ラノベの感想) ソードアート・オンライン 第10巻 アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)

概略:
救急車で運ばれたキリトが行方不明になります。アスナはリーファ、シノン、ユイと協力してキリトの所在を探します。探し当てた先が普通の手段では近付けない場所だったので神代凛子に頼る事になります。向かった先は日本近海の太平洋上を航行する巨大実験船です。そこには菊岡が待っていてキリトを連れ去った経緯と彼の目的が語られます。アンダーワルドに居るキリトは央都で修剣学院に入学してソルティリーナ・セルルトと云う女性剣士の傍付き錬士となっていました。

レーベル:電撃文庫
発行日:2012/7/10
著者:川原礫
イラスト:abec
ISBN:978-4-04-886697-2
雰囲気:菊岡の野望、ザッカリアへ、修剣学院で美人先輩の従者になる、美少女従者をゲット
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第二章 アリシゼーション計画 西暦2026年7月
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キリトは救急車で搬送された病院で手当てされ一命を取り留めました。
しかし救急車の中で心停止し、病院に運び込まれた時点で心肺停止状態でした。
心肺停止状態が5分強に及んだので脳に損傷が残る可能性がありました。
そこで搬送先の病院よりも高度な治療が行える防衛医大病院に転院する事になりました。
ここで何者かの意思が介在して記録上は転院した事になっている防衛医大病院からキリトが消える事になりました。
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防衛医大病院に行くと家族の直葉や母親の翠もキリトに面会する事ができませんでした。
キリトの消息を掴む為にユイを連れて直葉は防衛医大病院と最初に運び込まれた病院に行ってみたそうです。
そこで病院関係者にキリトを送り出した時の状況を聞き出しました。
キリトを迎えに来た救急車の運転手は行き先を知っていたそうです。
ユイに病院のネットワークをハッキングして貰い監視カメラの映像をチェックしましたが、キリトは映っていませんでした。
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アスナはALOのスイルベーンにあるリーファのホームでシノン、リーファと今後の行動について相談する事になります。
キリトが襲われる直前まで一緒に居た事と、キリトを襲ったジョニーがGGOでのデスガン事件の犯人だったのでシノンにも関係者としてキリトの現状を知らせ、知恵を借りる事にしたようです。
他のキリトの友人であるリズベットやシリカには内緒にしているそうです。
キリトの現状を教えられない事にアスナは心苦しさを覚えています。
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三人はキリトを拉致した犯人の目的を推察する事にします。
犯人がキリトの何を欲したのか?と考え、彼のVRゲームの腕前ではないか?との結論に達しました。
ユイにキリトに埋め込まれている心拍数を計るインプラントが何処にあるのか捜索してもらいます。
ユイはキリトが新木場にあるヘリポートから海上に飛び立った可能性があると指摘しました。
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キリトが直前まで菊岡の紹介でVR世界でのテストプレーのバイトをしていた事を思い出しました。
ラースって会社を検索して探し出そうとしましたが情報はヒットしませんでした。
シノンから資金の流れを調べたらどうかとのアイディアが出ます。
調べてみると海上を航行するカメに似た大型船舶《オーシャン・タートル》に行きつきました。
画像を確認すると見た目の印象が、体は亀で顔が豚に似ていました。
これを見た三人は《ラース》と叫びました。
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アスナはキリトが言っていたアリスって単語からラースが開発しようとしているモノが《高適合性人工知能》だと予想します。
ユイは自分と同じトップダウン型ではなく全く異なる手法によるボトムアップ型ではないかと予想しています。
トップダウン型の自分はどこまで行っても人間とは違う存在だとユイは自嘲していました。
対してボトムアップ型は人間と同様の思考回路を持てるそうです。
海上を航行しているオーシャン・タートルに辿り着くのは不可能だと考え諦めかけたアスナをユイが励まします。
ユイはアスナがALOに囚われている時にキリトは絶対に諦めなかったと言ってアスナを励ましています。
諦めなかったアスナはキリトに繋がる細い糸を手繰り寄せる事に成功しました。
アスナはキリトのアドレス帳から神代凛子のアドレスを探し出し彼女宛に助けて欲しいとメールを送りました。
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アスナからのメールを呼んだ凛子は彼女の要請に応える事にしました。
アメリカの大学で教えている彼女は日本にやってきてアスナと合流してオーシャン・タートルに向かう事になります。
凛子が簡単にオーシャン・タートルに行けたのには理由がありました。
計画を推進している菊岡は以前から凛子を計画に参加させようと勧誘していたそうです。
アスナは凛子のアシスタントに扮してオーシャン・タートルに乗り込む事に成功しました。
