ラノベの感想) ネクストライフ 第8巻 (ヒーロー文庫)


概略:
マリウスがザガンを倒したのでフィラートは救われます。ロヴィーサを招いて晩餐会が開かれます。アステリアはフィラートを属国にする事を決めます。マリウスの力を知ったロヴィーサは彼の所属するホルディアの属国になる事を決めます。マリウスがこれまで隠していた秘密をの一部を仲間達に教える事を決めます。アステリアを悲しませる結果となり追い詰められたマリウスはアステリアの求婚を受け入れアネットとも結婚する事になってしまいます。フィラートを属国化したホルディアが超大国化する事を恐れたランレオがガリウスと連合して宣戦布告してきました。アステリアはマリウスに対処を任せる事にします。マリウスを認めない煩い忠臣達に彼の力を理解させるのに利用する事にします。マリウスと一緒に迎撃に向かわせました。マリウスの力を知らない忠臣達は悲壮な覚悟で赴く事になります。

レーベル:ヒーロー文庫
発行日:2015/9/30
著者:相野仁
イラスト:マニャ子
ISBN: 978-4-07-402649-4
雰囲気:報酬、秘密公開、婚約、属国化、宣戦布告、価値の証明、交渉、ゾンビ、圧倒的
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フィラートで魔王ザガンを撃破したマリウスが転移魔法を使い帰って来ました。
アステリア達は驚きませんが余りの速さにロヴィーサが仰天しています。
マリウスからザガンを倒した証拠として「ザガンの魂片」を提示され納得します。
マリウスはこのアイテムを誰が保持するべきなのか疑問に思いアステリアに質問しています。
アステリアは危険かも知れないのでマリウスが持っていてとお願いしてきました。
ゲーム内ではドロップアイテムが危険物だった事は無いのでマリウスは違和感を感じています。
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依頼を果たしたマリウスへの褒賞が問題となります。
アステリアはマリウスへの負債が嵩んでいるので褒賞に困っています。
冗談めかして自分と結婚するか?と言ってきました。
ミレーユの目にはアステリアが本気だって事が分かっています。
マリウスが慌てて断っていますね・・・ミレーユはアステリアを慰める必要性を感じています。
マリウスがマジックアイテムが欲しいと言ってきたので好きなだけ持って行けと応じました。
それを聞いたロヴィーサが仰天しています。
イザベラがマジックアイテムを作れる事を知らない彼女が太っ腹な対応をするアステリアを見てホルディアの国力が回復していると誤認しました。
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アステリアが結婚の話を持ち出したのにはロヴィーサへの牽制って意味が多分に含まれていました。
国土を蹂躙されたフィラートにはマリウスの功績に報いるだけの資産が残されていません。
唯一生き残った王族であるロヴィーサとの結婚は褒賞として成立します。
マリウスの力を知ったロヴィーサが彼を自分のモノにしたいと考えるとアステリアは警戒したようです。
ロヴィーサはアステリアが先に結婚話を持ち出したので自分からマリウスに求婚する機会を失いました。
かなり残念そうにしていますよ・・・
まあ気持ちは分かるよね。
アステリアとしても先に知り合い目を付けていた意中の相手を横から掻っ攫われるのは溜ったもんでは無いので好判断でした。
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マリウスは事態が解決したので直ぐにロヴィーサをフィラートに送って行くんだと考えていました。
アステリアが反対しました。
彼女としてはロヴィーサと今後に付いて話しあう必要がありました。
アステリアの意向でロヴィーサと侍女のエマは王宮に一晩泊って行く事になりました。
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マリウスはミレーユに部屋まで案内される事になりました。
アステリアの寝室近くの部屋に案内される事になり驚いています。
アルマがマリウスの部屋にやって来て久々の再会を喜び抱き着いてきました。
ゾフィもやって来てマリウスに抱き着きます。
ミレーユがそれを羨ましそうに見ていますね・・・
マリウスはミレーユの態度に不信感を持っています。
まさか羨ましいと思っている?と気が付いたのですが自分に自信が無い彼はミレーユに惚れられているとは気が付きません。
最後にエルムがやって来てアルマと交代しました。
エルムが代わりなさいと言うとアルマは素直に場所を譲っています。
エルムを怒らせる事は怖いようですね。
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エルムはミレーユの心境を正しく理解しているので彼女を挑発しています。
羨ましいなら素直に成れば、と言っていますね。
マリウスはまさか?と驚いています。
ミレーユの行動はマリウスを更に驚かせる事になりました。
自分の気持ちに素直に成ったミレーユがマリウスに抱き着いてきました!!
