ラノベの感想) 妹さえいればいい。第7巻 (ガガガ文庫)


那由多が入院したと聞いて駆け付けた伊月は彼女に告白しました。
那由多が受け入れ恋人になります。
伊月は那由多を抱きしめていますが、いつまで抱きしめていればいいのか悩んでいます。
そこに神戸と山県がやってきて声を掛けました・・・「そろそろ入ってもいいかね?」
これは気まずいですね。
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恋人ができた日
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伊月は慌ててますが那由多は不満そうですよ。
那由多が無事だと確認できた伊月はドラマCDのアフレコに戻る事になります。
彼を送り出す那由多が奥さんみたいです。
「はい。行ってらっしゃい、先輩」

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女友達の反応
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アフレコ現場に戻った伊月は私的な理由で現場を放り出したことを心から謝罪して収録された音声の確認を行います。
原作者であり脚本を書いた伊月にしかわからない細かいミスが徹底的に修正されアフレコは無事に終了します。
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打ち入りと呼ばれる飲み会に向かう道すがら、蚕が那由多の様子を聞いてきました。
伊月が3日ほど入院するらしいが、見たところ元気そうだと容態を教えます。
蚕は京と一緒にお見舞いに行く事にすると伝えました。
伊月は京に那由多と交際する事になったと伝える為、那由多の病室に先乗りして待つことにします。
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お見舞いにやって来た京に伊月と那由多は付き合う事になったことを伝えました。
京は笑っているような、泣いているような、曖昧な表情を浮かべて祝福してくれました。
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3人の会話を聞いていた蚕は京も伊月が好きだったのか?と聞いてきます。
蚕はさらに、伊月のどこを好きになったのか聞いてきました。
告白して振られた事を説明した京は、今その話題広げちゃう!?と不満そうでした。
那由多まで悪乗りしてしまい、どうして伊月の事を好きになったか聞いてきます。
伊月も理由が知りたいと言ってしまいます。
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流石の京も怒ってしまいました。
「あたしは今、すごい可哀想なの!ハートフルボッコステーションなの!わかる!?」
まあ確かに悪乗りし過ぎたね。
京は自分はカッコ悪いことを言った忘れて、と謝っていました、良い娘だねー本当に。
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京と蚕は、お大事に、と言って帰って行きます。
伊月は帰る前に那由多にキスをしました。
これが2人の初チューでした・・・上手く出来たそうです。
那由多がとても嬉しそうでした。
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担当の反応
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伊月は新作の為の試作を書きました。
読んだ土岐は内容的には企画をスタートできるレベルだと言っています。
しかし土岐のある指摘を聞いて没にしました、面白そうだったので勿体ない感じもします。
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登場する4人の妹キャラは那由多の個性を4等分したものだと指摘されてしまいました。
土岐に言われて冷静になれた伊月は激しく悶えていました。
「究極の妹という現実には存在しない幻想を追い求めてきたはずのこの俺が!」「リアル彼女を作品に出してしまうなど!」「クソがッ!」「リア充爆発しろ!」「あ、俺がリア充か!」「俺爆発しろ!」
伊月は無意識で那由多をモデルにしちゃっていました。
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土岐は木曽義弘と柳ケ瀬慎の担当になった事を告げます。
2人とも個性的なので大変そうですが、2人の担当に立候補したそうだよ。
土岐は個性の強い作家を担当するのが好きなようだ。
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義弟の反応
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伊月は那由多と付き合う事になった事を千尋に伝えました。
オムライスを食べていた千尋は派手に噴き出し、激しく噎せます。
拭くものを取りに行こうとして派手にすっ転んで床に顔面からダイブしました。
動揺しています、激しく動揺しています。
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千尋は聞かなかった事にしようとしました。
伊月は千尋のメンタルの強さに瞠目しています。
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千尋は那由多の事が少し苦手だと言ってました。
伊月が那由多と付き合う事は賛成なようですが、不満があるようです。
千尋はこれまでの様に伊月の部屋に頻繁に来ても良いのか心配していました。
伊月は来てくれないと困る、と言って理由を説明してました。
伊月と那由多は生活力皆無です、あっという間に汚部屋になってしまうと言ってました。
千尋は、堂々と言う事じゃないね、と言ってましたが、これまで通りに部屋に来て欲しいと言われて嬉しそうです。
伊月は、どうして千尋がここまで自分の世話を焼きたがるのか不思議で仕方ないようです。
確かに謎なんだよね、千尋は伊月の事をどう思っているんだろうか?
