。
髪を引っ張られて連れ出される少女を見たデモの参加者に変化が起こります。
扇動者が訴えている正義とは泣いている子供の髪の毛掴んで引き摺りまわすものなのか?と問いました。
ここで、扇動者たちは少女を守ろうとしている人間を殴り倒そうとします。
それを集まった群衆に見られてしまいました!!
扇動者の主張はおかしいんじゃないの?との空気が醸成されて、正統王国を追い出そうって熱が下がっていきます。
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ドロシーは国に帰る為に船旅をしていました。
彼女はネットのSNSを見てトゥルースシアターは嘘っぱちだとの書き込みを行います。
痛快な事を書き込んでいます。
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シーワックスはシベリアで取材活動をしていました。
そこでトゥルースシアターの存在を知りました。
彼はトゥルースシアターの元になった事件の当事者なので真実を知っています。
現地で雇ったガイドの少年に当時の写真を見せて真実を教えています。
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欧州の安全国で軍法裁判に出廷していたリサは休憩時間にテレビのインタビューを受ける事になっています。
様々な国や地域に同時配信される大きなニュース番組のテレビカメラが彼女に向けられます。
彼女はクウェンサーやヘイヴィアたちを英雄と讃えていました。
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オホホは大規模なネットライブを行っていました。
彼女はライブの中で語り掛けます。
「どちらが正しいか、何が正しいか。それくらい自分のあたまでかんがえやがれ、ですわ。おほほ」
強烈なメッセージを発していますね。
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クウェンサーとヘイヴィアを知っている人々がMIBの投下した動画に対して反対意見を表明して行きました。
彼らの真実を知っていれば、正統王国を悪と断じるのは難しいよなー。
あの二人は正義の味方をしているからさー。
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流れが変わりました。
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整備基地に戻る為に隠れているクウェンサーたちを支援しようと考えるオセアニアの人々が現れます。
またも最初に信じたのはクウェンサーでした。
彼が学生であり正規の軍人ではない事が影響しているようですね。
彼らはクウェンサーたちに物資を提供してくれました。
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MIBのオブジェクト、アーリーステイツはタマネギ装甲を装備していません。
タマネギ装甲は高価なのでこれを削減できれば建造費が大幅に安価になります。
かわりにどんな攻撃も歪曲させるフライバイコライダーと呼ぶシステムを搭載していました。
どんな攻撃も弾くので高速戦闘の必要もなくなり操縦士エリートを用意する必要も無くなります。
エリートの育成費やその後の警護費用は高いのでこれも削除できればオブジェクトの運用費用が下がります。
アーリーステイツは一般兵を使って四大勢力のオブジェクトに勝てる事を証明すると言っていました。
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MIBのオブジェクトが現れます。
彼らはこれまでエリートにしか操縦できなかったオブジェクトを普通の人間でも動かせるようにしたと言っています。
実際にMIBのメンバーの普通の人間が乗り込んで出撃しました。
出現したオブジェクトは動こうとしませんよ、何でだ?
MIBの存在を脅威に感じている、四大勢力はそれぞれのオブジェクトを差し向けました。
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ここで情報同盟の指揮官から連絡が入ります。
彼女はレイス=マレィーニ=ベルモットスプレーと名乗ります。
夜の砂漠で情報同盟の貴賓用装甲車に乗っている姿を目撃した美少女将校でした。
彼女は情報同盟の行っている天才育成計画の成果だそうです。
彼女は情報同盟の最新鋭機を使かう、任せろと言ってくれました。
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正統王国からはベイビーマグナム、情報同盟からはカタパルトカーゴ、資本企業からはデザートスコーピオ、信心組織からはミラーボーラーが出撃しました。
多彩な種類の砲撃が行われます。
これで勝ったと思ったのですが、MIBのオブジェクトは全くダメージを受けませんでした。
しかも砲撃を行ったオブジェクトは反撃を受けて動けなくなってしまいます。
ベイビーマグナムだけはダメージを受けるも行動可能な状態で生き残ります。
これはベイビーマグナムへの攻撃が最後になり敵のビーム兵器の威力が落ちていたのが原因でした。
次に攻撃を受ければ仕留められてしまいます。
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クウェンサーは嫌がるヘイヴィアを連れてMIBのオブジェクトに接近しました。
呼び名を知らないクウェンサーがヘイヴィアにオブジェクトの名前って誰が決めるのかを聞いています。
メンドクサクなっているヘイヴィアが適当にサノバビッチと名付けます。
そこで攻撃を弾いた新型装甲の仕掛けを解明する手掛かりを探します。
そこでギザギザに切られているビンを発見します。
ガラス製品以外のモノはドロドロに溶けていました。
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クウェンサーはサノバビッチが強酸を使っていると見破ります。
強酸の粒子よりも一回り大きいカプセルに入れて放出してから任意の位置でカプセルを破壊して強酸をばら撒いていると見破りました。
強酸を撒く方向を指定することで敵の砲撃を跳ね返していると考えます。
仕掛けが分かったので対処方法も作る事ができました。
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クウェンサーはヘイヴィアと他数名の隊員に頼んでサノバビッチが照準に使っている何かを探してもらう事にします。
慎重な作業が要求される場面なので、クウェンサーが素晴らしいアドバイスを送りました。
初恋の女の子の部屋に初めて入れて貰った時の心境で慎重に執拗な捜索を行うようにと言っています。
それを聞いたメンバーはドン引きしていますね。
クウェンサーは女の子の本棚を見て好みを推察する事だと言いたかったようですが、下着漁りだと勘違いされています。
慎重な捜索を行いますがサノバビッチが照準に使っている外部装置は発見できませんでした。
クウェンサーはサノバビッチが光まで屈折させて、それで照準していると気が付きます。
こうなるとサノバビッチに破壊工作を仕掛けるしか手が無くなってしまいます。
