ラノベの感想) ゴブリンスレイヤー 第5巻 (GA文庫)

概略:
ゴブリンスレイヤーが剣の乙女から熱烈なラブレターの様な依頼の手紙を貰います。ゴブリン退治で行方不明になった冒険者の捜索を依頼されました。一党は雪山にある洞窟に向かう事になりました。そこで捜索対象の令嬢剣士を発見しましたが、ゴブリンの本拠地は別の場所に在る事が判明します。ゴブリンスレイヤーは女神官、妖精弓手、令嬢剣士を貢物と偽り本拠地に占有する事にします。

レーベル:GA文庫
発行日:2017/5/31
著者:蝸牛くも(かぎゅう くも)
イラスト:神奈月昇(かんなつき のぼる)
ISBN:978-4-7973-9158-9
雰囲気:剣の乙女からの依頼、強襲、兵糧攻め、聖騎士、雪崩
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第1章 予行練習
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令嬢剣士、半森人の女戦士、圃人斥候、鉱人僧侶、魔術師のパーティーがゴブリン退治をしています。
遭遇した数匹のゴブリンを見事に退治しました。
雪山に穿たれたゴブリンの巣と思われる洞窟を前にして令嬢剣士が秘策があると言っています。
彼女たちはまだ新米冒険者なんだよねー、あんまり策に凝らない方が良いと思うんだよね。
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第2章 大規模戦闘
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雪山にゴブリン退治に向かった令嬢剣士のパーティーは帰ってきませんでした。
彼女は親元を飛び出して冒険者になったそうです。
心配した両親が冒険者ギルドに捜索依頼を出したそうです。
差し向ける冒険者は一流である事が条件として付与されていました。
困ったギルドが剣の乙女に相談を持ち掛けたようです。
ゴブリンスレイヤーと連絡を取りたいけど理由が無くて困っていた彼女は手紙を出す機会を得ました。
熱烈なラブレターとも読める手紙でゴブリンスレイヤーに捜索を依頼してきました。
ゴブリンスレイヤーはゴブリンを退治するつもりになっています。
しかし剣の乙女の気持ちはゴブリンスレイヤーに汲み取られる事は無かったようです。
彼は剣の乙女からの手紙を妖精弓手に見せています。
彼女が手紙を朗読したようですね・・・聞いていた女神官は顔を赤くしていました。
ゴブリンスレイヤーは女神官、妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶と一緒に雪深い寒村に向かう事にしました。
寒村に近づくとゴブリンの襲撃が終わり略奪が始まっていました。
ゴブリンスレイヤーは寒村に突撃してゴブリンの掃討を行う事にします。
村に入り込んだゴブリンの数を20匹前後だと予想して行動する事になりました。
村に入って直ぐに小さな女の子が襲われている場面に遭遇しました。
ゴブリンを殺して彼女を助ける事に成功しました。
10歳前後の彼女は姉によって樽の中に隠されていたそうです。
彼女から村人が村の広場に集められていると聞き出します。
ゴブリンスレイヤーはパーティーを二つに分ける事にしました。
妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶が広場に向かい、ゴブリンスレイヤーと女神官が村の中に隠れているゴブリンを狩る事になりました。
背中を預けられて女神官は嬉しさに高揚しています。
彼女は《聖光》の奇跡を目くらましに使う工夫をして見せました。
ゴブリンスレイヤーから良い手だったと褒められて喜んでいます。
ゴブリンの掃討が終わり広場に向かうと広場での戦闘も終わっていました。
倒したゴブリンの数を確認すると19匹って事が分かりました。
ゴブリンスレイヤーは数が半端なのが気に入らないようです。
隠れていた1匹のゴブリンが巣に戻る為に逃げ出しました。
ゴブリンスレイヤーは鏃だけが身体に刺さるように細工した矢を妖精弓手に撃たせました。
鏃が刺さったゴブリンが巣に戻る事になりました。
