ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第8巻 (富士見ファンタジア文庫)
概略:
イスカ達が攫われたシスベルを救出する為にヒュドラ家が運営している星霊研究施設に忍び込む事になります。ルゥ、ゾア、ヒュドラの三王家が集まり今後の対策を話し合っています。ゾラ家の仮面卿が強硬策を提案しています。彼は始祖ネビュリスを目覚めさせようと言い出しました。ミラベアを陥れたヒュドラ家に報復する為にサリンジャーが動き出します。単独でイスカ達が潜入した研究施設を襲撃しました。イスカ達はヒュドラ家の王女に見つかりピンチに陥ります。サリンジャーの襲撃がイスカ達の脱出を助ける事になります。
レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2019/12/20
著者:細音 啓
イラスト:猫鍋蒼
ISBN:9784040731810
雰囲気:亡命?、侵入作戦、太陽の王女、魔人登場、発見、魔人vs王女、帝国へ
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バッサリ斬られて拉致されたイリ―ティアは元気いっぱいです。
斬られた傷は塞がっています。
彼女は帝国兵と一緒に帝国に向かっています。
捕虜の筈なんですが拘束されてません。
胸の谷間を見せつけながらお水を下さいとおねだりしています。
帝国兵はイリ―ティアの妖艶さにビビっています。
タリスマンから連絡が入ります。
イリ―ティアは帝国に向かう事を告げました。
八大使徒に会うのも久しぶりと言ってますね?
帝国に行くのを楽しみにしている様子が伺えます・・・
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ネビュリス皇庁では王族たちが今後の対策を協議しています。
主戦派のゾア家は帝都を火の海にしてやろうと言って始祖ネビュリスを目覚めさせる事を提案しました。
王宮に帝国の侵入を許した事でルゥ家の発言権が下がっているようです。
アリスは反対意見を言えませんね。
帝国に協力したヒュドラ家は素知らぬ顔をしています。
仮面卿オンがヒュドラ家が帝国に協力している可能性に気が付いたようです。
確信には至らないみたいですね。
ルゥ家とゾア家が協力してヒュドラ家の不正を暴くには証拠が足りないようです。
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イスカ達は侍女に連れられてルゥ家のセーフハウスに向かいました。
そこで燐と合流して今後の計画を建てる事になります。
燐がやって来るまでにシャワーを浴びる事になりました。
これが悲劇の始まりだったね。
燐がやって来た時、イスカはシャワーから出てきたばかりでした。
ちょっと待ってと言ったのですが燐は扉を開けてしまいます。
燐は全裸のイスカと対面する事になってしまいました!!
理不尽にも燐は全裸を見せつけたイスカを咎めてきます。
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ルゥ家のセーフハウスには帝国人に知られたくない秘密がありました。
燐は隠れ家を近場のホテルに移す事にします。
アリスに報告した時に彼女がセーフハウス内での出来事を知りたがります。
セーフハウスは監視カメラの映像を記録しています。
燐が止めたのですが映像を再生したアリスは燐と対面した全裸イスカの姿を目撃する事になりました。
イスカの全裸は衝撃が強すぎたようです。
アリスは気絶してしまいます。
目覚めるまで会議の開始が遅れる事になりました。
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イスカが燐にイリ―ティアが故意に帝国に捕まった可能性があると指摘します。
イスカは使徒聖ヨハイムに斬られたイリ―ティアが生きていると予想します。
ヨハイムに斬られた者は確実に死ぬ事になるようです。
ヨハイムがあえて斬り捨てたイリ―ティアを担いで逃げた事にイスカが疑問を持ちました。
イリ―ティアが生きていると確信しているから連れて行ったと考えます。
イリ―ティアが裏切っている可能性を知っていた燐は納得したようです。
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シスベルの救出作戦が建てられます。
燐の調べでヒュドラ家がシスベルを監禁できる場所が特定されました。
ヒュドラ家が所有する星霊研究所に監禁されている可能性が高いと判明しました。
従者の中に霧で姿を隠す事ができる星霊使い(ナミ)と音の反響で相手の会話を聞き取れる星霊使い(システア)が居ました。
二人とイスカ達4人のパーティで忍び込む事になりました。
ヒュドラ家当主タリスマンが会議に出席している時を狙い潜入する事になります。
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ナミの星霊で姿を隠してヒュドラ学術院、先端星霊工学研究所、通称「雪と太陽」に潜入しました。
イスカ達は地下で監禁されているシスベルの従者シュヴァルツを発見しました。
写真を撮ってミラベアが捜査権を発動する証拠とします。
シスベル救出が最重要課題なのでシュヴァルツは放置して最上階に向かう事にしました。
最上階はタリスマンの執務室でシスベルが監禁されていると予想します。
タリスマンの執務室と思われる部屋は厳重なセキュリティで閉ざされていました。
システアの星霊が部屋の中に若い女が一人で居るのを感知しました。
シスベルと断定できないのが苦しいところです。
セキュリティはイスカの剣で破壊する事ができるのですが破ると警報が鳴り潜入がバレます。
ミスミスの判断でヒュドラ家の関係者がドアを開けるまで待機する事になります。
待っていると地上で爆発が起こりました。
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ミラベアを陥れたヒュドラ家に激怒したサリンジャーが襲撃してきました。
誰に断りミラベアに手を出したんだ、と怒っています。
やっぱりサリンジャーはミラベアの事を深く愛しているんじゃないだろうか?
これは歪んだ愛の表現なのではないか?
