ラノベの感想) 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第7巻 謡う指先 (角川文庫)

プロローグ
正太郎は怪我をした犬を助けましたが懐かれる前に逃げられたようです。
ウルフと名付けました。
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第壱骨 Bloody Valentine's Day
ウルフを助けるのに磯崎先生の力を借りた正太郎は彼の手伝いをしていました。
理科室の骨格標本を作るのを手伝っています。
丁寧な作業が必要で手が荒れるようですね、磯崎はそれを理由に正太郎に任せているようです。
ウルフの治療費を出してくれたようですが、させている作業量を考えると安かったようだよね。
手が荒れている正太郎を心配して鴻上がハンドクリームを塗ってくれますね、その上、残りのクリームをくれました。
これを鴻上が好きな誰かに見られたようですね、正太郎に対する嫌がらせが始まりました。
最初は上履きの靴紐が切られます。

次は昼食が紛失します。
置いておいた昼食のパンに針が刺さっている事もありました。
自作のおにぎりをゴミまみれにされたりもしたね。
何というか幼稚な印象を受けるんだよね。
鴻上と親しくしている所を今居にも見られていたので正太郎は今居を疑いましたが、そんな自分が嫌なようですね。
花房の協力者が居るのかと疑ってます。
正太郎は鴻上に弁当を作って貰える事になりました。
正太郎が最近購買のパンを買っているのを見てたようですね。
正太郎の食費が一日五百円くらいと分かると三百円くらいで作ろうかと提案してくれました。
嬉しい提案に正太郎はお願いしました。
しかし鴻上の作ってくれた弁当は量が少なかった。
正太郎は購買に向かいましたが途中で今居に会いました。
正太郎は今居の様子がおかしいなと思っていたのですが今居も正太郎の様子がおかしいと思っていました。
今居は正太郎がウルフに逃げられた事を気にしていると思ってたね。
そうだよね今居は自分が疑われているなんて思ってないんだよね。
今居は正太郎の分のパンを買っておいてくれました。
正太郎は今居からパンを三っつ買い取る事になりました。
今居と別れた正太郎は教室へ戻る道で副担任の瀬戸谷久道先生に会いました。
彼は正太郎の持っているパンが欲しかったようです。
正太郎は二つあったので一つを瀬戸谷に譲る事にしました。
一緒に食べてるね、瀬戸谷は教師っぽい発言で正太郎の悩みに答えてましたがね。
先に食べ終わった瀬戸谷が去り最後のパンを正太郎は食べようとして手を切りました。
パンの中にカミソリが入っていました。
正太郎は保健室に向かい保険医の日車先生(屈強な体型)が治療してくれます。
出血が多く関節に近いので縫う必要があるので病院に行く事になりました。
駆けつけた磯崎と日車から切った理由を聞かれますが正太郎は正直に話すか迷うんだよね。
この段階だと今居に貰ったパンにカミソリが入っていたと思うからね。
カッターの刃が滑ったと下手な嘘を吐きましたが簡単に見破られてしまいました。
利き手の親指を切ったので無理があったな。
正直に数日前から自分に対する嫌がらせが発生している事を告白しました。
磯崎は怒ってますね、しかし病院に行き治療を優先します。
磯崎は正太郎の母親に報告するか悩んだようですが櫻子には報告しました。
櫻子は飛んできたね。
櫻子は磯崎を信頼しているようだね、彼の教え子も花房の犠牲になっているので、花房の味方にはならないと考えたようです。
櫻子、磯崎、正太郎は学校に戻り、事件の検証を始めました。
検証中に磯崎を悲劇が襲いました。
彼が大事に育てているシクラメンが正太郎の机の中に押し込まれていました。
机のまわりは泥だらけですね、しかし、半端に掃除した後がありました、雑巾が絞られて干されてますね。
そこへ鴻上と今居がやって来ました。
二人は正太郎がカミソリで切った事を知ってるね?
櫻子は今居の肘を調べますね、今居はテニス肘と呼ばれる症状を起こしていた雑巾を絞れないようです。
これで今居が犯人では無いと判明しました。
櫻子は鴻上と今居に一芝居打たせて二人で仲良く帰らせました。
今居も鴻上からチョコレートを貰ったようで、味について聞かれてますね、なんだ?
