ラノベの感想) とりあえず伝説の勇者の伝説 第9巻 全力のドロップアウト (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2007/1/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:978-4-8291-1890-0
雰囲気:呪い、女装、真実、旧友、思い出
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かーす・おぶ・ふぃあ
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ライナとフェリスはシオンに頼まれて禁呪庫の警備をしていました。
夜中の警備だったので凄く寒いようです。
寒さに震える二人はバカな冗談を言い合って寒さを忘れようとしていました。
そこに悲壮な顔をしたシオンが現れました。
シオンは別の禁呪庫が襲撃されて禁呪が盗み出されてしまったと言っています。
発動までに五時間の猶予があると言っていました。
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盗まれた禁呪は接触型で感染するそうです。
感染した人間は腐って死んでしまうそうです。
ライナとフェリスはローランド帝国の危機を救う為に英雄的な行動にでました。
シオンを手伝い禁呪を盗み出した反政府組織を壊滅させる事になりました。
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最初に向かった組織を壊滅させたのですが、そこに禁呪はありませんでした?
シオンの元に禁呪は別の組織が盗み出した可能性があるとの情報が入ってきます。
次の組織も潰す事に成功したのですが、そこにも禁呪はありませんでした。
ここでシオンが禁呪を探し当てられないように情報を操作している存在が居る事に気が付きます。
残り時間が無くなってきてしまいました。
.
ライナ、フェリス、シオンは手分けして反政府組織を片っ端から壊滅させる事にしました。
とっても非常識な作戦ですがライナとフェリスの戦闘力があればこれも可能な作戦でした。
ライナは焦りながら組織を次々と壊滅させていきます。
朝になりライナは恐ろしい真実に気が付いてしまいました。
ライナは王城に向かいシオンの寝室に向かいます。
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そこには安らかに眠るシオンの姿がありました。
ライナはシオンに騙されていたと察しました。
ライナが入って来たのでシオンが目覚めますね。
そしてライナとフェリスを騙した事を認めています。
遅れて事実に気が付いたフェリスもやって来ました。
まんまと騙されてしまったライナとフェリスはシオンへの制裁を加える事にします。
シオンが警告を発してきました、近づくと危ないぞ。
.
ライナとフェリスは寝室に設置されていたシオンが禁呪庫から盗み出した呪いを受けてしまいました。
呪いの内容が凄く嫌なモノでした。
呪いによりライナとフェリスはシオンの事が大好きになってしまいます。
惚れ薬のような呪いだったようです。
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シオンは自分に惚れているライナとフェリスを今後も便利に使おうと考えます。
二人に証文を書かせようとしていました。
ここでシオンにも予想外の出来事が発生してしまいます。
呪いの効果が強すぎたようです。
シオンはライナとフェリスに裸に剥かれる事になってしまいます。
シオンの二人を制御しようとの目論見は潰えました。
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ふろーらる・わんぴーす
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執務室でシオンとライナは仕事をしていました。
シオンが突然ライナに彼女とか作らないの?と聞いてきましたよ。
いきなりな展開にライナは付いていけていません。
シオンは仕事ばかりでつまらないので若者らしく女の子の話をしようと言い出します。
そうは言ってもシオンとライナには彼女を作らない理由がありました。
ライナの持っている複写眼は遺伝するので彼には彼女を作るつもりはありません。
シオンは前王の妾腹の息子なので自分の様な境遇の子供を作らない為に彼女を作るつもりはありません。
悲しいですね。
シオンが仕事を手伝ったご褒美に娼館に行こうと言い出します。
向かう先は貴族が利用している高級娼館です。
馬車に乗って娼館に向かう事になるのですが馬車の中にはフェリスが乗っていました。
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シオンが彼女であるフェリスに娼館に行こうとしている事がバレちゃった、ごめん、と謝ってきます。
フェリスもノリノリで自分という彼女が居るのに娼館に行くなんて酷いとライナをなじってきます。
二人の目的が分からないライナは説明を求めています。
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シオンは娼館で貴族による誘拐事件が発生している事を教えてくれました。
誘拐を行っている貴族を脅す為に娼館に乗り込む事になったと教えてくれます。
シオンとフェリスは執事とメイドに着替えています!!
ライナは嫌な予感がしていました。
ライナは二人に無理やり貴族に変装させられる事になってしまいます。
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娼館に到着したシオンが馬車から降ります。
彼のカッコイイ執事ぶりに娼婦たちは歓声を上げています。
続いてフェリスが降りてきました。
彼女の美しすぎるメイド姿に娼婦たちは驚愕しています。
最後に貴族に変装したライナが降りてきました。
大爆笑が起こっています。
ライナは付け髭と巻き髪のカツラを装着していました。
よっぽどおかしかったようです。
警戒される事なく三人は娼館に入る事に成功しました。
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笑われて心に傷を負いましたがライナはシオンの作戦の有効性を認めていました。
ライナは一人の娼婦の元に案内されます。
娼婦は大きなベッドの上で笑い転げていました。
彼女はシオンの部下でした。
彼女が娼館に潜り込んで誘拐を行っている貴族が誰なのか特定していました。
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フェリスを囮にして貴族に誘拐させてから貴族を痛めつける作戦だとライナは予想します。
しかし非情な作戦が用意されていました。
シオン、フェリス、部下の女の子の三人に取り押さえられ女装させられる事になりました。
ライナが女装して誘拐を行っている貴族の元に向かう事になってしまいます。
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誘拐を行っている貴族は大胆にも娼館の前で女の子を攫っていました。
ボディーガードがライナに声を掛けてきました。
女装させられて気が立っているライナはボディーガードをぶっ飛ばして貴族を脅し始めます。
ライナは何回も魔法を撃ちこんで馬車を粉々にしてしまいました。
恐怖で動けなくなっている貴族に攫った女の子の元まで案内させたようです。
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ライナの凶暴さを見たシオンは反省したようです。
ライナを慰める為に何と声を掛けようかフェリスに相談しています。
彼女は鬼でした。
フェリスは綺麗だったと褒めるべきだと主張します。
シオンはハイヒールが似合っていたと声を掛ける事になりました。
戻ってきたライナは娼館のトイレに籠ってしまいその日は出てこなかったそうです。
可哀想過ぎます。
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えくすとら・すてーじ1
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ミラーの執務室にミルクが押し掛けてきます。
ドアをノックしてミラーが居るのか確認しています。
ミルクは自分がライナの追跡任務から外された理由を聞きたいようです。
