ラノベの感想) デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット (ファンタジア文庫)


記憶喪失の女の子が時崎狂三と出会いました。
狂三に何者なのかと聞かれても記憶が無いので答えられませんでした。
名前も分からなかったので狂三が適当にエンプティと名付けました。
狂三はエンプティを放り出して一人で自身の目的を叶える為に行動を開始しようとしました。
右も左も分からないエンプティは捨てないでーと狂三に縋りつきました。
何でもするので連れて行ってくださいと懇願します。
狂三は囮くらいには使えるかと考えエンプティを連れて行く事にしました。
狂三の目的は臨界と呼ばれるこの世界で開かれる殺し合いに参加する事でした。
この世界の住人は準精霊と呼ばれる元人間です、精霊よりは弱い存在です。
夢とか希望とか何らかの目的意識が無いと徐々に体が消えていき消滅してしまう存在です。
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殺し合いに参加するには招待状が必要でした。
招待状は領域の支配者、人形遣いと呼ばれる存在から届くようです。
狂三はこの世界に紛れ込んだ遺物なので当然、招待状を持っていませんでした。
そこで、招待状を持っている準精霊を倒して招待状を奪い取りました。
強引ですけど狂三らしいです。
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殺し合いに参加する参加者は学校に集合するようです。
エンプティを連れて狂三はそこに向かいました。
まるで新学期のようです、各人が自己紹介をしていました。
狂三が自分の事を精霊だと自己紹介すると他の参加者の目に殺意と敵意が宿ります。
精霊は準精霊とは比較にならない程の力を有しています。
狂三をどうやって倒すかを考え始めている様子でした。
エンプティは招待状を持ってない上、戦闘能力も皆無と言っていい存在です。
居ても居なくても状況に変化を与える事は無い無害な存在として殺し合いへの参加が認められます。
エンプティは狂三の囮として参加が決まりました。
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エンプティは狂三の下僕として他の参加者の調査を開始します。
気さくに話しかけて其々の特性や能力を知ろうとしていました。
殆どの参加者はエンプティを敵視していなかったので答えてくれますよ。
一人だけ蒼(ツァン)ちゃんだけはエンプティに酷い態度を取っていました。
これはエンプティが蒼の事をゴリラみたいと言ってしまったからです。
蒼は巨大な斧を軽々と振り回して戦うと教えられての反応なのでこの失言は仕方なかったかなとも思います。
エンプティは正直すぎな気がするね。
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殺し合いは主催者の人形遣いの代理人である人形が監督する形式でした。
開始の合図は学校のチャイムの音に似ています。
参加者全員でくじ引きをして一人ずつ順番に教室から戦闘領域に向かいました。
狂三はくじ運が良いのか悪いのか最後になってます。
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狂三が戦闘領域に入ると早速襲われます。
精霊だと自己紹介した狂三の事を本物の精霊か?と疑っている参加者も居ました。
参加者が最後の一人になるまで殺し合いが行われるので何れ狂三を倒さなければならないので最初に倒してしまおうと考えた積極的な参加者が襲ってきました。
狂三は圧倒的な力を見せつけて排除してしまいます。
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狂三は順調に他の参加者を倒していきました。
一日目の戦闘が終了し、翌朝まで、休む事になりました。
狂三とエンプティは空き家で休息をとる事にしましたよ。
エンプティは風呂に入りたいと言います。
狂三は直ぐに休むと言って寝室に消えました。
エンプティが無邪気に入浴していましたね。
戦闘の影響で着ていた白いワンピースが汚れてしまった事を嘆いていました。
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入浴後に狂三にお休みを言おうとしたのかな?
彼女が寝ていると思われる寝室に行ってみます。
驚いたね、狂三が声を殺して泣いてますよ!!
枕を抱いて泣いています、これは萌えポイントだな、普段の狂三から想像もつかないギャップ萌えだぞ。
エンプティは狂三に親しみを覚えました。
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翌日、狂三とエンプティは買い物に出かけます。
臨界にもショッピングモールのような施設はありました。
ただし店員は人形でしたが。
エンプティは狂三に何を買うのか問いますよ。
狂三はファッションには興味が無いと答えます。
エンプティは勿体ないそんなに美人なのにと返します。
狂三は驚いていますね、そして自分が美人さんだと思い出したように自覚しています。
なんか変だぞ?
