ラノベの感想) 若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 第2巻 (ダッシュエックス文庫)


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第一話 サキュバスのお見合いを阻止しろ!
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メアリが社員として採用される事になりました。
彼女は浪費家なのでフランツは助かったーと思っています。
しかもメアリは「名状しがたき悪夢の祖」という偉大な魔族なので大型新人って事になります。
メアリが社員となりフランツの家計は安泰となりましたがセルリアに個人的な問題が発生しました。
魔界にある彼女の実家からお見合いの話が舞い込みました。
セルリアはお見合いをしたく無いようです、彼女は悲しみの涙を流していました。
フランツは彼女を助ける為に有給休暇を取って魔界に向かう事になります。
メアリがフランツに同行する事になりました。

メアリは魔界にある自分の豪邸にフランツを泊めてくれました。
フランツは魔界の生活水準が人間界よりも高い事に驚いていました。
メアリは助っ人も呼んでくれていました。
セルリアのお姉さんのリディアさんです、彼女もサキュバスなので、エロエロな衣装を着ていました。
リディアさんはセルリアとは違い、お気楽な性格をしていました。
リディアさんのサポートを受けてセルリアのお見合いを無かった事にして貰う事になります。
リディアさんは父親との面会の約束を取り付けてくれました。
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セルリアの父親と面会したフランツは驚く事になりました。
セルリアの父親はチョイ悪親父って感じの人でした。
フランツがセルリアはお見合いを嫌がっているので中止して欲しいとお願いすると、人間のフランツではセルリアを幸せにできないと反論してきました。
人間とサキュバスでは寿命が違うのでフランツと結婚しても先に死なれてしまいセルリアは幸せには成れないと言われてしまいます。
正論ですのでフランツは反対意見を封じられてしまいます。
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リディアさんはフランツを助けようとしてくれますが彼女も父親から叱られる結果となってしまいました。
彼女は土下座すると童貞を貰ってくれるそうですよ。
リディアさんはサキュバスの務めを果たしていると主張しますが、父親はサキュバスの威厳が無くなると苦言を呈していました。
これは父親の方が正しいように思われます。
それにしてもリディアさんは自由に愛欲を楽しんでいる様子ですね。
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お見合いの中止が失敗したのでフランツたちはお見合い相手の弱点を突く事にしました。
セルリアのお見合い相手はハルバルドというイケメンのインキュバスでした。
仕事が出来て大金持ちだそうです。
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ハルバルドはお見合いの席で早速セルリアを口説き始めています。
姑息なヤツで洗脳の魔法を使い、セルリアに結婚して財産を全て差し出す、と言わせようとしてきました。
メアリはハルバルドの弱点を突く事に多少の躊躇いがあったようですが彼が汚い手を使ってきたので容赦なく奥の手を使いました。
メアリは配下のミニデーモンを呼び出しました。
ミニデーモンたちはロリキャラでハルバルドのストライクゾーンに合致していました。
ミニデーモンに心を奪われてしまったハルバルドはセルリアの事を年増と呼んでしまいます!!
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セルリアに掛かっていたチャームの魔法が解けてしまい彼女はハルバルドを拒絶する事に成功しました。
ハルバルドは仕事で人間界のマダムの相手ばかりしていたので心を病んでしまったようです。
エロ行為と一緒に旦那の愚痴も聞かされていたらしく性癖が歪んでしまったようです。
いつしか純真無垢な幼女にしかトキメカナクなってしまったそうですよ。
ちょっと可哀想かもしれないね。
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ハルバルドはお見合いが失敗した腹いせにフランツを殺そうとして黒魔法を放ってきました。
フランツはこれを受けてしまったのですが、魔界に行く前にファフィスターニャ先輩がくれた防御力を向上させる靴下のお陰で助かりました。
最後はケルケル社長がくれたお守りを使いケルベロスを召喚してお仕置きをしておきました。
ケルケル社長がくれたお守りは骨の形をしていました。
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お見合いは破談になったのですが、セルリアの父親からは感謝される事になりました。
ハルバルドは破産寸前でお見合いが財産狙いだったと判明したので、財産を取られなくてよかったーと感謝される事になりました。
