ラノベの感想) 俺は星間国家の悪徳領主! 10 (オーバーラップ文庫)
概略:
クレオが皇帝と面会してリアムに頼り過ぎる危険性を指摘されます。
クレオが皇帝に即位してもリアムの専横を許す結果になると言われてしまい裏切りを決めました。
リアムの存在は帝国にとって危険だと考えカルヴァンと手を組む事にしました。
カルヴァンを納得させる為にバンフィールド家が付けてくれている護衛を罠に嵌めて全滅させます。
継承争いで劣勢なカルヴァンはクレオの提案に乗るしかありませんでした。
レアメタルが発見された惑星の領有権を巡る貴族同士の争いに二人で介入する事にしました。
実質的には継承争いに決着を付ける戦いとなります。
クレオがリアムを自派の総指揮官に指名しました。
ロゼッタとの結婚式は延期されるのが濃厚となってしまいます。
マリーが余計な面倒を持ち込みやがってと憤っています。
クレオは自派閥に取りたてたテオドルという準男爵が禁忌に触れる作戦を建てます。
リアムを追い落としたいクレオはその作戦を採用してしまいます。
レーベル | オーバーラップ文庫 |
発行日 | 2025/3/25 |
著者 | 三嶋与夢 |
イラスト | 高峰ナダレ |
ISBN | |
雰囲気 | 示唆、裏切り、禁忌、準備、代理戦争、連敗、卑劣、決着、真の敵、結婚、引き締め |
クレオが皇帝バグラーダに呼び出されました。
実の父なんですが女の子のクレオを皇子と認めたうえで男に性転換するのを禁じる意地悪をしている人なのでクレオは嫌っています。
何を言われるのか警戒していますね。
会ってみると気さくに話しかけてくるな。
クレオがカルヴァンを追い詰めている事を褒めてくれますが問題点を指摘してきました。
バグラーダはクレオがリアムに対して劣等感を抱いている事を知っているようです。
皇太子に手が届く地位に来るのにリアムに頼り過ぎたと指摘されます。
クレオが皇帝になってもリアムの専横を許す結果になる。
それは帝国にとって不味い結果だよねと言われてしまいます。
ここでクレオがバグダーラの意見を突っぱねる事ができていればなー
バグラーダは実に皇帝っぽい性根の腐った人みたいだな。
マリー達を2000年前に石化した皇帝の子孫って感じだ。
クレオのリアムに対する劣等感を実にうまく刺激していました。
リアムがシエルにお仕置きを行っています。
頭の左右から拳骨でグリグリして制裁を加えています。
クレオが安士に余計な事を言ってロゼッタの結婚式を行う事になってしまった事に対する制裁です。
クレオはカルヴァンの元にやってきて協力を申し出ました。
カルヴァンは後継争いで劣勢なのでクレオの意図を疑います。
カルヴァンは意外と真面な人物で実は彼が皇帝になった方が帝国に取っては良かったかもよ?
リアムの怖さを理解できているようなので過度な干渉もしなかっただろうから。
自領で好き勝手したいリアムに取っては理想的な皇帝になってくれたかもよ。
クレオはリアムに頼り過ぎてしまったので皇帝になってから彼の専横を許す結果になる。
それは帝国にとってマイナスなのでカルヴァンの味方をする、リアムをここで切り捨てると伝えます。
クレオはカルヴァンを信用させる為に自分の護衛をしてくれていたバンフィールド家の騎士と暗部を暗殺しました。
それだけではリアムを騙せないと考えて自分も斬られました。
カルヴァンはクレオがリアムを裏切る理由にイマイチ納得はできていないようです。
裏切るにしてもそれはクレオが皇帝になってからではないのか?と思っています。
カルヴァンには後が無いのでクレオの提案を受け入れました。
クレオのリアムに対する悪意に気付いた案内人がクレオとカルヴァンの話し合いを見てバカ笑いしています。
人間の醜さが見れて楽しいようです。
問題は手を組んだとしてどうやってリアムを倒すかでした。
クレオは親衛隊のメンバーが持ってきた作戦案をカルヴァンに見せています。
カルヴァンが激しい忌避感を示しています。
リアムを戦場に誘き出して殺そうって計画で実現方法に問題がありました。
アヴィドよりも強い後継機を作らせて人工知能を搭載させる。
リアムのクローンを作りパイロットにするって計画でした。
帝国では人工知能は忌避されています。
クローンも倫理的に忌避されていました。
