ラノベの感想) とりあえず伝説の勇者の伝説 第1巻 脱力のヒロイック・サーガ (富士見ファンタジア文庫)

レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2002/12/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1483-5

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すたーてぃんぐ・れじぇんど
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ライナとフェリスはネルファ皇国で勇者の遺物を探していました。
そこをネルファの兵士に見つかってしまいます。
彼等はライナとフェリスをローランドの密偵だと思いました。
それも当然でライナとフェリスの着ている鎧にはローランド帝国の紋章がデカデカと描かれていました。
二人はお互いを間抜けと罵り合います。
フェリスは自分は間抜けでは無く美人だ!と主張しました。
その場の空気が凍りました。
誰も反応を示さなかったのでフェリスは恥ずかしくなったようです。
顔を赤らめて冗談だと告げました。
フェリスの照れた表情をみたネルファの兵士は可愛いと言って彼女に見惚れました。
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ライナとフェリスはネルファ兵士を無力化して勇者の遺物があると思われる場所に向かいました。
二人はスコップを使い該当箇所を掘る事になります。
ライナは何も出てこないだろと言っていましたが、フェリスが遺物を発見してしまいます。
刃の無い短剣のような遺物が出てきてしまいました。
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ここでローランドの忌破り追撃部隊に見つかってしまいます。
ミルクはこの段階で追っていた忌破りがライナであると知る事になります。
ライナに声を掛けますがライナはミルクの事を忘れているようですね。
ライナとフェリスは忌み破り追撃部隊を簡単に無力化してしまいます。
ミルクたちは縛り上げられてしまいます。
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ミルクはライナが自分を覚えていない事に憤りを覚えます。
子供の頃に結婚の約束をしたのにーと怒っていました。
これを聞いたフェリスはミルクの事をライナが捨てた昔の女扱いし始めます。
そこにライナとフェリスが無力化したネルファ兵が戻ってきてしまいます。
縛られているミルクたちがネルファ兵に襲われそうになります。
ライナは彼女を助ける行動にでました。
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ライナはミルクを庇い彼女を押し倒す事になります。
ミルクが若干喜んでいるようですよ。
対応の遅れたライナとフェリスはピンチに陥ります。
フェリスはライナに短剣を使う事を指示します。
ライナが短剣を落としてしまい地面に刺さってしまいました。
そうすると、地面から巨大な竜の形をした化物が出てきてしまいます。
驚いたネルファ兵は逃げて行きました。
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ミルクたちを助ける事はできましたが、問題が残りました。
ライナには短剣から出現した竜をしまう方法が分かりませんでした。
困った二人は竜をそのままにして逃走する事にしました。
ミルク一行は竜の傍に残される事になっています。
ミルクは初任務で散々な目に遭ってしまいました。
彼女の今後の任務が心配になるね。
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とらっぷ・ばすたー
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ライナとフェリスは遺跡のトラップに掛かり大量の水から逃げていました。
ライナを犠牲にしてフェリスは天井に避難しました。
全く容赦の無い行動ですね。
ライナも何とか逃げ切り無事でした。
ブチブチ文句を言い始めますがフェリスが剣を抜いてライナの首筋に押し付けたので閉口する事になります。
フェリスはライナのコントロールに剣を使う事にしたようです。
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遺跡にはネルファの調査団が来ていました。
二人は彼らに見つかり戦闘となりますがライナがネルファの魔法使いから魔法を複写して縛り上げました。