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親友の反応
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退院する那由多から連絡が入ります。
彼女は神奈川の実家に戻る事になりました。
那由多から伊月の部屋に遊びに来たときは泊まる気満々のメッセージが届きました。
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春斗が伊月の部屋にやって来ました、据わった目をしています。
彼は担当の川辺との電話での打ち合わせで、伊月と那由多が付き合い始めた事を知りました。
2人が付き合う事になった経緯を神戸と山県に見られています、2人が喋っちゃったようだぞ、編集部内で知らない人はいない感じになっているようです。
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話を聞いた春斗は千葉にある実家から伊月の部屋に飛んできたそうです。
いいヤツだよなー。
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春斗は伊月が那由多と付き合い始めた事を最初は全否定します。
しかし、それは伊月を揶揄う冗談だったぞ。
那由多と並びたつまで付き合わないと言っていた伊月が信念を曲げた事を肯定してくれます。
まあ、励ましてくれている感じだぞ。
那由多のためにも、今は素直に幸せを味わっとけよ、と言ってます・・・本当にいい奴だな。
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伊月が少しばかりの仕返しをしているぞ。
春斗よりも先に童貞を卒業することになっても、これまで通りに一緒に遊ぼうと言っていました。
春斗は爽やかな笑顔を凍り付かせながらもどうにか頷いています、ちょっと可哀想ですね。
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税理士の反応
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千尋はアルバイトの後、アシュリーと一緒に彼女の部屋にある立派な風呂に入っています。
浮かない顔をしている千尋を心配してくれたアシュリーに伊月が那由多と付き合う事になった事を教えます。
アシュリーは伊月には失望したと言っています。
驚く千尋に那由多のおっぱいが大きい事が気に入らない、おっぱいの大きい女は嫌いだと言っています。
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アシュリーがおっぱいの大きな女が嫌いになったのは彼氏を2回も寝取られた事が原因でした。
小柄過ぎるアシュリーは苦労してたようです。
彼氏とホテルに入ろうとすると警察に捕まりそうになったそうです。
アシュリーはおっぱいが小さい事をカバーする為にいろいろと勉強してテクニックも磨いたそうです。
ロリで凄いテクニックを持っているようです、需要はありそうじゃないですか?
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努力の甲斐なく寝取られたアシュリーは「巨乳が嫌いな男なんていないわ」と断言しています。
大体合ってるね。
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アシュリーは彼氏が欲しいわぁ、と呟きます。
彼女は怖い事も言ってました。
千尋が女の子で良かった、男の子だったら都条例に違反してたかもしれない、と冗談を言っています。
千尋は、笑えない、誰かこの人と付き合ってあげてほしいと心配していました。
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変わらないものと変わりゆくもの
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那由多の退院を祝う為に、伊月、那由多、春斗、京、千尋が伊月の部屋に集まります。
千尋が那由多の好きな料理を作り、お祝いしていました。
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ゲームをする事になります。
『たほいや』をする事になりました。
上手く相手を騙す必要があるので京が苦戦する事になります。
彼女は最後のゲームの前に負けるとチップがマイナスになってしまう状況に追い込まれます。
ルールではチップが足りないときは私物を質草にしてチップを借りる事になります。
那由多が悪乗りして女子大生が質に入れるものは下着に決まっていると言い出します。
京の下着が手に入ると聞いて春斗が乗っかります。
春斗の熱烈な宣言に千尋が春斗は京を好きなのでは?と勘付きます。
春斗は告白したけど振られたとバラしてしまいました。
京が困っています。
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那由多も知らなかった事なので、いつの間にかヤリチン王子の毒牙にかかっていたなんて!、と驚いています。
京は、かかってないから!断ったんだって!と必死に否定しています。
京の下着は渡せないと宣言した那由多と春斗の真剣な戦いが始まりました。
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京はチップがマイナスになる事は無く、下着を取られる事はありませんでした。
勝ったのは千尋でした、伊月がしみじみと言っています。
「つまり千尋が一番人を騙すのが上手いということだな」
確かに・・・
まだアシュリーを除く、伊月経由で知り合った人には女の子だとバレていません。
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那由多が流石未来の弟ですと千尋を讃えます。
千尋は、可児さんが僕のお姉さんですか、と複雑そうです。
伊月が、そんな未来は当分来ない、と慌てて宣言していました。
那由多はすぐに結婚したいと言ってますが、伊月は今の関係を堪能したいと言ってます。
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幸せそうな2人を見て京が切なそうです、そんな京を見て春斗がため息を漏らしています。
五人の関係性の変化が楽しみです。
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LEVEL4
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春斗、京、千尋が帰りました、那由多だけが残っています。
チラチラと互いを伺い緊張しています、これから初合体なので当然ですね。
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那由多が先にシャワーを浴びてくることになります。
待っている間に伊月は、予習は万全、準備もできている、と自分を鼓舞していました。
Tシャツ姿の那由多が戻ってきます。
続いて伊月がシャワーを使います。
伊月が戻ってくると那由多が気合の入った叫びをあげます。
「おっしゃ、いっちょやりますか!」と言ってファイティングポーズを取りました。
「お、おう」と伊月までファイティングポーズを取っています。
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「させっくす!」と叫んで那由多がTシャツを脱ぎ捨てました!!