磯崎は泣いてますね、シクラメンは球根に傷が付くと駄目になるらしく泣いてますね。
磯崎は鴻上たちがカミソリについて知っている事がおかしいと気がつきましたが櫻子それ以上の発言を禁じますね。
櫻子は盗聴器を疑ったようです。
櫻子が事件を解決してくれます、犯人は副担任の瀬戸谷でした。
彼は鴻上が好きなようですね、鴻上からも自分の使ったメモとかハンカチが無くなった事があると言ってました。
所謂ストーカーね、鴻上と親しくしている人物は他にも居るのですが自分の担任するクラスなので正太郎を標的としたようですね。
櫻子は瀬戸谷を脅しますね、瀬戸谷は体調不良を理由に学校を去りました。
事件解決後、正太郎は今居に鴻上と仲が良い事を打ち明けました、週二回一緒に鴻上の手作り弁当を食べられるようにとりもちました。
今居に感謝される事になりました。
正太郎の家の前に動物の死骸が置かれるようになっていました。
正太郎は最初のネズミの死骸を片づけて以来忘れてたようですね、母親に聞くと三週間くらい続いているそうです。
櫻子に置かれていた死骸を見て貰うと大型の犬の仕業ではないかと言ってますね。
ウルフか、ウルフが恩返しとして狩った獲物を献上してくれていたようですね。
正太郎はウルフに出てきて欲しそうでしたがウルフは出てこないね。
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第弐骨 アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ
鴻上が友達の二組のカップルと冬まつりに来ていました。
鴻上にも彼氏をとの話になり今居の名前も出てきましたが、鴻上の彼への評価が意外と低いですね。
鴻上は今居が何を考えているか分からなくて怖いと思っているようだね、今居かわいそうに。
同時に正太郎の名前も出ましたが、櫻子と一緒に行動している所を半端に見られたようですね。
動物の死骸を持ってただの、事件に巻き込まれた(こっちは本当か)だの言われてますね。
鴻上は動物の死骸は櫻子の手伝いだと理解してますが、鴻上の友人たちの評価は低めですね。
鴻上はカップルではしゃぐチカ、マナが嫌みたいだね、五人で来たのにバラバラになりました。
一人に成った鴻上は橋の上から手紙を投げる女の人を見ました。
鴻上の元に風に飛ばされて飛んできたようです。
中を見てみると遺書のように読めたので鴻上は女の人を止めようと考えましたが見失いました。
櫻子に連絡して手紙からヒントを得ようと考え正太郎に電話しましたが出ませんね。
困っている所で、磯崎と内海に出会いました。
鴻上は磯崎に手紙を見せて協力を仰ぎます。
鴻上が似顔絵を描きましたが磯崎と内海に揃ってふざけてると言われてしまう腕前のようですね。
芸能人に例えるね、三人で大体の共通認識を得て、髪が長く黒いコートの人を探し始めました。
しかし見つからないね、磯崎は鴻上を説得して探すのを止めさせようとしましたが鴻上の頑なさが勝ちました。
磯崎は結局見つからなくて鴻上が落ち込む事を危惧したようですね。
最終的に甘酒を奢って貰う事で鴻上に付き合う事になりました。
鴻上の中での磯崎の評価が上がってますね、分かりにくいが磯崎の優しさが感じられたのかもしれないな。
内海は迷子の子供を見つけたので迷子センターに連れて行く事にしましたので別行動になっていました。
諦めようとした鴻上の元に内海、正太郎、櫻子が現れました。
鴻上は櫻子に手紙と入っていた指輪を見せました。
遺書だと思われた手紙は遺書ではなく、指輪は結婚指輪ではなく、モーニングジュエリーで遺骨から抽出した炭素を加工して作られた物だと櫻子は断定しました。
手紙は亡き伴侶に当てたもので、新しいパートナーを見つけてその人の元に行く前に彼岸に送ったのだろうと櫻子は言いました。
櫻子は手紙と指輪を川に投げ込みましたね、持ち主の思いを遂げる事を選択したようですね。
鴻上は磯崎に諦めなかったので自分の勝ちだと言ってますね。
磯崎は櫻子に頼んだので相子だと言ってますね。
鴻上は櫻子に頼むことも織り込んでいたと主張して櫻子と自分にホットチョコレートをご馳走して下さいと言ってるな。
磯崎は諦め悪くスマホを落してしまい連絡が付かなかった正太郎が悪いと結論付けてるね。
