ラノベの感想) アクセル・ワールド 第1巻 黒雪姫の帰還 (電撃文庫)


有田春雪(ハルユキ)は小太りのいじめられっ子でした。
同級生で空手をやっている荒谷くんに奴隷のような扱いを受けています。
授業中にメールが飛んで来て命令されています。
荒谷くんの書いた文面を意味が被っているバーカバーカと心の中で罵っています。
昼休みにパンを買ってくる事を命じられていました。
逆らうと肉まんの刑にされます、肉まんの刑ってどんなんだ?
ハルユキには同じ学校に幼馴染の倉島千百合(チユリ)が居ます。
彼女はハルユキの事を心配していました。

チユリはハルユキがお昼ご飯を奢らされているのを知っているのでお弁当を作ってきてくれます。
とても優しいいい子ですね。
しかしハルユキはチユリに同情されるのが嫌だと考えて彼女のお弁当を手で弾いちゃいます。
哀れなお弁当は廊下にぶちまけられてしまいました。
可愛い女の子の作ってくれたお弁当に対してなんてことをするのでしょう。
ハルユキはチユリに謝る事も出来ずに逃げ出しました。
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駄目駄目なハルユキに注目している人物が居ました。
ハルユキは教室に居場所が無いようです、昼休みなどの休み時間は学内ネットワークに存在するゲームを孤独にプレーして時間を潰していました。
仮想世界でスカッシュをしています。
ハルユキの腕出前は物凄かったですね、スコアを見たチユリが呆れる位に高得点を出していました。
このゲームは脳の反応スピードが高い方が高得点を取れるみたいです。
ハルユキのスピードに注目している人がいました。
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ハルユキはスカッシュのハイスコアが更新されている事に気が付きます。
ハルユキは自分よりも旨い人は居ないと自負していたのですが、軽々と超えられてしまいました。
ハイスコアを更新したのは、学内でも有名人な生徒会副会長でした。
彼女も傑出した人物のようで、仇名で呼ばれています。
黒雪姫と呼ばれています。
彼女から昼休みにラウンジに来るようにと誘われます!?
「もっと先へ・・・《加速》したくはないか、少年」と言ってました。
黒雪姫の物言いはちょっと変わってますね。
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ハルユキはおどおどしつつもラウンジに向かいました。
そこには黒雪姫が待っていました。
二人が通っているのは梅郷中学という中学校です。
ラウンジには不文律があり一年生は使用禁止です。
一年生のハルユキがラウンジに入っていたので注目されています。
温和な感じの二年生のお姉さんがハルユキの用向きを聞いてきました。
ハルユキが答えあぐねていると黒雪姫が自分の客だと告げてハルユキを同席させます。
そして衆人環視の中でニューロリンカーの直結を促しました。
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ニューロリンカーは首の後ろに着けるデバイスで自分の脳と通信を行いネットワークに繋がる事ができます。
自分のプライバシー情報の塊のようなデバイスのようですよ。
そんなわけで直結は、家族とか恋人とか自分に近しい人間とだけ行われる行為のようです。
黒雪姫が大胆な行動を取ったので周囲は騒然としていました。
ハルユキも驚いています。
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黒雪姫がハルユキにとあるプログラムを転送してきました。
直結する必要があるくらい秘匿性の高いブツのようです。
黒雪姫は転送する前にハルユキに覚悟を聞いてきます。
ハルユキは躊躇しませんね
彼女が転送してきたのはブレイン・バーストと呼ばれる対戦格闘ゲームでした。
インストールが完了したところに荒谷くんがやって来ます。
ハルユキは荒谷の呼び出しを無視して黒雪姫に会いに来ていました。
荒谷は怒っています。
黒雪姫は荒谷を挑発しました、間違えて動物園からこの学校に送られてきたんじゃないかとハルユキから聞いたと言いました。
荒谷は挑発に乗ってしまいます、ハルユキを殴ろうとしてきました。
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黒雪姫がハルユキに対処方法を教える事になります。
二人でブレイン・バーストの機能を使います、バースト・リンク。
ハルユキと黒雪姫は加速しました。