マリウスは意外に胸があると失礼な事を考えつつ感動しています。
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マリウスは自分に好意を寄せてくれる仲間に対して隠し事を続けるのは不味いよな?と考えました。
自分の過去をアステリア達に語る決意を固めます。
エルムにアステリアに知らせるように伝えました。
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王宮でロヴィーサを歓迎する晩餐会が行われます。
マリウスは自分がどちらの陣営に座るのか疑問を感じていました。
マリウスの席はイザベラの隣でしたホルディア陣営に組み込まれてたね。
晩餐会の出席者はアステリア、ミレーユ、イザベラ、マリウス、ロヴィーサ、エマです。
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晩餐はコース料理になっていました。
作法が分からないマリウスは他の人の食べ方を真似ています。
アステリアは無作法でも気にしないと思うのですが一応国賓相手の晩餐なので気を使っています。
マリウスは気遣いの出来る人だよね・・・この辺りもモテる要因かも知れません。
晩餐の席でアステリアがロヴィーサに傘下に入らないか?と提案してきました。
アステリアとミレーユが協議して国力の弱まるフィラートが他国に侵略される事を嫌い属国にしようと考えました。
晩餐会には自分たちが堅苦しくない関係である事を示しロヴィーサに仲間にならないか?と誘う意図があったようです。
ロヴィーサは即答を避けましたが断る愚は犯しませんでした。
彼女の中ではアステリアは格上の相手と認識されています。
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晩餐会が終わり部屋に戻ったマリウスをアステリア達が訪ねてきます。
マリウスが過去を話すと言ったので集合してくれました。
アネットが不在な事にアステリアが気付きます。
彼女だけその場に呼ばないのは抜け駆けするようで気が咎めた彼女は呼んでくるようマリウスに促します。
マリウスが転移魔法を使いアネットを迎えに行きました。
ここで美味しい目に遭いますよ・・・羨ましいな、この野郎。
転移先はアネットの傍なのですが彼女は眠る準備をしていました。
下着姿になっているアネットの目の前にマリウスが現れる事になりました。
驚いたアネットが悲鳴をあげると護衛の兵士が部屋の外から声を掛けてきました。
アネットは目の前を虫が通ったの驚いてしまったと弁明しました。
悲鳴を聞いても部屋に踏み込まないところが紳士だよね。
説明に納得して警備に戻ってくれます。
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マリウスは混浴は問題無いのに着替えを覗くと驚かれるのか?と疑問に思っています。
アネットからいきなり現れたから驚いたと言われたので下着姿を見られたのを恥ずかしがっているわけでは無いようです。
マリウスが過去を打ち明けると伝えホルディアに戻る事になりました。
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マリウスが戻ると部屋にはヴァネッサまで来ていました。
本物のヴァネッサはアステリアに雇われる事になったそうです。
アステリア、ミレーユ、イザベラ、ゾフィ、アルマ、エルム、アネット、ヴァネッサにマリウスが過去を話す事になりました。
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日本の雪山で遭難して死んだらこの世界に来ていた。
この世界はプレイしていたゲームの世界に酷似しているとは言えません。
その辺りは誤魔化す事にします。
気が付いたらアネット達と出会った森に居たことを教えました。
言葉が喋れなかった事を知っているのはアネットだけなのですがマリウスが常識を知らない事が好結果を産みました。
他のメンバーもこの大陸での常識をマリウスが全く知らなかった事から別の大陸から転移してきたと解釈してくれました。
何故この大陸に来たのか分からないマリウスは説明に困っていたんですが彼の魔法の腕が助けてくれます。
高度な転移魔法に失敗してこの大陸に転移してきたと理解してもらえました。
エルムとヴァネッサが好意的に解釈してくれたので助かりましたね。
まだ全てを語れてはいませんがマリウスの後ろめたさが軽減されました。
