ラノベの感想) 妹さえいればいい。第13巻 (ガガガ文庫)

概略:
大学でサークルに入った千尋が姫になってしまいます。恋愛問題でサークルが崩壊する事を恐れた千尋が春斗に助っ人を頼む事になりました。出版社に就職した京はラノベレーベルの立ち上げに関わる事になりギフト出版と揉めた新人作家の担当になります。悩める京が春斗に助言を求める事になります。京との仲が進展しない事に悩む春斗に伊月がアドバイスを送ります。伊月の思惑と春斗の情熱が京の決断を促す事になりました。

レーベル:ガガガ文庫
発行日:2019/9/23
著者:平川 読
イラスト:カントク
ISBN:978-4-09-451807-8
雰囲気:卒業旅行、新社会人、教育担当、TRPG、偽装彼氏、初担当、デート、夏休み、結婚式
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千尋が高校の同級生と卒業旅行に行きます。
温泉リゾートに来てますね。
複数の露天風呂があり全裸で自然溢れる野外を移動しています。
千尋は那由多が全裸好きなのも分かると感じています。
千尋が全裸好きになる可能性はあるのだろうか?
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京がブランチヒルに入社しました。
新卒の同期が沖縄営業所にしか居ないと聞いて心細さを感じていますが、教育係になった先輩が話しやすかったのでちょっと安心してますね。
京の教育係になったのは伊月の初恋の人三田洞彩音でした。
彩音がライトノベルの編集者になったのは伊月がきっかけだったと聞いて心がざわついています。
ギフト出版で鍛えられた京は即戦力になると彩音は大喜びしてました。
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京は期待の新人のようです。
ブランチヒルの社長が特別な歓迎会を開いてくれます。
彩音に社長の待つ居酒屋に連れて行かれました。
社長が誰なのか知らなかった京は自分を面接した人物が社長だと聞いて驚いています。
城ケ峰信長は京に期待しているようだぞ。
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信長と彩音は前職の上司と部下として出会ったそうです。
新卒だった彩音の教育担当が信長だったそうです。
信長はその当時独立を考えていて辞める前に新人を一人前にしようと考えスパルタで教育したようです。
扱いが難しい作家の担当を任せたそうです。
作家の無茶な要求に耐え何とか出版に漕ぎつけたそうですが午前3時に信長に呼び出されてダメ出しをされたそうですよ。
彩音は信長に対して殺意を抱いたそうです。
首を絞めるだけの体力が残ってなかったので凶行に走れなかったと怖い笑顔で言っています。
今では信長の指導方針に感謝しているそうですよ。
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信長が独立した時に頼りにしていた編集者が家庭の事情で辞めてしまい急遽編集者が必要になったそうです。
有能な人材を引き抜くのは悪いと思いポンコツな彩音を誘ったと教えてくれました。
彩音はそんな理由で誘われたの!!と憤りを示しています。
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彩音が信長の会社への転職を決めた動機は面白い事が出来そうだからだそうです。
給料は安いそうですが福利厚生がしっかりしているので大乗だろうと判断したそうです。
京には適当な理由で転職したように感じられたようですね不思議そうにしています。
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信長に起業した理由を聞くと彼は何となくと答えました。
起業したいとの野心を抱いていたわけではないそうです。
ふいに面白い事がしたくなり起業したそうですよ。
京は驚いています。
今の信長は面白い人物が面白い事をやっているのを近くから見物するのが趣味なんだそうです。
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信長が京になりたい編集者を目指して欲しいと言ってきました。
京は目指すべき方向性を自分で決めていかなければならないと知り悩み始めています。
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伊月、京、春斗、那由多、千尋が集まりゲームをする事になります。
二つのワードを決めて1枚にだけ違うワードを書き誰が持っているかを当てるゲームをしています。
このゲームの中で那由多がセックスとすもうと書きました。
ゲーム中は参加者が会話を交わして相手の持っている紙に書いてあるワードを探り合います。
この会話中に千尋がセックスに興味がある事が判明しました。
京と千尋が処女って事も判明しているぜ。
春斗が羨ましいね、いずれこいつが手に入れる事になるんだろ・・・
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京は彩音の元でラノベレーベルの立ち上げに参加する事になっています。
ネット小説を読んでオファーを出す作家を探していました。
春斗から面白いと評判の作品を教えて貰ったので読んでみる事にします。
彩音が既にオファーを出して断られたと教えてくれます。
