ラノベの感想) アクセル・ワールド 第23巻 黒雪姫の告白 (電撃文庫)
概略:
無限EK状態に陥って落ち込んでいる黒雪姫がハルユキを家に泊める事にします。彼女を助けたいと思っているハルユキは拒みませんでした。楓子師匠が主導するミーティングが行われ今後の対応が決まりました。無限EKを引き起こしている太陽神インティを討伐する事が決りました。黒雪姫から出生の秘密が語られます。それを聞いたハルユキはこれまでの黒雪姫の人生を肯定して彼女を励まします。ミレディとハルユキが加速世界で行方不明になっているオラクルを探す事になります。彼女は二日ほど加速しっぱなしで、このままでは魂の形が変ってしまう危機に瀕しています。
レーベル:電撃文庫
発行日:2018/9/7
著者:川原 礫
イラスト:HIMA
ISBN:978-4-04-893917-1
雰囲気:親密、対策会議、一緒にお風呂、救出、遭遇
.
無制限EK状態に陥った黒雪姫を心配したハルユキは彼女の自宅に突撃しました。
一杯食べて元気になって貰おうと考え惣菜を大量に買い込んできました。
やって来たハルユキに向かって黒雪姫が、今夜は一緒にいてくれないか、とお願いしてきました。
彼女の落ち込み具合が大きいと理解したハルユキは、勿論です、と答えました。
黒雪姫はハルユキが肯定した事に驚き彼の成長を感じていました。
勿論ですと答えたハルユキでしたが内心ではいつ頃帰れば良いのか検討していました。
しかし言い出すタイミングを失いズルズルと黒雪姫のペースに巻き込まれていく事になります。
.
二人でハルユキが買い込んできた惣菜を食べる事になりました。
黒雪姫が缶詰のスープを温めてくれますよ。
ハルユキは程よい温度のスープに感激していました。
ハルユキが自分でも料理の練習を始めていると教えると黒雪姫が驚いています。
彼女も料理の練習を始めているようなのですがハッキリと教えませんでした。
間も無くハルユキがバーストリンカーになって1年が経過します。
黒雪姫はシルバークロウの1周年を祝う席で手料理を振舞うつもりのようです。
彼女の腕がどれほどなのか楽しみになりますね。
まだハルユキには秘密なようなので彼はこのご褒美計画を知りません。
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一つ残った惣菜をどちらが食べるのか譲り合う事になりました。
ハルユキとしては黒雪姫を元気付ける為に買って来た物なので彼女に食べて欲しいようです。
ハルユキが対戦で勝った方が食べる事にしようと提案しました。
策士ですねー、ハルユキは黒雪姫が対戦で手を抜かない事を知っています。
対戦すれば自分が負ける事も理解していました。
ハルユキは黒雪姫に絶対に食べさせる事が可能です。
黒雪姫もハルユキの意図を察したようですが対戦を受けてくれました。
二人は直結対戦を行う事になりました。
.
ハルユキはレベル6になったボーナスとして獲得したルシードブレードを抜きます。
剣で彼女と戦おうと考えたようです。
黒雪姫の進路を予想して対応しようとしていましたが予想外です。
黒雪姫は巨大なビルを切り倒して一直線にハルユキに接近してきました。
ハルユキは黒雪姫の斬撃をルシードブレードで受け流しました。
ハルユキの剣技は初心者としては良いようです。
黒雪姫はハルユキがルシードブレードを獲得した事に興味を惹かれたようです。
理由を問いかけてきました。
.
黒雪姫がオブジェクトを手ごろな高さに切って作った椅子に座って話し込む事になります。
黒雪姫の行動は大胆で男前だよな。
ハルユキはレベル7になったらタクムと真剣勝負をする約束をしている事を教えます。
タクムと剣で戦う為にルシードブレードを獲得したと告げました。
黒雪姫はタクムに負ける為にルシードブレードを獲得したのではないか?と問いかけてきました。
彼女は普通に戦えば自罰的なタクムはハルユキに勝てないと考えていました。
確かにタクムはピンチになると自分を犠牲にして仲間を助けようとするね。
対してハルユキは諦める事無く勝つための方法を模索します。
その違いが決定的な違いだと黒雪姫は指摘しました。
ハルユキは納得がいかない様でタクムの事を擁護しています。
ハルユキは同等の条件で対戦したいのでルシードブレードを獲得したと言っています。
それでは剣道選手のタクムが納得しないのでは?と指摘されてしまいます。
ハルユキは剣の達人になれるように精進すると言っていました・・・道は険しそうです。
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ハルユキが黒雪姫の手を取りメタトロンを呼びました。
ハルユキはこの機会に黒雪姫をハイエストレベルに連れて行く事にしました。
初めてやって来たハイエストレベルからの眺めに黒雪姫は「広いな」との感想を抱きました。
ハルユキはメタトロンにローズ・ミレディと連絡を取りたいのでアマテラスを呼び出して欲しいとお願いしました。
メタトロンから無制限中立フィールドで起こっている異変と関係があるのか?と問われてしまいます。
ハルユキは諷風庵で回復中のメタトロンに無理はして欲しくないと考えています。
詳しい事情を話したく無かったのですが、私もネガ・ネビュラスの一員なのですよ、と言われてしまい断れなくなりました。
ハルユキはオシラトリ・ユニヴァーズによりインティがテイムされて帝城の近くで固定された事を教えました。
インティの近くで黒雪姫を含むニコ以外の4王が無制限EK状態に陥った事を教えました。
インティの対策を聞いてみるとメタトロンは自分では破壊できないと答えました。
メタトロンがアマテラスを呼び出してくれます。
.
呼び出されたアマテラスは登場早々にハルユキに苦言を呈してきました。
ハルユキはアマテラスが居るアマノイワトに供物を持っていく事を約束していました。
それが果たされていないぞ、と言って怒っています。
どんなモノが良いのか問いかけるとケーキが欲しいと言われました。
メタトロンが楓子が食べさせてくれたケーキを散々自慢したそうです。
ハルユキはアマテラスに経緯を説明してミレディと連絡を取りたいと告げました。
対戦は黒雪姫の勝利で終わりました。
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加速を解いた黒雪姫はハルユキの策に乗せられたと言っていました。
ハルユキは母親に友達の家で宿題をやるので泊まるかもしれないとメールを出しました。
母親からは、迷惑にならないようにしなさい、との返信が返って来ました。
ハルユキは退路を塞がれつつあります。
.
