ラノベの感想) 妹さえいればいい。第6巻 (ガガガ文庫)
伊月に振られた京は帰り道で千尋に会いました。
千尋はこれから伊月の部屋に行くので一緒に夕食どうですか?と誘いました。
千尋は京の目が赤くなっている事に気が付きます。
京は何でもないわ!と誤魔化して帰って行きました・・・
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人間力
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伊月は京の気持ちを勝手に捏造していた事を後悔していました。
伊月にとっては初めて女の子を振った経験だったようです。
もっと京の事をキチンと見ておけば良かったのに、と後悔しています。
京は那由多のホテルに向かいます。
那由多はいつもの様に歓迎して京を脱がそうとしています。
京は脱がされている途中で正気に戻り、伊月に告白した事を告げました。
京は那由多に伊月の事は何とも思っていない、と嘘を吐いていました。
那由多に対して誠実でありたいと考えている京は、自分のした裏切り行為を謝ります。
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那由多は泣き始めてしまいます。
那由多は大好きな京には幸せになって欲しいと願っています。
しかし伊月を譲ることは出来ないので京に申し訳なくなったようです。
京との関係が壊れてしまう、と怖くなったようですね。
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京は逆恨みしたりしない、嫌いになったりしないと伝えています。
那由多は安心したようです。
「びゅびぇぇぇぇぇん!!びゃーざんだいじゅきぃぃぃぃぃ!!」と泣いていました。
京は那由多の事を妹みたいに可愛らしいと感じています。
二人は同じベッドで全裸で抱き合って眠りました、だが百合では無い!!
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伊月は千尋に例え話として、友達だと思っていた女の子から告白されて即行で断ってしまった場合、これまでの関係を維持できるか聞いています。
鋭い千尋は、それが京の事だと察しています。
伊月は地球上で一番バカで鈍感な種族である男子高校生に洞察力で負けたと憤りを示していますが、千尋は女子高生なので気にする必要は無いよね。
千尋は両方がこれからも仲良くしたいと望んで努力するならば大丈夫だと思うと言っています。
伊月は千尋の人間力の高さに感服していました。
そんな千尋にハーレムラブコメの主人公にはなれないぞ!と言っています。
千尋は普通で良いから幸せな家庭を作りたいと答えていました。
男子高校生だと思っている千尋の回答を聞いて、男子高校生の趣向が変化している認識を改めねばと、感じています。
千尋は自分を参考にするのは間違っていると思うよと告げていました。
伊月が千尋の言葉を信じた場合、彼の作品の方向性が新しいモノになり新鮮さから受けるかも?
それともメインの読者が女子高生になったりね・・・面白そうだ。
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主人公ズ
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京が春斗の告白に対して返事をしています。
伊月の事を諦めきれない京は春斗の告白を断ります。
予想はしていたのですが春斗はショックを受けています、が返事を貰えて解放感を得ています。
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春斗が実は初めて告白したんだ、と告げると京は自分も最近初めて告白しましたと告げます。
京は伊月に告白して即行で振られた事を春斗に教えました。
春斗から京が伊月を好きだと知っていたと教えられ驚いています。
見ていたので分かったと教えられています。
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春斗は、振られたので次の恋に行こう、と思わない京に向かって一途なのは良いことだよ、アニメキャラなら人気が出ると告げます。
アニメキャラに強い思入れの無い京には、それじゃあ、重いって思われちゃいますと否定されてしまうぞ。
春斗は、そこが良いんだって、と反論していますが、京に、そういう女の子が好きなんですか?と反撃されてしまい、二次元キャラならね?と誤魔化しています。
これは、本音っぽく聞こえたよねー。
ままならないね現実は、と言って笑い合っているこの二人は友達を続けて行けそうです。
春斗も京を諦めないようだぜ!!
