ラノベの感想) 伝説の勇者の伝説 第5巻 出来心の後始末 (富士見ファンタジア文庫)

レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2004/4/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1606-4

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PROLOGUE 1 遠い過去に、思いを巡らす
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キファが教室で居眠りしているライナを見つめています。
彼女はライナの事が好きになってしまいました。
しかし裏切り者の自分にはライナに好きと告げる事はできないと自制しています。
キファは姉のナイア、妹のレミルと一緒にローランドに送り込まれたエスタブールのスパイでした。
彼女の両親はローランドの魔法騎士に殺されています。
ローランドに復讐する為にエスタブールのスパイになったよです。
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キファたちはローランドの王都レイルードで開かれているお祭りを楽しんでいました。
姉妹三人で楽しめる久々の休日を過ごしています。
そこにローランドの魔法騎士が現れます。
彼女達がエスタブールのスパイだとバレてしまいました。
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ナイアはキファとレミルを逃がす為に魔法騎士と戦い始めます。
キフェとレミルは泣きながらエスタブールの国境を目指して逃げる事になります。
レミルに限界が訪れて路地で休んでいるとナイアと戦闘していた魔法騎士が現れました。
彼はナイアの首を投げつけてきましたよ。
姉が殺されたと知ったキファは魔法騎士に挑もうとします。
しかし背後に庇っていたレミルは魔法騎士の仲間に捕まってしまいます。
キファは殴られて骨折を含む大ダメージを受けてしまいます。
ナイアからレミルを守ってとお願いされたキファはレミルを守る為にエスタブールを裏切る事を決めます。
以降エスタブールに偽の情報を流す事になりました。
キファが真面目に働けばレミルは返すと言って、魔法騎士がレミルを連れて行きました。
キファはレミルを助け出す為に必死に働いたようです。
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キファは自分の裏切り行為でシオンやライナが戦争に巻き込まれる事を嘆いています。
キフェは泣きたいのを我慢して自分は裏切り者だからとの後悔を胸に抱いてライナの同級生を演じ続ける事になりました。
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第一章 夢を見る
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ライナとフェリスは馬車を使ってルーナの兵士から逃げていました。
フェリスはライナを酷使していました、ライナは42時間もぶっ通しで御者を務めています。
眠い、もう寝かせてくれと、悲痛な訴えをしています。
フェリスはアルアの安眠を守るのに忙しいと言ってライナの言う事は無視されます。
馬車で疾走しているので凄い揺れで優しいフェリスがアルアに膝枕をしてあげています。
この優しさを少しでもライナに与えて欲しいよね、今の扱いはあんまりです。
追いついてきたルーナ兵はライナとフェリスに相手にされないので怒っています。
煩い彼らをライナが魔法で迎撃しました。
彼らは落馬して追撃ができなくなりました。
ライナとフェリスはアルアを助けてくれとお願いしてきたククの元に向かう事になります。
フェリスはククからお礼をせしめてルーナの王都でだんご屋巡りをすると言っていますが、これは照れ隠しでしょう。
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ローランドの王宮でクラウとフロワードが会話しています。
クラウは元帥を辞めてガスタークに行きたいと告げてきます。
シオンは無理と断っていました。
フロワードもクラウが元帥である方が国の為になると彼を誉めます。
しかしフロワードを信用していないクラウは何か裏があるんじゃないかと勘繰っています。
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今のローランドは早急に国力を高める必要があるって話になります。
シオンはエスタブールから優れた軍人を登用する為にエナの力を使うと告げます。
これにクラウが反論しています。