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呑気にショッピングモールで買い物をしている様に見えましたが狂三は罠を張っていました。
罠に掛かって誘い出された二人組がいました。
二人で連携して狂三を倒そうと考えたようですけど負けてしまいます。
この戦闘で予想外の事態が発生しました。
臨界では臨界編成(コンパイル)って現象がたまに起こります。
これは彼方の世界に行ってしまった精霊から与えられる現象でした。
精霊の状態が変化すると起こるようです。
この臨界編成にエンプティが呑み込まれてしまいました。
狂三はコンパイルに落ちそうになっているエンプティに手を差し伸べて助けようとしましたが間に合いませんでした。
囮呼ばわりしている割にはエンプティの事を大事にしているね?
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コンパイルに落ちたエンプティはそこで一人の少年を目撃しました。
そして、その少年に恋をしてしまいます。
エンプティはショッピングモールの床で目を覚ましました。
そして少年への恋心を語ってます。
会いたい、会って話をしたい。
見るだけでもいい、などとは言わない。
抱きしめたい、傍にいたい、匂いを嗅ぎたい、瞳をみつめたい、手を握りたい、声を聞きたい。
舐めたい、というのはアウトか。
アウトな気がすると考えています。
途中からなんだかおかしな事を考えていますね。
舐めたい?
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エンプティは、砺波篩絵(となみ ふるえ)とシェリ・ムジーカの人質に成りました。
二人はエンプティを使って狂三を脅そうとしたようです。
エンプティは柱に縛られて吊るされます。
狂三を迎え撃つ準備が整った篩絵とシェリはエンプティと話しています。
エンプティがコンパイルに落ちて少年を見た、彼に恋をしてしまったと教えると驚いています。
そして恋をしているエンプティを羨ましそうに見ていました。
篩絵とシェリは恋をしたことが無いそうですがしてみたいと思っています。
三人でほのぼのとした会話をしていましたが、狂三が奇襲攻撃をしてきました。
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狂三は影の中から現れてエンプティが死んだ風を装います。
篩絵とシェリは狂三の能力を知らないので建物外ばかり警戒していました。
エンプティが死んだと思い混乱しますが、エンプティが死んだって偽装は直ぐにバレました。
エンプティがクシャミをしてしまいます。
狂三は篩絵を倒しましたが、シェリに後れを取りました。
意識をエンプティに向けた瞬間に隙ができてしまい右腕を切り落とされました。
狂三はエンプティを連れて逃げました。
シェリは狂三から生き残れたと安堵しましたが、別な刺客が現れて彼女を倒してしまいます。
誰だ、今回は二人いたのねと言ってますね。
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腕を斬られた狂三をエンプティは心配していましたが、狂三は大丈夫だと強がっていました。
針と糸を出して腕を縫い付けます。
狂三は腕がくっ付くには時間が必要だと言っています。
その間は神経が繋がる激痛が走るそうだ、それを紛らわす為にエンプティに会話を求めました。
狂三は自分がこの殺し合いに参加している理由を教えてくれます。
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狂三には友達が居て仲良く過ごしていたそうです。
しかし人形遣いからの招待状がやってきた後、その友達は姿をくらましたそうです。
友達は殺し合いには参加しない断ると言ってたので人形遣いに捕まったようです。
狂三は今回の殺し合いも人形遣いの仕掛けた茶番だと説明してくれました。
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最後に生き残っている蒼が狂三とエンプティの居る場所に現れました。
狂三がシャワーを浴びたのですが、その音を聞きつけたと言ってます。
エンプティは蒼に一緒に人形遣いと戦わないかと誘いますが断られます。
蒼は狂三は後ろから撃ちそうだと言ってます。
うん、これは納得できる理由だね、狂三ならやりそうだ。
交渉が決裂したので狂三と蒼は戦い始めました。
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狂三と蒼の戦闘は凄まじいものとなります。
狂三の攻撃を受けても蒼は倒れません。
戦いの中で蒼は狂三と戦うのは楽しい、もっと戦っていたいと思うようになります。
傷を負うのですが強い目的意識が芽生えたので消滅しないね。
蒼が覚醒してしまい強敵となってしまいました。
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そこに人形遣いの下部である指宿パニエ(いぶすき)が参戦してきました。
パニエの口から人形が出てきます。
その人形が負けて消滅した参加者たちでした。
消滅した準精霊は人形遣いによって人形にされたようです。