黒雪姫が解説を始めます、ここは1000倍に加速された世界だと。
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黒雪姫が荒谷を学校から追放する為のアイディアを教えます。
加速状態で荒谷のパンチをワザと受けろ、その時、後方に飛べと言ってきます。
ハルユキの後方には黒雪姫が座っているんだけど、後方に飛んで自分を巻き込んで倒れろと言ってきました。
ラウンジは防犯用の監視カメラが存在します。
荒谷はこれまで監視カメラの無い場所でハルユキを虐めていました。
黒雪姫の挑発に乗ってしまった荒谷は監視カメラの存在を忘れたようだね。
ハルユキと黒雪姫は吹き飛びました。
荒谷は教師に連れられて行きました。
黒雪姫は頭も良いようです。
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黒雪姫からその日はニューロリンカーを付けたまま眠れと言われます。
更にグローバルネットに接続しないようにとも言われました。
その晩、ハルユキは長い悪夢を見る事になりました。
ハルユキは毎朝、母親からその日の昼食代をニューロリンカーにチャージして貰っているようです。
ここで迂闊にもグローバルネットに接続しちゃったんだよね。
家を出たハルユキは対戦を申し込まれる事になりました。
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ここでハルユキは初めて自分のアバターを見る事になりました。
小さくほっそりしたアバターでした。
全然ヒーローっぽくないのでハルユキは不満そうです。
アッシュ・ローラーというバイクに乗った人物と対戦する事になりました。
ゲームのルールをまるで分かっていないハルユキはパーフェクト負けしました。
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昼休みのラウンジでハルユキと黒雪姫は直結していました。
黒雪姫はハルユキにブレイン・バーストについての説明をしていました。
加速するにはバーストポイントが必要でバーストポイントは対戦に勝つ事で入手できると教えられます。
バーストポイントがゼロになるとブレイン・バーストが強制アンインストールされて二度とインストールできなくなるそうです。
過酷なルールですね。
ブレイン・バーストをインストールしている人の事をバーストリンカーというそうです。
バーストリンカーであり続ける為には対戦を続けるしかないそうです。
黒雪姫はハルユキにバーストリンカーを続けるか聞いてきました。
ハルユキは黒雪姫が慈悲を掛けてくれたと思っているようだぞ。
ハルユキは黒雪姫の慈悲に報いる為にバーストリンカーを続けると答えます。
あら?ハルユキの慈悲って言葉に黒雪姫は不服そうですよ。
二人が加速を解くと、興味津々で見守っていた生徒会役員の二年生に質問されます。
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黒雪姫は端的な答えを返しました「端的に言えば、私が告白し、彼がフッたのだ」。
驚愕されています、噂が校内を駆け巡ったようです。
ハルユキは注目の的になっちゃったようです。
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下校時に早速、今朝負けた相手であるアッシュ・ローラーに対戦を仕掛ける事にします。
ハルユキは黒雪姫からアドバイスを貰っていました。
先制攻撃を仕掛けてダメージを与えて、バイクでは登れない高所に逃げ込んで時間切れでの判定勝ちを狙う事になりました。
先制攻撃は決まりました、しかし、アッシュ・ローラーがレベルアップしていました。
彼は新たなスキルを得ていて、バイクで壁面を登れるようになっていました。
ハルユキは大ピンチに陥ります、諦めかけましたが、黒雪姫の語った本物の強さって言葉を思い出します。
最後まで足掻く事にしますよ、結構、ハルユキが進歩しています。
ハルユキはアッシュ・ローラーのバイクを観察して弱点を見出しました。
彼のバイクは後輪駆動なので、駆動輪を持ち上げると動けなくなります。
アッシュ・ローラーは能力の殆ど全てをバイクに依存しているので、動けない彼をバイクから降ろして殴り勝ちました。
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黒雪姫がハルユキを連れまわしているのを見てチユリが対決の姿勢を見せます。
チユリは黒雪姫がハルユキを揶揄って遊んでいると思ったようです。