ミラーにはミルクに真実を教えられない理由があるようです。
困った彼は居留守を使う事にします。
しかしミルクの方が一枚上手でした。
ドアを百回ノックしたので入室する権利を得たと考えたようですよ。
勝手にドアを開けて室内に入ってきてしまいます。
ミラーは咄嗟に必要な書類を抱えて窓から飛び出しました。
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ミルクの上官だけにミラーも常人とはかけ離れた存在です。
口に書類を加えながら壁登りを行い屋上に到達しています。
ミルクを撒いて安心したのですが屋上への入り口から殺気を感じました。
見張りを倒して屋上に入ってきてしまいます。
ミラーには襲撃者の予想がついていました。
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ライナは五日間の徹夜仕事から解放されて宿に帰る途中でした。
横には疲れ切ったフェリスが居ますね。
彼女は途中の道でライナに倒れ掛かってきて眠り始めてしまいます。
ライナはフェリスが寝たふりをしていると指摘しています。
確かにフェリスは寝たふりをしていました。
ここで二人を襲撃する人物が出現しました。
相手はライナとフェリスに殺気を気付かれない手練れのようです。
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襲撃者はライナの事を狙っているようです。
フェリスは地面に横になり眠りに就く体制を取ります。
彼女がフォーメーションAだ、と言ってきました。
フェリスが寝ながら背後からライナを支援するそうです。
ラナイは一人で襲撃者に対処する事になりました。
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襲撃者は幼いライナを指導したジェルメ・クレイスロールでした。
ライナは恐怖に体が動かなくなっています。
ジェルメはライナの事を化物と罵倒して彼を殺そうとしてきました。
ライナはジェルメに複写眼の所為で知り合いが死んだのか?と問います。
ジェルメは無言でした・・・ライナは自分は死んだ方が良いのかな?と弱気になってしまいます。
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ここで背後から寝ながら支援すると言ったフェリスの支援が効果を発揮します。
ライナはフェリスとシオンが居るのでまだ死ねないと思いなおす事ができました。
フェリスの支援は効果絶大でした。
ライナはジェルメに対して反撃を始めようとして複写眼を発動します。
彼女に殺意が無い事が分かりました。
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ジェルメは感動の再会を演出する為にワザとライナを罵倒したと言っています。
これにはライナは力が抜けていました。
ジェルメが結婚していて二人目の子供を妊娠中だと言われて驚く事になっています。
ジェルメはライナに死ねないと言わせたフェリスの存在が気になる様です。
彼女に挨拶に行くとは言ってますね。
ライナはフェリスとは最悪な約束を交わしていてそれのお陰で生きていられると説明しました。
ジェルメにはライナのした約束の内容が分かったようです。
悲しそうにしていました。
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ジェルメは真面目な話をし始めます。
彼女はライナがローランドに留まると悲惨な目に遭うと言ってました。
国外に逃れたピアとぺリアを探すのも良いでしょうと言っています。
ライナがこれからローランドで何が起るのか聞こうとした時にミラーがジェルメを迎えに来ました。
ミラーがジェルメの旦那だと知ったライナは吃驚していました。
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ミラーはジェルメにライナに降りかかる不幸の内容を教えたようです。
しかしジェルメがそれを語る前にジェルメを回収しました。
ライナに伝えてはいけない内容だったのかも知れません。
イチャイチャしながら去っていく二人を見送りライナはため息を吐きました。
ミラーはジェルメに彼女にはライナを救う事は出来ないと悲し気な表情で言っていました。
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えくすとら・すてーじ2
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悩めるミルクにルーク、ラッハ、リーレ、ムーはピンクのワンピースをプレゼントしました。
鏡の前でワンピースに着替えたミルクが自分の姿を見て困惑しています。
彼女はワンピースは可愛いが自分には似合っていないと思っています。
それでも嬉しくなってしまったミルクは悩みを忘れそうになっています。
自分を叱咤して隠されている真実を知ろうと考えていました。
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ルーク達がやって来てミルクのワンピース姿を誉めてくれます。
ミルクは自分がこんなに幸せで良いのだろうか?と疑問に思っています。
ルークがお菓子市に出かけようと誘ってきます。
ミルクはお菓子の家を夢想して楽しい気分になっていました。
しかしルークが自分に真実を伝えない為の作戦だと理解できたので真実を教えて欲しいとお願いしています。
ルークはミルクの決意が固い事を理解して真実を教える事にしました。
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ミルクを連れて彼に出ている忌破り抹殺命令を遂行する事になります。
ルーク達は何者かに監視されていたのでローランドからネルファ国境近くまで移動してから真実を話す事になります。
ルークに出ていた命令は忌破りフェダン・スクワラーの抹殺でした。
ネルファ国境の近くでルークの部下がフェダンに付き添っている姿を発見します。
ルークは説明するよりもミルクにローランドの現状を見て貰う事にしました。
ルークはまだミルクにはローランドの真実を秘密にしておきたかったそうですが彼女の本気を感じて教える事にしました。
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ミルクはフェダンの姿を見て驚く事になります。
彼は全結界の処置を施された少年でした。
しかも全結界の影響で死にかけています。
そんな彼は全結界を使って見ていたネルファに居る女神に会いに行くと言っています。
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ミルクは命令を下す事になります。
彼女はルーク達からの自分へのテストだと思ったようですが違うようです。
ミルクはフェダンを連れてネルファの国境を越える事を指示しました。
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ミルクたちはフェダンが生きている間に彼の女神が住んでいる村に到着します。
隠れて観察していると女神が出てきました。
それは元気な女の子でした。
彼女の幸せそうな姿を見たフェダンは彼女の事が女神の様に思えたようです。
女の子はミルクとフェダンの傍にやって来て何をしているのか聞いてきましたね。
かくれんぼをしていると教えると自分も一緒に遊びたいと言ってきました。
ミルクはもう帰らなくてはいけない時間だと断る事になります。
この時にはフェダンの命は尽きていたようです。
別れ際に女の子は次に会った時に一緒に遊ぼうとフェダンに伝えてと言って戻って行きました。
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ミルクはシオンがやっている後ろ暗い政策を知る事になりました。
フェダンの年齢から考えてシオンが王位に就いて以降も全結界の研究が行われていた事が分かりました。
表向きは禁止した魔法の研究は継続されています。
シオンによる革命は色々と無理があるようです。
ミルクはローランドはより良い国になりつつあると思っていましたが違いました。
これまでは闇の部分を隠されていました。
ミルクは頑張らなきゃと決意を新たにしていました。
そんな彼女の姿をルークは悲しそうな目で見ています。
彼女はシオンの行いに憤りを覚えたのでしょうか?
彼女が大切だと感じているルーク達はシオンの側に付いているようですよ。
ミルクはどのような行動に出るのでしょうね?
