ラノベの感想) フルメタル・パニック!踊るベリー・メリー・クリスマス(新装版) (富士見ファンタジア文庫)


レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2003/3/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:4-8291-1505-X

陣代高校に美味しい話が舞い込みました。
修学旅行中にハイジャックに遭い旅行が台無しになった二年生にクリスマスのクルーズ旅行を贈りたいとの申し出を受けます。
パシフィック・クリサリス号という豪華客船での一泊二日のクルーズ旅行が贈られました。
クリスマスイブに開催されるそうです。
贈り主は三島記念教育財団という団体でした。
坪井校長はこの話を受ける事にしました。
かなめたちのクラスで出席者を調べると殆どの生徒が参加する事になります。
宗介も張り切っていました、今度こそ万全の警備で守ってみせると言っていました。
しかし宗介はこの旅行に参加できなくなりました。
ミスリルの作戦部でメリダ島でクリスマス会が開かれる事になったからです。
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宗介はテッサに誘われます。
このとき宗介はメリダ島で報告書などを片づけていました。
宗介、クルツ、マオはガウルンの残した「バダム」と言う単語をヒントにある海賊の根拠地を攻略しました。
アマルガムに繋がる何かがあるのかと期待されていましたが結果はハズレでした。
ここでの戦闘で宗介の乗るアーバレストがラムダドライバーを発動させました。
宗介とアルの信頼関係も進歩しているようです。
アルの成長が著しいです、宗介とは漫才コンビのような掛け合いを行うまでになっています。
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宗介が食事をする為に食堂に向かうと途中でテッサと会いました。
マオが宗介の行き先をテッサに教えたようです。
テッサは待ち伏せしてたようだね。
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遅い時間だったので食堂は閉まっていました。
そこでテッサは宗介に手料理を振舞う事にしました。
宗介は最初こそ恐縮して自分も手伝おうとしましたがテッサに断られてしまいます。
テッサに、かなめの手料理は食べるのに自分の手料理は要らないのか?と言われてしまったぞ。
宗介とテッサの関係は変化してますね、宗介は大人しくテッサの料理ができるまで待つ事にしました。
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テッサが作ってくれたのはカルボナーラでした。
宗介は美味いと感想を述べるとテッサは嬉しそうにしてますね、とても幸せそうに見えます。
ここでテッサにメリダ島でのクリスマス会に誘われました。
宗介はテッサの誘いに乗りますね、戦隊の仲間との親睦を深めるのは良いことだと判断したようです。
ここにマオが慌てた様子で駆け込んできました。
マオはガウルンが残した「バダム」って単語が何を指すか分かったようです。
トゥアハー・デ・ダナンはクリスマスイブに極秘作戦を結構する事になりました。
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宗介は学校でクリスマスイブのクルーズ旅行には参加しない事を告げます。
恭子は残念そうにしていました、かなめが悲しむとも言ってます。
クリスマスイブはかなめの誕生日だと教えられました。
宗介がかなめにクルーズ旅行に参加しないのはミスリルの仕事があるからだと本当の事を教えました。
かなめはレイスに連絡を取りレイスから宗介たちが何らかの作戦行動を取るのか聞き出します、宗介の発言の裏を取ろうとしたようだ。
レイスは予定は無いと教えました。
情報部のレイスは作戦部のトゥアハー・デ・ダナンの極秘作戦については情報を掴めていませんでした。
かなめは宗介が嘘をついていたと勘違いして彼を避けるような態度を取り始めます。
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宗介はクリスマスクルーズに行う作戦についてかなめに知らせようとしたんだよ。
直接伝えようとして逃げられ、メールを送っては読まずに破棄されてしまいました。
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クルーズ当日、かなめはハリス艦長から挨拶されました。
恭子と一緒に居る所で挨拶されたのですが、かなめはハリスに何となく嫌な感じを受けました。
ハリスの態度は海の男って感じで非常に紳士的だったのですが、獲物を捕らえた余裕のようなものをかなめは感じました。
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クルーズが始まり大ホールでの食事会になりました。
そこに謎のテロリストが踏み込んできました。
覆面をしているので顔は見えませんがかなめは宗介だと直ぐに分かったようですね。
宗介は自分たちを「こだわりのある革命家の集い」と自己紹介しました。
しかしセリフを忘れてしまい上手くテロ宣言できてませんよ、組織の名称が「ちがいのわかる赤軍派」に変わってます。
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テッサもテロリストに扮して乗り込んできているのですが、派手にスっ転んでます。
かなめはこれで確信が持てたようです。
宗介に近づいて行って彼を離れた場所まで引っ張て行きました。
陣代高校の参加者は呑気ですね、おなかが空いたので食事を始めても良いかと聞いてきました。
彼らには大人しくしていて欲しいので食事を始めて貰う事になります。
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かなめは大ホールから引っ張り出した宗介から今回の作戦目的を聞きました。
宗介は何度もかなめに説明しようとしたんだと主張します、うん、これは嘘じゃない。
かなめは、そうとは知らず彼との会話を避け、メールを読まずに破棄していました、かなめが全面的に悪いじゃん!!
