ラノベの感想) ゼロから始める魔法の書 第1巻 (電撃文庫)
獣人の傭兵が魔女に狙われていました、必死に逃げて崖から落ちるね。
落ちた先で、スープが出来上がるのを待っていた別の魔女の上に落下しました。
スープをぶちまけられて絶叫する魔女が面白いですね、かなりズレてますよ。
スープをぶちまけられた魔女は怒ってましたが、獣人を追いかけていた魔女が追いついてきて攻撃してきたら助けてくれるね。
魔法を無効化していましたよ。
獣人を追いかけていた魔女はアルバスと名乗ってますね。
これは偽名のようですが、少年ですね。
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アルバスは強くなる為に獣人の首が必要なので死んでねと無茶なお願いをしてきましたよ。
何でも魔法を使う為には悪魔を召喚してお願いする必要があり、召喚の触媒として獣人の首は貴重な物だという事です。
傭兵もその事実は理解しているらしく魔女に狙われるのは今回が初めてでは無いみたいですね。
アルバスはスープを作っていた魔女の魔法で泥の箱に閉じ込めらて一時的に逃げ出す事ができました。
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助けてくれた魔女はアルバスを引き離してから傭兵にゼロと名乗りますよ。
傭兵も名前を教えようとしましたが、魔女に名前を教えると下僕になってしまうので教えるなと言われるね。
傭兵はゼロにいたく気に入られたようですよ。
ゼロの言い分では傭兵の毛皮がモフモフで気持ちが良いと言ってるね。
ゼロは自分の目的を傭兵に話すね。
自分の書いた「ゼロの書」が盗まれたので取り返したいと言ってます。
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ゼロはアナグラと言っている洞窟のような場所で生まれ育ったそうです。
そこから一歩も外に出たことが無かったらしい。
そこには同胞の「泥闇の魔女」が居たのですが、何者かにゼロと十三番と呼ばれる魔女を残して殺されました。
そしてゼロの書を強奪されたと言ってるね。
先に十三番がアナグラを出て魔導書を探しに行きました、ゼロに待っていろと言い残して。
ゼロは言いつけを守り待っていたらしいのですが十年近く待ったけど帰ってこないので十三番を探す事にしたと言ってるぞ。
それを聞いた傭兵は十三番がゼロの恋人か何かと勘違いしたようですね。
これが最後まで尾を引く事になるんだよね。
結構な確率で傭兵は十三番に嫉妬する事になるんだよね。
事実を知って驚く事になるよ。
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ゼロは傭兵に護衛の依頼をしてきました。
魔女は悪しき存在と呼ばれていて、何か悪い事があると罪を擦り付けられ教会が正義を行う理由づけにされていました。
教会による魔女狩りが行われているので魔女の一人旅は危険、護衛をして欲しいって事でしたが、これは言い訳臭かったぞ。
何しろ、ゼロの方が傭兵よりも戦闘力が高かったからね。
ゼロは十年も一人で居たので話し相手が欲しかったってのが真実だよね。
ゼロは護衛の報酬として傭兵を獣人から人間に戻すと約束してくれました。
傭兵には人間に戻って嫁さん見つけて小さな酒場を営みたいな、子供は三人くらい、という慎まし夢がありました。
人間に戻れる可能性を提示されたので傭兵は依頼を受ける事にしたようですね。
ゼロは絶世の美女だったので、その美貌に惚れた可能性も少しはありそうですが、傭兵はそこは否定的に言ってるね。
いかにもいいわけ臭い物言いなので実際ゼロに惚れている可能性は大きそうですね。
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ゼロは傭兵に魔術の基本を教えてくれるね。
そこで話に出ましたが傭兵は生まれた時から獣人でした。
傭兵は獣人は突然変異で生まれたと思い込んでいたようですが違いましたね。
全ての獣人は元々人間で魔女が人間に獣を降ろしてその力を人間に追加したようですよ。
いうなれば戦時に作った兵器のような存在のようです。
獣人が死ぬと魔術は行使した魔女に帰るようなのですが帰る先の魔女まで死んでいた場合は血縁者の元に帰るそうですよ。
たまたま傭兵のご先祖に魔女が居て獣人化の魔術が帰って来た時に死んでいたので子孫である獣人の母に戻り獣人を産んだようですね。
元々魔術なので人間に戻せるって事らしいね。
この話で傭兵はゼロの言っている事を信じたようですね。
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二人は野宿しながらゼロの示した行先である王都を目指す事になりました。
野宿なので夜は寒いのですが傭兵は毛皮があるのでヌクヌクのようですね。
それを羨んだゼロは傭兵に抱き着いて眠るね。
起きた時に傭兵が仰天しているのが面白いですね。
傭兵は獣人なので女の子にはモテないようなんだよね、それが目覚めると絶世の美女が抱き着いている!!