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えくすとら・すてーじ3
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ライナは三日間の徹夜仕事を終えて馬車でシオンに宿まで送ってもらっていました。
しかしライナの泊っている宿屋とは違う方向に向かっているようです。
シオンに問い質すとシオンはまだライナに仕事をさせるつもりの様です。
ライナは絶叫していました。
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ライナは馬車に揺られながらジェルメに言われたローランドに残っていると不幸になるって話の真意を考えています。
しかし彼女の言おうとした事は推測できませんでした。
二人の乗った馬車が襲撃されてしまいます。
襲撃に気が付いたライナはシオンを引き倒して魔法攻撃を回避しました。
しかし馬車は上半分が無くなってしまいます。
御者に目を向けると御者も襲撃者の仲間だったようです。
シオンに向けて魔法を発動しようとしていました。
ライナはシオンに御者の面接くらいきちんとしろよと文句を言っています。
シオンはライナの業務に御者も追加しようか?と余裕な発言をしていました。
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ライナはシオンを守る為に戦います。
襲撃者の中にライナの知り合いが居ました。
ゾーラ・ロムです。
ゾーラはライナに向かって複写眼のくせに世渡りが上手いじゃないか、と告げてシオンを殺す命令を下しました。
襲ってきたのはゾーラに率いられた隠成師でした。
ライナだけでは対処できそうも無かったのですがルシル・エリスが登場してシオンを守ります。
登場したルシルはライナに向かって「ああ、ライナ君、久しぶり」と呑気な挨拶をしてきました。
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ルシルの危険性を知っているライナはゾーラに逃げるように忠告しています。
しかしゾーラはルシルの怖さを知らないので部下にシオンを殺すように命じてきます。
しかしゾーラの部下はルシルに細切れにされた後でした。
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ゾーラはライナに向かってシオンの所為でこの国は滅茶苦茶になっている、今シオンを殺す必要があるんだと告げます。
ライナにはゾーラの言っている事が信じられませんでした。
ルシルがゾーラを始末しようと動きます。
ライナはシオンにルシルを止めるようにお願いしています。
シオンはルシルを止めてくれました。
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ライナはシオンと別れた後、ミラーの元に向かいます。
ジェルメの居所を聞き出して彼女の言っていた歯車の話の真意を聞こうと考えたようです。
道中で待ち伏せしていたゾーラと出会いました。
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ゾーラはライナはシオンに利用されている、友達は選んだ方が良いぞ、と忠告してくれます。
ライナはシオンの友達だと信じているのでゾーラの忠告を受け入れませんでした。
ゾーラはシオンが軍事用の人体実験を行っていると告げます。
しかしライナには信じられない様子です。
ゾーラを止めようとしますがゾーラはライナの足止め役を用意していました。
ライナの足止めをしている間にゾーラは王城に向かってしまいます。
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足止め役を倒しライナは王宮に向かいました。
城に詰めていた衛兵の死体が転がっています。
玉座の間に到着すると細切れになった隠成師の死体の山が残っていました。
ライナはこの中にゾーラの死体もあるのかと判断しています。
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ライナはゾーラから聞かされたシオンが軍事用の人体実験をしているのか問いただす事にします。
シオンは自分の名前を語った貴族たちが実験していると教えてくれます。
ライナはシオンの言葉を無条件で信じていますが、真相は謎です。
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疲れ切っているシオンの表情を見たライナは早く寝ろ、対策は明日にしようと言い残して玉座の間を立ち去りました。
ライナにはシオンの「・・・たすけてくれ、ライナ」との呟きは聞こえませんでした。
シオンには問題が発生しているようですがライナは彼の変化に気が付いていません。
傍に居るのに分からない、悲劇的な展開になっているね。
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うでだめし伝勇伝 天才の証明
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隠成師を率いて王宮を襲撃したゾーラは隠れてルシルと隠成師の戦いを観察していました。
ゾーラの目の前でルシルが隠成師を細切れにしてしまいますが彼の眼には何をしたのか分かりませんでした。
ゾーラは気配を殺して隠れていたのですがルシルにはバレていました。
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ゾーラはルシルに向かっていきナイフを振ります。
ルシルは余裕で避けましたがゾーラはナイフを途中で投げました。
シオンに向かって飛んで行ったナイフをシオンはかわせそうにありません。
ルシルが瞬間的に移動してナイフを破壊します。
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ゾーラはここでとっておきの魔法を使う事にします。
これはゾーラが開発した魔法でローランドに存在しない魔法でした。
水の魔法をワザと天井に撃ち込み見ます。
次に氷の魔法を放ちました。
しかしルシルに迎撃されてしまいます。
ここまではゾーラの予定通りでした。
最後に隠していた雷の魔法を発動して氷の魔法に命中させました。
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魔法はルシルとシオンを雷の光で包み込みました。
ゾーラはシオンとルシルを仕留めたと確信しましたがルシルが化物ぶりを発揮します。
ルシルはゾーラの魔法の光を内側から切り裂いて出てきてしまいました。
二人とも全くダメージを受けていません。
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ゾーラはルシルに捕まってしまいます。
シオンがゾーラの目的を知りたがっていると言われてしまいます。
ルシルに勝てないと察したゾーラは素直に要求に応じる事にします。
ゾーラは話を誤魔化しながらシオンの観察を行う事にします。
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ゾーラは偶然に帰ってきたローランドで且つての仲間からシオンを殺して欲しいとお願いされたと嘘をつきます。
シオンは全く信じないでゾーラの所属を聞いてきました。
シオンはゾーラは随分前にローランドを出奔した忌破りだと知っていました。
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ゾーラは女王に雇われていると告げています。
ゾーラがライナはシオンの本性を知っているのか?と問うとシオンの様子が変化します。
ゾーラはシオンの変化に気が付いて彼を観察する事にします。
ゾーラはライナに対して、友達は選べよなーと感じてます。
ゾーラから話を聞き出す事は出来ないと判断したシオンはルシルに殺すように命じます。
しかし直後に殺すなと命じてきます。
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ゾーラの目にはシオンの中に二人の人格が存在している様に見えました。
シオンが一人で言い合いを始めてしまいます。
ゾーラはルシルにシオンは病気なのか?と質問していました。
ゾーラにはここで死ぬ気はありませんでした。
逃げようとしている彼はいきなり苦しみ始めたシオンが吐血する姿を目撃します。
問題はシオンの吐いた血が黄金色をしていた事でした。
これまで銀色だったシオンの髪が金色に変化して光始めます。
ゾーラはシオンも化物なんだと気が付きました。
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ゾーラは南大陸に生まれたローランド王の観察に来たそうです。
しかし予想外にシオンが化物だったので逃げる事にしました。
ゾーラは逃走用の『忘却破片』を用意していました。
それを投げつけて逃走を図ります。
これはローランド城三つ分くらいの範囲で爆発が起こるモノでした。
ゾーラはルシルがこの忘却破片を無効化できる事に賭けました。
かけに勝ったゾーラはローランドから逃げ出す事に成功しました。
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ゾーラは久々に彼の仕える女王の元に帰還しました。
女王に会えるのを楽しみにしています。
待っていたのはピアでした。
彼女は中央大陸に自分の組織を作り出したようです。
玉座に座っているピアの横にはぺリアも居ますね。
ゾーラはぺリアを認めていないようです。
会った矢先に喧嘩を始めていました。
ピアに止められて二人は大人しくなっています。
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ぺリアはガスタークに行っていたそうです。
そちらも問題が多いそうですが予想は出来るそうです。
ピアはゾーラにローランドで見てきたモノを説明させています。
ゾーラはローランドの闇をピアに説明する事になったようです。
ピアは世界で何が起り始めているのか理解しているようですね。
彼女はライナと関わる事になるのでしょうか?