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フランツがセルリアの豪邸にある風呂に入っているとリディアさんが全裸でやって来ます。
妹を助けてくれたお礼をすると言ってサキュバス的なお礼をしてくれました。
セルリアもリディアがご奉仕する事は知っていて認めているそうです。
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フランツは無事に魔界から戻って来ました。
ケルケル社長とファフィスターニャ先輩に二人のくれたアイテムのお陰で助かった、と感謝の意を示します。
ケルケル社長に魔界に行った事でフランツが成長したと告げられます。
確認してみると使える黒魔法がパワーアップしていました。
それを見たファフィスターニャ先輩に、その才能が妬ましい、と嫉妬されていました。
フランツは天才肌の彼女に嫉妬されて納得が行かない様子です。
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第二話 限界集落開発問題
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フランツの元に書類が届きました。
彼は学生時代に魔術戦で男爵の位を手に入れていた事を思い出します。
ファントランドという土地の領主になっていました。
連休を使いそこに行ってみる事にしました。
トトト先輩に馬車を借りて向かう事にしたのですが、休日だったトトト先輩も付いてきました。
フランツ、セルリア、メアリ、トトトの四名で向かう事になりました。
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そこは山間部にある盆地で限界突破した集落でした。
戸数6、人口21人です。
領主の館は、元公民館でした。
ボロボロで泊まれそうにないので掃除をする事になります。
ここでトトト先輩が早速脱ぎました!!全裸になって掃除を始めます。
セルリアも家事スキルが高いので二人のお陰で何とか泊まれる状態になりました。
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村を散策していると村長に出会います。
フランツは新たに領主となったと自己紹介していました。
その日は村長の家に招かれ夕食をご馳走になりました。
ここで出てきたドブロンという地酒がとても美味しかったようです。
トトト先輩が大いに気に入っていました。
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酔い冷ましにフランツは沼の近くを歩く事にします。
沼の縁でフランツは足を掴まれる事になりました、驚くフランツをメアリが心配してくれます。
フランツの足を掴んだ人が現れました。
彼女は沼トロールでした。
彼女はこの沼に住んでいると言っています、ここには沼トロールの集落があるそうです。
フランツは領主として人間との間に問題が発生していないか問いました。
彼女は人間と沼トロールは交流を持っていないので問題は発生していないと言っていました。
彼女は領主のフランツに、沼を守ってほしいとお願いしてきました。
フランツは何も問題行動を取っていないので沼をこのまま保全する事を約束しました。
最後に彼女の名前を聞く事になり、ホワホワと名乗られました。
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領主の務めを終えたと思ったフランツは自宅に戻り普段の会社員生活に戻りました。
彼の家に王都パラディン商会と名のる営業マンがやって来ました。
彼はファントランドに大型商業施設を作るので男爵位を売って欲しいと言ってきました。
メアリはこの人の提案に懐疑的でした。
根掘り葉掘り提案内容を聞き出そうとしていました。
沼を埋め立てて大型商業施設を作ると分かったのでフランツはこの話を断る事にしました。
営業マンがしつこく食い下がろうとしたのでセルリアが生贄に相応しいですね?と脅すと帰って行きました。
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フランツはホワホワとの約束を守れた事には満足していました。
しかし、営業マンが持ってきた地元住民の意識調査では大型施設建設に賛成する人が多数派でした。
フランツにはそれが気がかりでした。
フランツは大型商業施設の代わりとなる村おこしの方法を考える事にします。
ケルケル社長に頼んで会社の地下にある図書館を使わせてもらい調べ物をする事にしました。
ケルケル社長が会社の地下に住んでいる事が判明します。
フランツが調べ物をしている間に彼女は風呂に入ってくると言っていました。
調べ物が終わり帰ろうと思ったフランツはケルケルを探します。
彼女は脱衣所で体を拭いていましたよ、勿論全裸です。
フランツは慌ててドアを閉めて謝りますがケルケルは気にしていないようです。
一緒に入浴する事になってしまいました。
フランツはケルケルから男爵のチャンレンジを頑張れと励まされていました。
フランツが美味しすぎる目にあっているね。
ケルケルの会社天国過ぎませんかね?美少女社長と一緒に入浴ですよ、羨ましすぎる!!
