ラノベの感想) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第15巻 黒猫if 上 (電撃文庫)

概略:
三浦部長の発案によりゲーム研究会としてゲーム制作を行う事になりました。夏休みに合宿を行う事を提案し祖父母が民宿をやっている島に部員を連れて行く事にします。男子部員から瀬菜を守る名目で兄の赤木浩平も参加する事になります。三浦と瀬菜の後押しがあり合宿中に京介と黒猫の仲が進展する事になります。二人の仲を進展させるのに不思議な美少女、悠が協力する事になります。京介は桐乃に少し劣る美少女と評しますが悠に恋愛感情を抱きません?悠も合宿に混ざる事になり楽しい夏休みを過ごす事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:2020/9/10
著者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
ISBN:978-4-04-913270-0
雰囲気:部活の夏合宿、不思議体験、告白、未来
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ゲーム研究会に向かっていた京介が同じ部活の後輩黒猫と遭遇しました。
彼女は京介に何か伝えたい事があったようです。
かなりの決心を必要とする内容だったようですが瀬菜が合流したので言えなくなりました。
黒猫は瀬菜に邪魔されて不機嫌でした。
二人は同級生で同じ部活に所属する友達です。
瀬菜の兄、赤木浩平は京介の友達でもあります。
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部長の三浦絃之介が今後の活動テーマを語り始めました。
黒猫と瀬菜は協力してゲームコンペに作品を提出しました。
黒猫(中二病)と瀬菜(腐女子)の趣味が融合したユーザーを選ぶ作品だったので酷評される結果となりました。
二人とも次回作で評価を覆してやろうとヤル気になっています。
二人に触発された三浦は部としてゲームを作ろうと言い出しました。
今年卒業する三浦は後輩たちにゲームを制作したって実績を残したいと言ってます。
珍しくまともな意見に部員たちは驚いていました。
部としてゲームを制作する事になりました。
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京介と黒猫は交際していると誤解されていました。
京介から黒猫とは交際していないと教えられた三浦は二人の後押しをしようと思ったようです。
彼には別の思惑もあるのですが夏休みに合宿を行おうと提案してきました。
彼の祖父母が趣味でやっている民宿にタダで泊めてやると言ってきました。
黒猫を除く部員は乗り気になっています。
黒猫は家族を置いて一週間も遠出する事に難色を示しています。
女子部員は黒猫と瀬菜しか居ないので黒猫が行かないなら瀬菜も行かないと言い出します。
男子部員達は黒猫の説得を京介に命じてきました。
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黒猫は京介にメールを送り待ちあ合わせをしているつもりになっていました。
帰ろうとしている京介の事を追いかけてきました。
しかし何故か京介の携帯電話は故障していてメールの存在を知りませんでした。
それを伝えると黒猫が機嫌を直してくれました。
京介と黒猫は一緒に携帯ショップに行く事になります。
壊れた携帯電話を修理に出す事になりました。
代替品に黒猫のアドレスを登録して別れる事になります。
京介の携帯に黒猫から電話が掛かってきました。
合宿に行くかどうかの相談でした。
京介が黒猫が来てくれると嬉しいと正直な気持ちを伝えると喜んでいるようです。
家族を置いて行くのが不安なのか決めかねているようです。
黒猫の携帯電話から、いってらっしゃい、という大声が響いてきました。
黒猫から携帯を奪い取った妹の日向が話しかけてきました。
京介は初めて日向と会話しました。
押しの強い日向は合宿行きを猛プッシュしました。
黒猫の参加が決まりました。
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合宿当日待ち合わせ場所に行くと赤城浩平が来ていました。
重度のシスコンである赤城は男子部員から瀬菜を守るために合宿に参加する事にしました。
三浦が赤城の参加を認めたのが不思議ですね?
黒猫と瀬菜が仲良くやって来ました。
黒猫は白ワンピで現れました!!
京介は黒猫の清楚さにノックアウトされたようです。
京介が素直な感想を述べると黒猫は照れ照れになっています。
瀬菜は自分の功績を誇ってきました。
白ワンピは瀬菜のセンスで選んだそうですよ。
京介は瀬菜に感謝しています。
瀬菜と黒猫は勝負服が何とかと言ってますね?
黒猫は合宿中に京介との仲を進展させたいと思っているような?