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気持ちが軽くなった事で油断していたようです。
アステリアを泣かせてしまう事になりました。
アステリアに魔王アウラニースを倒した後はどうするんだと聞かれて返答に詰まります。
マリウスは魔王を倒し終えたら自分に価値が残るのか?と考えてしまいます。
それをアステリアに見透かされてしまいました。
マリウスに対して好意を抱いている彼女は自分がマリウスに信頼されていなかったと知り泣き出してしまいます。
自分の不甲斐なさに惨めな気持ちになってしまったようです。
マリウスに信じて貰えなかったと悔しさに押しつぶされています。
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他の女の子達も悲しそうな顔をしていますね。
マリウスは無意識に彼女達を酷く傷付けてしまった事を悟ります。
泣いてる女の子を慰める術を知らないマリウスはエルムに助けを求めますがエルムは自分で何とかしろと目で訴えます。
良い使い魔ですねー本当に出来ています。
マリウスには勿体ないと言えるね。
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マリウスは自分の言葉で拙くアステリアを慰める事になります。
アステリアに求婚されて嬉しかったと伝えました。
それを聞いてアステリアが照れ始めます。
「えっ?、えっ?、えっ?」と驚いています。
覚悟が決まっているマリウスは結婚するならアステリアかアネットだと思っていると伝えます。
どちらかを今は選べないと言って求婚を承知できないと伝えました。
それを聞いたアステリア達が驚きを示します。
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アステリアが自分と結婚してもアネットとも結婚できるけど?と疑問を呈しました。
この大陸では一夫多妻が認められていますから彼女は不思議なようですね。
アネットもアステリアならば問題無いと言っています。
二人でマリウスの妻になろう、と乗り気ですよ。
マリウスが焦り始めますがエルムがアステリアとアネットに加勢した事で退路を塞がれました。
マリウスはその国の習慣を受け入れようって態度で過ごしていました。
それを指摘されてしまいます。
イザベラが核心を突いてきました、アステリアとアネットとは結婚したいんだよね?
マリウスが肯定すると二人と結婚する事が決まりました。
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話が終わりお開きとなります。
エルムだけが残っています。
マリウスはエルムが今回の結婚話を計画いたと気が付きました。
それを指摘するとあっさり認めています。
アステリアの涙も演技だったのか?と問いかけると、あれは予想外だったと言われました。
マリウスは女性不審ならずに済んで安心してます。
エルムは相思相愛なのに中々進展しない関係を憂いていたのね。
マリウスはエルムの献身に感謝を示しました。
褒められて感激したエルムが嬉し涙を零しています。
エルムが物凄く可愛く見えます。
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ロヴィーサはアステリアの提案を受け入れてフィラートがホルディアの属国になる事を決めました。
条件としてマリウスの力を今後も借りられる事を提示しました。
アステリアが受け入れましたよ。
マリウスはロヴィーサとエマをフィラートに送り届ける事になりました。
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迎え入れた臣下にホルディアの属国になる事を伝えます。
臣下たちは複雑な顔をしていますが反対できるだけの国力が無い事も理解しています。
マリウスを有するホルディアの仲間になるのは悪い判断ではないと考え賛成しました。
マリウスの転移魔法で生き残りの重鎮を集める事になりました。
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フィラートが魔物被害に遭い大きな痛手を受けた事とホルディアの属国になった事が周辺国に伝わります。
フィラートを属国化したホルディアが領土拡大の野心を持ち超大国化する事を懸念する国が現れます。
ランレオ王国です。