ライナがシオンに利用されているような気がしてきましたね。
シオンはライナを助けようとしているようですが・・・どちらが真実なんでしょうね?
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伝勇伝 外伝 しょっぱいだんご
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幼い頃のフェリスがエリス家の敷地内にある森の中の岩の上で休憩していました。
そこに近所のだんごやの息子であるペールが通りかかります。
彼はフェリスの姿に一目惚れしてしまいました。
フェリスは厳しい修行に明け暮れる毎日を送っていました。
その日は修行で怪我をしたので修行が休みに成ったそうです。
ボロボロになっているフェリスの姿を見たペールは彼女が死んでいるのではと心配に成っています。
フェリスが彼に声を掛けてきました。
喉が渇いたので水を持って来いと言っています。
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ペールが混乱して動けないでいるとフェリスは美少女のお願いが聞けないのか?と問いかけてきました。
ペールが聞き返すとフェリスは自分の事を美少女と言った事が恥ずかしくなったようですよ。
フェリスからここがエリス家の敷地内だと聞かされてペールは恐れ戦く事になります。
フェリスが貴族だと知ったペールは配達に行くために近道であるエリス家の敷地内を通っていた事を謝ります。
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フェリスにはペールが平伏している理由が分かりませんでした。
彼から平民である自分は貴族であるフェリスに傅くものだと教えられてしました。
貴族は平民に対して偉そうな態度をとる事が当たり前だと教えられたフェリスは胸を反らして偉そうに見える姿を取りました。
しかし上手く威厳を示す事は出来ませんでした。
フェリスから家族と使用人以外の人間を始めて見たと聞かされたペールはフェリスの友達になる事を決意します。
フェリスからエリス家の外の世界を全く知らないと聞かされたペールはフェリスを不憫に思ったようです。
ペールが悲しそうな顔をしている事がフェリスには不思議だったようです。
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その後二人でペールが持っていた配達用のだんごとお茶を楽しむ事になります。
初めてだんごを食べたフェリスはねちゃねちゃすると言っていましたが不味くはないと言っています。
だんごを気に入ったようでした。
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ペールは毎日エリス家の森に通うようになりました。
フェリスは自分の休日は不定期なのにいつ来てもペールが居る事に気が付きます。
ペールに毎日来ているのか?と問いかけてきました。
ペールは誤魔化そうとしましたがフェリスに会うために毎日来ている事を認めます。
フェリスにはペールが何故そんな事をしているのか理解できませんでした。
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ペールはフェリスを守ると宣言しています。
しかしフェリスには彼の真意を理解する事はできませんでした。
彼女の方がペールよりも強いのですが、それでもペールは彼女の事を護ると言っていました。
エリス家の森に住んでいる野犬に襲われる事になります。
ペールはフェリスを守る為に野犬と戦う事になりました。
野犬の方が強いので彼は必死でした。
野犬の目に砂をかけて何とか撃退する事に成功しました。
フェリスは自分ならば簡単に野犬を撃退できたんだぞ、なんでそんな無駄な事をするんだ、と不思議そうにしていました。
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二人の交友は続いていましたがそれがフェリスの父親に知られる事になります。
父親はフェリスを呼び出して友達が出来たのか?と問いかけてきました。
フェリスはペールと言う友達が出来たと教えています。
父親は友達は大切にしなさいと優しくフェリスにアドバイスしています。
フェリスは素直に友達を大事にする事を受け入れています。
フェリスが去った後に父親はルシルに問いかけます。
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ルシルはエリス家には友達などと言う偽りの概念は不要ですと答えていました。
父親はルシルの返答を満足そうに聞いていました。
そしてルシルに「処分しろ」と告げます。
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翌日の訓練は休みになります。
ルシルに用事を頼んだのでその日の訓練は休みになるとフェリスは言い渡されました。
そしてお小遣いを上げるので街に遊びに行って来なさいと言われます。
初めてエリス家の外にでるフェリスはウキウキしていたようです。
彼女の頭の中には街の地図が記憶されていました。
いつかエリス家の外に出た時の為に何年も前からか何度も地図を眺めていたそうです。
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フェリスはペールの家が営んでいるだんご屋に向かいました。
無事に到着したのですが、何と声を掛けて入れば良いのか分からなくなります。
フェリスが外で迷っているとペールが店から出てきました。
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彼はこの日初めて自分でだんごを作りました。
それをフェリスに食べて貰おうと思っていました。
彼の両親もフェリスと友達に成った事を知っていてペールがフェリスを好きになった事を知っていました。
フェリスが店にやって来たので初めてフェリスの姿を見た両輪は驚いています。
彼女が余りに美少女だったのでペールでは彼女の相手は難しいのではと揶揄っていました。
フェリスはペールの店と大通りを挟んだ対岸に立っていました。
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そこに馬車が通りかかります。
ペールは馬車が通り過ぎるのを待ってからフェリスの元に駆けつけようとしていました。
フェリスが恐ろしく強大な殺気を感じとります。
馬車が走り去るとそこにはペールの死体が転がっていました。
母親の悲鳴と父親の怒声を聞く事になります。
フェリスは目の前で友達を失う事になってしまいました。
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ペールの葬儀が行われてフェリスも出席しています。
そこで彼の両親からペールの作っただんごと手紙を渡されました。
葬儀の席で関係者が泣いている事がフェリスには理解できませんでした。
この時のフェリスは涙を流す方法を知らなかったようです。
.
エリス家の森の中の岩で一人に成ったフェリスは渡されただんごを食べていました。
ペールがフェリスに宛てた手紙を読んでいます。
そこにはフェリスの為に美味しいだんごを作れるように頑張るとのペールの決意表明が書いてありました。
フェリスは友達を失ったのか、と実感する事になりました。
フェリスは初めて泣く事になります。
泣きながら食べたのでだんごがショッパイじゃないか、とペールに文句を言う事になりました。
フェリスは初めて寂しいとの感情を抱きました。
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ライナとフェリスは危機的状況に陥っていました。
罠に嵌って天井が落ちてきます。
ライナが一人で必死に天井を支えていますね。
フェリスは呑気にだんごを食べてながらペールとの昔話を語らっていました。
今日はペールの命日なのでだんごを食べる必要があったそうです。
フェリスがパールと言ったのでライナは冗談だと思ったようです。
フェリスは天井斬る事にしました。
自分に無駄な苦労をさせたフェリスに対してライナは「・・・まじいつか殺す・・・」と恨み言を漏らしています。
ペールがフェリスが人間性を取り戻す契機になったようですね。
彼の実家はウィニットだんご店なんでしょうか?