これには驚くよね!!
もっと喜べって感じですが、彼にも少しの意地があるのかゼロを非難しているぞ。
嬉しいくせに!!
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そんなに二人にアルバスが追撃を仕掛けてきましたね。
ゼロが簡単に撃退しました。
アルバスとは実力差が大きすぎて勝負にならないですね。
アルバスを尋問して彼女の目的を聞き出しました。
アルバスはソーレナと言う善良な魔女が濡れ衣で火刑に処された事に憤って「ゼロの魔術師団」に入団したんだそうだ。
ゼロの魔術師団はゼロの書を使い魔法を教えてくれたそうですが、規則が緩すぎて脱退者が出始めました。
脱退者は手に入れた魔法を使い無法を働くようになったそうです。
それに困った王国は傭兵を募っていました。
傭兵も元々はその募集に応募する為に王国を目指していたんだけどね。
アルバスは「あの方」と呼ぶゼロの魔術師団の創始者が行方不明になっていて、代わりにソーレナの孫がまとめていると言っていたぞ。
彼女の為に力を手に入れる必要があるとか言っているね。
凄い美人でおっぱいが大きいと力説していましたが、これも後で真相が分かるんだけど残念な結果になるね。
アルバスはゼロの魔術師団の本拠地にゼロの書があるはずと言っています。
場所を知っているので案内を頼む事になりました。
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三人旅になったのですがアルバスの奴は最初は傭兵を殺そうとしたくせに妙に傭兵に懐いてくるね。
傭兵も相手が子供故にあまり邪険に出来ずに迷惑顔をしつつも意外と彼の面倒を見ているね。
途中で立ち寄った街に入場するときのアルバスの機転は面白かったですね。
キチンとした装備で固めた傭兵とボロボロのマントを纏ったゼロとそれなりな身なりのアルバス。
このパーティで関係性の説明を求められてアルバスの奴は自分とゼロは傭兵の肉奴隷と言ってました。
えーって感じで傭兵は否定したかったようですが、状況がそれを許してくれないね。
ゼロとアルバスは魔女なので変に疑われると不味いので傭兵は泣く泣く肉奴隷宣言を納得してたね。
なんでも獣人の傭兵が奴隷を連れ歩くのは一般的なんだそうだ。
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その街でゼロの洋服を買う事になりましたが洋服店の店主の対応が凄すぎましたね。
彼はゼロの美貌に骨抜きにされてしまうね。
結構な値段がしそうな服を選んだのですが、彼は代金の代わりにゼロが纏っていたマントと交換と言ってきました。
まあ彼の考えも一部分かりますね。
なんとゼロはマントの下は全裸だったぞ。
買った服に着替えると言って傭兵、アルバス、店主の見ている前で脱いだ、全裸になったぞ。
ゼロには羞恥心が無いようですね、あっそうか、ずっとアナグラに居たので全裸は駄目と認識してないのね。
それにしてはゼロは自分を絶世の美女とたびたび口にするんだけどね、この辺の感覚が常人とはかけ離れているね。
念願のゼロのマントを手に入れた店主は、後で悲惨な目に遭うけどね。
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ゼロの魔術師団の本拠地に行くと罠が待っていました。
ゼロが探していた十三番が待ち構えていました。
十三番は王国に雇われてゼロの魔術師団の討伐を任されていました。