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京が春斗の告白を断り、伊月を諦めないと決意したのは那由多と話した結果でした。
那由多は伊月に対しては京の好きなようにすれば良いと言ってきました。
京には負けない絶対と言っています。
京は伊月への想いを叶える為に頑張る事になります。
京は初めて、那由多と対等に向かい合えたという気がしていました。
那由多の感情は京が考えている以上に激しいもでしたが・・・
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那由多は担当の山県に電話を掛けます。
山県は驚いていました!!
話を聞くと、メディアミックスの話を聞かせて欲しいと言っています。
心境の変化を聞かれた那由多は、ちょっと頑張ってみようかなと思った、と答えていました。
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男友達
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春斗が伊月の部屋で一緒に夕食を食べていました、勿論、千尋が作っておいた料理です。
春斗地味に美味しいよなー美少女の作った手料理を食べてるぞ!!
春斗は京に告白して振られた事を告げます。
ビールを飲んでいた伊月は、ぷーと噴き出していました。
これは春斗のちょっとした嫌がらせでした・・・仲いいですねー。
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伊月は八つ当たりされても困るぞ、と告げますが、春斗は伊月に向かって京をふっただろと指摘します。
春斗が京から聞いたと告げると、伊月は何で話すんだと困惑しています。
春斗は今後も友達として付き合っていくなら、黙っているほうが気まずいだろと指摘します、伊月も納得していました。
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春斗は伊月に失恋した時の対処方法を聞いています。
伊月は三田洞彩音に振られた時の事を思い出しています、そして小説を書くのが良いと勧めています。
伊月は京に対する歪んだ欲望とかを小説にぶつけるんだと言っています。
春斗は京に対して歪んだ欲望は持っていないけど、一理あると認めています。
しかし芸術家タイプの伊月や那由多には、この対処法は有効だが、職人タイプの自分には不向きだなと分析していました。
そこに刹那がやって来ます。
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春斗と刹那は初対面だったのですが、人当たりの良い春斗と人見知りしない刹那は直ぐに打ち解けました。
二人は失恋の話で盛り上がる事になります。
刹那は千年に一人のケツにまだ会えないと項垂れています。
ちょっと酔ってる春斗はそれは恋なのかもしれないねーと言っています。
刹那はそんな気がしてきてしまいました。
刹那は春斗に旅行に行きましょう!と言ってきます。
春斗はこれに応じる事になり、伊月も一緒に旅行に行く事になります。
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刹那は温泉に行こうとします、勿論混浴温泉を考えていましたが、前回、恐ろしい目に遭った伊月が反対した事により普通の温泉に行く事になります。
三人で箱根に行く事になりました、行動が速いので翌日、決行される事になります。
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ちんこ
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露天風呂に付くと刹那はさっさと全裸になって温泉に入って行きました。
刹那のチンコの巨大さに春斗が驚いています。
伊月は前回目撃してるので知ってたのですが、改めて春斗に指摘されて、やっぱりデカいんだと確信しています。
二人はお互いのを比べようとしてますが、虚しい結果になりそうなのでやめています。
まあちゃんと比べる機会はそうそうないので、やってみても面白かったかも知れないけど・・・
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新たなるケツ路
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翌日三人は箱根彫刻の森美術館に行く事にしました。
ピカソの作品を見学した伊月と春斗には、何がなんだか理解できませんでした。
しかし刹那は違いました。
キュビズムの作品を見た刹那は感激していました、ピカソってマジパねえッスね!
感動した刹那はキュビズムヤルっす、と言っています。
伊月と春斗は慌てました・・・ライトノベルのイラストにキュビズムは合わない。
いまのままでも作風は最高に魅力的だ。
これまでどおり大勢の読者を萌え萌えブヒブヒさせて欲しいとお願いします。
しかし刹那は真のゲージュツに目覚めたと言って、聞き入れてはくれませんでした!!
