ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第5巻 (富士見ファンタジア文庫)

概略:
シスベルはミスミスの星紋と星霊エネルギーをを隠す事ができるシールを交渉材料にしてミスミス隊を護衛として雇いました。イスカを部下にする事を諦めていないシスベルは積極的に迫ってきます。シスベル確保にやって来たアリスが仲良くしている二人を目撃し嫉妬心を募らせる事になります。王宮でミラベア暗殺を狙った爆破事件が発生しました。周到な真犯人は仮面卿が疑われるように仕向けます。シスベルの元に暗殺者が派遣されてきました。イスカは異様な敵と戦う事になります。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2018/8/18
著者:細音 啓
イラスト:猫鍋蒼
ISBN:9784040728667
雰囲気:交渉、護衛、捕縛作戦、暗殺未遂、刺客、対抗心
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女王ミラベアが長女イリ―ティアに向かって本物なのか?と問いかけました。
笑い始めたイリ―ティアはミラベアの方こそ本物なのか?と問いかけます。
ミラベアが動揺を示してしまいます。
彼女はミラベアに仕える従者が変身した偽物でした。
ミラベアはイリ―ティアが裏切っていると確信しているようですが証拠がありません。
自供を引き出したかったようですが上手く誤魔化されました。
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アリスが血相を変えて二人の前に現れました。
自分が居ると報告が行えないと察したイリ―ティアは席を外してくれます。
彼女もアリスとミラベアに疑われている事を知ってるので危険を避けたようです。
アリスはシスベルが帝国兵と会っている現場を仮面卿に目撃された事を伝えました。
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自分を守ってジンが負傷してしまったのでミスミスは自分を鍛える事にしました。
ホテルに併設されているトレーニングジムでトレーニングを開始します。
ミスミスの戻りが遅いので音々が迎えに行く事になりました。
ミスミスはトレーニングの後サウナで寛いでいました。
ミスミスと音々がサウナを楽しんでいるとシスベルがやって来ました。
シスベルはミスミスが魔女になった事を知っていると告げてラウンジに誘いました。
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ラウンジでシスベルとの交渉が始まりました。
シスベルはミスミスの星紋エネルギーまで隠せるシールを持っている事を告げます。
皇庁内に女王を裏切る一派が居て自分ならば敵の正体を見破れる事を教えます。
皇庁に戻る自分を護衛して欲しいとお願いしてきました。
護衛の報酬としてミスミスに必要なシールまたは製法を渡すと持ち掛けました。
有効な対策が無いミスミスはシスベルの提案に乗りたそうですが部下たちを巻き込めないと考え躊躇します。
イスカ、音々、ジンはこれしかミスミスを助ける方法は無いと判断しシスベルの依頼を受ける事を提案しました。
ミスミスは本当に信頼されているなー。
三人にとってミスミスはアドル的存在のようです。
ミスミスは感動のあまり泣きそうです。
ただジンとシスベルが致命的に相性が悪い事が分かりました。
マイペースなシスベルの行動はいちいちジンの神経を逆なでするようです。
ミスミスの為にジンは我慢する事を決めています・・・漢だ。
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仮面卿がアリスの私室にやって来ました。
ミラベアにシスベルの捜索を直訴したらゾア家とルゥ家の合同捜索隊を組織する事になったと教えてきました。
シスベルを探し出すのに仮面卿に同行されるのは不味いなと考えているとミラベアは奥の手を用意していました。
ミラベアは三王家の当主と二番手が参加する血族協議を開く事にしました。
ゾア家の二番手である仮面卿は出席する必要があります。
イリ―ティアが王宮に戻って来ているのでアリスは自由に動ける事になりました。
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シスベルは順調に皇庁内に入る事ができました。
イスカ達はシスベルの護衛って事で入国審査を受けずに済みました。
王女の護衛を審査するのは不敬にあたるそうですよ。
イスカは適当な審査だと感じてます。
仮面卿にイスカと接触した事がバレたので王宮に直接向かうのは危険と判断したシスベルは従者のシュヴァルツを先行させる事にしました。
シュヴァルツがミラベアに接触して王宮に戻る方法を提示してもらう事にします。
シュヴァルツからの連絡が入るまでこの地に留まる事を決めました。
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入国記録は当然中央州にも伝わるのでアリスはシスベルが第八州(リーズバーテン)に居る事を知りました。
燐を連れて連れ戻しに向かいました。
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護衛をする事になったイスカに自分の部下になって欲しいとのアプローチを続けています。
色々と理由を付けてイスカと二人きりで行動しています。
イスカはシスベルに頼まれてジュースを買いに行った売店でアリスと再会しました。
