ラノベの感想) 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する4 ~レベルアップは人生を変えた~ (富士見ファンタジア文庫)
概略:
大魔境で修行をしているウサギの前に一人の少女が現れました。
弓を使う恐ろしく強い少女で世界を滅ぼしたいので協力しろと誘ってきます。
聖であるウサギはふざけるなと言って断り交渉は決裂しました。
少女が大量の矢を放ってきたのでウサギは優夜に教えて貰った魔法を使いました。
ウサギが魔法を使った事を驚かれたので優夜に教えて貰ったと言ってしまいます。
優夜という不確定要素の存在を知った少女はウサギの元から去りました。
優夜とルナが冒険者ギルドに加盟する事になります。
レクシアの冒険者的な活動をしたがったので薬草採取の依頼を受けます。
レクシアを狙った真犯人が第一王子のレイガーだと判明します。
優夜はオーウェンに頼まれて一緒に捕縛に向かいます。
そこで大量の矢を時間差で放つ少女に襲われます。
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
発行日 | 2019/12/20 |
著者 | 美紅 |
イラスト | 桑島黎音 |
ISBN | |
雰囲気 | 勧誘、観光、強敵、規格外、和解、異世界へ招く、秘密の共有、邂逅、風呂、ライバル、デート、実験、対決、正体、居候、 |
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プロローグ
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優夜がアルセリア王国に行っている間にウサギは一人で大魔境で魔法の修行をしていました。
蹴りを使えば余裕で勝てる相手でも魔法だけで倒すのは苦労するようです。
魔物は倒せたんですが魔法の威力が低い事にガッカリしています。
種族的に魔力が小さいので威力が出ないようですね。
ウサギが悪寒を感じて姿を見せろと叫びます。
白い少女が出てきてウサギを勧誘してきました。
この世界は無価値だから滅ぼしたい、協力しろと勧誘してきました。
世界を守るために存在している聖であるウサギが断ると殺そうとしてきました。
少女が【弓聖】と呼ばれる女性と同じ技を使ってきました。
敵の行動を予測して事前に矢を放っておく凶悪な技です。
ウサギに向かって全周攻撃が飛んできました。
これまでに使っていた蹴りと耳だけでは対処できない攻撃でした。
少女はウサギを殺しに来ていますね。
ここでウサギは優夜に教えて貰った魔法を使います。
風を起こして矢を拭き散らしました。
驚愕している少女がどうやって魔法を使えるようになったと質問します。
ウサギは優夜に教えて貰っていると言ってしまいます。
少女は優夜を不確定要素と認識してウサギよりも先に殺す事を決めます。
逃げる少女をウサギが仕留めようとしますが想定上に矢が多くて取り逃がしてしまいます。
少女が【邪】の力を使ってきました。
ウサギを驚かせています。
【聖】は【邪】から世界を守るために存在してますからね。
【聖】の技を使う少女が【邪】の力を使ったのは衝撃が大きいようです。
ウサギは少女の正体を探ろうと記憶を辿っています。
聖という存在が複数居るようです。
少女が使った技を使っている【弓聖】を思い出して彼女の弟子なのか?
それなら世界を滅ぼそうとする筈は無いんだが?
ウサギは優夜を更に強くしなければと考えています。
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第一章 冒険者ギルド
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息子が自分とレクシアを暗殺しようとした事実にアーノルドは大きな衝撃を受けました。
後の対応を臣下に任せて自室に戻ってしまいます。
第一王子を捕まえる為に王宮の中が慌ただしくなります。
優夜は余計な不安を与えない為に大人しくしている事になります。
レクシアも兄に狙われていたと知り衝撃を受けているはずなですが優夜に王都を案内したいと言い出します。
オーウェンとルナから危険だから城に籠っていろと諭されますが聞きやしません。
首謀者が兄と分かったので城を出ている方が安全だと主張します。
時間が無いので追加の暗殺者を差し向ける事はできないだろうから王都は安全だと主張します。
オーウェンがレクシアの護衛をルナに任せて自分が優夜を案内すると提案するんですが二人に却下されました。
優夜は二人が仲良くなったんだなと感じて嬉しくなっています。
強引なレクシアを止められる人は居ないので王都に繰り出す事になりました。
優夜、レクシア、ルナ、オーウェンの四人で王都を見て回る事になりました。
オーウェンは離れた位置から護衛する事になりました。
優夜への信頼度が高いのでもしもの時はレクシアを任せると言っています。
レクシアとルナが優夜の腕に抱き着いて歩いています。
優夜の腕に二人のおっぱいが押し付けられていますね。
王都の人々は優夜の姿を見て彼の雰囲気から異国の貴族と思い込んでいます。
優夜が冒険者ギルドに興味を示すとルナが一緒に冒険者登録をしようと誘ってきました。
ルナはレクシアの護衛以外に稼ぐ術が欲しいんだと言っています。
優夜と二人で冒険に出たいと考えていると分かりレクシアが反対しています。
ルナがレクシアを引きずりながら中に入ってしまったので優夜はついて行く事になりました。
優夜とルナが冒険者登録する事になります。
商人ギルドと似たような用紙に必要事項を記入する事になります。
魔法に属性があると優夜は知りました。
賢者さんが自分の魔法理論と一般的な魔法とは乖離があると忠告してくれていたので優夜は過少申告する事にしました。
賢者さんの魔法理論はイメージできれば魔法は作り出せるって事なので優夜は全属性が仕えるって事になるみたい。
優夜はこれ位なら大丈夫だろうと考えて火、水、風、が使えると記述しました。
魔力を測定する事になり測定機能を持っている水晶に手を触れさせます。
魔力量を色で判別するようです・・・ルナが振れると黄色になりました。
ルナは魔法は得意ではないからなと言っています。
優夜の番になり水晶に触れると割れてしまいました!!