アスナは金髪のウィッグを装備してアメリカ人に変装していました。
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オーシャン・タートルの中は厳重なセキュリティーが施されていて何度も本人確認が行われました。
凛子と共に菊岡に紹介された時にウィッグを外して正体を明かす事にします。
アスナが現れた事に菊岡は仰天していました。
凛子がアスナに頼まれて菊岡の招聘に応じた振りをしたんだと付け加えています。
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菊岡はこの計画を推進するのに3人の人物がどうしても必要だったと言っています。
一人は神代凛子で二人目が彼女と同じ大学の研究室で学んだ後輩の比嘉タケル三人目がキリトでした。
菊岡はキリトを強引な手段でオーシャン・タートルに運び込んだ理由を説明する事にします。
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キリトの脳は現代医学では直せない状態にあったそうです。
ラースが所有するソウル・トランスレータを使えば脳内のネットワークの再生を促進して治す事が可能なんだそうです。
一刻も早くキリトの治療を始める必要に駆られて強引な手段を取らざろう得なかったそうです。
菊岡はキリトの治療態勢がどんな大病院にも劣らないと自信を持っています。
菊岡からキリトが元気になると確約されてアスナは彼を信じる事にしました。
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何故キリトを必要としているのかって話しになります。
菊岡はオーシャン・タートルで行われている実験について説明する事になりました。
話す代わりに凛子に計画に参加して貰いますよと言ってきます。
凛子は「話を聞いてから決めるわ」と素っ気ない答えを返しています。
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菊岡は此処でボトムアップ型の人工知能を作ろうとしている事を教えます。
元になったのは凛子が提出したデータでした。
それを比嘉が根気よく観察して人間の魂の構造を解析したそうです。
そして巨額の資金を投じて人工的に魂を入れる器を作り出したそうです。
菊岡は《ライトキューブ》と呼んでいました。
初期段階で比嘉や菊岡の魂をコピーしたライトキューブを作り実験を始めたそうです。
しかし問題が発生しました。
コピーされたライトキューブはコピー元の人間の記憶などの自我を持っていたので自分がコピー存在だと分かると自我崩壊を起こしてしまったそうです。
これにより人間は自己がユニーク存在ではないと判明すると自我崩壊するのかもとの仮定がなされました。
アスナがトップダウン型のAIであるユイも己のコピーが存在すると判明した場合は戦うしか無いと言っていたと教えます。
比嘉が凄く興味を示していました。
高度な知能を持つ存在は己のユニーク性を確立できないと安心できないようです。
まあ確かに自分と全く同じ存在が居ると考えるとキモイかな?
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次の段階として菊岡は12人の新生児の脳をコピーして何も記憶を持たないライトキューブを作り出したそうです。
アスナは人権を蹂躙していると忌避感を示しましたが比嘉が非道性は無いと説明をしています。
比嘉の説明では新生児からコピーした脳には個体差が殆ど無く99.98パーセントは同一だったそうです。
0.02パーセントの違いは胎内と出産直後に蓄積した記憶だったそうです。
12のサンプルから違いを取り除いて最初のライトキューブを作ったそうです。
それを《ソウル・アーキタイプ》と呼んでいるそうです。
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ソウル・アーキタイプを育てる環境として《ザ・シード》を使いSTLの中にVR世界を構築したそうです。
面白いのは菊岡と比嘉は《ザ・シード》の出どころが茅場晶彦だとは知らない事です。
STLの元になったのは凛子が茅場から引き継ぎ改良を加えたメデュキュボイドです。
ハード面とソフト面で茅場の技術が統合されている状態のようです。
凛子とアスナは《ザ・シード》に付いて菊岡達に教えるのは控えたようです。
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最初はラースの職員が親に扮してソウル・アーキタイプを18歳まで育てたそうです。
そこからは18歳の男女を夫婦にして子供を与えて人工知能(人口フラクトライト)だけで社会を構築させたそうです。
短時間でのシミュレーションを可能とする為にSTLには内部時間を加速する機能が備わっているそうです。
およそ1000倍の速度で運転する事になっているそうです。
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実験は順調に推移して人工フラクトライトたちの人口が80000人まで増え都市を形成するまでになりました。
この世界はアンダーワールドと名付けられ日本よりも広い空間が与えられています。
人工が増えるペースが速い事に疑問を持ち彼らの生態を観察すると菊岡たちの目的にそぐわない結果になっていると判明しました。
人工フラクトライトたちは自分たちが作り出した宗教に逆らえなくなっていました。
これが禁忌目録のようです。
人工フラクトライトの世界では犯罪は発生しません。