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村長がフランツの家にやって来て開発計画を認めて欲しいとお願いしてきました。
村長は住民に頼まれてフランツの説得に来たようです。
フランツは沼の開発は行わない事と、代わりの村起こし計画がある事を教えました。
フランツは村の特産品であるドブロンを王都で売り出す計画を説明していました。
補足説明としてメアリが大型商業施設は作っても客を呼び込めないで破綻するだけだとビッグデータを使って説明してくれます。
メアリのお陰で大型商業施設の話を持ってきた業者は建物を作るだけで儲かるカラクリになっている事が判明しました。
村長も覚悟を決めたようです、彼はフランツの村おこし計画に乗る事に決めたようでした。
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フランツは再びファントランドを訪問する事になります。
これにトトト先輩とファフィスターニャ先輩が同行してくれる事になりました。
行ってみるとフランツの考えた村おこし計画が始まっていました。
フランツは村で飲まれているドブロンを増産して売り出す計画を教えていました。
その為のドブロンを作り始めていました。
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問題となる人材は沼トロールを雇う事で解消されていました。
しかし増産に関して熟成期間が掛かるとの問題が残りました。
これを解消してくれたのがファフィスターニャ先輩でした。
彼女の作った魔法陣が編みこまれた布を掛けるとすぐに熟成が完了してしまいました。
製造時間の問題はファフィスターニャ先輩に布を沢山用意して貰う事で解消しました。
彼女は村の救世主と祭り上げられる事になっていました。
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大型商業施設の話を持ってきた業者は不正取引で逮捕されていました。
フランツは住民に感謝される事になりました。
最後にフランツは沼トロールのホワホワからお礼をして貰う事になります。
キスのあと顔をペロペロ舐められる事になりました。
美少女にペロペロされてますね、羨ましすぎです。
次に来たときはもっとサービスしてくれるそうですよ。
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第三話 黒魔法業界の新人研修に行ってきた
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フランツとメアリが黒魔法協会の新人研修に参加する事になりました。
セルリアもフランツの使い魔として同行することになりました。
フランツはコミュニケーションが取れるか心配していましたが、ケルケル社長からは取る必要が無いとのアドバイスを貰いました。
常識人のフランツは他組織に所属する同期の黒魔法使いと仲良くなるのが目的だと思っていたので不思議だったようです。
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ペアを組んで自己紹介をする事になりました。
ここでフランツはアリエノールという美少女に声を掛けられペアを組むことになりました。
アリエノールの自己紹介を聞いてフランツはケルケルの言っていたコミュニケーションをとる必要が無いとの意味を理解します。
アリエノールは威嚇する感じの自己紹介をしてくれました。
そして彼女は使い魔の青鴉のリムリクを呼び出しました。
フランツとセルリアは青鴉は珍しいと感心していましたが、アリエノールには挑発だと受け取られてしまいました。
使い魔としてサキュバスを使役しているフランツは規格外の新人らしく彼女にライバル視される事になっていました。
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その後も対戦形式の研修が続くのですが悉くフランツが勝利してしまいます。
フランツはアリエノールと仲良くなり同期の黒魔法使い同士横の繋がりを得たいと考えていました。
しかしアリエノールはフランツへのライバル心を募らせていきました。
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最後の研修として焼き肉大会の為の食材を確保する事になります。
コカトリスを二人で仕留める事になってしまいました。
ここでこれまで負け続きだったアリエノールがその力量を発揮する事になります。
彼女は実家の黒魔法店を引き継いだそうです。
彼女の家はモルコの森にあり、その周辺で黒魔法使いとして活動していました。
そこにはコカトリスが群生しているらしく彼女はコカトリスの特性を熟知していました。
彼女の知識を使い二人でコカトリスを仕留める事に成功しました。
フランツがインプを呼び出してコカトリスを牽制した手腕にアリエノールは感銘を受けたようです。
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フランツはコカトリスを仕留めた事で安心してしまいますが、アリエノールは素早く解体を始めました。
仕留めたコカトリスは時間が経過すると味が落ちるそうで、素早く解体する必要がありました。
アリエノールの見事な解体術で美味しいお肉にありつく事ができました。
メアリも余裕でコカトリスを仕留めていました、流石です。
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最終日の夜にフランツの部屋に最後のオリエンテーションのお知らせと書かれたメッセージカードが届きました。
そこには研修生のサバトを開くと記されていました。
フランツはセルリアを起こさないようにして会場に向かいます。
待っていたのでアリエノールだけでした。
メッセージカードはアリエノールがフランツを呼び出す為に出したモノでした。
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フランツは最後の勝負をするのか?と警戒していましたが、アリエノールはフランツにお礼を言ってきたぞ!!
