ラノベの感想) 妹さえいればいい。第5巻 (ガガガ文庫)


伊月の今回の新作は吸血鬼の話でした。
血を吸われた女の子が妹になってしまうって話です。
伊月はイケると思ってたようですが土岐からダメと言われてしまいました。
今回の試作は普通過ぎて個性が無いと言われてしまいます。
伊月はどうすりゃ良いのよ?と切れています。
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小説家は妹キ●ガイ4
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土岐が上手く伊月を宥めて彼のヤル気を保っていました。
土岐と同行していた京が関心しています。
土岐は伊月の事を良く理解しているようです。
土岐には、伊月が煽てていると気付いていながら自身のモチベーションを調整している、と分かっていました。
この二人は信頼し合っているいいコンビですね。

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面接
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京は土岐の推薦でGF文庫でアルバイトをする事になります。
面接が行われました。
面接官は強面の神戸聖(ごうど さとし)編集長でした。
事前に土岐から怖いのは外見だけだから、と教えられていましたが、京はビビっていました。
好きなラノベやマンガの事を質問されています。
GF文庫の作品は伊月の作品以外は読んでいないと言ってしまったので京は落ちたなーと思っていました。
京は見事に採用されました。
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京が帰った後、神戸は土岐に向かってアルバイトに必要なのは顔だと言っていました。
誠実さは必須で、あとは顔が良かったので文句ない、歴代のアルバイトの中でもトップクラスだと言っています。
京はコネと顔で採用されました。
この段階では神戸は京に大きな期待はしてなかったようです。
可愛い子が編集部に出入りするようになりラッキーと思っていたようです。
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羽島千尋の昼休み
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学校の休み時間に千尋がクラスメートと話していました。
海に行こうとの話題が持ち上がります。
千尋が潮干狩りのシーズンは終わっているんじゃ?と疑問を呈すると笑われてしまいます。
女子力ゼロと言われてしまいますよ・・・
千尋は料理できるし、お弁当も自分で作っているし、女子力ゼロではないと反論しますが、千尋が持っているのは主婦力だと言われてしまいます。
女子高生の千尋は己の能力を主婦力と言われた事にショックを受けていました。
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クラスメートたちから女子力とはモテるかどうかよ、と言われてしまいます。
彼女たちは海に行ってナンパされたいと主張します。
これが複雑な心境のようですよ・・・決して彼氏が欲しいという欲求から出た訳ではありません。
海でナンパされたっていう実績が欲しいそうですよ。
ナンパされたという実績から自分の女子力を計りたいそうです。
皆で海に行く事になりました。
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泊まりだと聞いて千尋が兄の世話をしなければいけないから、と難色を示します。
ここから伊月が出版社で働いているとの話になります。
伊月が実名で作家活動をしているので、作家だと言ってしまうと作品がバレてしまうと思った千尋は出版社で仕事していると言葉を濁していました。
実妹がいる伊月が妹モノのライトノベルを書いているとバレると伊月が変な目で見られる、と思っての行動でした。
話題が可児那由多の話になります。
友達の中に那由多のファンがいました。
伊月を通して那由多に会えないかと聞かれてしまいます。
千尋は那由多に直接会って一緒に遊んでいるので慌てていました。
彼女たちは那由多の正体について予想をしています。
『スペランカー』などの古いゲームのネタがたまに出てくる事から那由多の事を現役ファミコン世代じゃないかなーと予想していました。
千尋は那由多の凄さを実感しています。
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編集部のバイトをはじめました
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京は初出勤の日に洗礼を受けています。
彼女が編集部に入ると床で寝ている土岐を発見しました!!
