ラノベの感想) 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16 ~レベルアップは人生を変えた~ (富士見ファンタジア文庫)


概略:
優夜は霊冥さまからサーラを攻撃してきたのがかつて地球に君臨していた神々だと教えられます。
霊冥は地球と神々が生まれた経緯も教えてくれます。
美羽がスタープロダクションの社長に海外の映画に出演するように命じられます。
佳織に求婚して断られたジョシュアは佳織が優夜に騙されていると考えます。
自分の近くに佳織を置いて彼女の目を覚まさせようと考え交換留学を持ち掛けます。
司の配慮で優夜が交換留学に同行する事になります。
神々を誘き出したいサーラは優夜の巻き込まれ体質に期待します。
彼の傍に居れば神々が現れるかもと考え交換留学先に付いてきます。
優夜の巻き込まれ体質が発揮されて映画の撮影中に起きた事故から有名女優を助ける事になります。
監督に気に入られてしまい映画に無理矢理出演させられます。

レーベル富士見ファンタジア文庫
発行日2024/7/20
著者美紅
イラスト桑島黎音
ISBN
雰囲気地球誕生秘話、長生き霊冥、大抜擢、送別会、撮影、事故、救出劇、優夜探し、重要情報、スカウト、意外な結果、拉致


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プロローグ
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優夜が霊冥様からサーラを攻撃してきたのがかつて地球に君臨していた神だと教えられます。
霊冥は神が人類に滅ぼされたと言っています。
地球と神の関係が語られますね。
地球は優夜が知っている理屈とは異なる理由で誕生したと語られますね。
宇宙や地球は突如として無から生まれたと教えてくれます。
かつて地球に存在していた神も地球と同時に無から生まれた同格の存在です。
無から生まれた地球には意思があり地球の意思によって現在の地球上の生命体が生み出されました。
地球が生命体を生み出した瞬間に霊冥も生まれたそうですよ。
生と死の概念が生まれた事で死者を管理する存在が必要になり霊冥が生まれたそうです。
優夜は霊冥の凄さに驚いています。
神が地球を支配しようとしたので地球がサーラを生み出して対抗したそうです。
サーラの語る通りかつてムーアトラと呼ばれる大陸は存在しました。
神々に反旗を翻して神々と共に消滅したそうです。
そして今の地球の形に落ち着いたそうですよ。
壮大な話過ぎて優夜は付いていけてません。
優夜が襲われた事から神々は滅んでいなかった可能性が出てきました。
霊冥は相手は神なので星力や神力でなければ人類がどう足搔こうと滅ぼす事はできないと言ってます。
霊冥が神の気配をさぐってくれます・・・何も感じ取れないとの結果が出ました。
霊冥にも理由は分からないそうですが、巧妙に力を隠しているのか、別の要因があるのか。
気を抜くなと助言されました。
優夜が戻ってくるとレクシアが出迎えてくれます。
サーラが目を覚ましたと言われたので彼女に霊冥に教えられた事を伝えます。
優夜はムーアトラ大陸が現在の地球に存在しない事を教えます。
サーラは消沈していますね。
霊冥から聞かされたムーアトラ大陸が滅んだのと同時に神々も滅んだ事も教えます。
神兵が襲ってきた事から神々が生き残っている可能性があると伝えます。
サーラに今後どうするのか質問すると彼女の目に憎悪が宿りました。
サーラは神々を殺すと言っています。
探し出す当てがあるのか問うと、自分を囮にして誘き出すと言っています。
優夜たちに危険が及ぶと考えたサーラは出て行くと言い出すね。
優夜はサーラに暫くうちで暮らしませんか?と誘います。
その辺で野宿し始めそうな勢いだったので優夜はほっとけませんでした。
他に行くあてもないサーラは優夜の厚意に甘える事にします。
御堂美羽がスタープロダクションの社長に呼び出されました。
社長は美羽に海外映画のポスターを見せてきました。
破天荒で有名な監督の作品です。
公開すれば必ず大ヒットする監督です。
社長は監督と個人的な知り合いでした。
監督からスタープロダクションから一人出演者を募りたいと誘われたそうです。
所属している女優はスケジュールが空いてないので美羽に出ろと命じてきました。
美羽は演技経験はありませんよと抵抗しますが監督は演技経験が無くても問題と言っているそうです。
撮影は海外で行われるそうですよ。
モデルとしての仕事は全てキャンセルして美羽は映画に出演する事が決まってしまいます。

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第一章 提案
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国に戻ったジョシュアが執事のジェームスから重要な報告を受けます。
反王政勢力の活動が活発化していると知らされました。
貴族が強引に強大な権力を振るうので反発が起こっているそうです。
結果的に貴族は王族体制に牙を向けている事になります、分かってやっているのか?