黒雪姫はハルユキとビーズクッションに並んで座りネガ・ネビュラスのミーティング開始を待ちます。
今回のミーティングは情報漏洩を防ぐ為に楓子の所有するVRスペースで行われる事になっています。
転送させた先は空飛ぶ巨大なクジラの上でした。
ハルユキは悲鳴を上げてしまいました。
先にやって来ていたニコとベルがハルユキが悲鳴を上げるか賭けていたようです。
悲鳴を上げるに賭けたニコが勝ったようですね。
ベルから理不尽な文句を言われる事になりました。
プロミネンスとネガ・ネビュラスが統合されたので初参加のメンバーの紹介が行われます。
シスル・ポーキュパインが黒雪姫の事をツンマスと評しました。
ツンツンしているマスターって意味だそうです。
ニコをどう評するのか興味を持ったハルユキが聞いてみるとオラマスと言っています。
オラオラしているマスターだからオラマスだそうです。
ニコは不満なようで、オラオラと文句を言ってきました。
楓子のアバターが女教師風の衣装に着替えてミーティングが始まりました。
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黒雪姫を無限EKから救出するにはインティを倒すしかないと方針が固まりました。
インティはメラメラと燃えているので水を大量にかければ弱体化するのではないか?との話になります。
通常時のインティが《暴風雨》や《大海》ステージになると姿を消す事が分かってます。
ハルユキは自分が無制限中立フィールドで監視を行い変遷を待とうか、と提案しました。
ここで楓子が呼んだ追加の参加者が登場しました。
やって来たのはトリリードでした。
ハルユキは彼が夜遅くにやって来れた事に驚いています。
彼は、自分もネガ・ネビュラスの一員です、黒雪姫を救出する為に協力するのは当然です、と言っています。
リードはトリリード・テトラオキサイドって名前は師に頂戴した名前です。
正式なアバター名はアズール・エアーと言いますと説明しています。
皆さんにはリードと呼んでもらえると嬉しいですと自己紹介しました。
リードは黒雪姫の事をマスターと呼ぶ事にしました。
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ベルとリードが仲良くなっているのでタクムがちょっとイラっと来たようです。
しかし紳士なタクムはリードの事を歓迎しています。
ネガ・ネビュラスは男性メンバーが極端に少ないので歓迎しています。
男女比が偏りすぎていて女性陣が主導権を握っています。
リードを加えた男性陣の復権はあるのでしょうか?まあ無理だと思うけどね。
ハルユキは握手する二人の背後に電光が走ったのを見た気がしましたが気のせいだと思い込む事にしました。
楓子はグラファイト・エッジを呼んだそうですが彼は忙しいそうです。
グラフは自主的にインティの監視を始めているそうです。
そこで弟子のリードに監視結果を報告させる為に楓子の元に送り込んだそうです。
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監視の結果《暴風雨》ステージが現れてもインティの炎は燃え続けた事が報告されました。
炎の勢いは衰えなかったそうです。
ここでプラム・フリッパーが炎が衰えない原因を予想してくれます。
彼女はインティの炎が酸化しているのではなく太陽のような水素の核融合反応ではないかと予想しました。
ですので水をかけても燃料を追加する結果になるとの結論に達しました。
インティを弱体化する事が難しいと判明したのでテイムしている冠を破壊する方向に計画をシフトさせます。
高熱を発してるインティからダメージを受けない武器が必要だとの話になりました。
そこで武器を強化して貰う事が出来ないかとの話になりました。
加速世界には無制限中立フィールドを流離う《鍛冶屋》の噂が存在しました。
強化外装を強化してくれるそうです。
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リードの持っている七星外装の一つジ・インフィニティを強化して貰う事が決ります。
ベルのシトロンコールでリードを回復させながらインティに接近してテイムしている冠を破壊するとの方針が決まりました。
ベルのシトロンコールを連続使用する為に必殺技ゲージを瞬時にリチャージする必要があります。
これは複数のバーストリンカーの技や能力を使いでっかいエネルギータンクみないたいな仕組みを作る事で対応する事になりました。
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全レギオンのオシラトリ―領土への大攻勢が遅れそうだとの話になりました。
ニコを除く5王が無限EK状態に陥ているので各レギオンは王の救出を優先したいようです。
ここで遅れてアッシュ・ローラーがやって来ました。
美少女アバターでやってきたアッシュがハルユキのブタアバターを抱きしめています。
アッシュの中の人が兄であると知らない新規メンバーは驚いていました。
アッシュはハルユキを膝の上に乗せて会議に参加する構えです。
黒雪姫、ベル、ニコがじとっとした視線を向けています。
アッシュから緑のレギオンが王の救出を優先する事が知らされました。
早急にネガ・ネビュラスと話し合いたいそうです。
ミーティングでは二つの準備をする事が決りました。
一つは無制限中立フィールドで鍛冶屋を探し出す事。
もう一つがエネルギータンクになれるバーストリンカーを集める事です。
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現実世界に戻ったハルユキは黒雪姫に抱き締められる事になりました。
黒雪姫はハルユキに抱き着いていると精神的消耗が解消されると言っています。
彼女はVR空間でハルユキのアバターと密着していたアッシュが羨ましかったようです。
ハルユキは黒雪姫がマスターとして無理をし過ぎていると指摘しました。
黒雪姫とお互いを支え合える存在に成りたいと言っています。
黒雪姫は強くなったなと言って感慨に浸っています。
アラームが鳴り風呂の準備が整った事が知らされました。
黒雪姫の勧めでハルユキから入浴する事になりました・・・おいおいどうなるんだ、もう逃げられないぞ。
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黒雪姫の家のバスタブにはジェットバスが搭載されていました。
ハルユキはそれを楽しんで長風呂になってしまいます。
黒雪姫が全裸にタオルを巻いた姿で風呂に入って来ました!!
ハルユキは慌ててバスタブから出ようとしましたが全裸状態だったので出られませんでした。
黒雪姫から背中を流してくれと頼まれてしまいました!!