常人の京は大いに驚いていましたが、これは編集者にはよくある事だそうです。
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教えてくれたのは土岐と一緒に徹夜で原稿を待っていた、山県きらら、という編集者でした。
彼女は那由多の担当で原稿を待っていて徹夜したそうです。
山県から那由多の次の本の発売日が今月であると知らされます。
このままでは、発売が延期されてしまうそうですよ。
山県はメールも電話も返事が無いと言っています。
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山県が待っている間、那由多は京と遊んでいました。
山県がいたたまれなくなった京は自分が連絡を取ってみましょうか?と提案します。
京が那由多の友達だと言う事は知られているのでお願いされます。
京が連絡を取ると那由多は速攻で返事を返してきます。
それを見ていた山県は「あの小娘ェ・・・ッ!!」と憤りを示します。
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山県に頼まれて京が原稿を取りに行く事になりました。
山県は自分は嫌われているようだから、一緒に行くと那由多が嫌がるでしょうと言って京を一人で行かせます。
初日から重大な任務を任されてしまいますが、京はその重大さに気付いていませんでした。
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那由多がカンヅメになっているホテルの部屋に到着します。
那由多は京の訪問を歓迎しています、そして、「まあとりあえず脱いでください」とお願いしてきました。
京も「あ、うん」と言って全裸になってしまいます。
うーん、大分毒されていますねー、疑い無く全裸になってしまいます。
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全裸になってから、京は、遊びに来たのでは無い、那由多の原稿を催促しに来たんだ、と気が付きます。
京が原稿が出来たのか聞いてみると那由多の目が泳いでいました。
まだ、出来ていないそうですよ、しかも、ヤル気が無くなっているので、遊びましょうと言ってくる始末です。
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京は那由多に原稿が終わったら遊んであげると提案しました。
那由多は京成分を補給しながら執筆すると言って全裸京の膝枕を所望しました。
おー、素晴らしい光景です、ここは天国となりました・・・
全裸那由多は全裸京に膝枕されながらスマホで執筆を始めました。
全裸京の膝枕効果は絶大でした、那由多は無事に原稿を完成させました。
ひょっとしたら、いつも全裸京が側にいれば那由多は勝手に原稿を上げてくるかもよー。
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京は那由多に山県の事をどう思っているのか聞いています。
那由多は山県の事を何とも思っていませんでした。
期待していないと言っています。
那由多は執筆活動に口出しはして欲しくないそうです。
伊月と土岐の関係は理解できないと言っていました、那由多は孤高の天才でした。
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京の歓迎会が開かれます。
初日から那由多の原稿をゲットするという大金星を挙げた京は賞賛されています。
神戸から締め切り破りの作家をランク分けする専門用語を教えられています。
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《天使》締め切りの一ヵ月前に原稿をあげてくれます、春斗がこれに該当します。
《騎士》締め切りをキチンと守る。
《平民》締め切りは破るが数日から二週間程度先の第二、第三締め切りに間に合う。
《悪魔》真・デッドラインまで粘る、伊月はこれに該当します。
《魔王》真・デッドラインを平然と破る、那由多はこれに該当します。
《堕天使》締め切りを設定する前から次から次に原稿を上げてきて、並の編集者では捌ききれなくなってしまう。
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《魔王》は売れっ子ばかりなので、切るに切れないそうですよ。
魔王にはスケジュールという概念は無いそうです、売れるので手の打ちようが無いようだぞ。
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歓迎会は盛り上がり過ぎてしまいます。
男性編集者が脱ぎだしてしまいます、京を案じた山県が彼女を連れ出してくれました。
山県が、毎回飲み会では酔った男性編集者は脱ぎだすと教えてくれます。
京は「クズですね」と率直な感想を述べました。
山県は仕事の残りを片付ける為に編集部に戻って行きました。
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水着回1
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編集部で京は蚕に呼び止められます。
「お待ちくださいみゃー様!」
京の呼び名が「みゃー様」になっていますよ!!!
蚕は水着が描けないと悩みを打ち明けます。
京は蚕を助けてあげる事になります。
またも那由多の部屋で三人で集まる事になりました。
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京が那由多の部屋にやってくると全裸の那由多と全裸の蚕に迎えられます。
那由多の部屋では全裸が基本なようです、正にパラダイス。
これでユリユリしていないんだから、不思議な感じです。
蚕と那由多は京に着てもらう水着を用意していました。
京は自前の水着を着てモデルをやるだけだと思っていたようですが、悲惨な目に遭ってしまいます。
京は、紐を始めとする数々のエロ水着を着る事になりました。
京の身体を張った貢献により、蚕は水着が描けるようになりました。
考えてみると京は勤務時間外に多大なる貢献をしていますね。
彼女こそ生まれながらの編集者かもしれません。
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水着回2
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那由多が水着を持って伊月の部屋にやって来ます。
伊月にボディビルダーが競技のときに穿くような際どい水着をプレゼントしました。
買うのが恥ずかしかったそうです。
那由多は自分の水着も持ってきたので部屋で水着になってイチャイチャしようと提案します。
伊月は水着を穿きませんでしたが、那由多は水着になってくれます。