人形の中に陽柳夕映(ひりゅう ゆえ)という人形が居ました。
この夕映が狂三の中身である、緋衣響(ひごろも ひびき)の友達でした。
蒼は気絶して狂三は人形遣いに負けそうでした。
しかし夕映が助けてくれてエンプティと狂三は逃げ切れました。
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逃げた先で狂三がエンプティに昔話を始めます。
狂三だと思っていた存在はエンプティでエンプティだと思われていた存在が狂三だったね。
狂三と入れ替わっていた響の能力は対象を入れ替えるってものでした。
身体と人格と記憶を入れ替える能力です。
王位簒奪(キングキリング)といいます。
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人形遣いに復讐を決意した響にはそれを叶える能力はありませんでした。
そんな彼女が傷つき倒れている狂三を発見したそうです。
狂三が精霊だと分かった響は王位簒奪を使い狂三と入れ替わったそうです。
響は狂三に謝ってきましたが狂三は許しませんわよと言ってますね。
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外に出ると人形が大量に来てますね、囲まれています。
人形は狂三はどこだと問いかけます。
姿はエンプティのようですが中身は狂三ですからね、これは怖い。
狂三は短銃を使い人形への攻撃を開始しました。
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人形はアッという間に大量に倒されてしまいました。
狂三はパニエに向かって逃げて人形遣いを守るかここで死ぬか選べと言ってます。
パニエは人形遣いを守る事にしたようです、逃げて行きました。
これは狂三のブラフでした。
狂三の方も疲労で限界だったようです。
倒した人形を喰らって時間の補給を行いました。
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人形遣いとの決戦に向かいました。
人形遣いは数で狂三を倒そうとしましたが、狂三の戦闘力は圧倒的でした負けます。
狂三は人形遣いへの止めを刺さずに響の到着を待っていました。
響に向かい人形遣いに止めを刺すのは響の役目だと言います。
響は迷いますね。
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人形遣いはこの世界にやって来た準精霊でしたが、動けない身体でした。
他の準精霊に相手にされず人形だけが友達だったそうです。
人形を大量に作り、数の多さで他の準精霊に対して優位を確立してこの第10領域を支配したそうです。
少し可哀想な感じはするね。
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響は哀れみから人形遣いを撃ちました。
しかし狂三は響が人形遣いを殺したのではない彼女を送ったのだと言いました。
人形遣いは満ち足りた表情をしていたので、これは真実かな。
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気絶していた蒼は生きていました。
目を覚ました彼女は狂三の匂いを嗅ぎますね。
そして狂三とエンプティが入れ替わった事に気がつきます。
蒼は狂三と戦ってみたいと言ってますね、ヤル気満々です。
狂三は蒼との戦闘を回避する為に嘘を吐きますよ。
今日は疲れているので戦うのは後日にして欲しいとお願いして蒼と指切りしていました。
蒼は純真ですね、狂三の事を信じています、大人しく今日は帰ってくれました。
横で見ていた響は狂三の事をよく理解しています。
嘘だと見抜いていました。
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狂三は直ぐに次の行動を起こす事にしました。
狂三は恋をしている名前も知らない男の子に会うために臨界から彼方の世界に戻る事にしました。
最初に狂三を発見した響ならば戻る方法を知っている思ったのね。
彼女に戻る方法を聞きますが、響は知りませんと答えました。
響は現在いるのが第10領域です、残り9の領域があり、数字が小さくなるほど彼方の世界に近づくと言われていますと教えてくれます。
狂三は彼方の世界への帰還を目指す為に他の領域に行く事にしました。
響は狂三に同行を申し出ます。
狂三は自分を騙していた響を詰りますが、同行を認めます。
彼女の知識が役に立つと思ったのかな?それとも響の事を気に入っているのか?
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響が次に向かう第9領域に関して恐ろしい情報を教えてくれました。
そこはアイドルの世界だそうです。
歌って踊れる事が強者の条件だそうですよ。
響は狂三ならばアイドルに成れると言ってますけどね?どうなるんでしょうか?
狂三には強い恋する気持ちがあるのでアイドルもできると思えますね。
彼女ならば人気アイドルになるでしょう。
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