ラノベの感想) 公女殿下の家庭教師 5 雷狼の妹君と王国動乱 (富士見ファンタジア文庫)
概略:
アレンとカレンは東都に残り夏休みを満喫しています。
ティナとエリーは北部にあるハワード公爵家に帰省しました。
ステラと三人で洋服を買いに行きステラに色々と着せて楽しんでいます。
リディヤとリィネは南部にあるリンスター公爵家に帰省しました。
アレンが居ないのでリディヤは自堕落な暮らしをしています。
母のリサと祖母のリンジーからアレンとの仲が進展してない事を追及されたリディヤが激昂します。
リディヤとリサの戦闘が始まりリンジーがリサの加勢に回りました。
リンスター公爵家は女性の方が強いようです。
親子喧嘩中に王都から急報が届きます。
レーベル | ファンタジア文庫 |
発行日 | 2020/03/19 |
著者 | 七野りく |
イラスト | cura |
ISBN | |
雰囲気 | 暗躍、帰郷、駄目だし、襲撃、防衛線、決死隊 |
グラント・オルグレンがオルグレン公爵家の別荘に人を集めています。
現在の王室が進める実力主義政策に反対な勢力が集まっています。
集まっている人たちの中に反対意見を持っている人たちも居るようですが反乱を計画しています。
周辺国が大規模な軍事演習を行っているのは王都周辺の守りを薄くしようとする計画の一環みたいです。
周辺国も反乱に協力しているようですね。
帝国東部から王都までの間に進軍を阻める部隊が居ない状態になっているようです。
反乱勢力は物資調達を工夫しているようで反乱計画が露見しないようにしています。
ティナとエリーはハワード公爵家がある北部に帰省しました。
周辺国が軍事演習をしているのでハワード公爵ワルターと執事長のグラハムは屋敷に居ませんよ。
何とか時間を作って会いにきますがメイド長のシェリーによって仕事に戻されています。
教授もワルターとグラハムを手伝わされています。
まだ誰も反乱が準備されているとは気付けません。
不穏な空気は感じているようですが反乱を企図する集団が存在するとは考えていません。
ティナ、エリー、ステラは北都に洋服を買いに行きました。
ティナとエリーは自分で洋服を選ぶ事に成れていますがステラはそうではありませんでした。
真面目な彼女は勉強ばかりしていて洋服を購入した経験が乏しいようです。
自分では選べないのでティナとエリーが選んだ服を次々着せられています。
ロラン・ウォーカーという青年がステラの専属従者をしていました。
彼が着せ替え人形と化しているステラの品評を申し付けられていますよ。
ロランはステラに惚れているようですね。
ティナとエリーはそれに気付いているようですがステラは全く気付いていません。
具体的な意見が欲しいとロランに命じて彼を困らせていました。
ティナとエリーはステラとロランをくっ付けてアレン争奪戦から強敵であるステラを外そうとしているような?
ティナ、エリー、ステラは北部で平和な夏休みを満喫しています。
リディヤとリィネは南部の実家に帰省しました。
今年はアレンが一緒じゃないのでリディヤがだらけきっています。
リディヤは昼過ぎまで寝ている事が多いようですね。
リィネがリディヤを起こす役目を与えられて困っていました。
アンナが助力してくれてアレンの手紙が届いたと言ってリディヤを部屋の外まで誘い出しました。
リディヤが来ているパジャマを見たリィネが敗北を知ります。
リディヤはアレンが贈った獣耳がついている着ぐるみパジャマ姿で出てきました。
可愛すぎてリィネは心を折られそうになっていました。
破壊力抜群でしたね。
リンスター家のメイド第三席にリリーという少女が就任しました。
おっぱいが大きい子でリィネがガン見していますよ。
現時点では負けているがいずれは対抗できるようになる筈と自分を励ましています。
能力は高い子らしんですがアレンと仲良しなのでリディヤは彼女が第三席になるのに反対なようです。
リサとアンナは彼女が第三席に成るのを認めています。
リンスター家の面々が祖父母が暮らしている別荘に向かいます。
リサとリディヤが同じ馬車に乗っていました。
そこでリサがアレンとの仲が進展しないリディヤにダメ出しを行っていたようですね。
別荘に到着してから祖母を交えてリディヤへの忠告が続けられました。
リサは16の時にリアム(現リンスター公爵でリチャード、リディヤ、リィネの父)を攫ったそうですよ。
リサはハワード家のステラとアレン商会のフェリシアが強敵になると予想しています。
リディヤがもたもたしているとアレンをどちらかに取られてしまうと危ぶんでいます。
リチャードを産んだって下りでリディヤが限界を迎えました。
火焔鳥をリサに向けてぶっ放しました!
