ラノベの感想) 妹さえいればいい。第3巻 (ガガガ文庫)


春斗が伊月に恋愛相談を持ち掛けます。
春斗は京が好きになってしまいました。
伊月に京に彼氏がいるのか聞いてきます。
伊月はそれを知らないので気軽に、本人に聞いてみようと言ってメッセージを飛ばしました。
直接的過ぎて、それでは伊月が京を好きだと誤解されると春斗が焦ったので、伊月は続けて、別にお前の事が好きなんじゃないからな、というツンデレともとれるメッセージを出しました。
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ラブコメ(仮)
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春斗がそれだとツンデレだと思われてしまうと危惧しています。

伊月から彼氏がいるのか問いかけるメッセージを貰った京は狼狽えます。
春斗の危惧した通りになってしまいます、伊月からのメッセージをツンデレなのではと疑っています。
京はドキドキしながらいないとの返事を返しました。
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プレゼントを考えよう
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那由多が京の誕生日会を行おうと提案してきました。
サプライズパーティーをする事になります。
彼女へのプレゼントを考える事になるのですが、好きな小説家のサイン本が良いのでは、との話になります。
伊月がメッセージをだして京に好きな小説家を聞いています。
京は先日の彼氏いるのか?メッセージを貰ってからドキドキしているので更に困惑してしまいます。
彼女は正直に羽島伊月と返事を返しました。
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京から好きな小説家は羽島伊月だとのメッセージを貰った伊月は有頂天になっていました。
那由多は面白くないようです。
伊月に対して嫉妬しています、彼をライバルとして認識するようになったそうです。
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あらすじを考えよう
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伊月は次に出版予定の『妹のすべて』4巻のあらすじを考える仕事がありました。
伊月はそれをすっかり忘れていました。
担当の土岐から電話で催促されて思い出します。
まだ本文は仕上がっていません。
部屋にいた千尋にあらすじとは何か説明しながら考える事になりました。
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千尋に説明しながら考えたのが良かったようです。
伊月は無事にあらすじを完成させる事ができました。
『妹のすべて』はプロットを作らずに書いているそうですよ。
ライブ感を出す為だそうですが、千尋には行き当たりばったりなんだね、と言われてしまいます。
しかし、読者には次に何が起るのか分からないところが受けているようです。
書いている伊月にもどうなって行くのか分からないそうです。
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探求者
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街をウロウロしている刹那と遭遇しました。
何をしているか問いかけると、尻を探していると言っています。
刹那は先日、遭遇した千年に一度の素晴らしい尻を探しているそうです。
これは千尋の事ですね。
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刹那は尻に集中し過ぎていた余り、相手の顔をハッキリと覚えていないそうです。
ジャージを着ていた、刹那と同年代だった、と教えられた伊月は、部活帰りとかスポーツクラブの帰りだったんじゃないのか?とアドバイスします。
刹那は近隣の学校とスポーツクラブの周辺を探してみると言って旅立ちます。
伊月は無茶をするなよとの警告をしています。
千尋のズボンを同意無く下したからねー心配ですが、刹那が探しに行った場所では見つける事はまず無理でしょうから問題は起こらないと思います。
伊月はそういえば、千尋もジャージをよく着ているよな、と思っていますが、刹那が遭遇した尻の持ち主がまさか千尋だとは思っていません。
刹那が千尋に再遭遇するのは伊月の部屋になりそうだよ。
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21歳
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京の誕生日会が開催されました。
ゲーム大会をやるので来いと伊月に呼び出された京は誕生日会をしてくれるかもとの少しの期待を抱いてやって来ます。
京が伊月の部屋に上がると、ハッピーバースデーの掛け声が掛かりました。
伊月、春斗、那由多、千尋が誕生日会を開いてくれました。
那由多の提案だと知らされた京は那由多の頭をなでています。
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抱き合う二人を見て、伊月は那由多を春斗は京を見ながら顔を赤くしています。