ホルディアを警戒するランレオはガリウスと連携してホルディアに宣戦布告してきました。
それを聞いたアステリアは「思ったより早かったな」と述べます。
家臣たちは狼狽えていますがアステリアは平然としています。
2国が攻めてきてもマリウスが迎撃するから大丈夫と余裕の表情を崩しません。
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この段階でマリウスはアステリアの婚約者として発表されています。
家臣の中にはマリウスに懐疑的な目を向ける人々が多数いました。
アステリアはマリウスの力を見せつけて家臣たちにマリウスを認めさせることにします。
迎撃に出るマリウスに同行しろと命じました。
アステリアを思う家臣たちは命令には逆らえませんでした。
家臣たちはアステリアに死んで来いと言われたと感じています。
アステリアは優しい笑顔で死んで来いと言っている分けではない同行すればマリウスの力が分かると説明します。
家臣たちは愛するアステリアに笑顔で説明されても納得できませんでした。
悲壮な覚悟を持ってマリウスに同行する事になります。
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ランレオの総指揮官はホルディアを警戒していました。
魔王を倒した事を高く評価してホルディア軍が精強だと考えています。
しかし属国化したフィラート領内深くまで侵攻しても一行に敵の姿が無いのを訝しみます。
ホルディアが油断を誘っていると解釈しアステリアの事を怖がり始めています。
アステリアにそんな意図は全くなにのですが勝手に評価が上がっていますね。
上手く行っている時は何でも上手く転がるって事かな?
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マリウスはランレオとガリウスがどこかで合流すると考えていました。
何度も戦うのは面倒なので1回で済ませたかったようですね。
2国が合流しないと知ると2回戦う事を決めます。
まずはランレオが野営している場所に転移魔法で移動しました。
偵察に出たゾフィが居場所を知っていたので転移できました。
家臣団は行き成り敵軍の真正面に転移したので驚いています。
ランレオは魔法大国と言われているので索敵魔法を使用していました。
マリウス達の転移を感知して戦闘態勢を取ります。
マリウスは一人で歩いて近づき名乗りを上げます。
大人しく帰って欲しいとお願いしましたが相手は一人の魔法使いです。
ランレオ軍は呆気に取られていますが当然拒否しました。
マリウスは相手を昏倒させるスタンを一発放ちました。
劇的過ぎる結果が現れます。
スタン一発でランレオ軍は全て昏倒してしまいました。
マリウスは魔法を使いランレオ兵を拘束してホルディアに転移させました。
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軽い口調でガリウス軍の元に向かいます。
1回出鱈目さを見ているので家臣たちは少し落ち着いています。
ガリウス軍は魔法戦力に乏しかったのでマリウスの出現に気が付いてくれませんでした。
マリウスは大声を上げて敵に存在をアピールします。
同じことが繰り返されガリウス軍も拘束されました。
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マリウスは両軍を破った事をロヴィーサに報告してホルディアに戻りました。
圧倒的です・・・マリウスの戦闘を見た家臣たちは彼を認める事になりました。
アステリアの相手として相応しい人物に教育していこうと考えているようです。
マリウスと知り合い彼をホルディアに留めておいたアステリアの手腕に感銘を受けています。
マリウスは魔法以外に取り柄が無いと思っていますが結果だけを考えるとなんでも魔法で解決してるよね。
彼が魔法以外に自信が持てないのも納得です。
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マリウスがランレオとガリウス両軍を撃退した頃メルゲンが動き始めます。
マリウスをライバル視している彼はマリウスが始末した魔王や魔人の霊魂を使いゾンビを作り出します。
ゾンビを率いてガリウスに攻め込みました。
砦を破壊して悦に入っています。
自分の偉大さを周知したい彼は口上を上げるとひれ伏すように要求しています。
自分ではカッコいい口上を述べられていると思っているようですが発言は支離滅裂です。
辛うじて人間を見下している事だけは理解されました。
