ラノベの感想) 紙山さんの紙袋の中には 1 (HJ文庫)
概略:
高校に入学した小湊波人は3人の残念美少女に出会います。身長180セントを超える紙袋を被った少女、制服に異常な拘りを持っている美少女、アニメキャラのポップに話しかける美少女。既存の部活への入部が不可能になったので4人で新たな部活を始める事になりました。恥ずかしがりを克服する為に会話部という会話練習をする部活を作りました。休日に買い物に行ったり、夏休みに海に遊びに行ったりしています。
レーベル:HJ文庫
発行日:2020/7/1
著者:江ノ島アビス
イラスト:neropaso(ねろぱそ)
ISBN:978-4-7986-2123-4
雰囲気:変人、部活、勧誘、買い物、夏合宿、過去、寸劇、進歩
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高校に入学した小湊波人は平穏な学園生活を送りたいと思っていました。
入学式が終わりクラスに戻ってホームルームが始まり自己紹介をする事になります。
波人は無難に自己紹介を行う為に何を言うか考えています。
考えが纏まる前に自分の番が迫って来ます。
波人は前の席に座っている人の自己紹介を参考にしようと考えます。
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前の席に座っていたのは紙山さみだれという女の子でした。
身長180cmを超える女の子でスイカのように大きなおっぱいを持っています。
それだけでも注目を集めそうな容姿なんだけどもっと目立つ要素を持っていました。
彼女は紙袋を被って顔を隠していましたよ。
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極度のあがり症の彼女は滝のような汗をかいています。
全身ずぶ濡れで足元に汗だまりができています。
緊張のため上手く喋れずに言葉に詰まっていますね。
波人は汗をかき過ぎて紙袋が湿ってしまい顔に張り付いてしまった事を察します。
このままでは紙山さんが窒息死すると心配になり無理やり自分の自己紹介を始めました。
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委員長タイプと思われるクラスメートの新井陽向が紙山さんの事を心配してくれます。
クラス内で浮いてしまうと懸念した新井は紙山さんに話しかけてきます。
一緒に楽しく制服について語り合おうと誘ってきます。
良い人そうなんですが会話のチョイスが独特です。
波人は新井も変人なのではないか?と疑っています。
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新井の熱心な誘いを断ろうとして紙山さんが立ち上がります。
その時に彼女の椅子が波人の腕にぶつかってしまいます。
波人が怪我をしたと勘違いした紙山さんは彼を担いで保健室に向かう事にしました。
女の子に担がれるのね、これは貴重な経験だな。
波人を担いだ紙山さんが廊下を爆走する事になりました。
二人は注目の的になっています。
結局保健室は見つからず次の授業に遅れる事になってしまいます。
紙山さんと波人は浮いてしまったぞ。
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波乱の初日を終えた波人が帰ろうとすると紙山さんが呼び止めてきました。
命を救って貰ったお礼と怪我をさせたお詫びがしたいと言っています。
普通に呼び止めてくれれば問題なかったんだけど会話スキルが低い彼女は土下座して波人の足を掴んできました。
波人の筋力では紙山さんのパワーに抵抗する事はできませんでした。
波人はジュースを奢ってもらう事にしました。
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紙山さんが波人を担いで走り出し学校を出ていく事になりました。
町中を爆走したようです。
公園の中にある自動販売機でジュースを買ってベンチで飲む事になっています。
爆乳ちゃんとベンチに並んで座りジュースを飲んでいます。
羨ましい展開なんだけど波人は疲弊している様子です。
紙山さんが飲み終わったジュースの空き缶を弄ってますね。
会話が弾まないので照れ隠しに弄ってたみたいだね。
波人は空き缶が小さなピンポン玉みたくなっている事に気が付き戦慄しています。
波人と紙山さんは友達になりました。
紙山さんは非常に喜んでいます。
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波人たちが入学した学校には生徒全員がどこかの部活に所属しなければならないというルールがありました。
これが紙山さんを苦しめる事になります。
クラスで浮いている波人と紙山さんの事が心配な新井が合流して三人で部活見学に行く事になります。
新井は本当に面倒見が良いよな。
男女で一緒に活動できる部活にしようって事になり吹奏楽部に向かう事にしました。
吹奏楽部は勧誘が芳しくないようで三人を歓迎してくれます。
未経験なのにトランペットが吹けちゃった新井は期待の新人だったようですが入部するには至りません。
紙山さんは紙袋を被っているからなのか打楽器を選びます。
嬉しそうに叩き始めるのですがパワーがあり過ぎて楽器を破壊してしまいます。
部長から丁重に帰ってくださいとお願いされてしまいました。
他の文科系の部活も回ったのですが紙山さんの怪力があだとなり破壊の限りを尽くす結果となります。
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パワーがあるので運動部の見学にも行ったのですがここでも彼女の規格外のパワーが仇となりました。
柔道部では部長を投げ飛ばして床に埋めてしまったそうですよ。
ソフトボール部では打ったボールが破裂しました。
どの部活からも追い出されてしまった紙山さんが落ち込んでいます。
中学時代の彼女もパワーがあり過ぎてどこの部活にも断られてしまったそうです。
所属するだけの幽霊部員をさせて貰っていたそうです。
哀しそうな紙山さんを見た波人と新井は新たな部活を新設する事にしました。
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紙山さんの人見知りを治すためって名目で会話部を作る事にしました。
面倒な事はしたくないという波人の意見と新しい事をしたいという新井の意見を取り入れた結果です。
紙山さんも乗り気になっています。
担任教師の元に申請書を持っていくと創部には部員が4人必要だと言われてしまいました。
波人と新井には入部してくれる友達の当てがありませんでした。
波人には紙山さんと新井以外の友達はいないんだよね。
新井にも入部してくれそうな友達が居ないってのは意外な感じがしますね。
意外な事に紙山さんに一人心当たりがあるそうです。
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紙山さんが指名したのは名前も知らない女子でした。
その子はアニメキャラのポップとお話をしていました!!
