ラノベの感想) アクセル・ワールド 第5巻 星影の浮き橋 (電撃文庫)


ハルユキとチユリは新宿の都庁ビルに向かいました。
雨天続きでチユリの陸上部の練習が中止になったからでした。
二人で展望室に向かって景色を眺めますが天候が悪く眺望は望めませんでした。
二人はブレイン・バーストの対戦をする目的もあったのでタッグを組みます。
そこに対戦を挑んでくるコンビが居ました。
青のレギオンのフロスト・ホーンとトルマリン・シエルが挑んできました。
シルバー・クロウとライム・ベルは展望室から飛び降り高高度からの攻撃を行います。
展望室から現れた二人をみたトルマリン・シエルは二人がデート中だった、羨ましいと言い出します。
フロスト・ホーンは対戦に負けて帰り道で気まずくしてやると言って闘志を燃やしていました。
チユリがそんな二人を煽っていました、悔しかったら女の子とタッグを組んでみろといってます。
青のレギオンには女の子リンカーは少ないそうです。

対戦はチユリがシトロン・コールを的確に使い面白カッコよく勝てました。
彼女はステージに登場した巨大エネミーにシトロン・コールをかけ状態を卵まで巻き戻しました。
フロスト・ホーンがその卵を割ってしまい怒ったエネミーに攻撃されて撃破されます。
.
ハルユキとチユリは対戦を続けるか考えていました。
そこでスカイ・レイカーも呼ぼうとチユリが言い出します。
スカイ・レイカーはネガ・ネビュラスに復帰しています。
リアルでの顔合わせが行われ彼女の本名が倉崎楓子と分かりました。
ハルユキが嶋と崎が一緒だったら姉妹でしたねと言った事からチユリは彼女の事を姉さんと呼び始めました。
フウコはチユリの誘いを断りました。
彼女は今のところ領土戦にしか参加しないつもりです。
.
ハルユキは軌道エレベータ、ヘルメス・コードにソーシャルカメラが導入されるとのニュースからブレイン・バーストに新しいステージが追加されるのではと考えます。
黒雪姫に確認したところ、可能性はあると言われます。
黒雪姫は新しいステージへのポータルが出現する場所と時刻を予想してくれました。
.
東京スカイツリーの展望室に登場するのではないかと言ってました。
当日、ハルユキはそこまで行ってみる事にします。
当日は、黒雪姫は生徒会の仕事、タクムとチユリは部活があるのでハルユキが一人で向かう事になりました。
予想された時刻になりハルユキは加速しました。
大胆にも展望室で加速しています。
ハルユキが加速してすぐに新たなオブジェクトが出現しました。
超大規模タワーが出現しました。
ハルユキが独り言を言っていると、それに相槌を打つ人が現れます。
そこにはブラッド・レパードが居ましたよ。
.
パドさんの目的もハルユキと同じで、新たなステージが登場するのではないかと予想してやって来ていました。
二人で出現した超大規模タワーを観察します。
すると十台のシャトルが止めてありました。
ハルユキがそれに触れるとシステムメッセージが出てきてドライバーとして登録されました。
そのマシンはシルバーに変色して予約済みになりました。
パドさんも隣のシャトルに触れて登録を済ませました。
.
シャトルは十台しかないので後からやって来たバーストリンカーと予約券の奪い合いになるのを避ける為に二人は早々にその場を離れます。
帰りはパドさんがバイクで送ってくれる事になりました。
途中で喫茶店に入り直結しました!
別に秘匿性の高いやり取りをしたわけではありません。
直結すれば食べながら話せるとの理由からでした、セッカチなパドさんらしい理由です。
ここでパドさんとスカイ・レイカーがライバル関係にある事を知らされます。
現在のレイカー師匠は領土戦にしか出てきません。
赤のレギオンとネガ・ネビュラスは不可侵条約を結んだので領土戦は行われないんだよね。
だからパドさんはレイカー師匠が今度のヘルメス・コード縦走レースに出てくる事を願っていました。
.