カルヴァンはクレオの持ってきた計画に及び腰なんですが他にリアムを倒せそうな方法が無いとも分かっていました。
乗るしかなかったようです。
カルヴァンがアヴィドの後継機を準備してクレオがリアムのクローンを用意する事が決まりました。
クレオの工作員がバンフィールド家に侵入してリアムの遺伝子を盗み出しました。
ククリ達が警備していたんですが成功しました。
これは案内人が手伝った結果です。
案内人は本当なら失敗してたんだぞと言って工作員の無能さを呪っています。
カルヴァンは第七兵器工場に配下の兵を差し向けてアヴィドの後継機開発を強要しました。
リアムとの繋がりが深いので内心は断りたいんですが依頼者がカルヴァンで武器をちらつかされているので拒否できませんでした。
ニアスが製作を担当する事になります。
アヴィドの開発には希少金属が大量に必要でした。
カルヴァンは持ってないのでリアムが第七兵器工場に預けてあるものを接収して使えと命じてきました。
意外とニアスに良識があるのが分かりました。
ニアスはリアムから預かってるだけなので使うのは問題と抵抗を示しています。
工場長から断れないと言われてしまいにニアスは従っています。
従うと決まればアヴィドを超える機動機士の作成にウキウキしてるようだぞ。
バンフィールド家ではリアムとロゼッタの結婚式の準備が着々と進んでいました。
ロゼッタがウェディングドレスの試着を行っています。
バンフィールド家の御用商人ヘンフリー商会から女性担当者が派遣されています。
聖なる植物を使った高額ドレスを試着したロゼッタが金額を知り目を回しそうになっています。
マリーが張り切っていて同じ物を二着用意しろと命じていますね。
素材が希少過ぎてヘンフリー商会では二着分を用意できませんと泣きつかれています。
常識人なロゼッタは本当にこんな高額ドレスは必要なの?との疑問を持っています。
マリーは一生に一度の晴れ舞台なので妥協はできませんと言ってロゼッタを納得させていました。
バンフィールド家は結婚式に向けて盛り上がってたんですが水を差されてしまいます。
カルヴァンとクレオがレアメタルが発見された惑星シャルローの領有権を巡って争う貴族の紛争に介入しました。
カルヴァンがマイアット子爵の後援を行いクレオがシュラスト・セラ・グリン男爵の後援を行う事になります。
クレオは総司令官にリアムを任命しました。
マリーは迷惑だふざけんなと激怒しています。
リアムは派遣していた護衛を殺されてクレオを負傷させてしまったと思っているので負い目があり断れませんでした。
ロゼッタは結婚式が延期されてしまい残念に思っていますが表向きは笑顔を向けてきました。
ダーリンが無事に帰ってくるのを祈っていますと言って笑顔でリアムを送り出してくれます。
貴族の妻としてはよく出来た対応だと思うよね。
リアムはロゼッタの献身さに苦手意識を募らせています。
ロゼッタをガッカリさせてしまったと少し負い目を感じているような?
クレオは人工知能とクローンを使うって非道な作戦を考えたテオドルという小役人を軍監としてリアムの旗艦に送り込んできました。
テオドルは準男爵家の当主です。
領地は持ってなくて首都星での役職も持っていませんでした。
クレオが自分の戦力を集める時に声を掛けられて登用された人物です。
これまで冷遇されていたんですがプライドは高くやっと自分の能力を活かせる時が来たと己惚れています。
リアム達領主貴族からは実戦経験の無い青二才と評価されています。
カルヴァンとクレオを利用して大貴族になってやるって可愛い夢を持っていました。
まあねー領地が無いだけに人を使う方法を心得てないので上手くはいかないと思うんだよなー。
やっぱり貴族制の国では生まれは重要だと思うんだよね。
リアムが集めた良識ある貴族は人の使い方や戦いの機微が分かってそうだからなー
リアムは集めた有力貴族を悪徳領主と勘違いしているのが面白いところだよねー
調子に乗っているテオドルは偉そうにリアムに上から目線の言葉を投げつけてきているよ。
ティアとマリーが殺しそうな視線を送ってビビらせています。
リアムがクレオの権力をちらつかせても動じないのでイラついているようです・・・小物ですなー
戦場となる宙域にバンフィールド家が到着しました。
普通なら宇宙港などの補給設備が整っている筈なですが何もないよ?