あーちゃんというらしい魔法少女のポップに話しかけています。
波人が勧誘するとあからさまに無視されます。
男は嫌いと言っているので新井が勧誘する事になりました。
しかし新井が勧誘しても興味を示してくれません。
いつもニコニコしていて人当たりの良い新井でも心が折れそうになっています。
波人は新井に勧誘されている女の子の様子を観察していました。
波人の観察眼は大したものだね。
女の子が誰かに必要とされたがっている事を見抜きました。
新井にあなたが必要だと言われて簡単に落ちました。
天野春雨って女の子を4人目の部員として会話部が創部されました。
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空き教室を部室として使う事になりました。
新井が部長として部を運営していくのかと思われたのですが波人が司会進行を行っています。
話し合うお題を決めて会話する事になりました。
全員で意見を出し合う事になるんだけど紙山、新井、春雨はろくな意見を出してきません。
波人は部を運営していけるのか心配になっています。
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春雨は友達が欲しかったようですね。
勧誘時に波人が帰りにクレープを買い食いしようと言った事に拘りを見せます。
何事もなく部活の終了を宣言した波人に詐欺だと言って噛みついてきました。
春雨の強い要望により初日から買い食いに出かける事になりました。
美少女(紙山さんも美少女で間違いないだろ?)三人とクレープを食べに行く事になっています。
美少女三人に囲まれているんだけど恋愛要素が皆無なんだよなー。
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ゴールデンウィークに課外活動を行う事になりました。
買い物に困っているという紙山さんと春雨に買い物の練習をさせる事になりました。
休日なので私服で集まる事になります。
人混みが苦手な波人は少し遅れて集合場所に到着しました。
集合場所に近づくにつれて人が少なくなります。
波人が訝しむと紙山さんと春雨が待っていました。
紙袋を被った紙山さんとあーちゃんに話しかける春雨が異様で人が避けていたのね。
驚いた事に最後にやって来たのは新井です。
委員長タイプの彼女が遅れてきた事に波人は意外感を持っています。
遅れた理由を聞いて更に驚く事になりました。
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新井は着ていく服を選んでいて遅れてしまったと言ってます。
しかし彼女が着てきたのは制服でした!!
それを指摘すると休日用の制服だと言われてしまいます。
波人は新井も十分変態である事を認識しました。
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春雨から買い物をする事になります。
女の子三人は買い物を団体戦のように捉えています。
店に入る前に円陣を組んで叫び声を上げて気合を入れていました。
波人は三人のズレっぷりに戦慄しています。
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春雨は大きな紙山さんの背中に顔をくっつけて男性店員に見られないようにして買い物を行っています。
異様な状況に店員さんはビビっています。
波人が状況を説明して買い物を行っています。
春雨は買い物を終える事ができました。
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紙山さんが買い物を行う事になります。
彼女の抱える問題は汗かきな事でした。
商品を手に取ると汗で濡らしてしまうので全て買い取りになるそうです。
波人が肘まで覆う事ができるゴム手袋を用意していました。
紙山さんも望む商品を購入する事ができました。
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最後に新井が買い物をする事になります。
春雨は友達ができた時に備えてファッション誌をチェックしていると言っています。
自信がありそうな彼女は新井の服をコーディネートすると言っています。
春雨のセンスを疑っている波人は店員に任せる事にしました。
新井が店員に制服は無いのか?と質問しています。
困惑している店員を見かねた波人は新井に似合う服を見繕って下さいとお願いしました。
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紙山さんが文房具店に行きたいと言ってきました。
彼女にとって紙袋は服と同列のようです。
可愛い紙袋を購入していました。
波人は紙山さんが好きなクマのシールを購入してプレゼントしています。
紙山さんは大喜びしていました。
.
梅雨に入りジメジメした日が続きます。
紙山さんにとっては生死にかかわる大問題が発生する事になります。
湿気で紙袋が溶けて呼吸困難に陥る事になります。
紙山さんは紙袋の代わりに白いビニール袋を被る事にしています。
ビニール袋は薄いので薄着と言っています。
.