テーブルの上には千尋が作った料理が置かれていました。
それを見た京は女子力で完全に負けていると言っています、そうなのか?・・・
女子力と聞いた千尋が慌てています、女子力なんて無いですと叫んでいます。
ちょっと不審な行動になっていますが、それを追及する人は居ませんでした。
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プレゼントを渡す事になり、伊月が得意気に自分のサインを渡しました。
あれー、京の反応が薄いですねー。
彼女にはプレゼントに自分のサインを渡すのーと不評でした。
同じ作家の春斗と那由多も、それは若干痛々しい行動だと言っています。
伊月がちょっと落ち込んでいます、好きな作家は羽島伊月じゃなかったの?と不満気でした。
千尋はハンカチをプレゼントします。
京からも女心が分かっていると好評でした、まあ、女の子なので、当然と言えば当然かもね。
京は、伊月は千尋を見習った方が良いとの苦言を呈しています。
春斗は観賞用の小さいエビが入った小瓶をプレゼントします。
これは好評でした。
最後に那由多が凄いものをプレゼントします。
那由多は京の為に書いたオリジナルの小説をプレゼントしています。
可児那由多の小説と聞いて伊月が大興奮しています、読ませて欲しそうですが、無理なようです。
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ビールを飲んで良い感じに酔っぱらった京はこれまで那由多に言えなかった事を告白しています。
自分には恋愛経験は無く男の子と付き合ったことなんて一度もないし、エッチだってしたことないの、と告白しました。
京は那由多に嫌われてしまうと思ったようですが、那由多は京がいい人だから好きなんだと告げています。
ビッチだろうと処女だろうとみゃーさんは私の大好きなお姉ちゃんです、と告げました。
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家に帰ってきた京は那由多の小説を読んでみる事にします。
那由多はファンタジー小説といっていたのですが、エロ小説でした。
しかもヒロインが京になっていて、相手の騎士は那由多の好みが反映されているので伊月でした。
小説の中で京と伊月はいたる所でセックスしまくっていました。
読み終えた京は一晩中ムラムラして過ごす事になりました。
那由多は自慰行為をするようですが京はするんだろうか?
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遊園地
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春斗が伊月に向かって京攻略のサポートをするって約束を覚えているか問うてきました。
伊月はすっかり忘れていたようです。
そこで急遽、遊園地に遊びに行く事になりました。
メンバーは伊月、春斗、那由多、京です。
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那由多の提案で一番大きなジェットコースターから乗る事になりました。
最初はワクワクしていたのは那由多だけでした。
伊月はジェットコースターの高さに恐れをなしていたようです、ガクガクブルブルでした。
しかし乗ってみると、その楽しさに目覚めてしまいます。
那由多と一緒になってワーキャー笑いながら楽しんでいました。
降りた後の表情が二分されています。
伊月と那由多は大喜びですが、春斗と京はゲンナリしていました。
ジェットコースターが楽しくなってしまった伊月は全部の絶叫マシンを制覇しようと言い出します。
ここで二手に別れる事になりました。
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春斗はジェットコースターが苦手なように見える京と自分は待っていると提案します。
春斗はチャンス到来と喜びますが、悲しい現実を目の当たりにする事になってしまいます。
伊月の手を握り連れ出そうとしている那由多を見送っている京の表情を見てしまいました。
那由多に向かって手を振っていた京、那由多の視線が切れると切なそうな顔に変化しました。
この顔を見た春斗は京は伊月の事が好きなんだと察してしまいました。
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伊月と那由多が絶叫マシンを堪能している間、春斗は京と二人でおとなしめのアトラクションに乗ったりしていました。
しかしそれ程の盛り上がりも無く過ごす事になります。
京の本心を知ってしまった後もキチンとエスコートしている春斗は立派だったと思います。
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戻ってきた伊月は春斗に向かって進展具合を聞いてきました。
伊月は春斗のサポートをしてくれたようですが、春斗は全然無かったと答えています。
伊月から情けないなーと言われても拳を握り不満を抑え込んでいる春斗がカッコいいです。
春斗はサポートの中止を願い出ます。
伊月が好きな京に対して伊月が春斗と京をくっ付けようとする行為は余りにも残酷だと思ったからでした。
春斗も他人を思いやれるいい人ですね。
京とお似合いに思えますが、この二人に幸せはやって来るのでしょうか?
