ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第11巻 (富士見ファンタジア文庫)


概略:
アリスリーゼが焦っています。帝国に向けて飛び立った始祖を追う事になります。璃酒の案内でユンメルンゲンの元にやって来たシスベルが星霊を使い百年前の帝都で何が起こったのか再現する事になりました。シスベルの星霊が再現する過去を見る事でユンメルンゲンは事故の影に八大使徒が暗躍していた事を確認しました。星霊使いの誕生理由を目撃しネビュリス皇庁が誕生した理由を知る事になります。ユンメルンゲンとクロスウェルの関係も見る事になります。真相が分かったのですが次の問題が発生しました。イリ―ティアが帝都の地下に存在する帝国議会に現れます。帝国にやってきた始祖をクロスウェルが迎えます。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2021/5/20
著者:細音 啓
イラスト:猫鍋蒼
ISBN:978-4-04-074077-5
雰囲気:焦燥、誤魔化し、過去、真犯人、決別、最後の魔女、再会
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アリスが焦っています。
始祖ネビュリス(エヴ)が帝国に向かってしまったので追いかけようとしています。
エヴは帝都を破壊しようとしています。
そこには燐とシスベルが囚われているとアリスは思っています。
二人を助け出す為に帝都に向かう事にします。
シスベルの従者シュヴァルツを伴い空港に向かいます。
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アリスが焦っているのはルウ家に遅れを取っているからです。
ルウ家は始祖が目覚めたと同時に帝国に向けて移動を始めました。
ネビュリスが帝国に攻め込むと帝国兵との激しい戦闘になると考えています。
国境警備が緩くなる隙に自分達も帝国領に侵入して破壊活動を始めようと考えています。
アリスとシュヴァルツが機上の人になった時点で仮面卿とキッシングは大きなリードを築いています。
飛行機での移動が終わり帝国本土に向かう列車の中にいました。
仮面卿は勝利を確信しています。
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璃酒に連れられたイスカ達とシスベルが帝都に到着しました。
厳重な警備を璃酒の身分証で突破します。
一行は天帝ユンメルンゲンの住んでいる天守府に入って行きます。
璃酒から天守府の中には大した警備が敷かれていないと教えられて驚く事になります。
璃酒の案内でユンメルンゲンの元にやってきました。
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ユンメルンゲンはやっと来たかと気軽い挨拶してきました。
シスベルの目は柱に縄で拘束された燐に釘付けです。
協力して欲しい事があるならば燐を解放しろと迫ります。
ユンメルンゲンが笑いながら真相を教えてくれました。
燐は人質だけど放し飼いしていたと言ってきます。
それだとカッコ悪いから燐が自分で柱に拘束されている事にしたと教えてくれました。
焦った燐がそれは言わない約束だろと言ってしまいシスベルを怒らせる結果となります。
シスベルは燐の事を本当に心配していたので怒りを抑えるのに苦労しています。
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ユンメルンゲンの要求は過去の出来事を再現できるシスベルの星霊「灯」を使い百年前の出来事の真相を探る事でした。
ユンメルンゲンの案内で天守府の地下二千メートに向かいます。
シスベルの星霊の効果範囲が三千メートなので二千メートまで降下しました。
ユンメルンゲンは帝都の地下五千メートルにある星のへそで起こった出来事を再現してもらう事にします。
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灯は特定の誰かに焦点あてると効果が拡大します。
誰に焦点を当てるかが問題になりました。
ユンメルンゲンはイスカとジンの師匠クロスウェルに焦点を当てろと言ってきました。
ユンメルンゲンから彼が事態の中心に居た事を教えられます。
イスカは帝都でクロスウェルと再会した事を不思議に思っていたのですが理由はこれだったようです。
シスベルが星霊を使い過去が再現されます。
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百年前クロスウェルは帝都で働くためにやって来ました。
一年前から帝都で働き始めていた義姉を頼る事になります。
それがエヴ・ソフィ・ネビュリスとアリスローズ・ソフィ・ネビュリスです。
クロスウェルは二人の暮らすアパートに居候する事になりました。
クロスウェルが扉を叩いて呼びかけると留守にしているとエヴが返答しました。
彼女はクロスウェルを集金か勧誘に来た人と勘違いしていました。
しつこく扉を叩いているとエヴが飛び蹴りを喰らわしてきました!!