春雨まで紙袋を被って登校してくる事になりました。
彼女はくせ毛らしく梅雨になると髪形が爆発しています。
それを隠す意図で紙袋を被っていました。
しかし紙山さんのように慣れていないので歩くたびにぶつかっています。
春雨を心配した波人は爆発している髪形も可愛いよと言って紙袋を取らせる事に成功しました。
春雨って褒められる事に弱いよな。
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雨の日を楽しむ為に外で会話する事にします。
波人、紙山、春雨は傘をさして外に出る事になります。
しかし新井は傘をさしていませんね。
問いかけるとレインコートなので傘はささないと言われます。
新井が着ているのは制服型のレインコートでした。
波人は制服の上から普通のレインコートを着ればいいのでは?と素朴な疑問を呈します。
すると新井が焦点の合わない目で見つめてきます。
新井は雨の日は怒りっぽくなると言っていました。
波人と春雨は新井が怒っていると理解します。
彼女の狂気に触れた二人は戦慄しています。
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新井の発案で夏休みに合宿を行う事になりました。
紙山さんの叔父が海の近くで民宿をしているので海に行く事になりました。
美少女三人と海です、とても素晴らしい光景にお目にかかる事になりました。
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波人の前に水着に着替えた三人がやって来ます。
紙山さんは白のビキニで現れたのですが強烈でした。
おっぱいが大きすぎるのでマイクロビキニのようになっています。
動くとおっぱいがプルプル弾んでいます、お尻もプルプル揺れています、頭には紙袋。
紙山さんは犯罪的な魅力に溢れていますね。
紙山さんのおっぱいを注視してしまいました。
紙山さんが恥ずかしそうにそんなに見つめないでと言ってきます。
彼女が気にしていたのはお腹でした。
最近太ってしまったと言って腕でお腹を隠そうとしています。
そうすると腕の上におっぱいが乗ってしまいグラビアアイドルのエロポーズのようになっています。
波人は感激しているようですね。
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紙山さんの爆乳に見惚れている波人を春雨がエロとけなしてきます。
春雨が女の価値はおっぱいの大きさでは無いと言ってきます。
波人がそうだな、おっぱいの価値しかないなら、春雨は無価値になってしまう、と言い返しています。
春雨は無乳でした。
春雨と波人は何でも言い合える仲になっているようだね。
激高した春雨がおっぱいはあるから確かめてみろと言って水着を脱ごうとしてきました。
春雨の生乳を拝むチャンスだったのですが紙山さんが窒息仕掛けています。
春雨が紙山さんの巨大な胸を見ればいいじゃないと不貞腐れて力説したので大汗をかいてしまったようです。
注目された紙山さんは不思議そうに自分の胸はそんなに大きいのか?と聞いてきました。
紙山さんは自分のおっぱいが巨大であると自覚できてない?
新井がやって来る事でおっぱい騒動が終息しました。
新井は胸に名札が付いたスクール水着でやって来ましたよ。
制服を愛する彼女にとって水着と言えばスクール水着のようです。
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春雨と新井が海で遊び始めます。
紙袋を被っている紙山さんが脱ぐと言い出します。
波人は慌てる事になるのですが彼女が脱いだのは紙袋でした。
波人は紙山さんの素顔を見られると期待したようですが彼女は競泳用のキャップを二枚使い起用に顔を隠してきました。
残念。
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夕方になったので紙山さんの叔父さんのやっている民宿に向かいます。
玄関から呼びかけても誰も出てきません。
留守か?と思っていると後ろから声を掛けられました。
振り返ると身長2メートルを超える筋骨隆々とした紙袋が現れます。
紙山さんの叔父さんでした。
波人と春雨はそういう一族なのか?と思ったそうです。
叔父さんは裏庭で仕事をしていたそうですが蜂の巣があるそうです。
蜂取り帽が無かったので紙袋を被ったそうですよ。
常時紙袋を被っている訳ではありません。
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夕食後に庭で花火をする事になります。
最後に打ち上げ花火をする事になりました。
波人と浴衣姿の紙山さんが縁側に並んで見てますね・・・いい雰囲気と言えない事もない?
しかし最後に落ちが付きました。
打ち上げ花火の火の粉が紙山さんの紙袋に落ちてしまい煙が上がります。
波人が慌ててバケツの水を掛ける事になりました。
紙山さんは入浴する事になりました。
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泊まったのはふすまで仕切られた部屋です。
ふすまの向こうには紙山、新井、春雨が寝ているんだけど波人は覗きに行かないな?
枕が変わると寝付けないと言っているので彼女たちが気になっているって訳ではないようです。
良いのかそれで?