ダメもとでもう一度オファーしてみる分には止めないと言ってくれたので京はメールを出す事にしました。
驚いた事に京の誘いに乗って来ましたよ。
ブランチヒルから出版する事を快諾してくれました。
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京は作者の漬物ステーキに会いに行く事になりました。
待ち合わせの喫茶店に現れたのはギフト出版と揉めて出入り禁止になった御坂蒼真でした。
同期受賞の青葉の小説が評価されたのに触発されてネット小説を書き始めたそうです。
ペンネームを適当につけ過ぎたと感じた蒼真は本名の和泉と呼んでもらう事にしました。
和泉は早速我儘を言ってきたよ、京が担当してくれなきゃ出版しないと言ってきました。
京は彩音に報告する事にしました。
京は和泉がギフト出版と揉めた事がある事を教えました。
彩音は京を担当にする事を決めますが不安を感じているようです。
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千尋が大学のTRPGサークルに入りました。
千尋を含めて15人で活動しているそうですが女の子は千尋一人です。
千尋はオタサーの姫になってしまいました。
千尋を彼女にしようと男子メンバーが駆け引きを始めているようです。
一人のメンバーが千尋に彼氏が居るのか聞いてきました。
ここで正直に居ないと答えてしまうと告白されそうだったので居ると嘘を吐いてしまいます。
そこで諦めてくれれば良かったのですがどんな相手か聞かれて社会人と付き合っていると言ってしまいます。
3年前から付き合っていると話を盛ってしまったのでロリコン疑惑を持たれてしまいました。
相手として春斗を想定していた千尋は向きになってしまいます、相手を紹介する事になってしまいます。
困り果てた千尋は春斗に相談する事にしました。
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バカなのと冷たい返事を返した春斗だったのですが大学時代に恋愛関係のもつれからサークル崩壊を経験しています。
千尋に同じ経験をさせたく無いと思った優しい春斗は偽彼氏を演じる事にします。
千尋と入念な打ち合わせをしてますね。
千尋は恋人っぽく春斗の本名の晴彦さんと呼ぶ事にしました。
家族以外から名前を呼ばれて春斗が照れています。
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完璧な偽装を施せたと二人は考えていたようですが甘々でしたよ。
千尋の彼氏である松尾晴彦は外資系企業のサラリーマンって設定にしています。
会社員が平日の昼間から大学にやって来るのは不可思議です。
それを指摘されてしまい偽装が破綻してしまいます。
春斗は不和春斗ってペンネームでライトノベルを書いている事を教えました。
春斗はそれ程知名度が無いと思っていたようですが意外や意外、千尋を狙っていたサークルメンバー達は皆春斗の著書のファンだったよ。
春斗の描く世界のメカデザインが凝っていると絶賛してくれます。
集まっていたのが工学部の学生ばかりなので春斗は困っているメカ設定について相談しています。
TRPGの話でも意気投合してしまい千尋だけが話に付いていけなくなりました。
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千尋の偽彼氏として嘘の補強が目的だったのですが春斗がサークルメンバーと友達になってしまいましたよ。
誘ってくれた事を大喜びしている春斗に千尋が白い眼を向けています。
メンバーと触れ合った春斗は正直に話す事を勧めました。
千尋も承諾するのですが不安そうにしています。
春斗はサークルを維持するにはメンバー全員が心を砕くべきだと諭します。
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納得した千尋は晴彦とは付き合っていないと事実を教える事を決めました。
千尋が本当の彼氏になってくれませんか?と言って再度告白してきました。
春斗は千尋の想いには応えられないと返答します。
メゲナイ千尋は春斗を晴彦さんと呼ぶ事にすると宣言しました。
春斗は女の子って怖いと感じています。
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伊月が実家に帰ってくると千尋が栞におっぱいを与えていました。
伊月は疲れすぎで自分の目と脳がおかしくなった事を疑いましたが違いました。
伊月が居ると知った千尋が悲鳴をあげています。
伊月は千尋におっぱいが出るのか?と問いかけています。
千尋は真っ赤になって「出るわけないでしょ!!」と叫びます。
栞が泣き出してしまったので二人であやす事になります。
おっぱいを上げていた理由を聞くとおっぱいをしゃぶらせると栞が泣き止むと教えられます。
更に栞にしゃぶってもら事でおっぱいが大きくなることを期待していたそうです。
伊月は千尋がそこまで思い詰めていたのかと戦慄する事になりました。
栞が再び泣き出したので伊月がおっぱいを与えてみる事にします。
そしたら栞は嬉しそうに伊月のおっぱいをしゃぶっていますね。
千尋は自分のおっぱいは男のおっぱいと同ランクなのかと落ち込んでいます。
おっぱいをしゃぶられてる伊月が母性に目覚めようとしてますよ。
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和泉の担当になった京は早速出版に向けてメールで意見交換を始めます。