悲しい話なんですがフェリスが常人程悲しんでいない様に思えるのが辛いですね。
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AmazonLink: とりあえず伝説の勇者の伝説9 全力のドロップアウト (富士見ファンタジア文庫)
発行日:2007/1/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:978-4-8291-1890-0
雰囲気:呪い、女装、真実、旧友、思い出
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かーす・おぶ・ふぃあ
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ライナとフェリスはシオンに頼まれて禁呪庫の警備をしていました。
夜中の警備だったので凄く寒いようです。
寒さに震える二人はバカな冗談を言い合って寒さを忘れようとしていました。
そこに悲壮な顔をしたシオンが現れました。
シオンは別の禁呪庫が襲撃されて禁呪が盗み出されてしまったと言っています。
発動までに五時間の猶予があると言っていました。
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盗まれた禁呪は接触型で感染するそうです。
感染した人間は腐って死んでしまうそうです。
ライナとフェリスはローランド帝国の危機を救う為に英雄的な行動にでました。
シオンを手伝い禁呪を盗み出した反政府組織を壊滅させる事になりました。
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最初に向かった組織を壊滅させたのですが、そこに禁呪はありませんでした?
シオンの元に禁呪は別の組織が盗み出した可能性があるとの情報が入ってきます。
次の組織も潰す事に成功したのですが、そこにも禁呪はありませんでした。
ここでシオンが禁呪を探し当てられないように情報を操作している存在が居る事に気が付きます。
残り時間が無くなってきてしまいました。
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ライナ、フェリス、シオンは手分けして反政府組織を片っ端から壊滅させる事にしました。
とっても非常識な作戦ですがライナとフェリスの戦闘力があればこれも可能な作戦でした。
ライナは焦りながら組織を次々と壊滅させていきます。
朝になりライナは恐ろしい真実に気が付いてしまいました。
ライナは王城に向かいシオンの寝室に向かいます。
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そこには安らかに眠るシオンの姿がありました。
ライナはシオンに騙されていたと察しました。
ライナが入って来たのでシオンが目覚めますね。
そしてライナとフェリスを騙した事を認めています。
遅れて事実に気が付いたフェリスもやって来ました。
まんまと騙されてしまったライナとフェリスはシオンへの制裁を加える事にします。
シオンが警告を発してきました、近づくと危ないぞ。
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ライナとフェリスは寝室に設置されていたシオンが禁呪庫から盗み出した呪いを受けてしまいました。
呪いの内容が凄く嫌なモノでした。
呪いによりライナとフェリスはシオンの事が大好きになってしまいます。
惚れ薬のような呪いだったようです。
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シオンは自分に惚れているライナとフェリスを今後も便利に使おうと考えます。
二人に証文を書かせようとしていました。
ここでシオンにも予想外の出来事が発生してしまいます。
呪いの効果が強すぎたようです。
シオンはライナとフェリスに裸に剥かれる事になってしまいます。
シオンの二人を制御しようとの目論見は潰えました。
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ふろーらる・わんぴーす
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執務室でシオンとライナは仕事をしていました。
シオンが突然ライナに彼女とか作らないの?と聞いてきましたよ。
いきなりな展開にライナは付いていけていません。
シオンは仕事ばかりでつまらないので若者らしく女の子の話をしようと言い出します。
そうは言ってもシオンとライナには彼女を作らない理由がありました。
ライナの持っている複写眼は遺伝するので彼には彼女を作るつもりはありません。
シオンは前王の妾腹の息子なので自分の様な境遇の子供を作らない為に彼女を作るつもりはありません。
悲しいですね。
シオンが仕事を手伝ったご褒美に娼館に行こうと言い出します。
向かう先は貴族が利用している高級娼館です。
馬車に乗って娼館に向かう事になるのですが馬車の中にはフェリスが乗っていました。
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シオンが彼女であるフェリスに娼館に行こうとしている事がバレちゃった、ごめん、と謝ってきます。
フェリスもノリノリで自分という彼女が居るのに娼館に行くなんて酷いとライナをなじってきます。
二人の目的が分からないライナは説明を求めています。
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シオンは娼館で貴族による誘拐事件が発生している事を教えてくれました。
誘拐を行っている貴族を脅す為に娼館に乗り込む事になったと教えてくれます。
シオンとフェリスは執事とメイドに着替えています!!
ライナは嫌な予感がしていました。
ライナは二人に無理やり貴族に変装させられる事になってしまいます。
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娼館に到着したシオンが馬車から降ります。
彼のカッコイイ執事ぶりに娼婦たちは歓声を上げています。
続いてフェリスが降りてきました。
彼女の美しすぎるメイド姿に娼婦たちは驚愕しています。
最後に貴族に変装したライナが降りてきました。
大爆笑が起こっています。
ライナは付け髭と巻き髪のカツラを装着していました。
よっぽどおかしかったようです。
警戒される事なく三人は娼館に入る事に成功しました。
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笑われて心に傷を負いましたがライナはシオンの作戦の有効性を認めていました。
ライナは一人の娼婦の元に案内されます。
娼婦は大きなベッドの上で笑い転げていました。
彼女はシオンの部下でした。
彼女が娼館に潜り込んで誘拐を行っている貴族が誰なのか特定していました。
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フェリスを囮にして貴族に誘拐させてから貴族を痛めつける作戦だとライナは予想します。
しかし非情な作戦が用意されていました。
シオン、フェリス、部下の女の子の三人に取り押さえられ女装させられる事になりました。
ライナが女装して誘拐を行っている貴族の元に向かう事になってしまいます。
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誘拐を行っている貴族は大胆にも娼館の前で女の子を攫っていました。
ボディーガードがライナに声を掛けてきました。
女装させられて気が立っているライナはボディーガードをぶっ飛ばして貴族を脅し始めます。
ライナは何回も魔法を撃ちこんで馬車を粉々にしてしまいました。
恐怖で動けなくなっている貴族に攫った女の子の元まで案内させたようです。
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ライナの凶暴さを見たシオンは反省したようです。
ライナを慰める為に何と声を掛けようかフェリスに相談しています。
彼女は鬼でした。
フェリスは綺麗だったと褒めるべきだと主張します。
シオンはハイヒールが似合っていたと声を掛ける事になりました。
戻ってきたライナは娼館のトイレに籠ってしまいその日は出てこなかったそうです。
可哀想過ぎます。
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えくすとら・すてーじ1
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ミラーの執務室にミルクが押し掛けてきます。