優夜は弁償させられるのか?お金が足りるのか?と不安になります。
驚いて固まっていた受付嬢から故意に割ったのではない分かっているので大丈夫と言われて安堵しています。
ルナは呆れてレクシアは興奮しています。
伝説のエルフでもなければ【魔力水晶】は割れないそうですよ。
優夜は過少申告したつもりだったんですが三属性を使える事に驚かれてしまいます。
優夜とルナの登録は無事に終わりました。
受付嬢がエミリーと名乗り優夜とルナの冒険者ギルド加入を歓迎してくれました。
ノルマなども存在しないと聞いて優夜が安堵しています。
忙しいのでルナと優夜が二人で冒険する機会はそんなに無いと聞いてレクシアが安心しています。
優夜が【魔力水晶】を割ったのを見ていたグレナという女性魔法使いが声を掛けてきました。
優夜の事を良い男といってナンパしてきましたよ。
レクシアとルナは警戒していますね。
グレナは強そうな優夜とお近づきになりたいんだと言っています。
レクシアとルナが警戒感を隠さないのでグレナはその場を去りました。
レクシアが冒険者気分が味わいたいと言い出したので依頼を受ける事になります。
討伐系の依頼はオーウェンが嫌がったので薬草採取の依頼を受ける事になりました。
採取し過ぎないようにとの注意を受けてから王都の外に採取に向かいます。
ルナが風の気持ち良さを感じています。
暗殺家業を辞めたので心が平和になっているようです。
レクシアも王都の外に出て楽しそうにしていました。
薬草採取を始めるとレクシアがルナにどちらが多く採取できるか競争しようと持ち掛けます。
勝った方が優夜を一日独占できると宣言して駆け出します。
ルナはレクシアを追いかけます。
優夜の意思は聞いて貰えませんでした。
優夜はナイトとアカツキに手伝ってもらい薬草採取を終わらせました。
レクシアとルナが採取した薬草は同数だったので優夜独占権は誰のモノにも成りませんでした。
自宅で授業の復習をしている佳織が優夜にキスした事を思い出して悶えています。
ベッドをコロコロ転がっているのが可愛いですね。
佳織は優夜への好意を自覚したようですね。
素敵な優夜を他の女の子に取られてしまう可能性に気付いて焦っています。
何とかして優夜と仲良くなる方法は無いかと考え中間テストに向けて一緒に勉強しようと思いつきます。
佳織は地球に居る女の子をライバル想定していますげ異世界にも強敵が存在しているんだよねー。
レクシアとルナは強敵だと思うけど。
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第二章 謎の襲撃者
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冒険者ギルドの依頼を達成して城に戻ってくると異様な雰囲気に包まれていました。
兵士がオーウェンに王子の居場所が分かったと報告しています。
オーウェンは兵を率いて王子の捕獲に向かう事になります。
優夜に支援を要請してきました。
謁見の間での暗殺に気付けなかった事と【封魔結界】の存在を危惧しています。
敵が手強いと予想して優夜に手伝って欲しいとお願いしてきました。
優夜は快諾して一緒に捕縛に向かう事になります。
レクシアとルナは城で留守番です。
王子は王都の屋敷に隠れているそうです。
アーノルドが場所を知っていました。
元々何らかの理由で王子は隔離されていたそうです。
理由はオーウェン達も知らないと言っています。
屋敷に踏み込むと王子は先に到着していた兵士に囲まれていました。
自分が死んでも誰も悲しまない、これ以上生きていても仕方ないと言って自殺をはかります。
優夜は咄嗟にナイトに命じてナイフを持っている王子の腕に噛みついて止めろと命じます。
ナイトに噛みつかれて王子はナイフを取り落としてしまい兵士に拘束されました。
無事に王子を確保できたと思ったんですが窓を割って複数の矢が飛んできました。
それを見た王子が来てくれたのかと嬉しそうにしています。
一人の白い少女が現れました。
無機質な喋り方をしますね。
優夜は近付かれるまでナイトが気付かなかった事実に戦慄しています。
王子は少女が自分を助けに来たと思ったんですが少女の目的は王子の排除でした。
少女は王子に協力していたようですが失敗したので不要と判断したようです。
王子はお前たち闇ギルトが失敗したからだろと文句を言っています。
少女はそれは違う、お前の能力と運が不足していたんだと告げました。
屋敷の外から無数の矢が飛んできて室内に居る全員を攻撃してきました。
優夜とオーウェンは他にも仲間が居ると考えますが少女に否定されます。
少女は一人できたと言っています。
彼女は攻撃行動を取ってないんでが矢は飛んできます。
どんな手段で攻撃しているのかは不明ですげ防がなければ全員殺されてしまいます。
優夜が風属性の魔法を使って自分を中心としたドーム状のバリアーを展開しました。
風圧が凄くて室内の人々は転げ回っています。
対して少女は顔を手で覆っただけで平然としていますね。
オーウェンが優夜に感謝を伝えてきました。
優夜と聞いて少女が驚いています。
そしてここで会えたのは幸運と言っています。
優夜は初対面の彼女が自分の名前を知っている理由を問いますが答えてはくれません。
優夜に攻撃を防がれた少女は矢が尽きたと言って逃げて行きます。
優夜を倒すには【邪】の力を使う必要があるが魔力が足りないので逃げる事にしたようです。
オーウェンが追いかけようとしますが彼女が予備と言うと矢が飛んできましたよ。
彼女は相手の動きを予測して事前に矢を置いて居ると言っています。
取り逃がす事になりました。
少女の強さからオーウェンは闇ギルドに対する認識を改める必要があると言っています。
闇ギルドの放逐が遠のいたと言ってますね。
優夜は助かったのは少女の気紛れさによるなと認識して改めてもっと強く成らなければと決意しています。
