ラノベの感想) ヘヴィーオブジェクト 最も賢明な思考放棄 (電撃文庫)


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第一章 砲弾と過労はどっちが怖い? メコン方面戦車随伴戦
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クウェンサーとヘイヴィアはメコン方面で麻薬工場を破壊する任務を終わらせました。
やっと休めると思ったら、フローレイティアから新たな作戦への参加を言い渡されてしまいました。
海難事故に遭った情報同盟の船を救助する任務に就く事になってしまいます。
敵国の船なんか助けたくないと主張しましたが、当然、聞いては貰えません。
海難事故に遭った場合は、敵味方関係なく近くに居た勢力が救援することなっています。
問題の情報同盟の船は砂地に打ち上げられていました。
まずは、この大型船を海に返す事から始める事になりました。

ダイナミックな方法が取られる事になります。
船の下の砂を掘り、それを海まで繋げます、そこに水を流して人工の川を作る事になりました。
ここで座礁している船に問題がある事が判明してしまいます。
情報同盟の座礁した船には戦力が無いので救助するって話になっていました。
しかし船の中に戦車が搭載されている事が判明してしまいました。
このままでは正統王国、情報同盟の間で戦闘に発展してしまいます。
そこで問題の戦車を船から運び出し、近くにある廃棄された空軍基地に移動させる事になりました。
情報同盟側は海軍戦力なので陸上を移動可能な戦力はありませんでした。
そこで救援活動で協力している正統王国から兵力を借りる事になりました。
クウェンサーとヘイヴィアの部隊がそれにあたる事になりました。
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彼らの指揮を執るのが情報同盟の天才計画で造られたレイス=マティーニ=ベルモットスプレーちゃんでした。
彼女は幼女でドSでした。
ヘイヴィアとクウェンサーは爆乳でドSのフローレイティアと貧乳幼女でドSのレイスのどちらが良いのか真剣悩んでいました。
レイスの傍らには美形の執事が付いています。
ヘイヴィアとクウェンサーはレイスの指示でマングローブの群生する湿地帯を行軍する事になりました。
何も無ければ戦車を運ぶだけの簡単なお仕事だったのですが、彼らの事を信心組織のオブジェクトが狙ってきました。
信心組織のオブジェクトは特徴的な機体でした。
紙でできた装甲を纏ったオブジェクトで、ペーパービキニと正統王国が呼んでいる機体です。
オブジェクトの攻撃を回避しながら目的地を目指していました。
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戦車を操縦しているのも天才計画で造られたマティーニシリーズでした。
ドロテア=マティーニ=ネイキッドちゃんです。
彼女は戦車の中で暮らしている引きこもりでした。
美形キャラのグッズをこよなく愛する腐女子のようですよ。
彼女の性癖からマティーニシリーズは美形男子を好むのかもしれないとの疑いが持たれています。
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移動中に信心組織のオブジェクトに捕捉されて攻撃を受ける事になりました。
問題の戦車が発見されてしまうと、情報同盟と正統王国の間で戦闘になってしまうってのが、そもそもの問題でした。
信心組織のオブジェクトに発見されてしまったので、ヘイヴィアたちは戦車の廃棄を進言しましたが、ドロテアに拒否されてしまいます。
彼女の不合理な態度からクウェンサーは裏の事情があると推察して、彼女の目的を看破しました。
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ドロテアたちの乗る戦車は情報同盟の本国で問題行動を取っている人間を炙り出す為のモノでした。
自動運転を行う車に搭載するプログラムのテストをしていたようです。
情報同盟は人々の個人情報とかをGPSを介して把握して誰がどこに居るのか把握したいようです。
しかしGPSで把握される事を好まない人々も居るみたいです。
彼らの存在を疎ましく思った情報同盟の中枢は、自動運転の車を使い抹殺しようとの計画を建てたようです。
自動運転の車はGPSに出てくる人々の位置を参考にして運転しているそうです。
GPSに映らない人間は居ない事になり、事故が起こってもGPSへの参加を拒否した側が悪いって話にしようと企んでいました。
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クウェンサーが間接的にお姫様のベイビーマグナムに出撃を命じてドロテアたちを倒しました。
最後にレイスの目的が判明しました。
彼女はドロテアの計画を阻止する為にやって来たようです。
首謀者の一人だと思われる、座礁した船の館長をトランクに入れて連行していました。