春斗は、とんでもないことになったんじゃないか、と冷や汗を浮かべています。
伊月は、そのうち飽きていつもの、ぷりけつ、に戻るに違いない、と希望的観測を述べていました。
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那由多の景色
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那由多は編集部に頻繁にやってきてメディアミックスの極秘会議を重ねています。
アルバイトの京とも顔を合わせていますが、何をしているか秘密にしていました。
那由多のメディアミックス企画に、各分野の著名な人材が結集する事になっています。
現在関わっている仕事をキャンセルしてまで参加を表明する人々で溢れています。
大勢の人間と膨大な金を動かし、たくさんの夢や希望や未来を知らないうちに踏み潰して、天才少女の自分磨きが始まろうとしています。
那由多がメディアミックスをやってみようと思ったのは伊月への愛からだったようです。
途中でやめたら大変な事になるね、那由多の気が変わらない事を祈ります。
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白川京さん送別会
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編集部に多大な貢献をした京の送別会が盛大に行われます。
蚕も参加していました。
蚕はアルバイトを辞めてもマンガのモデルになってくれるか聞いてきます。
京は勿論よと答えていました。
作家やマンガ家からの信頼の厚い京を手放すのは惜しいと感じた神戸は卒業後、編集部に来ないかと誘ってきます。
編集者たちは、それは良いと賛同していますよ。
京は考えています。
彼女は編集者に向ているのではないかと思っていましたが、向いているものとなりたいものは違う。
自分は本当に編集者になりたいのか?と自問しています。
真剣に悩む京に神戸は、すぐに答えを出す必要はないと告げます。
山県が臨時バイトが必要になった場合、来てくれるか聞いてきます。
京が是非働かせてくださいと答えると神戸は嬉しそうです、働きながら考えるといいだろうと言っていました。
京は今後、編集部の臨時バイトをする事になります。
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酔った蚕が京にどんなパンツを穿いているのか聞いてきます。
「ふひひー。みゃーさまぁー今どんなパンティー穿いてるんですかー?」
京は「セクハラオヤジか!」と叫んで蚕の魔手から逃れました。
京を逃がした蚕は神戸に同じ質問をしています、ノリの良い神戸は、金のボクサーパンツだ、と答えています。
山県のパンツはさっきトイレで確認したと言ってます、何をしたんだろうね?
蚕は土岐にも聞いてきます、土岐は赤のボクサーパンツでぇぇぇぇす!!とノリノリで答えていました。
残りの男性編集者も悪乗りを始めてしまい、次々に穿いているパンツを教えてきます。
一人がドラゴン模様だぜ!と叫んで脱ぎだしたので神戸が悪乗りしてしまいます。
「貴様ら自慢のパンツを見せてみよ・・・!」
京と山県が「最低・・・」と顔をしかめても乱痴気騒ぎは止まりませんでした。
蚕とギフト出版関係者はこの店に出禁となってしまいました。
そうか、蚕は酔うとパンツを知りたがるのかー。
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クロニカクロニクル4
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告白しあって玉砕(した、した、させた)春斗、京、伊月は、なるべく自然に、気負うことなく集まれる理由を欲していました。
そんな三人はテーブルトークRPGならば可能かもと考えます。
見解の一致を見ました、前回の続きから再開する事になりました。
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キャラクターを演じれば自然と会話できると思っていたのですが、伊月の月子は死んでたんだよね・・・
「そうだ俺死んでるんだった!」
前回の最期に別行動となった那由多のデスマスクは出てこなくなります。
ミヤコ(京)と千(千尋)はNPCのニナと三人で月子(伊月)を生き返らせる為にナロー族の集落を目指します。
途中のマップでニナが重傷を負ってしまいます。
なんとか集落に到着したミヤコと千はニナを医者に診せる事にします。
この集落は異世界からやってきた人間が住んでいる場所でした。
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異世界からやってきた医師のお陰でニナは助かりました。
医師は死んだ人間を生き返らせる事ができるのは集落のリーダーだと教えてくれます。
そのリーダーに会いに行く事になります。
リーダーは死を超越したオーバーロード的な人でした。
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オーダーロード的な人が月子を蘇らせる為に黄泉返りの秘術を使ってくれる事になります。