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第三章 和解
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捕縛したレイガーを連れて優夜たちは城に戻ってきました。
捕縛する時に謎の強敵に襲われたと聞いたレクシアとルナが心配してくれます。
優夜よりも強いと聞いて二人は驚いていますね。
優夜はウサギ師匠から強者が沢山居ると聞いていたので自分は弱い方だと呟きます。
レクシアとルナはそれは無いと否定してきました。
優夜はレイガーが仮面で顔を隠していた事を不思議に思っています。
レクシアとオーウェンは知っているようですが教えては貰えませんでした。
オーウェンからレイガーの処遇を決める話し合いに参加して欲しいとお願いされます。
優夜が部外者の自分がそんな重要な席に同席していいのか?と疑問に思います。
オーウェンからレイガーが何かを企んでいる可能性もある、闇ギルドの存在も気になる。
アーノルドとレクシアの護衛として参加して欲しいと言われ同席する事になります。
謁見の間で話し合いが行われる事になりました。
既にアーノルドが玉座に座っているんですが上の空のようです。
仮面を外したレイガーが拘束された状態で連れてこられます。
その姿を見て優夜は仮面を被っていた理由を知りました。
レイガーの顔や見える範囲の身体に大火傷の痕が残っていました。
レイガーの姿を見たアーノルドとレクシアは悲しそうに顔をそむけます。
レイガーがアーノルドに向かってこれまでの不満をぶちまけ始めます。
レイガーはレクシアの魔力暴走に巻き込まれてしまったそうです。
治療により一旦は傷は綺麗に治ったそうですが強大なレクシアの魔力を浴びた影響で破壊衝動を抱くようになりました。
自分の身体を傷付ける事で破壊衝動を抑え込もうとしたようです。
レイガーの大火傷は自傷によるものだったのね。
自傷行動を行っても破壊衝動を全て取り除く事はできませんでした。
レイガーは殺してくれとアーノルドに懇願したそうですが外聞を気にしたアーノルドはレイガーを隔離する事にしました。
レイガーは阻害された事でアーノルドとレクシアに殺意を抱くようになりました。
話を聞いていた優夜はレイガーが自傷行為に至った遠因にレクシアが関係している。
二人に殺意を抱いている原因が大火傷の痕にある。
原因の一端を取り除けばレイガーを少しは癒せると考えました。
アーノルドに声を掛けて試してみたい事があると伝えます。
アーノルドは優夜の存在に気付いていなかったようですね。
優夜は拘束されているレイガーに近寄ります。
何をされるか不安なレイガーが怖がっているので怖くないよーと言って完治草ジュースを飲ませました。
完治草ジュースを飲んだレイガーの体から大火傷の傷が綺麗に消えて完治させました。
アーノルドが何を飲ませたのか聞いてきたので完治草で作ったジュースを飲ませたと教えます。
完治草と聞いてアーノルドは仰天していますね。
伝説級の品なんだぞーと叫んでいます。
優夜は伝説級に見つけにくい品と考えてたんですが本当に見たモノが殆ど存在しない伝説の一品だったようです。
疑われているのでもう一本あるので鑑定してみてくださいとお願いすると更に仰天されました。
鑑定が本物だと判明すると更に驚かれます。
アーノルドはオーウェンに知っていたか?と問いかけます。
オーウェンは知らなかったと答えました。
優夜は呑気に教えてませんでしたっけ?と言っています。
ルナに呆れられました。
アーノルドとレイガーはそれほどの貴重品を使ってくれた優夜に感謝を示します。
優夜は庭に生えているんですと教えるとアーノルドを混乱させる結果になりました。
アーノルドは優夜の存在が分からないといって混乱しています。
呆れているルナに彼女を助けた時に飲ませていると教えると感激されます。
ルナの優夜に対する好感度が上がったような。
優夜がレイガーがアーノルドとレクシアに殺意を抱いていた原因を取り除いたけどどうでしょうか?と尋ねます。
レイガーからは二人への殺意は消えたんですがもお遅すぎると言って死を覚悟しています。
レクシアがレイガーを許すから不問にしてと言い出します。
最大の被害者である自分が許すんだから問題は無くなったと主張していますね。
アーノルドとレイガーはそういう問題では無いんだ殺意を抱いた事実が問題なんだと指摘します。
話し合いに参加していた貴族たちも特例を認めては他の罪人にも特例を与える事になってしまうと難色を示します。
当然の意見だと思うんですがレクシアを納得させる事はできませんでした。
レクシアはレイガーともう一度仲良く成りたいんだと訴えます。
最後は「い・い・わ・ね」とアーノルドに詰め寄り納得させてしまいます。
優夜は国王であるアーノルドがレクシアに言い包められる姿を見て本当に立場が弱いのか?と考えてしまいます。
もう一度仲良くなりたいとレクシアに懇願されてレイガーは静かに泣いていました。
レクシアは心が強いですね。
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第四章 秘密の共有者
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レイガーの処分が決定しました。
レクシアの熱弁で死罪は無くなりましたが国王の暗殺を企てたので領地を没収される事になりました。
第一王子のレイガーを救った功績は優夜が考えている以上に大きかったです。
アーノルドから褒美を取らせたいと言われて優夜が固辞します。
優夜は出来る事をしただけでお礼を期待しての事では無いんですと伝えます。
オーウェンは優夜らしいと思うんですがそれでは謁見の間に居た他の貴族に悪影響が出てしまうと説明してくれます。
