ラノベの感想) ゼロから始める魔法の書 第4巻 黒竜島の魔姫 (電撃文庫)


船でゼロの故郷を目指していたはずが途中の海上でドラゴンの襲撃を受けてしまい乗ってた船が難破しました。
海に放り出された傭兵とゼロでしたが傭兵が頑張ったね!
ゼロを海中で捕まえて近くにあった島まで泳いだぞ、偉い、流石護衛!!
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その島で傭兵は酷い扱いを受けてしまったね。
島に泳ぎ着いた所でゼロの生存を確認したら気が抜けたのか?傭兵は力尽きて気絶しました。
次に傭兵が目覚めた時には牢屋の中でした、しかも手枷と足枷が付けられていましたね。
傭兵は力を入れれば引き千切れると言ってましたが自重しましたね。
ここはどうやら獣人には冷たい場所のようで、獣人を恐れて人々が襲ってくると面倒な事になると考えました。
牢屋には見張りも居なかったので傭兵は大声で怒鳴りますね。

誰かいないのかー?と叫びたい様でしたが、一応脱走しようとして力尽きた事を演出しようと小細工してますね。
傭兵が云うには獣人を捕まえた場合は食事を抜いて体力を消耗させて弱らせてから拷問なり処刑なりをするとか云ってますね。
嫌な知識だな。
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傭兵が騒いでいるとお姫様が牢屋にやって来ましたよー、ひょー、美人ですぞ。
この姫様は結構な美人さんですが、装備が異様ですね。
ピカピカに磨き上げられた鎧に身を包んでいますね、しかも片眼鏡を付けてるぞ。
傭兵はお姫様に対して先入観があったね、もっとうこうお淑やかな感じを期待したみたいですが彼女は理知的でした。
しかも獣人を人間扱いしていませんね。
完全に獣扱いしていますね。
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そんな扱いをするお姫様はアムニスと云うんだけど、なんと魔法が使えましたね。
だからなのか、アム二スもゼロと一緒で慎みとか恥じらいとかの感情が乏しいんだけどね。
アムニスには護衛としてゴーダと云う魔法兵士長が付いていました。
魔法兵士長って云うくらいだから魔法が使えるのかと思ったら彼は魔法の才能が無くいて魔法が使えませんでした。
何か事情がありそうですよ。
しかもゴーダも獣人に対してあまり良い感情は持っていないみたいで傭兵との初対面は最悪でした。
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ゼロの無事を確認しようとアムニスに聞いてみるとゼロは死んだと言っていました。
俄かには信じられない傭兵は嘘つくなと言い募りますがアムニスの説得が上手いですよ。
ゼロが死んだので傭兵に自分の所有物になれと言ってきました。
アムニスの交渉術は巧みですね、提案を聞き入れない場合は牢に放置すると言ってきました。
食事は日に三度だすつもりだけど牢番が忘れなければと脅してきました。
アムニスは「忙しいの」と言っていたので、次に会えるのが一年後になりそうと傭兵は予想してますね。
これでは交渉しようにも出来ない上に不味い飯で一年も牢獄に居る事になりそうだと慌ててます。
傭兵は計算高いのでアムニスの提案を受け入れる事にしたようです。
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アムニスは傭兵が自分の所有物になったので傭兵に名前を付けてくれるぞ!!
