ラノベの感想) エロマンガ先生 第10巻 千寿ムラマサと恋の文化祭 (電撃文庫)

概略:
千寿ムラマサ先生が正宗を篭絡する為にエロ小説を書きました。怒った麟太郎に呼び出されて正宗はそれを知る事になります。正宗が読んだのは未完成の作品で完成させる為にムラマサから協力を要請されます。正宗は彼女の通う女学園の文化祭に招待され一緒に文化祭を回る事になりました。そこでムラマサの親友の鈴音と出会う事になります。彼女はムラマサの為に自主的に正宗にアプローチしてきます。文化祭にタブレット参加した紗霧はお嬢様達に狂喜乱舞しています。思わずローアングルでスケッチしたいと言い出しています。

レーベル:電撃文庫
発行日:2018/7/10
著者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
ISBN:978-4-04-893914-0
雰囲気:大作家からの呼び出し、傑作エロ小説、女子高の文化祭、告白と返事
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正宗は紗霧とイチャイチャな生活を送っています。
紗霧がこれまで以上に甘えてくるので正宗は自省するのが大変なようです。
正宗が紗霧に料理を教える事になっています。
幸せ過ぎる正宗にムラマサ先生の父親から電話が掛かって来ました。
彼女の父親は梅園麟太郎というモノだが、と名乗ります。
彼とは面識があるのですが大作家からの電話に恐縮しています。
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麟太郎は怒っているそうです。
梅園先生ご無沙汰しています、と答えると、先生と呼ばれるいわれはないと返答されます。
ムラマサ先生のお父さんと返答すると君に義父と呼ばれる筋合いはないと怒られました。
正宗は相手をするのはキツイなと思いつつ要件を聞き出します。
麟太郎は、きわめて重要な話がある、いますぐここに来たまえ、と正宗を千葉にある梅園邸に呼び出しました。
麟太郎は正宗が忙しい事を知ったうえで、直ぐに来いと言っています。
正宗は麟太郎が怖いので従う事にしました。
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到着すると深刻な顔をした麟太郎から小説の原稿を渡されました。
正宗は読み始めると小説に引き込まれて行きます。
その小説は梅園花ちゃん(ムラマサ先生の本名)が書いた花ちゃんが正宗と色々なエロ行為に耽るエロ小説でした。
性技の描写が独創的で正宗は戦慄する事になっています。
花ちゃんは行為にバトル漫画風の技名を付けていました。
そりゃもう現実離れした物凄くエッチい行為が描写されているようです。
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小説を読み終えた正宗は麟太郎が激怒している理由を理解しました。
麟太郎は正宗と花が爛れた関係なのではないか?と疑っていました。
小説に描写されているエロ行為をしていたとしたら、そりゃもう許せないよな。
正宗が花とは小説に書かれていたような関係では無いと告げると信じて貰えました。
麟太郎は花の小説家としての能力を把握していて、想像でこれくらいの事は書くだろうと考えていました。
残りの人生を檻の中で過ごす事に成らなくて良かったと言っています。
正宗と花が爛れた関係だった場合は正宗の事を殺していたと言うような口ぶりです。
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花の書いたエロ小説は、とんでもなくやばく、面白かったようです。
麟太郎はこの小説は花が正宗を洗脳する為に書いたモノだと断定しました。
出版するのは断るべきかもしれないと言っています。
正宗は神楽坂さんがこの小説を商品化するつもりだと聞いて驚いています。
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花は神楽坂さんに恋愛相談をしていたそうです。
正宗が度々編集部で花に遭遇していたのは恋愛相談に来ていてからでした。
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正宗は読者の倫理観を崩す恐れが無いか?と心配していますが麟太郎は問題無いだろうと考えています。
出版すれば確実に売れると言っています。
そこに花ちゃんが神楽坂さんと一緒に帰って来ました。
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花は正宗が来ていて自分のエロ小説を読んでしまった事に驚いています。
まだ見ちゃダメぇー!!と叫んで部屋に飛び込んできました。
正宗が既に読んだと告げると真っ赤になって恥ずかしがっています。
破廉恥な事を考えているだろう?と正宗の事を非難してきます。
正宗はあんなの読まされたら仕方ないだろ、と反論しています。
麟太郎が、娘を親の前で辱めるとは良い度胸だな、と威嚇してきます。
花はまだマサムネ君に見せるつもりはなかったの、と泣き叫んでいます。
まだって事は完成したら読ませるつもりの様です。
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正宗はなんでエロ小説を書いたのか聞いてみる事にします。
花は父親の聞いている前で理由の説明をする事になってしまいます。
花は自分の書いたエロ小説を正宗に読ませて自分に惚れさせようと考えていました。
正宗は疑問に思っていた事を質問する事にします。
彼が疑問に思っていたのは小説の中で使われている性技をどこで知ったのかって事でした。
正宗と麟太郎の知識の中にはない数々の技が使われています。
花ちゃんは全て創作だと教えてくれました。
驚きですねー、花ちゃんは正宗の予想通りのムッツリスケベだったようです。
ムッツリスケベな女子中学生かー・・・最高だね!!