テオドルに文句を言うとリアムに建設を命じてきました。
散財させて苦しめようって考えのようですがバンフィールド家は金持ちなのでリアムは仕方ねーから作ってやるさって態度でした。
テオドルは伯爵家に生まれただけの金持ちがーと悔しそうです。
リアムとテオドルでは器が違うんだけど本人は気付いてないんだよねーそこが小物だよな。
小物のこざかしい動きは見ていて滑稽だよなー
リアムは惑星に宇宙港と前線基地を作って味方艦隊を迎え入れる事にしました。
開戦前に派手なパーティを行って仲間の結束を深めています。
リアムとしては悪徳領主らしい振る舞いと思っています。
パーティにはクルトも来ていました。
そこでマリオンと出会います。
クルトはリーリエになっている時にマリオンと出会っています。
女性なのに男装を好む事や悪意が強い事から嫌な女との感想を持っています。
クルトが嫌な女と言ってるので相当に彼女を嫌っているぞ。
マリオンは兵士としては使えませんが諜報活動は得意なのでリアムはそっち方面でこき使う予定です。
テオドルとシュラストが内通しています。
シュラストは通信設備を把握しているのでバンフィールド軍の行動計画をカルヴァン派に流す事ができました。
支援を約束させたリアムからも支援物資を引き出して自分の懐に入れています。
支援物資を売りさばいて首都星に建てる豪邸の支払いに使うと言っているぞ。
まさに悪徳領主の鏡だ。
リアムは戦闘の指揮をティアに任せています。
本来の彼女の能力ならば負け続ける事は無いんですが内通者が居るので作戦がバレていました。
連戦連敗を続ける事になります。
負ける度にテオドルからネチネチ嫌味を言われています。
マリーも最初の方がティアを嘲笑してたんですが徐々に怪しいと思い始めます。
内通者の存在が噂になったのでテオドルは偽情報を大量に流して誤魔化す事にしました。
クラウスが裏切っているって情報まで流しています。
リアムが疑う事を期待してましたが無理だよなー
テオドルはリアムの邪魔をするのと同時にクローンの開発を行っていました。
作成に関わった科学者からは急激に成長させたのでリアムの記憶をインストールすると死んでしまったと報告されます。
クレオに大見えを切っているので失敗は許されません。
一体だけ生き残った個体があると言われました。
科学者は短時間しか能力を発揮できない問題を抱えていると言われます。
リアムのクローンなんですが何故か性別が女性でした。
彼女は人工知能を搭載したアヴィドの後継機の指令役を務める予定です。
テオドルはそれでも良いからアヴィドの後継機に乗せろと命じています。
計画はうまくいってないので彼女の存在は軽視されています。
生み出されたけど真面な教育を施さずに放置しています。
案内人は唯一リアムを殺せる可能性があるんだぞ、馬鹿どもがと科学者たちを罵倒しています。
リアムを倒せる可能性があるので案内人は彼女を育成する事にしました。
3588番と呼ばれている女の子と友達になりリアムは殺さなければならない相手と教育しています。
3588番は言葉を理解できるので科学者たちが自分を失敗作と言っる事に心を痛めいました。
生み出された目的を果たせないと泣いている3588番を案内人は励まし失敗作では無いと思わせる事に成功します。
リアムは殺すべき相手と認識させる事に成功しています。
カルヴァンがバグラーダに呼び出されました。
第七兵器工場で行った事を問題視されたようですね。
兵器工場は帝国の持ち物なので皇帝の持ち物って事だよね。
そこでルール違反をしたので怒られたようですね。
バグラーダは誰が皇帝になっても興味が無いように見えるんだよなー
何か皇帝って座には秘密がありそうに思えます。
クレオに負けた場合は皇太子を交代させると言われました。
そうなった場合カルヴァンはリアム預かりにすると言われてしまいました。
カルヴァンは絶対に負けられなくなります。
リアムに掴まったら簡単には死ねない責め苦を受ける事になると恐怖しています。
シエルがバンフィールド家での修行を終えて幼年学校に入学する事になりました。
ブライアンが寂しくなると言って泣いています。
セリーナから20年で戻ってくると指摘されています。
ロゼッタの親衛隊設立に口出しした事を大問題と考えたエクスナー男爵は彼女を士官学校に行かせるのは問題を大きくすると考えました。
幼年学校を卒業したら帝国大学に進みバンフィールド家に戻ってくることが決まっています。
ロゼッタは三、四十年はエクスナー家でゆっくりしてきても良いと言っています。
シエルを思いやっての発言なんですがシエルは卒業したらすぐにバンフィールド家に戻ってくるつもりです。
エクスナー家での立場を失っているので居場所がありませんからね。
リアムから目を放すのは危険と考えています。
未だにリアムの本性を暴いて周囲の目を覚まさせるって野望を失っていません。
リアムが可愛がるわけですね。
チノがシエルに抱き着いて行かないで―と泣きついています。
チノも教育カプセルで強化してあるので寿命は延びているんですが彼女の惑星での感覚を拭えていません。
チノの星では寿命が短いので20年も会えないのは今生の別れの様に思えています。
仕方ないのでロゼッタが同行して宇宙港まで見送る事になりました。
ロゼッタ、シエル、チノ、天城が乗り込んで宇宙港に向かいます。
チノは泣きつかれてシエルの膝枕で眠ってしまいます。
ロゼッタがシエルに自分の幼少期に苦労した話をしています。
辛い現実を忘れる為に幸せな想像をしていたと語っています。
幸せを求めるのはいいが大事なものを見落とさないでねとの助言を行っています。
ロゼッタの話を天城が録画していました。
戦争が長引いているのでリアムは天城との通話に癒しを感じていました。
天城がロゼッタがシエルに語った苦労話を披露しました。
それを見たリアムはロゼッタが前世の自分と似たような思いをしていたと知ります。
古傷を抉られたようですね・・・ロゼッタへの気持ちに変化があった?
