F1 2015 第9戦 イギリス 決勝

スタートから面白い展開になりました。
ポールポジションのハミルトンと2位のロズベルグがスタートで遅れました。
悪いスタートでは無かったと思いますがウィリアムズの2台のスタートが良かったですね。
予選3位のマッサがトップに躍り出ました。
ボッタスもハミルトンを一旦は抜いたのですがコーナー区間でハミルトンに抜き返されました。
スタート直後はマッサ、ハミルトン、ボッタス、ロズベルグの順番でした。
しかし後方でクラッシュが発生してセフティーカーが出動する事になりました。
ハミルトンは再スタートの時にマッサに果敢に挑みましたが裏目に出ました。
マッサとコーナー区間で併走しましたが外側に膨らんでしまってボッタスに抜かれる事になりました。
再スタート後の順位はマッサ、ボッタス、ハミルトン、ロズベルグの順番でした。
ウィリアムズの2台がレースをリードする展開になりました。
メルセデス勢はウィリアムズに並びかけるまでには至りませんでした。
コース上で抜けなかったのでハミルトンが仕掛けて来ました。
上位陣の中で最初にタイヤ交換にピットに入りました。
これが良かったですね。
ハミルトンは空いている空間に合流する事になりました。
ペースを上げて追い上げる事になりました。
ウィリアムズの2台はハミルトンのアンダーカット戦術に反応するかと思ったのですが予定通りに交換して来ました。
ウィリアムズが勝てるかもしてないと期待したのですが残念な結果になりました。
マッサがコースに合流したとき、ハミルトンが前に出ていました。
マッサとロズベルグは同時にピットに入り、ボッタスが一周後に入りました。
コース復帰後の順位はハミルトン、マッサ、ボッタス、ロズベルグになっていました。
ハミルトンに余裕が出来ていました。
このままハミルトンが危なげなく勝つのかと思っていたら雨が降ってきました。
路面が少し濡れている状況での周回が続きました。
濡れ始めるとメルセデスが速さを発揮し始めました。
ロズベルグがボッタスとマッサを抜いてきてハミルトンに迫って来ました。
あと少しで抜ける所まで来ましたが雨が強くなりハミルトンがインターミディエイトに履き替えるためにピットに入ります。
同じ周にベッテルも交換に入って来ました。
一周後にロズベルグも交換しましたが、ドライで一周多く走ったのでタイム差が広がっていました。
ロズベルグは追いかけましたが接近できませんでした。
ハミルトンとベッテルが交換したタイミングが良かったようで、ベッテルがウィリアムズの前に出ていました。
ウィリアムズは残念な結果になってしまいましたね、表彰台まで失ってしまいました。
最後に雨が降って混乱しましたが面白いレースでした。
ベッテルは雨を上手く利用できましたね。
ロズベルグも雨を使って上手くリカバーできたと思います。
晴れのままだった場合、2位には成れなかったと思いますので今日の結果は満足するべき結果だったと思います。
ハミルトンとの点差は最小限に出来ましたからね。
まだまだこれからでしょう。
ハミルトンは母国で勝てて嬉しそうですね。
スタートで失敗した時は今日は駄目かもと思いましたが積極策で晴れている間に逆転しました。
ハミルトンが攻めたのが良かったんだと思います。

結果

予選	決勝	ドライバー	チーム	パワーユニット
1	1	ルイス・ハミルトン	メルセデス	メルセデス
2	2	ニコ・ロズベルグ	メルセデス	メルセデス
6	3	セバスチャン・ベッテル	フェラーリ	フェラーリ
3	4	フェリペ・マッサ	ウィリアムズ	メルセデス
4	5	バルテリ・ボッタス	ウィリアムズ	メルセデス
7	6	ダニール・クビアト	レッドブル	ルノー
9	7	ニコ・ヒュルケンベルグ	フォース・インディア	メルセデス
5	8	キミ・ライコネン	フェラーリ	フェラーリ
11	9	セルジオ・ペレス	フォース・インディア	メルセデス
17	10	フェルナンド・アロンソ	マクラーレン	ホンダ
15	11	マーカス・エリクソン	ザウバー	フェラーリ
20	12	ロベルト・メルヒ	マノー・マルシャ	フェラーリ
19	13	ウィル・スティーブンス	マノー・マルシャ	フェラーリ
8	NC	カルロス・サインツ	トロ・ロッソ	ルノー
10	NC	ダニエル・リカルド	レッドブル	ルノー
13	NC	マックス・フェルスタッペン	トロ・ロッソ	ルノー
12	NC	ロマン・グロージャン	ロータス	メルセデス
14	NC	パストール・マルドナド	ロータス	メルセデス
18	NC	ジェンソン・バトン	マクラーレン	ホンダ
16	NC	フェリペ・ナッサー	ザウバー	フェラーリ