ラノベの感想) 妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)


羽島伊月(はしま いつき)はラノベ作家です。
彼には物凄い特徴がありました。
妹が大好きです、と言っても彼には妹は居ませんよ。
妹が居ないので自分で理想の妹を作ろうとしてラノベを書いているようなんですよ。
新作のプロットを作成したのですが内容が凄すぎました。
主人公には妹(アリス)が居て、全裸の妹がキスで目覚めさせてくれています。
主人公は妹の白いプリ尻を見ながら起きだして、妹の作ってくれた朝食を食べています。
この朝食のメニューが凄すぎです。
妹が生んだ卵を使ったオムライスを食べています。
そして妹の搾りたてミルクを飲んでいました!!
主人公の口の周りにケチャップが付いていたのでアリスが平行世界から脱ぎたてのほかほかパンツを取り出して拭いてくれます。
主人公は妹の脱ぎたてパンツを食べたいなー、と考えて食べてしまうぞ!!
美味しいと言ってますねー。
アリスがお昼ご飯は新鮮な脱ぎたてパンツに搾りたてミルクをたっぷりかけた焼きたてパンツを作ってくれるってところまで読んだ担当編集は原稿を投げつけています。
「なっんじゃっこっりゃあああー!!」

常人の感性をブッチギッてる伊月のプロットを理解できなかったようです。
伊月はアリスと主人公の行動はいたって普通だと主張したいようですが理解を得られません。
「普通でたまるかこの妹キ●ガイが!」と罵られてしまいました。
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駄目だしばかりですが伊月は売れっ子作家です。
高校生でデビューしてから3年が経過しています。
その間に20冊の本を出版しています。
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伊月には家事全般が得意で勉強もスポーツも出来る完璧超人の弟が居ました。
名前は千尋くんです、高校生のようです。
伊月の実家は彼の住んでいるアパートからバスで20分程度の場所にあります。
生活能力が皆無の伊月を見かねて家事をやりに来てくれているようです。
担当編集の土岐健次郎が伊月との打ち合わせを終えての帰り道、千尋と遭遇しました。
二人は伊月のアパートで何度も遭遇しているので旧知です。
千尋が伊月の世話を焼いていると知っている土岐は正直な感想を述べています。
「・・・まったくよくできた弟さんだ。伊月が羨ましくなるな」
これを聞いた千尋は顔を赤らめて丁寧な挨拶を残して伊月の部屋に向かいました。
土岐は千尋が弟ではなく妹だったら伊月もあんな妹キ●ガイにならなかったんだろうにとの感想を述べています。
妹が居た場合は伊月がラノベ作家には成っていなかったなと複雑そうです。
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伊月と千尋は素っ気ない会話を交わしていますね。
二人の間に微妙な空気が流れているのには理由がありました。
この二人義兄弟だったぞ。
千尋は伊月の父親の再婚相手の連れ子でした。
伊月が高校2年生、千尋が中学1年生のときに二人は兄弟になったそうです。
伊月が実家で暮らしていたときは「同じ家に住んでいるだけの他人」だったそうです。
伊月が大学に進学して一人暮らしを始めると関係に変化が現れました。
生活能力が無い伊月の面倒を見る為に千尋が頻繁に伊月のアパートにやって来るようになったそうです。
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千尋は本当に甲斐甲斐しく家事を行っています。
千尋は料理が上手なようです、エビチリ、八宝菜、炒飯を作ってくれますよ。
二人で美味しく食べています。
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伊月が千尋に質問をしています。
千尋に、自分の世話を焼く以外に、やる事が無いのか、と聞いています?
彼女とか作らないのか?と質問すると、別に欲しくないし、兄さんが心配だし、と言われてしまいます。
千尋が拗ねたような感じで返答してきたのが不思議ですね。
完璧超人の千尋に対して劣等感を抱いている伊月は、お前に心配される筋合いはない、と言い返してしまいました。
千尋が現実を見据えた反撃をしてきました。
伊月は買い置きしてある洗剤の場所を把握できていませんでした。
伊月は降参して千尋の世話焼きを受け入れる事にしたようだぞ。
千尋が嬉しそうに、「・・・やっぱり僕がいないと駄目みたいだね」と言っていました。
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伊月には困った後輩作家が居ました。
彼女の本名は分かりませんが、ペンネームは可児那由多(かに なゆた)と言います。
銀髪碧眼の18歳で、伊月の大ファンです。
小柄ですが胸はかなり大きめです、ロリ巨乳ってやつだね。
端的に言って彼女は変態でした!!