イラスト担当を話し合うのですが和泉の指定してきた作家は全て断られる事になります。
京が上げた候補の中からイラスト担当を選ぶことになりました。
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伊月がギフト出版に行くと会議室のある4階のロビーに人だかりができていました。
何事だと思い覗いてみるとコスプレをした撫子のミニライブが開かれていました。
土岐に話を聞くと京がバイトを辞めてしまい編集部の雰囲気が暗くなったそうです。
そこで撫子に慰問に来てもらっているそうです。
コスプレ好きの編集者が撫子の為に衣装を作っているそうです。
伊月は大丈夫なのか?と心配になっていましたが編集長の神戸もライブに参加して撫子を応援していました。
ギフト出版の社長まで撫子の応援をしています。
伊月はギフト出版の行く末に不安を覚えています。
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伊月の存在に気が付いた撫子が駆け寄って来ます。
撫子は伊月が以前のように狂喜していない事をを訝しんでいます。
伊月は何気ない感じで本当の妹ができたから赤の他人を疑似妹扱いする遊びはもう卒業したんだと言ってしまいました。
赤の他人と言われた撫子は物凄いショックを受けたようですが伊月は気が付きませんでした。
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伊月が持ってきた新作の原稿を読んだ土岐が手放しで褒めてくれます。
伊月の作家としての能力が向上した事を感じ取った土岐は編集者としてこれ以上伊月にしてやれることが有るのだろうか?と悩み始めます。
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伊月から衝撃の言葉を受け取ってしまった撫子は小説を書き始めました。
木曽がそれを土岐に見せてくれます。
撫子が書いた小説だと知った土岐は出版しようと言い出しています。
土岐は撫子のファンになったようです。
木曽に落ち着いてくださいと言われて冷静さを取り戻しました。
二人とも子供の書いた小説と思い内容を注視してないようですね。
最後の文がとても恐ろしいです。
撫子は闇落ちしたようだぞ。
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京の配慮が足りなかったようですが些細な行き違いから和泉との関係を悪化させてしまいます。
京は文庫出版にあたりネットに掲載されていた原稿の改稿を依頼したのですが和泉がそれを拒否しました。
自分の意見が受け入れられないならば出版しないとまで言い出します。
既に動き出してしまっている企画を止められる筈もなく京は和泉の我儘ぶりに憤りを感じています。
ギスギスしたメールを出そうとしている京を彩音が止める事になります。
京が和泉の我儘ぶりを報告すると彩音は自分も交えて彼に会ってみる事を決めます。
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副編集長の彩音を前にして和泉は緊張している様子です。
彩音は自分たちの不手際を詫びて話し始めます。
京は不服そうにしていましたが和泉に伝える内容に不足があった事を指摘されています。
和泉が指定したイラストレーターはゲーム会社に所属しているのでオファーが出せなかった事を説明しました。
和解が済むと彩音がケーキを頼もうと言い出します。
作家との打ち合わせで注文したものは経費で落ちるので存分に美味しい物を頼むと良いよと教えてくれます。
京と和泉は戸惑っているようですが其々注文をしています。
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彩音はどんな小説が好きなのと和泉に聞き始めます。
京にもどんな作品が好きなのか聞いてきました。
雑談が始まると話が盛り上がり和泉の態度が軟化していきます。
和泉になんでギフト出版と揉めたのか聞いてみてますね。
長い事話したようです。
雑談が終わると和泉は京と彩音を信用するようになっていました。
原稿を直してみると言って別れる事になりました。
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彩音は和泉の事を素直な少年と評価しています。
彼女は和泉が京に対して反抗的な態度を取っていた理由に最初から気付いていたようです。
和泉はギフト出版の担当者が自分の意見を聞いてくれないと思い込み編集者を信用できなくなったようです。
京も似たような態度を取ったので編集者は皆同じだと思ったそうです。
彩音の鮮やかな手腕を見た京は落ち込む事になりました。
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会社に戻った京は信長と遭遇します。
京が落ち込んでいると見た信長は悩みを聞く事にします。
京からどうしたら彩音のような編集者になれるか聞かれています。
信長は誰も彩音の真似はできないと返答します。
信長は彩音の事を人の心にすり寄る天才だと評しています。
ポンコツだから彩音を引き抜いたと言っていたのですがあれは嘘だったようです。
信長は彩音の才能を認めていました。
本人は彩音も彼の本心を理解していると思っているようなので京は忠告する事にします。