リアムは天城にウォーレスを呼び出すように命じました。
ロゼッタの為に戦争を早期決着させると決めたようです。
マリオンが裏切り者を特定したのでリアムは首脳陣を集めました。
ティア、マリー、ククリ、クラウスが集められます。
三人はテオドルが内通者だと知っていました。
証拠が無いので行動に起こせなかったようですよ。
リアムは部下の優秀さに満足していました。
リアムが劣勢な状況からリアムを勝たせる作戦を募集します。
少しばかりの被害は許容すると言っているな。
ティアとマリーがそれぞれあまりお勧めしませんと断ってそれぞれ作戦を披露します。
クラウスは撤退するのが正しいと考えているのでリアムが絶対に採用しないだろうと考えて非道な作戦を披露しました。
リアムの名声を酷く傷つける作戦案なので絶対に採用されないと思っていました。
リアムがクラウスの作戦を気に入ってしまい採用する事になりました。
一度負けてグリン男爵の惑星を明け渡す。
勝利して集結してきたカルヴァン派の艦隊に攻撃して彼らを殲滅するって騙し討ち作戦でした。
領土争いでは負けるんですがカルヴァン派の艦隊を殲滅できるので継承争いでは勝利できます。
戦争が決着してから攻撃する事になるので貴族社会では嫌われる戦術です。
リアムは自分の評判よりも実利を優先しました。
クラウスは嘘でしょーと焦りますがティア、マリー、ククリは乗り気でした。
マリーはリアムがロゼッタとの結婚式を重要視していると分かり嬉しくなっています。
ヤル気に満ちていたのでリアムはマリーに全軍の指揮を任せました。
リアムはテオドルが見ている前でティアとマリーを解任して負傷者を連れて本星に帰還しろと命じます。
リアムに従っていた貴族たちから苦情が入ってきました。
責任問題を問われてリアムは激昂して彼らを見放します。
嫌なら撤退しろ俺は一人でもカルヴァンと戦うと言っています。
貴族たちは戦線から離脱していきました。
クラウスもリアムに撤退を進言してきました。
リアムは絶対に諦めないと言ってクラウスの意見を退けます。
不服そうなクラウスまで解任しました。
テオドルはリアムが破滅すると確信していました。
男爵の惑星が陥落してクレオ派の負けが決まりました。
テオドルは大きな役目を果たしたと満足して休憩に入りました。
本星で結果を待っていたカルヴァンは勝利の報告を聞いて驚いています。
リアムがこんな短期間に負けるのか?何かがおかしいと警戒感を強めています。
うんうんカルヴァンはリアムの危険さを正しく認識しているよね。
クレオの様子を確認して目立った行動が無い事を知るんですが疑いが拭えません。
前線で戦っているカルヴァン派に油断するなと伝える事にします。
テオドルが寝ている間にバンフィールド軍は反撃を開始しました。
エクスナー家に贈った特殊機体ヴァナディース・フレイに乗ったクルトが男爵の惑星に降下してきました。
勝利して油断しているカルヴァン派の戦艦を破壊していきます。
エクスナー男爵家の後続部隊が降下してきました。
惑星上に展開しているカルヴァン派の戦艦と機動機士を破壊していきます。
マリーはティアを陸戦部隊の指揮官に任命しました。
シュラストをカルヴァン派から奪還する名目で攻撃をしてきました。
どこですかーと呼びかけならが彼の屋敷を破壊しています。
シュラストは隠し部屋に隠れています。
領民を圧政で苦しめ溜め込んだお宝を抱えて泣いていました。
余りにも酷い悪辣さにティアがブチ切れました。
顔の原型が分からくなるまで殴り飛ばします。
本来ならティア達がシュラストを殺害してカルヴァン派に殺されていた事にする予定でした。
怒りの収まらないティアは彼を領民の前に放り投げる事にしました。
これまでの圧政に怒り狂っている領民がシュラストを包丁で刺していきます。
貴族なので肉体強化されているので中々死ねません。
一人一刺しと決まっているようで領民が順番にシュラストを刺していました。
シュラストは領民に殺されました。
起床したテオドルが指令室に飛び込んできました。
彼は戦闘が継続している事に驚いています。
リアムの元から去った貴族は戻って来て参戦しています。
テオドルに見せたのは袂を分かったと思わせる演技でした。
リアムは領土争いでは負けたけどカルヴァン派を殲滅させる事にしたんだよと教えてあげました。
テオドルは貴族として恥ずかしくないのかと喚きますがリアムは全然と答えます。
クラウスは前々からテオドルが感情的になると鼻の穴が広がって鼻毛が飛び出るのに気付いていました。
リアムに指摘して欲しいなと考えてたんだよね。
リアムはクラウスにテオドルの処遇をどうする?って意味でどうすると問いかけます。