アリスはイスカが皇庁内に居る事に驚いています。
イスカは逃げる事にしました。
シスベルはイスカを部下にする為ならばどんな手段でも講じるつもりでした。
先ずは色仕掛けで迫る事にしました。
腕を組んでおっぱいを密着させています。
自分でも破廉恥な行為だと分かっているのですが手段を選べないようです。
イスカの口元に付いていてクリームを指でぬぐい取りイスカが目を離した隙に舐めました。
これはイスカへの好意からの行動のようですね。
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とても恥ずかしいバカップルぶりです。
このシスベルとイスカのラブラブぶりをアリスと燐が目撃してしまいます。
シスベルにイスカと知り合いだと知られると不味いのでアリスは燐を介してイスカを呼び出しました。
泊まっているホテルの非常階段で燐がイスカを尋問します。
イスカはシスベルの護衛をしている事を説明しました。
燐から何故だか分からないがアリスが物凄く怒っていると伝えられます。
アリスの怒りを鎮める為の生贄になれと言われアリスの部屋に放り込まれました。
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燐に言われたようにアリスが怒っていると察したイスカは恐れ戦いています。
武器を持っていないので星霊を使った攻撃をされると確実に殺されます。
怖がっているイスカに対してアリスが奇妙な行動を取ってきました。
シスベルのしていた事を確認したいと言って腕を組んできます。
巨大なおっぱいの間に腕を挟まれてしまったイスカは照れ照れになっています。
アリスはイスカと仲良くしていたシスベルに嫉妬していたようですね、しかし自分の感情を理解できていません。
アリスとしてはもう少しイスカの感触を楽しみたかったようですが燐が戻ってきました。
燐はイスカがアリスに襲い掛かると心配していたようです。
アリスは残念そうにしてますね。
燐は短時間の間に憔悴していたアリスが元気になった事を訝しんでいます。
イスカと接触して体温が上がってしまったアリスの事を心配しています。
アリスの体調不良に気付きながら何もしなかったイスカを咎めてきました。
エージェントが集まる時間だと言って一方的にイスカを追い出しました。
燐のイスカへの対応は未だに辛いままです。
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血族協議の会場に向かおうとしたミラベアとイリ―ティアがテロに巻き込まれる事になりました。
ドアを開けようとしたら星霊術を使った爆発が発生しました。
爆発が起こる前に仮面卿と思われる人物の別れを告げる声が聞こえました。
ミラベアが星霊術を使い爆発を抑え込みました。
その場にいた全員が同じ声を聞きました。
爆発騒ぎを聞きつけて仮面卿が慌てた様子でやって来ます。
ミラベアは仮面卿に罪状を説明して彼を拘束する事にします。
仮面卿は呆気に取られていますね。
周到な性格をしている仮面卿がわざわざ正体を晒す発言をするとは思えないけどね?
最後にやって来たヒュドラ家の当主『波濤』のタリスマンが間に入る事を申し出ました。
ミラベアは対立しているルゥ家の自分が尋問するよりもヒュドラ家に任せる方が良いかもと悩んでます。
タリスマンは犯人探しも請け負いヒュドラ家の異端審問官ヴィソワーズを使うと言ってます。
ミラベアは幼い頃のヴィソワーズに会った事がありました。
人相がずいぶんと変わったと感じています。
決めかねているミラベアにイリ―ティアが賛成の意を示しました。
イリ―ティアの強い説得によってヒュドラ家に任せる事が決まりました。
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ミラベアが襲われた事を知ったアリスは急いで王宮に戻ろうとします。
駅に向かい列車を待っている時にミラベアから連絡が入りました。
ミラベアは自分が無事な事とシスベルの重要性が増した事を伝えます。
シスベルを発見したか問われたアリスは嘘を吐く事にします。
シスベルが帝国兵のイスカ達を護衛に雇い皇庁に引き入れた事を知らせる事は出来ないので発見できていないと伝えます。
アリスはこの地に留まりシスベルの捜索を継続する事になりました。
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自分が直接イスカ達と接触すると帝国兵と知り合いだって事がシスベルにバレてしまいます。
次期女王選定で不利になると考えたアリスは燐にシスベル達を監視させる事にしました。
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帝国では使徒聖を集めた作戦会議が開かれていました。
ミラベアのテロに関係しているようです。
次の一手として上位の使徒聖を王宮に送り込む事が決まりました。
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テロの実行犯を探す事になっていた筈のヴィソワーズがシスベルを襲撃してきました。
広い第八州の中からシスベルを探し出すのは困難と判断して爆破事件を起こす事にします。
シスベルが現場を見に来ると考えたようです。
星霊の力を使い犯人を特定する為にシスベルは現場にやって来ました。
そこでヴィソワーズと再会する事になります。
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驚くシスベルの前でヴィソワーズは怪物に変身しました!!