しかし死者を黄泉返らせる為には千とミヤコが死者の国の赴いて月子の魂を連れてくる必要があると告げます。
とても危険だと言っています。
これを聞いた千がアイテムを持ち込めるのか質問してきました。
可能だと知った千は万全の準備をする事にします。
千は異世界からやって来た医師から魔力を帯びていない薬を調達します。
千のユニークスキル《偽神の御手(ヤルダバオト)》は魔力を帯びたアイテムを全て破壊してしまうので、その対策でした。
千はミヤコのユニークスキル《神雷の魔弾(トールバレット)》に使うミスリル銀貨も手に入れました。
準備を整えてやって来た千に向かってオーバーロード的な人は、姉の命がかかっているのに冷静すぎない?と文句を言っています。
千は絶対に失敗できませんから、と返していました・・・頼りになりますねー。
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的確な準備を行った千とミヤコは無事に月子と再会を果たします。
千が月子に抱き着いていました。
那由多に甘えん坊ですねと揶揄われた千尋はゲームの中くらい甘えても良いじゃないですかと返答しています。
千尋が健気で可愛いですねー、ゲームの設定を活かそうとしているのは伊月たちだけじゃなかったね。
三人は無事に現世に帰還し、月子が蘇りました。
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三人が死者の国に行っている間に現世では三年の月日が流れていました。
その間にニナは妹の情報を得て一人で旅立っていました。
そこに行方不明になったデスマスクの情報がもたらされます。
月子が死んで闇落ちしたデスマスクはライトニング公国に近づき公国を意のままに操る立場になっていました。
那由多が話術に全振りしたのはこれが狙いだったぞ。
那由多はお姉ちゃんを殺されて闇落ちした幼女が、世界を滅ぼす魔王になる展開を狙っていました。
こういうの燃えませんか、とノリノリです。
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今回のセッションは此処までとなりました。
各キャラのレベルアップが行われます。
最大の注目点は月子の複製可能な武器に追加された一品です・・・
『スタッフ・オブ・ア●ンズ・ウール・ゴ●ン(仮)』が追加されています!!!!
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キャストオーディション
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アニメ『妹のすべて』のキャストを決めるオーディションが行われます。
これに際して、伊月は春斗からアドバイスを貰っていました。
選考では『フレッシュ』って言葉に気をつけろ。
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オーディションが始まりました。
声優さんに演技をしてもらい録音しています。
途中で気になって点を指摘して再度演技して貰う事を人数分繰り返します。
最初は声優さんの演技力に感動してた伊月でしたが最後は力尽きていました。
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全てのオーディションが終わるり選考する事になります。
参加者は原作サイドの伊月と土岐、監督の垂井、音響監督の乗鞍、プロデューサーの大島、キャスティングマネージャーの朝倉でした。
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伊月と垂井は実力がある人を選んだのですが、大島が待ったを掛けました。
大島は販売促進の事も考慮していたので、イベントでの生歌やラジオ番組への出演が出来ない人は駄目ですと反対してきました。
大島はイベントやラジオへの出演交渉が楽な新人を使いたいと言ってきます。
ここでフレッシュな印象を与えたいと言ってきました。
伊月は春斗の忠告を思い出して、大島の提案を却下しました。
作品のクオリティを上げたいと考える伊月と垂井、宣伝を含めて総合的に儲かるようにしたい大島の考えは平行線でした。
両者の妥協点を探る事になり、女性キャラ二人(一華と有希子)のキャストはイベント出演やラジオ出演に支障が無い、中堅どころの女性声優二人に決まりました。
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パブロ・プリケッソ
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伊月の部屋に向かっている千尋は途中にある大きな公園を通る事にします。
ここをゆっくり歩くのは気分が良いそうで時間があったので寄り道しました。
そこで運命的な再会を果たす事になります。
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公園内に人だかりが出来ていました。
興味を惹かれた千尋が覗いてみるとそこにはケツを見せろと言って千尋のズボンを降ろしてきた変態(刹那)が居ました。
千尋は逃げようとしましたが、刹那に見つかってしまいました。
千尋を見つけた刹那の行動は迅速でした!!