クラウスは鼻毛が飛び出している事に関してだと勘違いして処理すべきですと答えました。
リアムはクラウスがテオドルは処分した方が良いと言い出すとは思ってなかったの驚いています。
クラウスの事は信頼しているので処分を決めます。
ユリーシアが刀を渡してきました。
テオドルは殺されると察して逃げ出すんですが一閃によって足の腱を切られて動けなくなりました。
ユリーシアが刀は必要だったんですか?と問いかけてきました。
リアムは刀が無いと細かい調整ができないんだよ、細切れにしちゃうと指令室が汚れるだろと答えていました。
テオドルは自分を殺すとクレオが黙ってないぞと脅してきますがリアムは気にしません。
クレオが裏切っていると既に知っているので彼女とは袂を分かつつもりです。
船を汚すのが嫌なのでテオドルは宇宙服を着せて船から放り出す事にしました。
周囲は戦場なのでビームに消されるか破片にぶつかって即死するかです。
酷い死に方するのは間違いありません。
クルト達に襲撃されて司令官が死んでしまいます。
案内人が3588号を助け出します。
カルヴァン派は3588号の価値を正しく理解できていないので扱いが雑でした。
アヴィドの後継機に搭乗させていれば怪我をさせる事は無かったのになー。
案内人は3588号を治療してあげてからアヴィドの後継機に乗り込ませました。
リアムを倒す為に出撃させる事にします。
3588号から指令室に発信許可を求めます。
彼女と人工知能制御の支援機の価値が分かってない司令官代理は別々に運用する事にしました。
人工知能を搭載している4機の支援機には宇宙に上がってバンフィールド軍を攻撃させる事にします。
3588号が乗る機体には猛威を振るっているヴァナディースの相手をさせる事にしました。
案内人はちがーうと叫んでいます。
クルトは向かってくるアヴィドの後継機がリアムと同じ技を使う事に驚いています。
驚きはしたんですがリアムに比べると動きが稚拙だったので対応できていました。
3588号は通信回線を開いているので彼女の声が聞こえてきますね。
乗っている機体の事をガーベラと呼んでいます。
声と発言内容が幼いのでクルトは嫌な予感がしています。
ガーベラは猛攻によってヴァナディースの追加外装を破壊するまではできました。
女性型の本隊まで破壊する事はできずクルトに倒されました。
ガーベラのコックピットハッチを破壊したので中に女の子が乗っているのが分かりました。
リアムと似ていることと一閃を使えたことからクルトは彼女がリアムのクローンだと察します。
勝つために必要だからといってクローンを作り出す命令を下したクレオに反感を抱きます。
クルトはクレオの事を暗愚になると考えていますよ。
クレオ派の親衛隊が停戦を命じてきました。
マリーは無視して攻撃を行います。
通信回線が開いて文句を言ってきました。
マリーはクレオがリアムを裏切ったとバレていると教えて通信を切りました。
親衛艦隊は殲滅されました。
支援機は宇宙に上がバンフィールド家の戦艦を落としていっています。
一閃を使える事と動きの特徴からリアムは人工知能が動かしていると察します。
クラウスもそれに気付いて青くなっていますね。
リアムはククリの報告でカルヴァンが第七兵器工場を脅してアヴィドの後継機を作らせていると知っていました。
人工知能が操る後継機を作らせたカルヴァンを素晴らしいと評価しているぞ。
自分が預けていた希少金属で作られているので鹵獲して自分のモノにしても問題無いだろうと考えます。
アヴィドで出撃する事にしました。
護衛を断り単騎で人工知能が動かす支援機4機に挑みます。
アヴィドは人工知能が動かしている機体に興味深々でした。
アヴィドが手強いと判断した支援機は2機が近接戦闘2機が後方支援って戦い方をしてきました。
マシンハートを取り込んでいるので自己改良が可能になっているアヴィドが機能向上可能と示してきます。
人工知能を支配下に置ける機能を獲得したアヴィドが接近戦を挑んでくる2機の人工知能を乗っ取りました。
アヴィドが万能すぎますね。
支援機はアヴィドのガードに回ります。
遠隔攻撃をしている残りの2機は警戒して近付いてきません。
リアムは支援機を妹弟子とエレンの乗騎にしようと考えています。
強化されたアヴィドなら耐えられると判断して一閃を放ってみました。
修理可能な状態で2機を倒したかったんですがバラバラにしてしまいました。
一閃を放ったアヴィドも爆発寸前までダメージを負ってしまいました。
リアムは一閃の威力が増し過ぎている事を知りました。
案内人は支援機を応戦してたのでガッカリしています。