貴族たちは優夜が完治草を使いレイガーの傷を癒した場面を目撃しています。
優夜が大きな功績を残した知っている彼らが何の褒美も貰ってないと知ると国の為に頑張っても意味が無いと思われてしまうと説明されます。
国政に悪影響が出てしまうと言われてしまい優夜は褒美を受け取る事を承諾しました。
どんな褒美にするか決める事になりレクシアが自分との結婚はどうか?と提案してきます。
即座にアーノルドとルナに否定されました。
ルナは家事もできないレクシアと結婚してどんなメリットがあるんだと指摘します。
レクシアはメイドにやらせれば良いでしょと言い返しています。
アーノルドとレイガーは優夜が異国の貴族と思い込んでいるようですね。
他国の貴族との婚姻は簡単ではないと言っています。
ルナが自分と優夜が結婚するのはどうだろうか?と提案してきました。
彼女は孤児なので国に縛られる理由はありません。
家事も得意なので何の問題も無いと言っています。
ルナも優夜が異国の貴族と思っているみたいですね。
レクシアは私の護衛はどうするのよ、と文句を言います。
ルナはお世話になりました、と言って護衛を辞める姿勢を示しています。
レイガーが妙案を思い付きました。
アーノルドに耳打ちして没収された自分の領地と爵位を与える事を提案しています。
優夜の有用性を認識したようで他国に行かれるのを嫌がっています。
アルセリア王国との関係性を持たせる為に領地を与えてはと考えました。
元々別荘地で住民が居ないので統治の義務も生じません。
他の貴族が煩いので称号的な意味合いの強い「騎士爵」を与えてはと提案しました。
優夜を他国に渡すのは勿体ないと感じていたアーノルドはレイガーの意見を採用しました。
優夜はアルセリア王国に領地を得て爵位を与えられる事になりました。
レクシアが泊っていって欲しいとお願いしてきました。
アーノルドも優夜へ感謝を伝える為に賛成したので優夜は城に泊まる事になりました。
テーブルマナーを気にしたりして疲れたようです。
風呂に入るとメイドさんたちが入ってきて優夜の身体を洗おうとしてきて断るのは大変でした。
夜寝る時はレクシアとルナが押しかけてきて部屋から出すのに苦労しました。
優夜は自分では王族は無理だと感じています。
考えようによっては天国なんですけどねー優夜には受け入れるのは無理みたいです。
気疲れして自宅に帰宅しました。
定期試験が迫ってきました。
沢田先生に勉強しているかと問われて楓と昌が悲鳴をあげています。
優夜、亮、慎吾はちゃんと勉強しているようですね。
初めての王星学園の定期試験なので優夜は心配になっています。
亮と慎吾が用事があったので一人で下校していると佳織と出会いました。
佳織と定期試験の話になります。
佳織は古典と英語が苦手なんだそうです。
優夜は意外感を持っています。
優夜が数学が苦手だと教えると佳織も意外に感じています。
佳織が挙動不審になりますね・・・何かを伝えたいようですよ。
佳織が正面から優夜に未着してきて一緒に試験勉強しませんか?と誘ってきました。
おっぱいが当たってますね・・・佳織の事だからわざと当てている訳ではないよね。
優夜の家で行いたいと言ってきたので優夜は驚きます。
優夜が快諾すると佳織は嬉しそうにしていました。
約束通りに優夜の自宅で一緒に勉強する事になります。
お互いに教え合っていますね。
佳織がお手洗いをかしてくださいとお願いしてきました。
佳織を送り出してから場所を教えてなかった事に気付いた優夜が追いかけます。
佳織は異世界への扉がある部屋に入り込んでいました。
佳織が扉に呼ばれたような気がしたと言っています。
扉の中に入ろうとしたんだけど入れなかったと言っています。
優夜が誤魔化すのは不味いよねと考えて正直に教える事にしました。
地球とは別の異世界に繋がっている扉だと教えます。
佳織は反応に困っていますね。
優夜は異世界で魔法を手に入れた事も教えました。
掌の上に水の玉を作り出して触らせています。
佳織は信じる事にします。
異世界の説明が長くなり佳織が先にお手洗いの場所を教えて恥ずかしそうにお願いしてきました。
佳織が戻ってきたら異世界に行ってみる事にします。
優夜は異世界に来てからレベルアップしたと教えます。
皆は自分を褒めてくれるけどレベルアップする事でズルをしたんだと伝えます。
それを聞いて佳織は優夜は何も変わっていない自分を卑下するような事は言わないで欲しいと怒ってくれます。
優夜はレベルアップで容姿が変化したんだと返します。
佳織は初めて会った時から優夜を見ていた、優夜が何も変わっていないと伝えてきました。
優夜は佳織が本質を見ていてくれたと知り嬉しくなっています。
佳織が戦闘時に優夜が身に着けている鎧を発見しました。
着ている姿を見たいと言っています。
佳織が異世界で勉強の続きをしようと言い出したので優夜は勉強道具を取りに戻る事にします。
鎧姿を見たいと言っているのでついでに着替えてくる事にします。
一人になった佳織が庭に出ていきます。
地球では見た事のない植物を発見して地球では無いんだと実感しています。
森の方に黒い靄を発見しました。
不思議に思った佳織は柵の外に出てしまいます。
興味を惹かれて靄に近づくを大きな口を開けて佳織を攻撃してきました。
焦った声をあげて優夜が飛び込んできて佳織をお姫様抱っこで助け出します。
優夜は佳織を降ろしてから魔物の掃討に掛かります。
襲われたんですが佳織はもっとお姫様抱っこをしていて欲しいと思ってしまいます。
難なく優夜が魔物を倒して戻ってきました。
優夜は躊躇なく魔物を殺せる自分はおかしいよね?と問いかけてきます。
佳織はそんなことはないと優夜は自分を守ってくれただけだと力説してくれます。
優夜は怖がられてないと分かり安堵したようです。
家に戻って勉強の続きをする事になります。
佳織の前にステータスウィンドウが出現しました。
味方が分からない佳織は優夜に一緒に見て貰う事にします。