言う事が一々、隠語交じりでエロエロなんですよ。
直接的にエロワードを口にする事も多々あります。
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伊月が那由多に何が食べたいか聞いた時に、彼女は、先輩のおちんちん、と答えています。
即ハメOKと言っていた事もあったね。
那由多は伊月を深く愛していて、直ぐにでも伊月にハメて貰いたいようです。
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那由多は中学生の頃に酷いいじめにあっていたそうです。
絶望している彼女が手に取って読んでみた伊月の作品に心を打たれたそうです。
彼女を共感させたのは「運動も勉強も得意ではなく友達も少なくて、学校では空想ばかりしているうちになんとなく小説をかくようになり」という伊月があとがきに書いた一文でした。
これはマジだ、那由多は伊月の作品ではなく、作者本人に惚れてしまったようだ。
伊月に惚れてしまった那由多は伊月に会う為だけに小説を書き始めて新人賞を獲得してデビューしたそうです。
二人の出会いも劇的なイベントが発生する稀有なものでした。
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新人賞の受賞パーティーで新人作家として那由多が伊月に紹介されました。
そこで那由多は伊月に「好きです」と告白しました。
周りで聞いていた人々の時間が凍り付きましたが、那由多が続けて「羽島先生の作品が」と付け足したので「まぎらわしい!」との突っ込みが入りました。
那由多が急に微動だにしなくなり、顔色が真っ青に変化します。
そして・・・「おげええええええええ」と伊月に向かったゲロをぶっ掛けました。
那由多は憧れの伊月に会えて緊張しまくっていたようです。
変態ですが超絶美少女なので那由多のゲロをかけられた伊月はご褒美を貰ったとも言えるかも?
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二日後、担当編集者に連れられて那由多が菓子折りを持って謝罪にやって来ました。
そこで那由多は伊月に本気の告白を行いました。
伊月はパニックになってしまい、返事を保留する事になります。
ヘタレていますが、那由多ほどの美少女に真剣な告白をされたので仕方ないとも思えます。
那由多の事を知る為に彼女の著作を読んでみることにしました。
これが不味かったねー、伊月は那由多の著作を読んで、彼女は格が違うと理解してしまいました。
作家として自分よりも数段上にいると理解してしまったぞ。
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伊月は那由多の告白にノーと返事をする事になります。
振られてしまった那由多はボロボロと泣き出してしまいます。
伊月は自分が悪い事をしている気分になってしまいます。
全く悪い事はしていないのですが、目の前で美少女が泣いていると自分が悪者になった気分になるそうだよ。
伊月は那由多と友達として付き合っていく事にします。
那由多も伊月の傍に居られると一応の納得をしたようです。
伊月から部屋に来ても良いとのお墨付きを貰ったので那由多は頻繁に伊月の部屋に遊びに来る事になります。
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那由多は伊月の部屋に遊びに来るようになっています。
千尋が作り置きしておいたご飯を伊月と一緒に食べています。
那由多は伊月の部屋で風呂に入る事もあるようです。
「・・・妹にしか興味がないなんで、先輩は本当に変態さんですね」と呟きながら、脱衣所で全裸のまま伊月のトランクスに顔を埋めて匂いと感触を堪能しています。
高度過ぎる・・・那由多は完全な変態さんです。
この姿を伊月が見たらどうなっちゃうんだろうか?やはり変態は御免だと追い出されるのだろうか?
それとも、ここまで愛してくれると感激して交際を認めるのだろうか?
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伊月は大学を一年で中退してしまいましたが、友達を作る事に成功しています。
出会いは残念なものだったのですが、女の子の側が頑張ったので関係が継続する事になっています。
彼女の名前は白川京(しらかわ みやこ)です。
彼女は垢抜けた感じの可愛い系美人です。
華やかな容姿をしているので中学、高校時代から非常にモテたそうですが彼氏がいた事は無いそうです。
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伊月は大学でもボッチだったようです。
周囲がサークル活動やコンパやバイトに精を出す中浮いていたようです。
休み時間も一番後ろの端っこの席でノートパソコンのキーボードを叩いていたそうです。
伊月はたまにニヤニヤ笑ったり、ぐんにゃり顔を歪めたりしていました、恐らく原稿を書いていたんだろうと思います。
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そんな伊月に興味を惹かれた京は声をかけてみる事にしました。
いきなり美人の京に声を掛けられた伊月はきょどっています。
京は伊月がいつもパソコンで何をしているのか聞いてみたようですね。
誰にも言わないと京が強く問い詰めたので小説家をしていると教えました。
京は伊月の著作を読んでみました、好奇心が強いですねー。
そして、あんまり面白くなかったと正直な感想を述べてしまいます。
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伊月が、俺の作品は貴様のようなビッチ女子大生をターゲットにした作品ではないのだ!と反撃すると京はカチンときたようだ。
京は見た目の印象から中学生の頃から陰口を叩かれていたそうです。
自分はビッチじゃないと正当な主張をしてきます。
伊月の本に関してまともな質問をしてきました!
「なんで妹とキスしたら魔法が使えるようになるの!?」うんうん良くわかる、こんな高度な設定は理解し難いよね。
伊月はビッチには分からないと言ってしまいます。
京がぽろっと真実を漏らしちゃってます、付き合ったことだって、一度も、と言ってるねー。
こ、これはー、京は見た目とは違い処女のようだぞ、しかしヒートアップしている伊月は気付かない。
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京に向かって自分の本は10万部売れている、10万人もの人間が理解できるって事だ。
自らの愚鈍さを恥じない無恥ぶりはもはや罪とさえ言えよう!
自分の無恥ぶりを恥じて穴にでも埋まっているがいいこの恥知らずなビッチがァァァァァ!と言ってしまいました。
これを聞いた京は伊月を引っぱたいています。
そこまで言わなくてもいいじゃないのよばかぁ!ううううー、と叫んでいます。
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伊月はアマゾンで見た似たような糞レビューを思い出してついと泣いている京に謝ります。
京は、「だからあたしビッチじゃないもん!ていうか泣いてないし!」
「いや、どう見ても」
「泣いてないしビッチじゃない!」
と泣きながら主張しています、可愛いですねー、泣きながら泣いてないと主張するのはアリだ!!