鏃には毒が塗られています、医療知識を持たないゴブリンは鏃を取り出す事はできないと予想されます。
巣穴に病原体が運び込まれる事になるのでゴブリンスレイヤーは巣穴に病気が蔓延するのを期待しています。
襲って来たゴブリン達は先遣隊だと思われるので今後に備える事になります。
女神官と妖精弓手が村にある温泉で疲れを癒しています。
妖精弓手は温泉に入るのを怖がっています。
妖精弓手は恐怖を振り払う為に温泉に飛び込みました。
頭から湯を被った女神官がハシタナイと咎めています。
妖精弓手が、これから成長すると思われる女仕官のおっぱいを見ながら羨ましいな、と言ってきます。
女神官は恥ずかしくなったようです。
温泉から上がった二人はゴブリンスレイヤー達と合流して宿屋を借りて作戦会議を始めます。
村人も宿屋に来ていて離れた場所から一行を見ていました。
村の物資を行方不明になったパーティーが買い上げたそうです。
出てきた食事は芋料理ばかりでした。
先行したパーティーはゴブリンに対して兵糧攻めを行った事が分かりました。
ゴブリンスレイヤーはあまり良い手ではないと否定的です。
ゴブリンを飢えさせる事には成功したようですが略奪に発展したようです。
恐らく先行したパーティーは飢えたゴブリンに襲われてしまったようです。
ゴブリンの次の襲撃が予想されるのでゴブリンスレイヤーは速攻で巣を叩く事を決めました。
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第3章 強襲
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ゴブリンスレイヤーは夜明けと共に雪山登山を始めます。
蜥蜴僧侶と妖精弓手がとても寒そうにしていました。
一行は洞窟を発見して入り口近くで暖を取り突撃に備えています。
鉱人道士は夜目が効くので周囲の警戒をしていました。
彼は先行したパーティーの死体を見つけてしまいました。
半森人の戦士(女)は耳を斬り取られて口の中に突っ込まれていました。
依頼の対象である令嬢剣士の死体は発見できませんでした。
進んでいくと洞窟の中に高低差を利用した雪避けが作られていました。
ゴブリンたちが作った事が信じられないゴブリンスレイヤーは気に入らないと零します。
途中の通路に泥水を満たした落とし穴が作ってありました・・・底に杭が沈められています。
これを見たゴブリンスレイヤーは不信感を募らせています。
一行はゴブリンの生活している広い空間に奇襲を掛けました。
其処ではゴブリン達が土木作業を行っていました。
女神官が《聖光》で先制攻撃を仕掛けたのでゴブリンスレイヤー達は有利に戦いを進める事ができました。
しかし不意を突かれて妖精弓手の太ももにゴブリンが放った矢が刺さってしまいました。
矢を射かけたゴブリンを殺して確認すると治療痕が残っていました。
ゴブリンスレイヤーはそのゴブリンが村から逃げて行ったゴブリンだと理解しました。
妖精弓手の傷を確認していた女神官が血相を変えて報告してきました。
妖精弓手に刺さっている矢は鏃の部分が取れやすく細工されていました。
ゴブリンスレイヤーは自分が使った矢をゴブリンが真似た事に驚いています。
ゴブリンの掃討が終わったので妖精弓手の治療を行う事になりました。
彼女は帰ってからで良いと治療を嫌がっています。
鏃が体内に残ったままでは奇跡による治療の効果がありません。
嫌がる彼女を説得してゴブリンスレイヤーが火で炙って消毒した短剣で鏃を取り出す事になりました。
蜥蜴僧侶の《治癒》によって妖精弓手の傷は跡形も無く直りました。
しかし痛みは残っているようです・・・彼女の軽快さを失った状態で洞窟の探索を続ける事になりました。
一行は洞窟を進み祭壇の様な場所に出ました。
そこにボロボロになった金髪の女が全裸で横たえられていました。
女神官が確認すると彼女は生きている事が分かりました。
彼女が救出対象の令嬢剣士のようです。
これで依頼は達成される事になりましたが気がかりな物を発見しました。
令嬢剣士に焼印が押されていました。
ゴブリンが焼印を自作した事実からゴブリンを率いる何者かが居る事が分かりました。
一行は意見を出し合い、その人物像を推測しています。