佳織の初期ステータスは優夜と比べてとても強いと分かりました。
佳織が鎧姿を良く似合っていると褒めてくれました。
優夜は自衛の為に戦っていると説明します。
佳織と初めて会った時みたいに何もできないのは辛いからと言っています。
佳織は、そうですか、と答えますが、率先して動いてくれた事実がとても嬉しかったんです、心の中で思っています。
それを伝えても優夜は自分にできる最善を尽くすんだろうなと思っています。
佳織は優夜を全肯定しているね。
優夜が異世界に繋がる扉の存在は誰にも言わないで欲しいとお願いしてきました。
佳織が二人だけの秘密ってことでしょうか?と尋ねると、そうなるかな?と肯定されます。
秘密の共有が嬉しい佳織は、大丈夫です!誰にも言いません!と答えました。
少し勇気をだして、秘密を共有するわけですし、私たち、特別な関係と言えるんじゃないでしょうか?と弱々しく問いかけます。
優夜は佳織の意図が分からなかったようで「え?」と答えてきました。
佳織は何でもないですと誤魔化します。
佳織は優夜と秘密を共有した事で彼に少し近づけたかなと思っています。
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第五章 佳織とレクシア
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異世界の空気が美味しいの優夜と佳織は異世界で勉強会を続けていました。
優夜は佳織に異世界の食材を使って料理をふるまいます。
ステータスが向上する素材を使ったので佳織のステータスが上がりました。
地球では超人的な身体能力になりました。
重たい荷物を軽々と運べるようになり佳織は驚きます。
優夜は身体能力が上がった事をなるべく目立たないようにして欲しいと伝えます。
佳織が異世界を見て回りたいとお願いしてきました。
異世界は地球にくらべて危険に溢れているのでそれはできないと伝えます。
もしもの時に今の優夜の強さでは佳織の守り切れないと教えます。
佳織は不満そうに口を尖らせながら、それなら仕方ないですね、と答えます。
拗ねている感じが可愛いですね。
諦め切れないらしく優夜が強く成り大丈夫だと思ったら連れていってくれますか?と問いかけます。
優夜はもちろんと答えます。
庭を案内する事になります。
佳織が畑に生えている植物に興味を示します。
優夜は完治草の事を説明しました。
四肢が欠損していても飲めば生えてくる。
死んでいなければどんな傷や病も治せると教えます。
佳織は地球の医療技術に喧嘩を売るような効果ですねと驚いています。
優夜が使っているアイテムボックスも便利過ぎて危険と考えます。
佳織が異世界のアイテムや魔法の危険さに気が付きます。
それらを持ち込むと地球のあらゆる常識が覆ってしまう。
優夜はままならないな?と感じています。
優夜に異世界のアイテムを持ち込む意思はないようだ。
家に入ろうとしていると「ユーウーヤーさーまあああああ!」との叫び声が聞こえてきました。
後ろを振り返るとレクシアが家に向かって走り込んできていました。
その後に魔物を引き連れたルナとオーウェンが続いています。
レクシアが佳織の存在に気付いて「隣の女は誰!?」と叫んできます。
ルナは魔物と戦っているんですが佳織が気になるようですオーウェンに押し付けて佳織の素性を知ろうとしています。
呆気に取られていた優夜だったんですが彼女達が危険と判断し助けに入ります。
優夜はウサギに鍛えられた事で体術が向上していました。
見事な蹴りの連携で魔物を仕留めます。
ルナとオーウェンも相手にしていた魔物を倒しました。
ルナからあれをどうすると?と聞かれます。
振り返ると佳織とレクシアが無言で見つめ合っています。
優夜は佳織を友達だと紹介しました、佳織は少し不満そうです、もっと特別感が欲しかったようです。
レクシアを王女だと紹介しました。
ルナとオーウェンはレクシアの護衛と紹介します。
優夜は佳織にレクシア達に異世界から来ているとは教えてないと伝えます。
レクシア達が優夜を異国人と認識している事も教えます。
佳織は話を合わせる事になります。
佳織、レクシア、ルナ、がそれぞれ優夜との出会い方を説明しました。
佳織は優夜に助けられた事を語ります。
レクシアも刺客に狙われて大魔境に逃げ込んだ事を教えます。
追ってきた刺客は魔物に殺されレクシアも殺されそうになっていたところを優夜に助けられました。
ルナはレクシアを暗殺する為に大魔境の下見にきたときに魔物に襲われたと教えます。
倒れていたところを優夜に助けられ一緒に修行したと続けます。
その後レクシアを暗殺しようとして優夜に撃退され、レクシアの護衛になったと語ります。
佳織はレクシアを狙っていたルナが護衛になった事に驚いています。
優夜が異世界でも困っている人を助けていたと知り嬉しくなっています。
レクシアがお風呂を出してとお願いしてきました。
大魔境を走って来たので汗をかいたし泥だらけなので入浴したいそうです。
断る理由がないので優夜は風呂を出してあげました。
佳織も一緒に入ろうと誘ってきたので佳織も一緒に入る事になります。
レクシアが優夜の事も誘ってきましたが優夜は断りました。
佳織はレクシアの気軽さから優夜が彼女と混浴した事があるのでは?と不安になっています。
レクシアがストレートに優夜の事をどう思っているのか質問してきました。
佳織は優夜への気持ちを正直に伝える事で気持ちが軽くなりました。
レクシアは優夜への好意を正直に話してくれます。
ルナも優夜が好きだと明かしました。
レクシアはルナと佳織が優夜への好意をストレートに伝えない事に疑問を感じています。
前向きな気持ちは素直に表現した方が良い、ストレートに言わないと相手に気持ちが伝わらないと言っています。
佳織は気持ちを隠さないレクシアを凄いなと感じています。