蹴り倒したクロスウェルを見てエヴが驚いています。
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相手が従兄弟のクロスウェルだと知ると再会を喜んでくれました。
直ぐに屋根の修理を頼んできましたよ。
クロスウェルは断れないようですね大人しく屋根の修理を行っています。
二人の関係はエヴの方が偉いようです。
屋根の修理を終えた頃にもう一人の義姉アリスローズが帰って来ました。
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アリスローズは優しい笑顔でクロスウェルとの再会を喜んでくれます。
美しく成長していた彼女の姿にクロスウェルは見惚れていますね。
ぽーっとしているクロスウェルの反応が気に入らなかったエヴが自分との再会シーンと違い過ぎると文句を言ってきました。
アリスローズは小柄なエヴとは違い素晴らしいスタイルを持っていました。
おっぱいが巨大なのが目につきます。
エヴはそれが不満なようですねアリスローズのおっぱいを揉み始めてクロスウェルにアリスローズのモッテっぷりを力説しています。
恥ずかしそうに顔を赤らめて抗議するアリスローズが可愛いです。
クロスウェルはアリスローズが姉でエヴが妹に見えるよなーと考えています。
彼の考えが読めたのかエヴが不満を漏らしています。
自分が姉なのだ、一番偉いのだ、と叫んでいます。
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クロスウェルは帝都の採掘現場で働き始めました。
帝都の地下では掘削作業が行われていてクロスウェルは掘削機の部品を運ぶ仕事に付きました。
エヴとアリスローズは同じ職場で作業員に食事や飲み物を配る仕事をしています。
あまりの労働環境の劣悪さにクロスウェルは初日で嫌気がさしています。
給料は良いそうですが環境が劣悪過ぎて辞めていく人間が多いそうです。
一年前から働き始めた二人から同期で残っているのは数人だと教えられました。
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エヴとアリスローズがボロボロのアパートで暮らしているのは給料の半分を故郷に仕送りしているからです。
アリスローズは意外ではないですがエヴの言動からは考えられないな。
意外なほど家族思いです。
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働き始めて暫く経つとクロスウェルがある疑問を持ちます。
彼は採掘現場から運び出される鉱石を一度も見た事がありませんでした。
自分達は何を掘り出そうとしているのか疑問に思うようになりました。
それを聞いたエヴがもっともな返答をしています。
労働者の自分たちが考える事ではない、給料が貰えるんだから問題無い、と答えています。
クロスウェルはそれもそうかと納得してしまいます。
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ある日採掘現場を皇太子が見学する事になりました。
クロスウェル達作業員は皇太子を拍手で迎える事になります。
その日は特別ボーナスが出ましたよ。
エヴは大喜びしています。
エヴがその日の夕食を少し贅沢すると決めました。
エヴとアリスローズがスーパーに買い物に行きクロスウェルはボーナスの入った袋を持って家に帰る事になります。
その途中で強盗にあってしまいます。
ボーナスの入った給料袋を奪われてしまいます。
クロスウェルが強盗を追いかけます。
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強盗は労働者が住んでいる地域の地理に詳しくないようです。
路地に追い詰められクロスウェルに捕まりました。
捕まった強盗は自分の目深に被っていた帽子を取り素顔を晒します。
自分は皇太子だと正体を打ち明けます。
クロスウェルは採掘現場で皇太子の顔を目撃しているので顔を知っていました。
薄々本人だと分かっていたのですが似ているだけの別人かも知れないと言って警察に付きだそうと脅します。
ユンメルンゲンは大騒ぎになるので辞めて欲しいと言って強盗を働いた理由を教えます。
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何でも手に入れる事が出来るユンメルンゲンには物欲が無いそうですよ。
羨ましい限りだねー。
その代わりに知識欲が強く強盗するとどんな反応を示すか観察したかったと教えてくれました。
クロスウェルはユンメルンゲンを解放してあげます。
クロスウェルの事を気に入ったユンメルンゲンは勝手に次の約束を押し付けて帰って行きました。
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人が良いクロスウェルはユンメルンゲンとの約束を守り続ける事になります。
エヴとアリスローズにもユンメルンゲンと知り合った事を内緒にしています。
二人は定期的に密会を繰り返す事になります。
ユンメルンゲンはその後も帝都で悪戯を働いていました。
銭湯(男湯と女湯)を覗いて反応を確かめたりしていました。