伊月が京はビッチじゃなくて泣いてないと認めると、京は納得してくれます。
それが二人のファーストコンタクトでした、微妙な感じですが、ビッチ呼ばわりした女の子と仲良くなる伊月は凄いヤツかもしれませんね。
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京は伊月に興味を持ったので彼と親しくするようになります。
伊月から小説に登場する女の子のファッションについて意見を求められたりもしていました。
夏休みが終わって後期が始まる頃、伊月から「大学やめた」とのメッセージが届きました。
京は自分が何をしたいのか決まっていません、何となく大学に進学したそうです。
自分の目標がハッキリと決まっている伊月が眩しいもののように思えていました。
絶対に離れてやるもんかと、伊月と離れない為に頑張る事になります。
京は伊月に惚れてしまったようですよ。
伊月の部屋は大学から5分の場所にあるので、空いた時間を潰す為と称して、ちょくちょくやって来ることになります。
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京にはライバルが居ました。
これが複雑な関係になってしまっています。
京が伊月の部屋を訪れると下着姿の那由多が出てきました。
先輩ならまだ寝ていますと言っています。
朝までずっとやっていたものですからと付け加えてますねー。
京は伊月と那由多が朝までヤッテたと勘違いしてしまいますが、那由多の説明により、二人がまだ一線を越えていないと知り安心しています。
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那由多と京は一緒に帰る事になります。
那由多が京に相談を持ち掛けました。
「最近先輩がエッチしてくれないのです」
京は驚いていますが、これは那由多の使った叙述トリックでした。
伊月は知り合ってから一度も那由多にエッチ行為をしていないそうです。
京はほっとしていましたが、那由多が伊月の部屋でしていた行為を聞いて心配になっています。
那由多は寝ている伊月の横に全裸で潜り込んでいたそうです。
チャイムが鳴ったので慌てて下着を付けて出てきたってのが真相でした。
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那由多は伊月がエッチしてくれないのが不満なようです。
那由多は京の事を経験豊富なビッチだと思っているようですねー、伊月を欲情させる方法を聞いてきました。
京が自分はビッチじゃないと反論すると、女子大生なんてみんな喋るおちんちんイーターだと思っていましたと返答しています。
恐ろしい偏見を持っているようですが、京の発言から一部では正しい認識だと判明します。
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京がビッチじゃないと返答したので那由多は、では処女なのですか?と聞いてきました。
ここで、そうだと言えれば京の苦労は減っただろうに、見栄を張ってしまい処女と認められませんでした。
「そ、そんなわけないじゃない!と、当然彼氏くらい何人もいたわよ!」
これは不味いね。
「はー。さすがみゃーさんはオトナです」と那由多に尊敬の眼差しを向けられる事になっています。
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京は伊月のどこが良いのかと嘆くと、那由多から強烈な返答が帰ってきました。
那由多は全部が大好きですと答えています。
もう完全に伊月に惚れています。
ここまで惚れてくれる美少女の想いに応えない伊月もある意味凄いぞ。
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那由多は友達が一人もいなかったので、京と友達になれて良かったと感謝しています。
ここまで真っすぐに接してくる那由多に京は若干の後ろめたさを感じています。
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京も伊月が好きなようですが、那由多の手前、それを表立って表現する事が出来なくなっています。
那由多は京と初めて会った時に強烈な牽制をしてきました。
那由多は京に向かって伊月の事が好きなのかと聞いてきました。
京は反射的にただの友達だと誤魔化してしまいました、これが間違いの元だったね。
那由多は自分は伊月が好きです、私の全てですと告白します。
そう宣言してから、伊月を好きになった経緯を克明に説明する事になりました。
凄惨ないじめの内容を語ったようです、それを聞いていた京は激しい怒りを感じています。
顔をくしゃくしゃにして大粒の涙を零して那由多をいじめた同級生を罵倒していました。
京の反応を見た那由多は、自分の為に本気で泣いて、本気で怒ってくれる京を良い人だと感じ、好きになりました。
そして那由多は京に懐くことになってしまいます。
那由多は京が伊月を好きな事を知りません。
那由多から見たら素敵な友達が出来たって事で良いことしかないですが、京は苦しそうだぞ。
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伊月には同期デビューの男性作家の友達が居ます。
本名は知らないそうですが、ペンネームは不和春斗(ふわ はると)と言います。
20代前半のイケメンです。
自分の事をイケメンと言っていますが、本当にイケメンなので伊月は反応に困っています。
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伊月と春斗は同じ出版社から本を出しています。
伊月のアパートはその出版社に近いので出版社に来る用事があった場合、春斗は伊月の部屋にもやって来ます。
ビールが好きなようで、お土産に良く持ってきます。
拘りがあるようで、ベルギービールを良く持ってきますよ。
しかもビールを飲むためのグラスにも拘りがあるようだ。
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春斗の作品は人気でアニメ化されるそうです。