ドアをノックしてミラーが居るのか確認しています。
ミルクは自分がライナの追跡任務から外された理由を聞きたいようです。
ミラーにはミルクに真実を教えられない理由があるようです。
困った彼は居留守を使う事にします。
しかしミルクの方が一枚上手でした。
ドアを百回ノックしたので入室する権利を得たと考えたようですよ。
勝手にドアを開けて室内に入ってきてしまいます。
ミラーは咄嗟に必要な書類を抱えて窓から飛び出しました。
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ミルクの上官だけにミラーも常人とはかけ離れた存在です。
口に書類を加えながら壁登りを行い屋上に到達しています。
ミルクを撒いて安心したのですが屋上への入り口から殺気を感じました。
見張りを倒して屋上に入ってきてしまいます。
ミラーには襲撃者の予想がついていました。
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ライナは五日間の徹夜仕事から解放されて宿に帰る途中でした。
横には疲れ切ったフェリスが居ますね。
彼女は途中の道でライナに倒れ掛かってきて眠り始めてしまいます。
ライナはフェリスが寝たふりをしていると指摘しています。
確かにフェリスは寝たふりをしていました。
ここで二人を襲撃する人物が出現しました。
相手はライナとフェリスに殺気を気付かれない手練れのようです。
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襲撃者はライナの事を狙っているようです。
フェリスは地面に横になり眠りに就く体制を取ります。
彼女がフォーメーションAだ、と言ってきました。
フェリスが寝ながら背後からライナを支援するそうです。
ラナイは一人で襲撃者に対処する事になりました。
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襲撃者は幼いライナを指導したジェルメ・クレイスロールでした。
ライナは恐怖に体が動かなくなっています。
ジェルメはライナの事を化物と罵倒して彼を殺そうとしてきました。
ライナはジェルメに複写眼の所為で知り合いが死んだのか?と問います。
ジェルメは無言でした・・・ライナは自分は死んだ方が良いのかな?と弱気になってしまいます。
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ここで背後から寝ながら支援すると言ったフェリスの支援が効果を発揮します。
ライナはフェリスとシオンが居るのでまだ死ねないと思いなおす事ができました。
フェリスの支援は効果絶大でした。
ライナはジェルメに対して反撃を始めようとして複写眼を発動します。
彼女に殺意が無い事が分かりました。
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ジェルメは感動の再会を演出する為にワザとライナを罵倒したと言っています。
これにはライナは力が抜けていました。
ジェルメが結婚していて二人目の子供を妊娠中だと言われて驚く事になっています。
ジェルメはライナに死ねないと言わせたフェリスの存在が気になる様です。
彼女に挨拶に行くとは言ってますね。
ライナはフェリスとは最悪な約束を交わしていてそれのお陰で生きていられると説明しました。
ジェルメにはライナのした約束の内容が分かったようです。
悲しそうにしていました。
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ジェルメは真面目な話をし始めます。
彼女はライナがローランドに留まると悲惨な目に遭うと言ってました。
国外に逃れたピアとぺリアを探すのも良いでしょうと言っています。
ライナがこれからローランドで何が起るのか聞こうとした時にミラーがジェルメを迎えに来ました。
ミラーがジェルメの旦那だと知ったライナは吃驚していました。
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ミラーはジェルメにライナに降りかかる不幸の内容を教えたようです。
しかしジェルメがそれを語る前にジェルメを回収しました。
ライナに伝えてはいけない内容だったのかも知れません。
イチャイチャしながら去っていく二人を見送りライナはため息を吐きました。
ミラーはジェルメに彼女にはライナを救う事は出来ないと悲し気な表情で言っていました。
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えくすとら・すてーじ2
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悩めるミルクにルーク、ラッハ、リーレ、ムーはピンクのワンピースをプレゼントしました。
鏡の前でワンピースに着替えたミルクが自分の姿を見て困惑しています。
彼女はワンピースは可愛いが自分には似合っていないと思っています。
それでも嬉しくなってしまったミルクは悩みを忘れそうになっています。
自分を叱咤して隠されている真実を知ろうと考えていました。
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ルーク達がやって来てミルクのワンピース姿を誉めてくれます。
ミルクは自分がこんなに幸せで良いのだろうか?と疑問に思っています。
ルークがお菓子市に出かけようと誘ってきます。
ミルクはお菓子の家を夢想して楽しい気分になっていました。
しかしルークが自分に真実を伝えない為の作戦だと理解できたので真実を教えて欲しいとお願いしています。
ルークはミルクの決意が固い事を理解して真実を教える事にしました。
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ミルクを連れて彼に出ている忌破り抹殺命令を遂行する事になります。
ルーク達は何者かに監視されていたのでローランドからネルファ国境近くまで移動してから真実を話す事になります。
ルークに出ていた命令は忌破りフェダン・スクワラーの抹殺でした。
ネルファ国境の近くでルークの部下がフェダンに付き添っている姿を発見します。
ルークは説明するよりもミルクにローランドの現状を見て貰う事にしました。
ルークはまだミルクにはローランドの真実を秘密にしておきたかったそうですが彼女の本気を感じて教える事にしました。
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ミルクはフェダンの姿を見て驚く事になります。
彼は全結界の処置を施された少年でした。
しかも全結界の影響で死にかけています。
そんな彼は全結界を使って見ていたネルファに居る女神に会いに行くと言っています。
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ミルクは命令を下す事になります。
彼女はルーク達からの自分へのテストだと思ったようですが違うようです。
ミルクはフェダンを連れてネルファの国境を越える事を指示しました。
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ミルクたちはフェダンが生きている間に彼の女神が住んでいる村に到着します。
隠れて観察していると女神が出てきました。
それは元気な女の子でした。
彼女の幸せそうな姿を見たフェダンは彼女の事が女神の様に思えたようです。
女の子はミルクとフェダンの傍にやって来て何をしているのか聞いてきましたね。
かくれんぼをしていると教えると自分も一緒に遊びたいと言ってきました。
ミルクはもう帰らなくてはいけない時間だと断る事になります。
この時にはフェダンの命は尽きていたようです。
別れ際に女の子は次に会った時に一緒に遊ぼうとフェダンに伝えてと言って戻って行きました。
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ミルクはシオンがやっている後ろ暗い政策を知る事になりました。
フェダンの年齢から考えてシオンが王位に就いて以降も全結界の研究が行われていた事が分かりました。
表向きは禁止した魔法の研究は継続されています。
シオンによる革命は色々と無理があるようです。
ミルクはローランドはより良い国になりつつあると思っていましたが違いました。
これまでは闇の部分を隠されていました。
ミルクは頑張らなきゃと決意を新たにしていました。
そんな彼女の姿をルークは悲しそうな目で見ています。
彼女はシオンの行いに憤りを覚えたのでしょうか?
彼女が大切だと感じているルーク達はシオンの側に付いているようですよ。
ミルクはどのような行動に出るのでしょうね?