人を縛る事が出来る結構便利な魔法を盗む事が出来ましたね。
捕まえた調査団を尋問する事になります。
フェリスが彼らの首筋に剣を突きつけるとあっさりと情報を提供してくれます。
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遺跡の中に深い穴が開いていました。
フェリスは自分は剣士である、剣士とはあらゆる状況で実力を発揮できるように訓練する。
つまり実力以上の事態には対応できないと告げます。
そして魔法使いのライナに向かった頑張って来いと言って彼を穴の中に突き落としました。
落下中にライナは信じられないスピードで幾つも魔法を発動して何とか穴の底に着地しました。
ライナはそこで古い巻物を発見しました。
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ライナは魔法で縄を作り登って行きます。
体が半分まで穴からでたところで忌破り追撃部隊に遭遇しました。
初対戦でライナとフェリスの戦闘能力の高さを知ったルークは一度ローランドに戻る事を進言しました。
ローランドに帰る前に手近な遺跡に寄って土産話にしようとの考えでこの遺跡にやって来ました。
ミルクはライナを発見し襲い掛かってきました。
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彼女の作戦はルーク、ラッハ、リーレでフェリスの相手をしてムーはサポートに入ります。
自分がライナを捕まえる事にしました。
ミルクは状況判断能力が高く柔軟な戦術を構築する事ができます。
戦力を無駄なく使った良い作戦でしたが相手が悪すぎました。
フェリスは巻物を読みながらルークたちの相手をしていました。
全く相手を寄せ付けません。
ミルクはライナに魔法攻撃を仕掛けますがライナに魔法を無効化されてしまい切れます。
自分が一生懸命に発動させようとしている魔法を無効化するのは大人げないと言っています。
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フェリスがミルクを揶揄い出しました。
ライナに向かって捨てた女が攻撃してきているぞと言ってます。
ミルクは捨てられていないと主張します。
するとフェリスは顔を赤らめて、行きずりの関係なのか、大人だなと感心していました。
ライナとミルクはそろって違うと反論しています。
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ミルクがライナに突進してきました。
この遺跡には数々のトラップが仕掛けられています。
逆上しているミルクにはトラップが目に入りませんでした。
彼女が複数のトラップを発動してしまい一同は水に流される事になってしまいます。
遺跡は川に繋がっていたのでライナとフェリスは脱出に成功しました。
川岸に逃げ延びます。
ミルクたち一行は川を流されて行きました。
ミルクは泳げないようですね。
ライナに助けろと命じてきましたがライナとフェリスは聞こえない振りをして逃げ出しました。
ライナとフェリスは次はルーナに向かうようです。
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えきさいてぃんぐ・ちぇいさー
>>
ライナとフェリスは困っていました。
ネルファ皇国で派手に暴れ回ったせいで二人は警戒されてしまいます。
ネルファ皇国とルーナ帝国の国境にある検問所を通るのに困る事になりました。
フェリスが非常識な手段を提案して実行に移す事になります。
彼女はネルファの魔法騎士団を襲撃して、その装備を奪い取り国境を越えようと考えました。
しかもローランドとネルファの関係を悪化させない為に相手を殺さないで無力化する必要がありました。
精鋭部隊である魔法騎士団相手に無茶な作戦でした。
ライナは作戦の撤回を要求しますが、フェリスは聞き入れてくれませんでした。
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フェリスはシオンからライナがエスタブールの魔法騎士団を一人で壊滅させた話を聞いていました。
だからネルファの魔法騎士団が相手でも勝てると思ったようです。
ライナはフェリスが複写眼に期待していると知り、あれは便利な力じゃないんだと説明します。
ライナはフェリスに怖がられると思ったようです。
しかしフェリスはライナが説明したくないならするなと言ってくれます。
彼女はライナの複写眼を気にしていないと言ってくれます。
フェリスなりにライナの事を心配しているのかも知れません。
意外と彼女は優しいです。