別れ際にレイスはクウェンサーの手の甲にキスしてくれます。
クウェンサーがドロテアたちの行おうとした完全自動運転を使った民間人の暗殺交通インフラ計画を破壊してくれた事へのお礼でした。
自分と同じ様に、このシステムに対して怒りを感じてくれた彼に感謝しているようでした。
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情報同盟の本国、セントラルパークをおほほが自転車で走っていました。
彼女は久々に故郷に帰り、家族と会うようです。
家族と会うまでの間、セントラルパークを回りニューヨークを満喫しているようです。
彼女はCGモデルを使ったVRアイドルなので正体が気付かれる事はないようです。
おほほは自分を盗撮するレンディの影を見たように感じますが、まさかね、と思っています。
甘いなー。
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第二章 コンビニ募金感覚の独立運動 北米大陸中央非武装線攻略戦
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フローレイティアの37機動整備大隊は情報同盟と資本企業の間に横たわる非武装地帯グレーターキャニオンに来ていました。
ここを縦断する事で平和が保たれていると証明する為の年中行事だそうです。
ヘイヴィアとクウェンサーが暴れ過ぎているので彼女の大隊にお鉢が回って来たそうですよ。
通常ならば問題なく通行できるんですよ。
何も問題の起こらない楽な仕事の筈だったんですがねー。
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現地の人々へのサービスも兼ねてフローレイティアはカウガールスタイルになっていました。
牛柄のビキニトップスに太股の付け根まで見えるデニム地のショートパンツにテンガロンハットを装備していました。
素晴らしい!!
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グレートキャニオンには四大勢力に属さない人々が集まって来ていて街を形成していました。
正統王国は年に一回やってくるだけのようですが、信心組織はそこで年中無休で布教活動をしているようです。
フローレイティアの大隊と信心組織の大隊がすれ違う事になりました。
ここは非武装地帯なので戦闘は起こらない筈です、緊張しつつ車両団がすれ違う事になります。
予想外の展開です、信心組織側が攻撃してきました。
乱戦になってしまいますが、フローレイティア達は無事に通過しました。
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信心組織が攻撃してきたのには訳がありました。
彼らは布教活動を通じて、グレーターキャニオンから人的資源を確保していました。
職の無い彼らに信心組織の工場での働き口を斡旋していました。
これには裏があり、工場では有害物質を含むバネの製造がおこなわれていました。
健康被害が出て死んでしまった人は、荒野に捨てられていました。
それを信心組織の運営する病院で治療中と報告していました。
酷い話ですね。
信心組織は人々を困難な状況に陥れる事で布教活動を容易にしようと目論んでいました。
平和な時期に布教するよりも混乱期に布教する方が効果が大きいそうですよ。
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そこに独立運動が起こってしまいました。
グレーターキャニオンに独立されては困るので丁度やって来ていた正統王国と戦争を起こそうと考えたようです。
ここは情報同盟と資本企業の本国の目と鼻の先なので四大勢力を巻き込んだ大戦争に発展してしまう可能性が出てきました。
早々に信心組織を撃退する必要が出てきてしまいました。
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クウェンサーとヘイヴィアたちは信心組織と戦う事になります。
フローレイティアまで前線に出てくる事になっていました。
信心組織の施設内に侵入して戦闘を行っていると変わった一団に遭遇します。
刀を使って信心組織の兵士をぶった斬っている人物を発見しました。
彼は銀髪のハンサムさんで黒い燕尾服を着ていました。
よく見ると配下の者たちが彼が刀で斬りやすいように信心組織の兵士を追い込んでいました。
フローレイティアが叫びます、「おにいちゃん、そこで何やっているの???」
おにいちゃん!!
ヘイヴィアとクウェンサーはフローレイティアがおにいちゃんと呼んだ事に反応しています。
爆乳でお姉様キャラの彼女が今更妹キャラになる事に抵抗があるようです。
Fカップ以上が妹なんて名乗っちゃ絶対ダメだってぇと叫んでいます。
ヘイヴィアがウチのも大概酷いけどと言うと妹がいないクウェンサーが反応しています。
ああんっ、なんか今自慢されたか!?
確かに彼女はブラコンが過ぎたけど、おっぱい大きくて素敵な子だったよな!!