外に出るには波人の部屋を通過する必要があるのね。
寝付けない紙山さんが出てきて波人が起きている事に気が付きました。
二人は縁側に出て会話する事になります。
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紙山さんが紙袋を被る事になった原因を語る事になりました。
彼女の話を聞いているうちに波人は己の過去を思い出す事になりました。
紙山さんは小学生の頃から身体が大きかったそうです。
ほんのちょっと大きかったと言ってますが、実際は178センチくらいだったそうです。
身体が大きい事を揶揄われるようになり身長の事を気にし始めたそうです。
気にし始めたら身長が高い事が恥ずかしくなり人と話せなくなったそうです。
誰とも遊べなくなったから一人で遠くの公園まで遊びに行くようになったそうです。
行動力はあるのね。
そこで紙袋を被った少年にであったそうです。
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少年は背の高い紙山さんをカッコいいと褒めてくれたそうです。
嬉しくなった紙山さんは少年に背が高い事で悩んでいる事を打ち明けました。
少年は当時はやっていた変身ヒーロービックマンを持ち出し紙山さんを励ましたようだね。
紙袋を被ると強くなれると言いたかったようだ。
一緒に街を守ろうと誘ってきたそうです。
紙山さんは自信満々な少年のようになりたいと思い紙袋を被り始めたそうです。
紙袋を被り始めるとそれが常態化してしまい紙袋無しでは人前に出られなくなったそうです。
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波人は自分が紙山さんの思い出に出てきた少年だと気が付きました。
少年との出会いが無ければ紙山さんが紙袋を被る事は無かったのね。
波人は少年との出会いを恨んでいるのか?と問いかけます。
紙山さんは感謝しているようでね。
少年みたくなろうと頑張っているそうです。
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波人は紙山さんが紙袋を被る事になったのは自分の所為だと思い責任を感じています。
どうにかして紙袋を脱がせられないか?と悩み始めます。
合宿が終わってからも紙山、新井、春雨は学校に集まり部活に励んでいます。
悩める波人は部活に出なくなりました。
心配した三人からメッセージが届くのですが波人は部活に出る事が出来ません。
春雨から電話が掛かってきました。
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春雨が悩んでいるなら相談に乗ると言ってくれます。
波人は春雨と新井に相談する事にしました。
話しを聞いた二人は波人と一緒に作戦を考える事になります。
三人は紙山さんに紙袋を取ろうと思わせる為に寸劇をする事にしました。
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波人がビッグマン役で春雨が悪の魔法少女役になります。
新井は観客として近隣の子供を集める事になりました。
新井がやり過ぎる事になってしまいます。
近隣の児童会全てに声を掛け沢山の子供を連れてきました。
夕方なのでその保護者まで連れてきます。
更に火薬を使うので消防と警察まで連れてきました。
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大事になってしまいましたが波人と春雨は予定通りに寸劇を始めます。
この二人強靭な精神力を持ってますね。
やって来た紙山さんは紙袋を被りビッグマンに変身している波人と魔法少女のコスプレをしている春雨を見て困惑しています。
寸劇が始まり新井の仕掛けた火薬が派手に爆発する事になります。
マジカル皆殺しフレア!
波人と春雨はビビりながらを寸劇を続け悪の魔法少女は倒される事になりました。
派手な演出に観客は歓声をあげています。
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観客に見守られながら波人が紙山さんを説得する事になります。
最初波人は紙山さんに紙袋を取る事を勧めようと思っていたみたいです。
しかし自分が提案したのでは過去の繰り返しになると思い紙山さんの自発的行動に任せる事にしました。
紙袋を被っていても脱いでも紙山さんは紙山さんだと伝えました。
紙袋は役目を終えたんだ、自分には紙山さんの顔が透けて見えているよ、と伝えています。
ちょっとキザですね。
紙山さんは自分で結論を出す事になったぞ。
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新学期になり紙山さんが動き始めます。
新井と春雨に協力して貰い部活終わりに波人と二人っきりになります。
大事な話があると言ってきました。
波人は彼女が結論を出したと察し話を聞く事になります。
夕焼けをバックに紙山さんが紙袋を脱ぐ事になりました。
紙袋を脱いだ紙山さんが照れ笑いを浮かべながら、これからもよろしくお願いします、と言ってきました。
二人は握手する事になります。
ここで終わってれば綺麗だったんだけど落ちが付くよ。
緊張し過ぎた紙山さんは波人の手を離せなくなりました。
握った状態で手が固定されてしまったようです。
紙山さんは汗だくになって手を放そうと苦心しています。
そこに教室の見回りをしている担任教師がやってきました。
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驚いた紙山さんは波人の手を放してポケットから新しい紙袋を取り出して被っています。
その拍子に彼女の汗が波人の顔にかかっていますよ。
紙山さんの汗は塩味です。
紙山さんはまだ恥ずかしいと言ってますね。
素顔を晒すのは波人だけに限られるようです。
波人は紙袋が脱げた記念に何かを奢る事にします。
二人分だと思い気が大きくなったようです。
新井と春雨にも見てもらいたかった紙山さんは二人に待ってもらっていました。
波人は4つのクレープを買う事になりました。
まあ美少女に奢るんだから我慢だよね。
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部員の前だけとはいえ紙袋を脱ぐことができました。
次は部員以外にも素顔を晒せるようになることだね。
頑張れ紙山さん。
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美少女3人に囲まれている部活だよ。
普通なら嫉妬の対象になりそうだけど美少女たちが残念美少女なので問題になってない。
4人の関係性は完全に友達なので恋愛に発展しそうもないですが波人はラッキー過ぎると思います。
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高校に入学した小湊波人は3人の残念美少女に出会います。身長180セントを超える紙袋を被った少女、制服に異常な拘りを持っている美少女、アニメキャラのポップに話しかける美少女。既存の部活への入部が不可能になったので4人で新たな部活を始める事になりました。恥ずかしがりを克服する為に会話部という会話練習をする部活を作りました。休日に買い物に行ったり、夏休みに海に遊びに行ったりしています。
レーベル:HJ文庫
発行日:2020/7/1
著者:江ノ島アビス
イラスト:neropaso(ねろぱそ)
ISBN:978-4-7986-2123-4
雰囲気:変人、部活、勧誘、買い物、夏合宿、過去、寸劇、進歩
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名前 | 読み | 特徴 | 性別・乳サイズ |
小湊波人 | こみなと なみと | 世話焼き | 男 |
紙山さみだれ | かみやま さみだれ | 紙袋 | 爆 |
新井陽向 | あらい ひなた | 制服好き | 巨 |
天野春雨 | あまの はるさめ | ポップ好き | 貧 |
高校に入学した小湊波人は平穏な学園生活を送りたいと思っていました。
入学式が終わりクラスに戻ってホームルームが始まり自己紹介をする事になります。
波人は無難に自己紹介を行う為に何を言うか考えています。
考えが纏まる前に自分の番が迫って来ます。
波人は前の席に座っている人の自己紹介を参考にしようと考えます。
.