領土戦でアッシュ・ローラーと対決する事になりました。
シルバー・クロウ、シアン・パイル、スカイ・レイカーでチームを組み迎撃にあたります。
アッシュ・ローラーがスカイ・レイカーに迫りました。
「師匠ォォォォ!」「俺はッ・・・今日こそッ、師匠を・・・超えます・・・!!」
「百年早いですよ、アッシュ」
アッシュはバイクに立ち乗りするVツイン拳を使ってレイカーに迫りましたが余裕で撃退されていました。
レイカーは迫るアッシュのバイクと相対速度を合わせてバイクの前輪ブレーキを握りました。
バイクが直立してしまいバランスを崩したアッシュを放り投げて勝利しました。
ハルユキはレイカーの強さに驚いていました。
.
領土戦が終わると翌日に行われるヘルメス・コード縦走レースについて話し合います。
そこでチユリがレイカーの失われた脚を取り戻す為にシトロン・コールをかけてみたいと言い出しました。
シトロン・コールは三段階までアバターの状態変化を戻せるらしいよ。
しかし残念ながらレイカーの脚は元には戻りませんでした。
チユリと黒雪姫が責任を感じています。
レイカーは自分の心が問題になっている、気にしないで欲しいと二人を慰めていました。
レイカーは脚の無い自分ではレースで何の役にも立てないと言って出場を断ります。
.
ハルユキにはレイカーをどうしても連れて行きたい理由がありました。
彼はレイカーが居るだけで力になると説得します。
他のメンバーもレイカーが一緒だと心強いと説得しています。
レイカーは嬉しかったようです、彼女も参加する事になりました。
出場するからには勝つしかないと言ってます、二位や三位では意味が無いとも。
ハルユキはレイカーの怖さを知っているので戦慄していました。
.
この日の領土戦はメンバーがバラバラの場所からダイブして行われました。
加速世界から戻って一人になったハルユキは寂しさを感じています。
思わず先輩と独り言を言ってしまいます、それに答える声がしました「ン、何だい?」
ハルユキはこれを幻聴だと思ったようですね、さらに、目の前に黒雪姫の姿が見えています。
これも幻覚だと思ったハルユキは黒雪姫のスカートを引っ張ってみる事にしました。
幻覚だと思っているのでハルユキが大胆でした。
「にああっ!?」との叫び声が聞こえます。
ハルユキは頬っぺたを引っ張られる事になり、目の前に居るのが黒雪姫だと把握しました。
.
黒雪姫がハルユキの家にやって来たのは心細かったからでした。
シトロン・コールで復活しないスカイ・レイカーの脚。
その原因は自分が放った心意技にネガティブな感情が含まれていたからだと後悔していました。
ハルユキと黒雪姫は新型ニューロリンカーなどについて楽しく会話していました。
ハルユキは黒雪姫が帰る時間になりやっと、彼女が何か話したい事があったのではと気が付きます。
しかし残り時間が尽きてしまいます。
ハルユキには運がありました、天気が荒れ始めて雷が鳴りだします。
ハルユキの自宅周辺は帰宅困難な状況に陥りました。
その日、ハルユキの母親は家に帰ってこないことになっていました。
ハルユキは落ち込んでいるように見える黒雪姫に泊まっても問題ないと伝えます。
ハルユキは焦っていますね。
黒雪姫はハルユキの申し出に甘えさせて貰おうかなと言って泊っていく事になりました。
.
二人でハルユキ秘蔵の冷凍ピザを食べて並んでニュースを見ていたらしいですが、その間のハルユキには記憶が殆どありません。
緊張していたようです。
黒雪姫、ハルユキの順でお風呂に入り寝る事になります。
ここまできてもハルユキは黒雪姫から話を聞き出せていませんでした。
一杯一杯のハルユキは母親の寝室を使って下さいと言い残して自室のベッドに潜り込みました。
.