しかも強がっているようで、かなり分かり難くかったぞ。
意訳して彼女がフランツを激励しつつ、自分も実家の黒魔法店を盛り立てる為に頑張るとの宣言だと判明しました。
フランツはアリエノールの事を善人だと予想していたので確信を得たようです。
お互いに激励しあい、お開きになるかな、と思っていたらアリエノールがサバトの開始を宣言しましたよ。
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アリエノールは照れテレで顔が真っ赤になっていますね。
フランツも照れテレで顔真っ赤でした。
二人は長時間、冒涜的な事をしたそうです。
アリエノールはフランツに惚れちゃったようですよ。
二人は連絡先を交換して別れる事になりました。
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部屋に戻ったフランツはセルリアに感心される事になりました。
研修の最終日に同期と一夜を過ごしたフランツの事を流石だと褒めてくれます。
サキュバスとして感心しますと言っていました。
セルリアにはバレバレでしたね、しかも、それに嫉妬しませんよ。
他の女の子に手を出して褒められる・・・最高ですね、フランツ羨ましすぎます!!
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第四話 中途採用のワニ獣人の先輩
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フランツが夏休みを利用して帰省する事になりました。
彼の実家が海の近くだと聞いたファフィスターニャ先輩が強い関心を示します。
彼女は海を見た事が無いそうですよ。
ケルケル社長も海に興味を持ち二人はフランツの帰省に同行する事になりました。
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ここで父親に彼女達をどう紹介しようかって問題が噴出します。
フランツの父親は厳格な人で女の子を複数人連れて帰ると怒り出す可能性がありました。
そこでフランツはケルケル社長とファフィスターニャ先輩には町で宿をとって貰う事にしました。
同棲しているセルリアとメアリはフランツの家に連れて行き両親に紹介する事にしました。
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フランツの故郷に到着すると海が見えました。
興奮したファフィスターニャ先輩は海に向かって走り始めてしまいます。
青春している彼女を微笑ましく見ていたフランツは大変な事に気が付きました。
彼女は泳げるのか?
フランツの危惧した通りファフィスターニャ先輩は海で溺れる事になってしまいました。
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海で泳ぐことになったのですが水着がありませんでした。
ファフィスターニャ先輩は水着の存在も知りませんでしたよ。
王都は内陸にあるので泳ぐ機会は皆無のようです。
近くに水着を買いに行く事になりました。
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ここで問題発生です・・・水着は予想よりも高かったんですよ。
困ってしまった一同にセルリアが素晴らしい提案をしてくれました。
彼女は自分の予備のサキュバス衣装を貸すと言ってくれます。
サキュバスの衣装は水着のように布面積が極小なので水着の代役にピッタリでした。
フランツの眼前に天国が現れました。
メアリ、ファフィスターニャ先輩、ケルケル社長がサキュバス衣装に身を包んで現れました。
素晴らしいです。
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一同が海水浴を楽しんでいると島サメが現れました。
島サメは陸地に上がってくるので早急に対処する必要があります。
しかしメンバーの中に有効な攻撃手段を持っている者は居ませんでした。
フランツは焦りますがケルケル社長は余裕の表情をしていました。
彼女はこの地域で働いている社員が問題を解決してくれると告げます。
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島サメを囲むように海水の壁が出現して島サメを沖に誘導していきます。
そして黒魔法を使って島サメを洗脳したようです。
これを成し遂げたのが先輩社員のサンソンスー先輩でした。
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やってきた彼女にフランツ、セルリア、メアリは自己紹介をしていました。