ジョシュアは佳織の留学期間が迫っているのに面倒を起こしやがってと怒っていますね。
佳織が来る前までに反王政勢力を捕まえろと命じています。
放課後になり優夜が理事長室に呼び出されました。
何かしたかな?と不思議に思いつつ理事長室に到着すると佳織が来ていましたね。
佳織の様子が普段とは違いように思えます。
司から佳織に留学の話が来ていると教えられます。
優夜は素直に佳織は凄いなと感じていましたが優夜も一緒に留学してはどうかと誘われました。
司は佳織がジョシュアから結婚を申し込まれたと伝えようとしたんですが佳織に遮られました。
佳織ともう一人留学できるように交渉したそうです。
優夜は自分が選ばれた理由を聞いてみます。
司から優夜はユティたち外国人と過ごしているので外国人になれていること。
優夜が活躍してくれたので王星学園の知名度が上がっていること。
貢献度が高いので優夜に頼んだと言われます。
優夜は将来の目的が不明瞭です。
留学先での経験が何かの役に立つかもしれないと考えています。
優夜は奥ゆかしいね、本当に自分で良いんですか?と確認してきます。
佳織が是非優夜さんにお願いしたいですと言ってきます。
優夜は留学の話を引き受けました。
司と佳織が優夜が留学の件を引き受けてくれた事に安堵しています。
司がジョシュアに結婚を申し込まれている事を優夜に知らせなくて良かったのかい?と聞いてきます。
佳織は優夜に心配を掛けたくなかったので内緒にしておきたいと言っています。
司が覚悟を示すね、佳織に結婚の意思がないなら自分がしっかり断るからと言っています。
佳織の妹の佳澄と母親の佳弥が留学先の国で暮らしているのね。
二人に会えるのだから悪い事ばかりでは無いよと佳織を励ましています。
帰宅した優夜はレクシア達に短期留学の話を伝えました。
レクシアは自分も付いて行きたいと言い出します・・・まあ当然の反応ですね。
ルナは優夜に迷惑が掛かるからと言って付いて行くと無理は言いません。
優夜はレクシアは普通に授業があるので連れて行くのは無理ですよと説得しています。
転移魔法が使えるので行きっぱなしには成らないと説明すると納得してくれました。
意外な事にサーラが留学先に一緒に連れて行って欲しいとお願いしてきました。
サーラは優夜の家で静養しているだけなので特に予定はありません。
理由を聞いてみると優夜に取って不本意な理由が語られます。
サーラは何かと騒動に巻き込まれる優夜に付いて行けば神々の存在を掴めるかも知れないと考えていました。
サーラが指を鳴らすと彼女の姿が消えました。
もう一度指を鳴らすと姿が見えるようになりました。
静養したお陰で星力が回復したので姿を消せるようになったと説明されます。
この力を使えば秘密裏に行動できますと説得してきました。
問題にはならないように思われたので優夜はサーラの同行を認めました。
優夜が留学先に付いたら転移魔法で呼びに来る事になりました。
未来から高祖父を探しに来た青年が活動を始めています。
エネルギーを節約する為にステルス機能が使えないので目立っています。
すごいイケメンねと彼を見た人たちが話しています。
背負っている剣を構えて意識を集中しています。
周囲で気付いた人たちはコスプレか?とか成りきりか?と話しています。
剣に所縁の深い場所を探しているね。
翌日、優夜が留学する事を亮たちに教えました。
楓が焦ってますが留学期間がひと月と聞いて安心しています。
凛に揶揄われていますね。
亮の発案で優夜の送別会をする事になりました。
優夜はひと月で戻ってくるんだからと遠慮しますが亮から送別会の意味もあるが一緒に遊びたいんだと言われました。
亮、慎吾、楓、凛、雪音が集まってくれました。
昌は予定があり参加する事はできませんでした。
楓の意向でカラオケに行く事になりました。
みんな歌が上手いですね。
優夜は知っている歌が少ないので選曲に困っています。
童謡を歌う事にして皆の爆笑を誘っていました。
イケメン優夜と選曲のギャップが面白いようですね、雪音だけは素晴らしい選曲だと認めてくれています。
留学の前日にレクシアが優夜の部屋に押しかけてきました。
優夜の役に立ちたい彼女は準備を手伝うと言っています。
ルナからレクシアを止める事はできないと言われてしまうね。
レクシアは大きなカバンを持ってきました。
いつか使う機会があるかもと思って買っておいたと言っています。
優夜はアイテムボックスがあるので大荷物を持って行く必要は無いんだと説明します。
レクシアはナイト、アカツキ、シエル、ステラを連れてきました。
癒しが必要になった時に備えて彼らを連れて行きましょうと言ってきます。
レクシアは留学を遊びに行くと勘違いしているようですね。
優夜が勉強をしに行くんだと教えています。
アイテムボックスを持っていて転移魔法が使える優夜には準備は必要ないと納得してもらいました。

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第二章 ヒーロー?
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佳織と優夜の留学先の国で反王政を掲げるテロリストが襲撃計画の準備をしています。
リーダーは日本に手先を送っていてチャンスが来たと言っています。
彼はジョシュアが留学生を歓迎するパーティーを開催すると掴んでいました。
パーティーで何かを仕掛けてくるようです。
リーダーの家族が貴族が起こした交通事故に巻き込まれて亡くなっています。
普通なら司法によって裁かれるんですが貴族は権力を使って手を回し裁かれる事はありませんでした。
彼がテロを企図した理由がこれですね。
他のメンバーも家族や恋人が貴族の身勝手な行動によって被害を受けていました。
王族が悪事を働いている訳ではないようですが貴族への恨みから反王政派ができたようです。
優夜と佳織は飛行機に乗ってジョシュアの国にやって来ました。
空港に到着した優夜と佳織を佳澄が迎えてくれました。
佳織を見つけた香澄は飛びついてきました。
横に居る優夜を見た佳澄が「あああああ!」と大声を上げます。
ハイジャック犯から助けてくれたお兄さんだよね?と確認してきました。
優夜はメルルが記憶を消し忘れた事を思い出して焦ります。
優夜は人違いだと誤魔化そうとしますが香澄は引き下がってくれません。
異世界の事を知っている佳織が助け舟を出してくれました。
ハイジャックがあった時に優夜は自分と一緒に居たので助けてくれたのは別人だと擁護してくれます。
香澄は佳織が嘘を吐いているとは思ってないので引く事になりました。
ジョシュアがSPを引き連れて現れます。
佳織は迎えに来るとは思ってなかったようで驚いています。
ジョシュアが婚約者を迎えに来るのは当然だろと言われて優夜に婚約の話がバレました。