殺人事件が起こらないので人工フラクトライト達は天寿を全うするまで生きる事になっていました。
元々疫病などが起こらない様に世界が調整されているそうです。
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初期段階で人工フラクトライトの行動規定を決めていたのが仇となったようです。
彼らはそれを発展させて公理教会と云う独自の宗教組織を作りました。
ゲームシステムに関わる用語などは全て神聖語として宗教的な措置を施していたのも不味かったようです。
凛子には菊岡が何を問題にしているのか理解できなかったようです。
アスナには菊岡が何を問題にしているのかが理解できました。
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アスナは菊岡の目的は無人兵器を動かすAIの開発だと指摘しました。
これを聞いて菊岡はアスナの洞察力の鋭さに驚いています。
菊岡は自国の兵器開発を米国に依存している事に危機感を抱いていました。
一つくらいは他国を出し抜く技術を手にしていたいと考えたのが計画を始めた動機です。
海上に巨大なオーシャン・タートルを浮かべて引き籠っているのも米軍の目から逃れる為だそうです。
徹底した機密管理をしている割にはアスナにここまで来られてしまいました。
菊岡は冷たい印象を抱かせる瞬間がありますが、抜けているところもあるようです。
アスナは彼の事を信じ切れないようですが悪人には思えません。
何というか一生懸命に国防を考えている気苦労が多い人って感じがします。
菊岡たちはフラクトライトの人権を考えていませんでした。
アスナはキリトが計画の全容を知っていたら協力しなかった筈だと糾弾しています。
菊岡達は人工的に作られたフラクトライト達が人間と同種の魂を持っているとしても人間とは思っていません。
アスナも最初はそう思っていたようですがSAO内でキリトにNPCを囮にする計画を否定されて考え方を変えたようです。
アスナはフラクトライトを人間と同様に思っているようです。
彼女もキリトに感化されているようです。
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フラクトライトが禁忌を犯さない、つまり選択的な殺人を行わない問題を解決する為にキリトが必要になった事を告げます。
ラースのメンバーではVR世界の違和感に馴染めず望む結果が得られなかったそうです。
アスナが違和感の正体は重力にあると指摘しました。
菊岡はVRゲームに慣れていてVR世界と親和性の高い人物が必要だったと説明します。
そこでキリトに協力を要請したそうです。
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キリトも1000倍に加速された時間を過ごしていたと聞いてアスナが心配しています。
彼女は1000倍に加速されていたキリトの魂に問題が生じないのか質問しています。
菊岡は魂は150歳まで生きられる容量を持っているのでキリトがSTL内で10年程の時間を消費していも問題は無いと言っていました。
菊岡や比嘉は20年程の時間をSTLで消費したそうです。
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キリトが新生児としてアンダーワルドで過ごす事で変化が起こったそうです。
彼と一緒に育った少年と少女が法を犯す可能性が高まってきたそうです。
菊岡はわんぱくなキリトの影響が身近に居る二人に影響したと言っていました。
実験の終盤に少女の方が遂に規定を破る事に成功したそうです。
後は少女のフラクトライトを回収するだけだったんですが1000倍に加速していたのが仇となりました。
比嘉たちが少女のフラクトライトを回収する前に公理教会が少女のフラクトライトを書き換えてしまったそうです。
アンダーワールド内で高位ステータスを持つフラクトライトには色々な特権が与えられているそうです。
菊岡達はアリスが次に禁忌を犯すのを待っているようです。
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少女の個体名がアリスと知り菊岡たちは驚いていました。
計画の名称がアーティフィシャル・レイビル・インテリジェント・サイバネーテッド・イグジスタンスと言うそうです。
頭文字を取って《ALICE》だそうです。
菊岡が「ようこそ、我らが《プロジェクト・アリシゼーション》へ」と告げて説明が終わりました。
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アスナと凛子はキリトが入っているSTL4号機を見に行きます。
内部をモニターする部屋のガラス越しにキリトと対面する事になりました。
そこにはキリトの身体のモニタリングを行う安岐さんが居ました。
凛子は安岐さんとアスナが知り合いだとしり驚いています。
アスナは看護師の安芸さんがオーシャン・タートルに居る事を追及し始めます。
安岐さんは言い逃れは出来ないと考え正体を明かしてくれます。
彼女が看護師である事は真実でしたが秘匿されていた情報を公開した感じです。
彼女が卒業した学校は《自衛隊東京病院高等看護学院》でした。
ここの卒業生は原則として自衛隊病院に勤務する事になるそうです。
安岐さんが千代田区の病院でSAO事件の被害者を担当したのは菊岡が動いた結果でした。
安岐さんは看護師であると同時に自衛官である事を認めます。
「安岐ナツキ二等陸曹であります!桐ケ谷くんの身体生命は、本官が責任を持って守ります!・・・なんてね」と言ってウインクしています。