Tシャツの下は全裸だったぞ。
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「ど、どうでしょうか!」と那由多が聞いてきますよ、とっても可愛いです。
伊月は那由多の全裸を凝視してますねー、伊月が最初に指摘したのは、那由多の下の毛も銀髪だって事でした。
「最初に言うことがそれですか!?」と那由多がツッコんでいます。
伊月は、宇宙一可愛い、と絶賛しています。
那由多が伊月の目指す究極の妹よりもですか?と聞くと暫定宇宙一可愛い、と言い換えます。
伊月は正直です。
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2人は無事に合体しました。
そこからが伊月にとっては苦しかったそうです。
一回戦が終了して直ぐに那由多が2回戦を申し込んできました。
伊月は「出したばっかりで今すぐには・・・」と言ったんですが、聞いてはくれないよ。
「倒れたって何度でも勃ち上がる・・・それが、主人公でしょう!」と言われてしまいます。
那由多は伊月の下半身に顔を近づけて・・・無理矢理勃たせたようです。
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3年以上伊月を想い続けた那由多の愛欲は底無しでした。
那由多は愛の獣と化し伊月の全てを搾り取りました。
那由多の暴食の狂宴は、全身那由多の体液まみれになった伊月がエロゲーの女騎士のようにマジ泣きで懇願するまで続いたそうです。
うーん、まさか那由多がこんなだったとは思わなかったね。
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ライバル出現
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伊月の部屋にやってきた千尋はロボット掃除機が届いた事を伝えられます。
ロボット掃除機は可愛い女性の声で喋りました!!
伊月が消しゴムのカスを落として掃除させる姿はペットを可愛がっている姿の様に見えました。
最初は移動経路が決まっていなくて、あんまり効率的に掃除できませんでした。
千尋はやっぱり自分がやったほうが早くない、と提案します。
伊月は「まあ、そうだな。今日はお前にやってもらうか・・・」と千尋を認めてくれます。
何か伊月のセリフが引っかかりますねー。
千尋は自分の方が掃除は上手いと勝ち誇っていましたよ・・・
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3日後の夕方、那由多とのデートに出かけて伊月は留守でした。
千尋が掃除をしているロボット掃除機を発見します。
3日前とは見違えて賢くなっているロボット掃除機に驚いています。
ロボット掃除機に自分の仕事を取られてしまったと感じた千尋がちょっとした意地悪をしています。
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バッテリーが少なくなり充電が必要ですと喋り始めたロボット掃除を、こっちに来てと呼びます。
指示に従いやってきたロボット掃除機をキッチンに閉じ込めています。
千尋、おもしろいです、ロボット掃除機のバッテリーが切れるまで閉じ込めていました。
動かなくなると「ふふ・・・」と笑みを見せています。
それからハッとなり「なにやってるんだろう僕・・・」と呟いて正気に戻りました。
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ロボット掃除機を充電器まで運んで充電を開始します。
千尋が「ごめんね」と謝ると『お気になさらないでください』との返事が返ります。
「ありがとう」には『どういたしまして』と返事が返ります。
千尋はロボット掃除機を好きになったようですよ、愛おしそうにボディを撫でていました。
友情が芽生えたように見えるねー。
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出会いと再会
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春斗がギフト出版のビルで海津と出くわします。
海津も伊月と那由多が付き合い始めた事を知っていました。
春斗は、初との関係がどうなっているのか聞かれてしまいます。
春斗は正直に、困っていると伝えます。
初の大きなおっぱいに迫られると、くらっと彼女になびいてしまうかも、と不安を打ち明けます。
海津は合コンをしてはどうかと提案してきました。
合コンで自分が初を口説くつもりのようです。
このまま初のアプローチに対して何の答えも返さないのは、流石にズルいと思った春斗は合コンを開く事にします。
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合コンが始まります。
参加者は以下の通りです。
男性陣、春斗、海津、千尋。
女性陣、初、青葉、アシュリー。
千尋が春斗たちと食事会をすると言ったら、アシュリーが是非参加したいと言い出したそうです。
他にちょうどいい女性の参加者を集められなかった春斗はアシュリーの参加を認めました。
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春斗は那由多が来なくてガッカリしている青菜に那由多の彼氏が伊月であることを教えています。
