ラノベの感想) デュアル・イレイザー 第1巻 (電撃文庫)


レーベル:電撃文庫
発行日:2012/5/10
著者:折口良乃
イラスト:黒銀
ISBN:978-4-04-886565-4

東城刀雅(とうじょう とうが)は霧島桐也(きりしま きりや)とコンビを組んでデュアルイレイザーで遊んでいました。
リュストゥングという狙撃機体にパイルバンカーを搭載しているロマン溢れる機体を使っていました。
全国大会で2位の実力者である陵岬(みささぎ みさき)と安曇野あずな(あずみの)のコンビが操るユーディットにぼろ負けしていました。
刀雅と桐也の実力は全国レベルでは大した事無いみたいですね。
岬と安曇野に負けた日に帰り道で襲撃されている美人さんを発見しました。
竜胆凜花さんは肩を負傷しているようでした。
しかも数人の怪しげな男に囲まれていましたね。
刀雅と桐也は空手をやっている正義感でした。
当然のように竜胆さんを助ける事にしました。
助けに入ると竜胆さんは如月気紀沙羅を助けてくれとお願いされてしまいました。
刀雅と桐也で担当を分担しました。
桐也が竜胆さんと共に謎の集団と闘い、刀雅が紀沙羅を助けに行く事になりました。
紀沙羅は直ぐに見つかり、カイと名乗る少年に脅されている感じでした。
二人の会話は謎な部分が多いですが、尋常じゃ無い内容を含んでいました。
紀沙羅はデュアルイレイザーで負けると精神的に死んでしまうみたいですね。
刀雅は紀沙羅を助ける時にカイと紀沙羅の会話を聞いてしまいました。
紀沙羅を無事に救出しましたが秘密を知ってしまった事で竜胆さんから紀沙羅の護衛を頼まれる事になりました。
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護衛内容も変わっていて紀沙羅と共に紀沙羅の機体である薄花桜(うすはなさくら)に乗ってくれと言うものでした。
竜胆さんは紀沙羅が抱えている問題を刀雅に説明してくれました。
紀沙羅の母親がデュアルイレーザーの開発者である事。
過去にデュアルイレイザーの非公開情報を奪おうとした謎の団体に紀沙羅が拉致された事。
拉致されている間に催眠術を掛けられてデュアルイレイザーで勝ち続けないと死んでしまうと思い込まされた事などを教えてくれました。
紀沙羅の問題を口外しないで護衛をしてくれと頼まれたので桐也とのコンビを解消する事になりました。
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桐也は刀雅にイレイザーでの勝負を申し込んで来ました。
桐也も刀雅が何らかの問題に巻き込まれた事は分かっているようです。
しかし彼の出した条件が男前でかっこよかったですね。
イレイザーの試合で勝ったら刀雅が知りえた紀沙羅の事情を話してもらう、負けたら何も聞かないと条件を提示してきました。
パートナーの居ない桐也はデュアルイレイザー店の店員であるアレンさんをパートナーにしました。
アレンさんの助言で桐也の機体リュストゥングは兵装を変更してきましたね。
狙撃主体の兵装で挑んで来ました。
アレンさんとのコンビも上手く行っていましたが紀沙羅の敵では無かったですね。
刀雅が余計な操作をして危うい場面もありましたが紀沙羅が勝ちました。
そして怒っていますね、命が掛かっているので当然ですけどね。
紀沙羅の緊張感に刀雅が危うさを感じています。
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陵と安曇野コンビのユーディットと紀沙羅と刀雅コンビが闘いました。
紀沙羅に散々言われたので刀雅は後部座席で見学しているだけでした。
闘いは紀沙羅の勝利で終わりました。
陵が納得行かないのか文句をだらだらと言っていますね。
相当悔しそうですが、紀沙羅は友好的ですね。
陵が命がけで勝とうとしていると言うと、紀沙羅はその程度では勝てないと言ってしまいました。
確かに、負けると精神的に死んでしまう紀沙羅にとっては陵の覚悟は生ぬるいんだろうけど言ってはいけない一言でしたね。
紀沙羅は友達が居ないみたいですね、性格が素直じゃないからな。
陵との一件を刀雅に咎められていましたね。
刀雅に友達居ないだろと言われて、陵が友達だと返答していました。
紀沙羅に言わせると、紀沙羅に頻繁に話しかけてくるのは陵だけのようなんですよね。
この時点では陵は紀沙羅の事を勝てない強敵としか見ていませんよね。
しかし紀沙羅の中では陵は友達枠に収まっているんだよね、陵が滑稽で哀れに見えたぞ。
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これでは不味いと考えた刀雅は安曇野に間を取り持つ事をお願いしました。
安曇野の連絡先を知らない刀雅はアレンさんに相談した所、安曇野と連絡を取ってくれました。
アレンさんの情報網は侮れない。
刀雅、桐也、安曇野で相談した所、イレイザーに関係無い場所で遊ぶ事になりました。
安曇野が陵と買い物に行く予定があったそうで、それに便乗する事になりました。
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当日、陵が紀沙羅に、何でお前が居るんだよと怒っていました。
紀沙羅は刀雅が事前に忠告しておいたので、大人しく素直な態度を崩しませんでした。
買い物に不慣れで陵に助けを求める態度を取っていました。
頼られると頑張ってしまう気質のようで、陵が一転して張り切りだしたぞ。
あっと言う間に陵と紀沙羅は仲良くなりました。