黒雪姫がハルユキの自室にやって来ます。
少し話したいと言ってますね。
黒雪姫はここでレイカーの脚が戻らないのは自分が放った心意技に負の感情がのっていたからだと言います。
自分の心意は怒り、恨み、絶望、などの負の感情しか表現できず、ハルユキ達、第二期ネガ・ネビュラスのメンバーにもそのうち悪影響を与えてしまうと悩んでいました。
ハルユキは自分を救ってくれたと否定したいのですが、上手く言葉に出来ないので、黒雪姫に直結対戦を挑みました。
.
ハルユキはいまの全力を出します、練習していた翼を使った連続攻撃を使います。
黒雪姫は驚いていましたが、ハルユキの成長に嬉しそうにしていました。
ブラック・ロータスは本気で防御に徹する事になっていました。
対戦はブラック・ロータスの勝ちでした。
必殺技ゲージが溜まっていたので密着攻撃をしてくるシルバー・クロウを捕まえて両腕の剣で斬りました。
シルバー・クロウは上半身と下半身に分断されて負けました。
.
この対戦でハルユキは黒雪姫にブレイン・バーストの楽しさを伝えられたようです。
黒雪姫はハルユキを抱きしめて「ハルユキ君。私は、キミが誇らしいよ」と言ってきます。
ハルユキは誰かに誇らしいなんて言われたのは初めてですと返しています。
続けて黒雪姫は、シルバー・クロウはブラック・ロータスの最高のパートナーだと言ってますね、さらに現実世界のハルユキは黒雪姫の・・・。
不覚、ハルユキは黒雪姫の胸の中だ寝落ちしてしまいました。
彼女はとても大事な事を言ったようなんだけど、ハルユキにはそれが聞こえませんでした。
.
翌朝、ハルユキが目覚めると、隣で黒雪姫が寝ていました!!
何が起こったんだとハルユキが混乱していると来客を告げる音が聞こえてきました。
ヘルメス・コード縦走レースに出場する為にハルユキの自宅に集合して、そこからダイブする事になっていました。
集合時間までまだ余裕があるのですが、誰でしょうね?
玄関を開けると、そこにはスカイ・レイカーが立っていました。
倉崎楓子は初めてハルユキの自宅に行けると思うとワクワクしてしまい早く来てしまったと言ってます。
彼女はハルユキと二人で話したい事があるとも言ってました。
ハルユキは泊めてしまった黒雪姫をどうやって楓子から隠そうかと思考していました。
.
ハルユキの思考むなしく、寝起きで寝ぼけている黒雪姫が出てきてしまいます。
「おはよう、ハルユキ君」「おはよう、フーコ」
ハルユキと黒雪姫は楓子から事情説明を求められていました。
帰宅困難な状態になってしまったので止む無く黒雪姫が泊ったと説明します。
楓子は一つの条件を出してきます、それで納得すると言ってきました。
楓子は今月中に自分をお泊り会に招待してくださいと言い出しました。
彼女は本気ですね、これは彼女を招いたお泊り会を開催する事になりそうです。
.
タクムとチユリがやって来ました。
チユリが母親の作った料理を持ってきたのでみんなで食べてからヘルメス・コードに向かう事になりました。
到着するとパドさんとアッシュに出会います。
アッシュ・ローラーもシャトルの操縦権を手に入れていたね。
彼は見かけによらず知的なのかも知れないね。
ヘルメス・コードの周辺に観客席ができていて、多くのバーストリンカーが観戦にきていました。
.
パドさんがレイカーに近づいて「全力で勝ちにいく」と言ってきます。
スカイ・レイカーも「望むところよ」と言い返していました。
ハルユキは途中までパドさんと共闘しようと考えたようですが、最初から全力で戦う事になりそうです。
.
アッシュ・ローラーが十号機について聞いてきました。
十号機の塗装が赤錆のような色になり、腐食されていました。
とても動きそうにありません。
アッシュはハルユキが来た時から十号機は腐食していたのかと聞いてきました。
ハルユキがシャトルの元にやってきた時には十号機は腐食していなかったと教えます。
ハルユキが離脱してアッシュがやって来るまでの間に何かがあったようです。
十号機の搭乗者はやって来ませんでした。
レースが開始されます。
.