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新幹線と船を乗り継ぎ三浦の祖父母が民宿をやっている島に到着しました。
コンビニも無い田舎に一同は驚いています。
民宿に到着すると三浦の祖母が迎えてくれました。
ここで三浦が部員をタダで泊めてやると言って連れてきた理由が判明しました。
島で行う夏祭りの準備を手伝わせる事が目的でした。
三浦は人望があるようで部員たちは引き受ける事になりました。
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技能不足でゲーム制作に直接関われない京介は他の事で貢献する気満々です。
早速シナリオ作りの資料を撮影する為に出かける事にします。
三浦が気を利かせて黒猫をサポートに付けてくれました。
京介と黒猫は二人で風景撮影に向かう事になりました。
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二人は寂れた神社を発見します。
長い階段を上り狭い境内に到着しました。
神社に入る時に京介が悪寒を感じていますよ?
境内にあった木の上から女の子が落ちて来ました!!
京介の上に落ちてきましたよ。
京介は美少女に乗っかられる事になっています、な、なんて羨ましいんだ!!
シナリオを考えていた黒猫がヒロインの登場方法として述べた状況と同じなりました。
名前を聞くと槇島悠(まきしま はるか)と名乗りました。
この名前も黒猫が考えていたヒロインと同じ名前でした!!
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中二病の黒猫は悠の事を宇宙人だと考えていました。
名前は偽名で理由があり本名は明かせないと言われます。
島に旅行に来たそうですが事情がありお金を失ったそうです。
こまった悠は貴重なカブトムシかクワガタを捕まえ換金し旅費を工面しようとしたそうです。
木に登っていたのはカブトムシを捕まえる為でした。
黒猫が困ったら民宿に来なさいと言って別れる事になります。
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時間の経過が遅いみたいです。
夕食の時間に間に合わないと思っていたようですがそれ程時間は経過していませんでした。
民宿に戻った京介と黒猫は一緒に近所にある銭湯に出かける事になります。
二人は男湯と女湯を隔てる薄い壁を挟んで露天風呂で混浴する事になっています。
二人とも妙に緊張していますね?
紳士なのかヘタレなのか京介は隙間から黒猫を覗こうとしなかったぞ。
褒めていいのかな?
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翌朝、京介は悠に起こされる事になりました。
悠はカブトムシを見つけて民宿の宿泊代を捻出していました。
スーパー美少女の悠と親し気な京介は男子部員から羨ましがられます。
朝食は黒猫が作ってくれました。
京介は初めて黒猫の手料理を食べたみたいね。
彼女の料理の腕が素晴らしい事を知りました。
瀬菜も黒猫の手際に驚いていました。
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京介と黒猫は三浦の祖母から島の言い伝えを教えて貰う事にしました。
この島には天女伝承がありました。
天女を祭った神社があり犬槇神社というそうです。
京介と黒猫が昨日立ち寄ったのは「ひてん神社」という名前でした。
祖母に確認するとこの島には犬槇神社しか存在しないそうです?
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京介と黒猫は郷土資料館に向かい島について調べる事にしました。
そこで神隠しが発生していた事を知りました。
民宿に戻る途中にあった喫茶店に入る事にします。
そこで占いをしている悠と遭遇する事になりました。
喫茶店の店主と交渉して占いをする許可を貰ったそうです。
京介は悠の行動力の高さに驚いています。
占いは姉から教えて貰ったと言ってます。
黒猫と姉は仲良くなれると言ってますね。
悠の姉は相当な中二病のようです。
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悠が京介と黒猫の未来を占ってくれました。
結果をスケッチブックに描いてくれます。
そこには二人の結婚式の姿が描かれていました。
それは可能性の一つだそうです。
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神隠しについて調べている悠と情報交換する事になりました。