佳澄も知らなかったらしく驚いています。
優夜を見咎めたジョシュアが敵愾心を見せてきました。
佳織のお陰で留学できたんだぞと念押ししてくるね。
元々優夜は佳織のお陰で留学できたと思っているので「はい」と答えています。
優夜が何か言い返すと想定していたようでジョシュアは拍子抜けしていますね。
オマケで留学させてやったんだからお前の宿泊先は用意してねーぞと言ってきます。
佳織が宝城家に滞在してもらうと伝えるとジョシュアが焦ってますね。
駄目だそんな事は認められないと取り乱しています。
佳織は毅然とした態度で我が家の事に口出ししないで下さいと言い放ちました。
佳織に対しては強気に出られないらしくジョシュアは引き下がります。
優夜に向かってボロを出さないようになと言い捨てます。
香澄はジョシュアが想像していたのとは違ってガッカリしています、強引な男は嫌いなようですね。
香澄は運転手付きの豪華な車で迎えに来ていました。
優夜は気後れしていますね、庶民なんで仕方ないね。
到着したのは豪華なタワーマンションでした。
優夜は佳織は上流階級の人なんだなーと再認識しています。
高級ホテルのような内装の家に案内されます。
そこで佳織と佳澄の母で司の奥さんである佳弥が出迎えてくれました。
佳弥は佳織と司から優夜の事を聞いていました。
とても好意的に接してくれます。
優夜の泊る部屋に案内してくれました。
佳弥から今夜ジョシュアが佳織を歓迎するパーティーを開いてくれる事を教えてくれました。
優夜は嫌われているようなので自分は招待されないだろうと思ってたんですが優夜も招待されていました。
夜まで時間があるので佳弥は近所を案内してくれると言ってくれます。
優夜は久しぶりに佳織と会ったのだから話したい事も多いでしょうと言って断ります。
佳弥は優夜が気遣いができるいい子と思ったに違いない。
一人になった優夜は転移魔法でサーラを迎えに行きました。
日本は夜中だったのでレクシア達は寝ていますね。
サーラは優夜が迎えに来ると信じていたので寝ないで待ってたようです。
優夜は忘れずに迎えに来て良かったと安堵しています。
転移魔法で留学先の国に戻ってきました。
一瞬で長距離を移動できる魔法にサーラが感心していました。
サーラは優夜の巻き込まれ体質に期待していますと言ってきます。
ありがたくない評価なんですが優夜は何かと問題に巻き込まれているんです言い返せません。
サーラは優夜の巻き込まれ体質の効果で神々と接触できると期待しています。
街に出てみる事になりました。
優夜は佳弥に街を見てくると伝えて一人で外出しました。
透明化したサーラが付いてきます。
どこに向かうか未定なのでサーラに任せます。
サーラは星力を使ってこの国に神々が居るか調査しました。
残念な事に神々の気配は感じられませんでした。
サーラが車が地上を走っている事に疑問を持ちました。
彼女がムーアトラでは車は空を飛んでいたそうです。
自転車を見つけた彼女がまたも不思議がりますね。
車よりも手軽な乗り物だと理解したようですが地面を走っているのが不思議なようです。
ムーアトラでは個人用の空飛ぶ円盤が存在したそうですよ。
古代にUFOが存在していたと知り優夜がショックを受けています。
大きな爆発音が聞こえてきてサーラがそこに向かって駆けだします。
そこでは映画かドラマの撮影が行われていました。
サーラに映画やドラマがどういうものなのか説明する事になりますね。
優夜は演技を記録して色々な場所で見られるようにしたのが映画やドラマだと説明しました。
上手い説明ですね、多くの異文化に触れているので説明に慣れてきているのかもな。
サーラの時代は神々との戦いが忙しくて娯楽が発展しなかった事が分かりました。
爆発音は爆発シーンを撮影しているから鳴ったようです。
優夜とサーラは撮影を見物する事にします。
オリヴィアという主演女優がビルの屋上に立って追い詰められるシーンを撮影していました。
盛り上がる場面らしく監督は派手な爆発をさせたいようです。
爆発のテストで大きな爆発音が鳴ってしまいました。
それに驚いたオリヴィアがビルから落ちてしまいます。
スタッフがマットを移動させて受け止めようとしていますが間に合いそうもありません。
優夜は咄嗟に動き出し壁を登りながらオリヴィアをキャッチします。
彼女を抱きかかえたまま安全に着地しました。
大きな爆発だったので隣のビルの巨大な看板が優夜とオリヴィアに向けて倒れてきます。
優夜はオリヴィアを庇いながら看板を蹴り飛ばしました。
看板は人がいない場所に落下しました。
優夜の活躍が撮影を見ていた人達に撮影されてSNSで拡散されてしまいます。
監督がやってきて優夜を褒めちぎっています。
ヒーローなのか?と聞いてくるね。
優夜はサーラにメルルのような記憶を操作する力がないかなと考えています。
必至に考え出した言い訳は武術をしているからでした。
到底納得してもらえそうもないんですが監督は納得してくれますね。
自分の映画への出演を依頼してきました。
これ以上その場に留まると不味いと思った優夜は立ち去る事にしました。
佳織は佳弥と佳澄に近況を話していました。
佳織からジョシュアからプロポーズされた経緯を聞いて驚いていますが納得もしました。
歓迎パーティーを開くのは異例な事なんですが佳織にプロポーズしていたなら納得だと言っています。
佳織は断った事も教えました。
佳弥と香澄はジョシュアのしつこさに呆れています。
佳弥がいつジョシュアと知り合ったのか質問してきました。
佳織は佳澄の学校のパーティーでジョシュアを見かけただけで挨拶をする間もなかったと答えます。
ジョシュアが佳織を見染めた理由は分かりませんでした。
優夜が来る事になった経緯を聞かれて佳織は司がジョシュアと交渉したと教えます。
学園に大きく貢献している優夜に頼む事にしたと続けます。
香澄は流石、優夜兄ちゃんと言っています。
兄ちゃん呼びはグッとくるものがあるね。
佳弥は優夜が一人で海外の街に出かけていた事に驚いています。
優夜の立ち居振る舞いから学園で活躍していると聞いても納得できると思ったようです。
日本と比較すると危険度が高いようですが異世界を知ってる優夜からすれば危険は無いと判断できるからね、魔物は出ないし。
佳澄も優夜が一人で出かけた事に驚いています、意外とここは危険なのかもな。
佳織は優夜と居ると安心するんですと明かしました。
佳澄も分かる分かると言っています。
香澄が最初から優夜に懐いているのを見て佳弥は理由を問います。
香澄はハイジャック事件で助けてくれた人だと答えました。
佳弥は驚愕していますね。
優夜がそんな凄い人だったの?と問われて佳織は返事に困っています。
異世界の事は言えないので人違いだと誤魔化す事になりました。
佳弥が佳織に優夜とはどこまで進んでいるのかきてきました。
佳澄も優夜と付き合っているの?と聞いてきます。