黒雪姫はハルユキに親し気に話しかけてくるチユリの態度にカチンと来たようです。
「私は彼に告白して現在返事待ちだ。これから軽くデートするところだ」と挑発めいたセリフを残してます。
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喫茶店で黒雪姫からハルユキをバーストリンカーにした目的を教えられます。
バーストリンカーはレギオンと呼ばれるチームを組んでいるそうです。
黒雪姫はブレイン・バースト世界のお尋ね者でした。
ブレイン・バーストの最終目的がレベル10に到達して開発者に会う事のようです。
開発者からブレイン・バーストが存在する意味と目指す究極を知らされるそうです。
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レベル10になる条件が過酷です。
他のレベル9のバーストリンカーを倒す事。
レベル9同士の対戦では負けた方はポイントが全損になります。
同時期に7人のバーストリンカーがレベル9に到達したそうです。
黒雪姫以外のレベル9は和平を望み停戦条約を結び停滞する事を望んだそうです。
レベル9はそれぞれレギオンを率いています。
黒雪姫は騙し討ちで赤の王の首を刎ねたそうです。
怒り狂った他のレベル9とのバトルロイヤルになり制限時間内一杯まで戦ったそうですが、他のレベル9は一人も倒せなかったと言ってます。
以降、黒雪姫はグローバルネットへの接続を絶ち雌伏の時を過ごしていたそうです。
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しかし梅郷中学のローカルネットには接続する必要がありました。
授業はローカルネットを介して行われるので生徒は学内では常時ローカルネットへの接続が義務付けられています。
そのローカルネット内で対戦を挑まれたそうです。
この時に黒雪姫は迂闊にもリアル割れしてしまったそうです。
黒雪姫は彼女に挑んできた対戦者、シアン・パイルのリアルを割る為にハルユキに協力を求めて来ました。
彼女は怪しい人物の特定も済ませていました。
ハルユキは驚いています。
黒雪姫が特定したのはチユリでした。
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ハルユキは信じられないようです。
黒雪姫と言い合いになってしまい、チユリと直結して彼女がシアン・パイルか探る事になりました。
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ハルユキはチユリの家に向かいます。
二人は同じマンションの住人です。
幼馴染なのでハルユキとチユリのお母さんとは旧知ですね、歓迎してくれます。
チユリはハルユキが遊びに来なくなって寂しがってたそうです。
ハルユキは直結させて貰う為に言い訳をしています。
お弁当をぶちまけてしまった事を口ではうまく謝れないので直結させてくださいとお願いしています。
チユリは30㎝のケーブルしか持っていませんでした。
チユリとハルユキの関係はチユリがお姉さん的なポジションのようですよ。
チユリは大胆にもベッドで大の字になります。
「したけりゃすれば」と言ってます、これはハルユキの事を信用しているな。
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ハルユキはチユリにお弁当をぶちまけた事を謝ります。
そこからはハルユキの本心の吐露になります。
二人には黛拓武というもう一人の幼馴染が居ます。
三人で遊んでいたそうです。
ハルユキは成長するにつれてカッコよくなるタクムと可愛くなるチユリと一緒に居るのがつらくなったと吐露します。
二年前にタクムがチユリに告白しました。
チユリはハルユキに相談します。
チユリは三人の関係が変化しない事を望みました。
ハルユキとタクムが仲良しのままでいる事を望んでいました。
その為にタクムの告白を受け入れたようです、この結果にはハルユキのアドバイスも大きく影響していました。
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チユリは人の価値が見た目で決まると思ってるハルユキを咎めています。
彼女はハルユキの良いところをたくさん知っていると言ってました。
チユリはハルユキと黒雪姫との関係も咎めてきます。
彼女の目にはハルユキが黒雪姫の下部に見えているようです。
ハルユキが黒雪姫との関係はそのようなモノではないと説明しています。