彼の読者は若い男性が多いそうですよ。
アニメ化されるので雑誌などのインタービューを受けたそうだよ。
写真も載ったのでイケメンである事が発覚してしまったそうです。
声優に手を出すんじゃないかと読者に疑われるのを避ける為に、ホモアピールして誤魔化す事にしたそうです。
その相手役に伊月を使っていますよ。
彼はセルフプロデュースにも気を配っているようだ。
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これには理由があって、春斗は自分の事を天才では無く職人タイプの作家だと認識しています。
伊月や那由多の事は天才の芸術家だと認識しています。
現状、売り上げでは春斗が勝っているようですが、彼は伊月の事をライバルと認識していました。
那由多が伊月の作品を読んで作家を志したと知っているので、一人の人間の人生を変えた伊月に敗北感を抱いています。
だから伊月に興味を持ったようですよ。
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22歳の春斗には7つ離れた実妹が居ます。
この子は、どこから、どう見ても春斗の事が好きなのですが、現実主義者の春斗は妹が兄に惚れるとは考えていません。
全く、欠片も、考えていません。
春斗の妹が結構、頑張ってアプローチしているのですが、全く効果が無いですよ。
妹は春斗同様に端正な顔立ちでスタイルもいい美少女です。
しかし性格が刺々しいそうだよ。
告白してきた男子生徒を容赦なく罵倒して心に傷を負わせたことが何回もあるそうです。
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そんなだから、素直に春斗に甘える事ができないようです。
人によっては横暴な妹に振り回されるご褒美的なイベントなんだけど、春斗には効果無しです。
彼は「俺の妹がブラコンでツンデレなわけがない」と固く信じています。
現状、春斗の妹が春斗を攻略する可能性は皆無でしょう。
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大学の定期試験を終えた京が伊月の部屋を訪れると異変が起こっていました。
部屋の中がとっても寒いです・・・
エアコンが壊れてしまったそうで、修理に来てくれるのは三日後だそうです。
那由多も部屋に遊びに来ていたのですが、彼女も震えています。
ここで那由多がトンデモナイ発想で問題解決の為のアイディアを提案しました。
彼女が読んでいたマンガの内容が修学旅行で沖縄に行く話でした。
伊月と那由多が恐るべき行動力を示し、急遽沖縄旅行に行く事になってしまいます。
京まで那由多に誘われてしまい断れないで付いて行く事になってしまいます。
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ここで京を誘ってしまう那由多がとっても純真で可愛いです。
伊月と二人ならエロエロとチャンスがあっただろうに・・・いや、二人だと伊月が旅行に行かないと思ったのか?
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沖縄に到着してホテルにチェックインする事になります。
部屋割りは伊月が一人部屋、那由多と京が同室って事になります。
常識的ですねー、那由多は京に伊月と交代してくれとお願いしてきましたが聞き入れられる事はありませんでした。
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食事の時に、伊月と那由多が二人の間では定番のネタの応酬をしていました。
那由多が伊月に、好きです、セックスしましょう、など過激な発言をしています。
伊月は華麗に聞こえないふりをしてスルーしています。
慣れていない京だけが二人の会話にドキドキハラハラしていました。
伊月が那由多に食べ物を食べさせて上げると那由多がエロ行為を始めています。
食べ物を食べ終わっても伊月の箸を「れろれろ・・・ちゅぱちゅぱ」舐めていました。
那由多、本当にエロい。
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那由多が眠ってから京が伊月の部屋にやってきました。
コンビニで買い込んだお酒とお摘みを持ってきています。
二人で飲み始めます。
京が伊月に那由多のことをどう思っているのか聞いてきました。
彼女にしては勇気をだした行動です。
伊月ははっきりと那由多の告白は断ったと教えています。
断れた那由多はボロボロと涙を零して泣き出してしまいました。
泣き止んで帰る時に、「これからも私とお話ししてくれますか?」と小さく訪ねてきたそうです。
伊月は罪悪感から、当たり前だ、こちらこそ同じ作家仲間として宜しく頼む、と言ってしまいました。
那由多は翌日から伊月の部屋に遊びに来るようになったそうです。
一度ハッキリと振られているのに、那由多は頑張る事にしたようです。
彼女の伊月への想いの強さが伺えます、諦める気はサラサラ無いようです。
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京は伊月が那由多に返事をする事無く曖昧に誤魔化してキープしているクズ野郎だと思っていたようだぞ。
誤解していた事を謝っていました。
京が那由多のことを何とも思ってないの?と問うと伊月は「なんとも思ってなくないから、余計にタチが悪いんだ」と真っ赤な顔で答えました。
これって伊月も那由多が好きって事ですね、京は泣きそうになっています。
伊月は京に那由多の著書を読んでみる事を勧めています。
その後伊月は寝てしまい、伊月の寝顔を見ながら京は一人で飲んでいました。
彼女も大変ですねー、このままでは伊月の攻略は不可能だぞ。
しかし彼女も伊月を諦めるつもりはないようです。
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二日目に伊月が無人島に行ってみたいとのリクエストを出します。
京が頑張ってこれに応じてくれます。