前の席に座っていたのは紙山さみだれという女の子でした。
身長180cmを超える女の子でスイカのように大きなおっぱいを持っています。
それだけでも注目を集めそうな容姿なんだけどもっと目立つ要素を持っていました。
彼女は紙袋を被って顔を隠していましたよ。
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極度のあがり症の彼女は滝のような汗をかいています。
全身ずぶ濡れで足元に汗だまりができています。
緊張のため上手く喋れずに言葉に詰まっていますね。
波人は汗をかき過ぎて紙袋が湿ってしまい顔に張り付いてしまった事を察します。
このままでは紙山さんが窒息死すると心配になり無理やり自分の自己紹介を始めました。
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委員長タイプと思われるクラスメートの新井陽向が紙山さんの事を心配してくれます。
クラス内で浮いてしまうと懸念した新井は紙山さんに話しかけてきます。
一緒に楽しく制服について語り合おうと誘ってきます。
良い人そうなんですが会話のチョイスが独特です。
波人は新井も変人なのではないか?と疑っています。
.
新井の熱心な誘いを断ろうとして紙山さんが立ち上がります。
その時に彼女の椅子が波人の腕にぶつかってしまいます。
波人が怪我をしたと勘違いした紙山さんは彼を担いで保健室に向かう事にしました。
女の子に担がれるのね、これは貴重な経験だな。
波人を担いだ紙山さんが廊下を爆走する事になりました。
二人は注目の的になっています。
結局保健室は見つからず次の授業に遅れる事になってしまいます。
紙山さんと波人は浮いてしまったぞ。
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波乱の初日を終えた波人が帰ろうとすると紙山さんが呼び止めてきました。
命を救って貰ったお礼と怪我をさせたお詫びがしたいと言っています。
普通に呼び止めてくれれば問題なかったんだけど会話スキルが低い彼女は土下座して波人の足を掴んできました。
波人の筋力では紙山さんのパワーに抵抗する事はできませんでした。
波人はジュースを奢ってもらう事にしました。
.
紙山さんが波人を担いで走り出し学校を出ていく事になりました。
町中を爆走したようです。
公園の中にある自動販売機でジュースを買ってベンチで飲む事になっています。
爆乳ちゃんとベンチに並んで座りジュースを飲んでいます。
羨ましい展開なんだけど波人は疲弊している様子です。
紙山さんが飲み終わったジュースの空き缶を弄ってますね。
会話が弾まないので照れ隠しに弄ってたみたいだね。
波人は空き缶が小さなピンポン玉みたくなっている事に気が付き戦慄しています。
波人と紙山さんは友達になりました。
紙山さんは非常に喜んでいます。
.
波人たちが入学した学校には生徒全員がどこかの部活に所属しなければならないというルールがありました。
これが紙山さんを苦しめる事になります。
クラスで浮いている波人と紙山さんの事が心配な新井が合流して三人で部活見学に行く事になります。
新井は本当に面倒見が良いよな。
男女で一緒に活動できる部活にしようって事になり吹奏楽部に向かう事にしました。
吹奏楽部は勧誘が芳しくないようで三人を歓迎してくれます。
未経験なのにトランペットが吹けちゃった新井は期待の新人だったようですが入部するには至りません。
紙山さんは紙袋を被っているからなのか打楽器を選びます。
嬉しそうに叩き始めるのですがパワーがあり過ぎて楽器を破壊してしまいます。
部長から丁重に帰ってくださいとお願いされてしまいました。
他の文科系の部活も回ったのですが紙山さんの怪力があだとなり破壊の限りを尽くす結果となります。
.
パワーがあるので運動部の見学にも行ったのですがここでも彼女の規格外のパワーが仇となりました。
柔道部では部長を投げ飛ばして床に埋めてしまったそうですよ。
ソフトボール部では打ったボールが破裂しました。
どの部活からも追い出されてしまった紙山さんが落ち込んでいます。
中学時代の彼女もパワーがあり過ぎてどこの部活にも断られてしまったそうです。
所属するだけの幽霊部員をさせて貰っていたそうです。
哀しそうな紙山さんを見た波人と新井は新たな部活を新設する事にしました。
.