佳織はまだ付き合ってません!と言ってしまいます。
佳織が優夜に気があるとバレましたね。
香澄は佳織に好きな人が出来て嬉しいようですね。
佳弥がまだ佳織は優夜と付き合ってないので佳澄にもチャンスがあると指摘します。
まあそうでうね。
佳澄が避難しますが佳弥はどちらが優夜と付き合っても私には一緒だしと答えます。
香澄が佳織に優夜兄ちゃんちょうだいとオネダリしてきました。
佳織は駄目ですと否定しています。

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第三章 パーティー
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映画撮影を見学していてトラブルに巻き込まれてしまった優夜は舞にお祓いをしてもらおうか?と悩んでいます。
佳織は優夜を迎えに来ました。
佳織の淡い青色のドレス姿を見た優夜が見惚れています。
佳織も優夜のスーツ姿を見て見惚れています。
佳澄が二人を呼びに来て「すご」と驚いていますね。
佳弥もやってきて二人とも素敵と褒めてくれます。
佳澄がこれならジョシュア様も悔しがるはずだよ!と力説しています。
ジョシュア様が手配してくれた高級車で佳織と優夜は会場入りしました。
優夜はアルセリア王国の王宮に行った事があるんですが会場はそこに負けない豪華さがあり圧倒されています。
ジョシュアが出迎えてくれて佳織を歓迎してくれます。
佳織はジョシュア様に呼ばれてはお断りできませんからと答えています。
優夜は若干棘があるような?と不思議がっています。
ジョシュアが優夜に嫌味を言ってきましたね。
庶民の優夜は気後れしてパーティーを欠席すると思ってたようです。
優夜は酷く嫌われているのは分かりましたが理由が分かりませんでした。
佳織と優夜に注目が集まっています。
女性客が優夜に向けて熱い視線を送ってきました。
ジョシュア様が佳織だけでなく他の女性までと憎々し気に舌打ちしていますね。
優夜は一体何なんだと不思議がっています、未だに自分が女性に好意を持たれ易いと自覚してねーな。
佳織は優夜さんは何も気にしないで大丈夫ですよと優しく言ってきました。
ジョシュアが離れると優夜の元に女性客が押し寄せてきました。
名前を聞かれて優夜・天上です、と教えてあげます。
声を掛けきた女性は必死に優夜の名前を覚えようとしていました。
抜け駆けはズルいと言って女性陣が押し寄せてきました。
女性陣の中にSNSを見て優夜がオリヴィアを救出したと知っている人が居ました。
それが伝わり優夜への熱気が増していきます。
困っている優夜を佳織が助けてくれますよ。
留学期間は長いので今はパーティーを楽しみましょうと窘めています。
佳織の圧に押されて女性陣は引き上げてくれました。
佳織からSNSの話を聞かれて優夜はオリヴィアを助けた事を教えました。
佳織はまた女性ですかと言って少し不満そうにしています。
佳織からこうなる事は分かっていましたからと言われて優夜は驚いています。
ジョシュアがダンスの開始を宣言しました。
佳織をダンスに誘ってきました、断る事ができないので佳織はジョシュアと一曲踊る事になります。
ダンスができない優夜が二人のダンスに感心していました、呑気ですね本当に、ジョシュアからライバル視されているとは微塵も思っていません。
ここまで分かってもらえないといっそジョシュアが哀れになるね。
ダンスを終えたジョシュアがやってきて自分と優夜の差を指摘してきました。
ダンスが踊れる自分の方が優れていると言いたいようですが優夜はジョシュアの意図に気付けません。
佳織がジョシュアを遮り優夜をダンスに誘ってきました。
優夜は佳織のリードで踊り始めました。
優夜は曲の流れに身を任せる事でダンスが踊れるようになります。
佳織と優夜が見事なダンスを披露して会場は喝采に包まれました。
ダンスまで上手いと分かりジョシュアが憤慨しています。
優夜の元にやってきてお前は何なんだと言ってきます。
佳織がジョシュアが優夜に辛く当たる理由を問いかけます。
ジョシュアは佳織が優夜に騙されていると主張します。
佳織は騙されてなんかいいない、ジョシュア様とは結婚できないと、ハッキリと断ったはずですと伝えます。
言い返せないジョシュアは去っていきました。
佳織が優夜に謝罪してきますね、優夜は佳織が代わりに怒ってくれた事に感謝しています。
ジョシュアは不機嫌そうに会場を後にしようとしていたんですがテロリストが仕掛けてきました。
優夜はヘリコプターが接近してくる音を聞きとがめます。
珍しいモノではないので危機感を抱かなかったんですが窓ガラスが割れる音で危機を察知します。
動き出すのが遅れたのでテロリストに会場を占拠され人質に取られてしまいました。
ジョシュアは帰ろうとしていたので一人だけ離れた場所で拘束されてしまいます。
優夜の能力をもってすればテロリストを無力化するのは容易いんですが人質を一人も傷付けずに制圧するのは困難でした。
ひとまず様子を見る事にします。
テロリストは別動隊を用意していて国王の元にも向かっているそうです。
救出部隊は期待するな、家族に身代金を払ってくれるようにお願いしろと言ってきます。
人質からふざけるなと反発の声が上がります。
テロリストは本気度を示す為に一人殺す事にします。
狙われたのは佳織でした・・・優夜は佳織を救う為に動くと決めました。
佳織を撃とうとしていたテロリストを殴り倒して気絶させます。
天鞭を取り出して一度で複数人の銃器を破壊しました。
武器を使えなくしてからテロリストを手刀と蹴りで気絶させました。
ジョシュアを拘束していたテロリストはいきなり仲間が倒されて混乱しています。
優夜は一気に接近してジョシュアを拘束していたテロリストも気絶させました。
助けられたジョシュアは呆然としています。
優夜に何者なんだと問いかけてきました。
優夜は映画監督が納得してくれたので武術をやっていると答えましたが納得してはくれません。
困っていると警察や特殊部隊が救出に現れました。
彼らはテロリストが無力化されている事に驚いています。
佳織がまた助けられちゃいましたとお礼を言ってきます。
優夜は、そうなるのかな?と曖昧な答えを返しています。
笑い合っている優夜と佳織をジョシュアが注視していました。
優夜とサーラが街を探索している時にサーラの気配を神々に察知されました。
神々はサーラが日本から離れた遠い異国に来ている事に危機感を募らせます。
優夜の存在を知らないのでサーラの星力が戻りつつあると考えたようです。
生き延びる為に神から人間に変化している彼らはサーラに星力が復活すると勝てなくなります。
サーラが弱っている内に始末しようと試みて失敗していますからね焦りは大きかったです。
サーラが完全に復調する前に始末しなければ自分たちの勝利はないと考えて神獣を使う事を決めます。