彼女はホテルの従業員や食堂の店員から情報を集めて、この時期に誰もやってこない離島を探し出してくれます。
離島に付くとご褒美タイムが始まりました。
那由多が全裸になって海で遊び始めます。
京は伊月に見るなと警告を発しています。
伊月としても那由多の全裸を見る事は躊躇われるので後ろを向いています。
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那由多は京も全裸になって一緒に遊ぼうと誘ってきます。
那由多の事を可愛い妹のように思っている京は断れませんでした。
見るなと伊月に警告してから彼女も全裸になって那由多と遊び始めます。
可哀想な伊月は那由多と京が全裸でキャッキャウフフしている場面を見る事ができませんでした。
まあ、こっそり覗く事はできたようですが、伊月は必死に欲望を抑え込んでいました。
こっそり見学して脳内HDDに保存すれば良いネタになったのにねー、残念だね。
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伊月のヒット作のイラストを担当したイラストレーターが伊月の部屋に遊びに来ていました。
彼の名前は恵那刹那(えな せつな)と言います、ペンネームは「ぷりけつ」です。
「ぷりっ」としたお尻の質感は彼にしか出せないとの評判です。
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伊月は新しい作品のプロットを練っています。
完成したお話を刹那に聞かせています。
これがまたしても妹が出てくるお話しで、変化球でした。
ジンベエザメの兄と全裸妹の話でした。
クライマックスで兄と妹がヤルそうです、そのシーンを刹那が即興で描いてくれる事になりました。
これが凄く幻想的なジンベエザメと妹がヤッている絵でした。
裸の美少女が巨大なサメの下腹部から生えたナニかによって貫かれ、幸せそうな表情を浮かべています。
妹のケツがとてもエロいそうです。
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刹那が突然イクラが食べたいと言い出し、急遽北海道に向かう事になります。
今回の伊月は京のような感覚で、なんで北海道まで行ってしまうの?と困惑しています。
二人で北海道に行く事になりました。
イクラが目的だったのに到着して直ぐに北海道といえばラーメンと刹那が言い出し、二人でラーメンを食べています。
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翌朝、市内の店で海鮮丼を食べていました。
初期目的が達成されています。
大変満足だったようです、帰りの飛行機に乗ろうって時に刹那が突然、あと一週間くらい、こっちにいると言い出します。
雪まつりが開催されるので、それを見ていくと言い出しました。
刹那は北海道に残り、伊月は一人で東京に戻ってきました。
名前の通り、刹那的な行動を取るようです。
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刹那は伊月の次回作でも自分がイラストを担当したいと言っていたそうですが、伊月がそれを断りました。
ですので、今の二人は仕事での関わりはありません。
伊月が刹那の申し出を断ったのは、自分の書く小説が刹那の描くイラストに負けていると思ったからでした。
刹那は伊月の、拘りが気に入ったそうです。
だから二人の友情は続いているのね。
伊月はいつか、あの人を越えるほどの力を身につけて、イラストをぷりけつに頼もうと考えています。
あの人って誰でしょうね?伊月には目標としている人が居るようです。
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北海道から帰ってから三日後に千尋が夕食を作りに来てくれました。
冷蔵庫を覗くと、ズワイガニがまるごと一杯入っていました。
刹那と北海道に行った時に買ったと説明しています。
千尋は一緒に行けなかった事を残念に思っているようです。
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伊月が他にも土産があったと言い出し、冷蔵庫から真空パックされたチラガーを取り出しました。
豚の面皮を見た千尋が「きゃあっ!?」と女の子のような可愛い悲鳴をあげています。
エアコンが故障して寒かったので沖縄に行ってきたと説明しています。
千尋は実家に来ればよかったじゃないかと非難していますが、伊月はあえて実家は避けたそうですよ。
何か問題でもあるのだろうか?
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一週間前に那由多と京と一緒に沖縄に行ってきた事を説明しています。
千尋は女の子二人と旅行に行ったと知っり、口調が非難がましくなりました。
千尋はズワイガニとチラガーを生かした料理を作ってくれました。
二人で食べている時に千尋のスマホの着信音が鳴ります。
千尋が出ると、「あーっ、ちっひー?」と元気な女の子の声が聞こえてきました。
千尋は慌てて台所に移動してその娘との会話を始めています。
伊月は「まったくこれだからイケメンは・・・」と嫉妬しているようですよ。
以前ちらっと見た千尋のスマホのアドレス帳には女性の名前がずらっと並んでいたそうです。
うーん、あやしいですね、女の子のような悲鳴を上げた事といい、ちっひーと呼ばれている事といい、もしかして・・・
伊月は沖縄土産だと言って、ジンベエザメのキーホルダーを千尋にあげました。
千尋は伊月のストラップとお揃いだねと言って喜んでいます。
可憐とな千尋の微笑みに伊月はドキッとしています、あれ?
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バレンタインがやって来ました。
春斗がバレンタインビールを持って遊びに来ました。
春斗は伊月を相手に鬼畜攻めの練習をしています。
「フフフ・・・もの欲しそうな顔しやがってこのいやしんぼめ・・・」
伊月もノリが良いですね、春斗に付き合っています、しかも伊月は素だった!!