アスナは安岐さんの態度に呆れたようですが、キリトの事をお願いしていました。
安岐さん自衛官だったのねー。
帰ってきますよねキリトくん、と弱気になったアスナを、SAOをクリアした《英雄》じゃない、と励ましていました。
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凛子とアスナはオーシャン・タートルに個室を与えられて逗留する事になりました。
凛子はアスナの部屋を訪れ彼女に謝罪する事にします。
凛子はSAO事件で茅場に協力した事に罪の意識を感じていました。
凛子は大学一年の時に茅場と出会い恋人関係になったそうです。
茅場は高校在学時にいくつかのゲームパッケージを作りライセンスしたそうです。
彼の大学入学と同時にアーガスが幹部待遇で迎え入れたそうです。
茅場は大学で研究をする傍らでアーガスでSAOを開発していたようですね。
大学入学時には既に大金持ちになっていて女子学生は茅場に言い寄ったそうですが相手にされなかったそうです。
凛子は茅場の事を良く知らなかったそうです。
山出し娘の自分が茅場に受け入れられた理由が今でも分からないそうです。
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凛子はナーブギアの開発にも協力したそうです。
しかし近くに居ても茅場が求めていたモノが何だったのか理解できなかったそうです。
SAO事件の事をニュースで知り凛子は茅場の車のカーナビに長野県の山奥の座標が残っていた事を思い出したそうです。
山荘を探し当てた凛子は茅場を殺そうと考えコンバットナイフを持参したそうですが殺せなかったそうです。
やってきた凛子に向かって茅場は「困った人だなあ」と言ったそうです。
茅場がアインクラッドに戻ってしまったので凛子は彼の身体のケアをする事になったようです。
世間的には凛子は体内に遠隔操作で起爆できる小型爆弾を埋め込まれていて茅場への協力を強制された事に成っています。
これは事件解決後に凛子が逮捕されないように茅場が埋め込んだものだそうです。
凛子は決して起爆しない事を知っていたそうです。
凛子は茅場への愛情から彼に協力していた事をアスナに謝りました。
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アスナは自分もキリトも凛子の事を恨んではいない、自分は茅場の事も恨んでいるか怪しい。
SAOでキリトと経験した日々が人生最良のひとときだったと思い出すでしょうと告げます。
茅場、凛子、キリト、アスナ、それぞれに罪があり、それは誰かに罰して貰えれば償える類のものではない。
永遠に赦しを得られないかも知れないが、自分の罪と向き合い続けていかなければならないと告げました。
アスナは逞しい剣士ですね。
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その日の夜、凛子は茅場の夢を見たようです。
誰も居ない筈の彼女の客室に茅場がやって来た気配を感じたそうです。
これは茅場だったのだろうか?
それとも凛子の気のせいだったのか?
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第三章 ザッカリア剣術大会 人界暦378年8月
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キリトとユージオはザッカリアの近くの《ウォルデ農場》に仮住まいし、そこで働いています。
農場の主の妻であるトリザ・ウォルデが気前の良い人で風来坊のキリトとユージオを雇ってくれたそうです。
トリザ・ウォルデにはテルルとテリンという双子の娘が居ました。
彼女たちとも仲良くなり賑やかな生活を送っていたようです。
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キリトの頭に体の大きさを調整できる麦粒程の監視者が居付いています。
監視者は《マスター》と呼ぶ存在からキリトとユージオの監視を命じられたそうです。
マスターが監視を命じたのはキリトとユージオのステータスが異様に高いからでした。
マスターには監視者が《かの者》と呼ぶ仇敵が存在するようです。
監視者はキリトとユージオが高いステータスを得た方法を推論しています。
《ダークテリトリーからの侵入者》と剣を交えて勝利した可能性を考えています。
これが正解なのですが、あり得ない話だよな、と否定しています。
監視者はキリトとユージオの目的がアリスに会う事だと知っています。
二人の願いは叶わないような事を言っていますね、気になりますね。
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命令は監視するだけで干渉する事は歓迎されないのですが監視者はキリトの事が気に入っているようです。
寝ているキリトが風邪を引きそうになったら干し草をかけてあげたりしています。
二人はザッカリアで行われる剣術大会で優勝してザッカリアの衛兵隊に入隊する事を目指しています。
観察者はキリトが言う《アインクラッド流》と云う剣術の流派に聞き覚えがありませんでした。
監視者は200年近く生きているらしくアンダーワールドの各国に行った事があるようです。
かなりの知識量があるようですが聞いた事の無い流派に興味を持っていました。
アンダーワールドの剣術流派には一つだけ流派固有のソードスキルがあるようです。
アインクラッド流に複数のソードスキルがある事に監視者は驚いていました。