砦の防衛隊は防衛行動に移りますが魔法攻撃が無効化されました。
ゾンビに対して有効な攻撃手段が無い事を知った彼らは絶望しています。
メルゲンを喜ばせる結果となりました。
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ランレオに派遣した18万が全滅したとの報告が届きます。
戦闘を行った形跡も無く18万の兵が消失してしまった彼らは混乱の極みにありました。
ホルディアに何らかの秘密兵器があるのでは?と考え始めていますがあり得ないと思いたいようです。
ホルディアには勝てないと判断した彼らは周辺国との連携を強化しようと考え始めます。
戦っても勝てないと思い始めているのは優秀と言えますね。
紛糾している軍議にホルディアから使者がやって来たとの報告が入ります。
ランレオ王ヘンリー四世は謁見する事にします。
ホルディアの使者はエルムでした。
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夢魔の彼女はランレオの重鎮達を魅了しています。
ランレオの重鎮は男性だけだったのでエルムに魅了されてしまい会談の主導権を握られました。
エルムは淡々と交渉を始めます。
和睦を申し入れて捕虜を返還する事を約束します。
捕虜一人に関して妥当な額を要求しました。
ヘンリー四世は返還に応じる事を伝えます。
ここからが彼らの常識を覆す展開となります。
捕虜になったのが全軍である18万人だと知らされて青くなっています。
一人に対する要求額は妥当なのですが数が多すぎました。
結構な出費になるのですがヘンリー四世は即決で支払いを承諾しました。
ヘンリー四世はエルムが王宮に泊っていくと考えていたようです。
部屋を用意すると伝えるとエルムに断られてしまいます。
エルムは直ぐにガリウスに向かわなくてはならないと伝えて帰ってしまいます。
それを聞いたヘンリー四世はアステリアが怖い王だと理解しました。
これはアステリアの作戦だったようです。
周辺国には危険な人物だと畏怖されたいようですね。
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エルムは同行者のディランとベンと合流してランレオに向かいました。
ランレオの国境にある砦に到着すると砦が破壊されていました。
魔王でなけでは不可能な破壊跡だったので彼女はホルディアに戻る事にします。
好判断でした。
マリウスの元に向かいランレオの砦が魔王に匹敵する何かによって破壊されていた事を伝えます。
マリウスはアステリアに報告するように指示しました。
エルムがアステリアにランレオで見た状況を説明します。
説明を聞いたアステリアは己の失敗を悔いる事になりました。
マリウスを正式に婚約者として発表していたので彼を気軽に使えなくなりました。
他国の国民の事まで心配しているアステリアを見かねたエルムが忠告する事になります。
彼女はマリウスを喜ばせる為にアステリアを励まそうとしたようです。
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マリウスの好意を得て彼の力を使えるだけのアステリアが他国の心配までするなんておこがましいと忠告しました。
アステリアはエルムの忠告に感謝しています。
彼女は自分が思い上がっていた事を悟りました。
エルムと相談したんだろうけどマリウスを派遣する事になります。
アステリアの婚約者となったマリウスはホルディアの関係者です。
無所属で対象国の了解を得ないまま兵力として派遣する事はできません。
そこでマリウスに調査を命じる事にしました。
敵国の動向を調査するのは自然な行動なので問題にはならないと考えたのね。
これまでゾフィやヴァネッサがやっていた行為をマリウスが担当する事にしました。
エルムが場所を知っているので彼女を連れて転移魔法を使いました。
エルムはマリウスと二人だけでの行動なので張り切っています。
有用性を示すぞと意気込んでいるようですね。
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現地に到着してエルムが闇魔法を使いました。
マリウスが苦手にしていると知り努力して習得したそうです。
マリウスはエルムの頭を撫でて上げています。
エルムが使ったのはゾンビの痕跡を追える魔法です。
彼女の魔力では範囲が狭かったのでマリウスが神竜の杖を貸してあげます。
直前に合成魔法の話をしていたのでマリウスが杖に魔力を込めたのかもね。