クウェンサーとヘイヴィアにとっては妹は貧乳で小さい子がデフォルトのようですよ。
爆乳の妹、良いじゃないか、最高じゃんか、何が駄目なんだ?
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彼はフローレイティアのおにいちゃんでブラドリクス=カピストラーノと名乗りました。
フローレイティアの事をティアちゃんと呼んでいますよ。
男系のカピストラーノ家ではフローレイティアは珍しく、男だらけの兄弟の中で取り合いになっていたそうです。
だから喧嘩の作法だけは向上してしまったと言っていました。
ブラドリクスの戦闘はプロ並みだったようですね、このクオリティで兄妹喧嘩しているのか?と戦慄を覚えていました。
正統王国の貴族は半端ない変態ばかりですね。
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ブラドリクスはフローレイティアから甘い香りがしている事に気が付きます。
ヘイヴィアはそれはタバコなんですよ、と告げ口しようとしてフローレイティアに金玉を後ろから蹴られました!!
タバコを吸っている事は内緒のようですね、しかし、焦ったとは言え、加減をして欲しかったな。
ヘイヴィアが可哀想です。
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フローレイティアがブラドリクスの趣味について説明してくれます。
彼は募金感覚で独立運動などの支援をしてしまうそうです。
カピストラーノ家は物凄い資産家のようで、ブラドリクスの投じる資金は半端ないそうです。
バルセロナが独立まであと一歩の所まで行ったと彼の実績を語っていました。
一人の行動が世界情勢を変えてしまえる程の影響力も持っているそうです。
フローレイティアは安全国に帰って大人しくしていろと言っていました。
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今回、ブラドリクスはグレーターキャニオンで独立運動をしている、三姉妹に資金提供しているそうですよ。
三姉妹は、リカ、アリサ、オルシアって名前でした。
彼女達はグレーターキャニオンにあるサイロシティで慈善サイトを運営していました。
彼女達はチアリーダーの様な格好をしています。
フローレイティアはカピストラーノ家の口座から幾らだまし取ったんだと彼女達を恫喝しています。
まあカピストラーノ家は詐欺師が詐欺を働いたくらいでは揺るがないようですよ。
詐欺師の方が資金力の大きさに困るレベルだそうですよ、貴族恐るべし。
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この騒動でサイロシティの保安官が立ち上がります。
彼のヤル気にうたれたフローレイティアはサイロシティの避難作業などを彼に任せる事にします。
彼女はサイロシティの外周に整備基地を設営して彼らが逃げる時間を稼ごうとしました。
地元の事は当事者に任せる事にしたようです、良い判断だったと思いますね。
自立心を煽る事で、彼らが信心組織の庇護下に入る事をを防ごうとしたのかも知れないね。
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クウェンサーが信心組織のオブジェクトを無力化して勝利する事になりました。
ここでクウェンサーが凄いアクロバティックな方法を取っていました。
信心組織のオブジェクト、ジェックインザボックスを攻略する事になります。
戦闘起動中のジャックインザボックスの外壁に取りつき、移動していきます。
手を放したら、振り落とされて死んでしまう危険な行為でした。
このオブジェクトの砲塔はコイルスプリングを使っていました。
コイルスプリングを砲撃と移動装置の加速に利用しているので、それを使えなくする事にしました。
コイルスプリングを縮める為のレールにハンドアックスを仕掛けてレールが動かないように細工しました。
これにより、移動力が低下して砲撃も出来なくなったジャックインザボックスにお姫様が降伏勧告して勝利しました。
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信心組織との戦闘が終わったのでブラドリクスは一旦パリに帰る事になんります。
リカ、アリア、オルシアに以後も支援する事を約束して帰って行きました。
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リカ、アリア、オルシアは、サイロシティに残る事になります。
三人の前に、レイスがやって来ましたよ。
この三人も天才計画で造られたマティーニシリーズだったようです。
アリサ=マティーニ=スイート。
リカ=マティーニ=ミディアム。
オルシア=マティーニ=ドライ。
情報同盟が信心組織を操り何かをしようとしているように思われました。
三人はレイスからもう一度同じことをしたら容赦しないとの警告を受けていました。
ここで三人を始末しないレイスは意外と優しいよな。
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セントラルパークで遊んでいるおほほの事をレンディは尾行していました。
掌サイズの超高解像度CCDカメラを使って盗撮していました。
レンディは可愛いおほほの仕草に大感激して悶えていました。
レンディの変態性が露になっています。
おほほがホットドッグを食べてたんだけど、衆人環視の公園で極太ソーセージを挟んだホットドッグなんてキケン過ぎるー、眼福うー、と悶えています。
おほほってまだ幼女だよね?そんな彼女が極太の肉棒を咥えていると妄想しているようだぞ!!