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剣術大会の日にザッカリアの街門の近くで衛士の騎乗している馬が暴れ出しました。
キリトが踏まれそうになり監視者は彼を助けようか迷っています。
キリトが前から馬に抱き着き動きを止め後ろからユージオが尻尾の間にたかっていた害虫を取り除きました。
ユージオは偶然にも馬が嫌う害虫が居たんだろうと考えました。
キリトは何者かの悪意を感じ取って警戒していました。
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剣術大会に参加する選手が控え室に集まります。
ここでキリトは選手の間を歩き回り馬の嫌いな害虫を放った人物を探しています。
参加者の中に害虫を放ったと思われる人物が居ました。
キリトは対戦する事になったら警戒しろよとユージオに教えています。
剣術大会は東ブロックと西ブロックに分かれて行う事になります。
それぞれのブロックで優勝すれば衛兵になれます。
二人そろって衛兵になる為には違うブロックになる必要がありました。
クジ引きでブロック分けが行われる事になります。
監視者はキリトに何らかの対策があるのかと期待しました。
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箱の中に青と赤の玉が入った箱から一人ずつ玉を引く事になります。
キリトは真っ先に箱の前に行って玉を引こうとしています。
全員分の玉が入っている状態なら穴から中が見えると期待したようです。
監視者はキリトの抜け目の無さを称賛しますが、思惑は外れました、見えません・・・
他のプランは無い分かり落胆しています。
二人を同時に衛兵にする為に監視者は細工をする事にしました。
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キリトが青を引いたので監視者は箱の中に入りユージオに赤い玉を引かせました。
キリトが気にしていた人物にキリトと同じ青を引かせます。
監視者はキリトに相手をさせて問題行動を取ったらキリトを助けるつもりでした。
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大会には予選があり、指定された型を披露する事になっています。
ユージオは問題無く型を覚えているのですがキリトは若干怪しかったようです。
そこでキリトは型のあやふやさを誤魔化す為の行動を取りました。
規定では10秒以内に型を披露するとなっていました。
キリトは高速で動いて其々の型を2秒で披露しました。
監視者はこれは不味いと思ったようですが観客には大うけでした。
ユージオとキリトは予選を通過して本戦に出る事になります。
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キリトの一回戦の相手は警戒していた相手でした。
彼はイゴーム・ザッカライトと云うザッカリア領主の血縁者でした。
アンダーワールドの貴族は一般人よりも禁忌目録の束縛が緩いようです。
彼らは帝国基本法と禁忌目録に逆らわなければ他人に害を与えても問題無いと考えるそうです。
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大会では用意された同じステータスの金属剣を使う事になっています。
イゴームは大会を運営している衛士を買収して自分の持つ剣だけステータスの高いモノを用意させていました。
イゴームは開始の合図と同時にキリトに斬りかかります。
キリトはイゴームの斬撃を軽く受け止めます。
しかし持っている剣のステータスが違うのでキリトの剣が刃こぼれを起こします。
力比べになっているのでキリトは負けそうになっています。
キリトはイゴールの押し込みを利用して彼の股下を潜り抜けて回避しました。
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イゴームが使うザッカライト流の秘奥義を繰り出してきます。
「・・・ザッカライト流秘奥義、《蒼風斬》」
大会は寸止めで行われる事になっているのでキリトが剣で受け止められないと切り殺される可能性があります。
監視者はキリトに剣を放り出せと言いたそうにしています。
キリトが無手になればイゴームには剣でキリトに斬りかかる理由が無くなります。
禁忌目録によりイゴームは剣を収めるだろうと監視者は予想します。
キリトはソードスキルを発動してイゴームの斬撃を迎撃する事にします。
キリトがイゴームの剣を斬り飛ばして決着が尽きました。
両眼を皿のように見開き驚いているイゴームの耳元で囁きます。
「アインクラッド流二連撃技・・・《スネークバイト》」
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ユージオも一回戦は楽に勝ち抜きました。
キリトとユージオは大会で優勝してザッカリアの衛士となりました。
衛士となった二人は翌年の春に帝立修剣学院受験に必要な推薦状を得る事になりました。
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第四章 帝立修剣学院 人界暦380年3月
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アスナの手前、女性剣士とは関わりたくないと思っていたキリトはソルティリーナ・セルルト(リーナ)と云う女性剣士の《傍付き》錬士になっていました。
帝立修剣学院では剣術の腕の良い12人の上級修剣士が選ばれるそうです。
上級修剣士には傍付きを指名する権利が与えられて入学試験の結果が上位の者の中から選べるそうです。