ディスっていた伊月が那由多の彼氏だと知った青葉は伊月の評価を改めていました。
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春斗は今度、初もボードゲームに誘う事になってしまいます。
春斗の解説に対する初の素直な反応に気分が良くなって彼女を誘う結果になってしまいました。
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自分の作品に自信があり、他人の作品をテンプレと貶す青葉に春斗は苦言を呈しています。
彼女の担当は那由多と同じ山県さんです。
山県の改稿にあたっての指示は要領を得ないと文句を言っている彼女に、那由多のデビュー作は誤字脱字の修正だけで出版されたんだよと、教えてあげています。
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海津は初と青葉に健康の大切さを説きます。
才能があっても身体を壊してしまったら書けなくなると、真剣に諭していました。
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千尋がガンプラが好きだと教えると、春斗と海津が盛り上がり始めます。
千尋が完成したネオ・ジオングの写真を見せるとヒートアップします。
千尋がスマホに入れていたガンプラの写真を見ながら千尋、春斗、海津でガンプラ談義をしていました。
その間、初、青葉、アシュリーはほっとかれていました。
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テンプレート・テンプテーション
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合コンが終わり帰る事になります。
青葉は早々と立ち去ります、千尋が追いかけて、青葉を駅まで送る事になります。
千尋はイケメンですねー、女の子にしておくのが勿体ないくらいヒーローチックです。
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海津が青葉の事が心配だと呟きます。
恐らく担当と上手くいかないだろうと言っています。
アシュリーが海津が面倒を見てあげればと言ってますよ?あれ?
担当との関係が拗れてデビューできなくなるのなら、その方が良いかもしれないと海津は言っていました。
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海津がアシュリーを飲みに誘います。
「・・・ところでアシュリー。ちょっと2人で飲まないか」
アシュリーは「いいわよ」と応じています。
2人は自然な感じで夜の街に消えて行きました!!
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残された春斗と初は混乱しています。
合コンで海津とアシュリーは殆ど会話してなかったような?
初の、2人は以前からの知り合いなのでは?との予想に春斗は納得する事にしました。
結果的に春斗が恐れていた初と2人っきりの状況になってしまいます。
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初には春斗に聞きたい事がありました、上目遣いで、少し話を聞いて欲しいとお願いしてきました。
雰囲気に呑まれた春斗は応じる事になります。
春斗は初からの告白を警戒していましたが、初の話は全く別方向のものでした。
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初は青葉の言っていたテンプレートって貶めを恐れていました。
彼女は自分の作品がテンプレと言われて読んで貰えないんじゃないかと不安になっていました。
春斗は初の作品を大賞にしたのは、彼女が自分の作品が好きなんだと分かったからだ、と言って励まします。
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初は異世界ものが好きだって事を熱く語ります。
そして、テンプレと言われている作品たちも読んでみると、其々に個性があり、作者独自の世界が描かれていると熱弁を振るっています。
春斗は初の分析力の高さに驚き、春斗に反発していた初が立派に成長した事を嬉しく感じています。
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初は春斗にテンプレと言われて読んで貰えないかも知れない不安を払拭する方法を聞いてきました。
春斗は誠実に、その問題は自分で解消していくしかない、自分も未だに不安だと伝えていました。
初は「不破先生でも、そうなんですね」とブギーポップみたいな曖昧な表情を浮かべました。
伊月のような自著の世界が好きって気持ちと春斗のような流行を追いかける分析力を持っている初は良い作家になりそうに思えます。
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春斗に話を聞いてもらい初は覚悟ができたようです。
そんな初に春斗は重大な事を伝えます。
自分とおなじような考えを持ち、悩みを抱える初は、自分と同じ舞台に立っている。
「不破先生」って呼び方はやめようか!