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ユンメルンゲンとの会うために出掛けようとしているクロスウェルにエヴが屋根の修理を頼んできました。
その日は夜から雨が降るとの予報が出ていました。
クロスウェルは屋根の修理をする事になりユンメルンゲンとの約束に遅れてしまいます。
ユンメルンゲンは自由に時間を使う事が出来ないと分かっていたので待ち合わせ場所に行ってみる事にします。
既に雨が降っています。
約束の場所にはずぶ濡れのユンメルンゲンが待っていました。
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ユンメルンゲンが暗い目をして長い時間待たされたのは初めての経験だと言ってきました。
クロスウェルは自分の予定も聞かないで一方的に時間を決めている事を非難します。
クロスウェルはユンメルンゲンとの関係が壊れる事を予想しましたがそうはなりません。
ユンメルンゲンは通信機を渡してきました。
連絡を取り合えないのは不便なので渡すしておくと言われます。
彼の周りには人目があるのでユンメルンゲンから連絡を入れる事になりました。
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約束の時間になってもユンメルンゲンが現れません。
ユンメルンゲンから通信機に連絡が入りました。
風邪を引いてしまったのでお見舞いに来て欲しいとお願いされます。
クロスウェルが天守府になんて入れて貰えないと答えると秘密の抜け道を教えられます。
クロスウェルは指示に従い天守府に入る事になります。
王族が有事の際に使う逃走経路を教えられる事になりました。
クロスウェルは警備上問題だろと思いつつユンメルンゲンに会いに行きました。
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ユンメルンゲンの私室で話す事になりました。
そこで帝国が八大老に牛耳られれている事を教えられます。
ユンメルンゲンは八大老を採用してから天帝(彼の父親)がおかしくなったと言っていました。
薄々疑っていたようです。
更にクロスウェル達がやっている採掘作業の目的を教えられます。
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ユンメルンゲンから星霊と呼ばれる全く新しいエネルギーを掘り出そうとしている事を教えられました。
それを手に入れる事が出来れば病弱なユンメルンゲンの体質も治せる可能性があるそうです。
ユンメルンゲンは星霊に希望を持っていました。
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星霊は帝都の地下五千メートルに蓄積されていると考えられていました。
掘削が五千メートルに到達すると星霊が噴き出すと考えられています。
4999メート掘削した段階で掘削作業は中断し残りの1メートルを掘る儀式が行われる事になります。
天帝と皇太子が採掘現場にやってきて最後の掘削を行う事になります。
その儀式を降神祭と呼んでいます。
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八大老は星のへその下に対流しているモノの正体を掴んでいました。
天帝や皇太子が考えている以上に大量のエネルギーが埋蔵されていて吹きだせば現場に居る人間は全員死ぬことが予想されています。
八大老は降神祭を使い天帝と皇太子を殺そうと考えていました。
事故を装い二人を殺し帝国を牛耳ろうと考えていました。
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降神祭の当日、作業員も現地に向かい参加する事になります。
エヴ、アリスローズ、クロスウェルも参加しています。
天帝と皇太子が掘削機のボタンを押して最後の1メートルを掘り進む事になります。
イベントとして地味だったのでエヴが文句を言っていました。
呑気にしていられたのはそこまででした。
掘削機が五千メートルに到達すると光の渦が吹き出してきて現場に居た人間は光に呑み込まれる事になりました。
そこで意識を失いました。
星霊噴出事件はボルテックスと名付けられる事になりました。
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クロスウェルは病院のベッドで目覚めました。
首の後ろに違和感を感じて触ってみると何かが存在している事に気が付きます。
看護師に頼んで鏡を借りて見てみると痣が出来ていました。
看護師から他にも痣が出来た人が居ると教えられました。
クロスウェルはエヴとアリスローズの無事を確認します。
看護師から二人が無事に退院した事とクロスウェルが四日間眠り続けていて最後の患者だと教えられました。
事故に遭った人々に異常は無かったそうです。
クロスウェルも検査の結果異常なしと診断されて退院する事になりました。
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アパートに帰るとエヴとアリスローズが迎えてくれます。
エヴから四日間も寝てやがってと文句を言われます。
二人にもクロスウェルと同様に痣が出来ていました。
エヴの痣はとても大きなものでしたよ。