上手くいって欲しいものです。
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動物園
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遊園地に行ったのは取材も兼ねていたのですが絶叫マシンに乗っただけでした。
『妹のすべて』には絶叫マシンでの体験を反映した面白いストーリーが書けたそうですが、少しデート成分が足りないと感じた伊月は再取材を行う事にします。
炬燵で寝ていた那由多に向かった動物園に行くぞと宣言します。
伊月からのデートの誘いに那由多は急覚醒しました、とても嬉しそうです。
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動物園ではパンダを始め色々な動物を見学しています。
那由多が注目したのは色々な動物の局部でした。
「・・・おおー、でっかいですね、先輩」と嬉しそうにしています。
しかも各動物の局部写真を撮っていました。
変わった趣味にも程がありますねー。
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那由多が一番気になっていたのはカンガルーのゴールデンボールでした!!
振り子のようにぶら下がっているのが気になるようです。
マル出しで決闘するらしいカンガルーのゴールデンボールは危険じゃないかと心配していました。
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アルバイト
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千尋が大野税理士事務所を訪れます。
そこはアシュリーの個人事務所でした。
千尋はアシュリーに誘われたアルバイトを行う事にしました。
アシュリーの事務所は赤と黒の2色で統一されています。
他の税理士事務所とは恐らく雰囲気が異なるんだろうと思われます。
色々と拗らせている雰囲気が漂っていますよ。
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アシュリーは最初の仕事として台所の掃除を指示しました。
この事務所はアシュリーの自宅兼事務所だそうですよ。
千尋は台所に向かい恐ろしい光景を目にする事になりました。
アシュリーの自宅スペース・・・そこは『汚部屋』でした。
カップ麺の容器とか飲みかけの日本酒の瓶とかコンビニ弁当の容器が散乱していました。
脱ぎ散らかした下着まで落ちています!!こっちはちょっと興味が沸かないですか?アシュリーのパンツ。
シンクには洗っていない食器が積まれていて水垢でぬめっています。
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千尋はまたもダメな大人と知り合ったようです。
千尋はアシュリーに、ちょっと本気を出してもいいですか?と問いかけます。
千尋の本気、これが凄かったようですよ。
五時間後、惨憺たる有様だった汚部屋はお部屋になりました。
ピカピカです。
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アシュリーは長時間の掃除で汗をかいた千尋に風呂に入る事を勧めます。
千尋も掃除中に広い風呂を羨ましく思っていたので、風呂を使う事にしました。
ここで大事件が発生してしまいます。
アシュリーの善意からの行動だと信じたいところです。
まさか、美少年の千尋を喰っちまおうと思って入ってきたとは思いたくないねー。
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アシュリーはタオルの場所を教える為に脱衣所に入ってきました。
そこで全裸の千尋を見てしまいます!!
胸元から視線が下に移動します・・・付いてなかった!!
アシュリーに千尋が女の子だとバレました。
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その後、千尋とアシュリーは一緒に入浴しています。
千尋が家族の中で千尋の事を男だと思っているのは伊月だけだと説明しています。
父親の再婚で千尋と兄弟になってから、家での交流が少なかったのが原因のようですね。
伊月の仕事関係の人間の前でだけ弟で通しているそうです。
特に女の子だと隠している理由は無さそうです。
千尋はアシュリーにバラさないようにお願いしていますよ。
アシュリーは胸の小さな女の子をいじめる趣味はないの、と言って秘密を守ってくれる事になります。
しかし、いつまでも隠しておけないでしょ、と言っています。
千尋が妹だと知った時の伊月の反応が楽しみなようです。
伊月は自分の大切なオモチャ、気になるわぁ、と言って笑っています。
ホント、伊月の反応が気になりますね。
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クロニカクロニクル設定資料
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春斗が設定を追加しています。
ゲームを進行する為には必要な行為のようですよ。
春斗は自分が作ったTRPGを伊月たちに遊んでもらう事を楽しみにしています。
京の書いたキャラクターシートを見て彼女が好きだと再確認しています。
ため息を漏らしていますが、春斗はどう動くのでしょうね?