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えくすとら・すてーじ3
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ライナは三日間の徹夜仕事を終えて馬車でシオンに宿まで送ってもらっていました。
しかしライナの泊っている宿屋とは違う方向に向かっているようです。
シオンに問い質すとシオンはまだライナに仕事をさせるつもりの様です。
ライナは絶叫していました。
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ライナは馬車に揺られながらジェルメに言われたローランドに残っていると不幸になるって話の真意を考えています。
しかし彼女の言おうとした事は推測できませんでした。
二人の乗った馬車が襲撃されてしまいます。
襲撃に気が付いたライナはシオンを引き倒して魔法攻撃を回避しました。
しかし馬車は上半分が無くなってしまいます。
御者に目を向けると御者も襲撃者の仲間だったようです。
シオンに向けて魔法を発動しようとしていました。
ライナはシオンに御者の面接くらいきちんとしろよと文句を言っています。
シオンはライナの業務に御者も追加しようか?と余裕な発言をしていました。
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ライナはシオンを守る為に戦います。
襲撃者の中にライナの知り合いが居ました。
ゾーラ・ロムです。
ゾーラはライナに向かって複写眼のくせに世渡りが上手いじゃないか、と告げてシオンを殺す命令を下しました。
襲ってきたのはゾーラに率いられた隠成師でした。
ライナだけでは対処できそうも無かったのですがルシル・エリスが登場してシオンを守ります。
登場したルシルはライナに向かって「ああ、ライナ君、久しぶり」と呑気な挨拶をしてきました。
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ルシルの危険性を知っているライナはゾーラに逃げるように忠告しています。
しかしゾーラはルシルの怖さを知らないので部下にシオンを殺すように命じてきます。
しかしゾーラの部下はルシルに細切れにされた後でした。
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ゾーラはライナに向かってシオンの所為でこの国は滅茶苦茶になっている、今シオンを殺す必要があるんだと告げます。
ライナにはゾーラの言っている事が信じられませんでした。
ルシルがゾーラを始末しようと動きます。
ライナはシオンにルシルを止めるようにお願いしています。
シオンはルシルを止めてくれました。
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ライナはシオンと別れた後、ミラーの元に向かいます。
ジェルメの居所を聞き出して彼女の言っていた歯車の話の真意を聞こうと考えたようです。
道中で待ち伏せしていたゾーラと出会いました。
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ゾーラはライナはシオンに利用されている、友達は選んだ方が良いぞ、と忠告してくれます。
ライナはシオンの友達だと信じているのでゾーラの忠告を受け入れませんでした。
ゾーラはシオンが軍事用の人体実験を行っていると告げます。
しかしライナには信じられない様子です。
ゾーラを止めようとしますがゾーラはライナの足止め役を用意していました。
ライナの足止めをしている間にゾーラは王城に向かってしまいます。
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足止め役を倒しライナは王宮に向かいました。
城に詰めていた衛兵の死体が転がっています。
玉座の間に到着すると細切れになった隠成師の死体の山が残っていました。
ライナはこの中にゾーラの死体もあるのかと判断しています。
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ライナはゾーラから聞かされたシオンが軍事用の人体実験をしているのか問いただす事にします。
シオンは自分の名前を語った貴族たちが実験していると教えてくれます。
ライナはシオンの言葉を無条件で信じていますが、真相は謎です。
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疲れ切っているシオンの表情を見たライナは早く寝ろ、対策は明日にしようと言い残して玉座の間を立ち去りました。
ライナにはシオンの「・・・たすけてくれ、ライナ」との呟きは聞こえませんでした。
シオンには問題が発生しているようですがライナは彼の変化に気が付いていません。
傍に居るのに分からない、悲劇的な展開になっているね。
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うでだめし伝勇伝 天才の証明
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隠成師を率いて王宮を襲撃したゾーラは隠れてルシルと隠成師の戦いを観察していました。
ゾーラの目の前でルシルが隠成師を細切れにしてしまいますが彼の眼には何をしたのか分かりませんでした。
ゾーラは気配を殺して隠れていたのですがルシルにはバレていました。
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ゾーラはルシルに向かっていきナイフを振ります。
ルシルは余裕で避けましたがゾーラはナイフを途中で投げました。
シオンに向かって飛んで行ったナイフをシオンはかわせそうにありません。
ルシルが瞬間的に移動してナイフを破壊します。
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ゾーラはここでとっておきの魔法を使う事にします。
これはゾーラが開発した魔法でローランドに存在しない魔法でした。
水の魔法をワザと天井に撃ち込み見ます。
次に氷の魔法を放ちました。
しかしルシルに迎撃されてしまいます。
ここまではゾーラの予定通りでした。
最後に隠していた雷の魔法を発動して氷の魔法に命中させました。
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魔法はルシルとシオンを雷の光で包み込みました。
ゾーラはシオンとルシルを仕留めたと確信しましたがルシルが化物ぶりを発揮します。
ルシルはゾーラの魔法の光を内側から切り裂いて出てきてしまいました。
二人とも全くダメージを受けていません。
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ゾーラはルシルに捕まってしまいます。
シオンがゾーラの目的を知りたがっていると言われてしまいます。
ルシルに勝てないと察したゾーラは素直に要求に応じる事にします。
ゾーラは話を誤魔化しながらシオンの観察を行う事にします。
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ゾーラは偶然に帰ってきたローランドで且つての仲間からシオンを殺して欲しいとお願いされたと嘘をつきます。
シオンは全く信じないでゾーラの所属を聞いてきました。
シオンはゾーラは随分前にローランドを出奔した忌破りだと知っていました。
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ゾーラは女王に雇われていると告げています。
ゾーラがライナはシオンの本性を知っているのか?と問うとシオンの様子が変化します。
ゾーラはシオンの変化に気が付いて彼を観察する事にします。
ゾーラはライナに対して、友達は選べよなーと感じてます。
ゾーラから話を聞き出す事は出来ないと判断したシオンはルシルに殺すように命じます。
しかし直後に殺すなと命じてきます。
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ゾーラの目にはシオンの中に二人の人格が存在している様に見えました。
シオンが一人で言い合いを始めてしまいます。
ゾーラはルシルにシオンは病気なのか?と質問していました。
ゾーラにはここで死ぬ気はありませんでした。
逃げようとしている彼はいきなり苦しみ始めたシオンが吐血する姿を目撃します。
問題はシオンの吐いた血が黄金色をしていた事でした。
これまで銀色だったシオンの髪が金色に変化して光始めます。
ゾーラはシオンも化物なんだと気が付きました。
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ゾーラは南大陸に生まれたローランド王の観察に来たそうです。
しかし予想外にシオンが化物だったので逃げる事にしました。
ゾーラは逃走用の『忘却破片』を用意していました。
それを投げつけて逃走を図ります。
これはローランド城三つ分くらいの範囲で爆発が起こるモノでした。
ゾーラはルシルがこの忘却破片を無効化できる事に賭けました。
かけに勝ったゾーラはローランドから逃げ出す事に成功しました。
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ゾーラは久々に彼の仕える女王の元に帰還しました。
女王に会えるのを楽しみにしています。
待っていたのはピアでした。
彼女は中央大陸に自分の組織を作り出したようです。
玉座に座っているピアの横にはぺリアも居ますね。
ゾーラはぺリアを認めていないようです。
会った矢先に喧嘩を始めていました。
ピアに止められて二人は大人しくなっています。
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ぺリアはガスタークに行っていたそうです。
そちらも問題が多いそうですが予想は出来るそうです。
ピアはゾーラにローランドで見てきたモノを説明させています。
ゾーラはローランドの闇をピアに説明する事になったようです。
ピアは世界で何が起り始めているのか理解しているようですね。
彼女はライナと関わる事になるのでしょうか?