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花ちゃんがエロ小説を書き始めたのはエルフと喧嘩した事がきっかけでした。
エルフは正宗を落とす為に動こうとしない花ちゃんに怒りを感じて叱責しました。
自分を応援しようとしているエルフに感化された花ちゃんは自分なりの方法で正宗を攻略する事に決めたそうです。
それでエロ小説を書いて正宗を自分に惚れさせようとしたそうです。
今の段階では小説は未完成で完成させる為に協力して欲しいとお願いされてしまいます。
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神楽坂さんが頼んだ店屋物が届いたので4人で食事する事になります。
ここで麟太郎から花のエロ小説を出版する事を反対されてしまい神楽坂さんは焦っています。
原稿を渡した段階では麟太郎は出版に賛成だったので驚いています。
麟太郎は娘の恋文を世間に晒すわけにはいかないだろう、と真面な意見を言っています。
絶対に出版したい神楽坂さんは手痛い失恋を糧に生まれる新作小説は千寿ムラマサの最高傑作になると力説しています。
振られる事を前提に話を進める神楽坂さんに花ちゃんが文句を言っています。
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花ちゃんは協力者ではなかったのか?マサムネ君にだけ読んでもらおうと思って小説を読ませたのに、と怒っています。
神楽坂さんは、作家のムラマサ先生の味方ですよ、と答えています。
彼女はブレませんね、ムラマサ先生に良い作品を書いて欲しいだけのようです。
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花ちゃんが恋愛小説(完成するとそうなるらしい)を完成させる為に協力を要請してきました。
前半部分は今の花ちゃんにしか書けない内容で、後半部分は未来の花ちゃんにしか書けない内容だそうです。
正宗は花と不倫しろって事なのか?と警戒していました。
正宗の妹愛が炸裂しています、俺には紗霧が居るからフリでも駄目だぞ、と言っています。
花は文化祭を一緒に回って欲しいとお願いしてきました。
正宗は応じる事にします。
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紗霧にその話をすると疑いの目を向けてきました。
正宗が自分の軽率さを謝ると、そこまでは怒っていないと言ってくれます。
紗霧は自分も文化祭に参加したいと言ってきました。
紗霧は花の書いた小説を不倫小説と呼び始めます。
彼女は絶対に読みたいと言っています。
これは嫉妬からではなく、内容がエロいと聞いて興味を持ったようです。
「ムラマサちゃんの自作えっち小説とか、単語だけですごいえろい」と興奮しています。
エロマンガ先生の本性が発揮されています。
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話している内に紗霧が正宗に密着してきました。
紗霧は正宗の膝の上に座っています。
正宗は紗霧の魅力に理性が吹き飛びそうになっています。
紗霧は自分の破壊力に自覚が無いのか、正宗を誘惑する危険行為となっていると認識していません。
正宗は鉄の意思で紗霧にエロ行為をするのを我慢しています。
ザマーミロですね、わっはっはー。
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紗霧がみんなで文化祭に行きたいと言い出したので正宗は花に確認する事にします。
花が応じてくれたので正宗はメンバーを募る事にしました。
めぐみ、エルフ、獅童くん、草薙先輩、彼の弟子の綾ちゃん、が参加する事になりました。
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和泉家に変化が起こっています。
アニメの打ち合わせを終えて帰宅した正宗を紗霧と京香さんが待っていました。
三人で紗霧の作った夕食を一緒に食べる事になります。
正宗と紗霧と家族になれて京香さんが感動の涙を流しています。
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食事が終わると京香さんが重大な話を持ち出してきました。
交際は認めないが黙認すると言っています・・・続けて婚前交渉の禁止を言い渡してきました。
正宗と紗霧は真っ赤になって驚いています。
紗霧の驚き方が面白いですね、「京香ちゃんのえっち!へんたい!どすけべお姉さんっ!」と叫びます。