彼女はニコがハルユキと一緒に入浴した事が悔しかったそうです。
対抗する為に自分も一緒に入浴する機会を待っていたそうです。
ハルユキは意を決して黒雪姫の背中を洗い始めました。
すげーぞ、一年先輩の女の子の背中を流す状況に陥っています。
羨ましいですねー、しかし全くエロい感じがしませんね。
手が滑って黒雪姫のおっぱいを洗ってしまうアクシデントも発生しませんでした。
そこにあったのは親子関係だね。
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黒雪姫がニューロリンカーを外してくれとお願いしてきました。
これは相手への最大限の信頼の言葉のようです。
ハルユキは黒雪姫の首筋にバーコードが刻印されている事に気が付きました。
黒雪姫が自身の出生の秘密を語り始めました。
ニューロリンカーの第一世代機を発売したのは、最大手の総合電機メーカー《レクト》と準大手ネット機器メーカー《カムラ》でした。
カムラは野心的でニューロリンカーを使い人間の魂をデコードしようとしたそうです。
黒雪姫の両親はカムラの研究員でニューロリンカーの開発に関わっていたそうです。
しかも母親がカムラの創業家の出身だそうです。
両親は人間の魂の複製化に着手したそうです。
それを行うとコピー先の魂が消えてしまう事になります。
これは殺人と言っても良い行為です。
そこで両親は体外受精させた胚を人工子宮で育てたそうです。
それが黒雪姫だそうです。
黒雪姫は人工子宮に入っている間にニューロリンカーを装着されて魂の複製処理を施されたそうです。
首筋に刻印されたバーコードは彼女が人口子宮から出された日だそうです。
20320930と刻印されています。
黒雪姫の誕生日と言える日は9月30日のようです。
黒雪姫はその日に何かが起こる気がすると言っていました。
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黒雪姫の衝撃の告白を聞いたハルユキは彼女を励ます事にします。
魂の複製実験を受けていても生まれる前の事です。
みんなが好きなのは、これまで生きてきた黒雪姫先輩なんです、と言って励ましました。
ありがとう、と言って黒雪姫がハルユキに抱き着いてきました。
彼女は自棄になりそうな自分をハルユキが繋ぎ止めてくれた事が嬉しいようです。
二人はバスタブの中で全裸で抱き合っています。
長風呂になり上せ気味だった二人は冷たい麦茶を飲んでからハルユキの宿題に挑みました。
稼働限界に達した二人はリビングのビーズクッションで並んで眠る事になりました。
この状況では眠れないと思っていたハルユキでしたが睡魔に負けました。
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翌朝ハルユキはミレディからのメールの着信音に起こされる事になりました。
隣では黒雪姫が安らかな寝顔を晒して眠っています。
目覚めたら隣に美少女が眠っているのかー羨ましいな本当に。
ミレディから会いたいとのメールが届いていました。
黒雪姫を起こして二人で笹塚まで移動する事になりました。
ミレディは会談場所に笹塚図書館を指定してきました。
二人はそこからダイブして仮想世界で会う事になると予想していたのですが違いました。
ミレディに指定された個室に入るとそこでミレディの中の人が待っていました。
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高校生の楓子と対等に会話していたのでハルユキはミレディが高校生ではないかと予想していました。
ミレディの中の人は小学生にも見える小柄な女の子でした。
リアルネームの交換を行う事になり彼女の本名が判明しました。
越賀莟(こしか つぼみ)というそうです。
彼女は中学三年生だそうです黒雪姫と同年齢だね。
住基ネットに認証されたネームタグを交換しました。
ここでも黒雪姫は名前欄に「黒雪姫」と書かれたネームタグを使っています。
ミレディはオシラトリ―の大義よりもオラクルの命を優先すると言っています。
彼女からオラクルが置かれている状況を説明される事になりました。
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オラクルは現在長期に渡り加速状態にあるそうです。
加速を始めるとバーストリンカーの魂はブレインバースト中央サーバーの中にある専用の量子回路に格納されるそうです。
加速中はその量子回路を使い思考しているそうです。
正常にバーストアウトすると記憶の同期が行われ自分の脳を使い思考する状態に戻るそうです。
BBシステムはバーストリンカーの《魂の寿命》が大量に消費される事を回避する為にそのような措置を取っているそうです。
この機能には問題もあり、長期間加速し続けると魂の形が変わってしまい現実世界に戻った時に人格が変質する可能性があるそうです。
それを回避する為にミレディはオラクルを早々に目覚めさせたいそうです。
ミレディは黒雪姫にオラクルの住所を聞いてきました。
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ミレディを連れて三人でオラクルの家に向かう事になりました。
黒雪姫もオラクルの家に行くのは初めてだそうです。
呼び鈴を押すとオラクルの母親が出て来てオラクルが入院している事を教えてくれました。
オラクルは48時間ほど眠り続けているそうです。
面会の許可を貰えたのでオラクルの眠る病院に向かう事になりました。
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眠り続ける恵のニューロリンカーと直結してミレディは無制限中立フィールドに向かうつもりです。
ハルユキが同行を申し出ました。
黒雪姫は無制限中立フィールドで無限EK状態にあるので残念ながらお留守番となりました。
無制限中立フィールドに降り立ったミレディが自身の能力を使い占いを始めました。
花弁が出て来てミレディの求めるモノの位置を教えてくれるそうです。
花弁が移動を始めたのでハルユキはミレディを抱えて飛行する事にしました。
恐らく心意の力だと思うのですがミレディは全身を覆う棘をボディの中に収納しています。
ハルユキがミレディを横抱きに抱えて飛翔しました。
全く美味しい奴だね、ハルユキはまたしても新たな女性プレイヤーを運ぶ栄誉を手に入れています。
二人が辿り着いたのはISSキットの本体が設置されていた東京ミッドタウン・タワーでした。
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屋上にテイムされた高位エネミーを発見したので途中の階の窓から中に侵入する事になりました。
内部にも高位エネミーが配置されていました。
心意技を使うと他のエネミーを引き寄せてしまうので通常技だけで対処する事になります。
ミレディがエネミーを抑えている間にクロウがテイムしている冠を破壊する事になります。
ここでクロウは何者かの声を聞く事になりました。
クロウは声に従い冠の核となる個所を斬り冠を破壊しました。
テイム状態が解かれたエネミーから逃げるようにして階段を駆け上りました。
オラクルはポータルの傍に監禁されていると予想して5階程のぼる事になります。
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ポータルが設置されている広い場所にでました。
柱に二人の人物が鎖で拘束されていました。
傍に高位エネミーが居るので弱点を破壊して倒す事になります。
配置されていたのがエインヘリアルと云うエネミーで胸の部分に核となるオブジェクトが格納されているそうです。