うーん結果としてはそうなのかもな、直ぐに連絡が取れてれば苦労して探す必要は無かったからね。
これで奢らされたりしてたら正太郎が少し可哀想ですね。
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第参骨 凍える嘘
正太郎の母親と薔子は仲が良いようで、薔子から知り合いの別荘の整理に正太郎を貸して欲しいとお願いされたようです。
櫻子が居ないので安心していたようですが、裏切られる事になるね。
待ち合わせ場所に行くと、薔子、東藤耕治、八千代が待っていました。
どうやら耕治の父親が亡くなりその別荘を整理するのが今回の旅行目的のようです。
中々出発しないなと思っていると櫻子がやって来ましたね。
ばあやの方でも不幸があったらしく二三日櫻子を薔子が預かる事になったそうです。
薔子は正太郎の母親に報告しようと迷いますが、八千代も加勢してくれて秘密って事で出発する事になりました。
運転は耕治がする事になりました、彼は免許を取るのが趣味らしく色々な免許を持っていると言っています。
運転も上手かったようです。
耕治の経営するホテルに付いて食事の後にスキーを始めました。
櫻子、正太郎、耕治で遊んでますね。
櫻子のスキーの技量は普通のようですよ。
耕史が正太郎をスノーモービルに誘いますね。
正太郎はスキーを置きに行くので櫻子と別荘に向かいました。
薔子は既に片づけを始めている様子でしたが、正太郎に耕治の相手をして一緒に遊んでいて欲しいと本来の目的を教えました。
薔子は別荘の整理を耕治にはやらせたくないようですね、寂しい作業なので。
耕治でないと判断できないものだけ残して先に自分たちで片づけるのでその間、耕治と遊んでいて欲しいと正太郎に言いました。
正太郎も耕治の用意したおもちゃが楽しみなようで引き受けますが櫻子が言った、耕治の相手はヘクターより手が掛かるって発言が気になるね。
正太郎と耕治は気が合うようですね楽しそうにスノーモービルで遊んでいましたが、雪が少ない場所で転倒しました。
二人とも雪の上に放り出されましたが怪我はありません、しかしスノーモービルが動かせない状況になりました。
携帯電話も圏外で連絡の取りようがありません。
正太郎と耕治は松の下で待つ事にしました。
櫻子が大友さんと云う雪山に詳しい人と共に雪上車で助けに来ましたね。
櫻子はスノーモービル中に事故を起こすと予想してたようですね、「やっぱりだ。全く仕方ない奴らだな」と言ってました。
どうやら這松の下は雪が積りにくく落とし穴のようになるようです、耕治はそれを知らなかったようですね。
櫻子のおかげで助かりましたね。
櫻子は自分が正太郎の保護者を自認しているようですが、正太郎はそれが不服なようですね、面白いね。
別荘に戻ると吹雪が強くなっていました。
正太郎がこの別荘を本当に処分してしまうのかと聞くと耕治が不便なのでと言っていましたが父の思い出が残る場所を一緒に葬ろうとの考えのようですね。
父親は本来ならば東京に行っているはずなのに、此処に来ていて発見が遅れてしまい亡くなったようです。
耕治はそれを後悔しているようですね、薔子が耕治を慰めていますね。
父親だからこそ子供に知られたくない事があったんだとか言ってるね、薔子は何か知っているようだぞ。
停電になり食料を探す事になりました。
そこで耕治がうっかり発言してしまったね、耕治は薔子が好きなようですね。
正太郎に聞かれてしまいました。
耕治と在原が不仲なのが分かりましたね、薔子が在原を弟のように可愛がっているので気に入らなかったのね。
耕治はどうやら本気のようですけど、正太郎の薔子は今でも亡き旦那さんを思っているようなので無理っぽいですよねの発言に同意してますね。
耕治は聞いてしまったのだから協力しろよと正太郎に行ってくるけどね。
この辺も年上好きとして正太郎と耕治は似てるかな。
その後、暖炉が使えないか正太郎は暖炉の掃除をしますが、そこで燃え残った人間の掌を発見してしまいました。
櫻子が喜々として調べ始めるぞ、そうすると大部分は別荘に置いてある剥製のヒグマの掌であると分かりましたが、人間の指も一本見つかりました。
櫻子は何でヒグマの掌を使い人の指を隠したのかを詮索し始めますね。
八千代と薔子の様子が変わり始めますね。