そこで傭兵は十三番に説得されてゼロと別れる事になりました。
彼の説得は論理的でしたので傭兵は騙されてしまいましたね。
十三番は傭兵に選別として掛けられた魔術を無効化する魔法が詰まった瓶をくれました。
それを使えば獣人から人間に戻れると言われます。
傭兵は何か腑に落ちないものを感じつつも十三番の説得に応じてゼロから離れる事にしました。
それをゼロが見つけてしまったんだよね。
彼女は絶望しているようだね。
それで拗ねてしまったようだ、獣人に別れを告げて去ってくぞ。
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一人になった傭兵は安全な場所まで移動してから人間に戻ろうとしましたが途中でまたしても襲われます。
しかも襲ってきたのが途中の街で見知った相手でした。
犬の様な狼でした。
一緒にいた魔女が放った魔術に二人で当たってしまったが犬はダメージを受けたけど傭兵は平気でしたね。
あれっと思ったらゼロが傭兵の受けたダメージを肩代わりしたようですね。
なるほどな、ここまでしていたのでゼロが機嫌を悪くするわけだね。
死にかけの犬は傭兵に助けを求めるね。
犬はソーレナに狼を降ろして貰ったと言ってるね。
自分の意思で獣人になったようですね。
それでソーレナから孫を頼むと言われていたようです。
ソーレナが処刑された後にその孫が行方不明になり探していると言ってるね。
傭兵やゼロからお嬢の匂いがしたとか言ってるぞ。
あらっと思ったら、アルバスがそのソーレナの孫だったのね。
女の子だったのか、しかし重大で残念な事実が分かってしまったぞ。
傭兵はアルバスが言っていたソーレナの孫は美人で巨乳の情報に是非会いたいと思っていたのですが、小さかったぞ。
しかも裸をみた傭兵は女だと分からんかったと言ってるね、残念過ぎる!!
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アルバスも十三番に捕まっていました。
最初は十三番に協力を要請されたようですが彼のやり方が気に入らないようで拒否したね。
それで火刑に処される事になりました。
それを知った傭兵と犬はアルバスを救出しました。
三人は十三番から逃げる事ができましたがこれは十三番が手加減したからだったね。
十三番は傭兵へのダメージがゼロに向かうと知ってたのね。
アルバスからゼロが幽閉されたと聞いて三人はゼロの奪還に動きました。
ゼロの居場所を占うのに、洋服店の店主に譲ったマントを使う事になりました。
マントを取り戻す為にアルバスが交渉したのですが、店主は真の変態でしたね、アルバスの発したゼロの靴下と交換でどうかとの問いに真剣に考えるね。
最後までアルバスにいつ頃、靴下をくれるのか聞いてましたね。
そうか、そこまでか、しかし靴下を入手してどうするんだろうね。
店主は手に入れたゼロの使用済みマントを額に入れて飾ってたからね、靴下をどう扱うのか興味深いですね!!
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ゼロを救出に向かうと傭兵はゼロに殴られるぞ。
彼女は盛大に怒っていたぞ!!
信じていた友に裏切られたと感じていたようですね。
傭兵が魔女は嫌いだ発言をしていたので仕方ないと諦めようとしたけど悔しい、そんな複雑な心境のようですね。
そして泣くね、ポロポロと最後に二度と離れるなと言ってくるね。
うーんこれは愛の告白なのかな?