かなめは宗介たちが陣代高校の面々を襲ったと思ってますね、酷い剣幕で宗介を攻めています。
そこにテッサがやってきて作戦の目的を説明してくれました。
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かなめはテッサのサングラスをかけたメイド服姿になんなのよと言ってますね。
テッサは自分は「素材にこだわる解放戦線」の最高指導者だと宣言しています。
かなめがテッサのサングラスを取り去るとテッサは途端に狼狽え始めます。
テッサはテロ行為をしている事で良心の呵責に苛まれているようです。
サングラスをかけてワルぶることで自分を保っていると言ってます。
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テッサ、かなめ、宗介の三人でギャーギャーと騒いでいるとマオに怒られてしまいました。
マオはかなめに事前に作戦内容を説明していなかった宗介の落ち度だと彼を非難します。
宗介も非を認めています、彼の態度にかなめは自分が悪いことをしたと反省していますね。
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テッサたちの目的はハリス船長に金庫室を開けさせることでした。
ここにアマルガムの極秘資料があるようです。
ハリスを脅して金庫を開けさせようとしましたが、ハリスは自分では開けられなくなったと言い出します。
これは本当のようです。
マオがゴム弾でハリスの右足を撃ちましたが彼の返答は変わりませんでした。
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ハリスはヤンとウーに連れられて移動する事になります。
金庫はマオが開ける事になります。
彼女は今回は金庫破りに終始する事になり戦闘には参加しませんよ。
彼女の技術者的な一面が見えます、時間が無くてイライラしている姿が良い感じです。
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テッサは今回の任務ではお荷物になっています。
彼女の出番は金庫が空いてからなので仕方ないのですが、ちょっとした疎外感を味わう事になりました。
かなめは宗介に送られて陣代高校の皆の元に戻る事になりました。
かなめは途中で展望デッキに出てみたいとリクエストします。
宗介は外は寒いぞと言いますがかなめは素敵な夜景を想像していました。
二人で行ってみる事になります。
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パシフィック・クリサリス号には米合衆国海軍の攻撃原潜パサデナの艦長であるキリー・B・セイラーが乗客として乗り込んでいました。
彼は離婚寸前の奥さんのご機嫌を取る為にこのクルーズ旅行を予約したそうです。
しかし奥さんは直前で逃げてしまい部下のタケナカを代わりに連れて来ました。
タケナカは休暇中に呼び出されたと不平を零していましたが、かなめを護衛する為に乗り込んだレイスと仲良くやっていました。
レイスは美女になっているね!!