普通の生活に戻れるとクロスウェルは思ったようですがその夜異変に気が付きました。
寝ているアリスローズがうなされ始めました。
彼女は身体の内側が燃えるように熱いと言っています。
エヴが起きて来ない事を訝しむと意識を失っているような感じで立ち上がり外に出ていってしまいます。
クロスウェルはエヴを追いかける事にします。
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エヴの向かった先は採掘源で「呼んでいる」と呟いています。
エヴの身体から閃光が放たれます。
閃光は空に飛び雲を消し去りました。
クロスウェルは地上に向けて閃光が放たれると不味い事になっていたと安堵します。
エヴは意識を失いクロスウェルがアパートに連れ帰りました。
翌朝、二人は昨晩の出来事を忘れていました。
クロスウェルは痣を持つ者に何らかの変化が起こっていると不安になります。
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採掘現場の同僚だった少女ミュシャがテレビの取材を受ける事になりました。
痣が不安になったミュシャは病院に行き検査してもらったそうです。
その帰りに取材陣に捕まり痣が素晴らしいモノだと言われてしまい力をテレビで見せる事になりました。
ミュシャは痣から炎を吹き出す事ができるようになっていました。
彼女の能力は素晴らしいと評価され一躍人気者になりました。
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他にも異能に目覚めたボルテックス事件の被害者が居ないか報道陣が押しかける事になりました。
エヴ、アリスローズ、クロスウェルは家に閉じこもって取材攻勢から逃れています。
気苦労が続いているのでアリスローズが体調を崩す事になりました。
クロスウェルはユンメルンゲンに頼んで取材攻勢を止めて貰えないだろうかと考え彼に会いに行く事にします。
教えられた隠し通路を通ってユンメルンゲンの元を訪れたクロスウェルは星霊の影響で獣人化したユンメルンゲンと対面する事になりました。
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ユンメルンゲンから帝国のマスコミは止められても他国のマスコミは止められないと言われてしまいます。
ユンメルンゲンから星のへその奥に星霊よりも恐ろしい存在が居る事を教えられます。
星霊はそれから逃げてきたようです。
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星霊を宿した一部の人間が犯罪行為を働く事になりました。
星霊の存在は事態を画策した八大老にとって好ましい存在ではありませんでした。
彼らは天帝と皇太子が死ぬことを望んでいたのですが二人は生き残りました。
天帝は意識不明が続いていますがユンメルンゲンは意識を取り戻しています。
星霊を宿す事になった人間が強大な力を保持する事が判明したので彼らは焦ります。
星霊を宿した存在を悪と認識させる事にします。
裏で彼らを悪役にする為の活動を始めました。
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最初は星霊使いによる被害は少なかったのですが八大老の介入により被害が極端に増えました。
星霊を浴びた人々を「魔女」「魔人」と呼び危険な存在であると世界に喧伝する事にします。
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帝国がボルテックスの被害者を拘束し始めました。
テレビに逮捕されたミュシャが映し出されてエヴの顔色が変わります。
彼女はミュシャを助けると言ってアパートを飛び出します。
向かった先は警察署ではなく帝国議会でした。
八大老はミュシャから事情を聞き出す為に拘束して連れて来させたみたいです。
それを知らないエヴはミュシャを助け出す為に暴れてしまいます。
八大老に重症を負わせてしましました。
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エヴが暴れた姿は世界に向けて報道されてしまいます。
八大老の思惑通りに魔女は怖いって事が世界に知れ渡る事になります。
エヴはミュシャを助け出し姿を消しました。
残されたクロスウェルとアリスローズに警戒の目が向けられます。
クロスウェルはエヴの行方を知らないかと尋問される事になっています。
警察は彼らの家も捜索しています。
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姿を消していたエヴがアリスローズとクロスウェルを迎えに来ました。
空間から姿を表したエヴに二人は驚きを隠せないようです。
エヴが二人を連れて行ったのは亜空間でした。
そこにエヴに助け出されたボルテックスの被害者が集められていました。
エヴは冤罪によって逮捕された仲間を救出して回っていたようです。
エヴが二人に帝国からの脱出を提案してきました。
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それを聞いたクロスウェルは驚きます。
エヴの考えはユンメルンゲンと同じでした。