「どすけべお姉さん」ってワードが色々と妄想を掻き立ててくれますね。
紗霧は京香さんが、えっちなセーラー服を着て、エロマンガ光線ってポーズを取った話を引き合いに出しています。
紗霧の為にやった事なのでちょっと可哀想ですね。
京香さんは中高生にあるまじき婚前交渉を控えなさいと言ってきました。
正宗は元より紗霧と行為に至るつもりはないようで、彼女の提案を受け入れています。
紗霧は俯いて話を聞いていました・・・ちょっと不穏な感じです。
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その夜、紗霧が正宗の部屋に夜這いにやって来ました。
紗霧は一緒に寝ちゃだめ?と可愛く問いかけてきます。
紗霧の発言は文字通り一緒に寝ようって意味でしかありません。
しかし京香さんの話が頭に残っている正宗は動揺してしまいます。
正宗の動揺を突いて紗霧がベッドに潜り込んできました。
彼女の大胆な行動の原因はめぐみでした。
紗霧はめぐみに、兄さんと一緒に寝たい、と相談したそうです。
めぐみのアドバイスに従い部屋にやって来たそうです。
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そこに京香さんが現れます。
彼女は紗霧と一緒に寝ようと思い彼女の部屋に行ったそうです。
しかし紗霧が家のどこにも居なくて残るは正宗の部屋だけだと言っています。
正宗は正直に紗霧がベッドに潜り込んでいる事を教えました。
京香さんが同衾は保護者として看過できないと言っています。
しかし理屈で感情を抑えるのは難しい事も理解できるので譲歩する事にします。
京香さんは三人で仲良く寝ましょう、と提案してきました。
その夜は親子三人で川の字で寝る事になりました。
正宗は、無防備な紗霧が隣に寝ているのに京香さんに監視されながら寝るのは辛過ぎない、との感想を抱きます。
正宗、ここは我慢するしかねーぞ。
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正宗、エルフ、紗霧(タブレット参加)は一緒に文化祭に行く事になります。
正宗は花がカトリック系のミッションスクールに通っていた事に驚いています。
普段の花ちゃんは和装なので意外感が強かったようです。
そこは菜の花女学園という中高一貫のお嬢様学校でした。
入場するのに招待状の確認があり、すごく物々しい感じがしました。
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校内を馬が歩いているのを見て正宗は驚いています。
お嬢様のエルフに言わせると校内に馬が居るのは普通な事なんだそうです。
正宗はエルフがお嬢様である事を再認識していました。
花とは待ち合わせ時間と場所を決めてあったのですがエルフが悪乗りします。
彼女はいきなり花のクラスに押しかける事を提案しました。
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途中でミスコンが開催される事を知ります。
正宗がエルフならば余裕で優勝しそうだな、と言ってしまいます。
これで気を良くしたエルフは後でミスコンに参加する事になり、本当に優勝してしまいました。
お嬢様学校のミスコンなので習い事や礼儀作法が審査されたようです。
それでも優勝していしまうエルフはやっぱりすごいね。
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花のクラスはコスプレ喫茶をやっていました。
まだ準備中だったのですがエルフが声を掛けると中に入れて貰える事になりました。
応対に出てきた女の子は花ちゃんからエルフと正宗の事を聞いていたようです。
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クラスメートたちは本物のメイド服を着ていました。
本物のお嬢様である彼女たちの家には本物のメイド服があるようですね。
その中で花ちゃんだけが露出度の高いエロメイド服を着せられていました。
これは花ちゃんの親友の宇佐美鈴音ちゃんに騙された結果でした。
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鈴音は花のエロメイド服姿を正宗とエルフに見せられて良かったと喜んでいます。
鈴音からこの店のシステムの説明を受ける事になります。
恐ろしい事にシステムはキャバクラ方式でした。
支払いは招待状に付属するチケットのみだそうです。
チケットは一枚1000円換算だそうです。
足りなくなったら販売しているそうですよ。
女の子の指名料まで発生するそうです。