ライナがシオンに利用されているような気がしてきましたね。
シオンはライナを助けようとしているようですが・・・どちらが真実なんでしょうね?
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伝勇伝 外伝 しょっぱいだんご
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幼い頃のフェリスがエリス家の敷地内にある森の中の岩の上で休憩していました。
そこに近所のだんごやの息子であるペールが通りかかります。
彼はフェリスの姿に一目惚れしてしまいました。
フェリスは厳しい修行に明け暮れる毎日を送っていました。
その日は修行で怪我をしたので修行が休みに成ったそうです。
ボロボロになっているフェリスの姿を見たペールは彼女が死んでいるのではと心配に成っています。
フェリスが彼に声を掛けてきました。
喉が渇いたので水を持って来いと言っています。
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ペールが混乱して動けないでいるとフェリスは美少女のお願いが聞けないのか?と問いかけてきました。
ペールが聞き返すとフェリスは自分の事を美少女と言った事が恥ずかしくなったようですよ。
フェリスからここがエリス家の敷地内だと聞かされてペールは恐れ戦く事になります。
フェリスが貴族だと知ったペールは配達に行くために近道であるエリス家の敷地内を通っていた事を謝ります。
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フェリスにはペールが平伏している理由が分かりませんでした。
彼から平民である自分は貴族であるフェリスに傅くものだと教えられてしました。
貴族は平民に対して偉そうな態度をとる事が当たり前だと教えられたフェリスは胸を反らして偉そうに見える姿を取りました。
しかし上手く威厳を示す事は出来ませんでした。
フェリスから家族と使用人以外の人間を始めて見たと聞かされたペールはフェリスの友達になる事を決意します。
フェリスからエリス家の外の世界を全く知らないと聞かされたペールはフェリスを不憫に思ったようです。
ペールが悲しそうな顔をしている事がフェリスには不思議だったようです。
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その後二人でペールが持っていた配達用のだんごとお茶を楽しむ事になります。
初めてだんごを食べたフェリスはねちゃねちゃすると言っていましたが不味くはないと言っています。
だんごを気に入ったようでした。
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ペールは毎日エリス家の森に通うようになりました。
フェリスは自分の休日は不定期なのにいつ来てもペールが居る事に気が付きます。
ペールに毎日来ているのか?と問いかけてきました。
ペールは誤魔化そうとしましたがフェリスに会うために毎日来ている事を認めます。
フェリスにはペールが何故そんな事をしているのか理解できませんでした。
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ペールはフェリスを守ると宣言しています。
しかしフェリスには彼の真意を理解する事はできませんでした。
彼女の方がペールよりも強いのですが、それでもペールは彼女の事を護ると言っていました。
エリス家の森に住んでいる野犬に襲われる事になります。
ペールはフェリスを守る為に野犬と戦う事になりました。
野犬の方が強いので彼は必死でした。
野犬の目に砂をかけて何とか撃退する事に成功しました。
フェリスは自分ならば簡単に野犬を撃退できたんだぞ、なんでそんな無駄な事をするんだ、と不思議そうにしていました。
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二人の交友は続いていましたがそれがフェリスの父親に知られる事になります。
父親はフェリスを呼び出して友達が出来たのか?と問いかけてきました。
フェリスはペールと言う友達が出来たと教えています。
父親は友達は大切にしなさいと優しくフェリスにアドバイスしています。
フェリスは素直に友達を大事にする事を受け入れています。
フェリスが去った後に父親はルシルに問いかけます。
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ルシルはエリス家には友達などと言う偽りの概念は不要ですと答えていました。
父親はルシルの返答を満足そうに聞いていました。
そしてルシルに「処分しろ」と告げます。
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翌日の訓練は休みになります。
ルシルに用事を頼んだのでその日の訓練は休みになるとフェリスは言い渡されました。
そしてお小遣いを上げるので街に遊びに行って来なさいと言われます。
初めてエリス家の外にでるフェリスはウキウキしていたようです。
彼女の頭の中には街の地図が記憶されていました。
いつかエリス家の外に出た時の為に何年も前からか何度も地図を眺めていたそうです。
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フェリスはペールの家が営んでいるだんご屋に向かいました。
無事に到着したのですが、何と声を掛けて入れば良いのか分からなくなります。
フェリスが外で迷っているとペールが店から出てきました。
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彼はこの日初めて自分でだんごを作りました。
それをフェリスに食べて貰おうと思っていました。
彼の両親もフェリスと友達に成った事を知っていてペールがフェリスを好きになった事を知っていました。
フェリスが店にやって来たので初めてフェリスの姿を見た両輪は驚いています。
彼女が余りに美少女だったのでペールでは彼女の相手は難しいのではと揶揄っていました。
フェリスはペールの店と大通りを挟んだ対岸に立っていました。
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そこに馬車が通りかかります。
ペールは馬車が通り過ぎるのを待ってからフェリスの元に駆けつけようとしていました。
フェリスが恐ろしく強大な殺気を感じとります。
馬車が走り去るとそこにはペールの死体が転がっていました。
母親の悲鳴と父親の怒声を聞く事になります。
フェリスは目の前で友達を失う事になってしまいました。
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ペールの葬儀が行われてフェリスも出席しています。
そこで彼の両親からペールの作っただんごと手紙を渡されました。
葬儀の席で関係者が泣いている事がフェリスには理解できませんでした。
この時のフェリスは涙を流す方法を知らなかったようです。
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エリス家の森の中の岩で一人に成ったフェリスは渡されただんごを食べていました。
ペールがフェリスに宛てた手紙を読んでいます。
そこにはフェリスの為に美味しいだんごを作れるように頑張るとのペールの決意表明が書いてありました。
フェリスは友達を失ったのか、と実感する事になりました。
フェリスは初めて泣く事になります。
泣きながら食べたのでだんごがショッパイじゃないか、とペールに文句を言う事になりました。
フェリスは初めて寂しいとの感情を抱きました。
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ライナとフェリスは危機的状況に陥っていました。
罠に嵌って天井が落ちてきます。
ライナが一人で必死に天井を支えていますね。
フェリスは呑気にだんごを食べてながらペールとの昔話を語らっていました。
今日はペールの命日なのでだんごを食べる必要があったそうです。
フェリスがパールと言ったのでライナは冗談だと思ったようです。
フェリスは天井斬る事にしました。
自分に無駄な苦労をさせたフェリスに対してライナは「・・・まじいつか殺す・・・」と恨み言を漏らしています。
ペールがフェリスが人間性を取り戻す契機になったようですね。
彼の実家はウィニットだんご店なんでしょうか?
悲しい話なんですがフェリスが常人程悲しんでいない様に思えるのが辛いですね。
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成分 | 美女 | 魔法 | 敵 | 恋愛 | 英雄 | 変態 |
評価 | AA | B | AA | A | C | AAA |
AmazonLink: とりあえず伝説の勇者の伝説9 全力のドロップアウト (富士見ファンタジア文庫)
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