ユンメルンゲンが八大老を排除し帝国を内側から変えていこうと決意した事を知っているクロスウェルは反対しました。
アリスローズも暴力的に帝国から逃げ出すのではなくしっかり準備して平和的に帝国から逃げ出そうと提案してきました。
エヴはアリスローズの考えに従う事になり脱出を整える事になりました。
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半年間の準備期間を経て帝国から脱出する日がやって来ました。
エヴ達は内通者がいるとは思っていませんでした。
計画がバレているとは考えていません。
早朝、帝国外に向かう列車に乗る為に駅に集合しています。
何組かに別れて列車を使い帝国から正規の手段で出国しようとしていました。
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八大老は掘削作業をしている時のエヴ達のリーダーを懐柔して内通者に仕立て上げました。
彼から脱出計画を聞き出し自分達に都合良く演出しようと企みます。
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脱出計画を実行する日に帝都で爆発騒ぎを起しました。
帝都に放火してエヴの犯行だと思わせようとします。
八大老の計画は帝都の警備を行っている軍隊には教えられていないようですね。
駅に大量に集まっている魔女や魔人の犯行だと断定し拘束しようとします。
エヴは自分の戦闘力が高い事を理解しているので自分が戦っている間に仲間を逃がそうと考えました。
クロスウェルはエヴを止めたかったようですが姉の自分が二人を守ると言われてしまい逆らえなくなります。
アリスローズを連れて帝都から逃げ出そうとします。
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住民にしか分からない裏道を使い逃げているのですが追手が直ぐにやって来ます。
クロスウェルは帝国が星霊の力を検出する装置を開発したんだと気が付きました。
拾い表通りを逃げた方が速いと考え表通りに向かいます。
そこには激しい戦闘跡が残されていました。
エヴが戦っていました。
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逃げ遅れた仲間を庇う為にアリスローズが飛び出します。
彼女は両手を広げて戦う事の無意味さを訴えました。
アリスローズはこの段階になっても帝国と敵対する事を拒んでいます。
誰かが発砲しアリスローズは肩を撃たれてしまいます。
アリスローズが撃たれた事で激高したエヴは力に覚醒する事になります。
帝国への怒りに燃える彼女は帝国を破壊しようと言い出します。
クロスウェルには止める手立てがありませんでした。
そこにユンメルンゲンがやって来ました。
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ユンメルンゲンが傷だらけの姿を晒します。
寝室に居たユンメルンゲンは何者かに襲われました。
銃器を使う敵だったので星霊汚染者ではありません。
ユンメルンゲンは八大老の送り込んだ刺客だと予想します。
この段階では何の証拠もありませんでした。
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ユンメルンゲンはエヴの説得を試みようとします。
自分とエヴが最も強く星霊の影響と受けた事を説明します。
エヴになら星霊よりも恐ろしい存在が星の中心に隠れている事を教えます。
お前になら理解できるだろと言われてるな。
エヴにはユンメルンゲンの発言が正しいと分かったようですが帝国への憎しみが勝りました。
自分が恐ろしい存在と戦ってやるから帝国を破壊させろと訴えます。
ユンメルンゲンとエヴが戦う事を回避したいクロスウェルが決断を下します。
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クロスウェルはユンメルンゲンの前に出てエヴから庇います。
それを見たエヴが驚いています。
どけと言ってきましたがクロスウェルはユンメルンゲンを庇い続けました。
クロスウェルはユンメルンゲンが内側から帝国を変えようとしている事を教えます。
自分が残り獣人化したユンメルンゲンを助けると訴えます。
エヴにはアリスローズと仲間を連れて帝国から脱出して欲しいとお願いしました。
エヴは驚いたようですがアリスローズの傷が深いのでクロスウェルの提案を受け入れ逃げる事になります。
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帝国から逃げたエヴとアリスローズは星霊汚染者の国を建国しました。
彼らを率いているのは大魔女ネビュリス(エヴの事ね)だったのでネビュリス皇庁と名付けられました。
星のへそを塞げていないので各地で星霊が吹き出し星霊汚染者が増えていきます。
それらの人はネビュリス皇庁に流入し巨大化していきました。
エヴ達が帝国から奪取して十年の歳月が流れます。
その間にユンメルンゲンとクロスウェルは星の中心に居る恐ろしい存在を倒せる武器を作り出していました。
それが星剣です。
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エヴが帝国を襲撃してきました。