シャトルは五人乗りでドライバーが一名、残りの四人で自分たちのシャトルを防御しながら敵のシャトルを攻撃する事になります。
アバターのHPはロックされていて攻撃を受けてもダメージは負いません。
シャトルにHPが設定されていて攻撃を受けると減ります。
シャトルが破壊されると負けです。
敵の攻撃からシャトルを守りながらヘルメス・コードをひたすら上りゴールを目指す事になります。
.
パドさんが青のレギオンのシャトルを攻撃し始めました。
これを撃墜します、次にネガ・ネビュラスのシャトルに攻撃を始めました。
パドさんは長距離攻撃型のバーストリンカーをメンバーにしていました。
ネガ・ネビュラスには長距離攻撃型は居ないので防御に徹する事になります。
これを振り切る為にスカイ・レイカーにゲイルスラスターの使用をお願いします。
楓子は躊躇っていましたが勝つために必要と判断してゲイルスラスターを装備して加速を始めました。
すげー加速です、ネガ・ネビュラスのシャトルは一気に後続を引き離してワープポイントに突入しました。
.
ヘルメス・コードは長いので途中でワープポイントが設置されていました。
ワープポイントから抜けると思わぬ展開が待っていました。
ネガ・ネビュラスのシャトルの影から十号機が浮き出てきました。
十号機のドライバーは加速研究会のラスト・ジグソーでした。
一緒にブラック・バイスが乗っています、彼の影に隠れる能力を使いスタート直後にネガ・ネビュラスのシャトルの影に潜ったようです。
.
ブラック・バイスは自分の役目は終わりと言ってシャトルから降りてバーストアウトします。
ラスト・ジグソーが心意攻撃を始めてレースは滅茶苦茶になります。
ラスト・ジグソーはブレイン・バーストを対戦格闘ゲームと捉えているハルユキ達に反省しろと言ってました。
ハルユキ達はブレイン・バーストの本質を理解していないとも言ってます。
ラスト・ジグソーの心意攻撃は広範囲への腐食攻撃でした。
この攻撃に捕まってしまった、パドさんとアッシュのシャトルは一部破壊されてしまいスピードが落ちてしまいます。
.
ラスト・ジグソーはトップを追走して来る観戦席にも攻撃を加えました。
多くの観戦していたバーストリンカーを巻き込んで観戦席は破壊されてしまいます。
ハルユキはラスト・ジグソーの心意攻撃から逃げていました。
しかし進路上に遮蔽物が現れてしまい激突を回避する為にブレーキを踏みました。
追いかけてきた心意攻撃に捕まり腐食が始まります。
.
ラスト・ジグソーのシャトルがネガ・ネビュラスのシャトルのを抜き去ります。
タクムはこのまま大人しく追走して二位になろうと提案しますが、ハルユキはレースを台無しにしたラスト・ジグソーが許せませんでした。
怒りに任せてシルバー・クロウの翼を使い追いかける事にします。
黒雪姫は憎しみの心意を使ってはいけないと止めますがハルユキは止まりませんでした。
ハルユキはラスト・ジグソーのシャトルに追いつきます。
そしてレーザーソードで攻撃を加えましたが、ラスト・ジグソーの心意攻撃で腕が腐食されてしまい、砕けてしまいました。
シルバー・クロウはラスト・ジグソーに捕まり、翼を斬られ、首を落とされそうになっています。
.
怒れるハルユキに声が聞こえてきました。
ラスト・ジグソーを倒す力なら既に持っている、自分の名前を呼べと語り掛けてきました。
ハルユキはその名前を呼んでしまいます。
「クロム・・・ディザスターッ!!」
.
シルバー・クロウの背中から尻尾が生えてきます。
全身を包む鎧が出現してシルバー・クロウの身体を包み込みました。
シルバー・クロウはクロム・ディザスターになってしまいました。
.