キリトの使うアインクラッド流に興味をもったリーナ先輩はキリトを指名したそうです。
傍付きは上級修剣士の身の回りの世話をするそうで、キリトはリーナ先輩の筋肉質なボディを見たことがあるようです。
羨ましいですねー・・・キリトはどこにいっても女性と関わりを持つよな。
しかも結構美味しい目にあってるよね。
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傍付きになり一年程が経過しているようでリーナ先輩の卒業が迫っていました。
リーナは最後の稽古だと言ってキリトと切り結んでいました。
彼女の使う流派はセルルト家だけが伝承しているセルルト流という実戦剣術でした。
彼女の家の祖先が皇帝の不興を買いハイ・ノルキア流の伝承を禁じられたそうです。
彼女は自分の流派への誇りが揺らいでいました。
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リーナはキリトにアインクラッド流の神髄を見せて欲しいと言ってきます。
アンダーワールドの流派には連撃のソードスキルは存在しないようです。
キリトはアインクラッド流のソードスキルをひた隠しにして昇格試験を優位に進めようと考えていました。
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リーナの序列は次席で彼女よりも強い上級修剣士が一人だけ存在します。
この一年の間に彼女はウォロ・リーバンテインと云う主席に負け続けています。
リーナはウォロに勝てないのではないかと思い始めています。
キリトはリーナのイメージ力を高める事が出来ればウォロに勝てるのではないか?と考えます。
リーナの使うセルルト流は型に拘る他の流派とは違い実戦での効果を第一に考えています。
アインクラッド流のソードスキルを見せる事でリーナが自信を取り戻せるかもと考えて彼女にアインクラッド流の連撃を見せる事にしました。
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アインクラッド流の連撃を見せるには青薔薇の剣を使う必要があるので明日まで待って欲しいとお願いします。
翌日は安息日なので剣術の訓練はできないぞと言われてしまいます。
アンダーワールドには週一で安息日が定められているようです。
他の日は天職に励む事になるので長期間の休みは基本的に取れないようです。
この学院には修剣士が卒業する前日に傍付きが贈り物をする慣習があります。
キリトはアインクラッド流を見せる行為をリーナに対する贈り物にすると言い出します。
それならば安息日にアインクラッド流を見せる事が出来るようになるようです。
うーん決まり事に対して屁理屈をこねる事が出来ればある程度の融通が効くようですね。
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キリトはユージに青薔薇の剣を課して欲しいとお願いしました。
キリトはユージオと剣を交える事を恐れているようです、これも理由が不明なんだよね。
ユージオが貸すのは問題無いが明日はギガスシダーから削り出した剣が完成する日じゃないかと教えてくれます。
キリトはガリッタ老人に紹介されたサードレという細工師にギガスシダーの加工を依頼していました。
二人はサードレの店にギガスシダーから削り出した剣を受け取りに行きました。
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二人を見たサードレは普通は3年使える砥石が1年で6個も全損してしまったと教えてくれます。
ギガスシダーは驚くべき固さだったようです。
キリトは加工料を心配しています・・・気の良いユージオは足りない分は出してくれると言っています。
驚いた事にサードレは加工料をタダにしてくれました。
ただし条件が付きます・・・彼はキリトがギガスシダーの剣を振れればタダにすると言っています。
剣として完成したら重さが増したと言っています。
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剣を握ったキリトはこれまで仮想世界で振るってきた名剣よりも強い感動を覚えています。
キリトは試しに剣を振るって見せます・・・きちんと振れたので剣はキリトのモノとなりました。
サードレはギガスシダーの剣を使いキリトが栄達する事を期待しているようです。
ギガスシダーの剣を作ったのはサードレだと宣伝してくれと言っています。
二人が店を出ると仮りの標的とした金属盾が半分に切れてしまったようです。
ギガスシダーの剣は相当な力を秘めているようです。
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寮に戻ったキリトは寮監のアズリカ女史にギガスシダーの剣を持ち込む許可を貰う事にします。
彼女はルーリットの村アザリアさんに似ているそうですが怖くて知り合いなのか聞けていません。
アンダーワールドは空間にリソースを表す神聖力が割り当てられています。
この世界に存在するすべての物体にも神聖力が割り当てられていて周囲の空間から吸収するそうです。
一人が多くの剣を持ち込むと空間の神聖力が枯渇するので自前の剣の所持数は一人一本までと決められています。
申請すれば簡単に認めて貰えるようです。
ギガスシダーの剣を見たアズリカ女史が息を呑んでいます。
彼女はギガスシダーの剣に凄まじい力が宿っている事を感じ取ったようです。
彼女が気になる事を言っていました、剣の記憶がみえたか?と言っていたような?