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二人が隠れて襲撃の機会を伺っていると魔法騎士団が標的を発見したと言って動き始めます。
ネルファの魔法騎士団が見つけたのはミルクたち忌破り追撃部隊でした。
魔法騎士団に包囲されてミルクたちは大ピンチです、殺されそうになっていました。
ミルクたちに集中している魔法騎士団に隙が出来たのでライナとフェリスが魔法騎士団に襲い掛かりました。
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魔法騎士団を二人倒すと彼らはミルクを人質にして来ます。
殺すと脅されたのですがフェリスは、面白そうだ、やれ、と言ってしまいます。
味方を平然と見捨てるローランドのやり口を見たネルファの魔法騎士団はローランドは信用できないと反感を抱く事になります。
二国間の仲が険悪になるのを避ける為にフェリスが芝居を始めます。
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彼女は自分は妹を人質に取られてしまい、仕方なく変質者の言う事を聞いている。
ミルクたちは自分を助ける為に変質者を追ってきたローランドの兵士だと告げます。
フェリスは美人で迫真の演技をしたもんだから、ネルファ兵は彼女の言う事を信じています。
変質者(ライナ)を捕まえる為に忌破り追撃部隊とネルファの魔法騎士団が団結して向かってくる事になりました。
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ライナの人格が犠牲に成る事で忌破り追撃部隊とネルファの魔法騎士団を無力化する事に成功しました。
余裕があるフェリスはミルクの事を捨てられた女と揶揄いました。
ライナとフェリスは目的のネルファの魔法騎士団の装備を入手して国境を超える事に成功しました。
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ミルクは怒っていました。
彼女はライナがフェリスに誘惑されておかしくなったと思っています。
不満が収まらない彼女はネルファ兵に向かって貴方たちが不甲斐ないから二人に逃げられたと八つ当たりしています。
ルークが謝るとネルファ兵はミルクの事を誉めてきました。
彼等にしてみると部下であるルークに気さくに話しかけるミルクは高評価のようです。
ミルクが褒められて嬉しくなったルークはネルファ兵と親バカ談義をしていました。
ミルクの性格が幸いしてローランドとネルファの兵士間の絆は強まったようです。
ミルクは本来の任務は失敗続きですが、二国間の仲を取り持つ活躍を示しています。
戦力的にミルクの部隊ではライナとフェリスにかなわないようですが、ミルクは追撃を続けるつもりです。
ルークは一旦ローランドに帰りたいようですが、どうなるのでしょうか?
ミルクには逆らえそうも無いので追ってくるのでしょうね。
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らぶ・みっしょん
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ルーナ帝国に入ったライナとフェリスは勇者の遺物を奪う為の行動に出ます。
ルーナ帝国の姫に代々勇者の遺物を受け継がせる風習がありました。
そこでフェリスはライナが姫を口説いて近づき首飾りを盗むという計画を建てました。
フェリスは日頃から女を口説きまくっているライナならば簡単だろうと言っていました。
これはフェリスが行く先々で触れ回っている妄言です。
フェリスに剣で脅されてライナは仕方なしに従う事になります。
お姫様を上手く口説ければ逆玉に乗れると無理にヤル気を出しています。
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ミルクたち忌破り追撃部隊は本部にもどり上司のミラーに報告書を提出しています。
ミルクは失敗続きなので怒られると心配していました。
ミラーがミルクに聞いてきました。
ライナとフェリスはミルク部隊の手に余る存在なのか?と。
ルークはその通りです、と言って担当を外れたかったようですが、ミルクが全然問題ありませんと答えてしまいます。
ミルクは美人なだけのフェリスに誘惑されたライナを取り戻すと主張しました。
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ミルクに美人なだけのフェリスにライナを取られたりしないよね?と問われたルークは、そうですね、と答えてしまいました。
これをミラーはルークも戦力的に問題ないと思っていると判断しました。