シロと呼んでますね、まるで猫のようですが傭兵はネコ科の獣堕ちのようなのでピッタリではあるね。
しかし傭兵は不満なようで異を唱えていましたが効果は無かったねアムニスはその後、傭兵をシロと呼び続ける事になったぞ。
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傭兵と離れ離れになっているゼロは一緒に遭難した船乗りたちと一緒に救助に来た兵士に助けられ広場に集められました。
ゼロは怪我もしていなかったので歩いて一行に付いて行くはずでしたがゼロの奴は必殺技を使って楽をしやがったぞ。
ゼロは怪我人を運ぶ馬車に乗り込みますね、怪我も無いように見えた彼女を付き添いの兵士が咎めましたがゼロは顔を見せて「吾輩、もう動けない」と媚媚です。
これに兵士は照れ照れでゼロに馬車に乗る事を許可してしまいました。
ゼロの容姿は素晴らしいのは本当のようですね、素敵笑顔で窮地を脱したぞ。
ゼロは同乗する事になった大怪我している船乗りを魔法で治療していました、タダ乗りはしないと拘りはあるようです。
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広場に集められたゼロにゴーダが傭兵は自分が殺したと言ってしまいました。
直前に傭兵と言い合いになりイラついていたのでしょうが、不味い事を言ってしまいましたね。
これにゼロがお怒りになりゴーダを魔法でぶっ飛ばしてしまいました。
ゼロの気は収まらずゴーダを殺しそうでしたが、そこへ傭兵を連れたアムニスがやって来ました。
ゼロを止める為にアムニスが魔法を放ちました、これには傭兵も吃驚してましたね。
しかしそれ以上にアムニスは驚く事になったね、彼女の魔法は発動しませんでした。
周りに居た魔法兵団もゼロの魔法を使いましたが無駄でした。
ゼロの開発した魔法はゼロには効かないようですね、ゼロが余裕で対応していました「笑止」って言ってるカッコいいですね!!
途中でゼロに注意を促して傭兵の声が聞こえてゼロが正気に戻ったね、良かった良かった。
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しかし傭兵の姿にゼロはイラつく事になったね。
傭兵はアムニスのペット扱いを受ける事になっていたので傭兵に首輪が付いていたんだよね。
これにゼロが怒っているぞ。
「我輩の・・・傭兵に・・・首輪をつけたのは貴様かぁああぁ!」ゼロはアムニスの唱えようとした魔法を封じてしまいます。
そして本来の使い方でアムニスの唱えた魔法を実演してあげました。
その魔法はなんと土を耕し畑を作る魔法でした。
広場に大きな畑が出来上がりましたね、これにアムニスは驚いていましたね。
ゼロは傭兵を奪還する事ができました、良かったな傭兵ペット生活をしなくて済んだぞ。
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その後アムニスからこの島の大まかな状況を聞く事になりましたが、場所が素晴らしい所だったぞ!!
なんとアムニス専用の風呂でした。
おーなんて幸運、素晴らしい、もちろん混浴ですよ、傭兵はもっと高揚して喜びを爆発させても良い筈なんだよね、「うっひょー」とか叫べよ。
しかし傭兵は混浴するなんて間違っていると異を唱えて抵抗していますね、まったく素直じゃないぞ、嬉しいくせに。
傭兵の言い分も分かりますが、ゼロは一般的な価値観が無いからね、羞恥心とか慎みとか女性に持っていて欲しいと傭兵が思っているものは持っていないんだよね。
アムニスに至っては傭兵の事を人間とは思っていないよ、獣人は家畜と考えているので猫に裸を見られても恥ずかしくないとの理論のようなんだよね。
ゼロもアムニスも全裸フルオープンで傭兵の前に立ったぞ、いやー眼福だねー。
傭兵にはさらなる問題も起こっていました。
アムニスに従うラウルと云う馬の獣人も一緒に混浴する事になっていました。
なんとラウルはアムニスの背中を流す係のそうですよ。
ラウルもアムニス、ゼロとの混浴に何も感じてない様子ですね、いつも通りって事らしいです。
これには傭兵が文句垂れてるね、ゼロの裸見るなよと凄んでますね、ラウルには全く効果は無かったけどね。
ラウルはゼロの背中も流そうかとか言ってきましたが傭兵が怒ってしまったのでラウルは傭兵の背中を流す事になったね。
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風呂でアムニスからこの島「黒竜島」の事と「ゼロの書」について聞いてきました。
島は元々二つの国があったそうです。
その中間地点に魔法使いがやって来て二つの国の人間に魔法を教えたそうです。
最初は魔法の利便性に喜び平和的に使っていたようなんですが、欲をかいた一方の国が竜の生息地に踏み込んで魔法で竜を退治して領土を広げようとしたそうです。
竜には負けてしまい国王が殺されてしまい国は滅んだそうだ。
生き残りの民を受け入れてアムニスの国だけが残っている状況でした。
アムニスは魔法使いから魔法を伝授されたそうです。