諦めるとは思えませんが・・・
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水族館
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伊月は取材の為に水族館に出かけようとしていました。
部屋を出ようとしている所に千尋がやって来ます。
二人で水族館に行く事になりました。
出かけたのが夕方の帰宅ラッシュ時だったので満員電車で伊月と千尋は密着する事になっています。
千尋が顔を真っ赤にしていますねー、一人でドキドキしている千尋がとっても可愛いです。
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水族館で魚を見て回るのですが、ここで千尋の変わった感性が見られました。
千尋は魚を食材として見ていました。
この特異な感性は伊月にとって恰好のネタとなったようです。
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駅に向かうと事故で電車が止まっていました。
二人はタクシーで帰る事になります。
まずは千尋の住んでいる伊月の実家に向かいます。
伊月は実家が嫌いなようですね、険しい表情をしていました。
到着すると玄関から父親の啓輔(けいすけ)が出てきました。
伊月は視線を合わせようとしないねー。
啓輔は「土産ありがとう」と事務的な口調でお礼を言っていました。
伊月も別にと素っ気ない態度です。
言い終わると啓輔は家の中に戻ってしまいます。
やっぱり伊月と啓輔の間には何か問題がありそうです。
千尋はもっと伊月と啓輔に歩み寄って欲しそうですが、無理でした。
憂いを帯びた眼差しで千尋が見送ってくれました・・・
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主人公になりたい
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伊月が『妹のすべて』4巻の原稿を完成させました。
「うおおおお終わったああああああああああ!!」
やっぱり部屋に遊びに来ている春斗と那由多がお祝いしてくれる事になります。
三人で盛り上がる事になっています。
伊月と春斗はビール、那由多はオレンジジュースです。
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酒盛りの後、ゲームをする事になりました。
『ワンス・アポン・ア・タイム』ってカードゲームをする事になります。
これが酷い展開となってしまいます。
那由多が暴走したのが不味かったね。
那由多が主人公の名前をイツキくんにします。
そしてイツキくんのおちんちんが1メートルのビッグサイズと設定してしまいました。
そこからの展開が混乱を極める事になりました。
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イツキくんが、この巨大おちんちんを武器として戦う戦士になります。
最終的におちんちんは二本に別れて鞭のようにしなる設定となりました。
敵を絞めて攻撃していたようですよ。
バッドエンドとして終わらせたい伊月、ハッピーエンドにしたい那由多、教訓めいたエンディングに持っていきたい春斗。
思惑が交差して二転三転しましたが春斗が勝ちました。
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ゲームが終わると昨日は徹夜だったのです、と那由多が言い出し寝てしまいます。
那由多はカンヅメしたいと言って編集部のお金でホテル暮らしをしているのですが、仕事を全くしていなかったそうです。
仕事の代わりに京にプレゼントしたエロ小説を書いていたそうです。
それがバレてしまい編集者に本気で怒られたそうです。
ホテルに戻る力も残っていなかった彼女は伊月のベッドを借りて寝てしまいます。
これも凄い関係だよね・・・美少女がベッドを借りて寝てますよー、伊月は後で那由多の残り香をクンカクンカしたのでしょうか?
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那由多が寝ると、春斗が伊月に言ってきました。
「・・・お前、なゆちゃんと付き合っちゃえよ」
伊月は戸惑っています。
「いい娘じゃん、なゆちゃん。可愛いしおっぱい大きいし面白いしエロいし」
うんうん激しく同意ですねー、最高の女の子だと思うんだけどねー。
伊月は固い声で、ハッキリ断ったって教えたよなと言ってきます、ちょっと怖い感じですね。
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春斗がシツコク、那由多のことめちゃ好きだろ?と追及しても、別に、とまだ認めません。
あれだけ熱烈なアプローチしてるのに生殺しじゃ可哀想だろ、ダメなら改めて拒絶して解放してやれと告げると、遂に認めます。
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伊月は那由多の事が大好きでした。
好きだし付き合いたい。
他の男とあいつが付き合うなんて死んでも嫌だ。
俺だけのものにしたい。
春斗が気軽に「なゆちゃん」と呼ぶ事さえもムカつくそうです。
結婚したいと思っているそうですよ。
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しかし今はまだ駄目だと言っています。
現在の伊月と那由多・・・小説家として差が大きすぎるのが問題のようです。
今結婚すると伊月は那由多のお相手の2歳年上の同業者の男性、と紹介されてしまいます。
伊月はそれが我慢できないようです。
伊月は主人公になりたいんだと主張します。
現在主人公の地位にある那由多と対等の主人公になれた時に彼女に結婚を申し込むそうだよ。
それまでは、那由多に待ってもらうと言っています。
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春斗には伊月の気持ちが理解できたようです、じゃあ、しょうがないな、と言っていました。
春斗は那由多に並ぶのは相当厳しいぜ、一生かけて足掻いても実現できるか怪しいくらいだとも言っています。
それは伊月も理解しているようです。
伊月は那由多と結婚したときに「お相手は2歳年上の同業者の男性」と言われないレベルを目指すそうです。
その為にはまずはテレビアニメ化だと言っています。
このアニメ化は足掛かりと捉えている伊月の発言は春斗を刺激したようです。
負けたくないと思っています。
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寝てると思われていた那由多は起きていたようです。
伊月と春斗の会話が聞こえていたようです。
那由多は耳まで真っ赤に染まっていました、嬉しくて軽く昇天しちゃったんじゃないかな?