エナは既に裏切り者呼ばわりされて、たった一人でローランドに来ている、これ以上彼女に辛い思いをさせたく無いと告げます。
クラウはエナの事をまだ子供扱いしているようですよ。
このクラウの反論をエナに聞かれていたようです、クラウが少しだけ気まずそうにしていました。
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そこにエナがやって来て話に参加してきました。
エナがシオンの考えを問う事になりました。
シオンの作ると言っている強いローランド帝国にはエスタブールの民も入っているのか?と問いました。
シオンはエスタブールの密偵からローランドの二重スパイになってしまったキファの話をします。
シオンは自分が王位にある間はエスタブールを再興させるつもりはない事を告げます。
エスタブールの民も自分が守るべき民であるとも告げました。
ローランドに侵攻してくる強国からローランドを守る為に力を貸して欲しいとお願いしました。
ノアはシオンが語ったキファの悲劇とシオンの覚悟を聞いて彼を信じる事にします。
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シオンはノアにエスタブールの精鋭を紹介するようにお願いします。
そしてその人物をローランドの四人目の元帥にすると告げます。
ノアは、それは余りにも早急では無いか?と常識的な意見を述べています。
しかしシオンの考えは変わりませんでした。
クラウは新たな元帥が決まれば自分が元帥を辞められると思ったようです。
戸惑うノアを連れてエスタブールに向かう事になりました。
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フロワードはシオンの示したエスタブールの人材を元帥にする案に難色を示します。
しかし敗戦国の兵士でも優秀ならばローランドは正しい評価を下し登用するとの噂が各国に広がる事は有用だと判断します。
この噂が広まれば他国はローランドと戦わずに敗北を認めてくれる可能性があります。
これは最小の被害で最大の効果を生む事になるので有効だとフロワードも判断しました。
彼はこのアイディアが失敗した場合にシオンが登用したエスタブールの兵士を殺す事が出来ると知っているので満足したようです。
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フロワードは自分はルーナに赴くと言ってきます。
ルーナとローランドの同盟は前王が結んだものです。
それが今でも有効な事を確認する必要があります。
ステアリードから得たルーナがシオンを失脚させる為に協力していたとの情報も確認する必要があります。
協力者はルーナの貴族あるいは王なのか、その確認をする必要がありました。
シオンは命がけの仕事になると心配しています。
フロワードがシオンの命さえ無事ならば問題ないとの返答に、今フロワードに死なれては困ると返しました。
フロワードは嬉しそうにしています。
彼の忠誠心は益々上がったようですよ。
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槍の一族、シルウェット家が現れました。
シオンが呼んだようです。
当主はティールナウェスト・シルウェットという黒髪の美人さんです。
彼女は自分の事はティールとお呼びくださいと言っています。
彼女の一族は前王の不興を買ったので辺境の地に飛ばされていました。
シオンが彼女の腕を確かめたいと言います。
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ティールは玉座に座るシオン目掛けて槍を突いてきましたよ!!
ルシルがティールの背後から現れて彼女の攻撃を防いでしまいます。
ティールがだからあなたは負けるのだと告げると彼女の二人の弟がルシルの背後から突進してきました。
ルシルは余裕ですね、ティールに、あれは殺しても良いのか?と囁きます。
ティールは弟たちを止めました。
勝負はルシルの圧勝で終わります。
彼女の力に満足したルシルは笑顔で気配を消しました。
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攻撃を仕掛けた二人の弟はブルブルと震えています。
ルシルの怖さが分かったようですよ。
ウェンとシルと呼ばれています。
ウェンの方が年上でシルが一番下のようです。
シルはエリス家に敵意を抱いているようです。
彼の主張では剣という槍に劣る武器を使うくせに最強と名乗っているのが気に入らないようです。
シルの性格を知ったシオンは、あいつへの嫌がらせを思い付いた、と言っていました。
ライナへの嫌がらせって事だよね、何をするつもりなんだろうか?