しかもアムニスには魔法の才能があり強力な魔法を発動できます。
魔法の才能が高いのでアムニスはこの国で一番強いみたいですね。
考え方も魔法使いのようで合理精神に則った行動指針を採っていました。
アムニスの紹介で問題の魔法使いに会う事になりました。
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魔法使いの家でゼロはアルゲトゥムと云う老魔法使いに会いました。
彼は高名な魔法使いのようですね、ゼロとは違う系統のよで、彼は自然界や人間界を観察する事を生き甲斐にしていました。
アルゲトゥムにゼロの書の写本を渡したのはサナレでした。
サナレは二冊の写本をアルゲトゥムに貸し与えていました。
観測するだけならば無害な魔法使いの様に思いましたが彼も少しばかり狂っていましたね。
アルゲトゥムはゼロと違い魔法力が弱いそうです、老いを防ぐだけの魔力な無いので徐々に老いていき死期が近いみたいです。
時間の残されていないアルゲトゥムは二つの国家に別々の魔法を教えて、その後の世界がどう変化するか観測していました。
時間が残されていない彼は閉鎖された空間で時間を掛けずに変化を起こしたかったと言ってますね。
彼の予想通りに最初、魔法を得た人々は平和的に使っていましたが、最後には戦争の道具としていました。
アルゲトゥムはそれを確認したかったので二つの国家に別の魔法を教えて戦争を引き起こしたようです。
アルゲトゥムは自分が「不完全な数字」の一員だと告白しました。
アルゲトゥムは不完全な数字は魔法を世界に広めようとしている、ゼロの目指した世界を作ろうとしているとも言ってたね。
魔法を使えば教会を倒せると言っているね、教会を倒して魔法が存在する世界を作ると言っていました。
ゼロの目指す世界は微妙に違うみたいで、戦争の道具として魔法を開発したのでは無いと反論していましたがアルゲトゥムに世に広がった技術は開発者の意向通りには使われないと言われてしまいました。
うーん、これは真実を捕らえているね、これまで出てきた魔法使いは攻撃手段として魔法を使っている場合が多かったからね。
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アルゲトゥムは「あの方」に会った事は無いようですね。
姿を現さず、声すら聞こえない場合もある、夢に出てくると言っていますね。
不完全な数字が何人居るのか、誰が「あの方」なのかも分からないと言っています、これは困りましたね。
サナレについても知っているらしく、彼女の死体の場所は分からないが魂は朽ちる事なく新たな肉体を求めていると言ってるね。
うーんサナレは人間では無いのか?精神生命体なのかな?
情報を全て話すとアルゲトゥムは自分は今日死ぬので好きにしてくれと言ってきました。
最後にアルゲトゥムは愛弟子のアムニスを任せる、行く末を見てやってくれとゼロにお願いしてきました。
ゼロはそれを引き受けるね、ゼロとしても魔法が好きだと言うアムニスは好ましいのかも知れないね。
ゼロも彼を殺しても意味が無いと言って彼をどうするか、判断を傭兵に任せました。
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傭兵は決めかねていたね、感情ではテオを殺したサナレ一派なので殺したいけど、死にかけの老人を殺すのかと迷ってる。
傭兵は殺そうとしたけどテオの声が聞こえて止められたと感じでアルゲトゥムを殺さずに放置する事にしました。
傭兵の理由づけの強がりもカッコ良かったね、復讐であって八つ当たりでは無いと言い放ったね。
しかし、後から現れたデア・イグニスの神父により首を刈られてしまいました。
神父は容赦しなかったね、まあ、アルゲトゥムのした事を考えると妥当な感じもしますが神父の行動規範は堅すぎとも思いました。
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黒竜島の魔法使い問題が解決したのでゼロと傭兵は島からの脱出の為にアムニスに協力してドラゴン退治に手を貸す事にしました。
アムニスは大胆な作戦を考えていました。
自分を生贄にしてドラゴンを誘き出し最大魔法と魔法兵士団の魔法で仕留めるつもりでした。
作戦は途中までは上手くいっていましたが二つの要因で失敗に終わりました。
アムニスはゼロも予想していなかった高位の魔法を詠唱して使いました、そして魔法を暴走させてしまいました。
アムニスは落雷の魔法を使いドラゴンに落雷を命中させてドラゴンを墜落させる事は出来ました。
しかしその後、魔法が暴走して周りに雷を振りまく事になりました。
味方の兵士も雷に打たれてしまいピンチに陥りました。
そこに神父が乱入してきてドラゴンを守る為に魔法兵士を攻撃してきました。
暴走しているアムニスはゼロが彼女の魔法を「却下」する事で暴走を止めましたがアムニスも魔法が使えなくなりました。
しかもドラゴンは生きてました、元気に空に浮かび上がってきましたよ。
終わった逃げられないと思ったらドラゴンは飛んで行ってしまいました、なぜ?