ミラーは引き続きミルク部隊にライナとフェリスの追跡を任せる事になります。
ミルクは勇んでルーナ帝国に出発しました。
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ライナとフェリスはローランド帝国の大使と偽りルーナ帝国の姫に近づきます。
ルーナ帝国の姫エナ・アストー公主の美さにライナは感激しています。
雪のように白いと言われている彼女の肌は物凄い白さでした。
エナとフェリスを見比べてライナはため息を漏らします。
フェリスの美人さを再確認したようですが性格が死亡しているからな、と悲しい気持ちになっていました。
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ライナとフェリスに面会したエナはフェリスに惚れてしまったようです。
ルーナ帝国では女は兵役に付きません。
剣を所持しているフェリスの事を男と勘違いしたようです。
フェリスは作戦を変更して自分がエナを口説く事にしました。
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フェリスの口説きテクニックは凄かったようです。
夜にエナの寝室に呼ばれるまでの関係になっています。
フェリスはエナの部屋に入ったらすぐに彼女から首飾りを奪い、王宮から逃げる事にします。
ライナはエナの部屋の前で待つことになりました。
フェリスの恥ずかしい口説き文句を聞かされる事になります。
作戦は順調だったのですが廊下で待っていたライナがルーナの兵士に見つかってしまいます。
ライナは慌ててエナの部屋に逃げ込みました。
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フェリスと密会している場面を目撃されたエナは焦ったようです。
ライナを激しく糾弾してきました。
そこにルーナの兵士が押し寄せます。
フェリスがまたしても作戦変更してライナを殴り倒してエナを救ったヒーローのポジションを確保します。
フェリスがライナの攻撃を受けて胸を負傷した演技を始めてエナにもたれ掛かります。
負傷したフェリスを治療する為にルーナの兵士は救護班を呼びに行きます。
フェリスがエナから首飾りを盗み取っています、そして床に倒れているライナに渡しました。
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後はエナの目を盗んで抜け出すだけだったのですが、ここでミルク部隊が登場しました。
フェリスはエナを抱えてベッドにダイブして隠れます。
エナはフェリスに押し倒されて喜んでいました、完全にフェリスに篭絡されちゃっているね。
ライナもベッドに隠れました。
それを見たミルクはライナが女を二人もベッドに連れ込んでいると怒り心頭でした。
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ミルクたちはライナとフェリスが偽物の大使だと告げます。
フェリスは全く動じませんでした。
自分は偽物だかエナに対する気持ちは本物だ、いつか必ず迎えに来ると告げています。
これを聞いたエナはミルクたちの前に立ちはだかりフェリスを守ろうとしました。
フェリスが「イチコロだな」と呟きました。
フェリスの悪辣さが如何無く発揮されてますね。
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立ちはだかるエナとミルクが喧嘩を始めました。
ミルクはライナを返せと主張し、エナはフェリスを守ると主張しています。
二人が喧嘩している間にライナとフェリスは逃げ出しました。
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草原でライナは首飾りの解析を始めます。
複写眼を使って見てみると、首飾りは光を吸収する能力だけを持っている事が判明しました。
ライナはエナの肌が異様に白かった事を思い出して、このアイテムが紫外線を吸収してお肌を守る為のアイテムだと結論付けました。
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フェリスは一応このアイテムを回収する事にします。
ライナがフェリスにアイテムを渡そうとしたときに目に痛みが走りました。
そして首飾りに変化が起こりました。
首飾りが周囲の光を全て吸収してしまいます。
辺りは真っ暗になりました。
続けて首飾りから眩い光が発せられる事になりました。
光が収まった後、辺りの風景が一変していました。
山だったはずの場所が地平線になっていました。
光の放出が終わると首飾りは無くなっていました・・・消滅したんだろうか?