色々と買い歩きましたが、水着売り場まで行くとは思わなかったぞ。
しかも刀雅と桐也に品評させているぞ。
安曇野が随分と露出度高い水着を試着してくれました、眼福だった見たいですが桐也に駄目だしされていました。
露出が多すぎる水着は桐也に不評でしたね、安曇野は露出の少な目な水着にしたみたいです。
陵と紀沙羅も水着を選んでいました。
陵は堂々と刀雅に見せてくれたぞ、紀沙羅は恥ずかしそうにしているね。
陵と紀沙羅は安曇野程のボリュームは無いみたいです。
可愛い系の水着を選んでいました。
買い物の最後の方で紀沙羅が体力が尽きて眠ってしまいました。
刀雅が担いで帰りました。
紀沙羅は寝た振りしていたのか、刀雅と陵の会話を聞いていたようだね。
買い物計画を発案した刀雅に多少は感謝してくれました。
刀雅がイレイザーの操縦以外で紀沙羅に協力する事については認めてくれました。
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刀雅たちと別れた岬と安曇野はイレイザーショップでパーツを物色していました。
そこでカイと出会い翌日対戦する事になりました。
安曇野はカイに怪しい雰囲気を感じ取っていましたね。
ぼけぼけしている雰囲気なのに結構周囲を観察していますね。
岬もカイの怪しさには感づいていたようですが、対戦しても負けなければ問題無いと対戦を快諾してしまいました。
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翌日、カイと対戦した岬と安曇野は負けてしまいました。
カイが違法に改造したイレイザー讐劇機関(しゅうげききかん)を使ったのが敗因でした。
試合中に行った賭けでユーディットを取られてしまいました。
カイはユーディットを人質ならぬ物質にして紀沙羅に勝負を挑みました。
紀沙羅はカイを警戒しているので対戦前に互いのイレイザーを確認し合いました。
しかしその対応は甘かったです。
刀雅は紀沙羅に内緒でパイルバンカーを薄花桜に装備させました。
カイを信用していないので確認していない武器を装備させたんだね、これが命を救う事になりました。
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対戦が始まると紀沙羅の機体は機能不全を起こしていました。
カイが磁力のあるブレスレットを腕に巻いて薄花桜を確認した事により機能不全を起こしました。
しかもカイが確認時に紀沙羅に渡した讐劇機関はダミーでした。
ゲームで使っている讐劇機関はバッチリ改造が施されていました。
機能不全と改造イレイザーの二重苦で紀沙羅が負けかけてしまいます。
紀沙羅は一瞬気を失ってしまいました。
刀雅が紀沙羅の代わりに薄花桜を操作しました。
そして空手を始めました。
刀雅の操縦は空手の動きを再現させる事に関しては上級者のようですね。
一時的に讐劇機関を圧倒しました。
しかし改造してある讐劇機関に大したダメージは与えられませんでした。
紀沙羅を覚醒させて戦闘を続けます。
紀沙羅は初めて刀雅を頼る事になりましたね。
刀雅に操縦させて時間を稼がせ機能不全を起こした薄花桜の設定変更を敢行しました。
戦闘中に凄い事しますね。
紀沙羅はイレイザーの事を良く理解しているようですね知識量も多そうだね。
紀沙羅の修繕によりバーニアだけは動くようになり機動性が戻りました。
最後はバーニアの推進力を使いパイルバンカーを打ち込んだ讐劇機関を壁に打ち付けて勝利しました。
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戦闘後にカイに異変が起こりますね。
負けた事で体調不良を起こしていますね。
カイの言い分では紀沙羅と同じように何らかの洗脳を受けているみたいです。
紀沙羅と違い成功例なので死ぬことは無いとも言っているね。
カイも考えようによっては可哀想な奴だね。
カイの父親が作ったカルト教団がレイラ博士の握っているイレイザーの秘密を欲しがったのが始まりみたいです。
レイラ博士を脅迫する材料として紀沙羅を拉致したんだね。
カイの父親は既に他界しているみたいでカイが教団を引き継いだそうだ。
教団名も「鮮血の古城」(ブラッディキャッスル)に改めたみたいですね。
カイにはタカオカと呼ばれる凄腕のボディーガードも付いています。
竜胆さんがタカオカと旧知のようです。
竜胆さんはタカオカに対してカイを傀儡としていると言っているのでタカオカにも謎がありそうですね。
カイの言い分ではイレイザーの秘密を使えば世の中が変えられるみだいなんだけど本当かな?
今のところイライザーは玩具の域を出ないように思うのですがね。
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アレンさんは紀沙羅の秘密を知っている上、紀沙羅の母親レイラ博士の部下でした。
イレイザー開発部に所属している開発者でした。
現在は竜胆さんの指揮下に入り紀沙羅の護衛の一人です。
竜胆さんはレイラ博士と知り合いのようで、レイラ博士の信頼が厚いみたいです。
竜胆さんの言い分ではレイラ博士は紀沙羅を溺愛しているそうです。
アレンさんが刀雅の事を紀沙羅に付いた悪い虫と報告すると言っていましたね不安ですね。
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成分美女美少女戦闘作戦友情
評価AAAAAAABA
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