大声で「すいませんでしたー」と叫びながらジャンピング土下座を決めます。
千尋は「え?ええ!?」と戸惑っています。
「あのとき無理矢理パンツ脱がそうとしてほんとすいませんでしたッス!」
それを見ていたギャラリーから痴話喧嘩?と言われてしまいます。
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大声で恥ずかしい事を言いながら土下座を続ける刹那を千尋が止めています。
まあ、そうなるよな。
刹那は「ケツ見せてほしいッス!」とお願いしてきました。
当然ですが千尋は断ります。
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千尋がお尻を見たがる理由を聞くと、千年に一人の神ケツだからだ、と返答されます。
千尋には意味が分かりませんでした。
刹那は千尋のお尻をモデルにできれば絵描きとして最強にレベルアップできると真摯に訴えます。
絵描きと聞いて千尋は少し興味が沸いたようだぞ、名前を聞いてきます。
刹那はパブロ・プリケッソと答えました。
千尋はペンネームで活動しているんだなと納得して本名は聞いてきません。
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千尋はなんでお尻を描きたいのか聞いています。
この問いに刹那は好きだからと即答しました!!
千尋は、なんて澄んだ目をした変態だろう・・・兄さんみたいと思っています。
うーん、千尋は伊月の事を変態だと思っているのね・・・
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千尋は刹那の年齢を聞いてきます、刹那は来月17になると答えました。
高校に通っているのか聞くと刹那は最初から行っていないと答えます。
理由は伊月が大学中退したのと似たような感じですね、行かなくても良いかなと思ったそうです。
千尋は、世間の多くが大事だと思っている事を簡単に切り捨ててしまえる刹那を羨ましく思っています。
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刹那は会話が弾んだと判断して再びケツを見せてくれとお願いしてきました。
千尋は勝手に盛り上がってきたと判断した刹那に呆れています。
千尋の説得は困難と判断した刹那は判ケツで良いですからとお願いしてきます。
ローライズの水着の半ケツ女子とかいっぱいいるじゃないかと言ってきます。
千尋には通用しませんでした!!
きっぱりとお尻を見せる事を断り帰る事にします・・・
立ち去ろうとする千尋のジャージのズボンに刹那が飛びつきました。
千尋の、千年に一人のケツの上半分ほどが露になりました!!
今回も無理矢理かよ、そのうち捕まるぞ!!
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おお・・・刹那は感動しています、とっても満足そうです。
この・・・変態ッ!!!怒りの籠った千尋の回し蹴りが刹那の頬に炸裂しました。
ついに・・・究極のケツを見た、と言って刹那は意識を失いました。
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妬心
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那由多が久しぶりに伊月の部屋にやって来ます。
那由多は一ヵ月も自分に会えなくて寂しかったか聞いてきます。
素直じゃなかったですが伊月から寂しかったと聞けて那由多は喜んでいます。
自分は寂しくて毎晩伊月の事を想って何度も自分を慰めていましたと言って伊月に抱き着いてきました。
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お互いに近況を報告し合うのですが仕事相手に嫉妬しています。
那由多は声優が美人な事に、伊月はイケメン俳優に。
伊月は声優さんはみな輝いていた、本気で頑張っている人たちに、顔だけ見てどうこう言うのはやめろと言ってしまいます。
これを聞いた那由多が伊月は頑張っていて内面から輝きを放つ人に魅力を感じるんだと考えます。
「私も輝かなきゃ」と焦燥を孕んだ呟きを漏らします、これは伊月には聞こえませんでした。
この段階で那由多は追い込まれていたようですよ、ライバルは京。
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新人賞受賞式
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伊月と春斗も参加しています、那由多は伊月にゲロを掛けてしまったトラウマから来ていませんよ。
ここには彼女の大ファンの受賞者も来ていたので残念な事です。
京も臨時バイトとして参加していました、これが春斗を思わぬ窮地に陥れます。
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海津さんも来ていて伊月との久々の再会を喜んでいました。
海津さんは伊月の健康を心配していました。
人間ドッグを受ける事を勧めてきます、伊月は海津が伊月を心配する動機を知っているようです。
熱心な勧めに従い受けてみる事にしたようです。
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授賞式での一番の驚きは大賞を受賞した『朝起きたら異世界で魔王になっていたのでとりあえずハーレムを作ってみた』の作者、相生初(あいおい うい)さんが二十代前半のおっぱいが大きい美人さんだった事です。
これだけでも驚きなのですが、彼女は春斗と以前会った事があるって事実でした!!