神獣を封印は五割しか解けていないんですがそれでも使う事にします。
神々は太平洋に戻り神獣を五割の封印解除率でも機能するように変化させる事を決めました。
高祖父を探している青年が「優夜くん」と声を掛けられました。
高祖父は優夜の事のようです。
声を掛けてきたのは一ノ瀬昌でした。
昌は途中で声を掛けたのが優夜ではないと気付きました。
知り合いに似ていたから声を掛けてしまったと謝ります。
青年は優夜の知り合いだと分かり優夜を探していると伝え家の場所を聞いてみました。
昌から優夜は今日から留学に出発すると言われます。
優夜を未来に連れて行くだけのエネルギーしか残っていないので国外に行かれてしまうと不味いと焦り始めます。
どの国に行くのか分かるか聞かれて昌が困っています。
彼は留学に関する詳しい話を知りませんでした。
王星学園という学校に行ってみると良いかもしれない、沢田先生に聞けば色々と分かると思うと教えます。
青年はお礼を言って立ち去ります。
学園近くの公園で青年は「優夜か?」と声を掛けられました。
声を掛けてきたのは亮です。
亮は慎吾、楓、凛、雪音と一緒に居ましたね。
留学に行く事になっている優夜がこの場にいるのはおかしいんじゃないかと思っています。
声を掛けた相手が優夜ではないと気付きました。
青年はそんなに似ているんですか?と問いかけました。
亮たちは雰囲気が優夜に似ていると教えてくれます。
優夜の知り合いなのか問われた青年は知り合いではないが優夜を探していると打ち明けます。
優夜が何時に出発するのか質問すると詳しい時間は知らないと言われました。
青年が突然道路に向かって走り出しました?
亮たちが慌てていると公園で遊んでいた子供がボールを追いかけて道路に飛び出してきます。
車が走って来てひかれそうになりますが青年が飛び込んで子供を救いました。
青年は飛び出しては危険だと少年を注意しています。
運転手も許してくれたので事なきを得ました。
亮たちは人助けをする青年が優夜に似ていると感じています。
まるで少年が飛び出すと分かっていたような行動だったので雪音が超能力?と言って目を輝かせています。
青年はさあ、どうでしょうと言って亮たちと別れました。
青年は何かの能力を使っていたようですね、それがバレたか?と思い焦ってたようです。
またも「優夜さん?」と声を掛けられました。
声を掛けてきたのはメルルでした。
メルルは直ぐに人違いだったと気が付きます。
未来人である青年にとって宇宙人は珍しい存在ではないんですがこの時代に宇宙人が居る事に驚いています。
高祖父のお妃の一人に宇宙人がいたと聞いた事があるようです。
って事はメルルは将来優夜と結婚する事になるのね。
メルルは優夜の遺伝子を手に入れたようだね。
優夜の知り合いだと分かったので青年は優夜を探している事を伝えます。
沢田先生がやってきました。
沢田先生も青年を見て優夜と間違いますね。
メルルから優夜ではないと教えられて納得します。
えらく雰囲気が似ているから驚いたと言っています。
沢田先生からいつの便に乗るかは把握していないと言われます。
青年からまだ出発していない可能性を指摘された沢田先生は可能性はあると答えますね。
青年は優夜の住所を教えて欲しいとお願いしてきます。
沢田先生は知ってるんですが教師が生徒の住所を安易に教える事はできないので場所を知っているメルルに案内を任せました。
メルルが青年を優夜の家まで連れて行く事になりました。
優夜が居ないのでレクシアがだらけています。
レクシアは優夜が居なくてつまらないと不満を爆発させています。
ユティがもうじきクリスマスというイベントがあるらしいと教えます。
冥子もクリスマスの知識を持っていました。
ユティが赤い服を着た老人がプレゼントを配るらしいと内容の説明を行います。
レクシアが誰も貰えるの?と問うとユティはいい子だけと答えます。
レクシアはなら自分は貰えるので大丈夫だと言っています。
ルナは何を根拠にそう思っているんだと呆れています。
冥子からユティの説明では不足があると指摘されます。
冥子が元はとある人物の誕生日を祝う行事だったと説明しました。
異世界にも偉人の誕生日を祝う行事はあるので生誕祭と理解してくれます。
冥子はいつの間にか親しい人同士でプレゼントを交換する事になったと説明を追加しました。
レクシアが素敵じゃないと言い出すね。
自分たちもクリスマスのためにプレゼントの準備を始めようと提案します。
ルナが金はあるのか?と尤もな事を問いますね。
レクシアは優夜様にオネダリよと答えました。
ルナがプレゼントとは・・・とため息をついています。

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第四章 映画撮影
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テロリストの襲撃があったので学園は臨時休校になりました。
大勢のテロリストを一人で制圧したので優夜は散々事情聴取される事になりました。
【天鞭】を使って銃を破壊したところはバレませんでした。
ジョシュアを助けたお礼が言いたいとのことで優夜は国王に呼び出されます。
佳織を伴い謁見に臨みます。
ガチガチに緊張している優夜に国王は気楽にしていいと言ってくれますね。
国王はジョシュアを助けてくれた事に関してお礼を言ってきました。
テロリストを一人で制圧できた理由を聞いてきますよ。
優夜は武術をしていると答えます。
国王は理由を説明できないと理解してくれます。
ジョシュアが失礼な態度を取っていた事に関して謝罪してきました。
そして助けれくれた事への感謝を伝えてきます。
優夜は当然の事をしただけですからと恐縮しています。
ジョシュアは優夜の人となりが分かり佳織が認める理由が分かったようです。
優夜と佳織を争う気は無くなりました。
ジョシュアは佳織にも謝罪してきます。
佳織は大丈夫ですよと言ってジョシュアを許しました。
国王から留学期間をどうするか問われます。
ジョシュアの我儘で佳織と優夜は留学する事になりました。
テロ事件の影響で学園は臨時休校されているので留学期間を延ばすか?と問われます。
優夜にも佳織にも留学期間を延ばす理由はないので予定通りひと月で帰国すると答えました。
メルルが青年を優夜の家に連れてきました。
インターホンを鳴らすとユティが出てきました。
ユティは青年を見て優夜に似ていると驚いています。
ユティから優夜は留学に出発したと教えられます。
青年がガッカリしているとレクシアとルナが出てきました。
二人を見た青年が文献でした見た事がなかった高祖父様のお妃方がと呆然としています。
ふんふんレクシアとルナも優夜と結婚する事になるようですね。
ユティは違うのか?彼女は妹枠なのか?