チユリは黒雪姫にハルユキを支えるポジションを奪われたと感じた様です。
チユリには手が出せなかった荒谷の問題を黒雪姫は一日で解決してしまったので黒雪姫が相応しいと思ったようだ。
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ハルユキはチユリと会話しながら彼女のニューロリンカーの中身を漁りました。
そこにバックドアを発見しました。
何者かがチユリのニューロリンカーを覗いているようです。
ハルユキは冷静でした、相手にバックドアを発見した事を悟らせない為にそのまま放置しました。
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ハルユキは黒雪姫とチユリとイチャイチャする夢を見たようです。
自分の事を最低だと思っています。
しかし黒雪姫との場面は惜しいと思ってますね。
ニューロリンカーに夢の録画機能があればと悔しがっています。
この機能は各社が開発中らしいです。
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登校中に黒雪姫に声を掛けられました。
夢の内容が問題だったようです、ハルユキは飛び上がって驚いています。
昨日は喧嘩別れになってしまったので、黒雪姫は謝ってきますよ。
彼女はハルユキがチユリと直結できる筈はないと思っていました。
ハルユキが直結してきましたよと軽く答えると動揺しはじめます。
直結した場所はと聞いてきます、チユリの部屋だと答えます。
ケーブルの長さはと聞いてきます、さんじゅっせんちですと答えます。
黒雪姫は奇行に走ります、速足ですたすたと歩いて行ってしまいました。
ハルユキはバックドアの事を報告できませんでした。
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昼休みに新聞部が取材にやって来ました。
ハルユキと黒雪姫の関係を聞き出そうとしてきます。
彼女たちは面白半分に取材して面白いネタを仕入れようとしていました。
ハルユキは黒雪姫と交際しているとの噂は事実無根ですと答えます。
それを証明する為にチユリの話をすると黒雪姫が不機嫌になりますと教えています。
それを聞いた新聞部のお姉さんは取材を辞めますよ。
察しが良いですね、彼女たちは黒雪姫が嫉妬しているだけだとハルユキに教えてくれました。
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しかしですね、自分に自信の無いハルユキはこの意見を信じる事が出来ませんでした。
ハルユキはマイナス方向に黒雪姫の意図を考察してしまいます。
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下校時刻に黒雪姫は校門でハルユキを待っていました。
健気な彼女は出待ちをしていました、本来であれば、ここは大喜びする場面だよね。
黒雪姫は健気にも1mのケーブルを用意していました。
チユリに対抗しようとしたようです。
ハルユキは彼女からケーブルの端子を受け取り恥ずかしがることなくニューロリンカーに刺しました。
ハルユキの態度に黒雪姫は怪訝そうにしています。
彼女はハルユキに怒っているのかと聞いてきました。
ハルユキは素っ気ないですね、彼女の質問を無視してチユリのニューロリンカーを探った結果を話し始めます。
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ハルユキはバックドアが仕掛けられていたが、相手に気付かれない為に放置したと報告します。
ハルユキの態度から黒雪姫も喧嘩腰になります。
それではバックドアがあった事を証明できていないと返答してしまいます。
ハルユキは黒雪姫が信じるか信じないかの問題だと素っ気ないです。
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ハルユキは黒雪姫に彼女がハルユキに拘っている理由を告げます。
「あなたは、なにもかも完璧すぎる自分のことが嫌いなんだ。だから、自分で自分を貶めようとしている。そうなんでしょう」
ハルユキは黒雪姫がハルユキに拘る理由は、ハルユキと関わる事で自分を貶めようとしているって考えたようです。
大いなる勘違いってやつですね。
黒雪姫は一生懸命にハルユキと仲良くなろうとしていたのですが、全くハルユキには伝わっていませんでした。
黒雪姫の感情が爆発してしまいます。
「・・・バカ!!」と叫んでハルユキの頬を引っぱたきました!!