クロスウェルが迎え撃つ事になります。
再会したエヴはクロスウェルに老けたなと言ってきました。
星霊との融合率が高い彼女は十年前と変わらぬ姿をしています。
ユンメルンゲンと同じで星霊との融合率が高い人は年を取らなくなりました。
存在が星霊に近くなり食事を必要としなくなっています。
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エヴからアリスローズが亡くなった事を聞かされました。
ネビュリス皇庁の初代女王はアリスローズでした。
クロスウェルはアリスローズが平和を望んでいたんだと確信します。
女王の彼女が力を付けたネビュリス皇庁が帝国に攻め込むのを防いでくれていたんだと気が付きます。
アリスローズは即位後も肩に受けた傷に苦しんでいたそうです。
アリスローズが亡くなる原因を作った帝国を滅ぼす為にエヴは再び帝国にやって来ました。
相手がクロスウェルなので相当手加減したようですがクロスウェルは星剣でエヴの攻撃を切り裂きました。
エヴが驚いています。
クロスウェルは星剣を希望だと説明します。
エヴとクロスウェルの激突が始まったところでシスベルの「灯」が消えました。
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シスベルが休憩を要求しています。
エヴとクロスウェルの決着シーンは見られなかったのですがユンメルンゲンは満足そうにしています。
彼は事件の首謀者が八大使徒(八大老から名称を変更している)だと分かり喜んでいます。
これまで証拠が無く彼らを粛清する事が出来ませんでした。
証拠を得たのでユンメルンゲンは八大使徒の粛清に動くようですが事態は急変します。
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突如巨大な地震が発生しました。
地下から振動が発生しています。
ユンメルンゲンが星霊の噴出口は埋められるのでは無く帝国議会が作られたと説明してくれます。
八大使徒も予定外の出来事に驚いています。
彼らの前にイリ―ティアがやって来ました。
イリ―ティアは黒染のウェディングドレスに身を包んでいます。
八大使徒とイリ―ティアは協力関係にあたのですがイリ―ティアが裏切りました。
八大使徒は星の中枢に存在する星霊を越える災厄の力を手に入れたかったようです。
ユンメルンゲンとエヴは百年前にそれに触れたのですが適応しきれませんでした。
一人は異形化し一人は自我を失いかけました。
イリ―ティアは適合できたみたいです。
人間のままの姿で自我を失っていません。
イリ―ティアは宿った星霊の強さで人の価値が決まる現在の皇庁を変えたい真に平等な星霊使いの楽園を作りたいと考えていました。
八大使徒は彼女の可愛い願いを認めていたようですね。
裏切られるとは思っていなかったようです。
イリ―ティアは手始めに八大使徒を始末する事にしたようです。
「八大使徒はもう邪魔」と言っています。
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クロスウェルは星霊を越える厄災を倒す為の戦士としてイスカを育てたようです。
イスカを後継者に選んだのは彼が楽天家だからです。
アリスローズが喜んでくれると思いイスカを選んだそうです。
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クロスウェルが攻めて来たエヴと対峙しています。
久々に再会したクロスウェルに向かったエヴは老けたなと言ってます。
星霊との融合率が高いエヴは老化していません。
クロスウェルの方は年をとっています。
それでも普通の人間なら寿命で死んでる筈なんで長生きなんだよ。
クロスウェルが「久しぶりに話をしよう。誰の邪魔もない姉弟だけの話を」と言っています。
二人は話し合いをする事になるのか?
なんだか決闘が始まりそうにも思えます。
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仮面卿とキッシング、アリスリーゼは今どの辺りまで来ているんだろうか?
この二勢力が参戦してくる事になるんだよな・・・
仮面卿とキッシングはエヴ側に付くよね。
エヴを止めたいのでアリスリーゼはクロスウェル側に付く事になるのか?
クロスウェルも星霊使いなので共闘する事は可能か・・・
どうなるんだろう?
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過去を見たミスミスがアリスローズとアリスリーゼが似ていると言ってたのも気になります。
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成分美少女戦闘友情愛情ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAAA
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キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 11 (富士見ファンタジア文庫)

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