優夜が不在だと分かったので青年は帰ってしまいます。
結局、彼が何者なのか分からないままでした。
佳弥が優夜をテニスに興味ないと誘ってきます。
優夜は誘いに乗る事にします。
優夜と佳弥、佳織と佳澄でペアになりダブルスの試合をする事になりました。
優夜は佳織が見当違いなボールを撃ち込んでこないか警戒しています。
佳織が運動音痴なので佳弥もそうなのかと思っていると華麗なサーブを決めています。
佳澄も綺麗に打ち返してくるので彼女も運動が得意みたいです。
佳織が打つと優夜の顔を目掛けて剛球が飛んできました。
佳澄も佳織の剛球が当たりそうになり必死に避けています。
佳織から練習すれば上手くなれますよねと聞かれて優夜は無理だとは言えませんでした。
佳織がヤル気になってしまったので佳澄は剛球を避け続ける事になりました。
優夜が国王と謁見している頃、神々は太平洋のど真ん中に居て神獣を復活させました。
【ベヒモス】と呼ばれる神々の最終兵器です。
小さくなってしまった事を苦々しく思っていますが今のサーラなら十分に殺せると考えています。
「さあ、神々の帰還だ」神々の進撃が始まります。
学年の休校が解けたので優夜と佳織は登校しました。
優夜が学園に現れるとヒーローとして迎えられます。
クラスメートはパーティーに参加していたので優夜がテロリストを倒すのを目撃しています。
優夜は質問攻めにあう事になりますね。
異世界の事は言えないので答えに困っていると一人のクラスメートの持論に助けられる事になりました。
そのクラスメートは優夜は国王が極秘裏に編成した特殊部隊の人間らしいと言い出します。
クラスメートはそれで納得してくれちゃいます。
特殊部隊なので多くを語れないんだよねと言って納得していますね。
真実を教える事はできないので優夜が誤解させたままにする事にしました。
学園に優夜を尋ねてお客さんがやって来ました。
学園の外に知り合いは居ないんだけどと不思議に思っていると尋ねて来たのは映画監督でした。
監督は優夜をずっと探していたそうです。
SNSで優夜を探している事を話すと優夜の居場所を知っている人から連絡がきたそうです。
監督は優夜に映画に出て欲しいとお願いしてきました。
優夜は演技経験が無いと断りますがアクションシーンだけだから問題ない。
台詞もなにので俺の指示通りに動いてくれれば問題無いと言われます。
優夜は授業があるからと断ろうとしますが、学園側には優夜は早退すると伝えてあると言われます。
優夜は監督に無理矢理撮影に連れ出されました。
復活したベヒモスには意思がありました。
神々はベヒモスに意思を与えて人間を殺す事に罪悪感を覚えるベヒモスを見て愉悦に浸っていました。
ベヒモスはもう殺したいくないと思っていますね。
ベヒモスは自分の姿が変わっている事に気づきます。
また神々に弄ばれるのかと悲しい気持ちになっていると神々の力が弱まっている事に気付きます。
もしかしたら神々から自由になれるかな、誰かが自分を救ってくれるかもしれないと期待しています。
撮影現場は廃工場でした。
優夜を見つけたオリヴィアが声を掛けてきました。
優夜は自己紹介する事になります。
ここにいる理由を問われて監督に無理矢理連れてこられたと教えています。
オリヴィアから監督がいきなり台本と撮影シーンを大きく変えたと教えられました。
優夜の為に変えたようなので断り辛くなりますね。
美羽と再会する事になりました。
美羽がスタープロダクションの社長から出演を強要されたのはこの映画だったのね。
優夜は囚われている美羽を救出するヒーロー役をする事になっていました。
美羽から優夜が一緒なら安心ですと言われてしまい断れなくなります。
監督に演技指導を求めると好きにやってくれと無茶ぶりされました。
理由を問うと優夜に好きに動いてもらう方が良い絵が撮れると思うと言われてしまいます。
優夜は自由に動いて美羽を救出する事になります。
爆発する廃工場から美羽を救い出すシーンだったので爆発が起こっています。
優夜は落ちてくる鉄骨などを蹴り飛ばして美羽の元に駆け付けます。
美羽が手錠で拘束されていました。
鍵が無いので監督にどうすのか指示を仰ごうとして見えると顔を背けられます。
仕方ないので優夜は手錠を引きちぎりました。
美羽の拘束を解くと彼女を抱えて廃工場から脱出しました。
外に出ると爆薬の量が多すぎて廃工場が崩れていました。
優夜は心配になり確認すると監督は素晴らしいシーンが撮れたと感激しています。
スタッフも優夜の動きを凄すぎると感激しています。
監督から次回作にも出てくれと頼まれてしまいます。
優夜がまだ学生なので無理ですと断るんですが監督は諦めきれません。
しつこく勧誘してくるんですがオリヴィアが助けてくれました。
優夜を困らせてはダメよと言ってくれます。
オリヴィアが名刺をくれます。
演技に興味が出た時は連絡してくださいと言ってきました。
優夜は演技に興味が出てきたらオリヴィアに連絡してみようと考えています。
オリヴィアは自分の方から会いに行く可能性もあるかも知れませんと言っています。
監督はオリヴィアの言葉に力を得ていますね・・・勧誘に押しかけてくるかもな。

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第五章 地球の神々
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優夜は平穏な留学生活を送っています。
テロ事件は大きなニュースになりましたが優夜に関する話題は特にあがりませんでした。
優夜はジョシュアたち王族が緘口令を敷いてくれたのかもと予想しています。
サーラは優夜の巻き込まれ体質に期待してたんですが神々が襲ってくる事はありませんでした。
優夜と佳織が帰国する日がやってきます。
佳織が帰国の準備ができたのか確認する為にやってきます。
優夜なら転移魔法で帰れるでしょうけどと言っています。
飛行機で入国しているので帰りも飛行機で出国しないと不味いので飛行機で帰るようです。
出発まで時間があるようで部屋で待っている事になりました。
歓迎パーティー、テロリストの襲撃、国王との謁見、映画撮影への参加、色々とあったなーと感慨に耽っています。
サーラの期待とは違いましたが、色々と起こり過ぎなので優夜は何かに憑かれているのでは?と心配になっています。
サーラが「来たッ!」と叫びます。
部屋の窓から外を見ると大量の神兵が空を覆いつくしていました!!