一閃を打てばアヴィドが爆発すると考えていたのでギリギリで爆発を免れたのでそれもガッカリでした。
人工知能が操る機体とリアムが戦っていると知ったマリーがテウメッサで駆けつけてきて支援機に攻撃してきました。
リアムは支援機の人工知能は乗っ取って味方にしてあるから安全だと教えています。
戦いが終わりリアムはグリン男爵の惑星に降下します。
そこでマイアット子爵に祝辞を述べます。
完全な嫌がらせですね。
カルヴァン派は全滅しているのでマイアットはリアムに味方する貴族たちに囲まれています。
元々がグリン男爵の領地である惑星シャルローにレアメタルが発見されたのでマイアットが領有権を主張したのが発端です。
男爵が死んでしまい他に相続を希望する男爵の血縁者は居ません。
帝国のルールで領地を相続すると借金もセットで付いてきます。
グリム男爵は多額の借金を抱えていたのでシャルローを手に入れたマイアット子爵は借金も相続する事になりました。
そんなの嫌だと言っているのでリアムは借金も引き受けるのでシャルローを渡せと交渉して認めさせました。
継承争いに勝利したクレオがバグラーダは呼び出されました。
クレオを皇太子と認めました。
クレオは男性への性転換を願い出ますが拒否されてしまいます。
意地悪は続くようだねー
何を考えているんだろうね。
クレオは女の子の状態で皇太子をする事になってしまいます。
皇太子になったクレオがリアムを呼び出しました。
そこでリアムとの関係を白紙に戻すと言ってきました。
クレオはリアムが慌てる事を期待していたようですがリアムは微塵も残念そうにしていません。
彼女の裏切りを知った段階で袂を分かつと決めていたようですよ。
クレオを悔しがらせている。
バグラーダがリアムを呼び出しました。
これまでも謁見した事はあるんです言葉を交わすのは初めてです。
リアムは自分が帝国内でも大貴族になったと実感しています。
面会したバグラーダからカルヴァンを倒した事を褒められます。
リアムの事を帝国一の大貴族と認めてくれます。
クレオと喧嘩しているよね?と問われてリアムは彼女の親衛隊に裏切り者が居たので殺したと説明します。
バグラーダが今後もクレオを支えてくれると嬉しいと言ってきたので帝国に変わらぬ忠誠を誓うと答えました。
バグラーダと面会したリアムは彼にベトベトした醜悪な気配を感じ取りました。
案内人が言っていた真の敵はアルグランド帝国皇帝だと結論付けます。
リアムは帝国と敵対すると決めたようです。
リアムはバンフィールド家の首脳を集めます。
ティア、マリー、ククリ、クラウス、チェルシーが集まっています。
リアムはクレオと敵対した事を発表しました。
続けて彼女を最後の皇帝にすると続けます。
国が俺の敵になるなら捻り潰してやるだけだ。
それぞれが戦慄を感じていますね。
ティア、マリー、ククリ、チェルシーはリアムが皇帝になると期待したようです。
クラウスだけはえ、そりは無理っしょと驚いています。
クラウスは誰かがリアムの暴挙を止めてくれると期待しますが誰も止めません。
リアムが頂点を狙うと知りヤル気になっていました。
バンフィールド家が潰れると危機感を感じたクラウスはリアムを翻意させようと発言しました。
リアムは内側から帝国を滅ぼすか攻め滅ぼすか迷っています。
クラウスはリアムの今のままでは無理だと発言しました。
リアムに異を唱えるクラウスをティアとマリーが殺そうとして剣を振り降ろします。
ククリとチェルシーが受け止めてクラウスを助けました。
ククリはクラウスに借りがあるので守ってくれたんですがチェルシーはクラウスを失うのは自分にとってマイナスになるの思いから助けました。
リアムはクラウスの今のままでは勝てないって意見に興味を持ちます。
どうすれば勝てる?と質問されてクラウスは400万の艦艇をそろえれば勝てると答えました。
100万の艦艇があれば勝てるのですが勝った後も問題無く統治を行うにはその四倍の兵力が必要と訴えました。
艦隊を維持するには、休暇、訓練、演習、の工程が必要って考えからです。
リアムはクラウスが正攻法で帝国を攻め滅ぼそうと助言したのに驚きます。
がクラウスの事を信頼しているのでクラウスの提案を採用しました。
クラウスはリアムの簒奪を阻止したかったんですが首謀者になってしまいました。
リアムは本気で400万の艦艇を準備する為に領地経営に力を入れて行こうと決めました。
今後の方針が決まったのでロゼッタへのプレゼントに付いて意見を求めます。
リアムは手に入れた惑星シャルローをロゼッタにプレゼントするつもりでした。
レアメタルの採掘は行わず環境が素晴らしいのでそのままプレゼントするつもりでした。