杖を使うとエルムの魔法で見通せる範囲が極端に拡大されました。
見通せた最も遠い場所まで移動するとゾンビを発見しました。
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マリウスが白魔法を使い浄化を図ったのですが魔法の効果が消されました。
不審に思っているとメルゲンが口上を上げます。
名乗らずに不意打ちし失敗するとはみっともないと挑発してきました。
マリウスが名乗ると驚いています。
メルゲンがマリウスを知っていると分かったので一応は警戒しているようです。
メルゲンの話し方はいちいち嫌味を混ぜるのでマリウスをイラつかせています。
エルムは意図的に挑発していると指摘してマリウスを落ち着かせます。
これは好意的な解釈でした。
メルゲンは人格が破綻気味なので素で人をイラつかせる喋り方しかできません。
マリウスの魔法が効かないと知ったメルゲンは調子に乗ります。
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何でマリウスの魔法を無効化できたのか懇切丁寧に説明しています。
物凄く雑魚っぽい行いですよね。
メルゲンは相手のスキルを使えるスキルを持っていました。
慎重な性格なのかウェパールのスキルを使い十二級以上の魔法を使えない状況を作り出します。
これで勝てるとメルゲンは絶対の自信があったようですがマリウス相手では馬鹿な行動だったとしか言えません。
マリウスは魔力を込める程魔法の威力は上がるよねと言ってこれまで抑えていた魔力を使う事にします。
マリウスが魔力を込めてファイアを使うと太陽と見まがう巨大な発行体が出現しまいた。
メルゲンが作ったゾンビは一掃されてしまいました。
マリウスは地中に隠れていたメルゲンを引っ張り出し止めを刺しました。
メルゲンがアウラニースには殺されるんだ、調子に乗るな、と捨て台詞を残しました。
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エルムはマリウスの圧倒的な力を目にして感激しています。
マリウスはメルゲンの捨て台詞を気にしています。
アウラニースがどれくらいの強さなのかエルムに質問しています。
エルムはマリウスやアネットのように規格外の存在だろうと予測しています。
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マリウスはアウラニースがいつまでたっても復活しない事に疑問を持ちます。
エルムが可能性を答えます。
見つけるのが困難な場所に封印されている。
復活すのに必要な生贄の数が揃っていない。
アウラニース自身が復活するのに条件を設けた場合と指摘しました。
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エルムは次のマリウスの行動としてランレオへ行く事を勧めてきます。
魔法大国なのでマリウスの失われた記憶を取り戻すのにもアウラニースとの戦いに備える意味でも有用だと指摘しました。
記憶を失っているって説明は嘘なんですが説明しても信じて貰えそうにないから言えません。
フィラートを狙って侵攻してきた国なのでマリウスは行きたくないなと感じています。
マリウスはランレオに行く事になりそうですね。
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成分美少女戦闘友情ラッキースケベ恋愛巨乳並乳貧乳
評価AAAAAAAAAAAAAAAB
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名前種族性別職業マリウスとの関係
マリウス人間魔法使い
アネット人間モンスターマスター婚約者
ディランオークアネットの友人仲間
ベンコボルトアネットの友人仲間
アステリア人間ホルディアの女王婚約者
ミレーユ人間近衛兵、侍女仲間
イザベラ人間魔法技術部主任、侍女仲間
ゾフィ夢魔の魔人マリウスの従者臣下
アルマ夢魔マリウスの従者臣下
エルム夢魔マリウスの従者臣下
ソフィア魔王アウラニース派
アイリス魔王アウラニース派
ヴァネッサ人間殺し屋仲間
デカラビアスライム魔王仲間
ヴェールジャイアントワーム友人仲間
ロヴィーサ人間フィラート王国の王女仲間
カテリーナ人間フィラート王国の貴族仲間
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