黒雪姫は泣き出してしまいます。
あちゃー。
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良くない事が続きます。
痴話喧嘩を始めた二人のもとに乗用車が突っ込んできました。
ブレーキを踏む音がしませんよ、二人をひき殺そうとしたようです。
二人は加速します。
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加速して運転席を覗き込むと荒谷が乗っていました。
加速を解除しても逃げきれません、後は引かれるだけですよ。
ここで黒雪姫がハルユキに告白してきます。
彼女はハルユキの速さに惹かれていました。
未来の王に跪きたい、守って、包んであげたいと思っていたね。
こりゃ本気だよ、黒雪姫は惚れちゃってるぞ。
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黒雪姫はレベル9のバーストリンカーだけが使えるコマンドを使いハルユキを助ける事にしました。
黒雪姫はハルユキのアバターにキスしています。
現実でしたかったと言ってます、彼女は死ぬ覚悟です。
ここまでされるとハルユキも黒雪姫が自分の事を好きなんだと納得したようです。
フィジカル・フル・バーストというコマンドで所有するバーストポイントの99%を消費する大技でした。
この技は現実の肉体を動かす事ができます。
それでハルユキの身体を突き飛ばして彼が引かれるのを防ぎました。
黒雪姫は引かれてしまいます。
大怪我した彼女は病院に運ばれて再生治療を受ける事になります。
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黒雪姫の家庭環境が少しだけ分かりますね。
家族は誰も搬送先の病院にやって来ませんでした。
代わりに弁護士がやってきて入院の手続きをして戻って行きました。
ハルユキは黒雪姫に付き添う事にします。
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処置が終わり再生治療が完了するのを待つ事になりました。
問題が発生してしまいます。
黒雪姫のニューロリンカーが病院の院内ネットワークに接続されていました。
これは脳波のモニタリングをする為に必要だそうです。
この場にシアン・パイルが現れると意識が戻っていない黒雪姫は対戦を申し込まれてしまいます。
ハルユキは黒雪姫を守る為に徹夜で見張る事にしました。
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翌朝シアン・パイルが現れました。
正体はタクムでしたよ。
彼はチユリの彼氏なので直結してバックドアプログラムを仕込む事もできます。
バックドアプログラムを介して黒雪姫に挑戦してきていました。
タクムはバーストポイントの枯渇に苦しんでいました。
現実世界で加速能力を行使していたようです。
ハルユキはタクムに対戦を申し込みます。
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タクムは抱えていた葛藤を吐露していました。
ハルユキの事を気に掛けるチユリが心配だったようです。
チユリはハルユキの事が好きでチユリをハルユキに取られると思ったようです。
タクムもチユリの心境を誤解していたようだね。
チユリの本心は三人で仲良くしていたいって事だからさ。
タクムは相当に思い詰めてたようだぞ、ハルユキに対して辛辣な意見を持っていました。
ハルユキに関わる事を泥沼と言ってます。
タクムとチユリを解放してくれとも言ってました。
ここまで誹謗されてもハルユキの心はポッキリ折れなかったんだよね。
これは黒雪姫に対する強い想いの現れでしょうね。
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シアン・パイルのレベルは4でした。
ハルユキのシルバー・クロウはレベル1です。
レベル差が大きいのでハルユキには不利でした。
シアン・パイルが必殺技を使いシルバー・クロウを追い詰めました。
シルバー・クロウはスピードはありますが防御力が低かったです。
片足と片腕が破壊されてしまい、ステージの地下に落下します。
地下には黒雪姫が治療中のベッドも再現されていました。
ハルユキは諦めかけています、黒雪姫の唯一の目的であるレベル10到達を護れなかったと悔いています。

ハルユキは黒雪姫と一緒に遥か高い空に行きたかった、「飛び、たかった」と言いました。
変化は劇的でした。
シルバー・クロウの背中から翼が現れました。
ハルユキは天井の穴を通過して空中に飛翔しました。
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空からの眺めは素晴らしかったようです。
ハルユキはこの世界は無限だとの感想を抱きます。
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シルバー・クロウとシアン・パイルの対戦を観戦していた多くのバーストリンカーは騒然となります。
加速世界発の飛行型アバターの登場に驚いています。
飛行できるようになったので形勢が逆転しました。
高高度からシルバー・クロウはシアン・パイルに突撃します。
シアン・パイルも必殺技を放ちますがシルバー・クロウはそれを避けます。
少し軌道をずらしたシルバー・クロウのパンチがシアン・パイルの胸を貫きました。
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そのままシアン・パイルごと急上昇します。
飛行できないシアン・パイルは落下したら負けてしまいます。
レベル差があるので全損する事になってしまいます。
タクムは落とさないようにハルユキに懇願してきました。
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ハルユキはタクムを信じる事にします。