それに伴い悠の置かれている状況が語られます。
悠は未来からやって来たと教えてくれました。
黒猫は悠が宇宙からやって来たと思っていたので予想が外れて少し残念そうにしています。
あっさり未来から来た事を納得してくれた黒猫に驚いています。
中二病ではない京介は信じるふりをする事にしました。
親近感を感じている悠に嘘を吐きたくないと伝えると悠は嬉しそうにしています。
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その日の夜、赤城が恋バナをしようと言い出しました。
瀬菜を狙っている真壁を尋問する事になります。
赤城は関節技を極めながら尋問してますね。
真壁は瀬菜と居ると楽しいと言ってます。
結構本気っぽいですね。
赤城は簡単に認めないと釘を刺しました。
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矛先が京介に向きます。
三浦から黒猫との仲が進展したのか問われる事になりました。
京介は黒猫との関係に戸惑っているようです。
友達である今の関係に心地よさを感じている事を告げます。
悠への気持ちを問われ彼女をべた褒めするのですが恋愛感情が沸かない事を伝えました。
容姿についてはかなりの高評価を与えています桐乃の次に美少女と言ってます。
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赤城の番になり彼の今の心境が語られます。
彼は京介との友人関係が楽しいので恋愛はまだしないと答えました。
隣の女子部屋から瀬菜の嬌声が響き渡ります。
真壁は瀬菜に頼まれて恋バナが始まってから携帯で彼女の番号に掛けて通話中にしていました。
赤城の答えを聞いた瀬菜は京介と赤城の仲を想像し興奮してます。
京介は黒猫との関係について不味い発言は無かったよな?と自問します。
何も問題になる発言はしていないと安心してます。
瀬菜から黒猫が落ち込んでいるのでフォローをするようにと指摘されてしまいます。
京介には何が問題なのか分かりませんでした。
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翌日京介は黒猫のご機嫌を取ろうとしたのですが拒否されます。
考えたい事があるので一人で釣りに行くと宣言されてしまいました。
黒猫が気になる京介は海に向かい黒猫を探す事にしました。
海の家で釣り場を聞く事にします。
海の家で悠がバイトしていました。
彼女は釣り場を知ってましたよ。
黒猫と仲直りしたい事を告げるとラムネを奢ってくれます。
悠が持っていたラムネを落としてしまいます。
京介は悠の腕が透けている事に気が付きました。
致命的な問題が発生して悠は消えかけているようです。
悠が思いもよらない指摘をしてきます。
京介に向かい私に惚れたでしょ?と言ってきました。
京介は絶対にそれは無いと力説しています。
納得した悠が慰めてと言ってきました。
京介は悠の頭を撫でてあげる事にします。
安心したのか悠が京介に抱き着いてきました。
抱き合う姿を黒猫に見られてしまいます。
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黒猫は嫉妬したようですが悠が消えかけていると知ると頭を切り替えました。
悠は消えかけた原因を知っているようですが言えないと言われます。
直ぐに消滅する心配がないと分かったので図書館で神隠しについて調べる事にします。
三人は犬槇神社で起きた神隠しとも考えられる事件の記事を発見しました。
島の外から来た若い女性が短時間行方不明になり当日のうちに境内で意識を失った状態で発見されたって事件です。
無事に戻れる可能性が高いと知り悠は安心したようです。
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悠は合宿のレクリエーション担当に就任する事になりました。
彼女には京介と黒猫の適切な距離感を保とうって意図があるようでした。
海水浴をする事になります。
部員たちは京介と黒猫を残して遊び始めます。
京介は泳げない黒猫に泳ぎを教える事になりました。
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肝試しをする事になります。
黒猫と仲直りしたい京介は部員と悠に協力してもらい黒猫とペアになる事にします。
京介が黒猫とペアになる為に協力して貰ったと教えると嬉しくなったようですよ。
黒猫が落ち込んでいる理由を教えてくれます。
黒猫は何でもそつなくこなす悠に劣等感を抱いていました。
悠と桐乃を重ねたようだね。
黒猫が京介が悠に惚れるのも無理はないと言ってきます!!