ゴブリン並みの知識で、ゴブリンを率い、ゴブリンを癒し、人を襲う、邪教の徒。
ゴブリンスレイヤーは小鬼聖騎士が居ると確信しました。
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第4章 終わりと始まり
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令嬢剣士は自分の考えた兵糧攻めに自信を持っていました。
ゴブリンを飢えさせて巣穴から出てきたところを倒す作戦でした。
最初だけは上手く行ったようですが彼女の作戦は冬の寒さに負けました。
幾日もゴブリンの巣穴の前に築いた簡易的な陣地で待つ事になりました。
水、薪、食料が尽きてしまいます。
パーティーメンバーも寒さと飢えで戦力が低下してしまいました。
作戦開始時は心が通い合っていると思っていたメンバーから批判的な視線がおくられる事に成ります。
補給物資を村まで取りに行く必要がありました。
パーティーメンバーは令嬢剣士が取りに行くべきだと言っています。
令嬢剣士は合理的な判断だと自分に言い聞かせて村まで戻る事になりました。
村に戻ると歓迎はされませんでした。
未だにゴブリンと戦っていない事と食料が尽きた事を打ち明け追加の食糧を要求しました。
村には既に冬を越えるのに十分な食料は残っていませんでした。
僅かな補給物資を提供してくれたのは幸運だったと思います。
令嬢剣士は自分の作戦は失敗した訳ではないと自分に言い聞かせて山を登ります。
野営している時に疲労から監視を怠ったようです。
眠ってしまった彼女は切り取られた半森人の耳を投げつけられて目覚める事になりました。
他のメンバーの首を投げ出されて彼女は半狂乱になっています。
令嬢剣士はゴブリンの慰みものとなり生け贄として祭壇に置かれる事になったようです。
令嬢剣士は宿屋の部屋で目覚めました。
部屋の隅に小汚い格好の冒険者が居る事が分かりました。
彼から仲間は全滅した事を知らされます。
部屋に居たのはゴブリンスレイヤーでした。
ゴブリンスレイヤーは令嬢剣士からゴブリンと遭遇してからの出来事を聞き出しました。
情報を聞き出すとゴブリンスレイヤーは令嬢剣士の部屋から出ていきました。
一階の酒場で待っていた妖精弓手が令嬢剣士の状態を聞いてきました。
ゴブリンスレイヤーは、目覚めていた、と答えます。
一人にしておいて良いのか、と問われて、わからん、と答えています。
妖精弓手はゴブリンスレイヤーの冷徹な態度を咎めています。
女神官はゴブリンスレイヤーが下手な慰めを口にしない事を思い出しています。
ゴブリンスレイヤーは今後の対策を練り始めました。
令嬢剣士を助け出した洞窟は礼拝堂だと判明しました。
村人から山を登ったところに古い鉱人の砦がある事を聞き出しています。
恐らくそこがゴブリン達の本拠地だと思われます。
岩で作られた砦には火攻めは有効ではありません。
女神官が内側から焼いてはどうか?と言ったので方針が決まりました。
一行は砦に潜入する事になりました。
潜入する為に変装する事になり、妖精弓手と女神官が闇人に化ける事になりました。
二人は身体に炭を塗る事になるようです。
そこに目覚めた令嬢剣士が下りてきました。
彼女は自分も連れて行って欲しいと言っています。
妖精弓手は家族に無事を知らせるのが先でしょ、と言って反対しています。
反対に回ってくれると期待した蜥蜴僧侶も令嬢騎士の参戦に賛成してしまいます。
令嬢剣士は奪われたモノを全て取り戻したい、と言っています。
蜥蜴僧侶は尊厳を取り戻したいと言っている令嬢剣士に賛同したようです。
鉱人道士は令嬢剣士を助け出すまでが依頼内容だろ、だったら後は自己責任じゃないのか?と言っています。
ゴブリンスレイヤーは令嬢剣士に依頼しろと言っていますよ。
令嬢剣士は己の長い金髪を切り取り「・・・報酬。前払い」と呟きました。
其処には一人の復讐者の姿がありました。
令嬢剣士はゴブリンスレイヤーに似ているように思えます。
ゴブリンスレイヤーは彼女の能力を聞き出します。
令嬢剣士は剣と《稲妻》の術が使えるそうです。
ゴブリンスレイヤーが令嬢剣士の同行を認めたので妖精弓手は説得を諦めました。
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間章 待っている人たちのお話