クロウがルシードブレードを使い鎧に切れ目を作りミレディが鞭を使って核を取り出す事になりました。
クロウは鎧が曲面で構成されているので切り込む場所に迷います。
そこに謎の声が響きました。
声を掛けてきたのは三代目クロム・ディザスターのセントレア・セントリーでした。
彼はクロウが《オメガ流合切剣》の伝承者になったと言っています。
セントレアは曲線にも弱点となる極微が存在する、それを感じ取れと言っています。
ハルユキは言われるままに極微を探し出し切りつけました。
鎧に切れ目ができてミレディが核を足りだして破壊しました。
エインヘリアルを倒す事に成功しました。
クロウは追い込まれた状態からアドリブで危機回避するのが上手いようです。
ミレディはクロウの危機回避能力に感心している様子です。
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二人で別々の人物の解放に向かいました。
ミレディが解放したのはオラクルでした。
クロウが解放したのはエネミーでもバーストリンカーでもありませんでした。
解放したのはショップNPCのドローンでした。
ショップに入った事が無いクロウには判別できなかったようです。
ミレディからショップNPCだと聞いて驚いています。
ドローンは人間とは違う言語でお礼を言ってきました。
バーストリンカー歴が長いミレディには彼の言葉が分かるようです。
ドローンは日本語が理解できて独自言語で返答する仕様のようですね。
返答をミレディに翻訳して貰いながら拘束されていた経緯を聞き出しました。
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ドローンはアイボリー・タワーから注文を受けたそうです。
注文の品を渡すと頭に冠を被せられたそうです。
それでテイムされて此処に連れてこられたそうですよ。
ドローンは気になる発言をしていました。
久々に東京に戻って来た時にアイボリーと出会ったと言っています。
クロウが何を売っているのか質問すると放浪の鍛冶屋ミスター・スミスと答えました。
クロウは目の前に探している鍛冶屋が居る事に驚いています。
鍛冶屋は何か注文があるか?なければまた旅に出ると言っています。
クロウはリードを連れて戻って来るまで待っていて貰おうと考えました。
しかし直ぐに逃げる必要が出てきてしまいました。
エインヘリアルを拘束するのにミレディが心意技を使ったので他のエネミーが集まってきてしまいます。
非常事態に際しクロウは自分の持っているルシードブレードを強化して貰う事にしました。
強化内容として《炎熱属性無効》をお願いしています。
必要なバーストポイントの額を見てクロウは瞠目する事になりました。
要求されたポイントはクロウが所持しているポイントの3倍近い額でした。
クロウには払う事が出来ません。
ここでミレディが太っ腹な行動に出てくれます。
インティを撃破する為に使うんだと理解した彼女はクロウの代わりにバーストポイントを払ってくれました。
強化が終わると鍛冶屋は足裏からジェット噴射させて旅立っていきました。
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クロウは立て替えて貰ったバーストポイントは必ず返すと言おうとしましたが、ミレディの叫びが遮ります。
五体のエインヘリアルが迫って来ました。
クロウはミレディとオラクルを両手でホールドしてメタトロン・ウイングを使いました。
ギリギリでポータルに飛び込めたようです。
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ハルユキは黒雪姫の呼び掛けを聞きながら覚醒しました。
ハルユキは誰かの声を聞く事になりました。
「ほら、オッキーちゃん。起きる時間だよ・・・。」
これはサフラン・ブロッサムの声だよね?
「・・・姫・・・」と呟き恵が目覚める事になりました。
黒雪姫はほっとして泣き出したようだぞ。
恵はハルユキに視線を動かし「ありがとう」とお礼を言ってきました。
恵の視線がミレディに移動しました。
恵は「ロージー。ようやく、会えたね・・・」と言っています。
「・・・オッキー」と名前を呼んでミレディは恵の胸に顔を押し付けて泣き始めました。
ハルユキはもらい泣きしています。
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恵は加速世界で起こっていた事を記憶しているようですね。
ホワイト・コスモスによって恵はバーストリンカーとして蘇生されたようですが、普通のバーストリンカーとの違いがあるのだろうか?
オラクルを助け出す事ができたのでミレディはネガ・ネビュラスに参加する事になるのでしょうか?
ジャッジメントブローがあるのでレギオンの移籍は無理なのかな?
思わぬ幸運により目的の鍛冶屋に遭遇してハルユキのルシードブレードを強化できました。
なし崩し的にハルユキがインティ攻略の矢面に立つ事になったようです。
タクムとの剣での真剣勝負に関しては心強い師匠が出来たので好転しそうですね。
ハルユキは《オメガ流合切剣》を極める事が出来るでしょうか?
ハルユキが三代目クロム・ディザスターと交信できる理由も気になるよ。
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AmazonLink: アクセル・ワールド23 ―黒雪姫の告白― (電撃文庫)
無限EK状態に陥って落ち込んでいる黒雪姫がハルユキを家に泊める事にします。彼女を助けたいと思っているハルユキは拒みませんでした。楓子師匠が主導するミーティングが行われ今後の対応が決まりました。無限EKを引き起こしている太陽神インティを討伐する事が決りました。黒雪姫から出生の秘密が語られます。それを聞いたハルユキはこれまでの黒雪姫の人生を肯定して彼女を励まします。ミレディとハルユキが加速世界で行方不明になっているオラクルを探す事になります。彼女は二日ほど加速しっぱなしで、このままでは魂の形が変ってしまう危機に瀕しています。
レーベル:電撃文庫
発行日:2018/9/7
著者:川原 礫
イラスト:HIMA
ISBN:978-4-04-893917-1
雰囲気:親密、対策会議、一緒にお風呂、救出、遭遇
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無制限EK状態に陥った黒雪姫を心配したハルユキは彼女の自宅に突撃しました。
一杯食べて元気になって貰おうと考え惣菜を大量に買い込んできました。
やって来たハルユキに向かって黒雪姫が、今夜は一緒にいてくれないか、とお願いしてきました。
彼女の落ち込み具合が大きいと理解したハルユキは、勿論です、と答えました。
黒雪姫はハルユキが肯定した事に驚き彼の成長を感じていました。
勿論ですと答えたハルユキでしたが内心ではいつ頃帰れば良いのか検討していました。
しかし言い出すタイミングを失いズルズルと黒雪姫のペースに巻き込まれていく事になります。
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二人でハルユキが買い込んできた惣菜を食べる事になりました。
黒雪姫が缶詰のスープを温めてくれますよ。
ハルユキは程よい温度のスープに感激していました。
ハルユキが自分でも料理の練習を始めていると教えると黒雪姫が驚いています。
彼女も料理の練習を始めているようなのですがハッキリと教えませんでした。
間も無くハルユキがバーストリンカーになって1年が経過します。
黒雪姫はシルバークロウの1周年を祝う席で手料理を振舞うつもりのようです。
彼女の腕がどれほどなのか楽しみになりますね。
まだハルユキには秘密なようなので彼はこのご褒美計画を知りません。