京はたまには彩音を褒めた方が良いとアドバイスして彩音が本心から信長を嫌っている事を教えました。
聞かされた信長は焦っているようです。
京は一流の編集者である信長と彩音の間でも意思疎通に齟齬が生じると知り益々悩む事になりました。
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悩める京が那由多と混浴する事になります。
いつもなら反撃して那由多をひーひー言わせているそうですが京は反撃できません。
那由多が春斗からのデートの誘いはどうなったのか聞いてきました。
京は仕事にかまけて春斗からの誘いを忘れていた事を思い出します。
自分の至らなさを感じながら春斗の誘いに乗る事にしました。
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京からデートOKの返事が来た春斗は大喜びしています。
奇声を上げて喜んでいたので妹(モンスター美少女)に叱られています。
京から場所は任せると言われてしまい悩む事になります。
悩んだ末に伊月にアドバイスを求める事にしました。
思惑のある伊月は春斗に最高の店を紹介する事にしました。
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春斗に会った京は仕事のアドバイスを貰う事にします。
春斗は若干がっかりしてますが彼女に頼られている事を嬉しく思い真摯なアドバイスをする事にします。
京がどんな編集者に担当して欲しいか?聞いてきました。
春斗は自分の経験や業界で起こった失敗談を交えてホウレンソウが重要だと教えました。
細かな報告を送り合う事で齟齬を減らせると教えます。
仕事の話ばかりなのですがそれなりに会話は盛り上がったみたいです。
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春斗の話を聞いても京の心は晴れませんでした。
悩める京を前にして何もできない事に春斗が爆発してしまいます。
ちょっと自棄になっているようですよ。
突然、ヤリチン王子になりてー、と叫びました。
余りなセリフに京はおろおろしています。
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春斗は弱っている京にキスしてホテルに連れ込む度胸が無い自分を嘆いています。
そうなれない自分に嫌気が指しているようです。
行動に出られないが告白する事はできると言って京に好きだと告白しています。
感情に任せた告白だったのが良かったようだね。
京は春斗の事を好きだと伝える事にします。
しかしすぐに恋愛関係になれないと言っています。
正直すぎる彼女は今は仕事が一番重要だと告げます。
一人前になるまで待っていて欲しいと言っています。
その間に自分に愛想を尽かして初か千尋と付き合う事にしても構わない。
自分が一人前になった時に春斗が京の事をまだ好きだったら付き合ってくださいと言ってきました。
春斗は京の事を待つと宣言しています。
物凄ーく良い雰囲気なんだけど二人は約束を交わしただけで別れる事になりました。
ドラマのようだ、純愛過ぎてヤバい。
あそこまでデレている京を前にして我慢できる春斗が凄すぎます。
二人とも全力で主人公をしていますよ。
誰もが憧れる理想的な恋愛の様に思えます。
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彩音が立ち上げたブランチヒル文庫は無事創刊される事になりました。
京が担当した和泉の作品も好評で重版が掛かる事になっています。
順調そうなんですが京は悩んでいますよ。
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遅い夏休みを取った京に合わせて伊月たちは旅行に行く事にします。
向かったのは千尋が卒業旅行で言ってきた温泉リゾートです。
遊園地とプールも併設されています。
伊月たちはプールを楽しむ事になりました。
参加者は京、伊月、那由多、春斗、千尋、初、青葉です。
千尋は夏休み中なんですが新学期が始まっている青葉は学校をサボって参加しています。
良いのか?
絶叫系のウォータースライダーを楽しんだようですが伊月がグロッキー状態になっています。
那由多は平気な顔で次のスライダーを選んでいます。
伊月と京と青葉は休憩する事を選択しました。
春斗は初と千尋に両側から抱き着かれ連れて行かれています。
千尋が大胆な水着を披露する事になります。
意外に思った京が理由を問うと春斗にアタックすると言われます。
千尋は春斗から京に告白された事を教えられたそうです。
誠実な春斗は京との関係が進展した事を千尋に報告したのね。
千尋は京から春斗を略奪しようとしていると語ります。
千尋自身も可能性は無いと理解しているそうですが春斗を巡り京と争うのを楽しもうとしているそうですよ。
千尋に触発されて初も再起動したようです。
春斗が心変わりする筈無いと確信している京は見送る事になりました。
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伊月と京は室内の温水プールに行く事になりました。
悩める京は伊月に自分の強みはどこなのか聞く事にします。
伊月は気兼ねなくバカなところだと答えました。
憤慨する京にしがらみ等をぶち壊して自分の道を貫ける事だと説明します。
伊月からの評価を聞いた京は早速実践に移しますね。
.