その姿はシスベルが見た皇庁を瓦解させようとしている怪物に酷似していました。
今の獲物はシスベル、次に女王と言って攻撃してきました。
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イスカがヴィソワーズと戦う事になりました。
ジン、ミスミス、音々はシスベルを連れてホテルに戻る事にします。
ジンがライフルを装備してイスカの加勢に向かい、ミスミスと音々がホテルでシスベルを守る事にします。
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イスカはヴィソワーズが普通の星霊使いとは違うと感じ警戒しています。
ヴィソワーズは強かったのですが覚悟が足りない事を見抜きます。
魔女として戦う覚悟の無いヴィソワーズには負けられないと言って挑む事になりました。
ヴィソワーズは星霊術を斬るイスカに驚いてますね。
ヴィソワーズの攻撃は強力なのですが出し惜しみした事でイスカに負ける事になりました。
全力を出し切り同時に放つ砲撃の個数を増やせば勝てたかもしれないね。
この辺が覚悟が足りない所以だね。
イスカに斬られたヴィソワーズは人間の姿に戻りました。
イスカの傍で監視していた燐がゴーレムを作り拘束しました。
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イスカとヴィソワーズの戦いの余波でダメージを受けた周囲のビルが崩れてきます。
燐のゴーレム再生は間に合いません。
瓦礫に潰される事を覚悟したイスカと燐をアリスが助けてくれました。
アリスがビルを凍らせて倒壊を防いでくれました。
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燐に拘束されているヴィソワーズが全裸だと気が付いたアリスが変な対抗心を燃やします。
自分が本気で脱げばヴィソワーズよりも凄いんだから、と言ってきます。
イスカに全裸を晒したヴィソワーズが許せないようですね、自分の全裸の方が凄いと強調してきます。
アリスはどんな事でもイスカの前で負けるのは嫌だと言ってます。
自分でも全裸を自慢した事は恥ずかしかったと反省してますね。
シスベルの護衛に戻れと命じてきました。
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ゾア家は内緒で星霊エネルギーの臭いを追跡できる星獣カーバンクルを飼っています。
カーバンクルに匂いを嗅がせて女王暗殺計画の犯人を嗅ぎ付けました。
仮面卿は犯人に仕立て上げられた事が判明しています。
ヒュドラ家がテロを計画していた事を掴んだのですがミラベアには教えません。
アリスが次の女王の最有力候補と考えているのでヒュドラ家の計画を利用して漁夫の利を得ようと考えていますね。
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ミラベアはアリスに女王の座を譲りたいと考えています。
アリスの勝利で女王聖別儀礼が終わる事を望んでいます。
イリ―ティアとシスベルにはアリスの補佐をして欲しいと願っています。
イリ―ティアの星霊の事を最弱と評しています。
どんな星霊なんでしょうね?
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ヒュドラ家のタリスマンの元にイリ―ティアがやって来ました。
タリスマンからシスベルが優秀な護衛を雇った事を聞かされ驚いています。
シスベル殺害に失敗したヴィソワーズの対応を協議していますね。
イリ―ティアは知らんふりをする事を勧めました。
ヴィソワーズの体を調べても「帝国の被検体Vi」という情報は出てこないと教えます。
イリ―ティアは帝国と内通しているようだね。
愛嬌を振りまいている相手を聞かれたイリ―ティアは帝国、ゾア、ヒュドラの割合が4,1,5と答えました。
ルゥ家への愛着は無いと言ってますね・・・本当だろうか?
タリスマンとイリ―ティアはシスベルが王宮に戻ってくると真相が露見して困った事になります。
イリ―ティアが自分がシスベルの首に手綱を付けると言い出します。
シスベルの護衛を奪い取ってしまうと言ってますよ。
イリ―ティアはイスカが元使徒聖だと知ってました。
どんな手を使ってくるのでしょうか?
イリ―ティアは自分を魔女と認識し、自分自身を楽しませたいと考えています。
これはヤバいな。
アリスやシスベルのようにルゥ家を守りたいとは思っていないようです。
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アリスがヴィソワーズを護送する事になりました。
イスカがヴィソワーズを倒したのですが帝国兵なので正直に報告する事はできませんでした。
アリスが倒した事にしたので護送まで担当する事になってしまいました。
燐は残ってシスベルとイスカを監視する事になりました。
アリスはシスベルがイスカに迫ったら止めろと強調しています。
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イスカとシスベルは護送されるヴィソワーズを見送りました。
シスベルはヴィソワーズが確実に自分の元から離れたと確認したかったようです。
シスベルは王宮で見た怪物はヴィソワーズよりも恐ろしかったと言っています。
シスベルは強さではない、悪質で歪んだ存在が居ると恐れています。
「漆黒の怪物」と例えています。
一体誰なんだろうね?
今のところ帝国に内通していると思われるイリ―ティアが怪しいよね。
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成分美少女戦闘友情愛情ラッキースケベ
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