変態め!!!その妄想は色々とやば過ぎるぞ!!
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レンディたちはおほほに見つからないように彼女を護衛していました。
レンディの部下はレンディの行いに辟易しているようです。
レンディは挙動不審を極めているそうですが、全く違和感が無いそうです、彼女凄いよなー。
その能力をもっとまともな事に使って欲しいよね。
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マンハッタン警備担当のマティーニから警告が発せられました。
おほほに芸能事務所のスカウトが接近中だとの事です。
レンディの反応は劇的です、そのスカウトは自分が殺すと言っています。
おほほはCGを使ったGカップアイドルとして世間に出ているので真の姿を世間に知られていません。
真の姿でもスカウトを魅了してしまうおほほを称賛しています。
おほほのレンディ株を上げるためにスカウトを撃退する事にします。
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いくら動くなとお願いしても聞き入れてくれないレンディに女性オペレータは嫌気が指していました。
通信に使っていたヘッドセットのスイッチを切って、罵ります。
アイドルバカの変態め!!
レンディからの通信が届きます、聞こえているぞ「情報同盟」の特権階級を舐めるなよ小娘。
あまりの恐怖にオペレータのお姉ちゃんは漏らしたようです。
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レンディはどうやって彼女の罵りを聞いたのでしょう?
情報同盟の特権階級とは何なんだろうか?
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第三章 安定世界の終わりへようこそ チェサピーク方面防衛戦
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クウェンサーとヘイヴィアは潜水艇に乗り込んでいました。
彼らは沈没した資本企業の船を救出する作戦に従事していました。
資本企業の人々は黙って感謝する事はできないようですよ。
正統王国の作業が遅いと文句ばっかでした、嫌な奴らだな。
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沈没した船が運んでいたモノが問題となりました。
彼らの船は情報同盟から資本企業に亡命しようとする人物を運んでいました。
亡命しようとしていたのは、カタリナ=マティーニと名乗る婆さんでした。
彼女は天才少女計画の首謀者でした。
彼女は、資本企業は船を沈没させて亡命計画を危険に晒したので、亡命先を正統王国に変えると言い出します。
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国連が崩壊した時期を知っている同世代ってことで整備兵の婆さんが彼女の尋問を行う事になります。
整備兵の婆さんはどこに亡命しても苦しい生活を強いられるぞと亡命を断念するように説得しますが、決意は固いようです。
カタリナは自分は成功し過ぎたと話し始めました。
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カタリナが天才少女計画の首謀者だと話し、マティーニシリーズのモデルになったのがカタリナの母親だと語ります。
カタリナはマティーニシリーズは一体あれば良かったんだと語ります。
しかし優秀過ぎたそうで、増産されてしまったそうです。
マティーニシリーズはMRIで輪切りにしたカタリナの母親の脳と同じ偏りを意図して作られたそうです。
マティーニシリーズに重大な欠陥があると気が付いたカタリナはマティーニシリーズを排斥しようとしたそうです。
情報同盟の中枢に食い込んでいるマティーニシリーズを情報同盟内部から排斥する事は難しいと悟り亡命を考えたそうですよ。
マティーニシリーズの問題とは、モデルとなった母親の悪性が其々の個体に受け継がれていた事です。
今のマティーニシリーズは悪性が発露しちゃっているよなんだよ。
そんな中でレイスだけは違うように感じられます。
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ヘイヴィアたちは虫型のドローンを使ってカタリナを追ってくる情報同盟の勢力を探りました。
映像が凄く揺れるようです。
操縦を担当したリリム=ガゼット(17歳女)は酔ってしまいました。
クウェンサーの渡したゲロ袋に盛大に吐いています。
代わってミョンリが操縦を行う事になっていました、器用な彼女は早々に操縦できるようになっています。
今回のミョンリはクウェンサーにお尻を触られるセクハラ被害に遭ったんですが、活躍していますね。
ミョンリはいい子なのでセクハラ行為をしたクウェンサーに鉄拳制裁を加えることはしませんでした。
彼女は珍しくお淑やかな女の子のようです。
ドローンの捉えた映像と音声でピラニリエ=マティーニ=スモーキーがカタリナ奪還作戦の指揮官だと判明しました。
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レイスが正統王国にピラニリエの目的を教えてくれます。
彼女は情報同盟の中心地ニューヨークに攻撃を加えようとしているそうです。
情報同盟が倒れてしまうと四大勢力が拮抗して保たれているクリーンな戦争が崩れてしまいます。
正統王国としれは、それは避けたいので、ピラニリエの野望を阻止する方向で動く事になりました。
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ヘイヴィアたちはカタリナを連れてピラニリエの元に向かいます。
彼女はヘイヴィアたちが救助した情報同盟の船、フラッグシップ019に乗っていました。
途中で共闘する事になったレイスと遭遇しました。
彼女はなんとスクール水着を着用していました!!
