ラノベの感想) 未踏召喚://ブラッドサイン 第7巻 (電撃文庫)
レーベル:電撃文庫
発行日:2017/6/9
著者:鎌池和馬
イラスト:依河和希
ISBN:978-4-04-892951-6
恭介とビョンデッタは白き女王を完全に殺害する為に冥乃河神社に向かう事にしました。
浄瑠璃方式の依代である冥乃河葵に協力を要請しようと考えていました。
恭介は旅程をビョンデッタに任せたようです。
これが不味かったですね、ビョンデッタは宿の手配をしていませんでした。
途中から乗客も疎らな鈍行列車での旅になりました。
恭介は三食を駅弁で過ごす稀有な体験をしました。
鈍行列車で移動中にブライズメイドに襲撃されました。
恭介は依代と契約していないので攻撃の主力をビョンデッタに任せていました。
列車での戦いには勝利しましたが、二人は終電の終わった無人駅に取り残される事になりました。
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恭介が眠った後にビョンデッタが悪戯を仕掛けたようです。
彼と抱き合って眠ったようですよ。
目覚めた恭介はビョンデッタに寝たふりはやめろと言ってました。
ビョンデッタは隙を作り恭介が自分にキスしてくるか観察しようとしていました。
ビョンデッタは大きな荷物を持っていたのですが中身は調理器具でした。
ビョンデッタが朝食をつくってくれます、見事な朝食が出来上がりますが、恭介はシリアルが無いと不満そうでした。
恭介はビョンデッタの拘りの調理器具をみてメイドの拘りだなと言ってしまいます。
ビョンデッタはウェイトレスなので不満そうにしていました。
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二人は冥乃河神社に向かう前にホテルにチェックインしてシャワーを浴びたようです。
そして急いで冥乃河神社に向かったようですよ、ビョンデッタの髪の毛は乾ききっていませんでした。
冥乃河神社では蓮華が掃き掃除をしていました。
彼女は突然現れた恭介とビョンデッタを見て驚いています。
蓮華は恭介とビョンデッタから同じ石鹸の香りがする事から二人が事後ではないかと勘違いしてます。
純情可憐な蓮華は二人の行った行為を具体的に妄想するこはできなかったようです。
爛れた関係だと誤解している蓮華は彼岸には見せられないと大声で言ってしまいました。
呼ばれたと思い込んだ彼岸がやって来ます。
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恭介は冥乃河神社にやって来た目的は葵に会うためだと蓮華に伝えます。
彼岸には人形浄瑠璃方式は秘密なので彼女を追い払う事になりました。
蓮華が無茶な命令を出していました。
大量の食事を用意して高校野球の応援をしておいてとお願いしていました。
姉に従順な彼岸は素直に言いつけを守っていました。
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蓮華の案内で葵と対面する事になりました。
葵は冥乃河神社の地下にある神域に祀られていました。
途中に巨大な錠前が掛けられていたのですが、蓮華は何代か前のご先祖がカギを無くしたと言ってます。
どうやって開けるのかと思ったら錠前を微妙に傾けて開けていました。
冥乃河神社では何でもありなようです。
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神域の中の祭壇に安置されていた葵の首が取れました、腕も取れてしまいます。
首が蓮華の前までコロコロと転がってきます。
そして覚醒した葵は蓮華の胸が小さい事を揶揄いますよ。
怒った蓮華は葵の頭部をサッカーボールの様に蹴りました。
それもで壊れませんよ、とても頑丈にできているようです。
蓮華が何度も頭部を抜き差ししていましたがこれも問題は無いようです。
葵に外れた部品をくっ付けてから交渉を始めます。