タケナカだけは美女とクルーズを満喫できて幸せだったのかもしれないな。
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セイラーは宗介たちが行動を起こした時に電話ボックで奥さんに電話を掛けていました。
それで拘束されずに済んだようです。
セイラーはテロリストにシージャックされたと知り、正義漢に駆られて行動を起こします。
自分の手でテロリストを排除してシージャックを解決してみせるとヤル気になっていました、燃えてますね、自分がヒーローになる事を疑っていませんでした。
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行動を開始したセイラーはヤンとウーに連行されているハリスを発見してハリスを助ける事にします。
不意を突かれたヤンとウーはセイラーのバケツを使った攻撃で倒されてしまいます。
セイラーはハリスの事を善良な船長だと思っているのでハリスの拘束を解いて助けます。
セイラーはハリスも一緒に連れて行きたかったようですが、ハリスが上手い言い訳で別行動をとる事になりました。
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仲間に邪魔者扱いされてしょんぼりしているテッサはお茶を淹れようとしていました。
厨房でお茶の準備をしているところでセイラーと遭遇してしまいました。
テッサはメイド服を着ていてサングラスも付けていなかったので乗組員と判断されたようです。
セイラーはテッサを救う為に彼女を連れまわす事にしました。
テッサはセイラーから逃れる為に色々と言い訳をしていましたが、聞いてくれませんでした。
セイラーの中でのテッサは囚われのヒロインのポジションになっています。
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セイラーから身の上話を聞いたテッサは彼に親近感を抱きます。
部下から顧みられないって部分と意中の異性との関係が終わりかけているって所に共感したようです。
話していくうちにセイラーがテッサの父親の部下だった事が分かります。
他にも重大な事が分かります、テッサの父親とセイラーの乗っていた潜水艦が事故に遭ったときに助けてくれたのがイギリス海軍に所属していたマデューカスだったそうです。
この話はテッサにとっても初耳だったようで、驚いていますね。
セイラーはテッサの父親とマデューカスの間に親交があったとも教えてくれました。
成程ねー、マデューカスがテッサの父親気分なのも頷けます。
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クルツは大ホールで陣代高校の面々を盛り上げる為にギターを弾いて歌ったています。
煽てられて乗ってしまったようです。
陣代高校の参加者は大量の食事を食べ尽くしてしまいました。
まだ食べたいと主張するので用意する事になります。
コックたちを厨房に連れて行き追加の料理を作って貰う事になりました。
ここで問題が発生しましたトマトソースが足りない!!
クルツが倉庫まで取りに行く事になりました。
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セイラーに逃げられたヤンとウーはセイラーの捜索を行っていました。
そこでアラストルに襲われます。
倉庫で襲われたようです、倉庫に到着したクルツが異変に気がつきます。
そしてアラストルに襲われました。
クルツはかなめからの報告で、アラストルの情報を知ってたのでアームスレイブの小型版だと直感で理解したようだ。
クルツはアラストルに首を掴まれて折られそうになっていましたが関節部分に銃撃を加える事でアラストルを行動不能にしました。
動けなくなったアラストルは爆発しました。
倒れていたヤンとウーは生きていました、ヤンは血まみれに見えたのですがそれは破裂したトマトソースを浴びた結果でした。
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クルツたちはアラストルの出現と倒した事を報告しましたが、報告中に更にアラストルが出現しました。
総数は10以上です、これは不味いですね。
クルツ、ヤン、ウーは逃げ出します。
アラストルはハリスがアマルガムに連絡した事により起動させられました。
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ハリスは自由になるとアマルガムに報告を行いました。
トゥアハー・デ・ダナンが攻めてきたので当初の計画は失敗したと報告しました。
アマルガムのメンバーはハリスにこの失態をどうやって挽回するのか問いますよ。
ハリスはかなめを誘拐して逃げ出しますので救助を連れて来て下さいとお願いしました。
ハリスはかなめを拉致する為に動き出す事になりました。
.
展望デッキに居た宗介に連絡が入りました。
問題が発生したのでかなめを送ってから戦闘に加わる事になります。
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起動したアラストルにはかなめを拉致するようにとの命令がなされていました。
アラストルは動き出し、乗客が危険になります。
当初はパニックを避ける為に穏便に避難誘導をしようとしていましたが、陣代高校を誘導中の大ホールにアラストルが向かってきました。
クルツがホールに飛び込んで来て、死にたくなければ走って逃げろーと叫びます。
陣代高校の面々は走って逃げ出します。
ホールに戻っていたかなめはクルツに正気なのかと問います。
クルツからかなめからの報告にあったアラストルが出たんだと教えられます。
.
かなめも逃げ出そうとしましたが、恐怖で身がすくんでいる女生徒を見つけます。
彼女は動けないのでアラストルに殺されそうでした。
かなめは動けない女の子を突き飛ばし逃げるようにと怒鳴ります。
女の子は逃げ始めますがかなめはアラストルの前に出てしまいました。
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クルツがかなめの間から銃撃しました、相変らずいい腕です。
撃たれたアラストルはバランスを崩しましたがかなめはアラストルに捕まれます。
アラストルはかなめの事を観察していました。
宗介が救援にやってきて銃撃を始めます。
複数人で銃撃を浴びせることで何とかアラストルを倒しました。
.