耕治は父の遺体に指が無かった事を思い出しました、怪我をしていて包帯を巻いていたと聞いていると言ってるね。
そこから正太郎は指輪ではないかと言いました、正太郎は空の結婚指輪のケースを見つけていました。
櫻子は八千代と薔子が耕治を遠ざけて別荘の片づけをしている理由に気がついたね。
耕治の父親の耕四朗には愛人が居たようですね。
八千代、薔子、はしれを知っていて生前の耕四郎がそれを耕治に隠していたので痕跡を消して隠し通そうとしていたようです。
耕治は複数の女性に手を出す事を嫌っているので、隠し通そうとしたよですね。
八千代が秘密を暴いた櫻子を責めますが耕治がそれを止めるね。
耕四朗が死んだ時にその愛人が一緒に居たようですね。
それを聞いた耕治は父が一人で死を迎えたと思っていたので少しほっとしたと言ってますね。
櫻子にもお礼を言ってるね、秘密を知れて良かったと言ってました。
その日は酒を見つけて来た耕治のおかげで宴会となりました。
そこで薔子の凄さが分かりましたね、彼女は大層な酒豪ですね。
翌朝早くに大友さんが助けに来ましたね。
直ぐに別荘を離れるかと思ったら耕治が這松の下で助けられたと言っていた耕四朗のエピソードを思い出して、助けてくれたのが女性だと思い至りました。
大友さんはその女性を知っているようでした。
大友さんの二人で別荘に来ていたとの発言で櫻子は気がついたようですね別荘に戻り捜索を始めました。
寝室で隠し部屋を発見しました。
そこで愛人と思われる女性が亡くなっていました。
耕治は自分のせいで亡くなったと可哀想な人だと言っていましたが櫻子が違った見解を示すね。
愛人は全てが露見するのを防ぐ為に地下に潜る事を選んだ可能性もある哀れと貶めるのはやめたまえと言ってますね。
ここは状況が分からないのでどんな思いで自殺したのかは分からないんだよね。
櫻子は愛人の行為に対して否定的ではあったよ。
薔子はなんでこんな事になったと嘆いていますね、今回も警察を呼ぶことになりました。
薔子は櫻子のせいだと良い始めますが当の櫻子は正太郎のせいだろうと言ってますね。
薔子もそれを認める発言をしているね、正太郎と会う前の櫻子は人間の死体を発見した事は無いと言ってますね。
正太郎も櫻子と出会う前は発見した事ないと言っているので櫻子と正太郎が揃うと死体が見つかるようですね。
櫻子は感謝していると満足そうでしたね。
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エピローグ
櫻子と正太郎は先に帰る事になりました。
二人を見送る積りなのか耕治がやって来ました。
そこで耕治は櫻子に正太郎の存在をどう捉えているのか聞いていました。
正太郎が亡くなった惣太郎の代わりなのかと。
答えを聞きたくない正太郎は泣きながら逃げようとしましたが、櫻子の答えは予想とは少し違いましたね。
耕治は櫻子の廻りに居る昔からの知り合いは櫻子とばあやが正太郎の事を惣太郎の代わりと考えていると思っていると言ってるね。
それで正太郎を惣太郎として扱っていると言ってますね。
櫻子の答えはYesでありNoだと言ってますね。
ばあやは正太郎を惣太郎の代わりだと思いたいようですね。
櫻子はそんなばあやの為に正太郎を利用していると言っていました。
櫻子の中では正太郎と惣太郎は別人であると言ってますね。
櫻子は惣太郎の頭蓋骨を見て、その美しさに感動したとまで言ってますね。
これは正太郎にも衝撃だったようですね。
櫻子は正太郎として見ているようですが分かり難いので分かり易く言ってやれと耕治が言ってくれますね。
櫻子は正太郎と居ると楽しいと言ってくれます、それを聞いた正太郎は嬉しさから再度泣いてしまうぞ。
春が近づいているのを正太郎は恐れているね。
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Special Short Story ハートの贈り物
正太郎はばあやに手編みの手袋と帽子を貰いました。
正太郎は櫻子にバレンタインの贈り物として自分で作った仙骨と尾骨を贈りました。
櫻子はお返しに末節骨を贈りました。良かったな正太郎。

成分美女骨採集事件捜査推理
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