クロム・ディザスターには攻撃を予測する機能が搭載されていました。
クロムなのでラスト・ジグソーの腐食攻撃は効きませんでした。
圧倒的な強さです、クロム・ディザスターはラスト・ジグソーを八つ裂きにしました。
ラスト・ジグソーは捨て台詞を残して退場しました。
「見せかけの秩序は喪失し、原初の混沌が全てを被覆する。我々の起こす革命にー絶望し」
セリフは途中までしか言えませんでしたが、加速研究会は今の停滞している加速世界を変えたいのかも知れないね。
.
ラスト・ジグソーを倒しただけではクロム・ディザスターの破壊衝動は満足しません、残っている観客席まで襲おうとしています。
ハルユキの心に黒雪姫の声が聞こえてきます。
「・・・私は、キミが誇らしいよ・・・」
ハルユキは正気を取り戻したようです、クロム・ディザスターの精神支配に抵抗を始めます。
ハルユキは自分の心臓部を貫こうとしていました。
そこにライム・ベルを抱えたスカイ・レイカーが飛んできました。
.
ライム・ベルがシトロン・コールを唱えます。
シトロン・コールはクロム・ディザスターにとって未知の脅威でした。
脅威度100と判定しています。
シトロン・コールによりシルバー・クロウの状態変化が巻き戻されて行きます。
ハルユキが最後に残った尻尾をレーザーソードで斬り落としてクロム・ディザスターの呪縛から逃れました。
強化外装クロム・ディザスターがシルバー・クロウから外されたとのシステムメッセージが表示されました。
目覚めたハルユキの眼前にブラック・ロータスの顔がありました。
ハルユキは助かったようです、ハルユキの行動をよくやったと認めてくれました。
.
しかしシャトルは壊れてしまったので、これ以上は進めません。
此処まで来てレースを諦めるしかなさそうです。
そこにパドさんとアッシュがシャトルに乗って登ってきました。
二人からある提案を受けます。
壁面走行が可能なアッシュのバイクと獣型に変身したパドでシルバー・クロウとスカイ・レイカーを運び、次に、クロウとレイカーのどちらかが、一方を運び、残った一人がゴールを目指そうと提案してきました。
黒雪姫はこの提案を受け入れます。
.
アッシュがクロウ、パドさんがレイカーを運ぶ事になります。
二人の必殺技ゲージが付き別れる時がやってきます。
ここでパドさんがレイカーと言葉を交わしていました。
「お帰り、《ICBM》」「・・・ただいま、《血まみれ仔猫》」
物騒なあだ名ですね。
.
クロウが翼を使いレイカーをお姫様抱っこで運び始めます。
レイカーはゴールするのはハルユキの方が良いと言い出し役割りを交代しようと言い出します。
ハルユキがここで、考えていた事をは説明します。
ハルユキはシルバー・クロウの翼は空気を振動で叩いて推進している。
空気の薄くなったこの高さから先には行けませんと言います。
ゲイルスラスターは噴射型推進器です、空を見晴らす人(スカイ・レイカー)は宇宙戦用デュエルアバターなんですと説明しました。
.
楓子は眼下に広がる光景を見て、悟りました。
彼女の脚を失わせていたのは、空の大きさを知り夢が終わってしまうと恐れたからでした。
この世界は無限だと気が付いた楓子はゲイルスラスターを噴射してゴールを目指してに上って行きました。
ハルユキが見上げる上空でスカイ・レイカーの脚が再生されます。
楓子はトラウマに勝ったようです。
スカイ・レイカーの脚が再生される様を下から見上げてたんだよ、絶景だっただろうね。
.
楓子は無事にゴールして優勝しました。
優勝賞金をアッシュとパドと三分割しました。
祝勝会が開かれます。
その後、災禍の鎧が復活した原因の究明を行います。
ハルユキは災禍の鎧が先代クロム・ディザスターのワイヤーからシルバー・クロウに乗り移ったと予測します。
チェリー・ルークを倒す時にワイヤーを背中に受けて彼を高高度まで引き上げてから攻撃したからね。
ここでクロム・ディザスターがシルバー・クロウに寄生したと予想しています。
.
