ラノベの感想) ストライク・ザ・ブラッド 第8巻 愚者と暴君 (電撃文庫)

アヴローラの事を思い出そうとした古城と浅葱が意識を失いました。
これは第四真祖の呪いのようなものでした。
意識を失った二人を雪菜と那月が監獄結界に閉じ込めました。
古城と浅葱は監獄結界の中で椅子に背中合わせで縛られた状態で目を覚ましました。
状況の全くわからない二人はかなり焦っていましたが浅葱が古城に真祖になってしまった経緯を問質していました。

古城としては良かったですね、浅葱が古城を怖がっている様子は無いですね。
いまさら吸血鬼の真祖になったくらいで驚かないと言っていました。
アヴローラの話になると2人とも頭痛に襲われてしまいます。
そこへ雪菜が登場して事態が変わり始めました。
二人は雪菜を疑っていましたね。
監獄結界の中は那月の夢の世界なので彼女の趣味なのか薄気味悪い拷問部屋の様な場所でした。
数々の拷問器具と冷たい表情の雪菜にびびっていましたね。
古城と浅葱は雪菜にたいして結構失礼な感情を普段から抱いている感じですね。
雪菜が拷問しようとしていると思い込んでいました。
2人に怖がられていたと知って雪菜が少しイジケテいましたね、可愛いです。
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那月も現れ古城と浅葱が捕らわれている目的を教えられました。
阿夜が使った魔道書を使い古城の記憶を共有する事を伝えられました。
雪菜はアヴローラと関わりをもっていないので護衛としてその場に居る事になりました。
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記憶の追体験で古城が第四真祖になった経緯が分かりました。
古城と凪紗の両親である牙城と深森は第四真祖の正体をあらかた知っていたようですね。
第四真祖を復活させる為に行われる焔洸の宴は第四真祖に生贄を捧げて、生贄の記憶を第四真祖に奪わせる事でした。
それを知っていた二人は凪紗と可能な限り接触しないで生活していたようですね。
牙城と深森が誤解していたのは焔洸の夜伯(カレイドブラッド)と呼ばれる12体のカレイドブラッドを第四真祖を分割した存在だと考えていた事ですね。
凪紗に憑依している第四真祖をカレイドブラッドに移し変える事で凪紗を救おうとしていましたが、まさかカレイドブラッドが眷獣の器だったとはね。
これには驚いたよ。
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もともと第四真祖は3人の真祖と天部と呼ばれた古代人が作り出した人工の吸血鬼です。
完成した第四真祖が高性能すぎたようで彼女の従える眷獣に拠り所となる器を作って世界各地に封印したんだね。
古城がであったアヴローラは第四真祖の魂を監視する役割を持つ特別なカレイドブラッドでした。
当初、アヴローラの事を第四真祖の本体だと考えていました。
そうとは知らずに絃神島で起こった焔洸の宴に関わった人々の多くはアヴローラの事を第四真祖だと思っていたんだよね。
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MARで保管されていたアヴローラを目覚めさせる為にヴェルディアナ・カルアナさんが杭を絃神島に持ち込みました。
彼女は牙城に上手く利用されていたんだよね。
彼女は故郷の領地を武器商人であるバルタザール・ザハリアスに滅ぼされてしまいました。
そこで領主だった父を殺されていました。
姉であるリアナさんは牙城と一緒にゴゾ遺跡でアヴローラの発掘に関わっていましたが、発掘中にテロリストに襲われ古城と凪紗を守って死んでしまいました。
カルアナ家は元々、カレイドブラッドの一体を管理していたようで、第四真祖を殺せる杭も持っていました。
そこで牙城はヴェルさんをたきつけてアヴローラ覚醒に協力させたようだね。
ヴェルさんもザハリアスへの復讐心だけで生きていた感じでしたけどね。
絃神島にやって来て魔族喫茶でメイドとして働き始めました。
楽しく暮らし始めましたが、ザハリアスへの復讐を忘れられませんでした。
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ヴェルさんが目覚めさせたアヴローラを連れ出すのに古城が協力する事になりました。
深森の助手の遠山さんからMARの裏口から出られる鍵を渡されていました。
これを使い難なくアアヴローラを連れ出すことに成功しましたね。
都合が良すぎて何かあるねと思っていたら遠山さんは獅子王機関の攻魔師でした。
獅子王機関にも思惑があり、第四真祖を日本に誕生させて、絃神島で監視したい意向を持っていました。
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獅子王機関も結構酷い取引をしていましたね。
ザハリアスが絃神島で焔洸の宴を開く事を伝え、第一、第二、第三真祖の勢力が焔洸の宴を見物にやってきました。
本来の獅子王機関の役割はブックメーカーだったのですが、絃神島の全人口を掛けのチップにして焔洸の宴に参加すると言っていました。
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古城に連れ出されたアヴローラは絃神島で暮らし始めました。
アヴローラのブラジャーを買いにいく必要があり、古城は浅葱に相談しました。
古城のお願いの仕方にも問題はありましたが、浅葱の反応が面白かったですね。
「ブラジャーが欲しいんだ。もちろん金は出す」と古城がお願いすると、浅葱は自分が付けているブラジャーを古城が売ってくれと言ってきたと勘違いしたようですね。
グーで殴りましたよ。
浅葱が大声で「なんであんたにブラを売らなきゃならないのよ!?あたしをなんだと思ってるわけ!?」と叫んでしまったのでクラスは騒然としてました。
浅葱は人気あるようですね、不心得な男子生徒が「お、俺はどちらかといえばパンツのほうが!」とか言ってるね。
まあ誤解なんですけどね。
浅葱と一緒にアヴローラの下着を買いに行く事になりました。
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買い物帰りにヴェルさんがバイトしている「獄魔館」に入りました。
ヴェルさん頑張っていましたね、「フ・・・フハハハハハ!哀れな仔羊どもよ、き、恐怖に彩られた惨劇の館へようこそ!」歓待してくれましたが、アヴローラがびびっていました。