レクシアから優夜に求婚して断られたと聞いて驚きます。
一度は断られましたがレクシアは諦めていないと言っています。
ルナが佳織を最大の障害になると言ってきます。
ルナは佳織が優夜と同じ異国の出身で自分たちの知らない優夜をしっている、そこに優位性があると考えています。
ルナは優夜にキスした事があります。
レクシアは優夜に求婚して断られていますが好意は認識されています。
佳織も優夜にキスした事があるんですが優夜はそれを認識していません。
具体的な行動を認識されているルナが一歩リードしている様に思えますね。
レクシアが先に優夜と結婚してみせると宣言します。
それを聞いた佳織は結婚の着順はないのでは?と考えます。
佳織可愛いです、結婚するのは一回と考えていますね。
レクシアとルナから異世界では重婚が一般的と聞いて佳織が驚いてます。
佳織の国では重婚はないと知りレクシアが文化の違いがあり面白いと言い出します。
レクシアが佳織しか知らない異国での優夜の様子を知りたがります。
佳織も優夜が異世界でどう過ごしているのか知りたがりました。
三人はお互いの知っている優夜との出来事を語り合う事になりました。
同じ人を好きなライバルで友達になったようです。
オーウェンは優夜の素性を探ろうと考えていました。
想定外の佳織の登場で調査は困難さが増します。
佳織の事も異国の貴族と想定しています。
ナイトとアカツキの事も調べています。
優夜よりも気配探知に優れているナイトの正体を考えていて【ブラック・フェンリル】では?と考えます。
当たっているんですが、ブラック・フェンリルは巨体と言われているようで違うなと考えてしまいました。
アカツキに関しては戦闘能力のない子ブタと判断しています。
アカツキは謎が多い存在だよね。
佳織、レクシア、ルナが風呂から上がってきました。
入る前は緊張感を孕んでいた関係だったんですが仲良くなっていて優夜は安堵しています。
佳織は簡易お風呂セットの存在に驚いています。
優夜がレクシアに訪問の目的を聞いています。
レクシアは特に用は無いんだけど優夜に会いたくてやって来たんだと答えました。
ルナとオーウェンはレクシアの我儘に付き合わされているようです。
優夜は明日も予定があると伝えます。
地球の事を教えられないので学校に通学しているとは言えなんだけどね。
レクシア達は優夜の事を異国の貴族と誤解しているので納得してくれます。
佳織も優夜と同じ用事があると聞いてレクシアが内容を気にしています。
約束も無くいきなり訪問しているので引き下がる事にしました。
レクシアは今日は帰ると言ってくれます。
佳織が名残惜しそうにしているとレクシアが今生の別れってわけではないのでそんなに落ち込まないで。
なんなら明日も遊びに来るけど?と言ってきます。
それを聞いたオーウェンが明日からは公務が続きますと伝えました。
オーウェンはレクシアが勝手に動けないように公務を入れたようですよ。
レクシアは公務は真面目にこなしているようです。
護衛のルナも同行するようですが面倒な公務にまでは参加しないようです。
レクシアはルナを味方に引き入れて公務を断ろうとしますがルナは護衛なので煩わしい役目はレクシアだけで行うからと断ります。
優夜は大魔境の入り口まで送ろうか?と提案しますがレクシアは断りました。
ルナとオーウェンの修行も兼ねているので三人で戻ると言っています。
ルナが居るので大丈夫だと思ってはいますが、優夜はナイトにこっそり護衛させる事にしました。
佳織がレクシア達は良い人たちで楽しかったとの感想を述べました。
優夜が風呂で何を話していたのか質問します。
佳織は内緒ですと言って教えてくれませんでした。
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第六章 謎の少女との再会
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レクシア達と出会った数日後、一人で勉強をしていた優夜は最近ナイトとアカツキを構えていないなと考えます。
二人を連れて出かけようと決めます。
優夜はナイトとアカツキを連れて王都の冒険者ギルドに向かいました。
その途中でルナと再会します。
レクシアが居ない事を不思議に思って尋ねてみると久しぶりに休みを貰えたそうです。
休みを利用して王都を散歩していると言われて優夜は一緒に冒険に行かないか?と誘いました。
ルナは大喜びで快諾します。
これってデートと言えるのではと呟いています。
冒険者ギルドで受注可能な依頼を探しているとルナが王都周辺の魔物調査の依頼を見つけました。
エミリアに確認すると二人でも受注可能だと言われたので受ける事にします。
王都周辺の森に到着すると悲鳴が聞こえてきました。
駆けつけると冒険者ギルドで優夜を誘惑してきたグレナが魔物に襲われていました。
ルナが【アサシン・カメレオン】と呼ばれる魔物で姿を隠して奇襲攻撃してくると教えてくれます。
優夜とルナが簡単に撃退するとグレナが驚いています。
助けてくれたお礼がしたいのでこれから私の家に行きましょう。
いいことしてあげるからと言って優夜に抱き着いてきました。
ルナが私にもいい事してくれるんだよな、と言って優夜からルナを引き剥がします。
グレナはそういう趣味はないのよねーと言って引き下がります。
ルナが怖い顔で睨んでいるので退散する事にしました。
優夜がルナが不機嫌な理由を聞いても何でもないと言われてしまいました。
デート中に他の女に気を取られている優夜に怒っているようだ。
不機嫌なルナと共に依頼を終わらせました。
【アサシン・カメレオン】のドロップアイテムを鑑定すると一瞬で装備を切り替える事ができる【換装の腕輪】という腕輪が存在しました。
優夜は常用している【血戦鬼シリーズ】の装備品と賢者さんの家で入手した汚れないシャツとズボンを登録しました。