外にいる人々にも視認できていますね。
人型で翼が生えている神兵を見て驚愕しています。
神兵が人々に向けて槍を投擲してきました!
サーラは星力を使って周囲に結界を張り自分と優夜と神兵を不思議な空間に隔離します。
頭上から「無様だな、サーラ」という声が聞こえてきました。
上空に神々が現れて嘲笑を向けてきます。
サーラの星力を削ぐ為に人間を攻撃してきました。
人間を守る為に星力を使い果たしたサーラを愚かと罵ってきます。
神々はサーラのせいで人間などという醜い肉体に堕ちる事になった。
人間の肉体のお陰でサーラの感知能力から抜け出す事ができたと言っています。
サーラや霊冥様が神々の存在を感じ取れなかったのは彼らが人間の肉体を使っていたからでした。
とっとと死ぬがいいと言って神兵を使って攻撃してきました。
優夜は天鞭を使って神兵を圧し折りました。
神々が優夜の存在を認識したね。
優夜がお前たちの相手はこの俺だと宣言すると不愉快だと言って怒っています。
サーラは優夜では神々の相手は荷が重いと考えていました。
激怒した神々が大量の神兵を嗾けてきましたが優夜が天鞭を使って全て圧し折ってしまいます。
神々がなんだその武器はと焦っています。
優夜はお前たちよりも優れた人が作ったモノだよと挑発しています。
自分たちよりも上が存在すると言われて神々は怒り狂っています。
切り札を使ってきました。
「いでよ、ベヒモス!」
上空から灰色の空が落ちてきました。
優夜はサーラを抱きかかえて退避します。
サーラから神獣ベヒモスですと教えられます。
ベヒモスは巨大な像でした。
サーラは本来のベヒモスよりも小型化していると言っています。
優夜は本来なら更に巨大なと言われ危機感を抱きます。
優夜は全ての能力を解放します。
これまで優夜では勝てないと心配していたサーラは全力を解放した優夜を見て驚いています。
優夜が何者なのかきいてきます、優夜はよく分かりませんと答えています。
神々がベヒモスに攻撃を命じました。
優夜は全剣を持って待ち構えます。
強力な攻撃が来ると警戒していたんですがベヒモスは動こうとしませんね。
命令に従わないベヒモスに神々が焦っています。
サーラも何が起こっているのか分からず混乱しています。
優夜はベヒモスが非常に澄んだ瞳を持っている事に気づきます。
優夜に対する親愛の情のようなものが感じられました。
優夜はベヒモスに話しかけみる事にします。
神々の仲間なのか問うと否定してきました。
神々を倒せるか?と問うとベヒモスはできるよと言っているようです。
優夜がお願いしてもいいかなと伝えるとベヒモスは神々を攻撃し始めました。
神々はベヒモスに簡単に粉砕されてしまいました。
サーラが物凄く警戒していたのでどんなに強いのかと思ってたら呆気なく終わってしまいました。
王星学園では亮が退屈していました。
何か物足りないと言っています。
凛が優夜がいないからじゃない?と言うと納得しています。
凛が海外でもモテモテじゃないの?というと楓が心配になっていますね。
佳織も一緒なんだから大丈夫さというと納得してくれます。
凛が海外で話題になった動画を見せてくれます。
そこにはオリヴィアを助けている優夜が映っていました。
優夜ならこれくらいはできても不思議じゃないよねと納得しています。
亮が優夜たちが帰ってくる頃がクリスマスだと気付きます。
優夜と佳織の帰国祝いも兼ねてクリスマスパーティーでもやらないかと提案します。
楓、凛、慎吾が賛成と口にしますが昌は予定があると断ってきました。
その日はバイトがあるそうです。
昌はバイトに行くと言って去っていきました。
亮たちも昌の事を詳しく知らないみたいです、謎が多いようですね。
今年は無理でも来年は昌を交えて遊ぼうぜと言っています。
亮たちはクリスマスパーティーについて話し合いを始めました。

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エピローグ
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ベヒモスが優夜の元に駆け寄ってきました。
指示通りに神々を倒したので褒めて欲しいようです。
そのまま突進されると優夜たちは潰されてしまうので一旦落ち着かせます。
サーラが優夜に神々の力が使えるか確認してきました。
優夜は神力ではなく神威が使えると教えます。
サーラによると神々は人間になることで神力が弱まっていた。
優夜の使う神威よりも弱かったのでベヒモスが優夜を新たな主と認めたのだろうとのことです。
優夜がベヒモスに確認するとそうだと言っています。
優夜は助けてくれたお礼を伝えます。
サーラが想像していた形とは違うが神々との戦いは終わったと言ってきます。
優夜は神々に復讐する為に生きてきたサーラがベヒモスをどうするのか心配になります。
サーラがベヒモスに向かって、この場でお前を殺してしまいたい、と伝えます。
ベヒモスはサーラの言葉が理解できるようで、悲しくも納得しいてるような声をあげます。
サーラはベヒモスも神々の被害者だと考えました。
自分の代わりに神々を滅ぼしてくれたので満足だと伝えます。
優夜はサーラがベヒモスを許した事に安堵します。
優夜がいんですか?と確認します。
サーラは自分たちの生み出したベヒモスによって殺されるという惨めな末路が見れたので満足だと言っています。
優夜はベヒモスにこれからどうしたいのかきいてみます。
ベヒモスは優夜に付いて行くと言っていますね。