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葵は退屈が嫌いだと言っていました。
恭介のお願いである白き女王を倒す為に協力して欲しいって話を面白そうだと言ってます。
葵は白き女王の似姿を模して造られ、ご神体として存在しています。
白き女王が倒れれば自分は個性を獲得して自由になれると考えたようです。
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葵は白き女王と同じ白いウェディングドレスのような衣装を着ていました。
巫女服に着替える事になります。
葵は自分が巨乳であることを恭介にアピールしているようでした。
和装は巨乳には厳しいと言っていました。
下着を付けないので戦闘中にポロンと零れてしまうのではないかと心配していました。
蓮華は激しい戦闘で零れたりしないと教えていましたが、葵は貧乳蓮華の意見では信憑性が無いと指摘して蓮華を怒らせていました。
恭介は葵を依代にしました。
白き女王を打倒する為に二人はパートナーとなりました。
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動けるようになった葵は駄菓子屋に行くと言って外に出て行きました。
恭介とビョンデッタは彼女を追いかける事になります。
浅い川で子供たちが水鉄砲で遊んでいました。
それを見た葵は橋の上から川に飛び込みました。
浅いので川底に頭部を打ち付けたようですが、葵には問題はありませんでした、頑丈です。
葵は水鉄砲を持っていなかったので手で水鉄砲を作り遊んでいました。
水遊びをしたので葵はずぶ濡れです、巫女服が張り付いて透け透けになっていました。
葵は恭介が葵のエロい格好に反応してくれないのが不満そうです。
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帰り道で一行はブライズメイドの一団に遭遇しました。
そこには且つて恭介が助けた少女が混ざっていました。
オリヴィア・ハイランドという少女です。
彼女から白き女王の記憶を取り除く為に乳母に預けた筈だったのですが、召喚師に見出されて依代になっていました。
依代になった事で白き女王の記憶を取り戻していました。
オリヴィアは白き女王を信奉しています。
彼女の召喚師はドクトルSでした。
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オリヴィアはブライズメイドに命じて冥乃河神社がある褒美村をミサイル攻撃しました。
地上にある建物を徹底的に破壊しました。
ビョンデッタが先制攻撃を加えようとして先に召喚を始めたのですがオリヴィアに倒されてしまいます。
オリヴィアは精密狙撃でビョンデッタの召喚を打ち破りました。
ビョンデッタは24時間の忘我状態になってしまいます。
大ピンチだったのですが葵がオリヴィアを倒してくれます。
葵は頭を自分で引っこ抜いてオリヴィアの召喚儀礼を破壊しました。
魂魄が頭部と身体のどちらにあるのかって問いを発したぞ。
矛盾が生じて召喚儀礼の空間を維持できなくなったようです。
オリヴィアも忘我状態になります。
恭介と葵はオリヴィアとビョンデッタを抱えて地下の洞窟に逃げ込みました。
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この村の住人は冥乃河神社と関係がある親類が殆どだそうです。
非常事態に際して地下に逃げる事になっているそうで、死傷者はいなかったようです。
地下に潜った恭介と葵はビョンデッタとオリヴィアを介抱する事になりました。
二人もずぶ濡れになっています。
葵が恭介に巨乳を担当するか貧乳を担当するか選ばせてやると言ってきました。
恭介が怖い顔で睨むので葵が二人の身体を拭いて着替えさせることになりました。
ここで葵が手を抜いたので後々、恭介があらぬ疑いを掛けられました。
葵は身体を拭いた後、全裸のままでビョンデッタとオリヴィアに毛布を掛けて放置していました。
これはわざとでしょうか?