残りのアラストルも倒す必要があったのですが銃弾が足りませんでした。
ここでかなめはアラストルのある特徴に気がつきました。
アラストルは自分を捉えようとしているんだ、と気がつきます。
自分が囮になってアラストルを誘導してアーバレストで蹴散らす作戦を立てました。
大胆ですがこれが上手くいきました。
.
テッサの乗っていないトゥアハー・デ・ダナンが襲われる事になりました。
襲ってきたのはアマルガムに所属している元イギリス海軍の男でした。
この人はマデューカスの部下で彼に冷遇された事を恨んでいました。
強力なアマルガム製の小型潜水艇に乗っているので、その優位性を活かして彼に勝てると思っていました。
リヴァイアサンと呼ばれるその小型潜水艇は水中戦闘機と呼ばれる、スピードがある船でした。
問題の元部下はリヴァイアサン三機を率いています。
三方向から魚雷を放ちマデューカスを倒した気でいました。
しかしマデューカスの指揮するトゥアハー・デ・ダナンに負けてしまいます。
マデューカスは公爵(デューク)と呼ばれる名艦長でした。
マデューカスにはカッコいい癖がありました。
本気で戦闘指揮を始めるときにいつも被っているキャップを逆にします。
180度回転させるんだよ。
この仕草がカッコいいですね、スイッチが入るようです。
スイッチが入ったマデューカスは戦場で何が起こるのか全て事前に予想ができているようでした。
テッサの隣で副長をしているマデューカスはその実力を知られていなかったのでクルーから侮られていたようです。
彼の実力を目にしたクルーからは尊敬と畏怖の念が感じられるようになりました。
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セイラーとテッサはアラストルに遭遇しました。
セイラーに隠れてクルーゾーと交信していたのでテッサはアラストルの出現を知っていました。
このクルーゾーとの交信をセイラーに聞かれてしまいます。
交信中に出てきたマデューカスの名前にセイラーが反応しました。
彼にとってマデューカスは恩人なのでテッサがマデューカスの事を知っているのが不思議なようでした。
テッサはセイラーに本当の事を話ますが、セイラーは信じてくれませんでした。
まあ、セイラーの気持ちは分かるねー。
そこにアラストルが現れました。
テッサはセイラーに武器を捨てるように警告しましたがセイラーはアラストルを大柄な男だと思っているのでサブマシンガンで威嚇しようとしました。
テッサは咄嗟にセイラーを庇いました。
テッサはアラストルに吹き飛ばされます、アラストルはテッサを殺すつもりはありませんでした。
セイラーはアラストルに捕まり首を絞められます。
セイラーがアラストルを突き飛ばし何とか逃れるとアラストルが天井を突き破り上部甲板に向かいました。
これは、かなめの考えた囮作戦のお陰ですね、アラストルはかなめを追ったようです。
.
助かった二人の元にハリス船長がやって来ました。
セイラーはハリスがアマルガムのメンバーだと知らないので彼に近づいて行き撃たれてしまいます。
ハリスはテッサがトイボックスの艦長だとセイラーに教えていましたが、セイラーはそれを問い質そうとしたようです。
撃たれたセイラーを残してハリスはテッサを連れで船から逃げ出す事にしました。
.
テッサはハリスに連れ出される直前に共振を使ってかなめに別れを告げました。
自分の後を引き継いでトゥアハー・デ・ダナンをお願いしますと言っていました。
アラストルを片づける事に成功しましたが、新たな問題が発生してしまいました、テッサが拉致されてしまったぞ。
.
テッサを救出する為にアルと宗介が計画を練りました。
これが非常識な作戦でした。
敵地にアームスレイブを投射するのに使う緊急展開ブースターを使いアーバレストをハリスを乗せた輸送機まで飛ばす事になります。
成功率が低い作戦でした、宗介は発射前にかなめに言い残しました・・・
「君に話したいことがある」
「さっき、気付いたばかりのことだ。心配するな。たぶん、いい話だ。だが、彼女をあのままにして、言いたくない」と言っていました。
.