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ドラゴンを倒す以外に島から出る方法は無いので次の討伐作戦を行います。
余計な攻撃で魔法兵団に被害を出したので神父にも作戦への参加を要請しました。
滅んだアルタリアにドラゴンを誘き出してゼロの魔法で倒す事になりました。
魔法が使えなくなったアムニスは彼女の国ノーディスに残り住民の避難の指揮を執る事になりました。
魔法兵団が居ない兵力の無いノーディスにドラゴンがやって来ました。
地下に避難していたので問題は無いだろうと思っていたら逃げ遅れの子供が居ると騒ぎが起こりました。
アムニスは迷う事になりました、一人の子供を助ける為に地下に避難した多くの住民を危険にさらすか子供を見捨てるかで。
アムニスは為政者としては間違っているけど人としては正しいと思われる行動にでます。
彼女は自分が囮になりドラゴンを誘導している間に逃げ遅れの子供を地下に避難させろと言ってドラゴンに向かいました。
脚の一番速い馬を持ってこいとのアムニスの指示にラウルが粋な返答をしましたね。
彼は自分が一番速いのでアムニスの馬になると言って完全武装で現れました。
実はラウルは槍が使えて強いようですよ。
アムニスは確かにラウルの脚は速いと納得して彼に乗りドラゴンに向かいました。
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アルゲトゥムの隠れ家の周りにはドラゴン避けの結界が張ってあると分かっていたのでそこを目指して逃げる事になりました。
しかしそこでアムニスは見てはイケないものを見てしまいました。
アムニスは焼け落ちたアルゲトゥムの隠れ家で彼の焼死体を見つけてしまいました。
心が揺れ動いているアムニスに付け込む者もあらわれましたね。
驚いたことにサナレはアルゲトゥムの隠れ家にあった薄汚れた人形に憑依していたのね。
サナレはアムニスに憑依するチャンスを狙っていたようだね、しばらく前からアムニスは人形の夢に魘されていたからね。
動揺に付け込まれてアムニスの意識はサナレに乗っ取られたようですね。
アムニスを守る為にラウルはサナレに従う事を選んだようです。
あんまり葛藤とかは無い様子なのがちょっと怖いですね。
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アルタリアに居たゼロたちはドラゴンがノーディスに向かったと知ってドラゴンを追いかけました。
丁度、アルゲトゥムの隠れ家の近くでドラゴンを捉えて戦う事になりました。
交戦中にドラゴンが水に弱いとゼロが気付きました。
ゼロは岩盤をくり貫いてドラゴンを地底湖に落としました。
そうだよ、二つの国の中間点に地底湖があるって聞いていたんだった、それも思い出したのね。
水に沈んで今度こそドラゴンを倒したと思ったらシブトイですね、這い上がってきましたね。
神父がドラゴンに喰われそうでしたがゴーダが彼を助けましたね。
ゴーダがヒーローの様に開いたドラゴンの口に剣を突き刺したよ、これは痛そうですねー。
ドラゴンは再び水没して今度は上がっては来ませんでした。
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やっと終わったって段階で軽薄な拍手と共にアムニスがラウルを伴って登場しました。
口調が激変してますね、凄く下卑た感じでいやらしい感じですね。
アムニスは高圧的でしたが気品は感じられたからね、おかしいぞ、別人だよな。
ゼロと傭兵はサナレだと気づいたね。
サナレはアムニスの事をお人形と言ってるね、アムニスの体が気に入ったようですね、自慢しているぞ!
「これこそ、あたしにぴったりの体だと思わない?」
そんなわけあるかー、勿体ない、アムニスの体はお前には勿体ない、直ぐに返せと言ってやりたいぞ!!