それだけでなく春斗に惚れているようですよ。
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歓談している春斗、伊月、海津の元に彼女がやって来ました。
海津は自分が大賞に押してあげたんだ、とアピールして彼女の気を引こうとしていますが華麗にスルーされます。
初は受賞できたのは春斗のお陰ですと話し始めました。
彼女は専門学校時代に春斗に世話になったと教えてくれます。
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春斗はデビュー直後に先輩作家に頼まれて専門学校で一日だけ授業を行った事を思い出します。
しかし目の前の初のような美人には思い当たりませんでした。
春斗が忘れている事にガッカリしたようですが詳細を語ってくれます。
春斗は全身黒づくめの生意気な巨乳の事を思い出しました。
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当時の初は幼かったので自分の価値感を絶対と思っていました。
流行りの要素を取り入れた作品を作る春斗に嫌悪感を抱き、彼の授業中にブギーポップを読んでいました。
見かねた春斗が叱ると、春斗のような流行を追いかけるだけの作品には興味ないと反論したそうです。
デビュー直後で心に余裕の無かった春斗はカチンと来てしまい、初の知識が足りない事と技術的に稚拙なことを論理的に説明して彼女を泣かせてしまったそうです。
泣いている彼女にドスの利いた声で「ラノベなめんなよ」と告げたそうです。
これは痛烈なエピソードですね。
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この春斗の行為に初は感銘を受けたようです。
春斗は伊月の事を作品を通して人を変えられる才能を持っていると羨んでいますが、春斗の言葉にも人を変える力があるよね。
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初は当時の事をエロエロに脚色して語ってくれます。
もうやめてください・・・と懇願しても許してくれなくて・・・
あのあとわたし、教室でしばらく足腰が立たなかったんですよ。
ふふ、何も知らない子供だったわたしを、不破先生が大人にしてくれたんです・・・
強烈ですねー、これでは春斗が無理やり初の処女を奪ったみたいに聞こえます。
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この初の語りで春斗のヤリチン王子疑惑が再燃してしまいます。
憤った海津は春斗を屋上に呼び出そうとしています。
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更に恐ろしかったのは、この初の話を京に聞かれてしまった事でした。
京は盛大に誤解してしまいます。
プリプリ怒って去って行きます、春斗は京を追いかけて必死に誤解を解こうとしています。
立ち去る二人を見た初は、思わぬ成果を挙げてしまいましたね、と言っています。
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春斗は京の誤解を解くために必死でした、自分は童貞だと大声でアピールしています。
京は童貞童貞と大声で連呼されて恥ずかしくなったようだね?春斗の訴えを認め、許してくれます。
これは京のちょっとした嫉妬からの揶揄いだったのかもね。
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受賞者のスピーチが終わりプレゼントの抽選会になります。
伊月は最新のロボット掃除機が当たりました。
これなら千尋の役に立つと嬉しそうです。
調子に乗った伊月は当選者が行うスピーチで、新しい時代は俺が創る、これ以上新人にあっさり追い抜かれてたまるか!と言ってしまいました。
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帰ろうとする伊月を呼び止める声が掛かります。
声を掛けてきたのは受賞者の一人、那由多に憧れる制服姿の女子高生、笠松青葉でした。
青葉は新しい時代を創るのは自分ですからと、伊月に宣戦布告をしてきました。
伊月は青葉からの宣戦布告で心に火が付いています。
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二次会
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成人している受賞者は先輩作家に連れられて二次会に向かいます。
忙しい伊月は帰りましたが春斗は参加しています。
初はちゃっかりと春斗の隣の席をキープします。
作家だけが参加するので京は来ていませんよ!!