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一つ残った惣菜をどちらが食べるのか譲り合う事になりました。
ハルユキとしては黒雪姫を元気付ける為に買って来た物なので彼女に食べて欲しいようです。
ハルユキが対戦で勝った方が食べる事にしようと提案しました。
策士ですねー、ハルユキは黒雪姫が対戦で手を抜かない事を知っています。
対戦すれば自分が負ける事も理解していました。
ハルユキは黒雪姫に絶対に食べさせる事が可能です。
黒雪姫もハルユキの意図を察したようですが対戦を受けてくれました。
二人は直結対戦を行う事になりました。
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ハルユキはレベル6になったボーナスとして獲得したルシードブレードを抜きます。
剣で彼女と戦おうと考えたようです。
黒雪姫の進路を予想して対応しようとしていましたが予想外です。
黒雪姫は巨大なビルを切り倒して一直線にハルユキに接近してきました。
ハルユキは黒雪姫の斬撃をルシードブレードで受け流しました。
ハルユキの剣技は初心者としては良いようです。
黒雪姫はハルユキがルシードブレードを獲得した事に興味を惹かれたようです。
理由を問いかけてきました。
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黒雪姫がオブジェクトを手ごろな高さに切って作った椅子に座って話し込む事になります。
黒雪姫の行動は大胆で男前だよな。
ハルユキはレベル7になったらタクムと真剣勝負をする約束をしている事を教えます。
タクムと剣で戦う為にルシードブレードを獲得したと告げました。
黒雪姫はタクムに負ける為にルシードブレードを獲得したのではないか?と問いかけてきました。
彼女は普通に戦えば自罰的なタクムはハルユキに勝てないと考えていました。
確かにタクムはピンチになると自分を犠牲にして仲間を助けようとするね。
対してハルユキは諦める事無く勝つための方法を模索します。
その違いが決定的な違いだと黒雪姫は指摘しました。
ハルユキは納得がいかない様でタクムの事を擁護しています。
ハルユキは同等の条件で対戦したいのでルシードブレードを獲得したと言っています。
それでは剣道選手のタクムが納得しないのでは?と指摘されてしまいます。
ハルユキは剣の達人になれるように精進すると言っていました・・・道は険しそうです。
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ハルユキが黒雪姫の手を取りメタトロンを呼びました。
ハルユキはこの機会に黒雪姫をハイエストレベルに連れて行く事にしました。
初めてやって来たハイエストレベルからの眺めに黒雪姫は「広いな」との感想を抱きました。
ハルユキはメタトロンにローズ・ミレディと連絡を取りたいのでアマテラスを呼び出して欲しいとお願いしました。
メタトロンから無制限中立フィールドで起こっている異変と関係があるのか?と問われてしまいます。
ハルユキは諷風庵で回復中のメタトロンに無理はして欲しくないと考えています。
詳しい事情を話したく無かったのですが、私もネガ・ネビュラスの一員なのですよ、と言われてしまい断れなくなりました。
ハルユキはオシラトリ・ユニヴァーズによりインティがテイムされて帝城の近くで固定された事を教えました。
インティの近くで黒雪姫を含むニコ以外の4王が無制限EK状態に陥った事を教えました。
インティの対策を聞いてみるとメタトロンは自分では破壊できないと答えました。
メタトロンがアマテラスを呼び出してくれます。
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呼び出されたアマテラスは登場早々にハルユキに苦言を呈してきました。
ハルユキはアマテラスが居るアマノイワトに供物を持っていく事を約束していました。
それが果たされていないぞ、と言って怒っています。
どんなモノが良いのか問いかけるとケーキが欲しいと言われました。
メタトロンが楓子が食べさせてくれたケーキを散々自慢したそうです。
ハルユキはアマテラスに経緯を説明してミレディと連絡を取りたいと告げました。
対戦は黒雪姫の勝利で終わりました。
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加速を解いた黒雪姫はハルユキの策に乗せられたと言っていました。
ハルユキは母親に友達の家で宿題をやるので泊まるかもしれないとメールを出しました。
母親からは、迷惑にならないようにしなさい、との返信が返って来ました。
ハルユキは退路を塞がれつつあります。
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黒雪姫はハルユキとビーズクッションに並んで座りネガ・ネビュラスのミーティング開始を待ちます。
今回のミーティングは情報漏洩を防ぐ為に楓子の所有するVRスペースで行われる事になっています。
転送させた先は空飛ぶ巨大なクジラの上でした。
ハルユキは悲鳴を上げてしまいました。
先にやって来ていたニコとベルがハルユキが悲鳴を上げるか賭けていたようです。
悲鳴を上げるに賭けたニコが勝ったようですね。
ベルから理不尽な文句を言われる事になりました。
プロミネンスとネガ・ネビュラスが統合されたので初参加のメンバーの紹介が行われます。
シスル・ポーキュパインが黒雪姫の事をツンマスと評しました。
ツンツンしているマスターって意味だそうです。
ニコをどう評するのか興味を持ったハルユキが聞いてみるとオラマスと言っています。
オラオラしているマスターだからオラマスだそうです。
ニコは不満なようで、オラオラと文句を言ってきました。
楓子のアバターが女教師風の衣装に着替えてミーティングが始まりました。
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黒雪姫を無限EKから救出するにはインティを倒すしかないと方針が固まりました。
インティはメラメラと燃えているので水を大量にかければ弱体化するのではないか?との話になります。
通常時のインティが《暴風雨》や《大海》ステージになると姿を消す事が分かってます。
ハルユキは自分が無制限中立フィールドで監視を行い変遷を待とうか、と提案しました。
ここで楓子が呼んだ追加の参加者が登場しました。
やって来たのはトリリードでした。
ハルユキは彼が夜遅くにやって来れた事に驚いています。
彼は、自分もネガ・ネビュラスの一員です、黒雪姫を救出する為に協力するのは当然です、と言っています。
リードはトリリード・テトラオキサイドって名前は師に頂戴した名前です。
正式なアバター名はアズール・エアーと言いますと説明しています。
皆さんにはリードと呼んでもらえると嬉しいですと自己紹介しました。
リードは黒雪姫の事をマスターと呼ぶ事にしました。
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ベルとリードが仲良くなっているのでタクムがちょっとイラっと来たようです。
しかし紳士なタクムはリードの事を歓迎しています。
ネガ・ネビュラスは男性メンバーが極端に少ないので歓迎しています。
男女比が偏りすぎていて女性陣が主導権を握っています。
リードを加えた男性陣の復権はあるのでしょうか?まあ無理だと思うけどね。
ハルユキは握手する二人の背後に電光が走ったのを見た気がしましたが気のせいだと思い込む事にしました。
楓子はグラファイト・エッジを呼んだそうですが彼は忙しいそうです。
グラフは自主的にインティの監視を始めているそうです。