紙山さんの人見知りを治すためって名目で会話部を作る事にしました。
面倒な事はしたくないという波人の意見と新しい事をしたいという新井の意見を取り入れた結果です。
紙山さんも乗り気になっています。
担任教師の元に申請書を持っていくと創部には部員が4人必要だと言われてしまいました。
波人と新井には入部してくれる友達の当てがありませんでした。
波人には紙山さんと新井以外の友達はいないんだよね。
新井にも入部してくれそうな友達が居ないってのは意外な感じがしますね。
意外な事に紙山さんに一人心当たりがあるそうです。
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紙山さんが指名したのは名前も知らない女子でした。
その子はアニメキャラのポップとお話をしていました!!
あーちゃんというらしい魔法少女のポップに話しかけています。
波人が勧誘するとあからさまに無視されます。
男は嫌いと言っているので新井が勧誘する事になりました。
しかし新井が勧誘しても興味を示してくれません。
いつもニコニコしていて人当たりの良い新井でも心が折れそうになっています。
波人は新井に勧誘されている女の子の様子を観察していました。
波人の観察眼は大したものだね。
女の子が誰かに必要とされたがっている事を見抜きました。
新井にあなたが必要だと言われて簡単に落ちました。
天野春雨って女の子を4人目の部員として会話部が創部されました。
.
空き教室を部室として使う事になりました。
新井が部長として部を運営していくのかと思われたのですが波人が司会進行を行っています。
話し合うお題を決めて会話する事になりました。
全員で意見を出し合う事になるんだけど紙山、新井、春雨はろくな意見を出してきません。
波人は部を運営していけるのか心配になっています。
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春雨は友達が欲しかったようですね。
勧誘時に波人が帰りにクレープを買い食いしようと言った事に拘りを見せます。
何事もなく部活の終了を宣言した波人に詐欺だと言って噛みついてきました。
春雨の強い要望により初日から買い食いに出かける事になりました。
美少女(紙山さんも美少女で間違いないだろ?)三人とクレープを食べに行く事になっています。
美少女三人に囲まれているんだけど恋愛要素が皆無なんだよなー。
.
ゴールデンウィークに課外活動を行う事になりました。
買い物に困っているという紙山さんと春雨に買い物の練習をさせる事になりました。
休日なので私服で集まる事になります。
人混みが苦手な波人は少し遅れて集合場所に到着しました。
集合場所に近づくにつれて人が少なくなります。
波人が訝しむと紙山さんと春雨が待っていました。
紙袋を被った紙山さんとあーちゃんに話しかける春雨が異様で人が避けていたのね。
驚いた事に最後にやって来たのは新井です。
委員長タイプの彼女が遅れてきた事に波人は意外感を持っています。
遅れた理由を聞いて更に驚く事になりました。
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新井は着ていく服を選んでいて遅れてしまったと言ってます。
しかし彼女が着てきたのは制服でした!!
それを指摘すると休日用の制服だと言われてしまいます。
波人は新井も十分変態である事を認識しました。
.
春雨から買い物をする事になります。
女の子三人は買い物を団体戦のように捉えています。
店に入る前に円陣を組んで叫び声を上げて気合を入れていました。
波人は三人のズレっぷりに戦慄しています。
.
春雨は大きな紙山さんの背中に顔をくっつけて男性店員に見られないようにして買い物を行っています。
異様な状況に店員さんはビビっています。
波人が状況を説明して買い物を行っています。
春雨は買い物を終える事ができました。
.
紙山さんが買い物を行う事になります。
彼女の抱える問題は汗かきな事でした。
商品を手に取ると汗で濡らしてしまうので全て買い取りになるそうです。
波人が肘まで覆う事ができるゴム手袋を用意していました。
紙山さんも望む商品を購入する事ができました。
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最後に新井が買い物をする事になります。
春雨は友達ができた時に備えてファッション誌をチェックしていると言っています。
自信がありそうな彼女は新井の服をコーディネートすると言っています。
春雨のセンスを疑っている波人は店員に任せる事にしました。
新井が店員に制服は無いのか?と質問しています。
困惑している店員を見かねた波人は新井に似合う服を見繕って下さいとお願いしました。
.