そこに那由多がやって来ます。
ヤリチン王子の小芝居には微塵も興味はありませんと言ってましたが、攻められている伊月が最高だったと言ってるね。
強引にいくのがいいのでしょうか?と今後の伊月攻略作戦を考えています。
那由多が春斗をヤリチン王子と呼ぶのには理由があります。
女の子を落とした数を競うボードゲームで春斗が一人勝ちしたそうです、以来彼の事をヤリチン王子と呼ぶようになったそうです。
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ビールの摘まみにチョコを食べる事になります。
北海道で買ってきたロイズの生チョコを食べる事になります。
那由多はバレンタインの時期に自分でチョコを購入している伊月に驚いています。
那由多は自分が持ってきたチョコを渡すタイミングを見計らっていたようですが台無しです。
春斗は伊月に那由多のチョコを勧めています、自分は生チョコを食べると言ってるねー。
那由多のチョコは欲しく無いようです。
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那由多は色々な体液を入れたチョコを作ろうとしたそうですが京が必死に止めたそうです。
伊月が珍しく京に感謝していました。
しかし、しかしですねー・・・那由多の色々な体液入りのチョコですよー、食べてみたい気もするよねー。
意地らしい京は義理チョコだと称して伊月にチョコをくれます。
しかも渡すのを那由多にお願いしていました、直接渡しに来ないところが奥ゆかしいです。
やっぱ彼女は主張しているようにビッチじゃなくて処女だね。
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ちょうど夕食どきだったので、昨日千尋が作り置きしておいてくれたビーフシチューを食べる事になります。
隠し味にチョコを使っているそうですよ。
伊月にポリフェノールが肉にどうとか説明したそうです、怪しいよね。
千尋はチョコの言い訳をしていたように思えますねー。
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伊月の部屋に担当編集の土岐がやって来ました。
彼の襲来に伊月は「やばい!編集者だ!逃げろ!」と言っています。
酷く無いですか?
しかし土岐は原稿を取りに来た訳ではありませんでした。
土岐は編集部に届いた伊月と春斗の作品宛のチョコレートを持ってきてくれました。
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売り上げでは那由多と春斗に負けている伊月が彼ら二人に勝てる数少ないイベントのようです。
作風の違いから三者にはチョコレートの獲得数に開きが出来ています。
伊月の作品は格好良い男性キャラクターが多いそうです。
女性読者から多くのチョコレートが送られて来るそうです。
伊月が得意げになっています。
那由多と京のあげた高級チョコよりも嬉しそうに味わって食べている伊月を那由多は不満気に見ていました。
意外と酷い仕打ちのように思えますね。
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土岐は那由多に勧められてビールを飲んだよ。
飲み続けてしまい酔ってしまいます。
担当する作家に苦労させられているようです、酔って絡んできました。
危険を察知した春斗と那由多は早々に逃げ出します。
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春斗は土岐の絡み酒から逃れる為に早々に帰宅しました。
春斗の帰りが遅いと考えていた妹がチョコレートを作っていました。
予想外に早い春斗に帰宅に驚いています。
手作りチョコを作っているのを見られてしまいテンパっています。
素直になれない妹ちゃんにしては素直な表現で春斗にチョコを勧めていました。
が、春斗はファンに貰ったチョコがあるから要らないと言ってしまいます。
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焦った妹ちゃんは「あ、アタシのチョコのほうが美味しいもん!」と言って春斗の口にチョコを突っ込んできました。
完全なイチャラブイベントなんだけど、春斗の反応が薄すぎます。
「どうっ!」と気合の入った妹ちゃんの問いかけに、「・・・普通だな」と答えています。
そこには何の感情も浮いていません。
可哀想な妹ちゃんは、ふくれっ面になって、食べる気が失せたと言っています。
「いい!?全部ちゃんと食べなさいよね!」と言い残して台所から出て行きました。
逆効果だったね、妹ちゃん・・・
春斗は、やっぱり妹なんてロクなもんじゃねえ、と思っています。
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ある雑誌の新人編集者が那由多の著書を紹介する記事を書いていました。
しかし編集長にダメ出しを貰っています。
那由多の作品を上手く表現できないようです、どうしても私見になってしまうようです。
那由多の作品は大人気なので、映画、アニメ、ドラマ、コミカライズ、各方面からメディアミックスの問い合わせが殺到したそうです。
担当編集は那由多にこれらのメディアミックス展開を勧めたそうですが彼女は全てを断ったそうです。
理由が忙しくなると伊月に会える時間が減るからだそうです。
説得しても那由多の機嫌が悪くなるだけだったので、彼女と出版社の関係にヒビが入るのを恐れて説得をやめたそうです。
担当者は那由多の作り出す独特の世界感を表現できる人間は居ないと考えているのでメディアミックスを行わなかったのは良かったのかも知れません。
担当編集はなぜ、あんな色ボケした小娘に不世出の才能を与えてしまったのかと嘆いていました。
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確定申告をする事になった伊月は春斗に良い人が居ないか相談しています。
春斗はある人物を紹介してくれましたが、気になる発言をしています。
「多分向こうもお前を気に入るような気がする」と言っていました。
やって来たのは大野アシュリーというクリエイター関係に強い税理士でした。
アシュリーはドSでした。
伊月の様なキチンと納税しているいい子を邪悪に染めるのが大好きだそうです。
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伊月が買い物をして貰ったレシートは月ごとに整理されていました。
これは千尋がやってくれたそうです、しっかりしていますねー。
アシュリーは、伊月が作品制作の為に購入したマンガやBDなどを全て経費にしようと言っています。