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シオンはティールとルシルが知り合いだと知り驚きます。
彼女は子供の頃にルシルと戦った事があるそうです、結果は負けたようですね。
ティールはルシルは自分の憧れだと告げました。
彼女はルシルを目指して精進を続けているようですが、決してルシルの域にまで自分が到達できない事も理解しているようです。
優秀な人材の発見にシオンは嬉しくなっています。
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シオンはティールに向かってシルウェット家には国外で働いてもらうと告げます。
理由は彼らが魔法を使えないからでした。
国外で彼らが捕まっても魔法が使えないのでローランドの魔法が漏洩する心配がありません。
彼らが他国で捕虜になってもシオンは見捨てると言っていました。
ティールはそれでも頼られている事が嬉しいようです、力を発揮できると意気込んでいました。
前王によって左遷されていたのが応えているようです。
シオンが彼女にガスタークって国を知っているか?と問いました。
どうやらティールにガスタークの内偵をさせるようですね。
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第二章 夢を見ない
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キファが昔を思い出して後悔しています。
彼女は裏切り者の自分を庇い投獄されたライナの事を思い出していました。
そして何故彼の事が好きなのか再確認しています。
キファはライナがとてつもなく優しい人間だったから彼の事を好きになったようです。
キファが名前を呼ばれて現実に引き戻されました。
彼女が居る場所はストオルとガスタークが戦う戦場でした。
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キファは複写眼(アルファ・ステイグマ)の秘密を調べる為に諸国を放浪していました。
そして現在の彼女はストオル帝国に潜り込んで補給部隊の兵士になっています。
そこは前線から離れた場所でした、しかしガスタークの大軍が迫って来ています。
キファはストオルの滅亡を感じて、潜り込む国を間違えたと思っています。
彼女の部隊の隊長が撤退を宣言しました。
彼女も逃げる事にしましたが、ガスターク軍と対峙する味方の大軍がやって来ました。
そしてキファの居る場所に大量の流れ矢が降ってきます。
彼女は矢を交わしながら逃げ始めますが、逃げ遅れた姉妹を見つけてしまいます。
キファは自分の姉と妹が戦争によって殺されているので姉妹愛に弱いんです。
彼女は逃げ遅れている姉妹を守る為にエスタブールの魔法を唱えました。
身体能力を向上させる魔法です。
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キファは矢に当たりそうな姉妹を助け出します。
そして足に矢を受けてしまいました。
自分だけならば逃げ切れますが姉妹を連れて逃げる事は出来そうもありません。
キファはエスタブールの魔法を唱えて飛んでくる大量の矢を撃ち落とそうとしました。
しかし魔法で強化されている矢はキファの魔法を突き抜けて来ましたよ、彼女は死を覚悟します。
そんな彼女を救ったのは桃色がかった髪を持つ青年でした。
彼は身長よりも大きな剣を持っています。
それを使ってキファに迫ってきた大量の矢を撃ち落としました。
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彼は色々と事情通なようですよ。
キファが使った魔法がストオルのモノで無いと見破ります。
キファに向かて何者か聞いてきました。
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彼はキファの事を、お前バカだろ、と言ってきます。
ストオルの部隊がとっくに撤退した場所に一人残って逃げ遅れの姉妹を助けようとしていたキファに興味を持ったようです。
キファはこの青年と会話しつつ彼が隙を見せるのを伺います。
このキファの行動も青年にはお見通しでした。
そして優秀だと気に入られてしまいます。
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キファが気付かない内に青年の仲間が登場しました。
彼らは青年の事を陛下と呼んでいます。
彼がガスタークの王でした。
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彼は国がある限り戦争は無くならない。
戦争を無くすために自分がメノリス大陸を制覇すると言っています。
キファは正直で嘘のない彼の発言に魅力を感じています。
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ストオルは魔法使いを大量に使う大規模魔法を撃ってきました。
ストオルとガスタークでは兵士の数に大きな差がありました。
大規模魔法の撃ち合いになるとガスタークが不利です。
これに対して青年は自分の左眼を生贄に捧げて持っていた大剣の力を解放しました。
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青年が呼び掛けると空から声が降って来ました。
キファはライナが複写眼を暴走させたときに聞こえてきた声を思い出します。
似ているようですが、聞こえてきた声は厳かなモノで、無理矢理畏怖の念を抱かせる感じがしたそうです。
青年が『グロウヴィル』と呼ばれる大剣を振るうと大破壊が引き起こされました。