伊月と春斗は那由多に聞かれていた事に気が付いていません。
伊月の熱すぎる想いを聞いてしまった那由多の行動に変化はあるのでしょうか?
今までの那由多は伊月にどう思われているか不安を抱いていたんじゃないかと思います。
それが、物凄く愛されていると知ってしまったので、行動に変化があるのか注目ですね。
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翌日、寝ている伊月のところに土岐がやって来ました。
4巻の原稿をそのまま入稿することと、『妹のすべて』のアニメ化が決定した事を告げてきました!!
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番外編 羽島伊月の誕生
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伊月が小学6年生のときに母親が入院しました。
父親の啓輔は多忙だったので家政婦を雇います。
三田洞さんという40代のふくよかな女性でした。
彼女は少しお節介な面があったそうです。
伊月の事を凄く気にかけてくれます。
家でも伊月の話をしていたそうですよ。
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伊月の母親は伊月が中学2年生のときに亡くなります。
伊月は塞ぎ込んで行きました。
三田洞さんは伊月が塞ぎ込んでいる話を家でもしていたようです。
ある日、伊月の家に一人の女の子がたずねてきました。
家政婦の三田洞さんの娘だと言っています。
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伊月は彼女を家に入れて話を聞く事になります。
彼女は三田洞彩音と名乗りました。
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彩音は家で母親から伊月の話を聞いていて弟の様に思えていたそうです。
塞ぎ込んでいる弟が心配で遊びに来たそうですよ。
彩音は伊月の持っているラノベを貸して欲しいとお願いしてきます。
伊月は何が良いのか悩んでいますが、彩音が今一番好きなモノを貸して欲しいと言われたので、貸してあげました。
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翌週、感想と共に返してくれます。
そこで彩音はメイドのコスプレをしてくれます。
彩音の友達のお姉さんがコスプレ衣装を作っている会社で働いているそうです。
そのつてで借りたそうですよ。
借りたラノベは、とても面白かったとの彩音の感想を聞いて、伊月は彼女の事を信用する事になります。
伊月と彩音の交流が始まりました。
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以降、色々なコスプレをしてくれます。
伊月がラノベを貸し、彩音はマンガを貸してくれました。
カラオケボックス、ボーリング、ゲームセンターに連れて行ってくれます。
彩音との交流がボッチの伊月に女子に対する免疫力を付けてくれたそうです。
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交流は伊月が中学3年生まで続きました。
あるとき彩音が落ち込んでいる事がありました。
理由を聞いてみると彼女は告白して振られたそうです。
コスプレ巨乳美少女を振ったのか・・・バカだな!!
彼女を振った相手について聞いてみると、その男の行動は、伊月の行動と似たような感じでした。
この頃の伊月は彩音の事が好きになっていて、いつか告白したいと考えていました。
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伊月は彩音に告白したのですが、断れてれしまいます。
彩音は伊月の事を弟としてしか見られないと言っていました。
伊月は、もう来ないでください!と別れを切り出しました。
「僕に姉は必要ありません」
「・・・僕にはー妹さえいればいい、ので」
この頃から伊月は妹が好きになっていました。
彩音は伊月にとってラノベの主人公やヒロインのような存在でした。
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彩音との交流を絶ってからの伊月は無為な時間を過ごしたそうですよ。
高校進学が決まった時期に、大好きな『妹さえいればいい!』ってラノベの最新刊の巻末に乗っていた新人賞の募集告知を発見しました。
審査員のなかに、この本の作者である関ヶ原幽の名前を発見した伊月は天啓を得ました。
小説を書いてみよう。
主人公になりたいって気持ちが伊月の作家としての根源のようです。
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成分美少女友情変態青春義妹ラッキースケベ
評価AAAAAAAABBBBA

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