ラノベの感想) 魔弾の王と戦姫 第10巻 (MF文庫J)

野盗に襲われている所を助けてくれたムオジネル人のダーマードに殺されそうになりましたが、ダーマードは良い人みたいですね。
彼はティグルが生きているか探る為にルヴーシュにやって来ていたんだけど、記憶喪失になっている本人に会ってしまったので殺そうとしたようです。
しかしウルスがティグルだと証明する証拠が無かったので人違いで他人を殺す事を躊躇ったようです。
その隙をついて一旦ウルスは逃走に成功しました。
しかし、傷を負っている上に食料もなく夜の森の中だったので二人は交渉して当初の目的通りにルヴーシュの公宮を目指す事になりました。
意外と気が合ったみたいで狩りをしながら公宮を目指しましたが、二人とも周辺の地理に明るくなかったので迷いました。
おかげで公宮に到着するのが遅くなり、到着したときにはエリザヴェータは出奔していました。

公都に付いたウルスとダーマードはティグルを探しに遥々ブリューヌからやって来たマスハスと出会いました。
この辺はウルスは強運ですね。
大きな街のようなのですが会ってしまいました。
マスハスはティグルに会えたと感激していましたが、ウルスは記憶の中にある人物ですが誰だか確信が持てません。
ウルスの反応にマスハスはガッカリしてましたね。
その後、一緒に来ているティッタとリムにも再会しましたが、感動の対面とはなりません。
マスハスが止めたのにいきなり二人の部屋にはいってしまい着替え中の二人の半裸を拝んでしまいました。
ウルスは焦った二人にビンタでもされたみたいですね。
まあ鑑賞料としては安いもんだよね!!
半裸を見られてしまったティッタが物凄く照れていましたね。
その後、公宮に向かう事になりましたが、ダーマードとはここで別れる事になりました。
ティッタ、リム、マスハスの反応からウルスがティグルではないかと言うある程度の確信は得たのかも知れないね。
この後エリザヴェータの厄介ごとに巻き込まれるので良い判断でしたね。
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公宮に戻ると比較的ウルスと仲良しなナウムさんが対応に出てきました。
彼はウルスが戻ったの報告を聞いて駆けてきましたね。
予想外の反応ですね。
なんでかなと思ったらこの時点でエリザヴェータが一人でバーバ=ヤガーの討伐旅行に出かけた後でしたね。
急いでいるナウムさんは、口を滑らせる事もなくマスハス、リム、ティッタに対応していました。
この三人の言い分を聞いてナウムさんはウルスがティグルだなとの確信は得ていたようですが、それを認める事は出来ないのであくまでも別人で通していました。
マスハスたちにはエリザヴェータが戻るまで公宮で待っていて貰う事になりました。
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ナウムさんはウルスに状況を聞いていましたね。
エリザヴェータとウルスが散策している時に、竜に襲われた事はエリザヴェータから聞いていましたが、それだけでは彼女がどこに行ってしまったのか分かりません。
ウルスの話とラザールさんの話を統合する事でエリザヴェータの目的地が判明しましたね。
ウルスとしてもバーバ=ヤガーなるおとぎ話に出てくる怪物に襲われたと話すのには勇気がいりましたね。
見たこと無い人に信じて貰えるか半信半疑でした。
しかしラザールさんがエリザヴェータにバーバ=ヤガーを祀った神殿の場所を調べるように言われて報告していたので信じて貰えましたね。
そこからラザールが調べた十か所に騎士団を派遣しました。
ウルスもその一つを率いた神殿に向かうことになりましたが、マスハスとリムが同行してくれる事になりました。
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エリザヴェータがルブーシュ各地の神殿を廻っている間にお隣の領主、オルゲルト=カザコフ伯爵がブルーシュを攻める事になりました。
ここではガヌロンが動いていました。
ガヌロンはカザコフを騙しましたね、ヴィクトール王とイルダー公爵の名前を使って如何にも権威の後ろ盾がある口ぶりで、ブルーシュの戦姫エリザヴェータにティグル=ブルムドボルン伯爵が囚われていると言って唆したね。
イルダーに変わってジスタート北部で権力を持ちたいカザコフはまんまと、ガヌロンの話に乗せられてしまいました。
ガヌロンは一年間居候していたヴァレンティナへの援護射撃のつもりですね。
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エリザヴェータは各地の神殿を巡りついにバーバ=ヤガーに出会うことが出来ました。
しかし苦戦する事になりました。
ヤガーに力を与えられているので、利き腕の右腕が思うように使えませんね。
左腕だけで竜具の鞭を振るいましたが、攻撃が効きませんでした。
殺されそうな場面にウルスが駆けつけて長距離からの狙撃で救ってくれました。
ウルスの登場にヤガーは困惑していますね、ヤガーはウルスを「弓」と呼ぶのですが特殊な力の存在を感じないと言っています。
まあ家宝の黒弓は手元に無いからね、だからだと思うけど。
ウルスの使うのは普通の弓なのでヤガー相手には無力でしたね。
二人は追い詰められてしまいましたが、そこへエレンが駆けつけました。
エレンは早馬で貰ったティグル発見の報を受けてルブーシュまで来ていました、なんたる幸運。
竜具同士は共鳴するようで、エレンの長剣にエリザヴェータの鞭を位置を特定させたみたいだね。
エレンの竜技でヤガーの作り出した泥人形を粉砕していました。
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エリザヴェータにヤガーの力を捨てさせる為にウルスは彼女の右腕を撃ちました。