首飾りに変化が起こる直前にライナの目に痛みが走ったのも気になりますね。
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ライナはこの惨状にどうする?と問います。
フェリスは「過去は振り返らない主義だ」と言って見なかった事にする方針を固めました。
二人は行く先々で結果的に破壊活動をしています。
次の行き先がどうなってしまうのか心配になって来るね。
二人は勇者の遺物の存在は確認していますが、入手には成功していません。
そろそろ何らかの成果が欲しいよね。
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えきせんとりっく・かっぷる
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街道を歩いているライナとフェリスは一人の少女に見初められる事になります。
彼女の名前はハミン・パティ、ルーナ帝国の貴族でエナの従姉妹に当たる子です。
彼女の目にはライナとフェリスが美男子カップルに見えていました。
ルーナ帝国では女が武装する事は無いのでフェリスは男だと思われています。
ハミンは男x男が大好きな変態でした。
世間から迫害を受けている美男子カップルを守る事が自分の使命だと考えています。
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フェリスの使い込みにより旅の資金が尽きていました。
お金に困っている時にお金持ちそうなハミンに声を掛けられたのでフェリスは彼女の誘いに乗る事にします。
二人と知り合えた喜びに震えるハミンは二人を屋敷に案内してくれます。
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ライナはハミンの変態ぶりに恐怖する事になります。
彼女の間違いを指摘しようとしますがフェリスに剣で脅されてしまい出来ません。
フェリスとライナのやり取りを見たハミンは更にヒートアップしてしまいます。
彼女の目にはフェリスが攻めでライナが受けだと写っていました。
ライナが眠そうなのは毎夜フェリスの激しい攻めを受けているからだと判断しています。
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ハミンは二人を寝室に案内しました。
そこはピンクと紫の世界でした、そして壁には数々の拷問器具が備わっています。
ライナが鞭を見て恐怖に震えているとハミンはライナが鞭で打たれる事を好むと解釈していました。
フェリスが鞭を使い始めます。
剣を鞭に持ち替えたのですが彼女の凄さは変わりませんでした。
おおよそ鞭が発するとは思えない音を立てて鞭が振るわれていました。
フェリスが鞭を使うと壁が崩れて行きます。
ライナは生命の危機を感じていました。
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ハミンが退室すると怪しげなエロ空間にフェリスと二人きりになります。
ライナは眠かったので、大きなベッドの部屋で美女と二人きりの状況でも寝ようとします。
これは凄い事だと思うね。
しかしフェリスが、もう我慢できない、と言って熱い眼差しでライナを見つめてきました。
ライナはフェリスにいつの間にか惚れられていたのか?と困惑します。
フェリスはライナににじり寄り鞭を振るってきました。
人を殺せそうな勢いの鞭をライナは必死に避けています。
フェリスがライナに急接近してキスする真似をして来ます。
小声でエナに覗かれている事を教えました。
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フェリスはエナからお金を巻き上げるまで恋人同士の演技を続けると主張します。
ベッドで抱き合っているところにライナを追ってきたミルクが登場しました。
彼女は破天荒な方法でハミンの屋敷に侵入してきましたよ。
ライナが心配でたまらなかったようです。
魔法を使って屋敷の壁を破壊して入って来ました。
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突然の侵入者の出現にフェリスxライナのプレイを覗いていたハミンが出てきました。
彼女はミルクの事を真実の愛が分からない愚か者と断じます。
ミルクはフェリスからライナを取り戻すと主張しますが、ハミンは女如きがライナの相手をするなど、おこがましいと告げます。
フェリスが同調してライナは幼女から男色までこなす変態だと主張しました。
これを聞いたルークが真っ青になります。
彼は、自分とラッハ、リーレ、ムーの貞操がライナに奪われる事を警戒していました。
三人の美少年を心配するルークの姿にハミンは青年x美少年三人の愛を見ました。
ハミンの敵はミルクだけとなります。
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ハミンはフェリスとライナに逃走用の馬車を用意したので、逃げてください、と告げます。
二人はハミンの好意に甘え逃げる事になりました。
馬車に乗り込む前に屋敷から高価な宝石を持ち出しました。
ハミンの勝手な妄想から始まった騒動ですがフェリスとライナは立派な泥棒になっています。
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ハミンは執事の爺に命じて戦闘の手伝いをさせています。
彼はやり手の魔法使いだったようです。
ハミンと爺はミルク部隊に勝利しました。
気絶しているルークとムーを抱き合う形にします、リーレとラッハも抱き合う形にしました。
それを見てハミンは満足そうにしていました。
彼女は青年x美少年三人の愛を守る為のチラシも作成済みでした。
破壊された屋敷の片づけが終わった彼女は爺を伴ってフェリスxライナを追う事にしました。
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一人ぼろクズのような状態で捨て置かれたミルクが目覚めます。
彼女は抱き合って眠るルークxムー、リーレxラッハを目撃します。
ハミンが作った彼らの愛を守る為のチラシを目にして悲鳴をあげる事になりました。
ミルクがルークたちの事を誤解したようですが、大丈夫なんでしょうか?