そこで弟子のリードに監視結果を報告させる為に楓子の元に送り込んだそうです。
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監視の結果《暴風雨》ステージが現れてもインティの炎は燃え続けた事が報告されました。
炎の勢いは衰えなかったそうです。
ここでプラム・フリッパーが炎が衰えない原因を予想してくれます。
彼女はインティの炎が酸化しているのではなく太陽のような水素の核融合反応ではないかと予想しました。
ですので水をかけても燃料を追加する結果になるとの結論に達しました。
インティを弱体化する事が難しいと判明したのでテイムしている冠を破壊する方向に計画をシフトさせます。
高熱を発してるインティからダメージを受けない武器が必要だとの話になりました。
そこで武器を強化して貰う事が出来ないかとの話になりました。
加速世界には無制限中立フィールドを流離う《鍛冶屋》の噂が存在しました。
強化外装を強化してくれるそうです。
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リードの持っている七星外装の一つジ・インフィニティを強化して貰う事が決ります。
ベルのシトロンコールでリードを回復させながらインティに接近してテイムしている冠を破壊するとの方針が決まりました。
ベルのシトロンコールを連続使用する為に必殺技ゲージを瞬時にリチャージする必要があります。
これは複数のバーストリンカーの技や能力を使いでっかいエネルギータンクみないたいな仕組みを作る事で対応する事になりました。
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全レギオンのオシラトリ―領土への大攻勢が遅れそうだとの話になりました。
ニコを除く5王が無限EK状態に陥ているので各レギオンは王の救出を優先したいようです。
ここで遅れてアッシュ・ローラーがやって来ました。
美少女アバターでやってきたアッシュがハルユキのブタアバターを抱きしめています。
アッシュの中の人が兄であると知らない新規メンバーは驚いていました。
アッシュはハルユキを膝の上に乗せて会議に参加する構えです。
黒雪姫、ベル、ニコがじとっとした視線を向けています。
アッシュから緑のレギオンが王の救出を優先する事が知らされました。
早急にネガ・ネビュラスと話し合いたいそうです。
ミーティングでは二つの準備をする事が決りました。
一つは無制限中立フィールドで鍛冶屋を探し出す事。
もう一つがエネルギータンクになれるバーストリンカーを集める事です。
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現実世界に戻ったハルユキは黒雪姫に抱き締められる事になりました。
黒雪姫はハルユキに抱き着いていると精神的消耗が解消されると言っています。
彼女はVR空間でハルユキのアバターと密着していたアッシュが羨ましかったようです。
ハルユキは黒雪姫がマスターとして無理をし過ぎていると指摘しました。
黒雪姫とお互いを支え合える存在に成りたいと言っています。
黒雪姫は強くなったなと言って感慨に浸っています。
アラームが鳴り風呂の準備が整った事が知らされました。
黒雪姫の勧めでハルユキから入浴する事になりました・・・おいおいどうなるんだ、もう逃げられないぞ。
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黒雪姫の家のバスタブにはジェットバスが搭載されていました。
ハルユキはそれを楽しんで長風呂になってしまいます。
黒雪姫が全裸にタオルを巻いた姿で風呂に入って来ました!!
ハルユキは慌ててバスタブから出ようとしましたが全裸状態だったので出られませんでした。
黒雪姫から背中を流してくれと頼まれてしまいました!!
彼女はニコがハルユキと一緒に入浴した事が悔しかったそうです。
対抗する為に自分も一緒に入浴する機会を待っていたそうです。
ハルユキは意を決して黒雪姫の背中を洗い始めました。
すげーぞ、一年先輩の女の子の背中を流す状況に陥っています。
羨ましいですねー、しかし全くエロい感じがしませんね。
手が滑って黒雪姫のおっぱいを洗ってしまうアクシデントも発生しませんでした。
そこにあったのは親子関係だね。
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黒雪姫がニューロリンカーを外してくれとお願いしてきました。
これは相手への最大限の信頼の言葉のようです。
ハルユキは黒雪姫の首筋にバーコードが刻印されている事に気が付きました。
黒雪姫が自身の出生の秘密を語り始めました。
ニューロリンカーの第一世代機を発売したのは、最大手の総合電機メーカー《レクト》と準大手ネット機器メーカー《カムラ》でした。
カムラは野心的でニューロリンカーを使い人間の魂をデコードしようとしたそうです。
黒雪姫の両親はカムラの研究員でニューロリンカーの開発に関わっていたそうです。
しかも母親がカムラの創業家の出身だそうです。
両親は人間の魂の複製化に着手したそうです。
それを行うとコピー先の魂が消えてしまう事になります。
これは殺人と言っても良い行為です。
そこで両親は体外受精させた胚を人工子宮で育てたそうです。
それが黒雪姫だそうです。
黒雪姫は人工子宮に入っている間にニューロリンカーを装着されて魂の複製処理を施されたそうです。
首筋に刻印されたバーコードは彼女が人口子宮から出された日だそうです。
20320930と刻印されています。
黒雪姫の誕生日と言える日は9月30日のようです。
黒雪姫はその日に何かが起こる気がすると言っていました。
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黒雪姫の衝撃の告白を聞いたハルユキは彼女を励ます事にします。
魂の複製実験を受けていても生まれる前の事です。
みんなが好きなのは、これまで生きてきた黒雪姫先輩なんです、と言って励ましました。
ありがとう、と言って黒雪姫がハルユキに抱き着いてきました。
彼女は自棄になりそうな自分をハルユキが繋ぎ止めてくれた事が嬉しいようです。
二人はバスタブの中で全裸で抱き合っています。
長風呂になり上せ気味だった二人は冷たい麦茶を飲んでからハルユキの宿題に挑みました。
稼働限界に達した二人はリビングのビーズクッションで並んで眠る事になりました。
この状況では眠れないと思っていたハルユキでしたが睡魔に負けました。
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翌朝ハルユキはミレディからのメールの着信音に起こされる事になりました。
隣では黒雪姫が安らかな寝顔を晒して眠っています。
目覚めたら隣に美少女が眠っているのかー羨ましいな本当に。
ミレディから会いたいとのメールが届いていました。
黒雪姫を起こして二人で笹塚まで移動する事になりました。
ミレディは会談場所に笹塚図書館を指定してきました。
二人はそこからダイブして仮想世界で会う事になると予想していたのですが違いました。
ミレディに指定された個室に入るとそこでミレディの中の人が待っていました。
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高校生の楓子と対等に会話していたのでハルユキはミレディが高校生ではないかと予想していました。
ミレディの中の人は小学生にも見える小柄な女の子でした。
リアルネームの交換を行う事になり彼女の本名が判明しました。
越賀莟(こしか つぼみ)というそうです。
彼女は中学三年生だそうです黒雪姫と同年齢だね。