大規模魔法を呑み込んで数万のストオル兵が消されてしまいました。
ストオルは降伏する事になりました。
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青年はレフェル・エディアと名乗り、キファに自分の元に来いと言ってガスタークに勧誘してきます。
キファは、誘いを断りますが、いずれ陛下の元へ参りましょうと返答しました。
レファルはいずれ来てくれるなら良いか、と言ってキファを逃がしてくれます。
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キファは周辺諸国をめぐりガスタークという国とレファル・エディアの事を調べる事にします。
彼女にとって大切な事はライナを救う事らしいので、彼女は複写眼の謎を追う為にレファルを利用する事にしました。
キファが逞しく成長していますね。
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ライナとフェリスはククの家の周辺で身を隠しています。
ルーナ軍はククの家の周囲を固めていました。
見張りに付いているのが魔法騎士が二人と一般兵だったのでフェリスは突撃を行う事に決めました。
ライナはアルアを抱えて走りたくないと主張しましたが聞いてはくれません。
簡単に魔法騎士と一般兵を無力化して意識が残っている魔法騎士からククの居場所を聞き出そうとします。
しかし聞き出す前に魔法騎士の首が飛ぶことになってしまいます。
ククの家の裏側から何者かが斬撃を放ったようです。
首を落とされた魔法騎士の傷口からは出血がありませんでした。
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魔法騎士を殺したのはクゥでした。
彼女はスイを伴って現れます。
スイは自分たちは複写眼を狩りに来たと告げます。
彼はライナがアルアを保護しているのが意外だったようです。
複写眼の使い方を知ったのか?と問いかけてきました。
フェリスが彼から情報を引き出そうとします。
彼らはルーナと手を組んでいる事が分かりました。
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アルアを狩るためにはライナとフェリスを殺すしかなくなった。
ライナの特殊な複写眼には興味があったので残念だと告げてクゥに攻撃を命じます。
フェリスとライナはクゥの斬撃の余波を利用して彼女から距離を取ります。
そして二手に別れて逃走を図ります・・・クゥはフェリスを追っていきました。
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逃げるライナにスイがククはこの地の領主の家で保護されている、そこで待っていると告げました。
ライナたちはククを取り戻す為にスイとクゥと戦う事になりそうです。
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第三章 呪われた夢を見る
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スイとクゥから逃げ果せたライナはフェリスを待っています。
気が付いたアルアはラインに当たり散らす事になりました。
ラインは死にたいと言い出したアルアに自分の体験談を語り彼を慰めています。
アルアはライナが自分と同じ複写眼保持者だと知り、彼を信頼するようになります。
ククが捉えられていると知ったアルアは彼女を助けたいと言い始めます。
ライナはその為には死ねないなと言ってアルアに生きる目標を与える事に成功しました。
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ライナはスイとクゥからククを救出するには自分とフェリスだけでは戦力的に厳しいと考えます。
ライナはアルアを鍛え上げて戦力にする事にしました。
ライナの魔法講義が始まります。
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ライナは自分の事を先生と呼ばせる事にします。
複写眼を持っているアルアはとても優秀な生徒でした。
ライナは人に教える楽しさを感じ始めノリノリで講義を行っていました。
そこにフェリスが戻ってきます。
彼女のおフザケが始まり、ライナの事を変態と言い出し危険だとアルアに教えています。
アルアはフェリスの事を信じてしまいそうです。
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フェリスが戻ってきたので彼女に体術の指導を任せる事にしてライナは眠りにつきます。
やっと眠れることになりました。
フェリスの特訓が開始されます、アルアの悲鳴を聞きながらライナは眠りにつきました。
以降一週間、ライナの魔法講義とフェリスの戦闘訓練が行われる事になりました。
二人に鍛えられる事でアルアは急速に戦闘力を向上させていく事になりました。
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ルーナにやって来たフロワードはエナ・アストー公主と面会する事になります。
エナはローランドとルーナの同盟関係は継続したいと言っています。
フロワードとしてはルーナ王とも面会したかったのですが、王は不在だと言われてしまいます。
エナは行き先を知らないそうですよ。
これは嘘ではないようです。
フロワードの美貌に魅せられたエナは彼を夕食に誘います。
フロワードは淑女が聞いてあきれる、どこの貴族も同じだな、と小声で呟いていました。
フロワードは彼女の誘いに応じる事にします。
彼女を篭絡するとルーナとの関係を優位に保てそうだよね。
フロワードはエナを口説いたのだろうか?