ハルユキはタクムに向かい自分とタクムは対等だと宣言します。
現実世界ではハルユキはタクムに勝てません。
加速世界ではタクムはハルユキに勝てません。
これで対等な関係だと言っています。
ハルユキはタクムを誘います。
オレの仲間になれ、一緒に黒雪姫の配下になって彼女の為に戦おうと言い出します。
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タクムは最初否定的でした。
黒の王に従うってことは純色の六王を倒す事だと気付いたようだ。
今の加速世界は停滞しているので、これは尤もな反応ですね。
しかし、ハルユキはビビる必要はないと言ってます。
ゲームとは本来そういうモノだと説得しました。
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タクムはチユリとハルユキを裏切っていたので、やり直す事は出来ないと諦め気味です。
ハルユキは一緒にチユリに謝ろうと言い出します。
全てをチユリに話す、ハルユキとタクムが隠していた気持ちをチユリに打ち明けるんだと言ってます。
二ユーロリンカーにバックドアまで仕掛けていたタクムは心配そうです。
ハルユキは死ぬほど怒るだろうが、最後は許すさ、と自信がありそうですね。
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二人の対戦はドローで終わりました。
バーストポイントの移動は行われず、タクムは全損の危機を逃れました。
対戦が終わると黒雪姫が目覚めました。
ハルユキは黒雪姫のアバターに抱き着いて泣いてますよ。
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黒雪姫はシルバー・クロウの翼を綺麗だと言ってます。
感動しているようだぞ、そしてハルユキを子に選んだ事に間違いは無かったと確信していました。
黒雪姫が覚悟を決めます。
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彼女は沈黙を破り封印していたブレイン・バーストのアバターを解放しました。
ブラック・ロータスが出現しました。
両腕、両足が剣になっています。
歩けないので移動はホバー移動ですよ。
黒雪姫は醜悪な姿と言っていましたがハルユキは綺麗ですと言ってますね。
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ブラック・ロータスはシルバー・クロウにお姫様抱っこしてもらい空中に移動します。
観戦者に向けてレギオンの復活を宣言しました。
口上がカッコよかったですね。
「我と、我がレギオン《ネガ・ネビュラス》、今こそ雌伏の網より出でて偽りの平穏を破らん!!剣を取れ!!炎を揚げよ!!戦いの時ー来たれり!!」
加速世界は大混乱に陥るだろうね。
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ハルユキとタクムはチユリに謝りに行きました。
ブレイン・バーストの実在を信じさせるのに苦労したようです。
バックドアを仕掛けた事に関してはハルユキの予想を上回る爆発を見せたそうです。
一週間は口を聞いてくれなかったそうですよ。
彼女なりにタクムにこのような行動にさせた原因を考えたようです。
理由の一端は自分にもあると思った彼女は最高級パフェ食べ放題で二人を許しました。
お互いに本音を暴露しあったハルユキとタクムはチユリの望んだ本当の親友になりました。
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ハルユキが黒雪姫の面会に行きます。
花束を持ってきています。
しかし、病室の前にきてから悩み始めます。
なんて言って入ればいいんだ?と悩み始めてしまいます。
黒雪姫の方が先に焦れたね、ドアを開けて、早く入りたまえと促しました。
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ハルユキはバックドアプログラム問題の経過報告を行います。
タクムにバックドアプログラムを渡したタクムの親はレギオン内で《処刑》されました。
ポイント全損処分になったそうです。
バックドアプログラムの製作者については口を割らなかったそうです。
バックドアプログラムはマッチングサーバーにパッチが当たって使えなくなりました。
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レギオンの活動状況の報告に入ります。
タクムは黒雪姫のレギオンに入ったようです。
《杉並第三戦区》と《第四戦区》を制圧中だと答えています。
黒雪姫には余裕があります、少しずつ仲間を増やして、エリアを広げればいいと言ってます。
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ハルユキは黒雪姫に彼女の生徒手帳を返します。
彼女が病院に運ばれた夜からハルユキが預かっていたようです。
黒雪姫は顔真っ赤になりますよ。
中身を見たかと聞いてきました。
ハルユキが正直に見たと答えると忘れろと言ってきます。
脅しまでしてきますよ。
「記憶を完全消去し、二度と触れるな。今後もしコレのことを口にしたら、キミは私のレベル9必殺技をその身をもって知ることになる
」と言ってきます。
黒雪姫は生徒手帳の中身を見られたと思っているようです。
ハルユキにいいかげんあだ名ではなく名前で呼んでくれないかと言ってきますよ。
ハルユキは戦慄しています、ハルユキは彼女の本名を知りませんでした。
ハルユキは黒雪姫の生徒手帳をじっくり読んではいませんでした。
ちらっと見たときに生徒手帳にハルユキの隠し撮り写真が挟んであった事しか知らないようです。
黒雪姫はハルユキに名前を教えてくれるつもりですね。
何て名前なんだろうか?
あだ名と大差ないと言ってますよ。

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