状況によって装備を換装できる便利になったと喜んでいます。
定期試験が終わり佳織との勉強会は終了しました。
佳織のお陰で苦手な数学も良い点が期待できそうです。
放課後一人の時間ができて優夜が寂しさを感じています。
異世界で佳織に魔物を躊躇なく殺せるようになっても優夜は最初に会った時から変わってないと言われた事を思い出しています。
怖がらずに自分を受け入れてくれている佳織の存在を大切に想い始めていますね。
優夜は佳織に好意を抱いていると自覚したようです。
長年否定され続けていたので自分に好意を持たれても迷惑だろうしと考えてしまいます。
そんな考えを持つのはいけない事だと頭では分かっているんですが変えるのは難しいんだよなと感じています。
おーここにきて優夜は本命を決めた感じですね。
レクシアの様に好意を素直に伝えられればねー佳織は大喜びしそうですけどね。
モヤモヤしている優夜が異世界で身体を動かす事にします。
レイガーを拘束するときに襲ってきた少女の存在を思い出します。
もっと強くならなければと考え武器と魔法を連動させた動きができないか?と考えます。
それぞれの動き方を遅滞なく連動させたいようですが簡単に習得するのは難しいと分かっていました。
そこで武器に魔法を纏わりつかせる事はできないか?と考えます。
試してみると絶槍に雷の魔法を纏わりつかせる事ができました。
投げてみると想定外の威力があると分かりました。
楽しくなってきた優夜は他の魔法も纏わりつかせる事ができないか試してみます。
火は纏わりつかせることはできましたが水はイメージができなくて無理でした。
風は纏わりつかせる事ができましたが土は無理でした。
イメージが重要なようです。
優夜は火と雷を混ぜてみる事にします。
試してみるとできてしまい単独で纏わりつかせたときよりも強力な事が分かりました。
大きな影響が出そうだったので威力を試してみるのは見送ります。
ナイトも優夜の真似をして自分の爪に雷の魔法を纏わりつかせます。
それで移動すると高速に移動できることが分かりました。
優夜は自分の身体にも雷の魔法を纏わりつかせてみます・・・できてしまいました。
移動してみると一歩で森の入り口まで移動してしまいます。
ウサギ師匠の動きに追いつける手段を獲得して喜んでいました。
そこにレイガーを拘束する時に襲ってきた少女が現れました。
彼女は優夜を危険視しています。
優夜が襲ってくる理由を問うと復讐だと言われます。
優夜に彼女に恨まれる心当たりはないんですが問答無用で殺そうとしてきました。
優夜はアカツキに隠れて貰いナイトと協力して戦い始めます。
二対一なので対抗できるかと思ったんですが少女の強さは優夜の想定を超えています。
魔法を纏わりつかせた優夜とナイトが少女の矢を避けると驚かれるんですが少女は余裕を持っていました。
優夜とナイトの連携攻撃が少女に決まるんですが少女は平然と立ち上がります。
優夜とナイトが想定以上に強いと知ると攻撃の威力を上げてきました。
優夜とナイトでは対処できなくなってしまいます。
優夜が死を覚悟してナイトとアカツキだけは逃がさなければと考えます。
そこにウサギ師匠が駆けつけてきました。
遅くなって悪いと言っています。
ウサギ師匠がまた会ったなユティと告げました。
名前を知られている事にユティは驚いています。
ウサギ師匠はユティと同じ技を使う【弓聖】と知り合いでした。
そこからユティの存在を調べたようです。
ユティは【弓聖】の弟子だったようですが【弓聖】は守っていた人間に裏切られて殺されていました。
ユティは非道な行いをした人間が許せなくてこの世界は無価値と判断して破壊しようとしていました。
ウサギ師匠は世界の価値を決めるのはお前でも俺でもないと言ってユティを非難します。
ウサギ師匠は裏切られたとしても弓聖なら受け入れただろうなと伝えますがユティは納得しません。
攻撃を続けてウサギ師匠を殺そうとしてきました。
ウサギ師匠の攻撃がユティに決まり大きなダメージを与えます。
追い詰められたユティは邪の力を噴出して攻撃スタイルを変更してきました。
これまでは矢を使った攻撃だけをしてきたんですが肉弾戦を始めました。
ユティの攻撃に対抗しているウサギ師匠がユティは本物の邪ではないと言ってきました。
彼女は邪の力を取り込んだだけで力を出し尽くさせれば倒せると言っています。
出し尽くさせるまでウサギ師匠が耐えきれるかが問題だと言っています。
優夜は加勢したんですが動きが高速過ぎて手が出せません。
見ているしかないのか?と焦っているとアカツキが現れました。
優夜は危ないから逃げろと命じるんですがアカツキは任せておけって感じで聖域を使ったようですよ。
聖域に触れたユティから邪の力が抜け落ちていきました。
アカツキの能力にウサギ師匠は驚いています。
邪の力を失ったユティにウサギ師匠の蹴りが決まって彼女は気絶しました。
ウサギ師匠からアカツキが聖に近い存在で世界を守るための存在だと教えられます。
聖はそれぞれの技を極めて世界を守れると星に求められた存在だそうです。
いわば人工的な存在でアカツキは最初から世界を守る為に存在する天然モノなんだそうです。
優夜はアカツキが孟槐って種族だと教えます。
ナイトはブラック・フェンリルだと教えました。
ウサギ師匠が驚いています。
子狼であの実力、大人になったらどうなるか、末恐ろしい、と言っています。
ナイトは大したヤツだったのね。
ブラック・フェンリスの事は知っているようですが孟槐については知らないようです。
ユティの処遇をどうするかって話になりウサギ師匠は優夜に丸投げしてきました。
女の扱いが上手い優夜に任せると言ってますね。
怖がっている優夜に邪の力は失われているので問題無いと言ってきます。
疲れたので帰ると言って去っていきました。
優夜はユティを家に連れ帰る事になりました。
おやおやこれって同居が始まるって事か?