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雪が降る中牛飼娘はギルドへの配達に来たようです。
納品の確認印を貰う時に受付嬢と会話しています。
ゴブリンスレイヤーの事を心配している受付嬢にゴブリンスレイヤーには雪山生活の経験がある事を教えます。
思わぬ新情報を得て受付嬢は嬉しそうです。
牛飼娘は年越しのお祝いまでには戻ってくると思うから、と言って受付嬢を安心させています。
受付嬢は槍使いの事が嫌いではないようですよ、苦手なだけだそうです。
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第5章 地下牢攻略
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小鬼聖騎士が居ると思われる砦に潜入する事になりました。
そこでゴブリンスレイヤーは妖精弓手、女神官、令嬢剣士を貢物にする事にします。
粗末な襤褸を着せて檻の中に居れて山道を運ぶ事になります。
妖精弓手が檻の中から、納得がいかない、と喚いていました。
山道は女性の足では登るのは困難だと気付いた女神官はゴブリンスレイヤーが気を遣ってくれたと理解します。
蜥蜴僧侶が言葉が通じない種族とコミュニケーションが取れる《念話》の奇跡を使い意思疎通を図りました。
ゴブリンスレイヤーはゴブリン語を学ぶ必要性を感じています・・・彼ならマスターしそうですね。
砦の中に通された一行は貢物を地下牢に運び込む事になりました。
檻から出して牢に移す段階で令嬢剣士が予想外の行動に出ました。
彼女は一行を案内していたゴブリンに飛び掛かり殴り殺してしまいます。
そのゴブリンは彼女のパーティーメンバーだった司祭の装備を纏っていたようです。
怒りに我を忘れている令嬢剣士はゴブリンが死んだのにも気付かずに殴り続けています。
見張りのゴブリンが報告に向かおうとしていたのでゴブリンスレイヤーが殺しました。
予定外の行動を取り仲間を窮地にたたせた令嬢剣士を妖精弓手が咎めています。
令嬢剣士は反省した様子は無くゴブリンは殺さなければ、と呟いています。
ゴブリンスレイヤーは令嬢剣士を咎める事はしませんでした。
誰にでも怒りで我を忘れる事はあると言っています。
妖精弓手と女神官が令嬢剣士はゴブリンスレイヤーと似ているが何かが違うと感じています。
一行は牢屋の中で捉えられていた娘を発見しました。
村から攫われた娘は居ない筈なのですが・・・娘たちは他の場所で攫われたようです。
ゴブリンスレイヤーはゴブリン達が捕まえた娘を此処まで運んできたのか?と不信感を募らせています。
連れ回す事は出来ないので彼女たちを牢の中に残して砦の探索を始めました。
最初に向かったのは武器庫でした。
武器庫には鍵が掛かっていたのですが妖精弓手が解除しました。
武器庫の中を検分するとスコップなどの土木作業に使う道具が見つかります。
ゴブリン達が鉱石を掘っている可能性が出てきました。
此処は鉱人の砦だったので鉱床くらいはあるかもしれないそうです。
令嬢剣士は装備品が無いので彼女の為に装備品を見繕う事になりました。
鉱人道士が彼女に剣を探そうとして断られました。
鉱人道士は令嬢剣士が初めて意思表示をしたので喜んでいます。
嬉しそうに装備品を集め始めて着せ替えを始めました。
鉱人道士の成すがままにされている令嬢剣士を見かねて女神官が止めました。
令嬢剣士は少しだけ困っていると意思表示してくれました。
ゴブリンスレイヤーが使えそうな武器の選別が終わり残りを処分する事になりました。
蜥蜴僧侶が《腐食》の奇跡を使い残った武器を朽ちさせました。
虜囚を見付け、武具を奪いました、砦の攻略は着々と進んでいます。
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第6章 小鬼たちの冠
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ゴブリン達が楽器を鳴らし始めました。
砦の中庭にゴブリン達が集まってきて小鬼聖騎士を迎え入れています。