輸送機に乗せられて宗介たちから離れてしまったテッサは色々と諦めていました。
そこにアーバレストに乗った宗介が救出にやってきました。
カッコいい登場の仕方をします。
「大佐殿。お迎えに参りました」
ハリスはテッサを盾にして宗介の銃から逃れようとしていました。
宗介は発砲して跳弾を使いハリスを撃ちました、ハリスは胸に被弾します。
テッサを助け出した宗介はテッサを連れて機外に飛び出しました。
テッサはパラシュートを装備していない宗介が不安だったようです。
ここでの宗介とテッサのやり取りが仲間同士って感じで良かったです。
「サガラさん、パラシュートは」
「ない。すまない」
「じゃあ、もう助かる手だては・・・」
「最後の手がある。いいか、俺にしっかりつかまって」
機外に飛び出し落下中の二人をアーバレストがキャッチしました。
アーバレストがパラシュートを開いて無事に落下していきます。
とんでもない作戦でした。
.
「良かった。君に万一のことがあったら、俺は部隊の連中に殺される」宗介カッコいいぞ。
しかしテッサはみじめな気分を味わっています。
宗介がテッサを助けに来た理由が彼のテッサへの一途な愛では無いと理解しているのでみじめな気分になったのね。
テッサは宗介に彼の気持ちを聞きました。
「サガラさん」
「はい」
「カナメさんのことが好きなの?」
「・・・たぶん、そうです」
「わたしよりも?」
「はい」
テッサはちょっとだけがっかりきたと気丈に言ってましたが泣き出してしまいました。
まあ、これは無理ないよな。
宗介の誠実さに魅力を感じていたので認めるしかないね、テッサは宗介に選ばれなかったと。
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パシフィック・クリサリス号の金庫室を開けようとしていたマオが遂にやりました。
彼女は金庫を開けました。
中に入ってみるとマオには判断しかねる機材が置いてありました。
本来ならばここからがテッサの出番だったのですがハリスに拉致されて船外に出てたので仕方ないです。
マオたちはできるだけの機材を持ち帰る事にしました。
日本の海上保安庁と自衛隊が駆けつけてこようとしているので時間は15分しかありませんでした。
マオはテッサとかなめの誕生日が同じ12月24日だという事に何らかの意味があるのかと考えていました。
二人の共通点はこれしかなさそうです。
ここには何らかの意味があるのかもね。
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オーストラリアのシドニーにあるバーでレナードとカリーニンが密会していました。
カリーニンがミスリル内の裏切り者を捕らえたようです。
レナードはその情報をカリーニンに売ったのかな?
この二人の間に、なんらかの取引が成立している可能性があるね。
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事後処理や報告書の作成、パーティーへの出席を終えて宗介は東京に戻ってきました。
クリスマスから三日後の事です。
陣代高校は臨時の登校日になっていました。
宗介のクラスメートたちは担任の神楽坂恵理から次にテロに遭ったときは報道陣にピースするのはやめなさいと変な説教をされていました。
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ハリスに撃たれたセイラーは助かりました。
セイラーは船長に撃たれたと事実を伝えようとしましたが、銃器の暴発って事にされました。
セイラーはテッサの事や現場で起こった出来事をマスコミにぶちまけようとしましたが、海軍の上層部から止められました。
国防総省の机仕事への栄転をちらつかされたのでセイラーは口を閉じる事にしました。
ミスリルが手を回したのかもな。
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放課後の教室で宗介はかなめを待っていました。
宗介はかなめに好きだと伝えようとしていたようですが、告白しようと決めてから時間が経過してしまったので決心が鈍ったようです。
宗介はかなめに誕生日プレゼントとしてラピスラズリを送りました。
加工はされていない剥き出しの宝石です。
かなめはクリスマスプレゼントならこないだ貰ったと言ってますが、宗介はすかさず誕生日プレゼントだと説明しました。
「これが本番のつもりだった。前からずっと・・・なんというのか・・・君に似合うような気がしてな」
「遅くなったが誕生日おめでとう」
宗介、頑張ったな、かなめに少しでも気持ちが伝わっているといいね!!
かなめはとても嬉しそうでした。
よかったねー。
宗介とかなめの関係に変化が起こりましたね、これからどう発展していくのでしょうか?
宗介がかなめの事を好きだと認めた事が大きいですね。
テッサは残念ながら宗介攻略レースからは脱落なようです。
マオも言ってましたがテッサはいい女になりそうです。
頑張れテッサ、元気出せ、いつか良いことあるさ!!
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成分美少女戦闘ラッキースケベ技術兵器
評価AAAAAABBA
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