紙山さんが文房具店に行きたいと言ってきました。
彼女にとって紙袋は服と同列のようです。
可愛い紙袋を購入していました。
波人は紙山さんが好きなクマのシールを購入してプレゼントしています。
紙山さんは大喜びしていました。
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梅雨に入りジメジメした日が続きます。
紙山さんにとっては生死にかかわる大問題が発生する事になります。
湿気で紙袋が溶けて呼吸困難に陥る事になります。
紙山さんは紙袋の代わりに白いビニール袋を被る事にしています。
ビニール袋は薄いので薄着と言っています。
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春雨まで紙袋を被って登校してくる事になりました。
彼女はくせ毛らしく梅雨になると髪形が爆発しています。
それを隠す意図で紙袋を被っていました。
しかし紙山さんのように慣れていないので歩くたびにぶつかっています。
春雨を心配した波人は爆発している髪形も可愛いよと言って紙袋を取らせる事に成功しました。
春雨って褒められる事に弱いよな。
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雨の日を楽しむ為に外で会話する事にします。
波人、紙山、春雨は傘をさして外に出る事になります。
しかし新井は傘をさしていませんね。
問いかけるとレインコートなので傘はささないと言われます。
新井が着ているのは制服型のレインコートでした。
波人は制服の上から普通のレインコートを着ればいいのでは?と素朴な疑問を呈します。
すると新井が焦点の合わない目で見つめてきます。
新井は雨の日は怒りっぽくなると言っていました。
波人と春雨は新井が怒っていると理解します。
彼女の狂気に触れた二人は戦慄しています。
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新井の発案で夏休みに合宿を行う事になりました。
紙山さんの叔父が海の近くで民宿をしているので海に行く事になりました。
美少女三人と海です、とても素晴らしい光景にお目にかかる事になりました。
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波人の前に水着に着替えた三人がやって来ます。
紙山さんは白のビキニで現れたのですが強烈でした。
おっぱいが大きすぎるのでマイクロビキニのようになっています。
動くとおっぱいがプルプル弾んでいます、お尻もプルプル揺れています、頭には紙袋。
紙山さんは犯罪的な魅力に溢れていますね。
紙山さんのおっぱいを注視してしまいました。
紙山さんが恥ずかしそうにそんなに見つめないでと言ってきます。
彼女が気にしていたのはお腹でした。
最近太ってしまったと言って腕でお腹を隠そうとしています。
そうすると腕の上におっぱいが乗ってしまいグラビアアイドルのエロポーズのようになっています。
波人は感激しているようですね。
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紙山さんの爆乳に見惚れている波人を春雨がエロとけなしてきます。
春雨が女の価値はおっぱいの大きさでは無いと言ってきます。
波人がそうだな、おっぱいの価値しかないなら、春雨は無価値になってしまう、と言い返しています。
春雨は無乳でした。
春雨と波人は何でも言い合える仲になっているようだね。
激高した春雨がおっぱいはあるから確かめてみろと言って水着を脱ごうとしてきました。
春雨の生乳を拝むチャンスだったのですが紙山さんが窒息仕掛けています。
春雨が紙山さんの巨大な胸を見ればいいじゃないと不貞腐れて力説したので大汗をかいてしまったようです。
注目された紙山さんは不思議そうに自分の胸はそんなに大きいのか?と聞いてきました。
紙山さんは自分のおっぱいが巨大であると自覚できてない?
新井がやって来る事でおっぱい騒動が終息しました。
新井は胸に名札が付いたスクール水着でやって来ましたよ。
制服を愛する彼女にとって水着と言えばスクール水着のようです。
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春雨と新井が海で遊び始めます。
紙袋を被っている紙山さんが脱ぐと言い出します。
波人は慌てる事になるのですが彼女が脱いだのは紙袋でした。
波人は紙山さんの素顔を見られると期待したようですが彼女は競泳用のキャップを二枚使い起用に顔を隠してきました。
残念。
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夕方になったので紙山さんの叔父さんのやっている民宿に向かいます。
玄関から呼びかけても誰も出てきません。
留守か?と思っていると後ろから声を掛けられました。
振り返ると身長2メートルを超える筋骨隆々とした紙袋が現れます。
紙山さんの叔父さんでした。
波人と春雨はそういう一族なのか?と思ったそうです。
叔父さんは裏庭で仕事をしていたそうですが蜂の巣があるそうです。
蜂取り帽が無かったので紙袋を被ったそうですよ。
常時紙袋を被っている訳ではありません。
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夕食後に庭で花火をする事になります。
最後に打ち上げ花火をする事になりました。
波人と浴衣姿の紙山さんが縁側に並んで見てますね・・・いい雰囲気と言えない事もない?
しかし最後に落ちが付きました。
打ち上げ花火の火の粉が紙山さんの紙袋に落ちてしまい煙が上がります。
波人が慌ててバケツの水を掛ける事になりました。
紙山さんは入浴する事になりました。
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泊まったのはふすまで仕切られた部屋です。
ふすまの向こうには紙山、新井、春雨が寝ているんだけど波人は覗きに行かないな?
枕が変わると寝付けないと言っているので彼女たちが気になっているって訳ではないようです。
良いのかそれで?