これから小鬼聖騎士の叙勲式が始まろうとしていました。
ここでゴブリンスレイヤー達は失策に気が付きました。
叙勲式には聖職者が必要です・・・しかし小鬼の聖職者は令嬢剣士が殺してしまいました。
令嬢剣士に刻まれた焼印が熱を持ち始めました。
蜥蜴僧侶はそれをゴブリンが戯れで刻んだものだと誤解していました。
令嬢剣士に刻まれた焼印は呪いだったようです。
令嬢剣士が悲鳴を上げてしまったのでゴブリン達に見つかってしまいました。
女神官が奇跡を唱えて令嬢剣士の痛みを取り除きました。
ゴブリンスレイヤーはパーティーを二つに分ける事にしました。
妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶に虜囚の救出と兵糧の破棄を頼む事にしました。
ゴブリンスレイヤー、女神官、令嬢剣士が囮となりゴブリン達を引き付ける事になりました。
絶体絶命のピンチに令嬢剣士が泣き出してしまいます。
ゴブリンスレイヤーは令嬢騎士に、お前の剣は取り戻す、小鬼聖騎士は殺す、小鬼は殺す。
小鬼どもは、皆殺しだ、と告げて戦闘を始めました。
ゴブリンスレイヤーはゴブリン達を引き付けて時間稼ぎを始めました。
狭い城壁の上にゴブリンを誘導して数の不利を補う事にします。
ゴブリンは狭い城壁に殺到したので数の優位を使えなくなりました。
ゴブリンスレイヤーは令嬢剣士に松明を渡して後方の警戒を頼んでいます。
ある程度の数を倒すと小鬼聖騎士がやって来ました。
ゴブリンスレイヤーと小鬼聖騎士との戦いが始まりました。
小鬼聖騎士が手にしているのは令嬢剣士から奪った軽銀剣でした。
軽銀剣は切れ味鋭くゴブリンスレイヤーの盾を破損させました。
ゴブリンスレイヤーから撤退手段の模索を任された女神官の準備が整いました。
令嬢剣士に《稲妻》の術を使ってもらいゴブリンスレイヤーは二人を抱えて城壁から飛び降りました。
女神官が用意したのは冒険者ツールに付いている鍵縄でした。
ゴブリンスレイヤーは鍵縄でぶら下がっている状態から壁面を蹴って城壁の下に降りました。
女神官に重くないですか?と聞かれて正直に若干重いと答えてしまいました。
重いと言われた女神官は、こういう時は軽いって言ってください、とプリプリ怒っていました。
地面に下りると虜囚を助け出し、ゴブリンの兵糧を焼いた妖精弓手たちと合流する事になりました。
鉱人道士がトンネル堀の奇跡を使って逃げ出してきたようです。
ゴブリンスレイヤーは令嬢剣士の剣を取り戻す為にゴブリン達を引き付けつつ撤退戦を行う事になりました。
小鬼聖騎士は兵糧を焼かれ仲間を失い自分が苦境に立たされた事を悟りました。
仲間を増やす為の孕み袋も奪還されたので仲間も増やせません。
兵糧が無いので、このままでは飢えるしかありません。
小鬼聖騎士はゴブリンスレイヤー達を追いかけて殺す事に決めました。
追ってくるゴブリン達はゴブリンスレイヤーが考案した鏃が外れる矢を遠方から射かけてきました。
鏃が安定していないので盾で防ぐ事ができました。
ゴブリンスレイヤーは模倣された事を心配していましたが、使い方までは理解していないと分かり安心したようです。
鏃には毒も塗られていませんでした。
ゴブリンスレイヤーは鉱人道士から武器を受けとりながらゴブリンを倒して行きました。
撤退戦では相手から武器を奪えないのが問題になっています。
鉱人道士が武器庫から集めた武器も底を突いてしまいました。
矢が切れた妖精弓手はゴブリンスレイヤーから渡された投擲紐で石礫を投擲しています。
投げるのは苦手だと言ってましたがゴブリンに当てる事はできています。
ゴブリンスレイヤーは村までゴブリンを引っ張っていく事は出来ないので谷底を目指していました。
蜥蜴僧侶から竜牙刀を借りて小鬼聖騎士と対峙する事になります。
ゴブリンスレイヤーは小鬼聖騎士にワザと左腕を斬らせて軽銀剣を受け止めました。
動きの止まった小鬼聖騎士の首を斬り殺します。
ゴブリンスレイヤーは令嬢剣士に命じて《稲妻》の術を撃たせました。
彼女は雪山の上の方に《稲妻》の術を命中させました。
妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶はゴブリンスレイヤーの狙いを理解して諦めます。
女神官は使いどころを任されていた《聖壁》を唱えました。