驚きですリサは片手で火焔鳥を握りつぶしてしまいます。
リディヤは双剣を抜いてリサに斬りかかります。
リサはアレンからプレゼントされた日傘で斬撃を受け流しています。
二人の攻防を見ていた祖母のリンジーまで参戦してきました。
彼女がリーン(リディヤ達の祖父で前リンスター公爵)を攫ったのも16の時だったと言っています。
リサとリンジーはアレンをモノにできないリディヤを奥手と言ってますね。
恋愛は押して押して、更に押してよ、と言っています。
リディヤはアレンとの仲は自分のペースで進展させたいと思っているようで怒りまくっています。
リンジーが巨大な火焔鳥を放ってきました。
彼女も強いようですね。
アンナを始めとするリンスター家のメイド軍団は映像宝珠で激戦の撮影と防護結界を張っています。
慣れたもんですねー
リィネは結界構築のお手伝いをしています。
リンスター家は女性の方が強いようですね。
祖父と父は自分達にできる事は無いと言って早々に避難しています。
激闘が続いているところに王都から急報が届けられました。
東部と王都で反乱が起こった。
アレンが東部で防衛戦に参加して生死不明と伝えられます。
リディヤは急いで東部に向かおうとしますがリサに止められます。
事が起こってしまった後なので情報収集を優先させるべきだと言われます。
リディヤは膝から崩れ落ちました。
東部に残ったアレンとカレンは夏休みを満喫していました。
カレンの友人ココとカヤが遊びに来ました。
玄関で声をかけるも返事が無かったので勝手に室内に入って来ましたよ。
カレンはアレンと抱き合った状態でお昼寝していました。
二人に揶揄われています。
ココとカヤはカレンがアレンに恋愛感情を抱いていると考えているようですがカレンは認めていません。
二人はそれがもどかしいようだ。
東部で祖先の霊を慰める灯篭流しとい行事が行われました。
カレンとアレンは連れだって灯篭流しに出かけました。
平和な時間を過ごしています。
翌朝早起きしたアレンが魔法の練習をしていました。
魔法を使って東都の様子を確認していると新旧獣人街に迫る軍隊の存在を発見しました!
アレンに向かって攻撃が飛んできました。
襲ってきたのは聖霊教の暗部、異端審問官でした。
アレンは反乱に聖霊教が関わっているのか質問しています。
ジェラルドへ大魔法を提供したのも聖霊教だと予想しています。
異端審問官たちに答えるつもりはありませんでした。
騒動に気付いたカレンが助っ人にやって来ました。
アレンはカレンにナタンとエリンを起こしに行くように命じます。
異端審問官は家にも入って来ていてナタンが防御用の魔法具で対処したんですが自爆され右足を負傷しました。
エリンは無事でした。
獣人街は非常事態が起こったら大樹に避難する事になっていました。
アレンはリチャード率いる近衛騎士団に合流して防衛戦に参加する事にします。
カレンは一緒に来たがりましたが足を負傷したナタンをエリンと一緒に大樹まで送って欲しいと頼まれ従います。
圧倒的な兵力で反乱軍が攻め込んできました。
防衛する近衛騎士団は狭い橋に防衛陣地を構築して抵抗しています。
反乱軍を抑え込んでいる間に獣人の自警団が住民の避難誘導を行っています。
アレン達は住民の避難が進むと徐々に前線を後退させて遅滞戦闘を行っています。
敵の指揮官級が出てきて降伏を呼び掛けてきましたね。
彼らは大樹を占領したいようです。
聖女様がそれを望んでいると言っているな?
反乱軍は一枚岩ではなく内部に意見の対立があるようですね。
アレン達と戦いたくない勢力も居るようです。
降伏を呼び掛けられるんですが一方的に攻撃してきた相手を信用する事はできません。
アレン達は突っぱねます。
ゴーシュという星霊騎士が一騎打ちを挑んできました。
アレンとリチャードが対応するんですが攻撃を受けても立ち上がってきました。
アレンとリチャードの二人で倒すには火力がありなかったんですがカレンが助っ人として参加します。
アレンは反対なようですがカレンの覚悟を見せられてリチャードが参加を認めるね。
カレンはいつまでもアレンの守ってもらうだけの子供じゃないと主張しています。
カレンはアレンと精神を繋ぎ魔法の威力を強化しました。
カレンがアレンの額にキスする事で精神的な繋がりを作っています。
あー唇ではなく額なのねー
カレンの参戦によりゴーシュを倒す事ができました。
戦闘を見ていた聖霊騎士団は観察するだけで戦闘に参加してきませんでした。
死んだ人間を戦わせることができる蘇生って魔法の完成度を確かめているようでした。
ゴーシュが敗北すると一旦引きました。
新市街の獣人の一部が逃げ遅れていると判明しました。
アレンは助けに行くと決めます。
獣人の長老たちは大樹の会議室に籠り対策を協議していますが結論が出せません。
会議に乗り込んだアレンとリチャードが逃げ遅れた獣人の救出を訴えますが答えは出ません。
族長たちはオルグレン公爵家と結んだ盟約を頼りにしています。
敵はオルグレン公爵家なんですがそれを認められないようですよ。
リチャードが青筋を立てて怒っています。
リチャードが救出に向かう決死隊を組織しました。
長男じゃなくて未婚で恋人の居ない人でメンバーを構成しました。
彼自身はリンスター公爵家の跡取りで婚約者まで居るんですが参加すると言っています。
公爵家は王国を守護する役目を負っているので義務を果たすと言っています。
決死隊に参加しようとするアレンをエリンとナタンが止めてきました。
アレンに死んで欲しくない二人は行くのを止めてと泣きながら訴えてきました。
アレンは獣人の仲間を見捨てる事はできない。
これまで育ててくれてありがとうと言って二人を説得しています。
カレンが一緒に行くと言ってきます。
武器を失い魔力も枯渇しているカレンは「雷神化」という魔法が使えません。
無駄死にするのが見えているので連れて行く事はできません。
アレンはカレンを優しく抱きしめてこれまでの感謝を伝えてきます。
動転して油断しきっているカレンと魔力を繋ぎ彼女を気絶させました。
アレンはカレンを自警団員のシマさんに任せてリチャードと合流しました。
リチャードが仲間を鼓舞する演説を行い決死隊は新市街に向かいました。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
魔法 | 5 |
剣技 | 5 |
恋愛 | 4 |
教師 | 2 |
ラッキースケベ | 2 |
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