京は自分が読んだ中で最高傑作と思える伊月が那由多の為だけに書いた小説をブランチヒルから出版したい、自分が担当したいと切り出しました。
京が一番好きな小説家は羽島伊月だと伝える事になりました。
伊月も自分の最高傑作が世間でどのように評価されるか知りたいと思っていました。
ギフト出版と所有者の那由多が承諾すれば出版しても良いと答えます。
ここで伊月は水面下で動かしていた計画の仕上げに入ります。
出版の条件として改稿したいと伝えます。
京が認めたので伊月は改稿を行う事にしました。
.
京はギフト出版に赴き神戸と土岐に許可を貰う事にします。
神戸と土岐は応援していると言って許可してくれます。
那由多は快く出版するのを了承してくれました。
京は面白さをひたすら伝える駄文で彩音の説得に成功してしまいます。
伊月の小説がブランチヒル文庫から出版される事が決まりました。
.
伊月は主人公にフラれたヒロインが走る事になる高梨勇真をモデルにしたイケメンキャラを削除します。
代わりに京をモデルにした主人公とヒロインの共通の友達、黒山ケイと恋をさせる事にしました。
改稿された原稿を読んだ京は絶賛する事になります。
しかも黒山ケイが一番好きだと言っています。
京は黒山ケイの事を優しくて真っすぐで情熱的で完璧な人間じゃないのにすごく格好いいのよね、と評しています。
自分がモデルになっていると未だに気付かない京に伊月が戦慄する事になります。
伊月がケイのモデルが京であると教えても納得ができないようですよ。
伊月から見た京はケイの様だと教えても納得してないようです。
那由多に見せたら「バレちゃってる!」と言われたそうです。
京は那由多が京に対して恋愛感情を抱いている事を知りました。
慌てて那由多とエッチなんてしていないと否定しています。
春斗や蚕に見せたら一発でケイのモデルが京だと気付かれるぞと言われてやっと納得できたみたい。
京が素敵な小説をありがとうと素直な感謝を伝えると伊月が照れていました。
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12月24日に海津とアシュリーが結婚式を挙げました。
二人がその日を選んだのは幽かの命日だからです。
アシュリーの幽かに向けたワタシたちは幸せになるわ、ってスピーチを聞いた神戸が号泣しています。
その姿が伊月の印象に残りました。
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披露宴が終わると伊月は那由多とのクリスマスデートの待ち合わせ場所に向かいます。
伊月の携帯に京から「主人公になりたい」の重版が決まったとの報告が入ります。
伊月の最高傑作「主人公になりたい」は多くの新規読者を獲得し大絶賛されています。
これまでの読者にも受け入れられ那由多並みの称賛が届いています。
現在の伊月には最高傑作を上回る小説は書けないようです。
自分の最高傑作を目標にして一歩ずつ歩んでいこうと決意しています。
伊月の小説は京や多くの読者の人生を変えましたが京の行動が伊月の人生を変えたね、逃げ道が無くなったぞ。
その日、伊月は那由多にプロポーズしました。
那由多の本名が判明しています。
意外と普通の名前だったね。
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>>
妹オブザデッド
>>
映画を見た伊月と那由多が悪乗りして自主映画を撮る事を決めます。
その話を聞いたアシュリーが乗り込んできて監督を引き受けます。
初期メンバーは伊月、那由多、春斗、千尋、京、アシュリーです。
全員で意見を出し合いどんな映画にするか話し合う事になります。
好みが見事にバラバラでしたがアシュリーは全ての要素を取り入れる事を決めます。
伊月、那由多、春斗がすべての要素を取り入れた脚本を書く事になってしまいます。
元々悪乗りしている伊月と那由多が暴走しているようです。
春斗は必死の抵抗で真面な脚本にしようとしたようです。
出来上がったのはサメに襲われた人間が妹ゾンビになり襲ってくる映画でガンダムを出す事になりました。
沖縄に撮影旅行に行く事になります。
この段階で海津と初が参加する事になりました。
海津はカメラマンを担当し初がメイク担当になりました。
サメに噛まれた登場人物が全員ゾンビになってしまいました。
地球は妹ゾンビが支配する星になってしまいます。
地下に逃れた少数の人類は宇宙船を作り宇宙に脱出します。
数世代を経た人物がガンダムっぽいロボットのコックピットでゾンビ映画を見ています。
伊月の子孫のようですね。
そこに千尋に似たキャラがやって来ました。
伊月似のキャラ(65歳)と千尋似のキャラ(62歳)がセックスを始めるところでエンドマークとなります。
結末がヤバすぎましたね。
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