春斗に好きに呼んでくれて良いと言われた初は、「春斗先輩」と呼ぶ事にします。
「春斗先輩」と呼ばれることに、春斗は衝撃を受けています、良い、これは、良い!!
伊月の野郎、いつもこんなステキな感覚を味わってやがったのか。
春斗は「春斗先輩」と呼んでくる初に胸のときめきを感じていますよ。
これは、面白くなってきたぞ、初を振るのが目的だったのに、彼女にときめいてますよ!!
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THE LAST CRY IN HADES
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初の予想通り、海津とアシュリーは知り合いでした。
アシュリーの行きつけのバーで飲んでいます。
小柄なアシュリーはバーで飲むのも一苦労のようです。
この店のマスターとは知り合いなので免許証を見せて成人であると証明する必要はありません。
他の店では免許証を見せて成人と証明する必要がありそうです、苦労しているよね・・・
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2人は共通の友達を通して知り合いました。
その共通の友達が伊月が憧れている関ヶ原幽でした。
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幽は身長148センチの小柄な女性でした。
服装は黒のゴスロリを好みます。
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幽は3年前に膵臓癌で亡くなりました。
海津とアシュリーが当時を思い出しています。
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海津と幽は同じ新人賞からデビューした同期です。
デビュー直後から大人気を博し幽は有名になって行きます。
海津はそこそこ売れるが大ヒットを飛ばすことは無く作家を続けていました。
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幽は次々とヒット作を送り出しますが、新たに面白い話を思い付くとヒットしているシリーズを終わらせて新シリーズを立ち上げていました。
打ち切りにあう事の多い海津には羨ましくて仕方なかったそうです。
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ある時、幽が「真希那、セックスをするぞ!」と言って海津の元にやって来たそうです。
すごくエロいシーンが書きたいけど、自分は処女なので、実践がしたいと言ってきます。
海津が断ると担当に頼むかと言っています。
幽の担当は神戸でした、彼は真面目な男なので、断りそうだ。
断られた幽がろくでもない男に走るのは、不味いと考えた海津は一回だけ幽を抱く事にします。
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行為の最中、幽は写真を撮りたいだとか、ちょっと足をずらしてくれ、だとか注文を付けたそうです。
全てが取材の為だと分かる幽の行為に海津は萎える事になったそうです。
幽との行為が彼女にバレて海津は振られたそうです、可愛そうに。
この頃から海津は面倒見がよかったようです。
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アシュリーは幽が確定申告をお願いしてきた事で知り合ったそうです。
幽の紹介で小説家、マンガ家などの顧客が増え出版関係に強い税理士との評判を獲得する事になります。
若い女の個人事業主同士で、なんとなく気が合い友達になります。
.