住基ネットに認証されたネームタグを交換しました。
ここでも黒雪姫は名前欄に「黒雪姫」と書かれたネームタグを使っています。
ミレディはオシラトリ―の大義よりもオラクルの命を優先すると言っています。
彼女からオラクルが置かれている状況を説明される事になりました。
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オラクルは現在長期に渡り加速状態にあるそうです。
加速を始めるとバーストリンカーの魂はブレインバースト中央サーバーの中にある専用の量子回路に格納されるそうです。
加速中はその量子回路を使い思考しているそうです。
正常にバーストアウトすると記憶の同期が行われ自分の脳を使い思考する状態に戻るそうです。
BBシステムはバーストリンカーの《魂の寿命》が大量に消費される事を回避する為にそのような措置を取っているそうです。
この機能には問題もあり、長期間加速し続けると魂の形が変わってしまい現実世界に戻った時に人格が変質する可能性があるそうです。
それを回避する為にミレディはオラクルを早々に目覚めさせたいそうです。
ミレディは黒雪姫にオラクルの住所を聞いてきました。
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ミレディを連れて三人でオラクルの家に向かう事になりました。
黒雪姫もオラクルの家に行くのは初めてだそうです。
呼び鈴を押すとオラクルの母親が出て来てオラクルが入院している事を教えてくれました。
オラクルは48時間ほど眠り続けているそうです。
面会の許可を貰えたのでオラクルの眠る病院に向かう事になりました。
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眠り続ける恵のニューロリンカーと直結してミレディは無制限中立フィールドに向かうつもりです。
ハルユキが同行を申し出ました。
黒雪姫は無制限中立フィールドで無限EK状態にあるので残念ながらお留守番となりました。
無制限中立フィールドに降り立ったミレディが自身の能力を使い占いを始めました。
花弁が出て来てミレディの求めるモノの位置を教えてくれるそうです。
花弁が移動を始めたのでハルユキはミレディを抱えて飛行する事にしました。
恐らく心意の力だと思うのですがミレディは全身を覆う棘をボディの中に収納しています。
ハルユキがミレディを横抱きに抱えて飛翔しました。
全く美味しい奴だね、ハルユキはまたしても新たな女性プレイヤーを運ぶ栄誉を手に入れています。
二人が辿り着いたのはISSキットの本体が設置されていた東京ミッドタウン・タワーでした。
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屋上にテイムされた高位エネミーを発見したので途中の階の窓から中に侵入する事になりました。
内部にも高位エネミーが配置されていました。
心意技を使うと他のエネミーを引き寄せてしまうので通常技だけで対処する事になります。
ミレディがエネミーを抑えている間にクロウがテイムしている冠を破壊する事になります。
ここでクロウは何者かの声を聞く事になりました。
クロウは声に従い冠の核となる個所を斬り冠を破壊しました。
テイム状態が解かれたエネミーから逃げるようにして階段を駆け上りました。
オラクルはポータルの傍に監禁されていると予想して5階程のぼる事になります。
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ポータルが設置されている広い場所にでました。
柱に二人の人物が鎖で拘束されていました。
傍に高位エネミーが居るので弱点を破壊して倒す事になります。
配置されていたのがエインヘリアルと云うエネミーで胸の部分に核となるオブジェクトが格納されているそうです。
クロウがルシードブレードを使い鎧に切れ目を作りミレディが鞭を使って核を取り出す事になりました。
クロウは鎧が曲面で構成されているので切り込む場所に迷います。
そこに謎の声が響きました。
声を掛けてきたのは三代目クロム・ディザスターのセントレア・セントリーでした。
彼はクロウが《オメガ流合切剣》の伝承者になったと言っています。
セントレアは曲線にも弱点となる極微が存在する、それを感じ取れと言っています。
ハルユキは言われるままに極微を探し出し切りつけました。
鎧に切れ目ができてミレディが核を足りだして破壊しました。
エインヘリアルを倒す事に成功しました。
クロウは追い込まれた状態からアドリブで危機回避するのが上手いようです。
ミレディはクロウの危機回避能力に感心している様子です。
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二人で別々の人物の解放に向かいました。
ミレディが解放したのはオラクルでした。
クロウが解放したのはエネミーでもバーストリンカーでもありませんでした。
解放したのはショップNPCのドローンでした。
ショップに入った事が無いクロウには判別できなかったようです。
ミレディからショップNPCだと聞いて驚いています。
ドローンは人間とは違う言語でお礼を言ってきました。
バーストリンカー歴が長いミレディには彼の言葉が分かるようです。
ドローンは日本語が理解できて独自言語で返答する仕様のようですね。
返答をミレディに翻訳して貰いながら拘束されていた経緯を聞き出しました。
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ドローンはアイボリー・タワーから注文を受けたそうです。
注文の品を渡すと頭に冠を被せられたそうです。
それでテイムされて此処に連れてこられたそうですよ。
ドローンは気になる発言をしていました。
久々に東京に戻って来た時にアイボリーと出会ったと言っています。
クロウが何を売っているのか質問すると放浪の鍛冶屋ミスター・スミスと答えました。
クロウは目の前に探している鍛冶屋が居る事に驚いています。
鍛冶屋は何か注文があるか?なければまた旅に出ると言っています。
クロウはリードを連れて戻って来るまで待っていて貰おうと考えました。
しかし直ぐに逃げる必要が出てきてしまいました。
エインヘリアルを拘束するのにミレディが心意技を使ったので他のエネミーが集まってきてしまいます。
非常事態に際しクロウは自分の持っているルシードブレードを強化して貰う事にしました。
強化内容として《炎熱属性無効》をお願いしています。
必要なバーストポイントの額を見てクロウは瞠目する事になりました。
要求されたポイントはクロウが所持しているポイントの3倍近い額でした。
クロウには払う事が出来ません。
ここでミレディが太っ腹な行動に出てくれます。
インティを撃破する為に使うんだと理解した彼女はクロウの代わりにバーストポイントを払ってくれました。
強化が終わると鍛冶屋は足裏からジェット噴射させて旅立っていきました。
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クロウは立て替えて貰ったバーストポイントは必ず返すと言おうとしましたが、ミレディの叫びが遮ります。
五体のエインヘリアルが迫って来ました。
クロウはミレディとオラクルを両手でホールドしてメタトロン・ウイングを使いました。
ギリギリでポータルに飛び込めたようです。
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ハルユキは黒雪姫の呼び掛けを聞きながら覚醒しました。
ハルユキは誰かの声を聞く事になりました。
「ほら、オッキーちゃん。起きる時間だよ・・・。」
これはサフラン・ブロッサムの声だよね?