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恭介と葵は地下の洞窟内に設置されていた保存食を食べる事にします。
二人はカップ麺を手に取り、具材を追加して行きました。
この場所は思い通りの結果が出る空間として調整されていたので、おかしな組み合わせでも、美味しそうなカップ麺が完成していました。
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相談の結果、ビョンデッタとオリヴィアが回復してから、行動を開始する事になりました。
恭介はオリヴィアを説得しますが、オリヴィアは頑なでした。
彼女は白き女王を信じていて、彼女を殺そうとしている恭介が間違っていると主張していました。
オリヴィアは恭介とオリヴィアが仲良くしてくれる事を望んでいるので恭介に同行する事にします。
目指す場所は山頂にある廃棄された遊覧船でした。
ここには浄瑠璃方式の新たなマテリアルを作る為の道具があります。
ブライズメイドに目を付けられないだろうと考えて目指す事になりました。
途中でブライズメイドの捜索部隊と遭遇しましたが、オリヴィアが彼女たちを追い払ってくれました。
オリヴィアが恭介たちに敵対しないとの意思を示します。
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移動中にドクトルSと遭遇しました。
ここで彼が恭介の実父であると判明します。
ドクトルSは恭介を召喚師として育て上げたそうです。
彼は十五兄弟計画にも加担していました。
更に第三の召喚儀礼の発見にも関与していました。
彼は恭介を白き女王をコントロールする為のガイドラインとして育てたようです。
しかし恭介は白き女王のコントロールに失敗したので以降はその事後処理に奔走していたと嘆いていました。
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恭介はドクトルSに依代としてオリヴィアが使われる事を防ぐ為にオリヴィアを殴って気絶させました。
容赦がないですね。
ドクトルSは自らオリヴィアとの契約を破棄してしまいます。
ドクトルSの背後から白き女王が現れました!!
そして今回の攻撃方法を教えてくれます。
今回の攻撃方法は感染であると教えてくれました。
白き女王が大量に存在していました。
半狂乱になった恭介は気絶しているオリヴィアを抱えて逃走を開始しました。
無計画に逃げる恭介を正気に戻したのは葵でした。
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恭介たちは出現した白き女王を観察する事にします。
女王の影響は人間にしか向かいようなのでビョンデッタの依代である白い蛇を使って観察しました。
白き女王に感染するのは依代に限られる事がわりました。
感染と言っても複数の依代に白き女王を同時に召喚しているだけだと分かりました。
召喚されている白き女王はどれも本物でスペックも同じでした。
しかし最初に呼び出された白き女王を特定して、彼女を倒せば、感染によって出現している女王は消えると仮定します。
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アイカに頼んでガバメントの衛星で観測して貰います。
アイカは恭介の傍にオリヴィアが居る事に驚き嫉妬していました。
アイカはオリヴィアの着ている学校水着には魔性の力がありと恐れていました。
まあ確かにね、オリヴィアは無意識的にお尻が零れるのを気にして学校水着を直していたからね。
あの仕草には魔性の力が宿ってるよ!!
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アイカに衛星から監視して貰い、最初に存在がブレタものが最初の女王であると仮定する事になりました。
葵は新しいマテリアルを作る事は時間的に不可能なので自分の身体を改良すると言い出します。
彼女は最初にジェルブラッドを作ります。
これを召喚を行う前に自分に注入するようですよ。
恭介はビョンデッタに命じて山頂にある遊覧船を爆破させます。
破壊したのは遊覧船を支えていた突起でした、支えを失った遊覧船は斜面を滑り降りる事になります。
周囲に展開している感染女王が集まってきました。
アイカに衛星で観測してもらいます。
葵が恭介にマテリアルの準備が出来ていないと問いますが、恭介は準備は終わっていると答えます。
恭介は褒美村に来る前に白き女王を倒すためのマテリアルを完成させていました。
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リュウさんが恭介から掃除の依頼を受けていました。
恭介がマテリアルを作ったコンテナの掃除を依頼したのですが、そこは死体を解体したような有様でした。
リュウさんが手配した配下の掃除担当のメイドが死体なら死体と言ってくれればと嘆く位に死体の様に見えたようです。
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恭介が召喚儀礼を行う為のインセンスグレネードを投げました。
ここで白き女王が正体を現します。
驚きの急展開でした。