伊月はこの部屋に住んでいるのですが、ここは作業場にしようとアシュリーが言ってきました。
そうすると賃料の9割は経費にできるそうです。
伊月は事実と違う事を認めるのを拒みますが、アシュリーが強い口調で何度も、ここは作業場で出勤してきていると繰り返したので認めてしまいました。
アシュリーは伊月の持っていた妹フィギュアも参考資料にしようと提案します。
伊月の妹コレクションが凄いです。
高坂桐乃、羽瀬川小鳩、高山マリア、桐ケ谷直葉、平沢憂、エルピー・プル、プルとプルツーの乗っていたキュベレイMk-IIを持っていました。
そして全員をメインヒロインと呼んでいます。
中には違う子もいるんですが、伊月にとっては妹がヒロインらしいです。
これらのフィギュアを参考資料にしようとアシュリーは提案します。
伊月はあくまでも観賞用に購入したんだと主張しますが、これらを経費に出来れば、戻ってきたお金で新しい妹フィギュアが買えると言われてしまい落ちました。
更にエロゲーなんかもタイトルを読み上げて内容を確認されてしまいます。
全てが妹ものと思えるタイトルばかりを持っているぞ、伊月の趣味は徹底しています。
「パコいも」ってゲームがタイトルも含めて凄すぎです。
これの内容をアシュリーに説明できる伊月は勇者だね。
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アシュリーはソシャゲのガチャの購入も経費にしたいようです。
ガチャが伊月の作品制作に役に立った事を示す為に、次の巻でキャラクターに「ソシャゲ」とか「ガチャ」と喋らせろと言ってきました。
世界感がぶち壊されてしまうと伊月は断りますが、アシュリーが凄い事を言ってきました。
「・・・アナタ、作品の完成度と節税、どちらが大事なの?」とんでもねー。
ソシャゲにつてはアシュリーが適当に理由をでっち上げる事になったそうです。
おかしい、アシュリー、おかしいよ。
ラノベ作家に向かって、作品よりも節税の方が大切だと認めさせようとしていました。
しかしアシュリーの腕は確かだったようです。
アシュリーからのメールで予想金額の報告を受けました。
その額は、去年戻ってきた金額の3倍近い額でした、驚きです、ドSだが・・・頼りになる。
伊月は、今後とも宜しくお願いいたします、とのメールを返しました。
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春斗がTRPGがやりたいと言い出します。
彼は大学時代にTRPGのサークルに入っていたそうです。
そして悲劇に見舞われたそうです。
彼が入ったTRPGサークルには一人の姫が居たそうです。
他の男子メンバーは皆彼女の事が好きだったそうです。
しかし誰かが告白してサークルの雰囲気が悪くなる事を恐れて告白しない協定が結ばれていました。
しかし、夏休みが終わって間もなくのこと、姫が春斗に告白してきたそうです。
春斗はTRPGをやってる方が楽しいと感じていたので断ったそうですよ。
春斗は彼女と付き合う事でサークルの空気が微妙なモノになるのを嫌ったそうです。
良い行いのように思えましたが姫の行動が春斗の配慮をぶち壊しました。
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春斗に振られた姫は他のサークルメンバーと付き合い始めたそうです。
相手が一人ならまだましだったかもしれないですが、二股三股は当たり前で、サークルの人間関係は滅茶苦茶になったそうです。
彼女に捨てられたメンバーはサークルを辞めて行き、彼女も辞めてしまい、春斗と会長だけが残ったそうです。
最後会長に「お前のせいだ」と言われたのが春斗の心残りになっていました。
優しい、伊月は春斗の願いを叶えてあげる事にします。
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メンバーとして那由多、京、千尋を呼びました。
全員が素人なので、それに合わせたゲームを春斗が考える事になります。
春斗が嬉しそうにしています。
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那由多が千尋にセクハラ行為を行っています・・・
ちゃんと抜いてきたと?と問いかけています。
那由多は義弟になる予定(那由多は伊月と結婚する気でいる)の千尋とスキンシップを図ろうとしたようです。
意味が分からない千尋は朝食はちゃんと食べてきましたよ?とキョトンとして返答しています。
那由多がちゃんとオナニーして来たのかと改めて問うと、千尋はオナニーなんてしませんと真っ赤になって否定しています。
ちょっと可愛いです。
伊月は弟にセクハラするなと那由多をたしなめていました。
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ゲームを始める前に、其々のキャラを作る事になりました。
キャラクターの職業は騎士、魔法使い、僧侶、盗賊、となっています。
参加者に各職業を割り当てる事になります。
見る事の多い自キャラは女の子にするとの拘りと、強そうとの理由から伊月は女性騎士を作りました。
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京は女性魔法使いを作ります。
那由多が千尋の事を義弟と呼び、残りの僧侶と盗賊を選ばせてあげると告げます。
千尋は那由多に義弟よばわりされる事を丁重に断っています。
「・・・義弟じゃないので可児さんからどうぞ」
「じゃあお義姉ちゃんは僧侶にしますね」
那由多には千尋の抵抗は効いていません。
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四人とも女性キャラを作ったので四姉妹って設定にする事にします。
長女、ミヤコ、魔法使い。
次女、月子、女性騎士。
三女、千、盗賊。
四女、デスマスク、僧侶。
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それぞれのユニークスキルを考える事になります。
作家ではない京は版権に疎いようです。
彼女は自分のユニークスキルは超電磁砲(レールガン)が良いと言ってきました。
御坂美琴のようなとも付け加えています。
怖れを知らない彼女に伊月、春斗が驚いています。
悪乗りが始まり、千尋は幻想殺しが良いと言ってきます。
こっちも「とある魔術の禁書目録」の主人公が所持しいてる能力ですね。
伊月も悪乗りに付き合い、無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)とったと宣言しました。
那由多はエッチすることで伊月を強化する能力が良いと言っています、那由多は全くブレません!!