クウェンサーはロケット花火を作る事にします。
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さらにサノバビッチが無力化したカタパルトカーゴの不発弾に細工を施します。
信管を交換して起爆可能なように細工を行いました。
ロケット花火に水分と冷却材を搭載してサノバビッチに向けて発射する事にします。
自分たちの居場所を特定されない為に、無線による時限式を選択します。
ロケット花火が命中して彼の目論見通りにサノバビッチの強酸カプセル射出口を氷で塞ぐ事に成功しました。
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クウェンサーは無線機でサノバビッチに乗っているMIBのメンバーに語り掛け仕上げに移ります。
クウェンサーはMIBが言っていたオブジェクトを複数用意したって話は嘘だろと語り掛けます。
MIBのメンバーは余裕があると判断したのか正直にクウェンサーの考えが当たっていると答えています。
フライバイコライダーを封じたようだが氷など直ぐに割れると言ってますね。
しかしクウェンサーは問題はそっちじゃないと答えます。
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クウェンサーは、タマネギ装甲を搭載しないフライバイコライダーが仕えない状態のサノバビッチの周囲でカタパルトカーゴの不発弾を起爆しました。
周辺には他のオブジェクトの主砲の構成要素が大量に存在していました。
下位安定式プラズマ砲のガス、大規模バッテリーなどですね。
大爆発に巻き込まれるとサノバビッチは装甲が機能していないので破壊されてしまいます。
操縦しているMIBのメンバーはサノバビッチを移動させる事にしました。
これこそがクウェンサーの狙いでした。
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エリートではないMIBのメンバーはオブジェクトの移動時に発生する慣性Gに耐えられませんでした。
彼はオブジェクトの恐ろしさを理解できていなかったようです。
尤も一般人にはオブジェクトのコックピットに乗って戦闘機動を行う機会など無いんだけどね。
MIBのメンバーは、国連崩壊後のステンドグラスの様な世界を変える最後のチャンスだったんだぞ、お前達はそんなに戦争が好きなのかと、叫んでいました。
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クウェンサーはMIBの主張をかつてあった思想に憧れ取りつかれただけだと断じます。
まあ確かに、国連が崩壊したのは、数十年も昔の事らしいので、若そうな彼が当時を知っている訳は無いね。
MIBは且つての世界の警察とは何の関わりもない集団でした。
クウェンサーはMIBの事を単なる略奪者だと言い切りました。
確かになー、彼らは勝手にオセアニアを世界の警察の本拠地にしようとしただけの略奪者だったね。
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MIBのメンバーはサノバビッチの操縦席で破裂して果てました。
サノバビッチは停止しました。
ヘイヴィアが趣味が悪いぜと言ってきます。
確かにねー。
しかしサノバビッチを高速機動させて操縦者を破裂させるしか方法が無かったのも事実ですからね。
クウェンサーは今回のMIBの陰謀に強い怒りを感じていたのかもしれないね。
「言葉で踊れよ馬鹿野郎。陰謀家にはちょうど良い」と言っていました。
これでMIBの野望は潰える事になります。
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タマネギ装甲を使わない安価なオブジェクトって聞いた時は新時代の到来かと思いましたが、弱点はありましたね。
エリートも使わないオブジェクト運用はやはり不可能なようです。
完璧なオブジェクトなどは存在しませんね。
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>>
終章
>>
MIBの追討作戦が進行中です。
換装準備中のオブジェクトが二機見つかります。
フライバイコライダーの増幅装置も500基以上みつかりました。
攻略が12時間遅かったらオセアニアで全面戦争が起こっていたそうです。
結構ギリギリの勝利だったようです。
MIBの流したナイトスカイは沈静化に向かっているそうです。
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安全国に潜伏しているMIBのスポンサーの元にも黒軍服が向かうそうだよ。
フローレィティアはフライバイコライダーの技術は闇に葬った方が良いなと考えています。
あれは動作時に強酸をばら撒くので使い過ぎると農地の枯渇に発展する危険性があります。
欲をかかない彼女は冷静な軍人ですね、素晴らしいです。
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彼女が最後まで懸念していたのは、MIBの資金源となった金塊の行方です。
これは未だに発見されていません。
今の貨幣制度はMIBが盗み出した金塊がなかった事を基準点にしています。
突然、多量の金塊が出てくると、値段が暴落して貨幣制度が崩壊しかねません。
フローレィティアはそれを考えるのを止める事にします。
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整備基地に戻ったクウェンサーとヘイヴィアを、ご褒美タイムと張り切る出来事が迎えます。
整備兵の婆さんがお姫様はシャワー中だと教えたのが切っ掛けです。
クウェンサーとヘイヴィアは女湯を覗く計画を建て始めます。
計画が現実味を持ち始めたので婆さんがフローレィティアに知らせました。
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フローレィティアがやたらとゴツい筋肉兵士を乗せた軍用車で二人を追いかけまわす事になります。
残念、ご褒美にはありつけなかったー。
ヘイヴィアはフローレィティアがお姫様と一緒に風呂に入っていない事を嘆いています。
二人は捕まり、刑罰の便所掃除をする事になってしまいます。
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クウェンサーとヘイヴィアは国連崩壊前の世界について話しています。
当時の雰囲気を知っている人間から話を聞いておいた方が良いのかもと言ってますね。
クウェンサーは整備兵の婆さんから当時の話を聞いてみようと提案していました。
確かにこれは必要な行為かも知れないね。
目指すべき世界を考える時に必要になるのかも知れません。
と言っても、飛びぬけた実力のある勢力が一つ存在する世界には戻りそうも無いんだよねー。
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成分美少女オブジェクト作戦戦闘ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAAA

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