サンソンスー先輩から入社の経緯を聞く事になります。
彼女はワニ獣人の集落の出身でした。
最初は青魔法を使う会社に就職したそうです。
しかし、その会社は適当な仕事をしていたそうです。
真面目なサンソンスー先輩は会社とぶつかる事になり退職したそうです。
辞める時に青魔法を使った職に就けると思うなよと脅されたそうですよ。
困ったサンソンスー先輩は王都に出て仕事を探す事になり、そこでケルケル社長と知り合ったそうです。
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ケルケル社長に誘われたサンソンスー先輩は黒魔法は使えないからと最初は断ったそうです。
しかしケルケル社長はサンソンスー先輩にできる仕事を探して来るので入社して欲しいとお願いされ、彼女は入社する事になったそうです。
入社後サンソンスー先輩は黒魔法を覚えたそうですよ。
ケルケル社長と黒魔法継承式もしたそうです、そうか二人はエロエロと絡んだのね。
そんな訳でサンソンスー先輩はケルケル社長の事を、聖人、天使のようなケルベロス、と言って尊敬しています。
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サンソンスー先輩に誘われて無人島に行く事になりました。
人目がないのでファフィスターニャ先輩がサキュバス衣装を脱いで全裸になろうとします。
サキュバス衣装は金属製の部分もあるので強い日光にあたり加熱するそうです。
フランツが自分も居るので配慮して下さいとお願いすると大きな岩陰の向こうで全裸水泳をする事になってしまいました。
ケルケル社長は犬かきを教えてあげると言ってましたが、ファフィスターニャ先輩はバタフライを希望していました。
ファフィスターニャ先輩は攻めていますねーバタフライは確かにカッコイイけどね。
セルリアとメアリも一緒に付いて行き全裸で楽しむ事になりました。
一人取り残されたフランツは寂しさを感じてます。
そしてみんなの全裸が見たいと思ってしまいました。
覗きたくて仕方なかったのですが、社内での評価がダダ下がる事が懸念されたので我慢しています。
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フランツの頭の中に謎の声が聞こえてきました。
「欲望に身を任せ、そのうえで、欲望を乗りこなすのだ。」
「さあ、その力の扉を開け。お前なら力に食われることもないはず。」
フランツは「心の眼」という黒魔法を手に入れてしまいます。
使ってみると、大きな岩の向こうで全裸で楽しんでいるみんなの姿が見えました。
フランツはこれは欲望を叶える黒魔法だと納得していました。
しかし何故使えるようになったのか、その理由が分かりませんでした。
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心の眼で全裸を堪能していたのですが、無人島の先に島サメを嗾けて攻撃しようとしている人間を発見します。
フランツはみんなの元に駆け寄り緊急事態を告げます。
最初はフランツが我慢できなくて堂々と全裸を覗きに来たと思われますが必死な彼の様子に非常事態だと認識して貰えました。
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サンソンスー先輩が確認したところフランツの言っている事が事実だと判明しました。
ケルケル社長が怖い顔をして怒っています。
彼女はこのイヤガラセを会社に対する攻撃であると判断して対抗する事にしました。
ケルケル社長が「地獄の万力」という黒魔法を使い悪夢を見せる事になりました。
攻撃を企てていた青魔法使いはこれまでの会社の悪事を町の参事会と業界団体に洗いざらい喋る事になりました。
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着替えてフランツの家に帰ろうとしているところでフランツの父親と遭遇してしまいました。
女性陣は全員、サキュバス衣装を着ている状態です。
フランツはどうやって言い訳しようか必死に考えていました。
フランツの父親は顔が真っ赤になっています、これは怒っている、どうしようとフランツが恐怖に駆られます。
ケルケル社長とファフィスターニャ先輩がフランツは真面目に働いているとフォローしてくれます。
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フランツの父親が叫びました。
「フランツ、お前は、お前はお前はお前は―なんてうらやましい奴なんだ―っっっ!」
フランツは父親は堅物だと思っていたので動揺していますね。
続けて父親が重大な告白をしました!!