伊月は口では否定しつつも、那由多の水着姿に大いに期待していました。
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那由多が着たのはパレオの付いたセパレートの水着でした。
那由多が欲情しますか?と問いかけると、伊月が小声で、する、と答えています。
伊月の正直な感想を聞いて那由多は恥ずかしくなってしまい、早々に水着から元の服に着替える事になってしまいます。
那由多は伊月との関係に悩んでいるようです。
両想いと知ってしまったので、これまでの様にグイグイ攻めていけなくなっています。
やり過ぎて伊月との関係が変化してしまうのが怖いそうです。
彼女は恋は難しいと感じていました。
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水着回3
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千尋はクラスメートと一緒に海水浴に行きました。
とても楽しそうにしています。
ナンパされたのかは不明です。
ぷりけつさんが海水浴場に来てたりしたら面白かったのかなと思います。
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顔合わせ(アニメ編)
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アニメのスタッフとの顔合わせが行われました。
原作側からは、伊月、神戸、土岐が参加します。
アニメ側からは、監督、脚本、プロデューサー、制作進行、が参加しました。
京はお茶出し要員として部屋の入口付近で待機しています。
京が会議室の中に居た事が伊月の運命を分けました・・・恐らく良い方に。
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今回は代役としてのアニメ化なので原作者の伊月はあんまり口出しするな、という方向で話が纏まりかけます。
ここで業界を知らない恐れ知らずの京が、それは違うんじゃないんですか?と割って入ってしまいました。
京の剣幕に伊月が正気を取り戻して口出しを始めてしまいます。
脚本家の、ひるがのまさひこ、と言い合いになってしまいます。
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ヒートアップしてしまった、ひるがのは、原作が面白く無いんだ!!!と言ってしまいました。
彼は実妹が4人居るそうです。
そんな彼には妹に萌えるって感覚がどうしても理解できないと苦しい心境を吐露します。
この妹が4人居る発言で伊月が切れてしまいました・・・この勝ち組がーっ!!
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伊月はひるがのに妹の良さを徹底的に教えてやると言い出してしまいます。
二人の熱い言い合いを聞いていた監督の垂井宗典(たるい むねのり)さんが話を上手く纏めてくれます。
垂井は今回の自分の任務は損失を抑える事だと自認していると告げます。
しかし二人の暑苦しい言い合いを聞いて、負ける事を前提とした仕事はやめる、勝ちを目指すと言ってくれます。
垂井は伊月にアニメ制作に対する全面協力を要請してきました。
神戸は原作の刊行ペースに影響が出るからやめて欲しそうでしたが、伊月を止めることはできませんでした。
伊月はアニメを良くする為に全面的に協力する事になりました。
心の内を言い合ったので、伊月とひるがのは意気投合したようです。
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京は、神戸がアニメ制作に協力する事に消極的だった理由を聞いています。
神戸は経験上アニメに関わり潰れてしまう作家が多いので止めたかったと言っています。
伊月はどうなるのでしょうね?少し心配です。
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墓参り
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父親と仲が悪い伊月は一人で墓参りに来ていました。
亡き母に那由多が好きな事や自著がアニメ化することなどを語っています。
伊月の父親、啓輔の再婚は親戚の間でも否定的に捉えられているそうですよ。
母親が死んでから直ぐに再婚した啓輔に反感を持っている伊月ですが、啓輔に否定的な親戚も不快に感じています。
難しいですね。
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実際にこういうミスが何度もあったので各編集部はもっと気をつけてくださいマジで
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京が蚕に出来上がった雑誌を発送する事になりました。
住所が分からなかった京は蚕に聞いています。
そして住所と三国山蚕とペンネームを書いて発送してしまいました・・・これが大問題につながります。
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蚕はマンガ家になる事を家族に秘密にしていました。
住所は合っていたので雑誌はちゃんと届いてしまいました。
受け取った家族の人が雑誌を読んでしまい蚕がマンガ家をしている事が親にバレてしまいます。
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怒った蚕の父親が蚕を連れて編集部に怒鳴り込んできました。
徳山さんが蚕の父親を宥めていましたが、まったく聞いてもらえません。
蚕の父親は養蚕業を営む会社の社長さんのようですよ。
迷惑料や賠償金は言い値を払うので蚕の描いたマンガを出版しないでくれと要求してきました。
一方的に通告して帰るぞ、絹恵と言って蚕を連れて帰ろうとしていました!!
蚕の本名は絹恵っていうんだね。
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蚕父の一方的な言い分に頭に来てしまった京は説得を試みます。
蚕が人生を懸けて進もうとしているのを親だからといって止める権利は無いと言い放ちました。
京の説得は胸に迫るものがあったが、所詮は赤の他人だ、家の事に口出ししないで貰おうと言われてしまいます。
京の熱血を見た蚕は決心できたようです、自分の正直な気持ちを伝える事にしました。
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蚕はリボンのようにして頭に付けていたパンツを手に取り父親に見せます。
父親はパンツを手に取り感慨に耽っていますよ・・・
このパンツは蚕が十歳の時に蚕父がプレゼントしたモノだそうです。
このパンツを被ってマンガを描いています!!