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初は春斗との出会いを詳細に説明したようです、海津先輩がモロニ影響されています。
専門学校の講師になり女子生徒相手にマジギレして耳元で、ラノベなめんなよ、と囁きフラグを立てると言ってます。
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春斗は他の受賞者に応募理由を聞いてみる事にします。
『女神におしおき!世界を救ってやるからとりあえず尻を出せ!』を書いた真面目そうなサラリーマン風の柳ケ瀬は、スパンキングが好きだから、と答えました。
彼はスパンキングの素晴らしさを熱く語っています。
世間的に理解されていない自分の趣味を受け入れて貰えて喜んでいます、書いてよかったー。
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『戦国剣風伝』を書いた木曽義弘は67歳のお爺さんです。
退職して暇に任せて書いた小説を、たまたま一番締め切りが近かった公募に送ったそうです。
受賞後掛かってきた担当からの電話でライトノベルを知ったそうです!!
力尽きるまでライトノベル業界で戦い抜く覚悟はできていますと力強く語りました。
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『イリーガルトライアル』という法廷モノを書いた加茂正は30前後の男性です。
彼は無職でお金なくなったので最後の賭けみたいな感じで、送ったそうです。
個性的な受賞者ばかりですねー。
スパンキングが大好きな柳ケ瀬を刹那に合わせてみたいですね。
意外な展開が起こるかもです。
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二次会が終わり春斗は帰る事にします、他の作家は朝までコースに向かう人もいる様です。
初に呼び止められますよ。
積極的な初は春斗を誘ってきましたよ・・・「もう少しご一緒しませんか?・・・その2人で」
春斗は誘惑に負けそうになっていますがグッと堪えて、帰る事にしますよ。
初は残念そうにしていますが連絡先の交換は行われました。
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駅で海津や初と別れて1人で電車に乗っている春斗に早速、初からメッセージが届きます。
形式的な挨拶の後に彼女の本音が書かれていました。
―あの可愛い編集部の女性には負けませんよ❤
春斗は初の猛攻に耐えられるだろうか?と不安になっています。
春斗にラブコメの予兆です。
彼を初に取られそうになると京にも何らかの変化が起こるかもね・・・楽しみです。
春斗、京、初で三角関係になるのかな?
春斗、三角大好きだねー。
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その頃の彼女
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ひたすら、もっと頑張らないと、と言って頑張っているようです。
これは那由多だよね?
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メインヒロイン
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伊月は『妹のすべて』のアニメ化の前に制作される超重要なドラマCDのアフレコに参加します。
演技を聞いて原作者として意見する大事な仕事です。
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アフレコが始まります。
伊月は有希子が高飛車すぎて目立ってしまっているとの感想を抱きます。
垂井監督はこのままで良いと伊月と異なる見解を示します。
あまり抑えてしまうと他のキャラに埋もれてしまうとの事です。
修正案に困っている伊月と垂井に蚕が思わぬ指摘をしてくれます。
「パンティーを変えてみるのはどうでしょう?」
伊月と垂井には理解不能だったようですが、音響監督の乗鞍は理解できたようです。
有希子役の声優さんに、「上品なレースショーツではなく、密かに大胆なスキャンティーを穿いているようなイメージでお願いします」と伝えました!!
これで何が伝わるんだと伊月は疑っていましたが、上手く調整できてしまいました!!