「違うぞ、フランツ、父さんは父さんは父さんは―ただのムッツリだったんだ―っっっ!」
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彼の名前はコルタと言います。
自分でも硬い名前だとの自覚があるようです。
学生時代に彼は周りから硬派だと言われて、そのように振舞うようになってしまったそうです。
途中で軟派に戻れなくなったそうですよ。
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コルタは社員の皆さんを大変気に入り全員を家に招待すると言い出しました。
フランツは母親に殺されるぞと止めますがコルタは彼女達には殺されるだけの価値があると引きませんでした。
結局ケルケル社長とファフィスターニャ先輩には予約している宿に泊まってもらう事にしてセルリアとメアリだけを家に連れて行く事になりました。
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コルタは自分も黒魔法使いになれば良かったと後悔していました。
確かにフランツの父親なので適性は高かったかもしれないね。
コルタが悔しがる気持ちが良く分かるね。
父親の威厳は消滅しました。
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第五話 フランツの祖先とデフレの呪い
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家に帰るとセルリアを見た母親は大感激していました。
彼女はこれで孫の顔が見られるとセクハラ攻撃をかましてくれます。
フランツにムッツリであると告白したコルタはセルリアに熱い視線を送っていますよ。
その気持ちは良く分かるが奥さんに叱られる事になっていました。
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フランツ、セルリア、メアリは夏休みの間、フランツの実家で過ごす事になりました。
セルリアはフランツの母親から料理を習っていました。
セルリアの事を嫁にする気満々の母親は嬉々として教えているよ。
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フランツ達は町に行ってみることにしました。
そして町の経済が疲弊している事に気が付きました。
フランツが王都にある魔法学校に通う為に故郷を出た時期に領主が交代したそうです。
改革伯と呼ばれている領主は増税を行い福祉に力を入れているそうです。
福祉政策は上手くいっているそうですが増税のお陰で経済は疲弊していました。
町の住人は改革伯の政策に賛成の人と反対の人で二分されていました。
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メアリがフランツの所持していたえっちな本を探し始めます。
幸いな事にフランツは王都に引っ越すときに処分していたのでえっちな本はありませんでした。
メアリの希望でフランツの家にある大きな納屋の探索をする事になりました。
数百年は中を見た事も無い物品が収められていましたよ。
そこで厳重に封印が施された書棚を発見しました。
中を確認してみるとフランツのご先祖の日記が出てきましたよ。
しかも魔族の言葉で書かれていました。
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魔族語を別の形式に置き換えて、普通と逆方向で書いてありました。
厳重な秘密保持が施されていました、何か大きな秘密が隠されてそうです。
メアリが解読を進めるとこの日記を書いたフランツのご先祖は黒魔法使いで国を滅ぼそうとしていた事が判明します。
さらに「闇より黒き冥界の鳩」を呼び出したとの記述がありました。
これはメアリのお兄さんですよ。
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フランツのご先祖とメアリの兄は雰囲気が似ていたことから意気投合したそうです。
ご先祖が国を滅ぼそうと考えた理由が判明しました。
ご先祖は凄いシスコンでしたよ、結婚していて子供も居たそうですが、妻と離婚して妹と結婚したいと書いてありました。
法改正をする為に役人になろうとして国家試験を何度も受けたそうですが、好きなモノを聞かれて妹と答えたそうです。
当然試験には落ちました・・・それで国家転覆を考えるようになりました。
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メアリの兄はそんなご先祖の事を諫めていたそうです。
妹と結ばれることは許されることではない、妻と子供を大切にしろと言ったそうです。
フランツは真っ当なメアリの兄に感動していました。
ご先祖は、魔族なのに道徳に背かないメアリの兄に憤り二人は仲違いをしたそうです。
ここでフランツのご先祖はメアリの兄に、お前の妹が可愛くないからだろと言ったそうです。
知らない間にディスられていたメアリが落ち込んでいました。
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メアリの兄は、自分の妹は超かわいい。
とくに靴下をはくところがかわいいと伝えたそうです。
フランツはフェティシズムがおかしいと感じていました・・・確かにマニアックだ。
メアリの兄はメアリに欲情を抱かないように必死に足掻いていると告げたそうです。
これを知ったメアリが喜んでいるぞ。
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メアリが重大な事実に気が付きました。
フランツに呼び出された直後にメアリが自分の格が落ちないようにフランツの設定を考えたよね。
「千年前に国家滅亡を企てて処刑された伝説的な黒魔法使いの末裔」
これにフランツが合致している事が判明しました。
メアリはフランツに運命を感じてしまいます。
セルリアまで感動に打ち震えていました。
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ここでフランツの頭の中に声が響きます。
無人島で聞こえてきた声と同じでした、フランツは黒魔法使いの末裔なので覗きに使える黒魔法を習得出来た事が判明しました。
フランツのご先祖の日記が気になるメアリは解読を続ける事になります。