リアムは貴族のプレゼントとしてはセコイかもと心配だったようですね。
惑星をプレゼントすると聞いて一同は驚きで固まっています。
リアムは皆の視線を可哀想な子駄目な子と見られていると感じて惑星をプレゼントするのは断念するようです。
クルトから連絡が入ってきました。
クルトはセシリア皇女殿下との結婚の許可を求めてきました。
彼女はクレオの実姉なので帝国は破談を認めそうにありません。
クレオと敵対を決めたリアムの意向を聞きたかったようです。
リアムは認める事にします。
クルトに「お前は俺につくんだろ?」と確認すると「そうだね」と答えてくれました。
クルトからもう一つお願いされます。
クルトは保護したリアムのクローンの面倒を見たいと言ってきました。
リアムは無理な育成を行ったので役に立たないと考えています。
クルトは放置すれば彼女は処分されて終わりだ、そんなの可哀想だと言っています。
リアムは可哀想な人はありふれていると思ってるんですがクルトの願いを認めました。
クローンが使っていた機体はリアムが回収して管理する事にしました。
バンフィールド本星に帰還したリアムにロゼッタが抱き着いてきました。
リアムが無事に戻って来て本当に嬉しそうにしています。
リアムは予定通りに結婚式を執り行うと伝えて周囲を驚かせています。
リアムが短期決戦を決めたのはロゼッタとの結婚式を予定通りに行うためだったんだと思われてしまいます。
周囲はリアムがロゼッタにぞっこんであると理解したようだぞ。
一度中止になった計画をウォーレスが再起動して結婚式の準備を進めていました。
大変だったと文句を言っているな。
リアムは報酬を弾むと言うと納得してくれます。
リアムとロゼッタの結婚式が盛大に開催されます。
リアムとロゼッタが控室で登場を待っていました。
リアムが落ち着かないようでソワソワしていますね。
ロゼッタの方が落ち着いています。
天城がやってきてリアムの心境を伝えてくれます。
今日のロゼッタ様は本当にお美しい、そう旦那様は伝えたかったんだと思います。
恥ずかしくなったリアムは控室を出て行きました。
付いてきた天城にリアムがこれまでのお礼を述べていました。
これからもよろしく頼むとリアムが伝えると天城はこれからはロゼッタに頼られるべきと答えます。
リアムは天城を邪険にする事はない、これからも一緒だ、この約束だけは絶対だと伝えます。
天城は「はい」と答えました。
リアムとロゼッタの結婚式を上空から案内人が見ていました。
リアムに恥じをかかせたい案内人が悪意を振りかけてきました。
リアムとロゼッタはジェミナイトという聖なる素材できた衣装を着ています。
案内人の悪意を跳ね返して聖なる力を案内人に撃ち込んできました。
案内人は力を失い帽子だけになり逃げていきました。
結婚式が終わるとリアムにティア、マリー、クラウス、ククリが祝辞を伝えてきました。
リアムが中々ロゼッタの待つ寝室に向かわないのが不思議なようです。
クラウスが代表して早くロゼッタ様の待つ寝室に向かわれるべきですと言ってきます。
ククリは情事中は我らが守りますと言ってくれます。
リアムはそれって覗きだろと文句を言っています。
ティアがリアムが初夜に不安を抱えていてロゼッタの元に迎えないと考えました。
リアムの練習相手になりますと言ってきましたよ。
マリーが引っ込んでろミンチ女、このマリーを練習相手にお使いください。
清い体ですので変な病気は持っていません。
激昂したティアがどういう意味だと叫びます。
マリーは宇宙海賊に捕まってあれこれされたんでしょ?お可哀想にと嘲笑します。
ティアは体を弄られただけで私は未経験よ!と叫びます。
クラウスが未経験では練習相手に相応しくないんだよなぁと呟きます。
クラウスが不安なのはロゼッタ様も同じですと言ってきました。
リアムは不安じゃないと強がります。
クラウスはそれならロゼッタ様の不安を取り除くのはリアム様の役目かとと言ってきました。
上手い。
リアムはロゼッタの元に向かう覚悟を決めます。
ティア、マリー、ククリ、クラウスがそれぞれ励ましの言葉を贈ってきました。
リアムはお前らもう黙れよと言ってロゼッタの元に向かいます。
ロゼッタは下着が透けているネグリジェを装備して待っていました。
どこで勉強したのかセクシーなポーズを取ってきます。
リアムは何故かロゼッタの前で正座になります。
ロゼッタも正座してますね。
焦りまくりのリアムはこれから質素な生活になると伝えます。
ロゼッタに今する話なのかしら?と問われて、必要なかったと気が付きます。
リアムが緊張しているのが伝わりロゼッタが笑い出します。