これには京介が仰天しています。
黒猫から恋バナで悠をべた褒めした事と黒猫の事を恋愛対象ではないと言っていたと指摘されます。
ここにきてやっと京介は自分の失言に気が付きました。
悠の事をどう思っているのか追及された京介は姉だと思っていると答えました。
意外な答えに黒猫も驚いています。
京介は黒猫と恋愛したいと思っているが今の関係が壊れるのが怖くて言い出せなかったと告げました。
黒猫は京介がそんな事を考えていたとは思いもしなかったようです。
真っ赤になって照れてますね。
自己評価の低い黒猫は京介に想われているとは考えられなかったようです。
彼女は京介がシスコンだと知っているので分からなくはないね。
桐乃と自分を比較し無理だと納得してたようです。
京介は黒猫に交際を申し込もうとしたようですが悠の邪魔が入りました。
二人の前に現れ「ばぁ!」と言って驚かせてきました。
驚きのあまり黒猫が京介に抱き着いてきました。
告白を邪魔された京介は恨めしそうですが美味しい思いができたねと指摘されます。
思わず抱き合ってしまった京介と黒猫は悲鳴を上げる事になりました。
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肝試しの後、花火をする事になります。
悠が人生相談がると言ってきました。
京介と黒猫は悠の相談に乗る事にします。
姉は桐乃のように体力があり黒猫よりも酷い中二病だそうです。
最初は仲の良い姉妹だったそうですが途中から仲が悪くなったそうです。
姉は幼い頃にいじめっ子に勝つために空手を始めたそうです。
今では黒帯になっているそうですよ。
黒猫が問題は解決したのか尋ねます。
悠は自分が話し合いによっていじめっ子と友達になったので喧嘩で勝つ必要が無くなったと語りました。
それを聞いた黒猫は悠に拳骨を落としました。
殴られた悠は驚いています。
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黒猫は姉が意地悪になったのは悠が話し合いで解決したからだと教えました。
悠の取った手段は素晴らしいけど下策だと指摘します。
仲良し姉妹でいたかったなら姉と一緒に復讐するべきだったと教えます。
黒猫は復讐の素晴らしさを語っています。
京介は黒猫の性根が歪んでいる事を思い出しました。
黒猫は自分よりも優れた妹を相手にしてそれでも姉として強がれる事を高く評価しました。
姉の事が嫌いなんだけど仲直りしたいと考えている悠に京介がアドバイスを送ります。
嫌いなやつを好きでもいいんだ、と知った悠は嬉しそうにしてました。
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悠が帰るのは祭りの行われる夜です。
京介と黒猫は一緒にお祭りを回ろうと誘います。
お祭りが未来の悠の存在に関わっているようです。
悠は、お邪魔じゃない?と言ってますね。
京介と黒猫が問題無いと伝え一緒に回る事が決まりました。
花火が終わるとそこに悠の姿は無く、京介と黒猫の記憶から彼女の存在が消えていました。
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ひてん祭りを回っている京介と黒猫は記憶に欠落がある事に気が付きます。
初日に神社で撮った写真を確認すると全て消えていました。
花火見物を中止して神社に向かう事にします。
二人はひてん神社に辿り着き悠と再会する事になりました。
京介と黒猫は悠の正体に気が付いたようですが言葉にする事はありまんでした。
京介は姉と仲直りしたいならしろと伝えました。
黒猫は友達との別れに泣き出してしまいます。
黒猫を悠が慰める事になっています。
三人とも島での記憶が無くなる事を理解しています。
楽しかったので記憶を失っても問題ないと考える事にします。
黒猫は悠に親友第二位の地位を与えました。
恩があるぶん一位は不動だそうです、これは沙織の事だよね?
またねと言って別れる事になりました。
悠が消えると京介と黒猫から彼女との記憶が綺麗に消えました。
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神社の境内で京介から黒猫に交際を申し込みました。
黒猫も告白しようとしたようですが京介が止めました。
京介は、黒猫との一緒にいる状態が一生続くなら最高だねと言ってます。
ポロポーズみたいになった、失敗、これは重い、と密かに反省しています。
黒猫は京介の告白を受け入れてくれました。
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未来に戻った悠が両親の元に戻ってきました。
京介と黒猫は結婚していて4人の子供を設けています。
高校時代の思い出の地に久しぶりに遊びに来ていました。
悠は京介と黒猫の娘で高坂悠璃って名前でした。
なるほどね、京介が悠に恋愛感情を抱かなかったのにも納得です。
黒猫は自分の娘に劣等感を感じて嫉妬してたのね。
あの段階では京介との関係が曖昧だったので自信が無かったのも頷けます。
悠璃には璃乃という双子の姉が居ました。
二人は神隠しを探ると言って遊びに行ってました。
璃乃はファザコンで京介と呼んきます。
璃乃は神へと昇華を果たしたと興奮気味に語ります。
京介は璃乃の事が可愛くて仕方なく甘やかしまくっています。
甘やかすなと黒猫と悠璃に叱られています。
悠璃に向かって甘えても良いぞ、と言うとキモがられています。
悠璃が京介の浮気を手伝う夢を見たと言い出します。
黒猫から冷気が漂い始めて京介が焦っています。
黒猫は京介が浮気する可能性があると疑っているようです。
京介が永遠に一途だから!と力説すると嬉しそうにしています。
悠璃が花火をしようと言い出します。
京介は黒猫の手を取り花火を始めるようです。
二人はとても幸せそうです。
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