傭兵はサナレだと分かると彼女を殺そうと崖をよじ登ります。
しかし傭兵はラウルに阻まれる事になりました。
ラウルは予想以上に強いですね。
傭兵はラウルに真意を問い質しますがラウルは洗脳されていないね。
ラウルは正気を保っているぞ、これは厄介な事になりました。
ラウルはアムニスを守る為にサナレに従っているようです。
しかもアムニスを殺してもサナレを殺す事は出来ないようですね。
憑依している人間を殺すとサナレは別の誰かに憑依し直すのかもね、攻撃を受けて死んだ体の人物は死ぬみたいですね。
嫌すぎる能力だな、ラウルはサナレが気まぐれでアムニスの体を返すまで彼女を守り続けるみたいですね。
サナレはゼロと傭兵にアルゲトゥムに貸していた二冊の写本を見せつけてくるね。
次はどこに行こうかな、気になるなら追って来いと挑発するだけして、強制召喚でどこかに転移して逃げました。
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ゼロと傭兵はサナレを追う事にしました。
ゼロの決意した顔が怖かったと傭兵が述懐してますね。
「我輩はあの女を殺すぞ。確実にだー!」
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王女の居なくなった王国はゴーダが国王となり統治する事になりました。
彼は滅んだアルタリアの王子でした。
魔法が使えないので先代の王が死んだときにアムニスに降伏したと言ってたね。
ドラゴンを倒した事で彼には「破竜王」との渾名が付きました。
しかも倒したドラゴンが縮んだと思われる幼竜に懐かれているね、彼の腕から離れないようです。
ゼロが羨ましがっているね、ドラゴンは倒した者に下ると云われているので我輩が倒したかったと言ってるね、欲張りめ。
黒竜島からの脱出には神父が連絡した船と、遭難した船を捜索していたイデアベルナの領主が手配した船を使う事になりました。
合計で四隻の船がやって来て多くの住民が島から脱出できるはずだったのですが、島の住民の殆どは島に残る事を選びました。
魔法を捨てられないようだね、確かに便利だからねー、この気持ちは分かるぞ。
今回、神父に魔法の行使を見られたので島を出て魔法を使うと教会に捕まり火炙りになる運命なので島に残って教会に抵抗するつもりのようです。
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船は沢山あるので神父ともここでお別れ、これで安全が確保できると喜んだら乗ってたね、同じ船に。
神父は、今後、ゼロを自分の監視下に置く事にした、と言っていますね。
ゼロに同行してゼロの行いが看過出来なくなったら殺す積りのようですね。
しかしゼロは神父に好意的ですね。
ゼロの評価では神父の中には悪人を裁きたいとの欲求がありそれに従いたいけど、教会の定める規定と反する事象の場合に、矛盾に苦しんでいると言ってます。
神父の事を聖職者として理想的な博愛精神を持っていると高評価していますね。
それにしては傭兵に対する態度が悪いけどね。
神父の方もゼロが魔女と知る前にゼロと知り合ってしまい、神父の中に在る魔女という存在との乖離から断罪できないみたいなんだよね。
これまでも神父はゼロに対して好意的だったよね、彼の今後の態度が変わるか楽しみですね。
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三人の当面の行動はゼロの覚えているアムニスの魔力を追うようです。
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事件が解決して島から出るまでの間にゼロと傭兵は混浴してましたね。
今度は傭兵も恥ずかしがってないで一緒に入浴していましたね。
まだゼロの裸体を直視でき無いみたいですが、これは進歩したと言えるのかな。
ゼロの発した、神父の事をそれ程嫌いじゃない、妬けるかとの問いに、傭兵は「ちょっとな」と正直に答えたからね。
この答えにはゼロも驚いたので、二人の関係性も変わってきているのかもな。
今後の進展に期待したいところですが、同行する神父の行動が気になるところではあるね。
神父の事なので間違っても二人の間に割って入る事は無いだろうが、二人の関係性を揶揄ったりするのだろうか?
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それにしても今後は目立ちそうだよね、ゼロ(美女)、神父(ハンサム)、傭兵(獣人)のパーティーだからね、これは注目されそうじゃないか?
目立ちまくって行動が制限されたりしてね。
一見すると姫が護衛と執事を連れている様に見えるけど恐らくゼロが一番強いんだよね。
なんだか不思議なパーティーになったね。
今回は写本を入手できなかったので次は上手くいくと良いですね。

成分美少女変態性魔法戦肉弾戦ラッキースケベ作戦
評価AAAAAAAAAAA

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