お父様の愛がたっぷり籠められたこのパンティーとともに、夢を追い続けたいと思います・・・
蚕父はパンツの匂いをクンカクンカしています、いい匂いだ、お前の10年間の努力の匂いがする。
蚕父は蚕のこれまでの頑張りを認め、蚕がマンガ家になる事を認めてくれます。
これから二人で蚕母を説得する事になりました。
徳山は、いい話だなぁ、と感動にむせび泣いていますが、京は、今の感動するところ?と困惑していました。
京はまたも編集部の危機を無意識に救っています。
正に救世主と言えますね。
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羽島千尋の趣味
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千尋と二人で夕食を食べている時に伊月が誕生日プレゼントは何がいいか聞いていました。
千尋は包丁が欲しいと言っています。
今の包丁は切れ味が悪いので困っているそうです。
しかし、伊月は千尋の役に立つ物を贈りたいと言っています。
千尋は考えますが、これと言って欲しい物はないようです。
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伊月は実家にプレモデルを積み置きしていたそうです。
実家を出る時に千尋に好きにして良いと伝えました。
以来、千尋はコツコツとプラモデルを作っているそうです。
千尋の腕前は伊月を越えていました。
千尋へのプレゼントはネオ・ジオングに決まりました。
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伊月の部屋にもプラモデルの積み置きがあると教えると千尋はそわそわしだします。
プラモデルで興奮するなんて、こいつもやっぱり男の子だな、と伊月は思っています。
不味い、不味いぞ、千尋、伊月は君の事を益々、弟認定してしまっている!!
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新人賞選考会
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春斗はGF文庫の新人賞の審査員をする事になりました。
先輩作家の海津真騎那(かいづ まきな)先生と編集長の神戸が残りの審査員です。
三人で大賞と各賞を決めていくことになります。
作家二人の意見が一致した作品に大賞を贈る事になっています。
しかし残念な事に意見は一致する事はありませんでした。
素人の京は、どうしても大賞を決めないといけないのですか?と質問します。
神戸が大賞が出ないとGF文庫はケチだと思われるので絶対に大賞を出す事にしていると教えてくれます。
募集要項にも必ず大賞を決めると書いてあるそうです。
困った三人は消去法で大賞をきめました・・・
惜しいと思われる作品はあったんですが、作家二人の意見が一致して大賞に推せる作品はありませんでした。
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凡人の星
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審査会が無事に終わったので編集部と海津と春斗が参加する打ち上げが行われます。
海津はただ飯が食べられるとハシャイデいました。
若手編集者が集まり二次会が行われますが京は帰ることにします。
盛り上がり過ぎて全裸になられる事が分かっていたからです。
海津も食べ過ぎてしまったのと、二次会が居酒屋だと聞いて帰る事にします。
送ってくれるなら、京かきららが良いですと妄言を吐きますが神戸が切って捨てます。
海津は神戸に送られる事になりました。
海津が帰り際に春斗に一言言いました。
「・・・くくく・・・それでは京ちゃんと上手くやりたまえ」
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春斗は勇気を出してこのチャンスを活かします。
海津に後押しされたのも大きかったようですよ・・・
春斗は京をベルギービールが飲めるバーに誘いました。
京は春斗を信じているようですよ、警戒することなく、気軽に了承してくれます。
京はバーに入るのは初めてだそうで、楽しそうにキョロキョロしていました。
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TRPGの次の開催はいつごろか?と京が質問してきました。
春斗は伊月が無茶な行動で死んでしまったのでストーリーを作るのが大変だと言っています。
那由多も何か秘策を考えているようなので警戒しなければと言っていました。
プロ作家としてあいつらの無茶振りにとことん対応してやると春斗は意気込みを語ります。
京は楽しみにしていますね、と答えていました・・・春斗は心が浮き立っています。
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春斗がビールとムール貝を注文して会話開始です・・・
今回は審査会という共通の話題があったので、そこから話が膨らみました。
京が海津先生はどんな人なんでしょうか?と質問をしてきました。
春斗は京が海津に気があるのか?と警戒しますが、どんな作家か気になったんだと分かり安心しています。
春斗は天才ばかりの業界を14年間も生き抜いている中堅作家だ、一番尊敬している先輩だと教えます。
京には海津を尊敬している事が不思議だったようです、理由を聞いてきました。
周りは天才ばかりの業界で14年間も最前線で戦っているのは凄い事だ、海津さんが頑張っている姿を見ていると、自分も頑張らなきゃと思える。
天才なんかに負けてたまるかよ、凡人の意地を見せてやる、と思えると熱い理由を語ります。
春斗の発言を聞いた京は「なんか、かっこいいですね」と呟きました。
春斗は京が海津のカッコよさを分かってくれたのかと、嬉しくなっていますが、それだけではありませんでした。
京は春斗の事もカッコイイと思ったそうですよ。
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京の自嘲が始まってしまいました。
京は編集部でアルバイトすれば、自分にもやりたい何かが見つかると期待したそうです。
しかし、何も見つからず、周りの目標に向かって疾走している人々を見ていて自分には何も無いんだと痛感して嫌になると嘆きます。
京に救われたと思っている春斗は、京には優しさがあると告げます。
春斗のアニメが駄作だと分かった時に泣いてくれたでしょ、あれで自分は救われた、と伝えました。
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おやおや、京はポロポロと涙を零してしまいます。
春斗の言葉が心に響いたそうです。
春斗は惚れた?と冗談めかして問います、京は惜しいところまでは行ったかも、と返しました。
春斗がここから頑張りましたよー彼にしては思い切りました!!