ベヒモスに『大小変化の丸薬』を食べてもらいます。
ベヒモスはナイト達と同じ大きさになりました。
サーラによるとベヒモスと言うのは種族名らしいので名前を付ける事にします。
最初に現れた時に灰色の空が落ちてくる様だったのでドンと名付けました。
安直に思えるんですが気に入ってくれました。
優夜はサーラとドンを転移魔法で日本の家に送り届けます。
優夜は佳織と一緒に飛行機で帰国する事になりました。
神兵は大勢の人に見られたのでニュースになっています。
全て倒してしまったのでそれ以降目撃される事は無く調査する事ができません。
ニュースを見た佳織には優夜が絡んでいる分かりました。
優夜さんが凄いのは分かっていますが、本当にお身体には気を付けてくださいね?と心配されてしまいます。
優夜が家に到着するとレクシアたちは出迎えてくれました。
レクシアから凄く退屈だったと言われて優夜は驚いています。
ルナが気にするな、普通に楽しく生活していたぞ、と報告されます。
ユティからも冥子のお陰で不自由しなかったと報告されました。
冥子はお役に立ててうれしいと言っています。
優夜はサーラの様子を聞いてみると疲れて眠っているようだが安心しろと言われました。
新たな家族が神獣とはなとルナに呆れられます。
サーラが出てきましたね。
力はともかく、体力は回復しましたと言っています。
優夜は改めてドンを紹介します。
ナイトたちはドンを新たな家族として受け入れました。
優夜はサーラに今後どうするのか聞いてみます。
サーラは復讐が終わるとは思っていなかったようで何も考えていませんでした。
暫し考え、ここに住みますと宣言します。
優夜は部屋は余っているの構いませんが、どうして急に?と尋ねます。
サーラは恩返しのためですと答えます。
優夜のお陰で神々を倒す事ができたので恩返しをするためにも、優夜の傍で支えたいと思います、と言ってきます。
優夜は、そこまでしなくても、と言うのですが、サーラは、任せてください!と決意を固めています。
優夜は一緒に暮らしていればやりたいことも見つかるだろうと考えサーラの意思を尊重する事にします。
レクシアが優夜の留守中に来客があったと教えてくれます。
その人物が優夜に似ていたと言われて優夜は並行世界から別の俺が来たとで言うんだろうか?と疑問を持ちます。
インターホンが鳴ったので優夜は応対に出る事にします。
「み、見つけた・・・!」
そこには未来的な衣服を纏った青年が感激した様子で立っていました。
青年が腕輪を操作し始めます。
優夜の腕を掴んできて「一緒に・・・未来に・・・来てもらいます!」と言ってきます。
優夜が困惑していると視界が暗転しました。
優夜は未来に拉致されることになったようだ。
帰って来たばかりなのにね・・・
いきなり優夜が消失した事になるよね、レクシア達が騒ぎ始めそうだね。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
魔法5
戦闘5
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変態2
ラッキースケベ5


優夜に好意的な人達
名前性別好感度職業関係性
宝城 佳織(ほうじょう かおり)女性学生秘密の共有者
レクシア・フォン・アストレア女性王女自称婚約者
御堂 美羽(みどう みう)女性モデル知り合い
光(ひかる)男性カメラマン知り合い
氷堂 雪音(ひょうどう ゆきね)女性学生友人(隣の席)
宝城 司(ほうじょう つかさ)男性理事長佳織の父
五十嵐 亮(いがらし りょう)男性学生友人(クラスメート)
倉田 慎吾(くらた しんご)男性学生友人(クラスメート)
風間 楓(かざま かえで)女性学生友人(クラスメート)
オーウェン男性騎士レクシアの護衛
ナイト伝説種配下
神崎 凛(かんざき りん)女性学生友人(クラスメート)
ルナ女性護衛友人
アカツキ聖的存在配下
ウサギ蹴聖師匠で弟子
アーノルド男性国王レクシアの父
ラインハルト男性商人ギルドマスター
レイガー男性王子レクシアの兄
エミリア女性受付冒険者ギルドの受付
グレナ女性冒険者知り合い
ユティ女性弓聖の弟子同居人
オーマ創世竜配下
イリス・ノウブレード女性剣聖師匠
沢田 理恵(さわだ りえ)女性教師担任教師
沢田 銀二(さわだ ぎんじ)男性店主理恵の父
神楽坂 舞(かぐらざか まい)女性巫女秘密の共有者
シエル聖的存在配下
メルル女性宇宙人友人(後ろの席)
宝城 佳澄(ほうじょう かすみ)女性中学生佳織の妹
アルジェーナ女性星の意思オーマの幼馴染
天上 夜之介(てんじょう よるのすけ)男性故人優夜の祖父
ゼノヴィス男性賢者、故人契約者
オーディス男性魔聖仲間
ルリ女性魔聖の弟子仲間
リル女性魔性の弟子仲間
ラナエル女性観測者の使い依頼人
神山 美麗(かみやま みれい)女性学生捕食者
歌森 奏(うたもり かなで)女性アーティスト知り合い
デア女性観測者依頼者
グェン男性観測者依頼者
天上 空夜(てんじょう くうや)男性妖術師先祖
霊冥(れいめい)女性冥界の管理人依頼人
アーチェル・アロー女性弓聖(故人)師匠
冥子(めいこ)女性メイド配下
喜多楽 総(きたらく そう)男性生徒会長先輩
ステラ世界の間の住人配下
サーラ女性知り合い
宝城 佳弥(ほうじょう かや)女性佳織と佳澄の母友人の母親
オリヴィア女性女優知り合い
ドン神獣配下


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