エリザヴェータの鞭が協力してくれて彼女の右腕を拘束してくれますね。
彼女はヤガーの力は絶対のモノではないと思えるようになったみたいですね、与えられた力を捨てる覚悟を決めているね。
戦いはエレン、ウルスvsヤガーに移っていきました。
ヤガーが作り出した大蛇にウルスとエレンはそろって飲み込まれてしまいました。
あらーピンチですね。
体内で消化されてしまうのかと思ったら真っ暗な空間でしたね。
ここでウルスにラッキースケベイベント発生ですね。
ウルスはエレンの左腕に抱きかかえられた状態で覚醒しました。
手を動かすと何やら柔らかいものを掴んでしまいましたね。
もみもみ動かすとエレンに叱られるね、メって感じですね、エレンはそれ程怒ってないね。
ウルスは幸運にもエレンのおっぱいを揉むことに成功しましたね。
いやーラッキーなやつだな。
そこには触れると触れたものを消滅させる変な粒子が飛んでいました。
エレンがアリファールの風を使い粒子を拭き散らしていましたが力尽きましたね。
大ピンチだったのですが、ウルスが黒弓を呼び出して空間を粉砕しましたね。
二人は異空間から出る事に成功し、ウルスの放った矢がヤガーを捉えました。
ヤガーは大ダメージを受けて逃げました。
ヤガーを倒したときにウルスは記憶を取り戻したようですね。
エレンと見つめあってましたね。
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逃げた先でヤガーは恐ろしい目に遭いましたね。
ヤガーのコシチェイと呼ばれているガヌロンが現れました。
ガヌロンは弱ったヤガーを吸収してしまいました。
ヤガーは滅んだようですね、エリザヴェータの右腕に宿っていた力が消えました。
ヤガーを滅ぼしたガヌロンの元にドレカヴァクが現れました。
二人の会話を聞く限りは、ガヌロンはドレカヴァクやヤガーと同類の怪物のようですね。
しかしコシチェイと呼ばれるとガヌロンはコシチェイではないと言っていました。
怪物ではないと主張していましたね。
ガヌロンが怪物である事に間違いはないと思うけど、それを否定しているのが気になるね。
レギン王女とボードワンの会話でガヌロン家は始祖シャルルの時代まで遡れる旧家みたいですからね。
何かがあったのは確かだよね。
ひょっとしたら、シャルルと仲間だったのはガヌロン本人である可能性もありそうだよね。
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エリザヴェータもウルスがティグルであると認めて彼をライトメリッツに返す事になりました。
ティグルは別れの挨拶をしていました。
結局、いつものようにエリザヴェータを口説いているともとれる発言をしていましたね。
エリザヴェータに何かがあればすぐに駆けつけるとか言ってますね。
エリザヴェータを抱きしめていましたね、いいなー。
ヤガーを始末して一息つこうとしていたら、カザコフが攻めてきたとの報が入りました。
エリザヴェータは連戦に挑むことになりました。
当然の様にティグルもエリザヴェータを助けると言い出しました。
エレンとリム、マスハスも止めるのは無理なので協力する事になりました。
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利き腕が使えないエリザヴェータに変わりエレンがカザコフ公爵の相手をする事になりました。
途中まではエレンの長剣とカザコフの鎚矛が打ち合っていましたが彼の武器は途中で強度が無くなったようで斬り飛ばされました。
エレンがカザコフの首を刎ねて戦いは終わりました。
今回は公爵の私戦だったので公爵を失った騎士団は帰路に付きました。
公爵をエレンが斬ったのはエリザヴェータへの配慮でしたね。
エレンの領地とカザコフの領地は距離的に遠いので仇討の心配が無いとの配慮からでした。
うーんエレンやさしいね。
エレンは気づいていない風ですが、彼女もエリザヴェータと幼少期に会っている事を覚えているのかもしてないね。
エリザヴェータはエレンに救われていましたね。
両目が色違いなのでエリザヴェータは虐められていました。
そこへ傭兵団がやってきて、傭兵団で拾われ育てられていたエレンと出会いました。
エレンはエリザヴェータに喧嘩の仕方を教えていましたね。
いわばエレンはエリザヴェータにとっては恩人であり師匠なんだよね。
この二人が打ち解ける事はあるのだろうか?
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領地に戻ったソフィーは古文書を調べていました。
彼女は遭遇した怪物の事を調べていましたが途中で「魔弾の王」なる記述を見つけました。
しかし怪物について調べているので深く探求しませんでした、惜しいね。
これはティグルの家宝である黒弓に繋がる記述のように思うんだけどね、謎のままだったね。
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ガヌロンの恩返しは効果を発揮しましたね。
カザコフ公爵は死んで、イルダーは国王に叱責されたので、ジスタート北部でヴァレンティナが勢力を伸ばす結果になりました。
いよいよ彼女も本格的に動き出すかもしれないね。
ブリューヌでもガヌロンの仲間が南部で反乱を企てていたんだよね。
二つの勢力が呼応すると厄介な事になりそうだよね。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2014/10/31
著者:川口士
イラスト:片桐雛太
ISBN:978-4-0406-7124-6
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評価AAAAAABBAAAB
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