いつもは冷静なレイスが壁を這っていたフナ虫に驚いてクウェンサーに抱き着いてきました。
彼女は虫が苦手なようです。
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レイスも一緒にピラニリエの居るコントロールルームを目指します。
しかし扉は頑丈で開けることは難しそうでした。
クウェンサーたちの接近を知ったピラニリエはオブジェクト、ナイトロジェンミラージュに砲撃をさせました。
ここでクウェンサーが細工を行います。
船の中には排気ガスを伝導する配管が通っていました。
ここに水を掛けて蒸気を作ります、これにより、ナイトロジェンミラージュの発射したレーザーを曲げました。
レーザーはピラニリエの居たコントロールルームに直撃しました。
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コントロールルームに入るとピラニリエは虫の息でした。
彼女からニューヨークを襲う攻撃兵器の位置を聞き出そうとしましたが、間に合いませんでした。
「・・・おかあさん・・・」と呟いてピラニリエは死んでいきました。
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ピラニリエがニューヨークを攻撃しようと意図したのには理由がありました。
ここに住んでいる情報同盟の人間はGPSを切り、個人情報の提供を拒んでいるそうです。
情報同盟を運営しているAIネットワーク、行政システム・キャピュレットにはそれが問題でした。
先ずは、自動運転の自動車を導入することで情報を提供しない人間を事故に見せかけ轢き殺そうと試みたそうです。
これがドロテアたちが行っていた計画でした。
しかし、その計画はクウェンサーたちが阻止してしまいました。
強行手段にでるしか無くなった彼女は、GPSに誰も映らないので、そこには人間は居ないと判断して問題のある人間毎排除しちゃおうと考えたそうですよ。
ピラニリエとキャピュレットは問題行動を取っている人間が居なくなった方が情報同盟は発展するとの決断を下しました。
この話を聞いてもクウェンサーは自分の決断を後悔する事はありませんでした。
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終章
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ニューヨークはピラニリエの攻撃で崩壊するかと思われましたが違いました。
なんと攻撃目標だったマンハッタン島が移動を始めました。
情報同盟はマンハッタン島を移動可能な超巨大オブジェクトに改造していたようです。
ニューヨークに戻っていたおほほも一緒に移動オブジェクトに乗っているようですよ。
彼女は父親と再会できなかったようです、やってきたレンディに保護されていました。
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今回の騒動はマティーニシリーズを動かして情報同盟を内部から破壊しようと企図した他勢力によるモノだった可能性が出てきました。
信心組織は、混乱期の到来を喜んでいるので可能性は高そうですよ。
信心組織は危険人物を外に出す積りのようです。
混乱に乗じて布教活動を強化するつもりの様です。
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資本企業もこの混乱で稼ごうとしているようですよ。
世界の富は有限で、自分たちの勢力が富の蓄積で他勢力に負ける可能性が出てきていました。
資本企業も追い込まれているようです。
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ニューカリブ島にブラドリクスが戻って来ました。
彼は、資本企業の潜水艦の艦長、リーガス=ブラックパッションを掃除する事から始めています。
リーガスは拳銃を所持していたのですがブラドリクスに負けるようです。
ブラドリクスの周囲を護衛が固めていたのは、彼が弱いからではなく強すぎるからでした。
ほっとくと彼はやり過ぎてしまうそうです。
混乱の戦場に戻ってきたブラドリクスはフローレイティアと連携して問題の解決に挑むのでしょうか?
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成分美少女オブジェクト作戦戦闘ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAA
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