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正宗とエルフは花ちゃんが学校では浮いた存在になっていると予想していました。
その予想は外れる事になりました・・・花ちゃんはクラスの人気者でした。
人当たりがキツイ花ちゃんが仲良くしていられるのには理由がありました。
彼女たちは幼少期からの知り合いだそうです。
全員がお嬢様なので幼稚園、小学校と同じところに通っていたそうです。
所謂幼馴染だそうですよ。
花の親友と言っている鈴音は花のキツさに慣れていると言っています。
正宗は成程と納得していました。
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鈴音にキャバクラシステムを採用した理由を聞くと面白い答えが返って来ました。
この店の目的は来場した保護者に甘える事が目的だそうです。
普段は恥ずかしくて素直に甘えられない女の子たちが父親に甘える為に採用したんだそうです。
お嬢様学校だけにインフレが凄い事になっていますが、上手く考えられていますね。
最低価格が1000円ですよ。
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クラスメートに温かく送り出されて花は正宗とエルフを連れて文化祭を回る事になります。
最初にやったのは他のメンバーとの合流です。
ここで草薙先輩が酷い目に遭っていました。
彼は弟子の綾ちゃんを連れて来ています。
小学生女児と草薙先輩のコンビは絵面的に問題がありますよね。
善意の第三者に通報されて草薙先輩が捕まりそうになっています。
花ちゃんとエルフが彼の弁明に向かい事なきを得ました。
綾ちゃんの呼び方にも問題があるよね、彼女、草薙先輩の事を師匠と呼んでるんだもん。
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草薙先輩には一つの目的がありました。
彼は女子高生をナンパしようと考えていたのですが校内を一人で歩くと捕まる事が判明してガッカリしています。
ナンパ出来ないと理解した彼は綾ちゃんを優先する事にしました。
潔い彼は子守をする事に決めました。
めぐみが此処で交友関係の広さを示す事になりました。
彼女は菜の花女学園にも友達が居ると言っています。
友達に連絡を取り綾を連れていても草薙先輩は不審人物ではないと報告してくれました。
草薙先輩と綾は高等部に向かう事になります。
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正宗、エルフ、紗霧、めぐみ、花、獅童君で行動する事になります。
相性占いの店に入り、全員の相性を占ってもらう事になります。
ここで正宗と獅童君の相性が最も良い事が判明しました。
正宗の事をホモだと疑っている獅童君は恐怖に震えています。
占いをしてくれたのは鈴音でした。
彼女はある目的の為に行動していると言っています。
正宗は鈴音からお兄様と呼ばれて喜んでいます。
黒髪ロングの女の子からお兄様と呼ばれるのは、それはもう嬉しいだろうよ。
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壁に掛けてある絵を見たエルフが自慢気な口調で描いたのがアメリアだと教えてくれました。
正宗と紗霧はある程度予想していましたが花ちゃんには分かりませんでした。
エルフ情報によるとこの学園は絵描きとしてのアメリアのお得意様だそうです。
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文芸部に向かう事になりました。
そこには黒髪ロングのお嬢様部員が居て紗霧を歓喜させる事になります。
エロマンガ先生化した紗霧は花ちゃんにタブレットをローアングルで黒スト穿いているお姉様を見上げる位置に移動して欲しいとお願いしています。
まあ気持ちは分かるんだけど欲望に忠実過ぎたね。
花ちゃんはタブレットを閉じて紗霧を封印してしまいました。
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紗霧がローアングルで眺めたいと感じたお姉様は花ちゃんの事を神と呼んで崇めています。
彼女は花ちゃんが千寿ムラマサだと知っていて神のように崇めていました。
友達が来ているんだ止めてくれと泣きつかれて梅園さんと呼ぶことになります。
彼女は高等部二年の九条智代と申しますと名乗りました。
第一文芸部の部長さんだそうです。
この学園の文芸部は高等部が第一文芸部、中等部が第二文芸部と名乗っています。
第二文芸部の部長は鈴音でした!