今の二人の関係では微妙な感じですね。
ゼロと傭兵の元に十三番が現れて二人は十三番の魔術に囚われる。
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ピンチを救ったのは傭兵でした、彼は鳥籠に囚われて魔術を使えなくされたゼロに向かって十三番に貰った瓶を投げつけたぞ。
あー、大事な瓶を、これで人間に戻る手段が失われたね。
魔術を無効化する魔術が封入されていたのでゼロを封印した鳥籠の魔術が無効化してゼロが出て来れました。
ゼロと十三番は魔術戦を始めますね。
側で見ているしかない傭兵は生きた心地がしなかっただろうね。
魔術戦は意外な結末を迎えたね。
十三番はゼロの書の魔法を行使しましたが、それは欠陥魔法だったね。
ゼロは魔導書に安全対策を施していましたね、頭いいですね、狡猾ですね、彼女は魔導書には誤記を記していました。
正しく魔法を発動したければ正しい呪文を唱える必要があるようなんだけど、魔導書には間違った呪文しか書いてないみたいです。
誤った呪文で唱えた魔法は恐ろしく威力が低いとゼロは言ってたね。
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十三番は負けを認めて騒動の後始末を手伝う事になりました。
今回の騒動は十三番の自作自演でした。
十三番はゼロの願い、みなが笑って暮らせる国が欲しいを叶える為に行動したみたいです。
ゼロの書を盗み出したのは十三番、ゼロの魔術師団を創設したのも十三番でした。
彼の目論みでは誰にでも魔法を教えて、離反する者を炙り出す計画だったみたいですね。
離反して悪事を働く者をゼロの魔術師団で討伐しようと計画していました。
自分で悪物を仕立てて正義の味方をやりたかったようです。
しかし十三番の思惑を外れて魔術の実験をして疫病を流行らせてしまった離反者が出ました。
疫病を鎮めようと高名な魔女であるソーレナが魔術を行使して住民に疑われてしまった!!
そしてソーレナは火刑に処されてしまい、それに憤ったゼロの魔術師団が火刑を行った村を全滅させました。
これには十三番も参っただろうね、計画が台無しになってしまい、彼はゼロの魔術師団を討伐する為に王国に雇われて正義の魔導士をする事になったのね。
最後は王国全域の魔法をゼロが「却下」する事で事件は解決しました。
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一番悪かったのは誰なのかと言われると、ゼロが魔導書を書かなければ良かったのではないかという結論になるんだけどね。
これには反論したいよね。
ゼロは人々が豊かになるように願って魔法を開発したんだよね。
開発した魔法がゼロの想定した使い方をされなかったのが問題なんだよね。
十三番が魔導書を持ち出して十年の月日が流れている事も問題になっているね。
ゼロの魔術師団で教えを受けた魔法使いが他国に広がっている可能性は高いそうですよ。
しかも魔法は開発できるとの事実も一緒に広まったようなので世界では魔法の開発に着手した魔法使いが居るようですね。
ゼロは傭兵と世界を廻る事にしたようですね。
魔法が悪用されないようにするんだろうね。
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十三番とゼロは兄妹でした。
成る程ね、傭兵はいらぬヤキモチを焼いてたのね。
しかし十三番もとんだシスコンだったのね。
アルバスは王国でソーレナの後を継いで正義の魔法使いの育成に励むようです。
別れの際に傭兵にキスしてきたね!!
本気で惚れてるのか?
最初に殺されかけたとはいえ傭兵もまんざらでも無い様子ですね。
ゼロが少し嫉妬してるのが面白いですね。
アルバスの行動に危機感を持ったのか傭兵に名前を聞いてくるぞ、下僕にしたいと言ってきた。
そうじゃないだろと言いたいぞ!!
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十三番との戦いで魔力を大幅に失ったと言っていたゼロは傭兵に残念なお知らせをしますね。
人間に戻せなくなったと言ってるぞ。
傭兵を獣人に戻すには魔力が足りない、魔力の補充にどれだけ時間が掛かるか分からないと言ってるね。
これは本当なのかな?
傭兵はガッカリしつつも少し嬉しそうなんだけどね。
どうやらゼロの魔力が戻るまでは同行するつもりみたいですね。
十三番にもゼロを頼まれているようですね。
「もし、ゼロがこの世界を憎んだら。全てが滅ぶぞ、心しろ。」と餞別の言葉を贈られているぞ。
傭兵の行動は重要度を増したね、世界の命運を握っている感じですね、責任重大だぞ!!
いいか傭兵、絶対にゼロに嫌われては駄目だ、絶対だぞ。
成分 | 美少女 | 変態性 | 魔法戦 | ラッキースケベ |
評価 | AA | A | A | AA |
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