彼女は小心者のびびりですからね、当然の反応か、可哀想なヴェルさんは狼狽してました。
メロンソーダを喜んで飲んでいるアヴローラの姿に浅葱が焦っていますね。
古城にはシスコン疑惑があるので、当然か。
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暫くの間、絃神島で平和に暮らしていましたがザハリアスが焔洸の宴に招待してきました。
招待状を持ってきた九番目のカレイドブラッドに古城はアイスクリームを奢ってあげました。
七段重ねのアイスになりました。
ここでのアイスが古城を救う事になりましたね。
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ザハリアスは凪紗の中に憑依しているのが第四真祖の本体だと分かっていました。
ザハリアスの妹も凪紗のような巫女だったようです。
しかし兵器商のザハリアスは妹を殺してしまいました。
その死体に第四真祖を捉えるトラップを仕掛けていました。
しかも一番目のカレイドブラッドの肋骨を自分に移植して吸血鬼の従者になっていました。
領地で反乱にあって殺されたけど復活していました。
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古城はザハリアスの開く焔洸の宴に最初は参加するつもりはなかったんだよ。
しかし、ヴェルさんが暴走してアヴローラを連れて参加してしまいました。
古城はアヴローラを連れ出そうとしているヴェルさんを止めようとしましたが彼女に一回殺されてしまいました。
古城とザハリアスは第四真祖の眷獣の従者なんだよ、死んでも生き返るのは流石でした。
凪紗の中に第四真祖の魂が憑依していたのですが、凪紗を連れてきたのは遠山さんでした。
遠山さんはザハリアスの内通者かた思われましたが獅子王機関の攻魔師なので凪紗を連れ出して第四真祖を覚醒させようとしたようですね。
遠山さんは最初から第四真祖を理解していたようですね。
古城に真実を教えてくれました。
ザハリアスの思惑は第四真祖に筒抜けでしたね。
トラップを仕掛けた妹の死体を使って第四真祖を捉えようとしましたが、肋骨を取り返されて灰になりました。
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凪紗が第四真祖として覚醒してしまいました。
猛威を振るう凪紗から気絶した古城とアヴローラを遠山さんが救い出してくれました。
そこで自分の正体が獅子王機関の攻魔師であると教えてくれました。
遠山さんが気絶して古城とアヴローラの監視が無くなった隙に抜け出して凪紗の元に向かう事にしました。
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凪紗は廃棄予定の人工島に居たのですが、そこへ渡る橋が封鎖されていたのでアヴローラが生活していた牙城所有の小型船舶で行く事にしましたが、古城には操縦できません。
困っていた所に焔洸の宴で死んだと思っていたヴェルさんがやって来て船を操縦してくれました。
彼女は瀕死だったんだけど頑張ってくれました。
最期は実体を維持できなくなって死んだと思ったんだけど矢瀬が気流を操作して救ってくれました。
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凪紗との対決は眷獣を召喚して行われました。
覚醒したばかりの凪紗は眷獣を支配できていませんでした。
召喚された眷獣が凪紗の命令に逆らい古城に味方してくれました。
どうやら眷獣たちは凪紗の本体を助けたかったようですね。
眷獣の助けを借りて凪紗にアヴローラが噛み付く事が出来ました。
アヴローラが第四真祖の意識を上書きして押さえ込む事に成功しました。
しかし監視役にすぎないアヴローラではいつまでも第四真祖を押さえつけていられないのでアヴローラは古城を操作して自分の心臓に杭を刺させました。
アヴローラは古城に噛み付き第四真祖の力だけを古城に譲渡しました。
これで古城が第四真祖になったようですね。
アヴローラは消えて行くところで凪紗が彼女に語りかけました。
このまま消えてしまっても良いのかと。
凪紗は自分の中にアヴローラの意識を取り込んだみたいですね。
たまに凪紗に浮かび上がる別人格はアヴローラなんだね。
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那月の計画では過去の記憶を追体験している古城と浅葱が眠っている間にルートのアヴローラを呼び出し、第四真祖の存在理由を聞く事だったようですね。
計画通りに出てきたと思ったら論理爆弾、トラップだったね。
那月は聖殲について問いましたが答えは得られなかったね、しかし那月は何かに気がついたようですね。
論理爆弾が暴れたので魔道書は燃えてしまいました。
不完全な形で途切れたので古城と浅葱はアヴローラの記憶を取り戻せなかったようです。
これで良かったのかも知れないね。
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今回は古城は吸血していませんね、アヴローラに吸血されていました。
美少女の血を吸わないときは美少女に血を吸われるのか美味しいヤツめ。
古城の従者ぶりは結構絵になっていましたよ。
シャツのボタンを留められないアヴローラに代わり留めてあげている所が良かったね。
古城は年下好きなのかも知れないね?浅葱が焦るわけだ。
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レーベル:電撃文庫
発行日:2013/7/10
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:978-4-04-891750-6
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成分美少女戦闘ラッキースケベ恋愛
評価AAAACB
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掌握順眷獣名読み番号血液提供者
1獅子の黄金レグルス・アウルム5姫柊雪菜
2双角の深緋アルナスル・ミニウム9煌坂紗矢華
3龍蛇の水銀アル・メイサ・メルクーリ3姫柊雪菜/ラ・フォリア・リハヴァイン
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