リアムが緊張してないと強がるとロゼッタはリアムは慣れているのねとショックを受けたようです。
リアムは畳みかけようとして色んな女と関係を持ってきたと言おうとしたみたいですが言えません。
過去を振り返ると天城としかやってませんでした。
悪徳領主になると言ってるのに何をしてたんだと悲しくなっています。
こんなはずじゃなかったと泣き出したリアムをロゼッタが慰めてくれます。
リアムはロゼッタを抱く事にしました。
頬を染めて嬉しそうなロゼッタをちょっと可愛いと思ってしまいました。
リアム預かりとなったカルヴァンはバンフィールド家の開拓惑星で働いていました。
もっと酷い目に遭うと覚悟してたようですが平和に暮らせていますた。
廃嫡となったカルヴァンから多くの妻が離れていったんですが一人だけ子供を連れて付いてきてくれた女性が居ました。
彼女は元一般市民でカルヴァンが声をかけた女性です。
立場が弱い自分はどこに行ってもそれほど変わらないので付いて行くと言ってカルヴァンに同行してくれました。
カルヴァンは地位とは無関係に愛してくれる相手が居たんだねー
平民とも上手くやれていて好かれています。
知識人のカルヴァンに話は面白いので飲み会に参加して欲しそうにしています。
仕事が終わると真っ直ぐ家に帰るカルヴァンは愛妻家として知られています。
王宮で暮らしていた頃はいつも暗殺に怯えていたんですが開拓惑星では自由を謳歌しています。
もっと早く皇太子を止めてれば良かったと思っています。
リアムはカルヴァンの様子を確認する為に定期的に調査員を派遣しているんですが暮らしぶりを質問するだけみたいです。
継承争いに敗れたカルヴァンの方がクレオよりも幸せになれたように思えますね。
エクスナー男爵家の領地でクルトは引き取ったクローンと暮しています。
リリーと名付けています。
セシリアにはクレオがリアムのクローンとしてリリーを作ったとは明かせていません。
セシリアはリリーに嫉妬していました。
リリーを側室にするのですか?と問われてクルトは妹のような存在だと思っていると答えます。
セシリアは安心したようですよ。
クレオがバンフィールド家と手を切ったので婚約が解消されると恐れていたようです。
クルトがリアムが結婚を認めてくれたと伝えると喜んでいます。
クルトはリアムがクレオと戦う事になったらクレオに剣を向けると考えています。
セシリアを悲しませてしまうと申し訳なく思っています。
そうなった場合にセシリアがどんな反応を示すかだよなー
リリーがクルトとセシリアに帽子さんにお世話になっていたと明かしました。
クルトに貰ったリリーって名前を教えてあげるんだといって嬉しそうにしています。
クルトは帽子さんに感謝を伝える事を教えます。
帽子さんに祈りを捧げると犬の霊が出てきて届けてくれるとリリーに伝えました。
宇宙を漂っている案内人の元にリリーの感謝の気持ちが届けられます。
案内には3588号の感謝の気持ちだと分かり、あれだけ面倒をみてやったのに、裏切ったなぁと喚いています。
案内人にリアム以外の敵ができたようです。
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特別編 量産型メイド・伊吹
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伊吹がリアムにロゼッタとのセックスについて教えてくださいと質問してきました。
メイドロボを可愛がっているリアムは伊吹を叱る事ができません。
伊吹は人間のセックスに強い関心があります、是非とも旦那様の感想を聞かせてくださいと言ってきます。
返答に困ったリアムに天城に聞いたらいいんじゃないかなと言ってしまいます。
伊吹は天城、塩見、白根、荒島に囲まれて正座させられています。
四人から攻められるんですが伊吹は諦めません。
リアムと関係を持っている天城にその時のデータの閲覧許可を求めてきました。
塩見、白根、荒島が伊吹の味方に付きました。
伊吹が天城には少しも興味がない、旦那様のデータにしか興味はありませんと言ってしまいます。
塩見、白根、荒島は伊吹が失言したと考え味方を止めます。
天城は怒ってるようですね。
伊吹をメーカー修理に出すと決めました。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美女 | 5 |
恋愛 | 5 |
ラッキースケベ | 2 |
統治 | 2 |
戦闘 | 5 |
経営 | 2 |
悪徳 | 5 |
善行 | 4 |
変態 | 5 |
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