アシュリーも幽のトリッキーな性格に振り回されたそうです。
百合小説を書きたくなった幽はアシュリーに付き合おうと言ってきたそうです。
ノーマルなアシュリーは警戒していますが、取材だと言われたので、申し出を受ける事にしました。
幽は徹底していたのでアシュリーは幽の事を「お姉様」と呼ぶ事になります。
アシュリーは幽との恋人生活に魅了されてしまったようです。
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アシュリーの事務所で一緒に住み、幽の為に甲斐甲斐しく料理を作ったりしたそうです。
手を繋いでデートもしてたそうですよ。
アシュリーは本気になってしまったのですが、幽はあくまでも取材だったそうです。
最後の原稿が完成した日に、「よし、じゃあそろそろ別れるか」と言ってきたそうです。
アシュリーは翻意を促したそうですが聞いては貰えませんでした。
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海津とアシュリーが知り合ったのは幽とアシュリーが付き合っている時期でした。
自分以外の友達として紹介された海津に嫉妬したアシュリーは幽にお姉様と、べったり甘えたそうです。
それを海津に目撃されています、これが、2人が微妙な感じの原因です。
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その後は元の友達に戻る事になったそうですが、アシュリーは家事をする気がなくなったそうです。
これが彼女の家が汚部屋になる原因でした。
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幽の「妹さえいればいい」がアニメ化されました。
ヒットし過ぎてしまいます。
作品が有名になり過ぎてしまい、大して興味のない人間にも知られる事になります。
そして、心無い誹謗中傷を受ける事になってしまいました。
幽はそれとも戦おうとして、より良い作品を作ろうとします。
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心にダメージを追っている幽が新人賞に応募してきた伊月の原稿を見る事になりました。
幽は伊月の原稿が気に入ったようです。
海津に向かって、こいつは天才かキ●ガイのどっちかだと言っていました。
幽は伊月の原稿の次に春斗の原稿を読んだそうです。
伊月の趣味丸出しの原稿の後に春斗の計算された原稿を読んで愉快な気分が吹き飛んでしまい春斗の原稿を酷評してしまったそうです。
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春斗はパーティーで幽に会い、手厳しいご指摘ありがとうございます、とお礼を言ってきたそうです。
そんな春斗の事を幽は、あいつは多分売れるぞ、と言っていました。
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パーティーで幽を紹介された伊月は最初、海津の事を関ヶ原幽だと思ってしまいます。
彼を連れてきた神戸に指摘されて、幽が女性だと知り驚いていました。
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幽は膵臓癌で倒れてしまいます、そして余命1年と宣告されました。
幽が新人賞の審査員を出来なくなり海津が代わりを務める事になりました。
以来彼は審査員を続けているようです。
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幽は亡くなる前に「妹さえいればいい」の最終巻の原稿を完成させます。
意識が途切れ途切れになってたそうです、幽の意識が戻っている間に神戸と海津が交代で幽の修正指示を病室で反映させ完成させました。
改稿作業が終わると幽はホッとした顔で眠るように意識を失い、目覚めることなく3日後に息を引き取りました。
海津は幽の遺作にも関わってたんだね。
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彼は幽が認めた伊月と春斗を見守ろうとしてるようですね。
幽の葬儀に出席した海津はラノベ業界で生き残ろうとの誓いを立てます。
未だに戦いを続けている海津は凄い人ですね。
春斗が尊敬している訳です。
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アシュリーが海津を誘います。
「-ねえマキナ。今月の24日はあいているかしら?」
海津は真顔になり真摯な声で謝ります。
「・・・すまんアシュリー。きみの気持ちは嬉しいが、俺はきみ相手にチンコが勃つ気がしないんだ・・・本当にすまない」と答えます。
アシュリーは海津の脛を蹴り、一緒に幽のお墓参りに行かないかと誘いました。
12月24日は幽の命日です、今年は2人でお墓参りに行く事になりました。
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聖夜
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今日が幽の命日なので伊月は沈んでいるようです。
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伊月と那由多はクリスマスデートをしています。
しかしクリスマスを舐めていた伊月は夕食を食べるレストランの予約をしませんでした。
どこも混んでいて困ってしまいます。
那由多が伊月の部屋には千尋の作ってくれた豪華なクリスマス的な料理がありますよね?行きましょうと誘います。
しかし伊月は那由多に襲われてしまう事を警戒しています。
初めての合体で愛欲の魔獣となった那由多に蹂躙された伊月はセックスはこりごりと考えています。
以降一度も那由多を部屋に上げていないそうです。
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那由多はごはんを食べるだけと伊月を説得します。
他に行く当てもない伊月は那由多の言葉を信じてしまいました。
部屋に入るなり「させっくす!」と叫んで那由多は全裸になり、襲ってきました。