雪崩が起こりゴブリン達は呑み込まれてしまいました。
ゴブリンスレイヤーも《聖壁》の外側に居たので雪崩に呑み込まれてしまいました。
雪崩が収まると令嬢剣士は自分が剣を取り返してと頼んだのでゴブリンスレイヤーを殺してしまったと項垂れます。
しかしゴブリンスレイヤーの仲間達は彼が生きていると確信していました。
一行はゴブリンスレイヤーを探しながら下山する事になります。
令嬢剣士が雪に埋もれていたゴブリンスレイヤーを発見しました。
妖精弓手たちは、ゴブリンスレイヤーが《呼気》の指輪を用意していた事からある程度雪崩作戦を予想していたようです。
女神官は行きなりヤラレルと驚くので事前に作戦を説明して欲しいと文句を言っています。
ゴブリンスレイヤーはゴブリンに情報が洩れ対策されると困ると言い返しています。
心配するんですよ、次からは事前に説明してください、と言われてしまい、承諾する事になりました。
妖精弓手は今回の冒険に満足したようです。
それを聞いて令嬢剣士はこれが冒険なのか、と理解しました。
ゴブリンスレイヤーは鞘は小鬼聖騎士と一緒に流されてしまった、雪崩作戦は失敗だった、と言っています。
ゴブリンスレイヤーから軽銀剣を渡された令嬢剣士は泣き出してしまいました。
そんな令嬢剣士にゴブリンスレイヤーは「お前は、よく泣く奴だ」と告げます。
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間章 神様たちがほっと息を吐くお話
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今回の冒険を用意した《幻想》と《真実》が冒険の成功を喜んでいます。
今回は良い冒険が出来たようです。
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第7章 新しい夜明け
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新年を迎えて冒険者ギルドは冒険者たちで賑わっていました。
牛飼娘も誘われて一緒に飲んでいました。
そこには令嬢剣士も来ていて妖精弓手たちに別れの挨拶をしていました。
彼女は一度、両親の元に報告に戻るそうです。
死んだ仲間の墓を作り、それから今後について考えるそうです。
妖精弓手と蜥蜴僧侶から家族と友達は大切にした方が良いと言われています。
勇気を出して、手紙を書くから、と呟いています。
これに女神官が真っ先に応じて、返事を書くと言っています。
妖精弓手も友達に手紙を書いてみたかったと言って話に加わりました。
牛飼娘も手紙を書こうかな?と言っています。
あんまり同じ年頃の女の子と知り合えないのが悩みなんだそうです。
女神官がゴブリンスレイヤーがこの場に居ない事に気が付きました。
受付嬢と牛飼娘は居場所をしっているようです。
二人は今年頑張った女神官にゴブリンスレイヤーにお弁当を届ける役目を譲る事にします。
妖精弓手が届けに行っても良いけど、と言ってきたので、森人さんには、たぶんチャンスがいっぱいありますから、と言って止めています。
女神官が向かった先は街から少し離れた広野でした。
ゴブリンスレイヤーはそこにテントを張り見張りをしていました。
呆れた事に毎年見張りをしているそうです。
ゴブリンスレイヤーは小鬼聖騎士が金属精錬をしようとしていたと予測しました。
ゴブリンが何かを作ろうとしていたと聞いて女神官は驚いています。
ゴブリンスレイヤーはゴブリン相手に手を抜ける訳が無いと言っています。
女神官は呆れていますよ。
彼女に「皆と騒ぐよりもゴブリン退治の方が大事なんでしょ?」と聞かれたゴブリンスレイヤーが「いや」と答えました。
女神官は彼の答えに驚いています。
女神官はゴブリンスレイヤーに付き合い朝まで見張りをする事にしました。
ゴブリンスレイヤーが「今年も、どうか宜しく頼む」と言ってきました。
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成分美少女卑劣作戦仲間恋愛
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