「・・・まあオレは、とっくに惚れてるけどね」と告げますよ・・・キャー春斗さん素敵ー。
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京は相当意外だったようです、「え」と驚いています。
春斗は京に付き合ってくださいと告白しました・・・
春斗の本気が伝わったようです、京は「・・・しばらく考えさせてください」と本気で考えるとの誠意を込めて返答しました。
この二人どうなる?
誠実な者同士なので上手くいきそうに思えますが・・・どうなるんでしょうね?
春斗は浮気することは無さそうだよ・・・京が伊月への想いを吹っ切れるかが問題か・・・
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白川京
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『妹のすべて』の構成を決める打ち合わせが行われました。
伊月は頻繁にメールでアニメスタッフとやり取りをしていたようです。
伊月も納得の構成を作る事ができました。
最初はぶつかってしまったスタッフもヤル気に満ちています。
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帰り際にひるがのさんが恐ろしく恵まれた環境にある事が判明します。
彼の一番下の妹が一緒にお風呂に入りたがっているそうですよ・・・
妹の年齢を聞いてみると17歳だそうです、伊月が大ダメージを負っています。
監督の垂井さんが更なる驚きの事実を教えてくれます。
ひるがのさんの奥さんは声優の白鳥小姫(しらとり こひめ)だと教えてくれました。
この人は伊月が大好きな『妹さえいればいい!』のメインヒロイン役です。
伊月の怒りが爆発してしまいます!!
「・・・通報しないと・・・この男を妹独占禁止法違反で逮捕してもらわないと・・・」
伊月は本当に通報しようとしていました、土岐が必死に止めていました。
それ程悔しかったようです。
当事者のひるがのさんは伊月が何に憤ているか理解していませんでした。
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編集部から帰るところで京と遭遇しました。
京も帰るようなので一緒に千尋の作った夕食を食べようと誘います。
京は緊張した面持ちでOKします。
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部屋につくと伊月は京にお礼を言ってきました。
『妹のすべて』のアニメ化作業が上手くいきそうなのは京のお陰だと言って頭を下げてきました。
更に蚕の父親を説得した事に関してもお礼を言ってきました。
伊月に「俺の作品のために頑張ってくれて、本当にありがとう」と言われてしまい京は爆発してしまいます。
これは、酷い、伊月は本当に京の気持ちに気づいていませんでした、主人公体質だなー。
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京は遂に本心をブチマケル事になります。
『妹のすべて』なんて何とも思っていない、伊月の作品の為ではなく、伊月の為に頑張ったの、と告げます。
いきなりの発言に伊月は困惑しています。
京は伊月にも分かるようにハッキリと気持ちを伝えます。
「あたしはあんたが好きってこと!いい加減に気づけ、バカ!」くー、可愛いです、ツンデレています、最高です!!
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しかし伊月は「すまん」「俺は他に好きな奴がいる」と言って京を振りました。
京は涙目ですが気丈に「じゃあしょうがないか」「・・・とりあえず、今日は帰るわね」と告げます。
伊月が「ああ。じゃあ」と言おうとして逡巡した事が京には分かりました・・・伊月ちょっとカッコ悪いです。
対して、京がカッコいいです、「じゃあまたね、伊月」と言って帰って行きました。
失恋した京は変わるようです、カッコイイ女になるのでしょうか?
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