佳織、レクシア、ルナが激しく嫉妬しそうだぞ。
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エピローグ
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【世界の廃棄場】という場所で三人の邪が話し合っています。
ユティが負けた事をしり対応策を話し合っていますね。
二人はユティに興味なさそうなんですが一人が彼女を回収したいと言っています。
邪は他にも居るようで、そいつ等は聖を堕落させたり闇ギルドを唆して遊んでいるようです。
邪の一人が恐ろしく強い人間に倒された事があるそうですよ。
そんなに強い人間はそうそう生まれないと安心しているみたいです。
強くても人間なんで邪を倒した人間は既に死んでいるみたいな事も言ってますね。
この邪を倒した事のある人間って優夜の祖父なのかな?
優夜がユティを家に連れ帰りベッドに寝かせてから数日が経過しました。
目覚めたら暴れださないか不安になっている優夜にアカツキが安心しろって感じで励ましてきます。
優夜はもしもの時に備えてユティの弓を地球に家に運び込みました。
異世界への扉は優夜が認めない限り通れません。
ユティが単独で弓を回収する事はできません。
ユティが目覚めると優夜に飛び掛かってきました。
アカツキの能力は無視されています。
弓が無いと分かるとユティは矢を出現させて逆手に持って攻撃してきました。
優夜よりも力があるので抑え込むのに苦労しています。
そこにウサギ師匠がやって来ました。
優夜が助けを求めるとそれくらい自分で抑え込めと突き放されます。
ユティはウサギ師匠にも激しい殺意を向けてきます、お前も殺すと叫んでいます。
ウサギ師匠はユティに向かって邪に騙されているというのに、俺を殺すと?と問いかけます。
優夜と取っ組み合いを続けているユティが騙されている聞いて動揺しているね。
ウサギ師匠が弓聖の死の真相を語ります。
弓聖は邪に踊らされた人間によって殺されたと伝えました。
人間には弓聖を殺せば助けると言ったようだね。
弓聖には自分が死ねば人間を助けると言ったようだぞ。
それを聞いてユティが邪への信頼を揺るがせています。
ユティから弓聖を助けようとしたけど断られたと語られます。
任せておけと言って人間に囚われた弓聖は殺されました。
本当の仇が邪だと知ったユティは「一人にして」とお願いしてきました。
優夜とウサギ師匠は庭に出る事になります。
ウサギ師匠から弓聖が殺された真相の続きが語られます。
邪は予想以上に邪悪な事をしてたね。
弓聖が死ねば人間は助けると言われたようですが邪は裏切ります。
ゆっくりと死に向かって行く弓聖の目の前で邪は騙した人間を殺したんだろうと予想します。
優夜は恐ろしい存在が居るんだな、強く成る為に大魔境で修行に励もうと他人事の様に考えていました。
ウサギ師匠から何を他人事のように考えているんだ。
邪はユティを回収しに来るぞ、何せ聖の技術を受けついで居るからな。
お前も同じだ、お前の意思とは関係なく邪に狙われるぞと言われてしまいました。
それってウサギ師匠が蹴りを教えたからだよね。
ユティはまだ幼いので優夜が面倒をみてやれ、いいな?と命じられてしまいました。
優夜に拒否権は無いのね、はい、と頷きます。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
魔法 | 5 |
戦闘 | 5 |
恋愛 | 5 |
変態 | 2 |
ラッキースケベ | 5 |
優夜に好意的な人達
名前 | 読み | 性別 | 好感度 | 職業 | 関係性 |
宝城 佳織 | ほうじょう かおり | 女性 | 高 | 学生 | 同級生 |
レクシア・フォン・アストレア | 女性 | 高 | 王女 | 友人 | |
美羽 | みう | 女性 | 高 | モデル | 知り合い |
光 | ひかる | 男性 | 高 | カメラマン | 知り合い |
氷堂 雪音 | ひょうどう ゆきね | 女性 | 中 | 学生 | 隣の席 |
宝城 司 | ほうじょう つかさ | 男性 | 高 | 理事長 | 佳織の父 |
五十嵐 亮 | いがらし りょう | 男性 | 高 | 学生 | クラスメート |
倉田 慎吾 | くらた しんご | 男性 | 高 | 学生 | クラスメート |
風間 楓 | かざま かえで | 女性 | 高 | 学生 | クラスメート |
オーウェン | 男性 | 高 | 騎士 | レクシアの護衛 | |
ナイト | 高 | 配下 | |||
神崎 凛 | かんざき りん | 女性 | 中 | 学生 | クラスメート |
ルナ | 女性 | 高 | 護衛 | 友人 | |
アカツキ | 高 | 配下 | |||
ウサギ | 高 | 蹴聖 | 師匠で弟子 | ||
アーノルド | 男性 | 低 | 国王 | レクシアの父 | |
ラインハルト | 男性 | 高 | 商人 | ギルドマスター | |
レイガー | 男性 | 王子 | レクシアの兄 | ||
エミリア | 女性 | 受付 | 冒険者ギルドの受付 | ||
グレナ | 女性 | 中 | 冒険者 | 知り合い | |
ユティ | 女性 | 低 | 弓聖の弟子 | 庇護対象 |
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