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フロワードはエナとの謁見の場でルーナがローランドを裏切っている事実を知っていそうな貴族を特定していました。
オンプローム・ビフィラ侯爵からルーナの裏事情を聞き出す事にします。
影の化物を呼び出し脅しています。
オンプロームは知っている事を吐いたようですよ。
そしてフロワードに始末されました。
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ライナ、フェリス、アルアがククの救出に向かいます。
そこはフェリスが馬車を盗んだ貴族の屋敷でした。
彼が領主だったようですね。
屋敷を観察すると警備の兵が居ませんでした。
スイとクゥがライナとフェリスを待ち構えているようです。
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ライナとフェリスが屋敷に入り、スイとクゥと対峙します。
スイがライナとフェリスを自国に勧誘してきました。
彼はガスタークの王レファル・エディアは、誰もが悲しまないで済む世界を作ろうとしていると語ります。
ラインはガスタークの目指す国に魅力を感じてしまいます。
しかし平和な世界を作る為に邪魔な人間を殺している彼らを認める事は出来ませんでした。
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ライナはシオンの作ろうとしている、犠牲を出さないで平和を目指す国造りを支持する事を告げます。
スイは綺麗ごとでは国は作れない、そのうちライナが支持するやり方から外れる事になると告げます。
その前にガスタークに付いた方が得だと言っています。
これに対してライナはシオンが間違えたなら自分がぶん殴って軌道修正を図ると告げます。
ライナのシオンへの友情は本物のようです。
交渉決裂です戦闘が始まりました。
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フェリスがクゥの相手をする事になります。
ライナが魔法を撃ちました。
それに合わせて屋敷の外に待機させておいたアルアにも魔法を撃たせます。
ライナはアルアの魔法を自分がコントロールできるようにアレンジしていました。
アルアを使った奇襲で一人は倒したかったのですが失敗してしまいます。
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スイは短期間の間に魔法に改良を加え実戦で使えるようにしたライナに脅威を感じています。
ライナが手強いと判断したスイはクゥにククを連れてこさせます。
そしてククを殺す事でアルアを暴走させる事にしました。
ククの頭が砕かれそうです、ここに予想外の人物が参戦する事で状況が打開されました。
フロワードが現れて影の化物にククの頭を掴んでいたスイの腕を喰わせました!!
スイは出血してしまい、ダウン寸前です。
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スイはクゥに自分を置いて逃げろと指示します。
しかしクゥは動けません。
フロワードはスイとクゥを始末しようとしてきます。
ライナはスイとクゥを助ける事にしました。
フェリスは甘いと言っていますがライナは目の前で人が死ぬのは見たくないと言って二人を逃がします。
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ライナはフロワードと戦う覚悟を決めますが彼は攻撃してきません。
ライナたちがローランドの所属だと知った彼は考え始めますよ。
フロワードはライナたちに長い付き合いになるからと言って自己紹介してきました。
彼は自分はストオル皇国に所属していると告げます。
ガスタークはストオルよりも北にあるとも教えてくれました。
ライナはフロワードにお礼を言っていました。
フロワードはいずれライナを殺す事になる、残念だと言い残して消えました。
ライナはフロワードの気に障る事を言ったかな?と心配になっています。
彼らがローランドで再会したらどうなるんだろうね?
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PROLOGUE 2 それでも過去へは、帰れない
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シオンはライナの思い描いた理想の国を実現する為に行動しているようです。
ルーナやネルファとも争う事になりそうだと言って暗くなっています。
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ククを救出したライナとフェリスは領主の屋敷にあった食材を食べていました。
久々の食事にライナはハシャイデいます。
アルアとククの処遇を検討する事になります。
アルアはライナの事を慕っているのでライナに付いていきたいと言っています。
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ククの両親と彼女は、もうルーナで暮らしていく事は難しそうです。
ライナはククと彼女の両親をローランドに招く事にします。
アルアに向かってククを守る為に強くなったんだから一緒にローランドに行って彼女を護れと告げます。
アルアは納得してローランドでライナの帰りを待つことになるようです。
彼らをローランドに無事届ける役目はイリスかミルクに頼もうと考えています。
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フェリスはククを既に手懐けているようです。
ククはフェリス姉様と呼んでいます。
ライナのような男を甲斐性なしな男というんですよね、と言っていますね。
フェリスはククにライナは変態の犯罪者と教えたようです。
ククは信じてしまったようです。
ククに言われてアルアまで信じてしまいそうですよ。
ライナがちょっと悲しくなっていました。
何故だか子供にはフェリスの方が懐かれやすいようですね?
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フロワードはライナとフェリスがローランドの人間だと判明したのでシオンの意図を推察しています。
シオンがミルクにライナを追わせたのは、ライナがシオンから離れないようにするための枷だと判断しました。
ミルクの部下にルークを付けている事も判断の一助となったようです。
フロワード凄いですね、見事な洞察力でした。
フロワードはライナがシオンの傍に居るのは不味いと考えているのでライナの排除に動くようです。
まずは枷からか、と言っているのでミルクに何かするようです。
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成分美女魔法恋愛英雄変態
評価AABBCAC
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