伊月は「・・・なぜだ・・・」と唸っています。
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アフレコは順調に進んでいましたが、神戸のスマホに連絡が入ると慌てだします。
土岐に後は任せると告げて帰ろうとしますよ・・・
理由を聞くと、可児先生が倒れたと告げます。
伊月にも聞こえてしまいました・・・
「・・・カニ公、が・・・?」
伊月は動揺し始めます、伊月は神戸に一緒に連れて行って欲しいとお願いしています。
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土岐は慌てます、大事なドラマCDの収録を投げ出すのか?と・・・
伊月は、分かっている、しかし、ドラマCDよりも那由多の方が大切なんだと、血を吐くように言いました。
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皆が見守る中、蚕が行ってあげてください羽島さん、と告げます。
愛する人がそばにいてさしあげれば、なゆ様はきっと大丈夫です。
神戸は伊月が同行する事を認めます。
伊月は垂井に、あとはお任せします、と真剣な顔で告げました。
垂井は飄々とした調子で、はい、任されました、と答えます。
なんてーの、意思疎通が出来ている感じですね。
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伊月はタクシーの中で大切な人が亡くなった事を思い出しています。
母親と伊月が作家を目指すきっかけになった『妹さえいればいい』の作者、関ヶ原幽の事を・・・
人は死ぬんだと知ってた筈なのになんで、待ってて貰うなんて考えたんだと後悔しています。
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病院に到着して那由多に付き添っていた山県と合流します。
彼女から那由多は重い病気とかではなく、過労と寝不足、軽い栄養失調で倒れたと知らされます。
神戸は山県と話す事があるので先に病室に行けと言ってくれます、これは伊月に気を使ってくれたようだね。
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「カニ公!!」
病室に飛び込んできた伊月を見て那由多は驚いています。
伊月は那由多になんで倒れたのか問いただします。
那由多は寝ないで仕事していたと教えてくれます。
伊月は無理して仕事をするのは那由多のスタイルではないだろ、映画のスタッフとか主演俳優に認めて貰いたいのか?と問いました。
那由多は血相を変えて叫びます、彼女が認めて貰いたいのは伊月だけだそうです。
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伊月は那由多の方が小説家として上を行っていると考えているので訳が分からないようです。
伊月が頑張るのは那由多に並ぶ為ですからね。
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那由多は泣き出してしまいます。
那由多は伊月は頑張っている、京もバイトをすごく頑張っていて、かっこよくて素敵で、輝いている。
そんな素敵な京に好きって言われたら、誰だって好きになってしまう。
京に負けないように自分も頑張らないと、と思って頑張ったんだ。
京に負けないくらい輝きたくて頑張てみようと思った。
すごい作家の自分じゃないと伊月が好きになってくれないから、と泣きながら訴えています。
「ぶびゃああああああああああん!」
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これは参ったね、伊月も京も那由多が眩しすぎて彼女に負けないように頑張っていたんだから・・・
恐ろしいのは那由多が自分は頑張っていないと認識してた事だよね。
天才の彼女は頑張る必要も無く成功できるって事かもね。
こうなってしまうと伊月は信念を曲げざろう得ません。
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伊月は那由多に告白します。
「俺と付き合え。ずっと俺のそばにいろ」
那由多は即答です「はい」と答えました・・・二人は恋人になります。
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那由多は自信無さ気です、自分で良いのか?と問いかけます。
けっこうめんどくさい子ですよ?
たぶん、すごい、重いですよ?
伊月がマジボケをかましたみたいです、あ?なにが。体重か?
那由多は愛が、と答えました。
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伊月がカッコいいです、ラノベ主人公です、那由多のパンツは大洪水でしょう!!!
「俺の物語のメインヒロインだぞ。重いくらいでちょうどいい」
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成分 | 美少女 | 友情 | 変態 | 青春 | 義妹 | ラッキースケベ | 全裸 |
評価 | AAA | AA | AAA | AAA | C | B | AAA |
AmazonLink: 妹さえいればいい。6 (ガガガ文庫)
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