四人の要求を春斗がゲームシステムに落とし込みました。
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ゲームが始まり、ピンチになりました。
千が死亡寸前になってしまいます。
あと一回攻撃を受けると死んでしまう状況で、月子が千を庇います。
ここで伊月が熱いセリフを吐いています。
「・・・庇うに決まっているだろう!妹は俺が守る!」ノリノリでした。
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MPが尽きたミヤコを回復する為にデスマスクがエロいユニークスキルを発動します。
デスマスクはエッチしかないとノリノリでミヤコに迫りました。
ミヤコは初めては好きな人と、と言ってますが、デスマンスは容赦しません。
「今の私は現実の指先が触れるだけで赤面しちゃうような純情乙女ではなくて、ノンケだろうが構わず食っちまうロリビッチ・デスマスクちゃんなので」
那由多はノリノリです。
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しかし春斗は那由多のユニークスキルを粘膜接触で相手を強化するスキルに設定していました。
18歳未満の子(千尋だね)への配慮だそうです。
みゃーさんキスしましょうと言って、那由多はデスマスクにミヤコへディープキスをさせたようです。
本当にキスしたわけではないですが、那由多がデスマスクとミヤコの痴態を熱演していました。
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京が耐えられなくなったようです、那由多の頭を平手ではたいて彼女の実況を止めました。
素晴らしく情感が籠った実況だったようだぞ。
京は「うう・・・キスだけって言ったじゃないばかぁ・・・」と言っているので、まるで那由多に犯されたように感じたようです。
千尋は顔を真っ赤にして俯いています。
伊月と春斗は顔を赤くしてドキドキしていました。
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京はよくあんな卑猥な文章がスラスラでてくるわね、と那由多を非難していますが、作家ならば余裕で出てくるそうですよ。
これは伊月と春斗も同意していました。
作家ってみんな変態なのね、と京がため息を漏らしています。
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デスマスクのユニークスキル【堕天使の献身(リリムキス)】は成功しましたが、公然猥褻罪に問われる事になります。
憲兵は全裸でイチャイチャしているデスマスクとミヤコを咎め、全員を公然猥褻罪で逮捕する事になります。
一晩牢屋で過ごす事になるのですが月子は憲兵たちに凌辱して欲しそうです。
「クッ、好きにしろ!」とお約束のフラグを立てますが真面目な憲兵たちは彼女を凌辱することはありませんでした。
「一晩反省しろ痴女どもめ」
京が公然猥褻罪で捕まったことを恥じています。
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牢屋の中の四人に声を掛けてくる金髪碧眼の可憐な少女がいました。
あなたたちを見込んでお願いがあると言ってくるのですが、公然猥褻で捕まった自分たちの何を見込んだのだ?と月子が反論しています。
中々話が進まないのですが、千が取りあえず話を聞いてみようと気を効かせたので話が進みかけました。
そこで、春斗のスマホに担当さんから電話が掛かってきました。
春斗は仕事を一つ忘れていたようです。
彼が仕事を忘れるのは珍しい事のようですよ、締め切りをキチンと守っているようです。
伊月と那由多は、締め切りを破ってばかりのようですが。
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他の事に夢中になっていて忘れていましたとの春斗の返事に担当さんは驚いていました。
春斗に急用が出来たので、TRPGはお開きになります。
春斗は恐る恐る「・・・また続きをプレーしてくれるのか?」と問います。
四人は「なにをそんな当たり前のことを」という顔で快諾しています。
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その日の夜、羽島家の浴室で恐るべき事実が発覚しました。
千尋が湯船に浸かっています。
そこで「妹は俺が守る!」と言った伊月のセリフを思い出して幸せな気持ちになっています。
あれー、千尋は義弟だよねー。
千尋は女の子でした。
なんで弟と言っているのか謎ですが、ここに最高のヒロインが誕生したようです。
彼女は妹大好きな伊月の義妹です。
義妹、ここが大事です。
伊月が理想の妹を求めて妄想している大部分は可能だぞ。
しかも千尋は現在16歳です、一番年下ですよ、伊月の周りの人間で一番しっかりしている様に思えるので驚きです。
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しかも千尋は伊月の事が好きなようなんだよね。
完璧超人の義妹です、伊月の理想の女の子と言っても良いと思います。
伊月が千尋は義妹だと知る日は来るのでしょうか?
いないと思っていた妹、しかも義妹が出来ていたと知ると、伊月はどうなるのでしょうね?
那由多のことが気になっている様ですが一転して千尋ラブになるのでしょうか?
更に京の想いが周囲にバレる時は来るのだろうか?
三人の娘に好意を寄せられていると知った時、伊月はどうするのでしょうね?
意外と現実の妹には義妹と言えども春斗の様な態度を示すのでしょうか?それは無いね。
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成分美少女友情変態青春義妹ラッキースケベ
評価AAABABAAA

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