楓子は《対戦をまたいでの異物残留》はシステム的に起こりうると言ってます。
《寄生属性》という稀有な攻撃があるそうです。
寄生属性ならばそれを解除する方法があるそうです、黒雪姫は心当たりがあると言ってますよ。
クロム・ディザスターの解除問題は黒雪姫に任せる事になります。
.
問題はシルバー・クロウがクロム・ディザスターになった事を大勢のバーストリンカーに目撃されたことです。
これにより、シルバー・クロウを弾劾する七王会議が招集されるだろうと黒雪姫は予想しています。
議題は、これまで、秘匿していた心意システムの秘匿性が破られた事に対する対策。
加速研究会への対処方法の検討ですね。
二つ目はシルバー・クロウのディザスター化についてです。
ネガ・ネビュラスはいかなる要求がされようともシルバー・クロウを守る事で意見を一致させました。
.
チユリが日曜日なのに黒雪姫が制服を着ている事に気が付きました。
これは不味いですね、黒雪姫がハルユキの家に泊まった事がバレそうです。
楓子が助けてくれますが酷い言いようです。
「・・・サッちゃんのクローゼットには、制服ばっかり山ほど詰まってるからよ」
.
タクムとチユリが先に帰り、黒雪姫と楓子も帰る事になります。
玄関で黒雪姫に楓子が語り掛けました。
彼女はスカイ・レイカーの脚が戻って来たと伝えます。
「・・・そうか」と黒雪姫が頷いでます。
二人は抱き合います、その姿が魂の交感を行っているようにハルユキには見えました。
.
黒雪姫と楓子はハルユキにお礼を言ってきます。
「・・・キミが起こしてくれた奇跡の大きさは・・・言葉ではとても伝えられない。ありがとう、ハルユキ君」
「鴉さん。ヘルメス・コードへの道を見つけて、わたしを誘い、そしてついに空の彼方まで連れて行ってくれたこと・・・一生、忘れません」
ハルユキは照れてますね、照れまくりです。
この成果はみんなの協力のお陰ですと恐縮しています。
そんなハルユキを黒雪姫と楓子は左右から抱え上げますね。
そして・・・
ハルユキの記憶は存在しないそうです。
嬉しさと恥ずかしさで脳がフリーズしたようだぞ。
ってことはだね、両頬にキスされたと見るべきだよね、うん。
頑張ったからね、最高のご褒美を貰えましたね。
.
一生忘れませんと言っているレイカー師匠は今後益々親身になってハルユキを鍛えるのでしょうか?
これまで以上のスパルタになるのでしょうか?それとも、スパルタはやめて優しく手取り足取り教えてくれるのでしょうか?
後者だったら嬉しい限りだよね。
.
成分美少女情勢変化戦闘恋愛ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAAA

本名あだ名アバター名所属レギオン
黒雪姫(くろゆきひめ)ブラック・ロータスネガ・ネビュラス黒の王
有田春雪(ありた はるゆき)ハルシルバー・クロウネガ・ネビュラス
黛拓夢(まゆずみ たくむ)タクシアン・パイルネガ・ネビュラス
倉嶋千百合(くらしま ちゆり)チユライム・ベルネガ・ネビュラス
倉崎楓子(くらさき ふうこ)師匠スカイ・レイカーネガ・ネビュラス
上月由仁子(こうづき ゆにこ)ニコスカーレット・レインプロミネンス赤の王
パドブラッド・レパードプロミネンス
イエロー・レディオクリプト・コズミック・サーカス黄の王
ブラック・バイス加速研究会

本名あだ名デュエルアバター名ハルユキの呼称
倉崎楓子師匠スカイ・レイカー鴉さん
アッシュさんアッシュ・ローラー鴉野郎

AmazonLink: アクセル・ワールド5 ―星影の浮き橋― (電撃文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 第32巻 サクリファイス編/卒業編 (電撃文庫)

ラノベの感想) オーバーロード 第15巻 半森妖精の神人 [上]

ラノベの感想) カノジョの妹とキスをした。4 (GA文庫)

ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.12 ─ホーリィ・ブルー・ブレット─ (電撃文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第16巻 (電撃文庫)