フェリスxライナを追ったハミンの行動も気がかりです。
彼女と再会する事はあるのでしょうか?
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やつあたり伝勇伝 都会は危険がいっぱい
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クローノ村で宿屋を営んでいるパルにフィ―という結婚を約束した彼女ができました。
パルは幸せの絶頂にあったのですが、ライナとフェリスの無責任な行動の結果、どん底に落とされる事になります。
温泉地のクローノ村は観光で生きている村です。
村には観光宿が三軒あり、それぞれの宿屋に跡取り息子がいました。
彼等は親友で同時期に彼女が出来て合同結婚式の予定を立てていました。
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村は年に三回ある観光シーズンを迎える事になりました。
パルたちはシーズンに合わせて十分な仕入れを行い、シーズンの到来を待つばかりの状況でした。
しかしシーズンになっても一向に観光客が現れませんでした。
このままでは仕入れの支払いが出来ない状況に追い込まれてしまいました。
金策に走り回りますが問題は解決しませんでした。
こまったパルと宿屋の息子は酒場に集まります。
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やって来たのは、トランとビートです。
三人は支払いが出来なければお金の代わりに彼女を連れていかれてしまう大ピンチに陥っています。
ビートが突然観光客が来なくなった理由を知っていました。
彼はネルファの王都を挟んで反対側にあるホープネルという村の近隣に竜が出現したと告げます。
地面から突然、出現して動かないそうです。
危険が無く、珍しい事から観光地として賑わっているそうです。
これまでクローン村に来ていた観光客を全て取られてしまったようです。
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竜をどうする事も出来ない三人は別の金策方法を練る事になりました。
ビートと取り引きのある茶菓子を持ってくる業者から得たアドバイスに従う事にしました。
それは誘拐でした。
お金持ちの娘を誘拐して身代金を取る事にします。
三人は王都に向かい女の子の物色を始めました。
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彼等が最初に目を付けたのはフェリスでした。
彼女の女神のような美貌に参ってしまった彼等は彼女の誘拐を企てます。
本当に恐れ知らずな事ですね。
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その時のフェリスはだんごの特売に向かう為に急いでいました。
彼女が路地裏に入ったところで声を掛け脅し始めます。
しかしフェリスは全く動じることなく、忙しいと告げてきます。
口で脅しても一向に顔色を変えない彼女に包丁をチラつかせて脅します。
フェリスは料理をしないので包丁は必要ないと返答しました。
彼女はパル、ビート、トランの事を包丁のセールスマンだと思ったのかも知れないね。
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包丁はフェリスに取られてしまいます。
フェリスが包丁を振るうと壁がスパスパ斬れてしまいました!!