白き女王は葵に変装していました。
恭介が依代として契約した時に感じた違和感は白き女王だったからだね。
白き女王は自分を殺すのに自分を頼ってしまった恭介を笑いものにしようとしたけど、恭介は上を行っていました。
恭介は葵が子供たちと水鉄砲で遊んでいる姿を見て偽物だと見破っていたようです。
成程、成程、以降葵がいくら色仕掛けを仕掛けても相手にしなかったのは、葵が白き女王だと見破っていたからだね。
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白き女王は葵に化ける為に体の中を浄瑠璃方式に変更していたようですよ。
恭介に近づく為に涙ぐましい努力をしていました。
巫女服を着ているので、終始、濡らして透け透けにしていたのにねー。
恭介は全く関心を示してくれませんでした。
依代として契約していたので本来であれば葵のことを一番に気に掛けても良いのですが、オリヴィアと合流してからの恭介の関心は彼女に向いていましたよ。
ちょっと白き女王が可哀想かもね。
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恭介はオリヴィアを説得して彼女の白き女王信仰は偽りだと証明しました。
オリヴィアの故国では白き女王が千年前から信仰されていたそうですが、その信仰は白き女王が自由に動けるようになってから、書き換えたものだと証明しました。
第三の召喚儀礼が発見されたのが1999年なのでそれ以前にはブラッドサインと励起手榴弾は存在しません。
この二つが無いのに白き女王を召喚できた筈はないって説得しました。
オリヴィアはこれを認めて恭介にお願いしてきました。
「たすけてよう、お兄ちゃん・・・!!」
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恭介は葵に隠れてジェルブラッドをもう一本用意していました。
これをオリヴィアに注入して召喚儀礼を行いました。
呼び出されたのは白き女王を殺す為だけに作られた新たなマテリアル「色彩なき童女」です。
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流石に白き女王を殺す事に特化していますね。
白き女王を倒してしまいました。
感染されて白き女王になっていたモノには一斉射撃でダメージを与えていました。
残りのHPが3残るように砲撃したようです、高性能ですね。
凄かったのは白き女王により歪められたこの世界の歪みを集めて斬り捨てた事です。
これで白き女王が出現して以降の世界の歪みは無くなったように思えました。
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白き女王を倒して恭介は暫く放心していました。
白き女王に取って代わられていた本物の冥乃河葵は地底湖に浮いているのを彼岸と蓮華が発見していました。
葵は組み立て直すと意識を取り戻したようです。
足りないパーツを探すようにと指示をだしていました。
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オリヴィアは白き女王を倒したので、この後どうするのかと恭介に問いかけていました。
恭介は白き女王の残した爪痕が世界には残っているので、その後始末になるだろうと答えています。
恭介がオリヴィアとの契約を解除しようとしていると、それは、まだ待った方が良いと言って白き女王が現れました。
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恭介には何故、白き女王が生きているのか分かりません。
完全に殺したと思っていたのですが、ぴんぴんしています。
白き女王は今回の計画について語ってくれます。
白き女王は恭介の信頼を獲得する為に現れたと言ってます。
更に白き女王を殺す為に恭介が作り出した「色彩なき童女」が脅威になるとも言ってますね。
恭介は色彩なき童女は白き女王を殺す為だけに能力を発揮するので他の未踏級と戦えば負けるだけと考えていました。
白き女王はその間違いを指摘します。
恭介が「色彩なき童女」を使って第四の召喚儀礼を作り出した。
そして色彩なき童女は白き女王を倒してしまった事で自身も驚いている。
それが原因となり理論解剖図に改悪が加わると言ってます。
色彩なき童女が白き女王を越える天敵となり全てのモノをぶっ壊そうとすれば、恭介は白き女王と手を結ぶ事になるね。
恭介は白き女王の裏をかいたと自信があったようですが、良いように操られてしまったようですね。
結果的に白き女王の掲げていた初期目標だけが叶ったようです。
恭介に頼られる事になりそうですよね、白き女王はウキウキだな。
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依代のオリヴィアも巻き込まれてしまう事になりそうです。
折角正気に戻ったのにね。
恭介と白き女王が共闘する場合、オリヴィアはどうなるのかな?
恭介の依代として彼の近くに居る場合、白き女王も傍に居る事になるよね。
そうなると、またも白き女王に心酔する事になるのかな?
彼女に平穏が訪れると良いね。
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