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智代は正宗とエルフがラノベ作家だと知っても落ち着いた対応をしています。
花のように崇めるまでには至りません。
正宗、ちょっと残念だったんじゃないの?
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花から文芸部に所属していないが指導をしていると教えられて正宗は驚きます。
これまでの花への認識では彼女は他人を指導するようには思えませんでした。
正宗はこれまで知らなかった花の一面を見られて嬉しく思っています。
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智代から部誌を貰う事になりました。
第一文芸部の作品は縦書きなのですが第二文芸部の作品は横書きになっています。
理由は第二文芸部がネット活動を主体としていて横書きに慣れているからでした。
正宗はお嬢様が投降サイトで活動していると知り驚いています。
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ここで部室内に居た知り合いに声を掛ける事にします。
部室には草薙先輩と綾ちゃんと麟太郎が来ていました。
麟太郎は投降サイトに作品を出してトップを取ろうと頑張っています。
当初は梅園麟太郎と名乗り作品を投降していたそうです。
しかし偽者扱いされたのでペンネームを「りんちゃん」に変えて女の子の演技を始めたそうです。
ネットでの交流も初めて女子中学生の知り合いを得たそうです。
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娘が菜の花女学園に通っていると伝えると文化祭でオフ会を行う事になったそうです。
麟太郎は部員と熱い意見交換を行っていました。
中でも積極的に彼にアドバイスをしているのは綾ちゃんでした。
草薙先輩は麟太郎が大作家だと知っているので生きた心地がしないようです。
綾ちゃんや部員たちは麟太郎の正体が大作家だと知りません。
花ちゃんのお父さんだと思って親身に指導を行っていました。
当の麟太郎は女子中学生の貴重な意見が効けるとウキウキしています。
麟太郎の対応力が凄すぎますね、ちゃんと会話が成立しているのが驚きです。
鈴音は麟太郎の正体を知っているのですが平然としています、彼女も只者ではないようですね。
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鈴音とめぐみが友達だと分かりました。
草薙先輩を助ける為に連絡した相手は鈴音だったそうです。
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麟太郎の存在に気が付いた花が恥ずかしさの余り帰宅を指示しています。
麟太郎から学園での花の姿を聞いたと言われて更に照れています。
「青春の思い出」を作りたいとの願いを聞いた麟太郎は思うところがあるようです。
正宗に、どう思う?と聞いてきます。
正宗は、十分に青春していると思うと答えました。
確かに花ちゃんは青春してますね。
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菜の花女学園の文化祭は3日間開催されます。
今日は2日目です。
帰る時に正宗は花ちゃんから最終日の夕方、後夜祭の始まる頃に校門まで来てくれとお願いされました。
そこで書き上げた恋愛小説を読んで欲しいとお願いされます。
正宗は翌日も菜の花女学園に行く事に成ります。
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花は知らないのですが鈴音が正宗の事を呼び出しました。
花ちゃんとの約束の時間の1時間前に文芸部にいらしてください、と誘われます。
何かがあると踏んで正宗は鈴音の誘いに乗る事にしました。
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行ってみると鈴音が迎えてくれます。
彼女は自分の事を新たな舞台で出会う現地妻(ゲストヒロイン)ですと言っています。
勿論彼女なりの冗談ですよ。
彼女も正宗のハーレムメンバーに加わってくれれば面白い事になりそうですが、その気配は無しです。
そこには鈴音と花しか居ませんでした。
花は一心不乱に小説を書いていました。
花ちゃんの表情が、微笑み、切なげに歪み、淫靡で荒い息遣いへと変化しています。
鈴音がここは特等席なんです、と言って彼女の狙いを教えてくれました。
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彼女は自分の親友が理解される前に振られるのを防ぎたかったそうです。
花ちゃんの事を知って貰おうと思って文化祭で正宗の行く先々に現れたそうです。
正宗は鈴音の心遣いに感謝しているようです。