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キリトはリーナにソードスキルを披露する前にギガスシダーの剣でどこまでのソードスキルが出せるのか確認します。
安息日なので人目につかない場所を探し求めて広い学院の庭を散策する事になります。
森の中の人目につかない空間を発見したのでそこでソードスキルを発動してみる事にしました。
キリトは速く剣の力を試したくてウズウズしていたようです。
足元の草が丁度良い長さになっている事に注意を払いませんでした。
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ギガスシダーの剣は青薔薇の剣と同様に4連撃のソードスキルを放つ事が可能でした。
5連撃のソードスキルに挑戦したところで事故が発生してしまいます。
ソードスキルが失敗に終わりキリトは地面を抉ってから後ろに倒れ込んでしまいます。
跳ね上がった泥の粒がキリトの剣技を見物していたウォロの胸に当たってしまい黒いシミを作ってしまいました。
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この場所は安息日にも剣の訓練をする為にウォロが普段から使っている場所でした。
ウォロは泥を付けてしまった事はたいして怒っていないようですがキリトの剣技に興味を惹かれたようです。
上級修剣士には失敗をした錬士を罰する権利が与えられています。
キリトと戦いたくてウズウズしているウォロはその権利を行使してキリトに立ち合いを課してきました。
《懲罰の不履行》は重大な学院則違反となり退学もあり得るのでキリトはウォロの挑戦を受ける事にします。
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学院の大修練場で戦う事になったのでウォロがキリトを従えて向かう事になります。
ウォロとキリトの組み合わせが珍しく学院に戻って来ていた錬士が集まって来ました。
キリトは殺される事は無いよな?と少々甘く考えていたようです。
ウォロの悪癖を知っているリーナが血相を変えて走って来ました。
彼女からウォロは立ち合いで寸止めはしないと教えられて驚く事になります。
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リーナがウォロの家は代々帝国騎士団剣術指南役を任されている。
彼の家には《剣を強者の血に濡らせ。されば強さは我が物とならん》という家訓があると教えてくれます。
キリトは、リーナが勝てないウォロと先に自分が戦っても良いのか?と迷い、負けてウォロの糧になってしまう、と恐れています。
リーナから、お前を信じている、容易く喰われる剣士ではない、持てる力の全てを解き放ち、ウォロに勝て、と言われて吹っ切れました。
形は変わりましたが、キリトはリーナにアインクラッド流を披露する事になりました。
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ウォロは大上段からの強烈な斬撃を放ってきました。
リーナはこの斬撃を受けきれず彼に負け続けています。
キリトは4連撃のソードスキル《バーチカル・スクエア》でウォロの《天山烈波》を打ち破ろうとしました。
激突した二人の剣の間で二人のイメージ力がぶつかり合っています。
3連撃でウォロのソードスキルが停止しキリトにチャンスがやって来ます。
キリトは4連撃目を放ちましたがウォロとの距離が離れてしまっていたので彼の胸元を掠めただけでした。
対決が継続するかと思われたのですが見物に来ていたアズリカ女史が「そこまで!!」と言って止めます。
キリトは彼女の実力を知らなかったのですがウォロは大人しく彼女に従います。
ウォロがアズリアの実力を教えてくれました。
彼女は7年前の四帝国統一大会に於けるノーランガルス北帝国第一代表剣士だそうです。
つまり7年前は北帝国で一番強かった人って事だよね。
キリトは彼女のお仕置きを回避する方向で対応していたのですが正解だったようです。
ウォロはキリトへの懲罰を終わりにすると宣言して帰って行きました。
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二人の戦いに感激したリーナ先輩が《引き分けおめでとう会》を開いてくれます。
場所は寮の彼女の自室ですよ。
リーナ先輩はユージオと彼が傍付きをしているゴルゴロッソ先輩も招いてくれました。
リーナ先輩が秘蔵のワイン(100年もの)を開けてくれます。
アンダーワールドは他のVRゲームと違い《酩酊状態》になれるそうです。
アンダーワールド人の酔い方は《理性を失わない程度の陽気さ》に固定されているそうです。
アンダーワールド人ではないキリトは悪酔いしない様に酒量を控えたそうです。
本当に美味しいワインだったらしくそれ程飲めなかった事を悔しがっています。
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宴会を終えたキリトは実験とリーナへのプレゼントを兼ねるお花の世話をしに行きました。
キリトは北帝国の土では育たないと信じられているゼフィリアの花を育てていました。
キリトが花壇に到着すると中からキリトとユージオの事を嫌っているライオス・アンティノスとウンベール・ジーゼックが出てきました。
二人は《貴族》です、平民のキリトとユージオが修剣学院に居るのが面白くないようです。
事ある毎に二人に向かって嫌味を言ってくる嫌な奴らなんだよね。
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ライノスが嫌味たっぷりにキリトとウォロの試合の寸評をしてくれます。
そしてキリトの胸ポケットに何かを入れて去って行きます。
入れられたものを見たキリトが絶叫を上げる事になります。
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ライノスとウンベールはキリトが育てていたゼフィリアの茎を切断したようです。
アンダーワールドでは他人の所有物を損壊させる事は禁忌目録に違反する事になります。