ごはん食べるだけと言ったのは嘘です、と言っています。
伊月は那由多に搾りつくされたようです。
この2人の関係は面白いですね。
真っすぐに愛情をぶつけてくる那由多ステキです。
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ぼーなすとらっく 妹のためのメルヒェン
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伊月の部屋で、伊月、春斗、那由多、千尋の4人でゲームをしていると、京が『お願い』を持ってやって来ました。
学童保育でアルバイトをしている大学の友達の為にオリジナルのお話を作って欲しいというモノでした。
伊月は原稿料はいくらだと聞いてきます。
京は報酬を要求されるとは思ってなかったようです「え?」と言って固まってしまいます。
伊月はプロの作家に物語を作らせるのだ、相応の対価を要求するのは当然と言っています。
京はケチと非難しますが、伊月の考えは変わりませんでした。
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しかし、那由多と春斗は無料で良いよと快諾します。
2人の行動に伊月は目を剥いて驚いています。
作家2人の協力を得たので伊月貫きで話が進み始めます。
仲間外れが嫌な伊月は協力する事にしました。
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作ったお話は小学1年生と2年生に読み聞かせることになります。
小学生当時、自分たちが何を考えていたか思い出す事になります。
京から女の子は小学1年くらいで好きな人がいても全然不思議じゃないと聞いて伊月と春斗は驚いています。
那由多が6歳位だと『お父さんと結婚するー』とか言ってた気がすると言いました。
これを聞いた春斗が妹が小学生のときは『お兄ちゃんと結婚するー』とかバカなこと言ってたっけと言いました。
伊月が過剰反応を示します。
「お兄ちゃんと結婚する発言のどこがバカだというのか!」
突然キレた伊月に春斗がたじろいでいます。
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3人での合作だと滅茶苦茶になってしまう事を考慮して其々話を作りコンペする事になります。
伊月はプリ●ュアや仮面●イダーが出てくる版権を無視したお話を作って来ました。
伊月はプリ●ュアと仮面●イダーの事を良く知らないようです。
しかし出来上がったお話は面白いものでした。
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那由多は教育的な要素に力を入れたと自信ありげです。
京は嫌な予感を抱きます。
題名は『精子くんの大冒険』でした。
ほらやっぱりと京は言ってますが那由多は無視して朗読を始めました。
内容は精子が卵子に辿り着くまでを描いた冒険活劇でした。
これが那由多の文章力により傑作に仕上がっていました。
聞き終えた京は泣いて感動しています。
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春斗が持ってきたのは、彼が中学生の頃、妹の為に書いたお話を手直ししたものでした。
聞き終わった一同は、春斗のお話に『聴き手を喜ばせてあげたい』という純粋な想いを感じとります。
千尋が妹さんが喜んだのは、この話が小学生にとって面白いからって理由じゃないですよ、と指摘します。
春斗は昔の妹はどんなしょうもない話でも喜ぶくらいチョロかったから、と返答しています。
全く理解の無い春斗に千尋は不満そうですよ。
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検討の結果、那由多のお話を採用する事になります。
おいおい、『精子くんの大冒険』だぞ、大丈夫なのか?
京は友達に連絡すると、やっぱりです、相応しくないと、断られてしまいました。
タイトルを聞いただけでは否定されて当然ですよね。
まあ内容を確認して貰わなくて良かったかも知れないけどね。
もしも、『精子くんの大冒険』が採用されてたら、どうなっていたか。
感動させる事はできたのかも知れませんが各方面から問題にされたかも知れません。
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伊月は自分の作品を破り捨て、春斗に感謝しています。
「お前の妹への愛が、ダークサイドに堕ちていた俺の魂を浄化してくれたのだ」
春斗は、俺に妹への愛なんてねえから、と否定しています。
しかし京からも、春斗の作品からは愛を感じましたけど、と言われてしまいます。
春斗は自覚できていないようですよ。
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春斗が家に帰ると妹が話しかけてきました。
やっぱり、今日も怒っている感じです、ツンデレですね。
彼女は春斗の作品が採用されたか気になっていた様子です。
採用されなかったと聞いて安堵しています。
妹は春斗の作ってくれたお話が自分の為だけのモノだと認識していました。
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春斗が「あの話はやっぱり、お前のためだけの話だったんだ、他の誰かに伝わる必要なんてない」と言いました。
凄い口説き文句のように聞こえるよー、妹ちゃんも、そのように解釈したようだぞ。
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春斗に新しく自分の為だけにお話を作る事と要求してきました。
春斗は慌てます、そして伊月の様にプロ作家として相応の対価を要求しました。
妹ちゃんは、知り合いじゃなくて、兄妹なんだから、いいじゃんべつに、と言ってきます。
春斗は、納得してしまい、暇なときに、書いてあげる事になりました。
妹ちゃんは「絶対よ!忘れないでね!」と機嫌良さそうな顔をして歩き去ります。
千尋が妹ちゃんを羨んでいるのも頷けますね、自覚してないけど、春斗は妹に甘いんだよ激甘だよ。
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