サリンジャーをヴィソワーズが迎え撃ちます。
自信満々のヴィソワーズをサリンジャーは端女風情と罵ってます。
ヴィソワーズは強力な魔女なんですがミラベア以外はどうでもいいみたいです。
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サリンジャーが気になる発言をしています。
ヴィソワーズに向かって被検体と言ってます。
ヴィソワーズは誤魔化そうとしてますね。
ヴィソワーズは人工的に人と星霊を統合した姿のようですね?
サリンジャーは自力で人と星霊の統合を果たした者は歴史上二人しかいない。
始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンのみ、と言ってます。
帝国の天帝はネビュリスと同類って事なのか?
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イスカ達は騒ぎに乗じて部屋の中に入る事にしました。
部屋の中には一人の女の子が居たのですがシスベルではありませんでした。
そこに居たのはヒュドラ家の王女ミゼルヒビィ・ヒュドラ・ネビュリス9世でした。
ミゼルヒビィはイスカ達をサリンジャーの仲間と誤認します。
サリンジャーが狙っているのが自分の持っているグレゴリオ秘文と予想しています。
イスカに向かってグレゴリオ秘文を狙っているのか?と言ってしまいます。
イスカが困惑を示すと自分の失言に気が付いたようです。
イスカ達を皆殺しにしようとしてきました。
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イスカは自分が殿を務めミスミス達を逃がす事にしました。
イスカとミゼルヒビィの戦闘が始まります。
ミゼルヒビィの星霊は他の星霊使いの力を引き上げる能力を有していました。
天井から彼女の部下が降って来て戦闘能力を高められイスカに襲い掛かります。
イスカが星の星剣で星霊の攻撃を斬ってみせると驚いています。
イスカはグレゴリオ秘文と思われるミゼルヒビィのイヤリングを奪いました。
ミゼルヒビィは淑やかそうに見えたのですが強敵を前にすると燃える性格のようです。
イスカに対して敵意を燃やしてきます。
音波を使った攻撃に晒されイスカは三半器官にダメージを受けます。
ふらふらになりながら逃げだしました。
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地上では自信満々だったヴィソワーズをサリンジャーがぶっ飛ばします。
ヴィソワーズを吹き飛ばしたサリンジャーは雪と太陽に侵入しました。
最上階を目指すサリンジャーと地上に向かうイスカがすれ違います。
高速で移動していたので互いに相手の顔を認識できませんでした。
サリンジャーと遭遇したのでミゼルヒビィはイスカ追跡を諦めます。
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サリンジャーはグレゴリオ秘文を寄こせと恫喝します。
ミゼルヒビィは奪われてしまい此処には無いよととぼけて見せます。
サリンジャーは本物を寄こせと要求してきます。
ミゼルヒビィが嫌な顔をしているのでイスカが奪い去ったのはグレゴリオ秘文の一部をコピーした品だったようです。
サリンジャーとミゼルヒビィの戦いが始まりました。
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逃走したミスミス達が皇庁に戻ってきているシャノロッテと遭遇しました。
後ろを向きながら走っていたミスミスがシャノロッテとぶつかってしまいました。
二人とも驚いています。
ジンの声が掛かりミスミスは逃げ出しました。
ミスミスはシャノロッテの事を未だに親友と思っているのでしょうか?
シャノロッテはゾア家の所属です。
これは不味いですねゾア家に帝国兵が皇庁内で活動していた事がバレました。
ルゥ家との繋がりを疑われるかもな・・・
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イスカ達は無事に隠れ家のホテルに戻ってきました。
イスカは合流した燐から火傷の治療薬を貰います。
燐は冗談で「後で費用を請求する」と言ってきました・・・結構打ち解けていないかな?
部屋でジンと音々がグレゴリオ秘文を分解しようとしています。
器用なジンが内部からメモリーチップを抜き出しました。
音々が解析を始めます。
殆どが暗号化されていて帝国の情報部に解析を依頼しなくては解読できない事が分かります。
中にあった暗号化されていない情報を表示すると皇庁から帝国に何かが輸送された事が記されていました。
それを見た燐が慌てています。
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彼女は輸送されたのがシスベルだと気付きました。
燐はミスミスにスパイを同行させて欲しいと提案します。
ミスミス達が帝国に戻りシスベルが連れて行かれたと思われる地方に向かいます。
そしてシスベルが監禁されていると思われる施設の傍を通ります。
スパイが施設に侵入してシスベルを救出する計画です。
ミスミスは捕まっても手を貸す事は出来ないと告げます。
燐は、スパイが勝手に作戦を実施するので同行させてくれるだけで良いと答えました。
アリスに報告して今後の対応を協議します。
アリスは燐の作戦を認め彼女に帝国に潜入する事を命じてきました。
燐はミラベアの護衛か手の空いている誰かに潜入して貰うつもりでした。
アリスからイスカ達と同行するのだから彼らと打ち解けていて信用できる人物が潜入するべきだと言われてしまいます。
帝国を嫌悪している燐はすごーく行きたくなさそうなんですがアリスの命に逆らう事はできません。
泣く泣くイスカ達に同行して帝国に潜入する事になりました。
意外と燐は抜けているよな。
あんな提案をすれば自分が潜入する事になるって気付かないのか?
燐とイスカが急接近って展開になったりするのだろうか?
そうなったらアリスが激しく嫉妬しそうだよね。
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仮面卿オンが始祖ネビュリスの拘束を解こうとしています。
これは不味いんじゃねーかな。
ネビュリスは皇庁の人間を区別してくれないよ。
帝国を倒す事に執念を燃やしているので皇庁の人間が巻き添えになるぞ。
オンはネビュリスが戦う姿を見たことが無いようだから仕方ないけど大丈夫なのか?
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