三人は恐怖に駆られる事になります。
しつこい三人を見たフェリスは彼等が自分と同じようにだんごの特売狙いの同好の士だと勘違いします。
次に掛かってくるときは命がけで来いと言い残して彼女は特売に向かいました。
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大失敗です、三人は都会の女はマイペースで言いたい事だけを言って怖いと結論付けます。
都会の女を誘拐するのは無理だと判断した三人は子供を狙う事にしました。
次にターゲットになってのはミルクでした。
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ミルクがルーク、ラッハ、リーレ、ムーと相談してる場面に遭遇します。
彼等はミルクの部下の事を使用人だと勘違いします。
四人も使用人を使っている彼女はお金持ちに違いないと確信して彼女を誘拐する事にしました。
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ミルクが一人になると子供を誘拐する為の秘密兵器を取り出します。
それは飴でした。
いい子には飴をあげると言われたミルクはホイホイと三人に付いて行きます。
しかし突然、あー、と声を上げて「思い出した」と告げます。
ミルクはルークに知らない大人から飴をあげると言われても付いて行ってはダメと言われていた事を思い出しました。
ミルクは三人を悪人であると断定して彼等にお仕置きをする事になりました。
哀れな三人はミルクにぶっ飛ばされる事になりました。
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またも失敗です。
三人は女の事は理解できない、男である自分たちが知らない超人的な能力を持っている、女を誘拐するのは無理だとの結論に達しました。
三人は最後の手段として弱そうな男を誘拐する事にします。
そしてターゲットになってのはライナでした。
フェリスから解放されている彼はカフェで注文する事も無く昼寝をしていました。
昼間から昼寝しているライナの事を三人は金持ちに違いないと断定します。
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ライナはナイフを見せつけられますがフェリスに脅されるのが常態化しているのでビビりませんよ。
眠いので寝ると言って昼寝を再開してしまいます。
三人はライナが寝ている間に彼を誘拐する事に成功しました。
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基本的に善人な彼等はライナが寝ている間に脅す練習をしていたそうです。
涙ぐましい努力ですがライナには効果がありませんでした。
大人しくしていれば食事は出すと言われたライナは狂喜乱舞しますよ。
食事もでて大人しく寝ているだけで良いと言われた彼は、遂に人質というエリート職に就けたと喜んでいました。
三人は身代金を奪う為にフェリスに脅迫状を出す事にします。
ライナはフェリスがお金を払うはずない、殺されるからやめろと止めはしたんだよ。
しかし誘拐を成功させるしか生きる道がない三人は金で雇った若者に脅迫状を届けさせました。
遂にここまで来たと三人は達成感に浸っています。
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しかし脅迫状の配達を頼んだ若者が泣きながら戻って来ました。
彼から手紙を渡されます。
若者はちゃんと渡したぞ、と言って泣きながら逃げて行きました。
受け取った手紙を読んだ三人は震える事になります・・・手紙にはこう書かれていました。
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「人質に手を出したら殺す。」
「いままで誘拐で稼いだ金を全て渡さなければ殺す。」
「今夜私がいくまでに、金を用意できていなければ殺す。」
「皆殺しだ」
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恐怖に駆られた三人は誘拐計画を断念して故郷の村に帰る事になりました。
やって来たフェリスにライナはぶっ飛ばされる事になります。
フェリスはライナの事を心配してくれていました。
彼女はライナが瀕死の状態だとの脅迫状を受け取ったそうです。
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彼女は直ぐに旅立つと告げます。
二人が出現させた竜が突然消えてしまったそうです。
それを調べに行くと彼女は言っています。
ライナは調べても無駄だと言って反対しますが、フェリスに剣で脅されて調査に向かう事になりました。
フェリスが書いた手紙の一行目を読んでライナは嬉しくなっています。
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パル、トラン、ビートがクローノ村に戻ると村は観光客で賑わっていました。
突然現れた竜は突然消えてしまったそうです・・・観光資源が無くなり観光客が戻ってきたようです。
三人は無事に合同結婚式を挙げる事ができ幸せの絶頂にありました。
そんある日、ライナが風に流したフェリスの手紙をパル、トラン、ビートがそれぞれ目撃する事になりました。
悲痛な叫びが三回あがったそうです。
フェリスを狙ったのに命があった三人は幸運だったね。
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気になるのは突然消えた竜だね。
ライナとフェリスの行く手には何が待っているのでしょうか?
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成分美女魔法恋愛英雄変態
評価ABCBCA
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