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小説を書き終えた花ちゃんは正宗が居る事に驚いています。
小説を書き終えたばかりなので花ちゃんは夢だと勘違いしています。
正宗の頬にそっと触れて来て、本物の和泉マサムネだ、と確認してきます。
正宗はぞくっとしていますね。
書いている間ずっと見ていたと教えると恥ずかしがるだろうと思った正宗は今来たところだと教えます。
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見直しをしたいから家庭科部のカフェで待っていて、と言われてしまいます。
正宗はその場で待っていたと主張しますが、これは、君と私の、小説なんだぞ、恥ずかしい、と言われてしまい引き下がります。
手直しを終えた花ちゃんがやって来ました。
正宗は千寿ムラマサ渾身の『世界で一番面白い小説』を読ませてもらう事になります。
花ちゃんが話しかけてきました。
彼女は自分が変ったと言っています。
青春は、自分と正宗だけの閉じた世界ではなく、周囲を含めた騒がしい世界に存在した、と教えてくれます。
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花ちゃんは正宗に2回恋をしたと教えてくれました。
最初は正宗がホームページに掲載していた小説を読んだ時だそうです。
花ちゃんは正宗の感性が自分と似ていると感じて彼のファンになったそうです。
千寿ムラマサを知った時の正宗の感想も同じものでした。
二人が似ているのは本当の事のようです。
2回目は編集部でお互いの正体を知らない状態で初めて会った時だそうです。
そこで花ちゃんは正宗を一目見て、良いな、と感じたそうです。
一目惚れしちゃったそうですよ。
花ちゃんの告白に正宗は真っ赤になっています。
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花ちゃんは渾身の告白をしてきます。
「私は、人生で二回恋をして・・・そのどちらも、君だった」
「もう一度、伝えさせてくれ」
「大好きだぞ、マサムネ君」
これほど好条件がそろっているので正宗がフラフラーっと花ちゃんに靡いても仕方ないかと思われたのですが頑なです。
正宗は花ちゃんを振りますよ。
「俺も、大好きだよ、先輩」
「だけど、もっと好きな人がいるんだ」
正宗の一途さがカッコいいですね。
ハーレム状態を築いているくせにハーレム主人公をする気は無いそうですよ。
振られた花ちゃんは、ようやく、完全にものしたぞ、これが青春なんだな、と言っています。
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正宗の元に麟太郎から電話が掛かって来ました。
彼は花ちゃんが書いた恋愛小説の顛末を教えてくれます。
小説は出版しない事になったそうです。
神楽坂さんが良く諦めたな?と思っていると花が燃やしてしまったんだそうです。
神楽坂さんは子供のように半べそで悔しがっていたそうです。
麟太郎が花の恋愛小説を最後まで読めたのは正宗だけだと教えてくれました。
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続いて麟太郎の愚痴タイムが始まります。
彼は正宗に振られた花ちゃんの家族への八つ当たりが酷くて迷惑していると言っています。
振られた娘に良い所を見せようとして慰めたそうです。
麟太郎はそのセリフ選択に失敗していました。
学生時代の彼氏彼女はすぐに別れるから大丈夫だ。
まあ私は、幼馴染の女の子と初めて付き合って、そのまま結婚したが。
と慰めたそうです。
見事に初恋を実らせた実例を提示してしまったので花ちゃんに、パパの馬鹿、どっか行って!と罵られたそうです。
麟太郎は君の所為だぞ、と言って正宗に怒りをぶつけてきます。
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麟太郎は花ちゃんが直ぐに立ち直って動き出すぞ、と警告してきます。
次に何をしでかすか分からんぞ、と忠告してくれます。
麟太郎が、まだまだ君に迷惑をかける事になると思うが、よろしく頼む、とお願いしてきました。
父親として心配なようですね。
正宗は頼まれました、と答えています、本当にカッコいいな。
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最後に麟太郎が小説の出来を聞いてきました。
正宗は「世界で一番面白い、最高の青春小説でしたよ」と答えました。
そこまれ言われると全部とは言わないが、前半部分だけでも読みたいよね。
花ちゃんの創作したエロ行為が気になって仕方ないよ。
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成分美少女変態恋愛友情
評価AAAAAAAAAAAA
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