外に出るには波人の部屋を通過する必要があるのね。
寝付けない紙山さんが出てきて波人が起きている事に気が付きました。
二人は縁側に出て会話する事になります。
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紙山さんが紙袋を被る事になった原因を語る事になりました。
彼女の話を聞いているうちに波人は己の過去を思い出す事になりました。
紙山さんは小学生の頃から身体が大きかったそうです。
ほんのちょっと大きかったと言ってますが、実際は178センチくらいだったそうです。
身体が大きい事を揶揄われるようになり身長の事を気にし始めたそうです。
気にし始めたら身長が高い事が恥ずかしくなり人と話せなくなったそうです。
誰とも遊べなくなったから一人で遠くの公園まで遊びに行くようになったそうです。
行動力はあるのね。
そこで紙袋を被った少年にであったそうです。
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少年は背の高い紙山さんをカッコいいと褒めてくれたそうです。
嬉しくなった紙山さんは少年に背が高い事で悩んでいる事を打ち明けました。
少年は当時はやっていた変身ヒーロービックマンを持ち出し紙山さんを励ましたようだね。
紙袋を被ると強くなれると言いたかったようだ。
一緒に街を守ろうと誘ってきたそうです。
紙山さんは自信満々な少年のようになりたいと思い紙袋を被り始めたそうです。
紙袋を被り始めるとそれが常態化してしまい紙袋無しでは人前に出られなくなったそうです。
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波人は自分が紙山さんの思い出に出てきた少年だと気が付きました。
少年との出会いが無ければ紙山さんが紙袋を被る事は無かったのね。
波人は少年との出会いを恨んでいるのか?と問いかけます。
紙山さんは感謝しているようでね。
少年みたくなろうと頑張っているそうです。
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波人は紙山さんが紙袋を被る事になったのは自分の所為だと思い責任を感じています。
どうにかして紙袋を脱がせられないか?と悩み始めます。
合宿が終わってからも紙山、新井、春雨は学校に集まり部活に励んでいます。
悩める波人は部活に出なくなりました。
心配した三人からメッセージが届くのですが波人は部活に出る事が出来ません。
春雨から電話が掛かってきました。
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春雨が悩んでいるなら相談に乗ると言ってくれます。
波人は春雨と新井に相談する事にしました。
話しを聞いた二人は波人と一緒に作戦を考える事になります。
三人は紙山さんに紙袋を取ろうと思わせる為に寸劇をする事にしました。
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波人がビッグマン役で春雨が悪の魔法少女役になります。
新井は観客として近隣の子供を集める事になりました。
新井がやり過ぎる事になってしまいます。
近隣の児童会全てに声を掛け沢山の子供を連れてきました。
夕方なのでその保護者まで連れてきます。
更に火薬を使うので消防と警察まで連れてきました。
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大事になってしまいましたが波人と春雨は予定通りに寸劇を始めます。
この二人強靭な精神力を持ってますね。
やって来た紙山さんは紙袋を被りビッグマンに変身している波人と魔法少女のコスプレをしている春雨を見て困惑しています。
寸劇が始まり新井の仕掛けた火薬が派手に爆発する事になります。
マジカル皆殺しフレア!
波人と春雨はビビりながらを寸劇を続け悪の魔法少女は倒される事になりました。
派手な演出に観客は歓声をあげています。
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観客に見守られながら波人が紙山さんを説得する事になります。
最初波人は紙山さんに紙袋を取る事を勧めようと思っていたみたいです。
しかし自分が提案したのでは過去の繰り返しになると思い紙山さんの自発的行動に任せる事にしました。
紙袋を被っていても脱いでも紙山さんは紙山さんだと伝えました。
紙袋は役目を終えたんだ、自分には紙山さんの顔が透けて見えているよ、と伝えています。
ちょっとキザですね。
紙山さんは自分で結論を出す事になったぞ。
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新学期になり紙山さんが動き始めます。
新井と春雨に協力して貰い部活終わりに波人と二人っきりになります。
大事な話があると言ってきました。
波人は彼女が結論を出したと察し話を聞く事になります。
夕焼けをバックに紙山さんが紙袋を脱ぐ事になりました。
紙袋を脱いだ紙山さんが照れ笑いを浮かべながら、これからもよろしくお願いします、と言ってきました。
二人は握手する事になります。
ここで終わってれば綺麗だったんだけど落ちが付くよ。
緊張し過ぎた紙山さんは波人の手を離せなくなりました。
握った状態で手が固定されてしまったようです。
紙山さんは汗だくになって手を放そうと苦心しています。
そこに教室の見回りをしている担任教師がやってきました。
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驚いた紙山さんは波人の手を放してポケットから新しい紙袋を取り出して被っています。
その拍子に彼女の汗が波人の顔にかかっていますよ。
紙山さんの汗は塩味です。
紙山さんはまだ恥ずかしいと言ってますね。
素顔を晒すのは波人だけに限られるようです。
波人は紙袋が脱げた記念に何かを奢る事にします。
二人分だと思い気が大きくなったようです。
新井と春雨にも見てもらいたかった紙山さんは二人に待ってもらっていました。
波人は4つのクレープを買う事になりました。
まあ美少女に奢るんだから我慢だよね。
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部員の前だけとはいえ紙袋を脱ぐことができました。
次は部員以外にも素顔を晒せるようになることだね。
頑張れ紙山さん。
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美少女3人に囲まれている部活だよ。
普通なら嫉妬の対象になりそうだけど美少女たちが残念美少女なので問題になってない。
4人の関係性は完全に友達なので恋愛に発展しそうもないですが波人はラッキー過ぎると思います。
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美少女 | 変態 | 恋愛 | 友情 | ラッキースケベ |
AAA | AAA | C | AAA | A |
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