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メアリが解読したポエムを読んでみるとフランツの体が光に包まれました。
黒魔法が発動したようですがフランツには特に変化はありませんでした。
しかしこれが国家転覆を達成する為の恐るべき黒魔法でした。
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黒魔法が発動して以降、町のデフレが進んでいる事が分かりました。
メアリはフランツのご先祖がデフレを起こして国家を転覆させようとしていたとの結論を出しました。
メアリが発動してしまった魔法がデフレを加速させる魔法だと判明しました。
それを止める為にフランツはメアリと愛し合う事になります。
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フランツの中にはご先祖の意識体が存在しています。
フランツが生まれてからその意識体も発現したそうなのでフランツに妹が居るか居ないかは分からないそうです。
これを利用する事にしました。
黒魔法を解除する為には術者であるご先祖の不満を解消する必要がありました。
妹の様に見えるメアリを妹って設定にしてメアリと愛し合う事でご先祖の不満を解消する事になりました。
素直になれないキャラを装いつつ結局従ってしまう妹キャラにセルリアは感激していました。
パン三斤いけると叫んでいました。
セルリアもご馳走を得られたようで良かったですね。
フランツとメアリが愛し合う事でデフレを加速する黒魔法は解除されました。
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しかしデフレ自体は止まっていないのでフランツは改革伯に直訴する事にします。
これにサンソンスー先輩が協力してくれました。
彼女はこの地方の守護聖人と言われているので彼女の紹介状は効果的でした。
改革伯と面会する事ができました。
フランツは数日前にデフレが加速したのは自分が黒魔法を発動したからだと告げます。
その黒魔法は解除できたが、このまま増税を続けるといずれ同じ規模のデフレが発生すると説得しました。
改革伯は減税できるか考える事を約束してくれました。
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フランツは協力してくれたサンソンスー先輩にお礼を言いに行きます。
二人で岩に座って話しています。
サンソンスー先輩はフランツが昔の自分に似ていると言っていました。
彼女はフランツの行動に感謝を示し、今後ライトストーンがもと滅茶苦茶になっても自分が責任を取るからと告げてきます。
フランツが自分が責任を取ると言い返すとサンソンスー先輩の顔が至近距離にありました。
二人はキス寸前です、そこにケルケル社長の声が掛かりました。
「あらあら。これだと本当に結婚するのも間近でしょうか」
フランツは慌てていますね、惜しいフランツはサンソンスー先輩とキスし損ないました。
サンソンスー先輩もフランツに惚れたようですよ。
そろそろ結婚したいと考えている彼女はフランツを狙う事になるのでしょうか?
ファフィスターニャ先輩が先輩呼ばわりしているのでサンソンスー先輩は更に年上なんだよね。
まあ見た目は若いままなのでフランツは気にしてないようです・・・年齢差は問題にならないようですね。
この二人は結婚するんだろうか?
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ケルケル社長は夏休みの間にフランツが成長したような気がすると言っていました。
故郷をデフレから救う為の活動でフランツは成長したようです。
フランツは周りに見習わないといけない先輩がいるので成長できると返答していました。
ファフィスターニャ先輩もやって来て、褒めても何も出ないよ、と言ってますね。
フランツに褒められてデレた彼女はフランツの頭を撫でていました。
年上のお姉様に頭をナデナデして貰える、素晴らしい、羨ましいですね。
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王都に帰る事になるのですが、ケルケル社長から九月からアリエールが会社に研修にやって来ると教えられます。
これは黒魔法業界の制度でプチ出向というものだそうです。
自営業の方が技術を学ぶために王都の会社にやってくる制度だそうです。
フランツはアリエノールと再会する事になるようです。
燃え上がりそうですね、アリエノールとサバト三昧の日々を過ごす事になるのでしょうか?
期待が高まりますねー楽しみです。
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後からやってきたセルリアにはサンソンスー先輩とキスし損なった事がバレていました。
彼女に恋愛関係の隠し事は出来ないようです。
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文庫限定スペシャルSS 気まずい再会
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アリエノールとサバトを行った翌朝、フランツは帰る前に研修会場の中庭を散歩していました。
ここでカッコよく再会を誓ったはずのアリエノールと早すぎる再会をする事になりました。
二人ともとても気まずくなっています。
アリエノールのセリフは噛み噛みでした。
フランツが天気の話題を持ち出しますが話が膨らみませんでした。
フランツは「また・・・会おうな」と言って握手したかったようですが堂々と手を伸ばす勇気が出なくてふわっと右手を前に出しました。
アリエノールもふるえる手を出してきたので二人の人差し指がこつんとぶつかりました。
アリエノールが可愛すぎです。
彼女は「じゃあ、私は先に戻るのだ・・・」と言って走り去って行きました。
彼女が居なくなってからフランツはぎくしゃくしながら自室に戻りました。
セルリアには何があったのか一発でバレたそうです、セルリア凄い。
アリエノールは完全にフランツに惚れているね。
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成分美少女年下年上黒魔法社会貢献巨乳並乳貧乳
評価AAACAAAAAAAAABA
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