キリトはゼフィリアが自分の所有物だ主張しておかなかった事を悔やんでいます。
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キリトはゼフィリアを育てる事でアンダーワールドではイメージする力が有効なのか試そうとしていました。
北帝国の土では育たないと言われるゼフィリアを自分の咲くという強いイメージで咲かせる事が出来るのか、イメージで結果を変えられるのか試していました。
リーナが一度も見たことが無いゼフィリアの花を見てみたいと言っていたのも育てる理由の一つになっていました。
キリトは卒業するリーナにゼフィリアの花を贈ろうと計画していたようです。
しかし全てのゼフィリアの天命が尽きて砕け散ってしまいました。
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泣き崩れているキリトの耳に、信じなさい、と言う女性の声が聞こえてきました。
キリトが知らない人の声ですね、この声を発したのは恐らく監視者の彼女だよね。
声は花壇に咲くたくさんの聖花たちが助けたいと思っている、命を分け与えたいと願っている、と告げます。
キリトは自分にそんな高度な神聖術は使えないと否定しています。
声はあらゆる術式は《シンイ》をキリトの言うイメージを導き、整えるための道具に過ぎない。
今だけは、式句も媒体も必要ない、花たちの祈りを感じて、と言っています。
奇跡が起こりゼフィリアの花は生命力を取り戻しました。
声の言っていた《シンイ》って単語が気になるね。
彼女の言い方ではアンダーワールドではイメージ力で何でも可能になるように思えるよね。
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キリトはカセドラルから飛び立った《整合騎士》を目撃しました。
キリトの目的はカセドラルの最上階にあると予想される現実世界に繋がる扉です。
キリトは現実に帰りたいという渇望が薄れていっているそうです。
反比例してこの不思議な世界をもっと見たい、もっと知りたいとの感情が大きくなっているそうです。
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リーナ先輩は最後の対戦となる卒業トーナメント決勝戦でウォロ・リーバンテインを破り北セントリア修剣学院を第一位の成績で卒業しました。
別れの時に満開のゼフィリアの鉢植えを渡すと初めて満面の笑みと涙を見せてくれたそうです。
キリトは随分と気障な事をしたようですね・・・これはリーナに惚れられた可能性があるぞ。
リーナは卒業式の二週間後に開催された《帝国剣武大会》に出場したのですが緒戦でノーランガルス騎士団代表と当たり、激闘のすえ惜しくも敗れたそうです。
ってことはリーナは《整合騎士》には成っていないって事だね。
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転章2
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キリトとユージオは上級修剣士になり傍付き錬士を得る事になっています。
ユージオはカチコチに緊張している錬士を見て一年前の自分を思い出しています。
ユージオに付いたのは赤い髪のティーゼと云う少女です。
錬士は上級修剣士の部屋の掃除をするのが任務だそうです。
掃除が終わり上級修剣士に報告するまでが任務なんだそうです。
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キリトの傍付き錬士になったのは焦茶色の髪のロニエと云う少女です。
キリトが部屋から消えてしまったので可哀想なロニエはキリトの帰りを待つ事になります。
ロニエの事を不憫に思ったユージオが、先生に口添えしてあげるから傍付きを他の人に代わってもらってもいいと思うよ、とアドバイスしています。
健気なロニエは「と、とんでもありません!」と言って首をブンブン横に振っています。
そこにキリトが帰って来ました。
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キリトは三階の窓から部屋の中に入って来ましたよ。
上級修剣剣士の寮は決め事が少ないそうです、キリトは早速それを使っているようです。
ロニエがキリトに部屋の掃除が終わった事を報告しました。
キリトは、お疲れさま、と言ってロニエをねぎらいますが、彼女の事が苦手なようです。
うーん、でもロニエを指名したのはキリトなんだよな?
キリトは東三番通りから帰ってくるには窓が最短コースなんだ、ロニエとティーゼも覚えておくと将来役に立つぞ、と教えています。
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キリトは、寮を抜け出し買ってきた蜂蜜パイの袋から自分とユージオの分を抜き出し、残りをロニエに渡します。
寮に戻ったら部屋の皆で食べろよ、と言っています。
うーん、キリトは平民の自分とユージオの傍付きになったロニエとティーゼが虐められない様に気を遣っているのかもな?
ロニエとティーゼは嬉しそうにお礼を言って戻って行きました。
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ユージオとキリトはここまで来た、あと三つだ、と目標を確認し合っています。
彼らが目指すのは整合騎士になりセントラル・カセドラルに入る事です。
ユージオはアリスを探す為、キリトは現実世界への扉を探す為。
一つ目、卒業検定試合で他の上級修剣士10人に勝って学院代表の座につく。
二つ目、帝国剣武大会で騎士団だの近衛隊のおっさんもぶっ倒す。
三つ目、四帝国統一神前大会で二人とも勝ち残る。
結構ハードな目標じゃないかな?
ユージオは青薔薇の剣とギガスシダーから作った剣があれば挫ける事無くたどり着けると信じているようです。
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成分美少女戦闘戦略恋愛ラッキースケベ
評価AAABBCC
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