「・・・姫・・・」と呟き恵が目覚める事になりました。
黒雪姫はほっとして泣き出したようだぞ。
恵はハルユキに視線を動かし「ありがとう」とお礼を言ってきました。
恵の視線がミレディに移動しました。
恵は「ロージー。ようやく、会えたね・・・」と言っています。
「・・・オッキー」と名前を呼んでミレディは恵の胸に顔を押し付けて泣き始めました。
ハルユキはもらい泣きしています。
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恵は加速世界で起こっていた事を記憶しているようですね。
ホワイト・コスモスによって恵はバーストリンカーとして蘇生されたようですが、普通のバーストリンカーとの違いがあるのだろうか?
オラクルを助け出す事ができたのでミレディはネガ・ネビュラスに参加する事になるのでしょうか?
ジャッジメントブローがあるのでレギオンの移籍は無理なのかな?
思わぬ幸運により目的の鍛冶屋に遭遇してハルユキのルシードブレードを強化できました。
なし崩し的にハルユキがインティ攻略の矢面に立つ事になったようです。
タクムとの剣での真剣勝負に関しては心強い師匠が出来たので好転しそうですね。
ハルユキは《オメガ流合切剣》を極める事が出来るでしょうか?
ハルユキが三代目クロム・ディザスターと交信できる理由も気になるよ。
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成分 | 美少女 | 情勢変化 | 戦闘 | 恋愛 | ラッキースケベ |
評価 | AAA | B | AAA | BB | AAA |
本名/関係性 | あだ名 | アバター名 | 所属レギオン | レギオン色 |
? | 黒雪姫(くろゆきひめ) | ブラック・ロータス | ネガ・ネビュラス | 黒の王 |
有田春雪(ありた はるゆき) | ハル | シルバー・クロウ | ネガ・ネビュラス | 黒 |
黛拓夢(まゆずみ たくむ) | タク | シアン・パイル | ネガ・ネビュラス | 黒 |
倉嶋千百合(くらしま ちゆり) | チユ | ライム・ベル | ネガ・ネビュラス | 黒 |
倉崎楓子(くらさき ふうこ) | フーコ | スカイ・レイカー | ネガ・ネビュラス | 黒 |
四之宮謡(しのみや うたい) | メイ、ういうい | アーダー・メイデン | ネガ・ネビュラス | 黒 |
氷見あきら(ひみ あきら) | カレン | アクア・カレント | ネガ・ネビュラス | 黒 |
上月由仁子(こうづき ゆにこ) | ニコ | スカーレット・レイン | ネガ・ネビュラス | 黒(サブマスター、赤の王) |
掛居美早(かけい みはや) | パド | ブラッド・レパード | ネガ・ネビュラス | 黒 |
奈胡志帆子(なご しほこ) | ショコ | ショコラ・パペッター | ネガ・ネビュラス | 黒 |
三登聖美(みと さとみ) | ? | ミント・ミトン | ネガ・ネビュラス | 黒 |
由留木結有(ゆるき ゆめ) | ? | プラム・フリッパー | ネガ・ネビュラス | 黒 |
小田切累(おだぎり るい) | ショコ | マゼンタ・シザー | ネガ・ネビュラス | 黒 |
? | ? | イエロー・レディオ | クリプト・コズミック・サーカス | 黄の王 |
黒雪姫の実姉 | トランジェント・エタニティ | ホワイト・コスモス | オシラトリ・ユニヴァース=加速研究会 | 白の王 |
? | ? | ブラック・バイス=アイボリー・タワー | オシラトリ・ユニヴァース=加速研究会 | 白 |
? | ? | アルゴン・アレイ | オシラトリ・ユニヴァース=加速研究会 | 白 |
若宮恵(わかみや めぐみ) | オッキー | オーキッド・オラクル | オシラトリ・ユニヴァース=加速研究会 | 白 |
越賀莟(こしか つぼみ) | ロージー | ローズ・ミレディ― | オシラトリ・ユニヴァース=加速研究会 | 白 |
? | ? | プラチナム・キャバリア― | オシラトリ・ユニヴァース=加速研究会 | 白 |
? | ? | ブルー・ナイト | レオニーズ | 青の王 |
高野内琴(姉)(たかのうち こと) | コバル | コバルト・ブレード | レオニーズ | 青 |
高野内雪(妹)(たかのうち ゆき) | マーガ | マンガン・ブレード | レオニーズ | 青 |
? | ? | グリーン・グランデ | グレート・ウォール | 緑の王 |
日下部綸(くさかべ りん) | アッシュさん | アッシュ・ローラー | グレート・ウォール | 緑 |
? | ? | パープル・ソーン | オーロラ・オーバル | 紫の王 |
? | ? | アスター・ヴァイン | オーロラ・オーバル | 紫 |
? | ? | トリリード・テトラオキサイド | ネガ・ネビュラス | 黒 |
本名/あだ名 | デュエルアバター名 | ハルユキの呼称 | ハルユキからの呼び方 |
黒雪姫 | ブラック・ロータス | ハルユキくん | 先輩 |
倉崎楓子 | スカイ・レイカー | 鴉さん | 師匠 |
日下部綸 | アッシュ・ローラー | 有田さん | リンさん |
四之宮謡 | アーダー・メイデン | クーさん | メイさん |
氷見あきら | アクア・カレント | ハル君 | カレンさん |
上月由仁子 | スカーレット・レイン | ハルユキ | ニコ |
掛居美早 | ブラッド・レパード | クロウ | パドさん |
高野内琴 | コバルト・ブレード | クロウ | コバルさん |
高野内雪 | マンガン・ブレード | クロウ | マーガさん |
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突然のご連絡失礼致します。私、Ani One編集部の範國(ノリクニ)と申します。
返信削除弊社のラノベ系解説Youtubeチャンネルにて、シナリオライターを募集しております。
オーバーロード、転スラ、リゼロ、ダンジョン飯、とあるシリーズ等、テーマは幅広く用意しております。
例:https://www.youtube.com/watch?v=922T5aM7p_oプレビュー
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・2800-3000文字程度のシナリオ作成、関連画像を30枚以上収集、表示順の指定(Google検索等):2500円
・アニメのみではなく原作を読んでいること
※動画作成は業務に含まれておりませんので動画編集スキルは不要です。
ご興味ありましたら、範國(tp.hsl.writerrecruit@gmail.com)まで連絡ください。
ご不明点など些細なことでもお気軽にご相談ください。お返事、心よりお待ちしております。
範國